JPH05145976A - 多重伝送システム - Google Patents

多重伝送システム

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Publication number
JPH05145976A
JPH05145976A JP3329538A JP32953891A JPH05145976A JP H05145976 A JPH05145976 A JP H05145976A JP 3329538 A JP3329538 A JP 3329538A JP 32953891 A JP32953891 A JP 32953891A JP H05145976 A JPH05145976 A JP H05145976A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
multiplex
operation switch
multiplex unit
switch
Prior art date
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Pending
Application number
JP3329538A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Furuichi
健二 古市
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP3329538A priority Critical patent/JPH05145976A/ja
Publication of JPH05145976A publication Critical patent/JPH05145976A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多重ユニットに不具合が発生した場合におい
ても走行上の安全性を損うことがない多重伝送システム
を実現する。 【作用】 第2の多重ユニットが第1の多重ユニットへ
正常動作状態か否かを問い合せるメッセージを発生し、
このメッセージに対する応答信号に応じて第1の多重ユ
ニットの動作状態を判別する。そして、第1の多重ユニ
ットが異常動作状態であると判定された場合、第2の多
重ユニットが前記第2の操作スイッチを前記第1の操作
スイッチに割り当てる。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】この発明は、例えば、乗用車などに搭載さ
れ、各種の車載電装品を制御するのに用いて好適な多重
伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、近年の乗用車において
は、電子制御ユニットの増加に伴い、ハーネスの肥大化
を解決するため、例えば、パワーウインドウやドアロッ
ク等の各種の車載電子機器(以下これを電装品と称す)
を制御する多重伝送システムが搭載されているものがあ
る。図3は、この種の多重伝送システムの一構成例を示
すブロック図である。
【0003】この図において、1〜4は多重ユニットで
あり、互いにバスラインを介してループ状に接続され
る。この多重ユニット1〜4は、ディジタル多重伝送に
よって互いにメッセージの授受を行い、上述した各種の
電装品を制御するものである。すなわち、多重ユニット
1〜4は、それぞれマイクロプロセッサ等を具備してお
り、外部から供給されたメッセージに応じて電装品を制
御する制御部と、他の多重ユニットとのメッセージ通信
を行う通信部とから構成されている。
【0004】こうした構成による多重ユニット1〜4に
は、操作スイッチSW1〜SWn、ランプL1〜L3あ
るいは駆動モータM等の各種電装品が接続されている。
この駆動モータMとは、ワイパを駆動するモータや、ウ
インドウォッシャ液を吐出させるモータ等である。ここ
で、例えば、操作スイッチSW1が「ヘッドランプスイ
ッチ」、ランプL1が「ヘッドランプ」である場合、操
作スイッチSW1がオン状態に設定されると、多重ユニ
ットB2がこのスイッチ操作を検出し、ヘッドランプ点
灯を指示するメッセージを多重伝送路(バスライン)へ
送出する。
【0005】このようにして多重ユニットから送出され
るメッセージには、宛先を表すデータが付与されてい
る。多重ユニットB2から送出されたメッセージは、宛
先である多重ユニットC3によって受信され、該ユニッ
トC3は受信したメッセージ内容に基づきヘッドランプ
L1を点灯させる。
【0006】また、例えば、操作スイッチSW2が「ス
トップランプスイッチ」、ランプL2が「ストップラン
プ」である場合、ブレーキペダル操作に応じて多重ユニ
ットB2がストップランプ点灯を指示するメッセージを
発生し、これをバスラインを介して多重ユニットD4へ
供給する。一方、多重ユニットD4は、このメッセージ
に従ってストップランプL2を点灯制御するようになっ
ている。
【0007】なお、SAE(米国自動車技術会)では、
このような多重伝送システムにおける通信対象をクラス
A〜Cの3つカテゴリーに分類している。クラスAでは
ランプ類、パワーウンドウあるいはドアロック等のボデ
ィ電装制御系(低速)を通信対象とし、クラスBでは電
子メータやオートエアコン等のステータス情報系(中
速)を通信対象としている。さらに、クラスCではエン
ジン制御、ブレーキ制御あるいはサスペンション制御等
の実時間制御系(高速)を通信対象としている。このよ
うに、クラスAに分類された通信対象には、ヘッドラン
プL1、ストップランプL2などの走行上の安全を確保
するのに不可欠な電装品が多く含まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の多重伝送システムにおいて、例えば、多重ユニット
B2に不具合が発生し、これにより該ユニットB2に接
続される各種操作スイッチの入力が受け付けられなくな
ると、上記クラスAで規定された「ヘッドランプL1」
や「ストップランプL2」等を点灯制御することができ
なくなり、走行上の安全性が損われるという問題があ
る。この発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、
多重ユニットに不具合が発生した場合においても走行上
の安全性を損うことがない多重伝送システムを提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、各種の電装
品と、ネットワーク線路に接続して多重伝送によって互
いにメッセージを授受すると共に、受信したメッセージ
内容に応じて自身に接続された前記電装品を制御する多
重ユニットとから構成される多重伝送システムにおい
て、少なくとも、前記電装品の駆動または停止を指示す
る第1の操作スイッチが配設された第1の多重ユニット
と、前記電装品の駆動または停止を指示する第2の操作
スイッチが配設された第2の多重ユニットとを具備し、
前記第2の多重ユニットは、前記第1の多重ユニットへ
正常動作状態か否かを問い合せるメッセージを発生し、
このメッセージに対する応答信号に応じて前記第1の多
重ユニットの動作状態を判別し、異常動作状態である場
合に前記第2の操作スイッチを前記第1の操作スイッチ
に割り当てることを特徴としている。
【0010】
【作用】この発明によれば、第2の多重ユニットが第1
の多重ユニットへ正常動作状態か否かを問い合せるメッ
セージを発生し、このメッセージに対する応答信号に応
じて第1の多重ユニットの動作状態を判別する。そし
て、第1の多重ユニットが異常動作状態であると判定さ
れた場合、第2の多重ユニットが前記第2の操作スイッ
チを前記第1の操作スイッチに割り当てる。これによ
り、第1の多重ユニットに不具合が生じ、第1の操作ス
イッチが使用不能になった時には、第2の操作スイッチ
が代用される。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明する。図1はこの発明による一実施例の構成を
示すブロック図である。この図において、図3に示す各
部と共通する部分には同一の番号を付け、その説明を省
略する。この図に示すものと図3に示した従来例と異な
る点は、多重ユニットC3に接続されるディスプレイ5
を設けた点と、多重ユニットA1を構成するマイクロプ
ロセッサに後述する故障診断動作およびバックアップ動
作を行わせるようにしたことにある。これら動作は、マ
イクロプロセッサにロードされるプログラムによって実
現される。ディスプレイ5は、LCD(液晶表示素子)
などから構成され、後述するバックアップ動作によって
切換えられた操作スイッチの割り当て状態を表示するも
のである。
【0012】次に、図2を参照し、多重ユニットA1に
おいてなされる故障診断動作およびバックアップ動作に
ついて説明する。まず、図示されていないイグニッショ
ンキーが運転者によって操作され、多重伝送システムに
電源が投入されると、各多重ユニット1〜4(図1参
照)は、初期リセットを行う。ここで、初期リセットが
完了した多重ユニットA1は、外部から供給されるイン
タラプト信号に応じて図2に示すバックアップルーチン
を起動し、ステップS1に処理を進める。ステップS1
では、多重ユニットA1から多重ユニットB2へ問い合
せ信号が送出される。
【0013】この問い合せ信号とは、例えば、正常動作
状態にあるならば「100(2進コード)」を、異常動
作状態にあるならば「001(2進コード)」を応答す
るよう指示を与えるものである。こうした多重ユニット
B2への問い掛けは、このバックアップルーチンが上述
したインタラプト信号に応じて所定周期毎に起動される
ことにより、一定時間間隔毎になされる。
【0014】次いで、多重ユニットA1は、上述した問
い合せ信号を送出すると、ステップS2に進み、多重ユ
ニットB2の応答から該ユニットB2の状態を判定す
る。ここで、多重ユニットB2から「100」なる応答
を得た場合、正常と判断し、次のステップS3に進み、
通常の処理が行われる。一方、多重ユニットB2から
「001」なる応答を得た場合、多重ユニットA1は異
常発生と判断し、バックアップ処理を行う。
【0015】このバックアップ処理とは、例えば、多重
ユニットB2に異常が発生し、これにより該ユニットB
2に接続されるヘッドランプスイッチSW1の操作が不
可能になった場合、多重ユニットA1に接続される操作
スイッチSW4を一時的に「ヘッドランプスイッチ」と
して割り当てる処理である。なお、バックアップの対象
になる操作スイッチには、前述したクラスAに分類され
る各種電装品を制御するスイッチである。
【0016】こうして多重ユニットA1は、自身に接続
されるスイッチSW4を「ヘッドライトスイッチ」に割
り振ると、ステップS4に処理を進める。ステップS4
では、多重ユニットA1が操作スイッチの割り振り状態
を表す割り当て情報を多重ユニットC3に送出する。一
方、多重ユニットC3は供給された割り当て情報を表示
情報に変換してディスプレイ5に出力する。ディスプレ
イ5では、供給された表示情報に応じて操作スイッチの
割り当て状態を表示する。これにより、運転者は、ヘッ
ドランプスイッチSW1が故障し、これに替えてスイッ
チSW4が一時的に代用されていることを認識する。こ
こで、運転者がスイッチSW4を操作すると、ヘッドラ
ンプL1の点灯を指示するメッセージが多重ユニットC
3に供給され、この結果、ヘッドランプL1が点灯制御
される。
【0017】次いで、ステップS5に進むと、多重ユニ
ットA1は操作スイッチの割り当て状態が変化したこと
を表す情報を多重ユニットB2へ送出する。これによ
り、該ユニットB2は自身に接続されるヘッドランプス
イッチSW1が他の操作スイッチSW4に置き換えられ
たことを認識するようになっている。
【0018】このように、上述した実施例によれば、多
重ユニットA1が操作不可能となった操作スイッチを、
速やかに他の操作スイッチに割り当てて代用するので、
走行上の安全性を確保することができシステムの信頼性
が向上する。しかも、こうしたバックアップ機能は既存
の多重伝送システムに新たなハードウェアを追加するこ
となく容易に実現することができる。また、上述した実
施例では、多重ユニットB2の不具合に伴って操作スイ
ッチが操作不可能となった場合について説明したが、こ
れは、操作スイッチ単体が機械的に故障した場合におい
ても勿論適用することができる。
【0019】なお、上述した実施例では、多重ユニット
A1が自身に接続されるスイッチを割り当てるようにし
ているが、これに替えて、次のような態様としても良
い。例えば、操作スイッチと多重ユニットとの接続ライ
ン、あるいは操作スイッチの接地ラインが断線した場合
において、この故障した操作スイッチを運転者が指定し
た操作スイッチに割り当てるようにしても良い。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、第2の多重ユニットが第1の多重ユニットへ正常動
作状態か否かを問い合せるメッセージを発生し、このメ
ッセージに対する応答信号に応じて第1の多重ユニット
の動作状態を判別する。そして、第1の多重ユニットが
異常動作状態であると判定された場合、第2の多重ユニ
ットが前記第2の操作スイッチを前記第1の操作スイッ
チに割り当てる。これにより、第1の多重ユニットに不
具合が生じ、第1の操作スイッチが使用不能になった時
には、第2の操作スイッチが代用されるので、多重ユニ
ットに不具合が発生した場合においても走行上の安全性
を損うことがなく、信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による多重伝送システムの
構成を示すブロック図。
【図2】同実施例におけるバックアップルーチンの動作
を示すフローチャート。
【図3】従来例の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1〜4…多重ユニット(第1および第2の多重ユニッ
ト)、 SW1…操作スイッチ(第1の操作スイッチ)、 SW2…操作スイッチ(第2の操作スイッチ)、 L1〜L3…ランプ(電装品)、 M…駆動モータ(電装品)。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 9/00 301 B 7170−5K

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種の電装品と、ネットワーク線路に接
    続して多重伝送によって互いにメッセージを授受すると
    共に、受信したメッセージ内容に応じて自身に接続され
    る前記電装品を制御する多重ユニットとから構成される
    多重伝送システムにおいて、 少なくとも、前記電装品の駆動または停止を指示する第
    1の操作スイッチが配設された第1の多重ユニットと、
    前記電装品の駆動または停止を指示する第2の操作スイ
    ッチが配設された第2の多重ユニットとを具備し、 前記第2の多重ユニットは、前記第1の多重ユニットへ
    正常動作状態か否かを問い合せるメッセージを発生し、
    このメッセージに対する応答信号に応じて前記第1の多
    重ユニットの動作状態を判別し、異常動作状態である場
    合に前記第2の操作スイッチを前記第1の操作スイッチ
    に割り当てることを特徴とする多重伝送システム。
JP3329538A 1991-11-18 1991-11-18 多重伝送システム Pending JPH05145976A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3329538A JPH05145976A (ja) 1991-11-18 1991-11-18 多重伝送システム

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JP3329538A JPH05145976A (ja) 1991-11-18 1991-11-18 多重伝送システム

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JP3329538A Pending JPH05145976A (ja) 1991-11-18 1991-11-18 多重伝送システム

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JP (1) JPH05145976A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114128222A (zh) * 2018-09-25 2022-03-01 株式会社自动网络技术研究所 中继装置系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114128222A (zh) * 2018-09-25 2022-03-01 株式会社自动网络技术研究所 中继装置系统

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011009