JPH05145952A - 撮像データ信号伝送方式 - Google Patents
撮像データ信号伝送方式Info
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- JPH05145952A JPH05145952A JP3303642A JP30364291A JPH05145952A JP H05145952 A JPH05145952 A JP H05145952A JP 3303642 A JP3303642 A JP 3303642A JP 30364291 A JP30364291 A JP 30364291A JP H05145952 A JPH05145952 A JP H05145952A
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- circuit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 衛星からの立体撮像データ信号を地上局に伝
送する際に、画像品質を低下させずにデータ伝送量のみ
を節減する。 【構成】 一組の撮像データ信号の一方を基準原信号S
1、他方を副原信号S2となすとともに、これら原信号
S1,S2における各画素間を細分割して各区間内の信
号レベルを補間する補間回路5と、隣接する補間出力信
号間において各々の信号レベルが最も近接する対応点の
時間差を検出する時間差検出回路6と、その出力信号か
ら基準原信号S1と同一タイミングでサンプリングして
所定の時間差信号dt1を生成するサンプリング回路7
とを送信側に設け、基準原信号S1とこの時間差信号d
t1のみを多重化して受信側に伝送する。受信側では、
逆の操作をすることで、副原信号S2に相当する信号S
2rを再生する。
送する際に、画像品質を低下させずにデータ伝送量のみ
を節減する。 【構成】 一組の撮像データ信号の一方を基準原信号S
1、他方を副原信号S2となすとともに、これら原信号
S1,S2における各画素間を細分割して各区間内の信
号レベルを補間する補間回路5と、隣接する補間出力信
号間において各々の信号レベルが最も近接する対応点の
時間差を検出する時間差検出回路6と、その出力信号か
ら基準原信号S1と同一タイミングでサンプリングして
所定の時間差信号dt1を生成するサンプリング回路7
とを送信側に設け、基準原信号S1とこの時間差信号d
t1のみを多重化して受信側に伝送する。受信側では、
逆の操作をすることで、副原信号S2に相当する信号S
2rを再生する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人工衛星等や中継局を
用いて同一観測対象を複数観測点から異なる角度で撮像
する立体撮像システムに係り、特に、撮像されたデータ
信号を中継局を介して、あるいは直接に地上局に伝送す
る方式に関する。
用いて同一観測対象を複数観測点から異なる角度で撮像
する立体撮像システムに係り、特に、撮像されたデータ
信号を中継局を介して、あるいは直接に地上局に伝送す
る方式に関する。
【0002】
【従来の技術】人工衛星から地表面の諸現象を撮像して
地上へ伝送するシステム、あるいは、データ中継衛星又
は地上の主受信局にて受信された後に各受信局へ再伝送
するシステム等では、当初、送信側で撮像された信号を
そのままの形で受信側に伝送していた。
地上へ伝送するシステム、あるいは、データ中継衛星又
は地上の主受信局にて受信された後に各受信局へ再伝送
するシステム等では、当初、送信側で撮像された信号を
そのままの形で受信側に伝送していた。
【0003】しかしながら、高分解能観測が進展するに
伴い、その撮像データ量が膨大となり、特に、最近は、
衛星からの立体撮像機能が付加される等、撮像データ量
が更に増大してきている。
伴い、その撮像データ量が膨大となり、特に、最近は、
衛星からの立体撮像機能が付加される等、撮像データ量
が更に増大してきている。
【0004】そのため、衛星本体側等の制約によりこれ
ら信号をそのままの形で伝送することが困難となり、撮
像バンド数を削減せざるを得ない等、撮像性能に大きな
インパクトを与えるようになってきた。
ら信号をそのままの形で伝送することが困難となり、撮
像バンド数を削減せざるを得ない等、撮像性能に大きな
インパクトを与えるようになってきた。
【0005】そこで、立体撮像データにデータ圧縮を施
し、衛星本体からの送出データ量の節減を行うデータ圧
縮方式の採用が検討されている。
し、衛星本体からの送出データ量の節減を行うデータ圧
縮方式の採用が検討されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、地上に
て採用されている従来のデータ圧縮方式は、通常、撮像
データの相互の相関はとらずに夫々独立にデータ圧縮を
施して伝送しており、その装置構成がかなり複雑なもの
になっている。そのため、このような方式を衛星搭載用
のデータ圧縮方式として用いるのは、電力、寸法、及び
重量の制約から困難であり、また、圧縮後の画像に対し
て高精密画像としての厳しい品質確保が要求されること
を考慮すると、これをそのまま適用することには問題が
多い。
て採用されている従来のデータ圧縮方式は、通常、撮像
データの相互の相関はとらずに夫々独立にデータ圧縮を
施して伝送しており、その装置構成がかなり複雑なもの
になっている。そのため、このような方式を衛星搭載用
のデータ圧縮方式として用いるのは、電力、寸法、及び
重量の制約から困難であり、また、圧縮後の画像に対し
て高精密画像としての厳しい品質確保が要求されること
を考慮すると、これをそのまま適用することには問題が
多い。
【0007】一方、装置構成の簡単な方式として、例え
ば予測符号化方式等があるが、この方式では、送出デー
タの節減量が小さい問題があった。
ば予測符号化方式等があるが、この方式では、送出デー
タの節減量が小さい問題があった。
【0008】本発明の課題は、上記問題点を解決するこ
とであり、具体的には、高分解能の立体撮像データの画
像品質を低下せずに送出データ量を節減し得る撮像デー
タ信号伝送方式を提供することにある。
とであり、具体的には、高分解能の立体撮像データの画
像品質を低下せずに送出データ量を節減し得る撮像デー
タ信号伝送方式を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、同一観測対象を相離れた複数観測点か
ら異なる角度で撮像する立体撮像システムに用いられる
伝送方式であって、複数の撮像データ信号に夫々対応し
て設けられ、各撮像データ信号を夫々電気信号に変換し
て複数の原信号を生成する第一次信号処理回路と、これ
ら原信号を伝送路に向けて送信する送信手段と、伝送路
から受信した前記撮像データ信号を再生する受信手段と
を有する撮像データ信号伝送方式において、前記複数の
原信号のいずれか一つを基準原信号となし、この基準原
信号に隣接する原信号及びこの原信号に以後順次隣接す
る原信号を副原信号となすとともに、前記送信手段は、
各原信号における画素間を夫々複数区間に分割し、隣接
する信号レベルにより各区間内の信号レベルを補間して
各原信号に対応する補間出力信号を生成する送信補間回
路と、隣接する補間出力信号間の同一観測対象対応点に
対する時間差を検出する少なくとも一つの時間差検出回
路と、この時間差検出回路の出力から前記基準原信号と
同一タイミングの信号をサンプリングして前記時間差を
表す時間差信号を生成する少なくとも一つのサンプリン
グ回路と、前記基準原信号と前記時間差信号とを多重化
して前記伝送路に送出する多重送出回路とを備え、一
方、前記受信手段は、前記伝送路から受信した多重化信
号から前記基準原信号と前記時間差信号とを分離する受
信分配回路と、分離された基準原信号の画素間を複数区
間に分割し、隣接する信号レベルにより各区間内の信号
レベルを補間してこの基準原信号に対応する補間出力信
号を生成する受信補間回路と、この受信補間回路の出力
信号に基準原信号とこれに隣接する副原信号との同一観
測対象対応点に対する時間差を与える再生回路と、この
再生回路の出力信号から前記基準原信号と同一タイミン
グの信号をサンプリングして基準原信号に隣接する副原
信号を表す再生信号を生成する再生サンプリング回路と
を少なくとも備えて成り、前記基準原信号と前記時間差
信号のみを伝送するようにしたものである。
め、本発明では、同一観測対象を相離れた複数観測点か
ら異なる角度で撮像する立体撮像システムに用いられる
伝送方式であって、複数の撮像データ信号に夫々対応し
て設けられ、各撮像データ信号を夫々電気信号に変換し
て複数の原信号を生成する第一次信号処理回路と、これ
ら原信号を伝送路に向けて送信する送信手段と、伝送路
から受信した前記撮像データ信号を再生する受信手段と
を有する撮像データ信号伝送方式において、前記複数の
原信号のいずれか一つを基準原信号となし、この基準原
信号に隣接する原信号及びこの原信号に以後順次隣接す
る原信号を副原信号となすとともに、前記送信手段は、
各原信号における画素間を夫々複数区間に分割し、隣接
する信号レベルにより各区間内の信号レベルを補間して
各原信号に対応する補間出力信号を生成する送信補間回
路と、隣接する補間出力信号間の同一観測対象対応点に
対する時間差を検出する少なくとも一つの時間差検出回
路と、この時間差検出回路の出力から前記基準原信号と
同一タイミングの信号をサンプリングして前記時間差を
表す時間差信号を生成する少なくとも一つのサンプリン
グ回路と、前記基準原信号と前記時間差信号とを多重化
して前記伝送路に送出する多重送出回路とを備え、一
方、前記受信手段は、前記伝送路から受信した多重化信
号から前記基準原信号と前記時間差信号とを分離する受
信分配回路と、分離された基準原信号の画素間を複数区
間に分割し、隣接する信号レベルにより各区間内の信号
レベルを補間してこの基準原信号に対応する補間出力信
号を生成する受信補間回路と、この受信補間回路の出力
信号に基準原信号とこれに隣接する副原信号との同一観
測対象対応点に対する時間差を与える再生回路と、この
再生回路の出力信号から前記基準原信号と同一タイミン
グの信号をサンプリングして基準原信号に隣接する副原
信号を表す再生信号を生成する再生サンプリング回路と
を少なくとも備えて成り、前記基準原信号と前記時間差
信号のみを伝送するようにしたものである。
【0010】原信号が三つ以上の場合は、前記受信手段
に、更に、前記再生サンプリング回路から出力される再
生信号を入力してその各画素間を複数区間に分割し、隣
接する信号レベルにより各区間内の信号レベルを補間し
て前記基準原信号と隣接する副原信号に対応する補間出
力信号を生成する第二の受信補間回路と、この受信補間
回路の出力信号に当該副信号とこれに隣接する他の副信
号との同一観測対象対応点に対する時間差を与える第二
の再生回路と、この第二の再生回路の出力信号から前記
基準原信号と同一タイミングの信号をサンプリングして
副原信号に隣接する他の副原信号を表す再生信号を生成
する第二の再生サンプリング回路とを追加する。
に、更に、前記再生サンプリング回路から出力される再
生信号を入力してその各画素間を複数区間に分割し、隣
接する信号レベルにより各区間内の信号レベルを補間し
て前記基準原信号と隣接する副原信号に対応する補間出
力信号を生成する第二の受信補間回路と、この受信補間
回路の出力信号に当該副信号とこれに隣接する他の副信
号との同一観測対象対応点に対する時間差を与える第二
の再生回路と、この第二の再生回路の出力信号から前記
基準原信号と同一タイミングの信号をサンプリングして
副原信号に隣接する他の副原信号を表す再生信号を生成
する第二の再生サンプリング回路とを追加する。
【0011】上記構成と異なる受信手段として、前記基
準原信号とこれに隣接する副原信号との同一観測対象対
応点に対する時間差と、この副原信号とこれに隣接する
他の原信号の同一観測対象対応点に対する時間差とを順
次加算して積算時間差信号を生成する加算回路と、加算
回路の出力信号に前記基準原信号の補間出力信号にこの
積算時間差を与える第二の再生回路と、この第二の再生
回路の出力信号から前記基準原信号と同一タイミングの
信号をサンプリングして副原信号に隣接する他の副原信
号を表す再生信号を生成する第二の再生サンプリング回
路とを追加するようにしても良い。
準原信号とこれに隣接する副原信号との同一観測対象対
応点に対する時間差と、この副原信号とこれに隣接する
他の原信号の同一観測対象対応点に対する時間差とを順
次加算して積算時間差信号を生成する加算回路と、加算
回路の出力信号に前記基準原信号の補間出力信号にこの
積算時間差を与える第二の再生回路と、この第二の再生
回路の出力信号から前記基準原信号と同一タイミングの
信号をサンプリングして副原信号に隣接する他の副原信
号を表す再生信号を生成する第二の再生サンプリング回
路とを追加するようにしても良い。
【0012】なお、上記構成の撮像データ信号伝送方式
において、移動物体から、ある一定時間の差をおいて立
体撮像を行う場合は、前記時間差の基準となる少なくと
も一つの原信号に所定の遅延時間を与える遅延回路を設
ける。
において、移動物体から、ある一定時間の差をおいて立
体撮像を行う場合は、前記時間差の基準となる少なくと
も一つの原信号に所定の遅延時間を与える遅延回路を設
ける。
【0013】本発明では、また、移動物体で得られた撮
像データ信号を、中継局を介して受信局に伝送する撮像
データ信号伝送方式において、移動物体側に、前記第一
次信号処理回路の出力を多重化して中継局に送出する第
一の多重送出回路のみを備え、中継局に、前記第一の多
重送出回路より送出された多重化信号から前記基準原信
号と副原信号とを分離する受信分離回路と、再生された
基準原信号に所定の遅延時間を与える遅延回路と、前記
送信補間回路、時間差検出回路、及びサンプリング回路
とを備えるとともに、前記基準原信号と前記時間差信号
とを多重化して受信局に送出する第二の多重送出回路と
を備え、一方、前記受信手段には、前記受信分配回路、
受信補間回路、再生回路、及び再生サンプリング回路と
を少なくとも備えて構成し、原信号相互の時間差が大き
く、小さな衛星内では所要の時間差を与えられない場合
に、その機能を中継局で行うようにしている。
像データ信号を、中継局を介して受信局に伝送する撮像
データ信号伝送方式において、移動物体側に、前記第一
次信号処理回路の出力を多重化して中継局に送出する第
一の多重送出回路のみを備え、中継局に、前記第一の多
重送出回路より送出された多重化信号から前記基準原信
号と副原信号とを分離する受信分離回路と、再生された
基準原信号に所定の遅延時間を与える遅延回路と、前記
送信補間回路、時間差検出回路、及びサンプリング回路
とを備えるとともに、前記基準原信号と前記時間差信号
とを多重化して受信局に送出する第二の多重送出回路と
を備え、一方、前記受信手段には、前記受信分配回路、
受信補間回路、再生回路、及び再生サンプリング回路と
を少なくとも備えて構成し、原信号相互の時間差が大き
く、小さな衛星内では所要の時間差を与えられない場合
に、その機能を中継局で行うようにしている。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。 (第一実施例)図1は、本発明の第一実施例に係る撮像
データ信号伝送方式の信号処理系統図であり、(a)は
送信側系統図、(b)は受信側系統図を示す。なお、本
図では、説明の便宜上、一対の立体撮像信号を伝送する
場合の構成を示している。
する。 (第一実施例)図1は、本発明の第一実施例に係る撮像
データ信号伝送方式の信号処理系統図であり、(a)は
送信側系統図、(b)は受信側系統図を示す。なお、本
図では、説明の便宜上、一対の立体撮像信号を伝送する
場合の構成を示している。
【0015】図(a)中、1a,1bは画像信号を得る
ための受光素子であり、ここでは、一次元のCCD(電
荷結合デバイス)を主対象として説明する。
ための受光素子であり、ここでは、一次元のCCD(電
荷結合デバイス)を主対象として説明する。
【0016】これら受光素子1a,1bにて電気信号に
変換された画像信号は、夫々第一次信号処理回路2a,
2bに導かれる。
変換された画像信号は、夫々第一次信号処理回路2a,
2bに導かれる。
【0017】第一次信号処理回路2a,2bでは、入力
された画素信号の増幅、波形補正、及びA/D変換等、
伝送に必要な通常の信号処理を行い、一対の立体撮像原
信号(以下、単に原信号と称する)S1,S2を生成す
る。一方の原信号S1は以後の信号処理の基準となるも
のであり、以下基準原信号と称する。また、他方の原信
号S2を基準原信号S1と区別するため、副原信号と称
する。
された画素信号の増幅、波形補正、及びA/D変換等、
伝送に必要な通常の信号処理を行い、一対の立体撮像原
信号(以下、単に原信号と称する)S1,S2を生成す
る。一方の原信号S1は以後の信号処理の基準となるも
のであり、以下基準原信号と称する。また、他方の原信
号S2を基準原信号S1と区別するため、副原信号と称
する。
【0018】なお、受光素子1a,1bの出力信号を夫
々独立に圧縮又は節減するためのデータ圧縮回路を有す
るシステムにおいては、これら圧縮回路もここでいう第
一次信号処理回路2a,2bの範疇に含まれる。
々独立に圧縮又は節減するためのデータ圧縮回路を有す
るシステムにおいては、これら圧縮回路もここでいう第
一次信号処理回路2a,2bの範疇に含まれる。
【0019】3は遅延回路であり、人工衛星あるいは航
空機等の移動物体からある一定時間Tの差をおいて立体
撮像を行う場合に、その時間差Tを補正するために、基
準原信号S1に対して所要の遅延時間(T)を与える回
路である。
空機等の移動物体からある一定時間Tの差をおいて立体
撮像を行う場合に、その時間差Tを補正するために、基
準原信号S1に対して所要の遅延時間(T)を与える回
路である。
【0020】副原信号S2及び遅延回路3を経た基準原
信号S1は、送信信号処理部4に入力される。
信号S1は、送信信号処理部4に入力される。
【0021】送信信号処理部4は、送信補間回路5、時
間差検出回路6、及びサンプリング回路7を有して構成
されている。
間差検出回路6、及びサンプリング回路7を有して構成
されている。
【0022】送信補間回路5は、基準原信号S1及び副
原信号S2の各画素間を複数区間に分割し、隣接する原
信号レベルにより各分割区間内の信号レベルを補間し
て、各原信号S1,S2に対応する補間出力信号S1
f、S2fを生成する回路であり、後述する時間差検出
回路6の検出精度を高めるために設けられる。
原信号S2の各画素間を複数区間に分割し、隣接する原
信号レベルにより各分割区間内の信号レベルを補間し
て、各原信号S1,S2に対応する補間出力信号S1
f、S2fを生成する回路であり、後述する時間差検出
回路6の検出精度を高めるために設けられる。
【0023】時間差検出回路6は、補間出力信号S1
f,S2f間において、各々の信号レベルが最も近接す
る同一観測対象対応点に対する相対的時間差の検出を行
い、この時間差を表す時間差信号dt1fを生成する回
路であり、生成された時間差信号dt1fはサンプリン
グ回路7に出力される。
f,S2f間において、各々の信号レベルが最も近接す
る同一観測対象対応点に対する相対的時間差の検出を行
い、この時間差を表す時間差信号dt1fを生成する回
路であり、生成された時間差信号dt1fはサンプリン
グ回路7に出力される。
【0024】サンプリング回路7では、入力された時間
差信号dt1fから原信号S1,S2と同一時点の時間
差信号をサンプリングし、これを時間差信号dt1とし
て多重送出回路8に出力する。
差信号dt1fから原信号S1,S2と同一時点の時間
差信号をサンプリングし、これを時間差信号dt1とし
て多重送出回路8に出力する。
【0025】多重送出回路8では、この時間差信号dt
1と、遅延回路3の出力から分岐した基準原信号S1と
を多重化し、受信局に向けて送出する。
1と、遅延回路3の出力から分岐した基準原信号S1と
を多重化し、受信局に向けて送出する。
【0026】なお、人工衛星における応用例において
は、多重送出回路8には、大容量のデータレコーダや高
出力送信機等も含まれる。
は、多重送出回路8には、大容量のデータレコーダや高
出力送信機等も含まれる。
【0027】次に図1(b)を参照して受信側の構成に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0028】送信側から伝送された多重化信号は、受信
分配回路9で基準原信号S1と時間差信号dt1とに分
離され、受信信号処理部10の各回路に分配される。
分配回路9で基準原信号S1と時間差信号dt1とに分
離され、受信信号処理部10の各回路に分配される。
【0029】受信信号処理部10は、前記送信信号処理
部4の補間回路5と同様の構成、機能を有する受信補間
回路5aと、再生回路11と再生サンプリング回路12
とを有して構成されている。
部4の補間回路5と同様の構成、機能を有する受信補間
回路5aと、再生回路11と再生サンプリング回路12
とを有して構成されている。
【0030】受信補間回路5aでは、送信側と同様、基
準原信号S1の各画素間を複数区間に分割し、隣接する
原信号レベルにより各分割区間内の信号レベルを補間し
て、基準原信号S1に対応する補間出力信号S1fを生
成する。この補間出力信号S1fは再生回路11に入力
される。
準原信号S1の各画素間を複数区間に分割し、隣接する
原信号レベルにより各分割区間内の信号レベルを補間し
て、基準原信号S1に対応する補間出力信号S1fを生
成する。この補間出力信号S1fは再生回路11に入力
される。
【0031】再生回路11には、補間出力信号S1fの
他に時間差信号dt1も入力されており、ここで補間出
力信号S1fの各出力データにdt1に対応する時間差
を与えて再生サンプリング回路12に出力する。
他に時間差信号dt1も入力されており、ここで補間出
力信号S1fの各出力データにdt1に対応する時間差
を与えて再生サンプリング回路12に出力する。
【0032】再生サンプリング回路12では、基準原信
号S1と同一のタイミングにてサンプリングすること
で、副原信号S2とほぼ完全に一致する再生信号S2r
を得ることができる。
号S1と同一のタイミングにてサンプリングすること
で、副原信号S2とほぼ完全に一致する再生信号S2r
を得ることができる。
【0033】この再生信号S2r及び基準原信号S1
は、画像処理装置13に導かれ、ユーザーの利用に供す
るための各種の画像処理が行われる。
は、画像処理装置13に導かれ、ユーザーの利用に供す
るための各種の画像処理が行われる。
【0034】次に、図2及び図3を参照して時間差検出
回路6及び再生回路11の動作原理を詳細に説明する。
回路6及び再生回路11の動作原理を詳細に説明する。
【0035】図2は立体撮像の原理を示す図であり、一
例として円錐形状の撮像対象Mを観測する場合を示して
いる。
例として円錐形状の撮像対象Mを観測する場合を示して
いる。
【0036】離れた二点A1、A2からの撮像が行われ
る場合、その対象物が完全な平面形状のときは撮像され
た相互のデータは原理的に同一信号となり、地点P,R
は、観測点A1,A2のいずれにおいても同様に撮像さ
れ、夫々P1,R1及びP2,R2の位置に出力され
る。
る場合、その対象物が完全な平面形状のときは撮像され
た相互のデータは原理的に同一信号となり、地点P,R
は、観測点A1,A2のいずれにおいても同様に撮像さ
れ、夫々P1,R1及びP2,R2の位置に出力され
る。
【0037】これに対し、図2の地点Qの如く、撮像対
象平面に対して所定の高度差を有する場合は、観測点A
1からはQ1の位置にシフトして観測され、A2の位置
からはQ2の位置にシフトして観測される。
象平面に対して所定の高度差を有する場合は、観測点A
1からはQ1の位置にシフトして観測され、A2の位置
からはQ2の位置にシフトして観測される。
【0038】図3は衛星画像データを例とした各部信号
波形図であり、(a)は立体撮像された各原信号S1,
S2波形、(b)は各原信号S1,S2の補間出力信号
S1f,S2f波形と時間差信号dt1波形、(c)は
再生信号S2r波形を夫々示す。これらの図において、
縦軸は各信号のレベル、横軸は時間を示し、各プロット
点は実際の信号出力のデータ点を示している。
波形図であり、(a)は立体撮像された各原信号S1,
S2波形、(b)は各原信号S1,S2の補間出力信号
S1f,S2f波形と時間差信号dt1波形、(c)は
再生信号S2r波形を夫々示す。これらの図において、
縦軸は各信号のレベル、横軸は時間を示し、各プロット
点は実際の信号出力のデータ点を示している。
【0039】なお、各原信号S1,S2、補間出力信号
S1f,S2f、時間差信号dt1は、実際にはデジタ
ル信号に変換されていることが多いが、ここでは、説明
の便宜上、アナログ信号として説明する。
S1f,S2f、時間差信号dt1は、実際にはデジタ
ル信号に変換されていることが多いが、ここでは、説明
の便宜上、アナログ信号として説明する。
【0040】図3(a)中、実線で表す基準原信号S1
の各点は、撮像対象に高度差がある場合には前述のよう
に、破線で示す副原信号S2の各点の位置にシフトして
出力される。従って、基準原信号S1の各点において副
原信号S2中の同一レベルあるいはこれと近接したレベ
ルを示す対応点との時間差を求めることにより、各原信
号S1,S2相互間の時間差信号dt1が得られる。
の各点は、撮像対象に高度差がある場合には前述のよう
に、破線で示す副原信号S2の各点の位置にシフトして
出力される。従って、基準原信号S1の各点において副
原信号S2中の同一レベルあるいはこれと近接したレベ
ルを示す対応点との時間差を求めることにより、各原信
号S1,S2相互間の時間差信号dt1が得られる。
【0041】ここで、各原信号S1,S2の出力画素間
隔が細かく、各画素の出力レベル差が比較的近接してい
る場合には、各原信号S1,S2から直接に対応点の時
間差を求めることができる。
隔が細かく、各画素の出力レベル差が比較的近接してい
る場合には、各原信号S1,S2から直接に対応点の時
間差を求めることができる。
【0042】しかし、画素間隔が粗く、且つ各原信号S
1,S2のレベル変化が大きい領域においては、基準原
信号S1における特定信号点の出力レベルと副原信号S
2における同一対応点の検出が困難となり、再生時にお
ける誤差も大きくなる。
1,S2のレベル変化が大きい領域においては、基準原
信号S1における特定信号点の出力レベルと副原信号S
2における同一対応点の検出が困難となり、再生時にお
ける誤差も大きくなる。
【0043】そこで、図3(b)に示すように、原信号
S1,S2の各々における画素間隔を更に細かく分割
(図3の例では四分割)し、隣接する信号レベルにより
各分割区間内の信号レベルを補間して、夫々補間出力信
号S1f,S2fとして出力させる。このように細分割
し、補間した後、相互の対応点間の時間差を求めること
により、時間差信号dtf1が出力される。
S1,S2の各々における画素間隔を更に細かく分割
(図3の例では四分割)し、隣接する信号レベルにより
各分割区間内の信号レベルを補間して、夫々補間出力信
号S1f,S2fとして出力させる。このように細分割
し、補間した後、相互の対応点間の時間差を求めること
により、時間差信号dtf1が出力される。
【0044】時間差検出回路6の入力信号が、補間出力
信号S1f,S2fのように細分割、補間されている場
合には、時間差信号もこれに対応して細分割されたもの
dtf1が得られる。但し、送出する基準原信号S1よ
りも細かいタイミングにて送出する必要はなく、図3
(b)に示すように、サンプリング回路7により、基準
原信号S1と同一タイミングにてサンプリングされた時
間差信号dt1が出力される。
信号S1f,S2fのように細分割、補間されている場
合には、時間差信号もこれに対応して細分割されたもの
dtf1が得られる。但し、送出する基準原信号S1よ
りも細かいタイミングにて送出する必要はなく、図3
(b)に示すように、サンプリング回路7により、基準
原信号S1と同一タイミングにてサンプリングされた時
間差信号dt1が出力される。
【0045】この時間差信号dt1は、図3(b)に示
すように、原信号S1,S2が急激に変化している領域
においても、各原信号S1,S2に比べて極めて小さい
信号レベルになる。
すように、原信号S1,S2が急激に変化している領域
においても、各原信号S1,S2に比べて極めて小さい
信号レベルになる。
【0046】これら基準原信号S1及び時間差信号dt
1が受信側に伝送され、送信側と同様に受信補間回路5
aにて補間出力信号S1fを得た後、再生回路11に供
給する。
1が受信側に伝送され、送信側と同様に受信補間回路5
aにて補間出力信号S1fを得た後、再生回路11に供
給する。
【0047】再生回路11では、時間差信号dt1を補
間出力信号S1fの各出力データに時間差として与え
る。即ち、画素番号をiとして、S1f[i−dt1
[i]]の演算を行う。
間出力信号S1fの各出力データに時間差として与え
る。即ち、画素番号をiとして、S1f[i−dt1
[i]]の演算を行う。
【0048】ここで、時間差信号dt1は、基準原信号
S1と同一タイミングの信号のみの伝送であるため、時
間差信号dt1のデータ番号をjとすると、このデータ
番号jは細分割した際のデータ番号iを分割数(図3の
例では四)で除した値となり、基準原信号S1の画素番
号と一致する。従って、再生回路11の出力において実
際に有効なデータは、基準原信号S1と同一タイミング
の信号となり、これを再生サンプリング回路12でサン
プリングして取り出すことにより、図3(c)に示すよ
うに、副原信号S2に極めて近似した波形の再生信号S
2rを得ることができる。
S1と同一タイミングの信号のみの伝送であるため、時
間差信号dt1のデータ番号をjとすると、このデータ
番号jは細分割した際のデータ番号iを分割数(図3の
例では四)で除した値となり、基準原信号S1の画素番
号と一致する。従って、再生回路11の出力において実
際に有効なデータは、基準原信号S1と同一タイミング
の信号となり、これを再生サンプリング回路12でサン
プリングして取り出すことにより、図3(c)に示すよ
うに、副原信号S2に極めて近似した波形の再生信号S
2rを得ることができる。
【0049】図4は、本実施例の撮像データ信号伝送方
式を用いて地球を周回する人工衛星にて立体撮像を行
い、地上局へ伝送する場合のシステム応用概念図であ
る。
式を用いて地球を周回する人工衛星にて立体撮像を行
い、地上局へ伝送する場合のシステム応用概念図であ
る。
【0050】図4中、14は地球観測衛星、15a,1
5bは集光光学系、16は送信アンテナ、17(17
a、17b)は撮像対象地表面、18は地上局を示す。
5bは集光光学系、16は送信アンテナ、17(17
a、17b)は撮像対象地表面、18は地上局を示す。
【0051】先ず、地球観測衛星14に搭載された集光
光学系15a,15bにて、地表面17a,17bの撮
像が行われ、受光素子1a,1bに結像されて各電気信
号への変換が行われる。これら電気信号が、前述のよう
に、第一次信号処理回路2a,2bに入力され、増幅、
A/D変換その他の処理が行われる。
光学系15a,15bにて、地表面17a,17bの撮
像が行われ、受光素子1a,1bに結像されて各電気信
号への変換が行われる。これら電気信号が、前述のよう
に、第一次信号処理回路2a,2bに入力され、増幅、
A/D変換その他の処理が行われる。
【0052】ここで、同一対象点を撮像する距離間隔を
B、衛星と地表との相対移動速度をvとすると、遅延回
路3により、前方受光素子1aの出力信号にT=B/v
の遅延時間が与えられ、後方受光素子1bの出力信号と
ともに一組の原信号S1,S2として送信信号処理部4
に入力される。
B、衛星と地表との相対移動速度をvとすると、遅延回
路3により、前方受光素子1aの出力信号にT=B/v
の遅延時間が与えられ、後方受光素子1bの出力信号と
ともに一組の原信号S1,S2として送信信号処理部4
に入力される。
【0053】以下、図1〜図3に説明した如く、時間差
信号dt1が生成され、この時間差信号dt1と基準原
信号S1とを含む多重化信号が多重送信部8から送信ア
ンテナ16を経て地上局18へ伝送される。
信号dt1が生成され、この時間差信号dt1と基準原
信号S1とを含む多重化信号が多重送信部8から送信ア
ンテナ16を経て地上局18へ伝送される。
【0054】地上局18においては、多重化信号が受信
分配回路9を経て受信信号処理部10に入力される。以
下、前述のように、多重化信号から副原信号S2に等し
い再生S2rが生成され、基準原信号S1とともに画像
処理装置13に導かれる。 (第二実施例)図5は本発明の第二実施例に係る撮像デ
ータ信号伝送方式の信号処理系統図であり、(a)は送
信側系統図、(b)は受信側系統図を示す。また、図6
は本実施例により、円錐形状の撮像対象Mを観測する場
合の概念図である。
分配回路9を経て受信信号処理部10に入力される。以
下、前述のように、多重化信号から副原信号S2に等し
い再生S2rが生成され、基準原信号S1とともに画像
処理装置13に導かれる。 (第二実施例)図5は本発明の第二実施例に係る撮像デ
ータ信号伝送方式の信号処理系統図であり、(a)は送
信側系統図、(b)は受信側系統図を示す。また、図6
は本実施例により、円錐形状の撮像対象Mを観測する場
合の概念図である。
【0055】本実施例では、同一時刻に離れた二点から
立体撮像を行っており、この場合は、図1及び図4で示
した遅延回路3は不要となる。また、この場合におい
て、第一実施例と同様に、受光素子1a,1bとして一
次元CCDを使用することも勿論可能であるが、本実施
例では二次元CCDにて撮像している。
立体撮像を行っており、この場合は、図1及び図4で示
した遅延回路3は不要となる。また、この場合におい
て、第一実施例と同様に、受光素子1a,1bとして一
次元CCDを使用することも勿論可能であるが、本実施
例では二次元CCDにて撮像している。
【0056】まず、図5を参照すると、受光素子1a,
1bの出力信号は、第一次信号処理回路2a,2bを経
て一組の原信号S1,S2となり、送信信号処理部4に
直接入力される。送信信号処理部4の構成、動作は、図
1に示したものと同様であり、入力信号に基づいて時間
差を検出して時間差信号dt1を生成した後、多重送出
回路8で多重化信号に変換し、受信側に伝送している。
1bの出力信号は、第一次信号処理回路2a,2bを経
て一組の原信号S1,S2となり、送信信号処理部4に
直接入力される。送信信号処理部4の構成、動作は、図
1に示したものと同様であり、入力信号に基づいて時間
差を検出して時間差信号dt1を生成した後、多重送出
回路8で多重化信号に変換し、受信側に伝送している。
【0057】受信側での信号処理も、図5(b)に示す
如く、図1(b)の構成による信号処理と全く同様であ
り、基準原信号S1と時間差信号dt1とにより副原信
号S2にほぼ完全に一致する波形の再生信号S2rが再
生されて画像処理装置13へ入力される。 (第三実施例)図7は本発明の第三実施例に係る撮像デ
ータ信号伝送方式の信号処理系統図であり、(a)は送
信側系統図、(b)(c)は受信側系統図を示す。ま
た、図8は本実施例による立体撮像の説明図であり、離
れた三点から同一対象を撮像する場合を概念的に示して
いる。
如く、図1(b)の構成による信号処理と全く同様であ
り、基準原信号S1と時間差信号dt1とにより副原信
号S2にほぼ完全に一致する波形の再生信号S2rが再
生されて画像処理装置13へ入力される。 (第三実施例)図7は本発明の第三実施例に係る撮像デ
ータ信号伝送方式の信号処理系統図であり、(a)は送
信側系統図、(b)(c)は受信側系統図を示す。ま
た、図8は本実施例による立体撮像の説明図であり、離
れた三点から同一対象を撮像する場合を概念的に示して
いる。
【0058】立体撮像は、これまで説明してきたよう
に、少なくとも離れた二点からの観測が必要であるが、
人工衛星からの観測においては、特に、計測精度向上等
の理由により三点以上の離れた位置から撮像を行う場合
がある。
に、少なくとも離れた二点からの観測が必要であるが、
人工衛星からの観測においては、特に、計測精度向上等
の理由により三点以上の離れた位置から撮像を行う場合
がある。
【0059】図8はこの様子を図示したもので、前方及
び後方の撮像の他に、直下点での撮像が行われる場合を
示す。なお、この図では、集光光学系を共通にしてこの
結像面内に複数のCCDを配置させた例を示している
が、信号処理の動作は図4に示した複数の集光光学系を
使用する場合と同様である。
び後方の撮像の他に、直下点での撮像が行われる場合を
示す。なお、この図では、集光光学系を共通にしてこの
結像面内に複数のCCDを配置させた例を示している
が、信号処理の動作は図4に示した複数の集光光学系を
使用する場合と同様である。
【0060】図7及び図8を参照すると、受光素子1a
〜1cの出力信号は、第一次信号処理回路2a〜2c及
び遅延回路3a、3bを経て送信信号処理部4に入力さ
れる。
〜1cの出力信号は、第一次信号処理回路2a〜2c及
び遅延回路3a、3bを経て送信信号処理部4に入力さ
れる。
【0061】ここで、図8に示すように、前方撮像用受
光素子1aと後方撮像用受光素子1cが同一観測対象1
7aを撮像する間の距離をBとし、衛星と対象物との相
対移動速度をvとすると、図7における遅延回路3aの
所要遅延時間は、第一実施例の場合と同様にT=B/v
となる。
光素子1aと後方撮像用受光素子1cが同一観測対象1
7aを撮像する間の距離をBとし、衛星と対象物との相
対移動速度をvとすると、図7における遅延回路3aの
所要遅延時間は、第一実施例の場合と同様にT=B/v
となる。
【0062】また、前方撮像用受光素子1aと直下方向
撮像用受光素子1bが同一観測対象を撮像する間の距離
はB/2となり、図7における遅延回路3bの所要遅延
時間はT/2となる。
撮像用受光素子1bが同一観測対象を撮像する間の距離
はB/2となり、図7における遅延回路3bの所要遅延
時間はT/2となる。
【0063】これら第一次信号処理回路2a〜2c及び
遅延回路3a、3bを経由した原信号S1,S2,S3
が送信信号処理部4に入力される。なお、本実施例で
は、最初の原信号S1を基準原信号とする。
遅延回路3a、3bを経由した原信号S1,S2,S3
が送信信号処理部4に入力される。なお、本実施例で
は、最初の原信号S1を基準原信号とする。
【0064】この基準原信号S1及び副信号S2から時
間差信号dt1を得る過程は第一実施例の場合と全く同
様である。
間差信号dt1を得る過程は第一実施例の場合と全く同
様である。
【0065】以下、上記過程で得られる時間差信号dt
1を第一の時間差信号と称する。
1を第一の時間差信号と称する。
【0066】隣接する副原信号S2、S3からも同様の
過程により、第二の時間差信号dt2が得られる。
過程により、第二の時間差信号dt2が得られる。
【0067】多重送出回路8では、基準原信号S1、第
一の時間差信号dt1、及び第二の時間差信号dt2を
多重化し、これを受信側に送出する。
一の時間差信号dt1、及び第二の時間差信号dt2を
多重化し、これを受信側に送出する。
【0068】受信側では、受信した多重化信号を受信分
配回路9にて基準原信号S1と各時間差信号dt1,d
t2とに分離し、夫々を、受信信号処理部10の各回路
に分配する。
配回路9にて基準原信号S1と各時間差信号dt1,d
t2とに分離し、夫々を、受信信号処理部10の各回路
に分配する。
【0069】ここで、基準原信号S1及び第一の時間差
信号dt1から副原信号S2と等しい再生信号S2rを
得る過程は、第一実施例の場合と全く同様である。
信号dt1から副原信号S2と等しい再生信号S2rを
得る過程は、第一実施例の場合と全く同様である。
【0070】隣接する副原信号S3を再生するには以下
の二通りの方法がある。
の二通りの方法がある。
【0071】まず最初の方法を図7(b)を参照して説
明すると、この図では、再生信号S2rが副原信号S2
とほぼ完全に一致する点に鑑みてこれを他方の受信補間
回路(第二の受信補間回路)5bに入力している。この
ようにすれば、第一実施例の場合と同様に、第一次補間
出力信号S2rfが得られる。そしてこの第一次補間出
力信号S2rfに対し、第二の時間差信号dt2を第二
の再生回路11bにて時間差として与え、第二の再生サ
ンプリング回路12bでサンプリングすることにより隣
接する副原信号S3にほぼ完全に一致する再生信号S3
rを得ることができる。
明すると、この図では、再生信号S2rが副原信号S2
とほぼ完全に一致する点に鑑みてこれを他方の受信補間
回路(第二の受信補間回路)5bに入力している。この
ようにすれば、第一実施例の場合と同様に、第一次補間
出力信号S2rfが得られる。そしてこの第一次補間出
力信号S2rfに対し、第二の時間差信号dt2を第二
の再生回路11bにて時間差として与え、第二の再生サ
ンプリング回路12bでサンプリングすることにより隣
接する副原信号S3にほぼ完全に一致する再生信号S3
rを得ることができる。
【0072】なお、四番目以降の副原信号S4・・・
(図示省略)がある場合にも同様にして、再生信号S3
rと第三の時間差信号dt3とに基づいて再生信号S4
rを得ることができる。
(図示省略)がある場合にも同様にして、再生信号S3
rと第三の時間差信号dt3とに基づいて再生信号S4
rを得ることができる。
【0073】次に他の方法を図7(c)を参照して説明
する。この図では、二番目の副原信号S2に相当する再
生信号S2rを得るための回路構成は第一実施例の場合
と同様であるが、三番目(あるいはそれ以降)の副原信
号S3(S4・・・)に相当する再生信号S3r(S4
r・・・)を得る構成が異なる。
する。この図では、二番目の副原信号S2に相当する再
生信号S2rを得るための回路構成は第一実施例の場合
と同様であるが、三番目(あるいはそれ以降)の副原信
号S3(S4・・・)に相当する再生信号S3r(S4
r・・・)を得る構成が異なる。
【0074】即ち、副原信号S2とこれに隣接する他の
副原信号S3との間の時間差(S3とS4、S4とS5
・・・との時間差)を表す第二の時間差信号dt2(d
t3・・・)を第一の時間差信号dt1と加算する加算
回路23を設け、ここで積算時間差信号dt1+dt2
(dt1+dt2+dt3、・・・)を生成してこれを
第二の再生回路11bに出力する。第二の再生回路11
bでは、基準原信号S1を補間した補間出力信号S1f
にこの積算時間差信号dt1+dt2を与えて第二の再
生サンプリング回路12bに出力する。そして第二の再
生サンプリング12bでこの信号をサンプリングすれ
ば、三番目の副原信号S3とほぼ完全に一致する再生信
号を再生することができる。 (第四実施例)図9は本発明の第四実施例に係る撮像デ
ータ信号伝送方式のシステム系統図であり、衛星で撮像
され、伝送されてきた一組の立体撮像信号を、再伝送あ
るいは記録する場合の構成を示している。
副原信号S3との間の時間差(S3とS4、S4とS5
・・・との時間差)を表す第二の時間差信号dt2(d
t3・・・)を第一の時間差信号dt1と加算する加算
回路23を設け、ここで積算時間差信号dt1+dt2
(dt1+dt2+dt3、・・・)を生成してこれを
第二の再生回路11bに出力する。第二の再生回路11
bでは、基準原信号S1を補間した補間出力信号S1f
にこの積算時間差信号dt1+dt2を与えて第二の再
生サンプリング回路12bに出力する。そして第二の再
生サンプリング12bでこの信号をサンプリングすれ
ば、三番目の副原信号S3とほぼ完全に一致する再生信
号を再生することができる。 (第四実施例)図9は本発明の第四実施例に係る撮像デ
ータ信号伝送方式のシステム系統図であり、衛星で撮像
され、伝送されてきた一組の立体撮像信号を、再伝送あ
るいは記録する場合の構成を示している。
【0075】この構成は、立体撮像された信号の相互間
の時間差が大きく、小さな衛星内では所要の遅延時間差
を与えられない場合等に用いられる。
の時間差が大きく、小さな衛星内では所要の遅延時間差
を与えられない場合等に用いられる。
【0076】図中、14は地球観測衛星、19は中継局
たる主受信分配局、21は伝送路、22は受信局を示し
ている。
たる主受信分配局、21は伝送路、22は受信局を示し
ている。
【0077】地球観測衛星14では、立体撮像したデー
タ相互間の演算を行わずに第一次信号処理回路2a,2
bの出力を多重送出回路8で多重化して、そのまま主受
信分配局19に送出する。
タ相互間の演算を行わずに第一次信号処理回路2a,2
bの出力を多重送出回路8で多重化して、そのまま主受
信分配局19に送出する。
【0078】主受信分配局19は、受信分離回路20と
遅延回路3と送信信号処理部4と多重送出回路を有して
成り、受信分離回路20で分離された立体撮像データに
遅延回路3で夫々所定の遅延時間差を与えて時間補正を
行い、一組の原信号S1,S2として送信信号処理部4
に入力する。送信信号処理部4では、前述のように、基
準原信号S1及び時間差信号dt1を生成して多重送出
回路8に入力する。多重送出回路8では、これら各信号
を多重化し、伝送路21を用いて受信局22に送出す
る。
遅延回路3と送信信号処理部4と多重送出回路を有して
成り、受信分離回路20で分離された立体撮像データに
遅延回路3で夫々所定の遅延時間差を与えて時間補正を
行い、一組の原信号S1,S2として送信信号処理部4
に入力する。送信信号処理部4では、前述のように、基
準原信号S1及び時間差信号dt1を生成して多重送出
回路8に入力する。多重送出回路8では、これら各信号
を多重化し、伝送路21を用いて受信局22に送出す
る。
【0079】伝送路21には、衛星中継等の無線伝送路
の他、光ケーブル等の有線伝送路が用いられる例もあ
る。また、一旦、磁気テープ等のレコーダに記録される
場合にも適用可能なことは本実施例の構成からも明らか
である。
の他、光ケーブル等の有線伝送路が用いられる例もあ
る。また、一旦、磁気テープ等のレコーダに記録される
場合にも適用可能なことは本実施例の構成からも明らか
である。
【0080】受信局22は、これまで説明してきた受信
側系統図と同様の構成、動作をなし、副原信号S2に等
しい再生信号S2rを再生している。
側系統図と同様の構成、動作をなし、副原信号S2に等
しい再生信号S2rを再生している。
【0081】尚、ここでは、受信局22と主受信分配局
19とを1対1に構成される場合について説明したが、
主受信分配局19から多方向に向けて伝送が行われる場
合もあり、この場合には、破線で示すように、同様の構
成、動作をなす複数の受信局22が設置される。
19とを1対1に構成される場合について説明したが、
主受信分配局19から多方向に向けて伝送が行われる場
合もあり、この場合には、破線で示すように、同様の構
成、動作をなす複数の受信局22が設置される。
【0082】また、主受信分配局19は、本実施例では
地上局の例をもって示しているが、宇宙ステーション
等、大規模な衛星プラットホーム上に設置される場合に
も適用可能であることは明らかである。
地上局の例をもって示しているが、宇宙ステーション
等、大規模な衛星プラットホーム上に設置される場合に
も適用可能であることは明らかである。
【0083】
【発明の効果】以上詳述してきたように、本発明では、
複数の原信号をそのまま伝送する従来の方式に代え、こ
れら原信号の相関をとり、基準となるいずれか一つの原
信号とこの原信号に隣接する他の原信号との間の同一観
測対象対応点に対する時間差信号とを多重化して伝送す
るようにしたので、受信側へのデータ送出量を10分の
1から数10分の1程度に節減することができる。
複数の原信号をそのまま伝送する従来の方式に代え、こ
れら原信号の相関をとり、基準となるいずれか一つの原
信号とこの原信号に隣接する他の原信号との間の同一観
測対象対応点に対する時間差信号とを多重化して伝送す
るようにしたので、受信側へのデータ送出量を10分の
1から数10分の1程度に節減することができる。
【0084】しかも、時間差信号を生成する際に、原信
号における各画素間を複数区間に分割し、隣接する信号
レベルにより各区間内の信号レベルを補間するととも
に、隣接した補間出力信号間のうち、夫々の信号レベル
が最も近接する対応点の時間差を検出するようにしたの
で、データ伝送量の節減に伴う誤差を極めて小さくする
ことができ、受信側で、原信号をほぼ完全に復元するこ
とが可能となる。
号における各画素間を複数区間に分割し、隣接する信号
レベルにより各区間内の信号レベルを補間するととも
に、隣接した補間出力信号間のうち、夫々の信号レベル
が最も近接する対応点の時間差を検出するようにしたの
で、データ伝送量の節減に伴う誤差を極めて小さくする
ことができ、受信側で、原信号をほぼ完全に復元するこ
とが可能となる。
【0085】このように、本発明によれば、高品質の立
体画像データの画像品質を全く損なうことなく、データ
伝送量の大幅節減を可能とする撮像データ信号伝送方式
を提供することができる。
体画像データの画像品質を全く損なうことなく、データ
伝送量の大幅節減を可能とする撮像データ信号伝送方式
を提供することができる。
【図1】本発明の第一実施例に係る撮像データ信号伝送
方式の信号処理系統図であり、(a)は送信側系統図、
(b)は受信側系統図を示す。
方式の信号処理系統図であり、(a)は送信側系統図、
(b)は受信側系統図を示す。
【図2】本発明の第一実施例による立体撮像の原理を示
す図であり、一例として円錐形状の撮像対象Mを観測す
る場合を示している。
す図であり、一例として円錐形状の撮像対象Mを観測す
る場合を示している。
【図3】本発明の第一実施例において、衛星画像データ
を例とした各部信号波形図であり、(a)は立体撮像さ
れた各原信号S1,S2波形、(b)は各原信号の補間
出力信号S1r,S2r波形と時間差信号dt1波形、
(c)は再生信号S2r波形を示す。
を例とした各部信号波形図であり、(a)は立体撮像さ
れた各原信号S1,S2波形、(b)は各原信号の補間
出力信号S1r,S2r波形と時間差信号dt1波形、
(c)は再生信号S2r波形を示す。
【図4】本発明の第一実施例に係る撮像データ信号伝送
方式を用いて地球を周回する人工衛星にて立体撮像を行
い、地上局へ伝送する場合のシステム応用概念図であ
る。
方式を用いて地球を周回する人工衛星にて立体撮像を行
い、地上局へ伝送する場合のシステム応用概念図であ
る。
【図5】本発明の第二実施例に係る撮像データ信号伝送
方式の信号処理系統図であり、(a)は送信側系統図、
(b)は受信側系統図を示す。
方式の信号処理系統図であり、(a)は送信側系統図、
(b)は受信側系統図を示す。
【図6】本発明の第二実施例により、円錐形状の撮像対
象Mを観測する場合の概念図である。
象Mを観測する場合の概念図である。
【図7】本発明の第三実施例に係る撮像データ信号伝送
方式の処理系統図であり、(a)は送信側系統図、
(b)(c)は受信側系統図を示す。
方式の処理系統図であり、(a)は送信側系統図、
(b)(c)は受信側系統図を示す。
【図8】本発明の第三実施例による立体撮像の説明図で
あり、離れた三点から同一対象を撮像する場合を概念的
に示した図である。
あり、離れた三点から同一対象を撮像する場合を概念的
に示した図である。
【図9】本発明の第四実施例に係る撮像データ信号伝送
方式のシステム系統図であり、衛星で撮像され、伝送さ
れてきた一組の立体撮像信号を、再伝送あるいは記録す
る場合の構成を示した図である。
方式のシステム系統図であり、衛星で撮像され、伝送さ
れてきた一組の立体撮像信号を、再伝送あるいは記録す
る場合の構成を示した図である。
1a,1b,1c 受光素子(CCD) 2a,2b,2c 第一次信号処理回路 3、3a,3b 遅延回路 4 送信信号処理部 5 送信補間回路 5a,5b 受信補間回路 6、6a,6b 時間差検出回路 7、7a,7b サンプリング回路 8 多重送出回路 9 受信分配回路 10 受信信号処理部 11、11a,11b 再生回路 12、12a,12b 再生サンプリング回路 13 画像処理装置 14 地球観測衛星 15、15a,15b 集光光学系 16 送信アンテナ 17、17a,17b 撮像対象地表面 18 地上局 19 主受信分配局(中継局) 20 受信分離回路 21 伝送路 22 受信局
Claims (5)
- 【請求項1】 同一観測対象を相離れた複数観測点から
異なる角度で撮像する立体撮像システムに用いられる伝
送方式であって、複数の撮像データ信号に夫々対応して
設けられ、各撮像データ信号を夫々電気信号に変換して
複数の原信号を生成する第一次信号処理回路と、これら
原信号を伝送路に向けて送信する送信手段と、伝送路か
ら受信した前記撮像データ信号を再生する受信手段とを
有する撮像データ信号伝送方式において、 前記複数の原信号のいずれか一つを基準原信号となし、
この基準原信号に隣接する原信号及びこの原信号に以後
順次隣接する原信号を副原信号となすとともに、 前記送信手段は、各原信号における画素間を夫々複数区
間に分割し、隣接する信号レベルにより各区間内の信号
レベルを補間して各原信号に対応する補間出力信号を生
成する送信補間回路と、 隣接する補間出力信号間の同一観測対象対応点に対する
時間差を検出する少なくとも一つの時間差検出回路と、 この時間差検出回路の出力から前記基準原信号と同一タ
イミングの信号をサンプリングして前記時間差を表す時
間差信号を生成する少なくとも一つのサンプリング回路
と、 前記基準原信号と前記時間差信号とを多重化して前記伝
送路に送出する多重送出回路とを備え、 一方、前記受信手段は、前記伝送路から受信した多重化
信号から前記基準原信号と前記時間差信号とを分離する
受信分配回路と、 分離された基準原信号の画素間を複数区間に分割し、隣
接する信号レベルにより各区間内の信号レベルを補間し
てこの基準原信号に対応する補間出力信号を生成する受
信補間回路と、 この受信補間回路の出力信号に基準原信号とこれに隣接
する副原信号との同一観測対象対応点に対する時間差を
与える再生回路と、 この再生回路の出力信号から前記基準原信号と同一タイ
ミングの信号をサンプリングして基準原信号に隣接する
副原信号を表す再生信号を生成する再生サンプリング回
路とを少なくとも備えることを特徴とする撮像データ信
号伝送方式。 - 【請求項2】 前記受信手段は、更に、前記再生サンプ
リング回路から出力される再生信号を入力してその各画
素間を複数区間に分割し、隣接する信号レベルにより各
区間内の信号レベルを補間して前記基準原信号と隣接す
る副原信号に対応する補間出力信号を生成する第二の受
信補間回路と、 この第二の受信補間回路の出力信号に当該副信号とこれ
に隣接する他の副信号との同一観測対象対応点に対する
時間差を与える第二の再生回路と、 この第二の再生回路の出力信号から前記基準原信号と同
一タイミングの信号をサンプリングして副原信号に隣接
する他の副原信号を表す再生信号を生成する第二の再生
サンプリング回路とを有することを特徴とする請求項1
記載の撮像データ信号伝送方式。 - 【請求項3】 前記受信手段は、前記基準原信号とこれ
に隣接する副原信号との同一観測対象対応点に対する時
間差と、この副原信号とこれに隣接する他の原信号の同
一観測対象対応点に対する時間差とを順次加算して積算
時間差信号を生成する加算回路と、 加算回路の出力信号に前記基準原信号の補間出力信号に
この積算時間差を与える第二の再生回路と、 この第二の再生回路の出力信号から前記基準原信号と同
一タイミングの信号をサンプリングして副原信号に隣接
する他の副原信号を表す再生信号を生成する第二の再生
サンプリング回路とを有することを特徴とする請求項1
記載の撮像データ信号伝送方式。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3記載の撮像データ
信号伝送方式において、前記送信手段に入力され、前記
時間差の基準となる少なくとも一つの原信号に所定の遅
延時間を与える遅延回路を設けたことを特徴とする撮像
データ信号伝送方式。 - 【請求項5】 同一観測対象を相離れた複数観測点から
異なる角度で撮像する立体撮像システムに用いられる方
式であって、複数の撮像データ信号に夫々対応して設け
られ、各撮像データ信号を夫々電気信号に変換して複数
の原信号を生成する第一次信号処理回路と、これら原信
号を中継局に向けて送信する第一次送信手段とを移動体
に搭載するとともに、前記第一次送信手段から送信され
た各原信号を、中継局を介して受信局に伝送する撮像デ
ータ信号伝送方式において、 前記複数の原信号のいずれか一つを基準原信号となし、
この基準原信号に隣接する原信号及びこの原信号に隣接
する原信号を副原信号となすとともに、 前記第一次送信手段は、前記第一次信号処理回路の出力
を多重化して中継局に送出する第一の多重送出回路を備
え、 また、前記中継局は、前記第一の多重送出回路より送出
された多重化信号から前記基準原信号と副原信号とを分
離する受信分離回路と、 再生された基準原信号に所定の遅延時間を与える遅延回
路と、 請求項1記載の送信補間回路、時間差検出回路、及びサ
ンプリング回路と、 前記基準原信号と前記時間差信号とを多重化して前記伝
送路に送出する第二の多重送出回路とを備え、 一方、前記受信手段は、請求項1記載の受信分配回路、
受信補間回路、再生回路、及び再生サンプリング回路と
を少なくとも備えることを特徴とする撮像データ信号伝
送方式。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3303642A JPH05145952A (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 撮像データ信号伝送方式 |
CA002083203A CA2083203C (en) | 1991-11-19 | 1992-11-18 | Image data transmission system capable of obtaining a high resolution stereo image with reduced transmission data |
US07/978,995 US5296926A (en) | 1991-11-19 | 1992-11-19 | Image data transmission system capable of obtaining a high resolution stereo image with reduced transmission data |
EP92119740A EP0543378B1 (en) | 1991-11-19 | 1992-11-19 | Image data transmission system capable of obtaining a high resolution stereo image with reduced transmission data |
DE69226497T DE69226497T2 (de) | 1991-11-19 | 1992-11-19 | System zum Übertragen von Bilddaten für die Erzeugung eines Hochauflösung-Stereobildes mit verminderten Übertragungsdaten |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3303642A JPH05145952A (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 撮像データ信号伝送方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05145952A true JPH05145952A (ja) | 1993-06-11 |
Family
ID=17923459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3303642A Pending JPH05145952A (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 撮像データ信号伝送方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05145952A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100447728B1 (ko) * | 2001-12-26 | 2004-09-08 | 한국항공우주연구원 | 위성 탑재용 선형 고체촬상소자 카메라 데이터 출력속도제한 극복을 위한 데이터 스위칭 장치 및 그 방법 |
EP2120215A2 (en) | 2008-05-12 | 2009-11-18 | Nec Corporation | Biological pattern imaging device, biological pattern imaging method, and biological pattern imaging program |
-
1991
- 1991-11-19 JP JP3303642A patent/JPH05145952A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100447728B1 (ko) * | 2001-12-26 | 2004-09-08 | 한국항공우주연구원 | 위성 탑재용 선형 고체촬상소자 카메라 데이터 출력속도제한 극복을 위한 데이터 스위칭 장치 및 그 방법 |
EP2120215A2 (en) | 2008-05-12 | 2009-11-18 | Nec Corporation | Biological pattern imaging device, biological pattern imaging method, and biological pattern imaging program |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980930 |