JPH05145519A - デイジタル相関装置 - Google Patents

デイジタル相関装置

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JPH05145519A
JPH05145519A JP3332633A JP33263391A JPH05145519A JP H05145519 A JPH05145519 A JP H05145519A JP 3332633 A JP3332633 A JP 3332633A JP 33263391 A JP33263391 A JP 33263391A JP H05145519 A JPH05145519 A JP H05145519A
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png
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Takao Kurihara
孝男 栗原
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Clarion Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタル相関器へリファレンスデータを高
速で設定可能とすることである。 【構成】 マイクロプロセッサ15はメモリ14からP
NG12に符号発生に必要な初期情報を設定する。制御
回路11は符号クロック及びリファレンスクロックをP
NG12及びカウンタ13に出力する。PNG12はリ
ファレンスデータをリファレンスレジスタクロックによ
ってディジタル相関器10のリファレンスレジスタに順
次入力されると共に上記リファレンスクロックはカウン
タ13でカウントされ、カウント値がリファレンスデー
タのチップ数Nに達すると、リファレンスデータの設定
が完了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスペクトラム拡散通信機
等に好適なディジタル相関装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に、従来のディジタル相関器の基本
的な回路構成を示す。同図において、R及びSはNビッ
トのシフトレジスタ、Ex−NOR1〜NORNは排他的
論理和の否定ゲート、ADDERは加算器である。Nビ
ットのリファレンスデータREFERENCEは、Nビットのレ
ジスタRにクロックRCLOCKに同期してシリアルに
ロードされる。また、情報データDATAは、Nビット
のレジスタSにクロックSCLOCKに同期してシリア
ルロードされる。そして、各々のレジスタの各ビットの
内容の一致・不一致がEx−NOR1〜NORNゲートに
よって検出され、一致したビットの総計が加算器ADD
ERで求められる。
【0003】スペクトラム拡散通信(以降、SSC:Sp
read Spectrum Communicationと称する)に、図7に示
すようなディジタル相関器を実際に用いる場合、図8に
示すように、予め、外部回路、例えば、マイクロプロセ
ッサ1とメモリ2によって、リファレンスデータをディ
ジタル相関器3に設定する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、リファレンス
データを頻繁に切り換える場合、あるいは、リファレン
スデータが非常に長い場合等に、マイクロプロセッサ1
の処理速度に応じて、リファレンスデータの切り換え時
間の増加、或いは、マイクロプロセッサ1及びメモリ2
の利用効率の低下等の不具合が生じる。
【0005】本発明の目的は、ディジタル相関器へのリ
ファレンスデータの設定を、高速に行う回路方式のディ
ジタル相関装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のディジタル相関装置は、符号クロックを入
力し、初期情報の設定及びストローブ信号の入力に伴っ
て、リファレンスデータを生成するPN符号発生器と、
ロード信号の入力に伴って、リファレンスレジスタクロ
ックの計数を行い、カウント値を出力するカウンタと、
上記リファレンスレジスタクロックの入力に伴ってリフ
ァレンスデータを入力するディジタル相関器と、上記P
N符号発生器にストローブ信号を供給するとともに、上
記カウンタにロード信号を供給し、かつ、上記PN符号
発生器に符号クロックを供給するとともに、上記ディジ
タル相関器にリファレンスレジスタクロックを供給し、
更に上記カウンタ出力に基づいて上記符号クロック、リ
ファレンスレジスタクロック及びカウンタを制御する制
御回路と、を備えたことを要旨とする。
【0007】
【作用】制御回路とカウンタによって、PN符号発生器
の符号クロック及びディジタル相関器のリファレンスレ
ジスタクロックが制御されて、ディジタル相関器のリフ
ァレンズデータが設定される。
【0008】
【実施例】以下図面に示す本発明の実施例を説明する。
図1は本発明によるディジタル相関装置の一実施例を説
明する。
【0009】図1において、10はディジタル相関器、
11は制御回路、12はPN符号発生器(PNG)、1
3はカウンタ、14はメモリ、15はマイクロプロセッ
サである。
【0010】図2は図1の装置の動作説明用のタイミン
グチャートである。マイクロプロセッサ15は、メモリ
14からPNG12に符号発生に必要な初期情報を設定
し、制御回路起動信号トリガを制御回路11に出力す
る。制御回路11は、トリガにより、PNG12及びカ
ウンタ13にストローブパルスSTB及びカウンタロー
ドを出力する。制御回路11によって符号クロック及び
リファレンスレジスタクロックは、ストローブパルスS
TB及びカウンタロードパルスの出力タイミングで可能
化(enable)状態になり、PNG12及びカウンタ13
に出力される(図2A)。
【0011】PNG12が発生したリファレンスデータ
はリファレンスレジスタクロックによって、ディジタル
相関器10のリファレンスレジスタに順次入力される。
これと並行して、カウンタ13はリファレンスレジスタ
クロックをカウントし、そのカウント値がリファレンス
データのチップ数Nに達した時、キャリーを制御回路1
1に出力する。
【0012】制御回路11は、キャリーの出力タイミン
グで符号クロック、リファレンスレジスタクロック及び
カウンタを不能化(disable)状態にする(図2B)。
この結果、ディジタル相関器10へのリファレンスデー
タの設定が完了する。
【0013】図3は、単独及びカスケード接続での使用
が可能な構成のPNGを示す。ここでは、説明を簡単に
するため、単独で使用する場合について説明する。図3
中、G1〜GNはステアリングゲート回路で、例えば図4
に示すようなナンドゲートNAND1,NAND2及びN
AND3を用いて構成することができる。
【0014】また、L1〜L6はラッチ回路、AND0
ANDNはアンド回路、INV1,INV2はインバー
タ、SR1〜SRNはフリップフロップ、E1〜ENは排他
的論理和ゲート、MPXはマルチプレクサ、DE−MP
Xはデマルチプレクサである。
【0015】図3に示すような、符号発生装置PNGの
符号発生に必要な初期情報には、次の(i)〜(iii)
がある。 (i)フリップフロップSR1〜SRNの初期状態 (ii)帰還状態 (iii)フリップフロップの最終段選択状態
【0016】図3中、CLKは符号クロック、STBは
符号切換えストローブ、バーCSはチップセレクト、L
Eはラッチenable、DAT1Nは上記(i)〜(iii)
のデータ、SEL0〜SEL1はデータセレクトで例え
ば、表1のようにデータを選択する。
【0017】
【表1】
【0018】FB0〜FB2、CASはカスケード接続用
入出力で、FB2はスリーステート出力、PNは符号出
力を表わす。
【0019】図3のPNGを単独で用いる場合の接続図
を図5に示す。図5の回路動作を、図6に示すタイミン
グチャート及び図3中の記号を用いて説明する。いま、
符号出力端子PNから符号1が出力されているものとす
る。そして、ストローブパルスSTBが入力される
(ロ)と次のような動作をする。
【0020】(a)ラッチL1の内容がステアリングゲ
ートGを通してフリップフロップSR1〜SRNのデータ
入力に設定される。このデータはクロックパルスCLK
の立上りエッジ(イ)により、フリップフロップSR1
〜SRNの出力に現われる。なお、ラッチ1の内容はフ
リップフロップSR1〜SRNの初期状態である。
【0021】(b)ラッチL3の内容がラッチL2から出
力され、FB0からの帰還入力信号をANDゲートAN
1〜ANDNを通してどの排他的論理和ゲートに帰還さ
せるかの制御が行われ、また、ラッチL5の内容がラッ
チL4から出力され、フィードバックコントロールバー
FBCNT及びストローブパルスSTB入力により、ラ
ッチL6がマルチプレクサをenable状態にすると、ラッ
チL4の出力値に対応して選択されたフリップフロップ
SR1〜SRNの出力がFB2より帰還信号として出力さ
れる。但し、マルチプレクサはラッチL6の出力が
“L”の時enable状態、“H”のときdisable状態とす
る。なお、ラッチL3の内容は帰還状態であり、ラッチ
5の内容はフリップフロップSR1〜SRNの最終段選
択状態である。
【0022】(c)(a)及び(b)の結果、(イ)以
降のクロックパルスCLKにより新たな符号2が符号出
力端子PNより出力される。すなわち、符号1から符号
2へ切り換わる。
【0023】(d)一方、ストローブパルスSTBはマ
イクロプロセッサ等の外部制御回路への割込みパルスと
しても用いられ、この割込みパルスをトリガとしてマイ
クロプロセッサ等の外部制御回路は、次に発生すべき符
号3のための準備を行う。すなわち、チップセレクトバ
ーCSには“L”が入力され、ラッチenableパルスLE
はANDゲートAND0を通して、デマルチプレクサに
入力され、デマルチプレクサの制御信号SEL0〜SE
1により対応するラッチL1,L3,L5を順次可能化
(enable)にする。
【0024】そしてこの時、前記(i)〜(iii)のデ
ータDAT1〜DATNもラッチL1,L3,L5へ順次ラ
ッチされ、符号3発生のための準備を終了する。そし
て、再びストローブパルスSTBが入力されると、前記
(a)〜(c)の動作が繰り返され、(ハ)以降のクロ
ックパルスCLKによって、新たな符号3が符号出力端
子PNより出力される。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来のようにマイクロプロセッサによるメモリシステムの
みで、ディジタル相関器にリファレンスデータを設定す
る場合と比較して、マイクロプロセッサ等は、リファレ
ンスデータを発生するために必要な初期情報をPNGに
設定するのみで、その後の処理は全て制御回路が行うた
め、リファレンスデータ切り換え時間の短縮、マイクロ
プロセッサ及びメモリの利用効率の向上を達成すること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】上記実施例の動作説明用のタイミングチャート
である。
【図3】PN符号発生器の一構成例を示すブロック図で
ある。
【図4】ステアリングゲートの構成例を示すブロック図
である。
【図5】上記PN符号発生器の単独使用時の接続図であ
る。
【図6】上記PN符号発生器の動作説明用のタイムチャ
ートである。
【図7】ディジタル相関器の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】図7のディジタル相関器にリファレンスデータ
を設定するための従来の方法を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 ディジタル相関器 11 制御回路 12 PNG 13 カウンタ 14 メモリ 15 マイクロプロセッサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号クロックを入力し、初期情報の設定
    及びストローブ信号の入力に伴って、リファレンスデー
    タを生成するPN符号発生器と、 ロード信号の入力に伴って、リファレンスレジスタクロ
    ックの計数を行い、カウント値を出力するカウンタと、 上記リファレンスレジスタクロックの入力に伴ってリフ
    ァレンスデータを入力するディジタル相関器と、 上記PN符号発生器にストローブ信号を供給するととも
    に、上記カウンタにロード信号を供給し、かつ、上記P
    N符号発生器に符号クロックを供給するとともに、上記
    ディジタル相関器にリファレンスレジスタクロックを供
    給し、更に上記カウンタ出力に基づいて上記符号クロッ
    ク、リファレンスレジスタクロック及びカウンタを制御
    する制御回路と、 を備えたことを特徴とするディジタル相関装置。
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US5305245A (en) 1994-04-19

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