JPH05145324A - アンテナ装置 - Google Patents
アンテナ装置Info
- Publication number
- JPH05145324A JPH05145324A JP4020159A JP2015992A JPH05145324A JP H05145324 A JPH05145324 A JP H05145324A JP 4020159 A JP4020159 A JP 4020159A JP 2015992 A JP2015992 A JP 2015992A JP H05145324 A JPH05145324 A JP H05145324A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- current
- frequency band
- frequency
- microstrip line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
- Details Of Aerials (AREA)
Abstract
異なった周波数帯のそれぞれで使用するアンテナ間の相
互結合を低減し、良好な放射指向性特性を有する多周波
数共用のアンテナ装置を得ることを目的としており、さ
らに、所定の阻止周波数の電流の受信回路への流入が低
減されたアンテナ装置を得ることを目的とする。 【構成】 多周波数を共用するアンテナ装置において、
所定の組合せの二つの周波数帯で使用する第一のアンテ
ナ9から第二のアンテナ7に誘起され、第二のアンテナ
7の給電線路8に流入する第一の周波数帯の電波を反射
させる反射手段のチョーク11を、上記反射手段で反射
させた電流を第二のアンテナ7において第一のアンテナ
9から第二のアンテナ7に誘起された第一の周波数帯の
電流に所定位相で重畳させる第二のアンテナ7の給電線
路上の位置に設け、上記第一の周波数帯の電流を打ち消
すようにした。
Description
り、特に、アンテナからの再放射の低減およびアンテナ
またはマイクロストリップ線路に誘起された阻止周波数
の電流の受信回路への流入の低減に関するものである。
P.S.Hall著、”Handbook of Mi
crostrip Antennas vol.2”,
Peter Peregrinus Ltd,Lond
on,pp1282.fig.23.26.に示された
2周波数共用アレーアンテナの構成図である。図におい
て、1は低周波数帯用素子アンテナ、2は低周波数帯用
素子アンテナの給電線路、3は高周波数帯用素子アンテ
ナ、4は高周波数帯用素子アンテナの給電線路、5は誘
電体基板、6は地導体である。
種類のマイクロストリップアンテナを用い、放射導体下
部に設けられた1枚の導体板をマイクロストリップアン
テナおよびマイクロストリップ線路の地導体として共有
し、2周波数共用特性を得ている。
和弘、牧本利夫、”反射板付プリント・ダイポールアン
テナ”、信学技報AP73−62.電子情報通信学会発
行、1973年11月22日.に示された図に基づいて
書いたプリント化ダイポールアンテナの構成図である。
図において、19は放射素子であるプリント化ダイポー
ルアンテナ、20はストリップ導体21および地導体2
2から形成された給電線路であるマイクロストリップ線
路である。
ト化ダイポールアンテナ19を用い、それをマイクロス
トリップ線路20で給電している。
ーアンテナでは、異なった周波数で使用する素子アンテ
ナを近接して配置するために、それらの素子アンテナ間
の相互結合が放射指向性に悪影響を及ぼすという問題点
があった。
に沿って周期的に配置したアレーアンテナにおいて、低
い周波数帯で使用する素子アンテナの配列間隔を高い周
波数帯の波長より大きくした場合、高い周波数帯の放射
指向性に次のような影響が現れることがある。高い周波
数帯用の素子アンテナから放射された電磁界が低い周波
数帯用の素子アンテナに結合し、その結果、一波長以上
の素子間隔の周期構造となる低い周波数帯用の素子アン
テナからの再放射が生じる。それは、広角にグレーティ
ングローブを生じさせ、高い周波数帯の素子アンテナか
らの放射界に重ねあわさり、結果として、サイドローブ
レベルが上昇する。
装置では、アンテナの使用周波数帯以外の電波がプリン
ト化ダイポール19またはマイクロストリップ線路20
に誘起されてアンテナに入射した場合、給電線路にその
受信電流が流れ込み、受信回路に悪影響を与えるという
問題点があった。
アンテナを同一面に沿って配置した周波数共用アレーア
ンテナにおいては、送信中の素子アンテナの電波を周波
数の異なる他の素子アンテナのが受信してしまい、その
受信電流が給電回路に流れ込み、悪影響が生じる。
ためになされたもので、アンテナからの再放射を低減す
ることにより異なった周波数帯のそれぞれで使用するア
ンテナ間の相互結合を低減し、良好な放射指向性特性を
有する多周波数共用のアンテナ装置を得ることを目的と
しており、さらに、所定の阻止周波数の電流の受信回路
への流入が低減されたアレーアンテナ装置を得ることを
目的とする。
決するために、請求項1の発明においては、複数の周波
数帯のそれぞれで使用するアンテナとそれぞれのアンテ
ナの給電線路とを備えた多周波数を共用するアンテナ装
置において、上記複数の周波数帯のうちの所定の組合せ
の二つの周波数帯で使用するアンテナを第一のアンテナ
と第二のアンテナとし、上記第一のアンテナから第二の
アンテナに誘起され、第二のアンテナの給電線路に流入
する第一の周波数帯の電流を反射させる反射手段を、上
記反射手段で反射させた電流を第二のアンテナにおいて
上記第一のアンテナから第二のアンテナに誘起された第
一の周波数帯の電流に所定位相で重畳させる上記第二の
アンテナの給電線路の位置に設け、上記第一の周波数帯
の電流を打ち消すようにしたものである。
ロストリップ線路で給電されるアンテナを備えたアンテ
ナ装置において、上記マイクロストリップ線路のストリ
ップ導体の形成方向と交差させて上記マイクロストリッ
プ線路の地導体に形成され、上記ストリップ導体との交
差位置で、上記アンテナの使用周波数に対しては電気的
に短絡状態、阻止周波数に対しては電気的に開放状態を
呈する長さのスロットを備えたものである。
クロストリップ線路で給電されるアンテナを備えたアン
テナ装置において、上記マイクロストリップ線路のスト
リップ導体の形成方向と交差させて上記マイクロストリ
ップ線路の地導体に形成され、上記ストリップ導体との
交差位置で、上記アンテナの使用周波数に対しては電気
的に短絡状態、上記アンテナに誘起され、上記マイクロ
ストリップ線路に流入する阻止周波数の電流に対しては
電気的に開放状態を呈する長さのスロットを、上記スロ
ットで反射させた阻止周波数の電流を上記アンテナにお
いて上記アンテナに誘起された阻止周波数の電流に所定
位相で重畳させる上記マイクロストリップ線路の地導体
の位置に設け、上記阻止周波数の電流を打ち消すように
したものである。
テナ装置において、所定の組合せの二つの周波数帯で使
用する第一のアンテナから第二のアンテナに誘起され、
第二のアンテナの給電線路に流入する第一の周波数帯の
電流を反射させる反射手段を、上記反射手段で反射させ
た電流を第二のアンテナにおいて上記第一のアンテナか
ら第二のアンテナに誘起された第一の周波数帯の電流を
第二のアンテナにおいて上記第一のアンテナから第二の
アンテナに誘起された第一の周波数帯の電流に所定位相
で重畳させる上記第二のアンテナの給電線路の位置に設
け、上記第一の周波数帯の電流を打ち消すようにしたの
で、第一のアンテナと第二のアンテナの相互結合量を低
減し、第二のアンテナから再放射される第一の周波数帯
の電波を低減でき、使用周波数の異なるアンテナを近接
させたことにより生じる放射指向性特性の劣化を低減す
る。
線路のストリップ導体の形成方向と交差させて上記マイ
クロストリップ線路の地導体に、上記ストリップ導体と
の交差位置で、アンテナの使用周波数に対しては電気的
に短絡状態、阻止周波数に対しては電気的に開放状態を
呈する長さのスロットを形成したので、所定の阻止周波
数の電流の受信回路への流入を低減し、アンテナの使用
周波数の電流に対してはマイクロストリップ線路の地導
体と同様に作用する。
線路のストリップ導体の形成方向と交差させて上記マイ
クロストリップ線路の地導体に、上記ストリップ導体と
の交差位置で、アンテナの使用周波数の電流に対しては
電気的に短絡状態、アンテナに誘起され、マイクロスト
リップ線路に流入する阻止周波数の電流に対しては電気
的に開放状態を呈する長さのスロットを、上記スロット
で反射させた阻止周波数の電流を上記アンテナにおいて
上記アンテナに誘起された阻止周波数の電流に所定位相
で重畳させる位置に設け、上記阻止周波数の電流を打ち
消すようにしたので、所定の阻止周波数の電流の受信回
路への流入を低減し、かつ、アンテナからの再放射を低
減する。
アレーアンテナ装置の構成図である。なお、ここでは2
周波数共用アレーアンテナ装置に基づいて本発明の説明
をする。図において、7は低周波数帯用素子アンテナで
あるダイポールアンテナ、8はダイポールアンテナ7の
給電線路である同軸線路、9は高周波数帯用素子アンテ
ナであるマイクロストリップアンテナ、10はマイクロ
ストリップアンテナ9の給電線路、5は誘電体基板、6
は地導体、11は同軸線路8に設けられた高周波数帯共
振素子であるチョークである。また、図2に図1のアレ
ーアンテナ装置の構成図の一部分の拡大図を示す。
ンテナの近傍に散乱体が存在し、その大きさがアンテナ
の使用波長にくらべて無視できない場合、アンテナの放
射パターンは乱れる。それは散乱体に誘起される電流か
らの電磁波の再放射によるものであり、もし、その電流
を低減することができればアンテナ放射パターンの乱れ
は少なくなる。図1のアレーアンテナ装置では、高周波
数帯域のアンテナを使用する場合、高周波数帯用素子ア
ンテナであるマイクロストリップアンテナ9が低周波数
帯用素子であるダイポールアンテナ7に電流を誘起す
る。その電流は同軸線路8に流れ込むが、高周波数帯共
振素子であるチョーク11で反射される。その反射は共
振素子の共振周波数を入射電流に近い値に選ぶことによ
り、完全反射に近いものにすることができる。そこで、
ダイポールアンテナ7とチョーク11との距離を適当に
選び、チョーク11からの反射電流をダイポールアンテ
ナ7上の電流に逆相に重ね合わせるようにする。その結
果、定在波の大きさを低減することができ、ダイポール
アンテナ7からの再放射電波は小さくなる。このように
して、共振周波数帯の異なった素子アンテナ間の相互結
合を低減し、アンテナ放射指向性を所望のものとするこ
とができる。なお、高周波数帯共振素子の形状として
は、高周波数帯の電流を反射する共振構造を持てばチョ
ーク11以外のものでも良いことは言うまでもない。
図を用いて説明する。図3は、本発明の第2の実施例の
アレーアンテナ装置の構成図である。また、図4に図3
のアレーアンテナ装置の構成図の一部分の拡大図を示
す。図において、12は低周波数帯用素子アンテナであ
るプリント化マイクロストリップ給電ダイポールアンテ
ナ、13はダイポールアンテナ12の給電線路であるマ
イクロストリップ線路、14は高周波数帯用素子アンテ
ナであるダイポールアンテナ、4は高周波数帯用素子ア
ンテナであるダイポールアンテナ14の給電線路、15
はマイクロストリップ線路13にマイクロストリップ線
路13と同一平面上に形成された高周波数帯共振素子で
あるストリップ導体、5は誘電体基板である。
共振素子であるストリップ導体15による相互結合低減
のしくみについては、実施例1で述べたのと同様であ
り、省略する。この実施例2のアレーアンテナ装置で
は、低周波数帯用のダイポールアンテナ12の素子間隔
を高周波数帯の波長にくらべて大きく選んである。この
素子間隔での相互結合の影響は、高周波数帯用の素子ア
ンテナからの電磁界が低周波数帯用の素子アンテナに結
合し、一波長以上の素子間隔の周期構造からの再放射が
生じることとなって現れる。つまり、低周波数帯用のダ
イポールアンテナ12からの再放射は、広角にグレーテ
ィングローブを生じさせ、それが高周波数帯用のダイポ
ールアンテナ14の放射界に重ね合わさり、結果とし
て、サイドローブレベルが上昇する。
したアンテナ装置の構造は、図3において、ストリップ
導体15を装荷しない場合のものである。この例では、
角度が±40度方向付近で、サイドローブレベルが大き
く上昇している。次に、図6に上記実施例2による効果
を実測例によって示す。使用したアンテナ装置は、図3
のものであり、ストリップ導体15を装荷している。図
6においては、図5に見られたサイドローブレベルの上
昇は、大きく改善されていることがわかり、これは本発
明の有効性を示すものである。
15をマイクロストリップ線路13のストリップ導体が
存在する面上に設けているので、構造が簡単になり、製
作が容易になるという利点がある。つまり、たとえばエ
ッチング処理でマイクロストリップ線路13とプリント
化マイクロストリップ給電ダイポールアンテナ12を加
工する場合、ストリップ導体15も同時に加工すること
ができる。なお、上記実施例2では、誘電体基板5とし
てフィルム基板を用いることにより、低コストで軽量化
されたアンテナ装置を得られる。
構造としては、図4に示したものに限定されるわけでは
ない。本発明の第3の実施例としての高周波数帯用共振
素子の例を図7に示す。図7において、1は低周波数帯
用素子アンテナ、16は低周波数帯用素子アンテナ1の
給電線路である平行2線路、17は平行2線路16に設
けられた高周波数帯用共振素子であるオープンスタブ、
18は低周波数帯素子アンテナ1に対するマッチングス
タブである。この例では、低周波数帯用素子アンテナ1
の給電線路として平行2線路16を用い、高周波数帯用
共振素子として、オープンスタブ17を用いている。こ
の実施例の主要部の動作は実施例2で述べたのと同様で
あり、実施例2と同様の効果を奏する。図7では、低周
波数帯用素子アンテナ1の整合用にマッチングスタブ1
8もエッチング処理等で同時に装荷しているので、アン
テナの整合を容易にとれる利点がある。
共用のアレーアンテナ装置を例として述べてきたが、本
発明は2周波数共用のアレーアンテナ装置のみに限定さ
れるわけではなく、さらに多周波数を共用するアンテナ
装置においても同様に機能し、有効である。その場合、
所望の周波数帯の組みに対して、本発明を適用すればよ
い。
に係るアンテナの構成図である。図において、19は誘
電体基板5の両面に形成されたプリント化ダイポールア
ンテナ、20はプリント化ダイポールアンテナ19の給
電線路であるマイクロストリップ線路、23はマイクロ
ストリップ線路20のストリップ導体21との交差位置
で、アンテナの使用周波数に対しては電気的に短絡状
態、阻止周波数に対しては電気的に開放状態を呈する長
さの帯域阻止フィルタとして作用するスロットである。
プリント化ダイポールアンテナ19の使用周波数帯域よ
り低い電波で特にプリント化ダイポールアンテナ19の
共振周波数の1/2付近の受信電流を給電線路に流入さ
せないようにしたいとする。この場合、スロット23の
全長は電気長でプリント化ダイポールアンテナ19の共
振周波数に対応する波長の1波長に取り、図8に示すよ
うに、スロット23の全長を2等分する点pをマイクロ
ストリップ線路20の上部導体の下部に配置すれば良
い。その理由は以下の通りである。プリント化ダイポー
ルアンテナ19の使用周波数帯域では、スロット23の
全長を2等分する点pはスロットの全長が1波長なので
その半分の1/2波長になり短絡に見え、通常のマイク
ロストリップ線路19の地導体と同様の動作をする。プ
リント化ダイポールアンテナ19の使用周波数の1/2
の周波数付近では、スロット23は全長が1/2波長に
相当し、点pからは1/4波長のスロットに見えるの
で、点pは電気的に開放に見え、マイクロストリップ線
路20に流れ込んだ電流は点pで反射される。つまり、
受信電流は受信回路まで流れ込まない。
に示すように折り曲げて構成しているので、マイクロス
トリップ線路20の地導体22のスペースに収納して省
スペースで帯域阻止フィルタとして作用するスロット2
3が構成できるという利点があり、別途受信回路に帯域
阻止フィルタを設ける必要も無くなりコスト低減にな
る。さらに、スロット23は、マイクロストリップ線路
20のエッチング工程中に同時に加工することができる
という利点もある。さらに、スロット23は、マイクロ
ストリップ線路20の地導体22中に設けられているの
で、余計な突起物となることがなく、アンテナが薄形で
あるという特長が損なわれることもない。
上記実施例4の図8で示したアンテナ装置の構成におい
て、スロット23をマイクロストリップ線路20のスト
リップ導体との交差位置で、プリント化ダイポールアン
テナ19の使用周波数の電流に対しては電気的に短絡状
態、プリント化ダイポールアンテナ19に誘起され、マ
イクロストリップ線路20に流入する阻止周波数の電流
に対しては電気的に開放状態を呈する長さとし、スロッ
ト23で反射させた阻止周波数の電流をプリント化ダイ
ポールアンテナ19においてプリント化ダイポールアン
テナ19に誘起された阻止周波数の電流に逆相で重畳さ
せるマイクロストリップ線路20の地導体22の位置に
設け、上記阻止周波数の電流を打ち消すようにしたもの
である。
数の電流の受信回路への流入が低減され、上記実施例4
と同様の効果を有すると共に、プリント化ダイポールア
ンテナ19からの再放射が低減されたアンテナ装置が、
省スペースで得られる効果がある。
る、帯域阻止フィルタとして作用するスロット23は、
マイクロストリップ線路20のストリップ導体21の形
成方向と交差させて上記マイクロストリップ線路20の
地導体22に形成されていれば任意でよく、スロット2
3の電気長を適当に選ぶことにより、通過帯域では、ス
ロット23が電気的に短絡に見え、阻止帯域ではスロッ
ト23が電気的に開放に見えればよい。また、スロット
23は直線状でもよく、図8のようにその一部を折り曲
げて使用してもよい。また、電気的に帯域阻止フィルタ
の特性が得られれば、スロット23の形状は曲線状でも
かまわない。さらに、フィルタ特性の向上のためには、
スロットを複数設けて、多段フィルタにする。例えば、
複数の周波数帯の帯域阻止特性を得たい場合、通常帯域
をアンテナの使用周波数帯域にし、阻止帯域を所望のも
のとするフィルタとして作用するスロットを複数設けれ
ばよい。また、上記実施例では、アンテナをプリント化
ダイポールアンテナとしたが、アンテナはマイクロスト
リップ線路で給電されれば任意でよく、たとえば、マイ
クロストリップアンテナ等でもよいことは言うまでもな
い。
異なった周波数帯のそれぞれで使用するアンテナ間の相
互結合を低減したので、各周波数で良好な放射指向性特
性を有する多周波数共用のアンテナ装置を得られる効果
がある。また、請求項2の発明によれば、所定の阻止周
波数の電流の受信回路への流入が低減されたアンテナ装
置が、省スペースで得られる効果がある。さらに、請求
項3の発明によれば、所定の阻止周波数の電流の受信回
路への流入が低減され、かつ、アンテナからの再放射が
低減されたアンテナ装置が、省スペースで得られる効果
がある。
図である。
拡大図である。
図である。
拡大図である。
る、広角放射パターン劣化の一例である。
である。
を示すアレーアンテナ装置の一部分の拡大図である。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の周波数帯のそれぞれで使用するア
ンテナとそれぞれのアンテナの給電線路とを備えた多周
波数を共用するアンテナ装置において、上記複数の周波
数帯のうちの所定の組合せの二つの周波数帯で使用する
アンテナを第一のアンテナと第二のアンテナとし、上記
第一のアンテナから第二のアンテナに誘起され、第二の
アンテナの給電線路に流入する第一の周波数帯の電流を
反射させる反射手段を、上記反射手段で反射させた電流
を第二のアンテナにおいて上記第一のアンテナから第二
のアンテナに誘起された第一の周波数帯の電流に所定位
相で重畳させる上記第二のアンテナの給電線路の位置に
設け、上記第一の周波数帯の電流を打ち消すようにした
ことを特徴とするアンテナ装置。 - 【請求項2】 マイクロストリップ線路で給電されるア
ンテナを備えたアンテナ装置において、上記マイクロス
トリップ線路のストリップ導体の形成方向と交差させて
上記マイクロストリップ線路の地導体に形成され、上記
ストリップ導体との交差位置で、上記アンテナの使用周
波数に対しては電気的に短絡状態、阻止周波数に対して
は電気的に開放状態を呈する長さのスロットを備えたこ
とを特徴とするアンテナ装置。 - 【請求項3】 マイクロストリップ線路で給電されるア
ンテナを備えたアンテナ装置において、上記マイクロス
トリップ線路のストリップ導体の形成方向と交差させて
上記マイクロストリップ線路の地導体に形成され、上記
ストリップ導体との交差位置で、上記アンテナの使用周
波数に対しては電気的に短絡状態、上記アンテナに誘起
され、上記マイクロストリップ線路に流入する阻止周波
数の電流に対しては電気的に開放状態を呈する長さのス
ロットを、上記スロットで反射させた阻止周波数の電流
を上記アンテナにおいて上記アンテナに誘起された阻止
周波数の電流に所定位相で重畳させる上記マイクロスト
リップ線路の地導体の位置に設け、上記阻止周波数の電
流を打ち消すようにしたことを特徴とするアンテナ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4020159A JP2712991B2 (ja) | 1991-09-26 | 1992-02-05 | アンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24769791 | 1991-09-26 | ||
JP3-247697 | 1991-09-26 | ||
JP4020159A JP2712991B2 (ja) | 1991-09-26 | 1992-02-05 | アンテナ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05145324A true JPH05145324A (ja) | 1993-06-11 |
JP2712991B2 JP2712991B2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=26357069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4020159A Expired - Lifetime JP2712991B2 (ja) | 1991-09-26 | 1992-02-05 | アンテナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2712991B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001048868A1 (fr) * | 1999-12-27 | 2001-07-05 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Antenne reseau partageant plusieurs frequences |
JP2008219627A (ja) * | 2007-03-06 | 2008-09-18 | Ntt Docomo Inc | マイクロストリップアンテナ |
JP2009296559A (ja) * | 2008-06-09 | 2009-12-17 | Toyota Central R&D Labs Inc | アンテナ装置 |
JP2010041090A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-18 | Denso Corp | マイクロストリップアレーアンテナ |
CN102751569A (zh) * | 2012-05-23 | 2012-10-24 | 西北工业大学 | 一种限制空间安装的低成本宽带垂直极化uhf波段天线 |
US8611958B2 (en) | 2007-03-29 | 2013-12-17 | Kyocera Corporation | Portable wireless device |
EP3091610A1 (en) * | 2015-05-08 | 2016-11-09 | TE Connectivity Germany GmbH | Antenna system and antenna module with reduced interference between radiating patterns |
JP2017514403A (ja) * | 2014-04-28 | 2017-06-01 | ▲華▼▲為▼終端有限公司Huawei Device Co., Ltd. | アンテナ装置及び端末 |
CN107210531A (zh) * | 2015-02-13 | 2017-09-26 | 康普技术有限责任公司 | 具有开口端迹线的偶极子天线元件 |
WO2018074099A1 (ja) * | 2016-10-21 | 2018-04-26 | 株式会社ヨコオ | アンテナ装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60180115U (ja) * | 1984-05-08 | 1985-11-29 | 防衛庁技術研究本部長 | アンテナ装置 |
JPS62122304A (ja) * | 1985-11-21 | 1987-06-03 | Mitsubishi Electric Corp | プリント化ダイポ−ルアンテナ |
-
1992
- 1992-02-05 JP JP4020159A patent/JP2712991B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60180115U (ja) * | 1984-05-08 | 1985-11-29 | 防衛庁技術研究本部長 | アンテナ装置 |
JPS62122304A (ja) * | 1985-11-21 | 1987-06-03 | Mitsubishi Electric Corp | プリント化ダイポ−ルアンテナ |
Cited By (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1158608A1 (en) * | 1999-12-27 | 2001-11-28 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Multi-frequency sharing array antenna |
US6426730B1 (en) | 1999-12-27 | 2002-07-30 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Multi-frequency array antenna |
EP1158608A4 (en) * | 1999-12-27 | 2004-09-29 | Mitsubishi Electric Corp | NETWORK ANTENNA SHARING MULTIPLE FREQUENCIES |
WO2001048868A1 (fr) * | 1999-12-27 | 2001-07-05 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Antenne reseau partageant plusieurs frequences |
JP2008219627A (ja) * | 2007-03-06 | 2008-09-18 | Ntt Docomo Inc | マイクロストリップアンテナ |
JP4691054B2 (ja) * | 2007-03-06 | 2011-06-01 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | マイクロストリップアンテナ |
US8611958B2 (en) | 2007-03-29 | 2013-12-17 | Kyocera Corporation | Portable wireless device |
JP2009296559A (ja) * | 2008-06-09 | 2009-12-17 | Toyota Central R&D Labs Inc | アンテナ装置 |
JP2010041090A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-18 | Denso Corp | マイクロストリップアレーアンテナ |
CN102751569B (zh) * | 2012-05-23 | 2014-04-16 | 西北工业大学 | 一种限制空间安装的低成本宽带垂直极化uhf波段天线 |
CN102751569A (zh) * | 2012-05-23 | 2012-10-24 | 西北工业大学 | 一种限制空间安装的低成本宽带垂直极化uhf波段天线 |
JP2017514403A (ja) * | 2014-04-28 | 2017-06-01 | ▲華▼▲為▼終端有限公司Huawei Device Co., Ltd. | アンテナ装置及び端末 |
US9991585B2 (en) | 2014-04-28 | 2018-06-05 | Huawei Device (Dongguan) Co., Ltd. | Antenna apparatus and terminal |
US10128579B2 (en) | 2015-02-13 | 2018-11-13 | Commscope Technologies Llc | Dipole antenna element with open-end traces |
CN107210531A (zh) * | 2015-02-13 | 2017-09-26 | 康普技术有限责任公司 | 具有开口端迹线的偶极子天线元件 |
EP3257105A4 (en) * | 2015-02-13 | 2018-09-05 | Commscope Technologies LLC | Dipole antenna element with open-end traces |
US10193238B2 (en) | 2015-02-13 | 2019-01-29 | Commscope Technologies Llc | Dipole antenna element with open-end traces |
WO2016180733A1 (en) * | 2015-05-08 | 2016-11-17 | Te Connectivity Nederland Bv | Antenna system and antenna module with reduced interference between radiating patterns |
EP3091610A1 (en) * | 2015-05-08 | 2016-11-09 | TE Connectivity Germany GmbH | Antenna system and antenna module with reduced interference between radiating patterns |
US10944186B2 (en) | 2015-05-08 | 2021-03-09 | Te Connectivity Nederland Bv | Antenna system and antenna module with reduced interference between radiating patterns |
WO2018074099A1 (ja) * | 2016-10-21 | 2018-04-26 | 株式会社ヨコオ | アンテナ装置 |
JP2018067894A (ja) * | 2016-10-21 | 2018-04-26 | 株式会社ヨコオ | アンテナ装置 |
US11196154B2 (en) | 2016-10-21 | 2021-12-07 | Yokowo Co., Ltd. | Antenna device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2712991B2 (ja) | 1998-02-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1158602B1 (en) | Two-frequency antenna, multiple-frequency antenna, two- or multiple-frequency antenna array | |
EP0790663B1 (en) | Surface mounting antenna and communication apparatus using the same antenna | |
US4772890A (en) | Multi-band planar antenna array | |
US8044862B2 (en) | Antenna system having electromagnetic bandgap | |
US6111545A (en) | Antenna | |
JPH11168323A (ja) | 多周波共用アンテナ装置及びこの多周波共用アンテナを用いた多周波共用アレーアンテナ装置 | |
WO2004077605B1 (en) | Multiband branch radiator antenna element | |
JPH11150415A (ja) | 多周波アンテナ | |
JP2712991B2 (ja) | アンテナ装置 | |
JP3262274B2 (ja) | Yアンテナ | |
JP3114836B2 (ja) | プリントダイポールアンテナ | |
JP3492576B2 (ja) | 多周波共用アレーアンテナ | |
WO1996035241A1 (en) | Antenna unit | |
JP3782278B2 (ja) | 偏波共用アンテナのビーム幅制御方法 | |
JP2003298340A (ja) | 無線機器用アンテナ | |
JP2765556B2 (ja) | マイクロストリップアンテナ | |
CN115513655A (zh) | 集成天线及电子设备 | |
JP3462102B2 (ja) | アレーアンテナ | |
US20210075108A1 (en) | Communication device | |
CN112313831B (zh) | 三分配器 | |
JP2002158533A (ja) | 移動体電話のためのアンテナ装置 | |
JPH10322111A (ja) | パラボリックシリンダ型リフレクタアンテナ装置 | |
JPH02113706A (ja) | アンテナ装置 | |
JP2645700B2 (ja) | 2周波共用コーナアンテナ装置 | |
JPH07142927A (ja) | アンテナ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071031 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081031 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091031 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091031 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101031 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111031 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031 Year of fee payment: 15 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031 Year of fee payment: 15 |