JPH051444U - 洗浄材 - Google Patents

洗浄材

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JPH051444U
JPH051444U JP7938091U JP7938091U JPH051444U JP H051444 U JPH051444 U JP H051444U JP 7938091 U JP7938091 U JP 7938091U JP 7938091 U JP7938091 U JP 7938091U JP H051444 U JPH051444 U JP H051444U
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JP
Japan
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cleaning
fibers
cleaning material
fiber
weight
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Pending
Application number
JP7938091U
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English (en)
Inventor
文夫 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainihon Jochugiku Co Ltd
Original Assignee
Dainihon Jochugiku Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dainihon Jochugiku Co Ltd filed Critical Dainihon Jochugiku Co Ltd
Priority to JP7938091U priority Critical patent/JPH051444U/ja
Publication of JPH051444U publication Critical patent/JPH051444U/ja
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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
  • Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】ポリオレフィン繊維及びレーヨン繊維からなる
不織布に、界面活性剤を0.1〜5重量%、及びアルコ
ール系溶剤を2〜20重量%含む水性薬液を含浸させた
洗浄材。 【効果】繊維の強度、ブラッシング効果を含めた洗浄効
果、薬液の保持性、経済性等のすべての点で、すぐれた
汚れ除去用洗浄材を提供する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、不織布に洗浄用薬液を含浸させた洗浄材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、固体表面にこびりついた汚れを除去するために、界面活性剤等を含 有させたウェットナプキンを使用したり、ウレタンフォーム等の洗浄具に液体ク レンザー等の薬液を含浸させて洗浄することが行われている。しかし、従来のウ ェットナプキンでは、パルプ等の親水性繊維からなる不織布を基材とし、水なら びに界面活性剤等を含浸させたもので、湿潤性のよい汚れには比較的有効である が、乾いた汚れや油汚れ等の如くこすり落とすような作用(以下ブラッシング作 用と称す)の必要な用途には基材の強度不足から不適当であった。また、後者の 方法では、洗浄具を特別に用意し、そして洗浄に際しては洗浄用薬液を液ダレを 生じないように洗浄具に含浸させなければならないなど、非常に面倒であった。
【0003】 近年、この種の洗浄材について種々の改良が試みられ、例えば、特開平1−1 71523号公報には、不織布の基材として化学繊維とパルプ繊維を組み合わせ た使いすてぬれふきんが提案されている。この使いすてぬれふきんの場合、パル プ繊維が薬液吸収保持層として働き、一方、化学繊維はブラッシング性を提供す ることが開示されているが、天然繊維と化学繊維を複合するために、繊維の強度 、洗浄効果、経済性等の点で十分といえないものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、汚れ除去用に供される洗浄材について、従来からの提案ではいまだ 十分に果たし得なかった繊維の強度、ブラッシング効果を含めた洗浄効果、薬液 の保持性、経済性等のすべての要求を満足させることを目的としてなされたもの である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、ポリオレフィン繊維及びレーヨン繊維か らなる不織布に、界面活性剤を0.1〜5重量%、及びアルコール系溶剤を2〜 20重量%含む水性薬液を含浸させた洗浄材に係る。
【0006】
【作用】
本考案の洗浄材は、不織布に洗浄用水性薬液を含浸させたもので、不織布の材 質として、いずれも化学繊維のポリオレフィン繊維及びレーヨン繊維を選定した ことに特徴を有する。不織布は、両者の繊維の2層又は3層以上から構成され、 なかでも、上層及び下層がポリオレフィン繊維で、中間層がレーヨン繊維の3層 構造が好ましい。ポリオレフィン繊維は、不織布に対して良好な耐薬品性及び機 械的強度を与えるので、ブラッシングしても破損を生じることがなく、油性の汚 れの場合でも高い洗浄効果を提供する。なお、ポリオレフィン繊維としては、ポ リエチレン繊維、ポリプロピレン繊維などがあげられるが、ポリプロピレン繊維 が加工性、性能上から本考案の洗浄材に最も適している。 一方、レーヨン繊維は、不織布に対して良好な薬液吸収保持性を付与する役目 を有する。従来、この目的のためパルプ繊維などが使用されたが、化学繊維と天 然繊維を複合させるために強度的に劣り、経済性の点でも問題があった。本考案 者らは、「化学繊維は、一般に薬液の吸収保持性が悪い。」という従来知見を否 定し、種々の化学繊維を検討した結果、レーヨン繊維がパルプ繊維にまさって有 用であることを見い出したのである。
【0007】 本考案で前記不織布に含浸させる洗浄用薬液は、界面活性剤を0.1〜5重量 %、及びアルコール系溶剤を2〜20重量%含む水性薬液であり、必要に応し、 アルカリビルダーやキレートビルダー、水溶性高分子ビルダー等の補助成分ある いは香料などを添加することができる。
【0008】 界面活性剤の具体例としては例えば以下のものをあげることができるがこれら に限定されるものではない。 (1)ノニオン型界面活性剤 ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニ ルエーテル、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキ シエチレン−ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、多価アルコールの脂肪酸 エステル、ポリオキシエチレン多価アルコールの脂肪酸エステル、ボリオキシエ チレン脂肪酸エステル、脂肪酸ジエタノールアミド、トリアルキルアミンオキサ イド等。 (2)アニオン型界面活性剤 脂肪酸塩(セッケン類)、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタ レンスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、α− スルホン化脂肪酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩等。 (3)カチオン型界面活性剤 テトラアルキルアンモニウム塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩、ア ルキルピリジニウム塩等。 (4)両性界面活性剤 N,N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタ イン、N,N−ジアルキルアミノアルキレンカルボン酸塩、2−アルキル−1− カルボキシメチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等。
【0009】 また、本考案で用いる水性薬液にはアルコール系溶剤が2〜20重量%配合さ れる。アルコール系溶剤は、界面活性剤等の溶剤ならびに使用時における薬液の 揮散性向上等のために用いられ、エタノール、イソプロパノールなどの低級アル コールの他、グライコール類、セロソルブ類、カルビトール類などを例示するこ とができる。なお、配合量が20重量%を超えると、臭気等の点で問題があり、 不適当である。 更に、本考案の洗浄材には、カビの発生を抑えるために、安息香酸ソーダ、エ チルパラベン、メチルパラベン等の防腐剤を添加することが好ましく、また、無 機微粉末をクレンザーとして加え、固体表面に強固に付着した汚れを除去可能な 態様とすることもできる。
【0010】 本考案で用いる不織布に対する薬液の含浸量は、不織布からの液ダレが生じな いような量が適当で、使用用途に合わせて適宜選定すればよい。 こうして得られた本考案洗浄材は、不織布に強度を与えるポリオレフィン繊維 と、薬液吸収保持性を有するレーヨン繊維の両化学繊維から構成され、製造性、 使用性、経済性等の点で非常にすぐれているので、住居における各種製品、例え ば、電子レンジ、冷蔵庫、食器、調理器具、テーブル等の清浄化に極めて有用な ものである。
【0011】 次に、本考案を実施例により更に詳細に説明するが、本考案がその要旨を超え ない限り以下の例に限定されるものでないことはもちろんである。
【0012】
【実施例】
図1は本考案に係る洗浄材の実施例の断面図を示す。 図中、1はポリオレフィン繊維、2はレーヨン繊維であり、界面活性剤を含む 水性薬液3が2のレーヨン繊維に含浸されている。 図1に準じ、表1に示す不織布の構成ならびに水性薬液の組成を用いて洗浄材 を作製し、その性状を評価したところ以下の如くであった。なお、不織布の秤量 は、上、下層を30g/m、中間層については40g/mとし、水性薬液を 中間層に約300g/m含浸させた。
【0013】
【表1】
【0014】 実施例の結果、不織布の上層、下層がポリプロピレン繊維で、中間層がレーヨ ン繊維の本考案洗浄材が、薬液の保持性、使用時の強度、洗浄度ともすぐれたの に対し、中間層としてパルプ繊維を用いた従来のぬれふきんでは、使用時の不織 布強度、洗浄度が劣り、また、化学繊維と天然繊維の組み合わせのため製造性の 点でも好ましくなかった。更に、水性薬液処方として、アルコール系溶剤を20 重量%以上配合すると、薬剤臭気が強く感じられ家庭用洗浄材として不適当であ ることも明らかとなった。
【0015】
【考案の効果】
本考案は、繊維の強度、ブラッシング効果を含めた洗浄効果、薬液の保持性、 経済性等のすべての点ですぐれた汚れ除去用洗浄材を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る洗浄材の実施例の断面図である。
【符号の説明】
1・・・ポリオレフィン繊維 2・・・レーヨン繊維 3・・・水性薬液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06M 17/00

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィン繊維及びレーヨン繊維か
    らなる不織布に、界面活性剤を0.1〜5重量%、及び
    アルコール系溶剤を2〜20重量%含む水性薬液を含浸
    させたことを特徴とする洗浄材。
  2. 【請求項2】 該不織布が、上層及び下層がポリオレフ
    ィン繊維からなり、中間層がレーヨン繊維から構成され
    る3層構造である請求項1の洗浄材。
JP7938091U 1991-06-26 1991-06-26 洗浄材 Pending JPH051444U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7938091U JPH051444U (ja) 1991-06-26 1991-06-26 洗浄材

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7938091U JPH051444U (ja) 1991-06-26 1991-06-26 洗浄材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH051444U true JPH051444U (ja) 1993-01-14

Family

ID=13688270

Family Applications (1)

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JP7938091U Pending JPH051444U (ja) 1991-06-26 1991-06-26 洗浄材

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JP (1) JPH051444U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000078202A1 (fr) * 1999-06-18 2000-12-28 Taiho Industries, Co., Ltd. Chiffons de nettoyage et materiau de nettoyage

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