JPH05144356A - サーモスイツチ及びサーモスイツチ付きヒータ - Google Patents

サーモスイツチ及びサーモスイツチ付きヒータ

Info

Publication number
JPH05144356A
JPH05144356A JP33265691A JP33265691A JPH05144356A JP H05144356 A JPH05144356 A JP H05144356A JP 33265691 A JP33265691 A JP 33265691A JP 33265691 A JP33265691 A JP 33265691A JP H05144356 A JPH05144356 A JP H05144356A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermoswitch
metal
metal substrate
conductor pattern
heater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP33265691A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2809914B2 (ja
Inventor
Sakuo Kamata
策雄 鎌田
Yoshimitsu Nakamura
良光 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP33265691A priority Critical patent/JP2809914B2/ja
Publication of JPH05144356A publication Critical patent/JPH05144356A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2809914B2 publication Critical patent/JP2809914B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermally Actuated Switches (AREA)
  • Cleaning And Drying Hair (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドライヤー等の温風機の見栄を良くし、か
つ、温風を吹き出した時に風切り音が発生しないよう
に、発熱体とスイッチが一体構造となっている簡単な構
成のもの。 【構成】 電流が金属基板3b→導体パターン1→金属
基板3a→金属板5の順に流れる。そこで、導体パター
ン1からの発熱が金属基板3a,3bに伝わり、金属基
板3a,3bは熱膨張し、金属基板3aと金属板5との
接触部分が離れて間隙8が生じる。このように構成さ
れ、サーモスイッチの温度が高いと電気回路は切断さ
れ、サーモスイッチの温度が低いと電気回路は接続され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はドライヤー等に使用され
るサーモスイッチ及びサーモスイッチ付きヒータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ドライヤー等の温風機には、異常加熱防
止のバイメタルスイッチが設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のドライ
ヤー等の温風機の異常加熱防止のバイメタルスイッチは
これらの温風機の前面に設けられている。このために、
温風機の見栄えが悪く、かつ、温風を吹き出している時
に発生する風切り音の原因となっている。
【0004】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、ドライヤー等の温風機の見栄を良くし、か
つ、温風を吹き出した時に風切り音が発生しないサーモ
スイッチを提供することを目的とする。また、本発明の
他の目的は、このようなサーモスイッチを備えたサーモ
スイッチ付きヒータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のサーモスイッチは、金属基板3a,3bの片
面に絶縁層2を設け、この絶縁層2の金属基板3a,3
bと反対側の面に発熱体の導体パターン1を形成し、こ
の金属基板3a,3bの他面に絶縁板4を設け、この絶
縁板4を介して金属基板3aの一部が接触する金属板5
を設け、導体パターン1の発熱から金属基板3a,3b
が熱膨張して反り、金属基板3aと金属板5との接触部
分が離れて間隙8を生じることことに特徴を有してい
る。
【0006】上記課題を解決するために本発明のサーモ
スイッチ付きヒータは、上記サーモスイッチにおける発
熱体の導体パターン1をヒータとして利用することに特
徴を有している。
【0007】
【作用】上記構成のサーモスイッチに電圧を印加する
と、電流は金属基板3b→導体パターン1→金属基板3
a→金属板5の順に流れる。そこで、導体パターン1か
らの発熱が金属基板3a,3bに伝わり、金属基板3
a,3bは熱膨張する。この熱膨張により金属基板3a
は反り、金属基板3aと金属板5との接触部分が離れて
間隙8が生じる。この間隙8によって電気回路は絶たれ
て電流は流れなくなる。すなわち、サーモスイッチの温
度が高いと電気回路は切断され、サーモスイッチの温度
が低いと電気回路は接続される。このように、発熱体と
スイッチが一体構造となっているいので、サーモスイッ
チの構成が非常に簡単になり、各種機器への設置条件が
大幅に緩和されると共に、スイッチ部自体の材料強度も
格段に向上する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1及び図2は本発明の第1実施例におけるサ
ーモスイッチの断面図である。図において1は電流によ
り発熱する発熱体の導体パターンであり、2は絶縁層で
あり、3a,3bはアルミ、鉄、銅等からなる金属基板
である。4はセラミックやマイカ等から成る絶縁板であ
り、金属基板3a,3bと金属板5との間に位置する。
6は金属基板3aと金属基板3bとを電気的に絶縁する
絶縁部である。8は金属基板3aが高温度となって反
り、その結果生じる金属板5との間隙8である。
【0009】次に動作について説明する。図1に示すよ
うに、電源Eからの電流は金属基板3b→導体パターン
1→金属基板3a→金属板5→電源Eのように流れる。
導体パターン1に流れる電流により発生した熱は金属基
板3aの温度を上昇させる。図2に示すように、高温度
となった金属基板3aは反り、金属板5との接触が離
れ、間隙8を生じる。この高温時の反りは金属基板3
a,3bと絶縁板4の熱膨張差により起こるものであ
る。例えば絶縁板4の材料としてアルミナを用いた場合
は熱膨張率が約8×10-6/°Cで、金属はAlで約2
3×10-6、Feで12×10-6であり、この熱膨張率
の違いにより温度上昇と共に反りが起こる。また、絶縁
板4、金属基板3a,3bの厚みを変えることにより、
温度上昇による反り量を変えることが可能である。
【0010】図3及び図4は本発明の第2実施例におけ
るサーモスイッチの断面図である。第1実施例は導体パ
ターン1を片面にのみに設けたのに対して、第2実施例
は導体パターン1a,1bを両面に設けたものであり、
他は基本的に第1実施例と同じである。なお、9は金属
基板3cと3dの間に生じる間隙である。
【0011】次に動作について説明する。図3に示すよ
うに、電源Eからの電気は導体パターン1a→金属基板
3c→金属基板3d→導体パターン1b→電源Eのよう
に流れる。導体パターン1a,1bに流れる電流により
発生した熱は金属基板3c,3dの温度を上昇させる。
図4に示すように、高温度となった金属基板3c,3d
は反り、金属基板3cと金属基板3dとの接触が離れ、
間隙9を生じる。この実施例2のように、両面に導体パ
ターン1a,1bを配設することにより、より効率的に
サーモスイッチを利用できる。なお、第1実施例及び第
2実施例における電源Eは直流電源で説明されているが
勿論交流電源でも作用、効果は全く同じである。
【0012】図5は本発明におけるヒータの製造工程を
説明する説明図である。先ず(a)はサーモスイッチ付
きヒータの基板としての金属基板3を示しており、
(b)はこの金属基板3の片面に溶射による絶縁層2の
形成を示している。(c)はこの絶縁層2の表面にマス
ク11を設置した状態を示している。(d)はこのマス
ク11に金属材料と絶縁材料の混合物を溶射してヒータ
パターン12を形成した後、マスク11を取り除いた状
態を示している。更に、この工程の後に、絶縁材料を溶
射してヒータパターン12を封入すれば一層固着が強固
になる。次に、上記平面ヒータを両面に形成する場合
は、片面にヒータ形成後、上記工程を繰り返すか、また
は、各工程ごとに両面処理を行ってもよい。なお、
(a)における基板として金属基板3を使用したが、セ
ラミック等の非導電体を使用すれば、(b)における絶
縁層2の形成は不要となり、工程を一部省略することが
できる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のサーモス
イッチは、金属基板3a,3bの片面に絶縁層2を設
け、この絶縁層2の金属基板3a,3bと反対側の面に
発熱体の導体パターン1を形成し、この金属基板3a,
3bの他面に絶縁板4を設け、この絶縁板4を介して金
属基板3aの一部が接触する金属板5を設け、導体パタ
ーン1の発熱から金属基板3a,3bが熱膨張して反
り、金属基板3aと金属板5との接触部分が離れて間隙
8を生じるようにしたので、発熱体とスイッチが一体構
造となり、特別なスイッチを設ける必要がなく、サーモ
スイッチの構成が非常に簡単になり、各種機器への設置
条件が大幅に緩和されると共に、スイッチ部自体の材料
強度も格段に向上し、しかも、ドライヤー等の温風機に
使用しても温風機の見栄えが良く、かつ、温風を吹き出
している時の風切り音が発生せず静音化が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるサーモスイッチの
断面図である。
【図2】本発明の第1実施例における動作時のサーモス
イッチの断面図である。
【図3】本発明の第2実施例におけるサーモスイッチの
断面図である。
【図4】本発明の第2実施例における動作時のサーモス
イッチの断面図である。
【図5】(a)〜(d)は本発明におけるヒータの製造
工程を説明する説明図である。
【符号の説明】
1、1a、1b 導体パターン 2、2a、2b 絶縁層 3、3a、3b、3c、3d 金属基板 4 絶縁板 5 金属板 6 絶縁部 8 間隙 9 間隙 11 マスク 12 ヒータパターン E 電源

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属基板(3a,3b)の片面に絶縁層
    (2)を設け、 この絶縁層(2)の金属基板(3a,3b)と反対側の
    面に発熱体の導体パターン(1)を形成し、 この金属基板(3a,3b)の他面に絶縁板(4)を設
    け、 この絶縁板(4)を介して金属基板(3a)の一部が接
    触する金属板(5)を設け、 導体パターン(1)の発熱から金属基板(3a,3b)
    が熱膨張して反り、金属基板(3a)と金属板(5)と
    の接触部分が離れて間隙(8)を生じることを特徴とす
    るサーモヒータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のサーモスイッチにおける
    前記発熱体の導体パターン(1)をヒータとして利用す
    ることを特徴とするサーモスイッチ付きヒータ。
JP33265691A 1991-11-21 1991-11-21 サーモスイッチ及びサーモスイッチ付きヒータ Expired - Fee Related JP2809914B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33265691A JP2809914B2 (ja) 1991-11-21 1991-11-21 サーモスイッチ及びサーモスイッチ付きヒータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33265691A JP2809914B2 (ja) 1991-11-21 1991-11-21 サーモスイッチ及びサーモスイッチ付きヒータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05144356A true JPH05144356A (ja) 1993-06-11
JP2809914B2 JP2809914B2 (ja) 1998-10-15

Family

ID=18257405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33265691A Expired - Fee Related JP2809914B2 (ja) 1991-11-21 1991-11-21 サーモスイッチ及びサーモスイッチ付きヒータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2809914B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016027496A1 (ja) * 2014-08-22 2016-02-25 株式会社 村田製作所 アクチュエータ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016027496A1 (ja) * 2014-08-22 2016-02-25 株式会社 村田製作所 アクチュエータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2809914B2 (ja) 1998-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05144356A (ja) サーモスイツチ及びサーモスイツチ付きヒータ
US4536645A (en) Solid-body heating unit
JP4144927B2 (ja) セラミック・金属基板およびその製法
JPH05172373A (ja) 空気調和機用プリント配線基板
JP2665200B2 (ja) 電気回路を有する機器の結露防止用保温機構
JPH11145664A (ja) 配電盤用冷却装置
JPH09233649A (ja) 電気接続箱
JPS63142842A (ja) 垂直に挿入されるシングル−イン−ラインの形式の回路モジユール
KR200241444Y1 (ko) 카본 발열체
JP3021286B2 (ja) 誘導加熱調理器
TWI643522B (zh) Ceramic heating sheet structure
JPS62146Y2 (ja)
JP2003283115A (ja) プリント配線板
JPS57161067A (en) Dry etching method for aluminum film
JP2004220782A (ja) スチールヒーター及び熱処理方法
JP2023523920A (ja) 調理装置蓋のためのヒータアセンブリ
JPS638156Y2 (ja)
JP2022037629A (ja) 加熱装置
KR200201437Y1 (ko) 블로워 모터의 ptc 저항기
JPH05251160A (ja) 正特性サーミスタ発熱体
KR850002261Y1 (ko) 배선용 차단기의 소호장치
JP3313235B2 (ja) 配線回路基板
HUP0301395A2 (en) Method for producing heating radiating boards (variants)
JPH09281176A (ja) プリント基板試験方法
JPH0621678A (ja) 空気調和機用プリント配線基板

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees