JP2023523920A - 調理装置蓋のためのヒータアセンブリ - Google Patents

調理装置蓋のためのヒータアセンブリ Download PDF

Info

Publication number
JP2023523920A
JP2023523920A JP2022564101A JP2022564101A JP2023523920A JP 2023523920 A JP2023523920 A JP 2023523920A JP 2022564101 A JP2022564101 A JP 2022564101A JP 2022564101 A JP2022564101 A JP 2022564101A JP 2023523920 A JP2023523920 A JP 2023523920A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooking
lid
heater
ceramic substrate
disposed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022564101A
Other languages
English (en)
Inventor
ウェイン スミス、ジェリー
デール マーフィー、カルヴィン
エドワード ルーカス、ラッセル
アルデン バイエルレ、ピーター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lexmark International Inc
Original Assignee
Lexmark International Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lexmark International Inc filed Critical Lexmark International Inc
Publication of JP2023523920A publication Critical patent/JP2023523920A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J27/00Cooking-vessels
    • A47J27/004Cooking-vessels with integral electrical heating means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J36/00Parts, details or accessories of cooking-vessels
    • A47J36/02Selection of specific materials, e.g. heavy bottoms with copper inlay or with insulating inlay
    • A47J36/04Selection of specific materials, e.g. heavy bottoms with copper inlay or with insulating inlay the materials being non-metallic
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B3/00Ohmic-resistance heating
    • H05B3/10Heating elements characterised by the composition or nature of the materials or by the arrangement of the conductor
    • H05B3/12Heating elements characterised by the composition or nature of the materials or by the arrangement of the conductor characterised by the composition or nature of the conductive material
    • H05B3/14Heating elements characterised by the composition or nature of the materials or by the arrangement of the conductor characterised by the composition or nature of the conductive material the material being non-metallic
    • H05B3/141Conductive ceramics, e.g. metal oxides, metal carbides, barium titanate, ferrites, zirconia, vitrous compounds
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B3/00Ohmic-resistance heating
    • H05B3/20Heating elements having extended surface area substantially in a two-dimensional plane, e.g. plate-heater
    • H05B3/22Heating elements having extended surface area substantially in a two-dimensional plane, e.g. plate-heater non-flexible
    • H05B3/26Heating elements having extended surface area substantially in a two-dimensional plane, e.g. plate-heater non-flexible heating conductor mounted on insulating base
    • H05B3/265Heating elements having extended surface area substantially in a two-dimensional plane, e.g. plate-heater non-flexible heating conductor mounted on insulating base the insulating base being an inorganic material, e.g. ceramic
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B3/00Ohmic-resistance heating
    • H05B3/20Heating elements having extended surface area substantially in a two-dimensional plane, e.g. plate-heater
    • H05B3/22Heating elements having extended surface area substantially in a two-dimensional plane, e.g. plate-heater non-flexible
    • H05B3/28Heating elements having extended surface area substantially in a two-dimensional plane, e.g. plate-heater non-flexible heating conductor embedded in insulating material
    • H05B3/283Heating elements having extended surface area substantially in a two-dimensional plane, e.g. plate-heater non-flexible heating conductor embedded in insulating material the insulating material being an inorganic material, e.g. ceramic
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J27/00Cooking-vessels
    • A47J27/02Cooking-vessels with enlarged heating surfaces
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B2203/00Aspects relating to Ohmic resistive heating covered by group H05B3/00
    • H05B2203/013Heaters using resistive films or coatings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)
  • Cookers (AREA)
  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Abstract

1つの例示的な実施形態による調理装置は、調理用の食品を保持するための調理容器を有する基部を含む。蓋は、開位置と閉位置との間で基部に対して移動可能である。ヒータアセンブリは、蓋が閉位置にあるときに調理容器の開口部を覆う蓋の表面に熱を供給するために蓋上に配置される。ヒータアセンブリは、セラミック基板を有するヒータを含む。セラミック基板は、セラミック基板上に印刷された少なくとも1つの電気抵抗トレース厚膜と、セラミック基板上に印刷された少なくとも1つの導電性トレース厚膜とを有する。ヒータは、少なくとも1つの電気抵抗トレースに電流が供給されたときに熱を発生させるように構成される。

Description

本発明は、調理装置蓋のためのヒータアセンブリに関する。
炊飯装置および圧力調理器などの調理装置の製造業者は、そのような装置の性能を改善するために絶えず挑戦している。いくつかの調理装置は、調理中に蓋上の水の凝縮を低減するために調理装置の蓋に熱を供給するように配置されたヒータアセンブリを含む。そうしないと、調理中の食品にかなりの量の結露が滴り落ちた場合、結露の蓄積により、そのような装置で調理中の食品が損なわれる可能性がある。典型的には、これらのヒータアセンブリは、電流がワイヤを通過するときに熱を発生する、ニクロムワイヤなどのワイヤヒータを含む。ニクロム線ヒータは、典型的には調理装置の蓋内に配置された熱伝導性加熱板上に配置される。しかしながら、これらのヒータは、多くの場合、比較的長い暖機時間および冷却時間、ならびに比較的不均一な熱分布に悩まされる。
したがって、調理装置の蓋のための改善されたヒータアセンブリが望まれる。
1つの例示的な実施形態による調理装置は、調理用の食品を保持するための調理容器を有する基部を含む。蓋は、開位置と閉位置との間で基部に対して移動可能である。開位置では蓋は調理容器の開口部を露出させて、調理容器からの食品の追加または除去を可能にする。閉位置では蓋は調理用の調理容器の開口部を覆う。ヒータアセンブリは、蓋が閉位置にあるときに調理容器の開口部を覆う蓋の表面に熱を供給するために蓋上に配置される。ヒータアセンブリは、セラミック基板を有するヒータを含む。セラミック基板は、セラミック基板上に印刷された少なくとも1つの電気抵抗トレース厚膜と、セラミック基板上に印刷された少なくとも1つの導電性トレース厚膜とを有する。ヒータは、少なくとも1つの電気抵抗トレースに電流が供給されたときに熱を発生させるように構成される。
別の例示的な実施形態による調理装置は、調理用の食品を保持するための調理容器を有する基部を含む。蓋は、開位置と閉位置との間で基部に対して移動可能である。開位置では蓋は調理容器の開口部を露出させて、調理容器からの食品の追加または除去を可能にする。閉位置では蓋は調理用の調理容器の開口部を覆う。熱伝導性加熱板が蓋内に配置される。ヒータは、加熱板上に配置される。ヒータは、セラミック基板と、セラミック基板上に配置された電気抵抗トレースとを含む。ヒータは、電気抵抗トレースに電流が供給されると熱を発生するように構成される。加熱板は蓋が閉位置にあるときに、ヒータによって生成された熱を調理容器の開口部を覆う蓋の表面に伝達するように配置される。
別の例示的な実施形態による調理装置は、調理用の食品を保持するための調理容器を有する基部を含む。蓋は、開位置と閉位置との間で基部に対して移動可能である。開位置では蓋は調理容器の開口部を露出させて、調理容器からの食品の追加または除去を可能にする。閉位置では蓋は調理用の調理容器の開口部を覆う。熱伝導性加熱板が蓋内に配置される。複数のモジュールヒータが加熱板上に配置される。複数のモジュールヒータの各々は、セラミック基板と、セラミック基板上に配置された電気抵抗トレースとを含む。複数のモジュールヒータの各々は、電流が電気抵抗トレースに供給されるときに熱を発生させるように構成される。加熱板は蓋が閉位置にあるときに、複数のモジュールヒータによって生成された熱を、調理容器の開口を覆う蓋の表面に伝達するように配置される。
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を形成する添付図面は本開示のいくつかの態様を示し、説明と共に、本開示の原理を説明するのに役立つ。
図1は、一実施形態例による調理装置の斜視図である。 図2は、1つの例示的な実施形態による、開位置にある調理装置の蓋を有する図1に示される調理装置の斜視図である。 図3は、1つの例示的な実施形態による、図1および図2に示される調理装置の概略図である。 図4は、1つの例示的な実施形態による、蓋ハウジングから分解された内蓋を有する調理装置の蓋の斜視図である。 図5は、第1実施形態に係る調理装置の蓋のヒータアセンブリの概略図である。 図6は、第1実施形態に係る調理装置の蓋のヒータアセンブリのヒータの平面図である。 図7は、第2実施形態に係る調理装置の蓋のヒータアセンブリの概略図である。 図8は、第3実施形態に係る調理装置の蓋のヒータアセンブリのヒータの概略図である。 図9は、第2実施形態に係る調理装置の蓋のヒータアセンブリの平面図である。 図10は、第4実施形態に係る調理装置の蓋のヒータ組立体の平面図である。
以下の説明では、同様の番号が同様の要素を表す添付の図面を参照する。実施形態は、当業者が本開示を実施することを可能にするために十分に詳細に説明される。他の実施形態が利用されてもよく、本開示の範囲から逸脱することなく、プロセス、電気的、および機械的変更などが行われてもよいことを理解されたい。例は、単に可能性のあるバリエーションを表す。いくつかの実施形態の一部および特徴は、他のものに含まれても、または代替されてもよい。したがって、以下の説明は限定的な意味で解釈されるべきではなく、本開示の範囲は添付の特許請求の範囲およびそれらの均等物によってのみ定義される。
ここで図面、特に図1および2を参照すると、1つの例示的な実施形態による調理装置100が示されている。調理装置100は、例えば、炊飯器、加圧加熱調理器、蒸気加熱調理器、又は他の調理装置を含む。いくつかの実施形態では、調理装置100が以下でより詳細に説明するように、動作中に調理装置の調理容器を覆うための一体化された蓋と、蓋を加熱するための、例えば、蓋上の水の凝縮を低減するためのヒータアセンブリとを含む。
ユーザインターフェース101はユーザが調理装置100の動作を制御することを可能にするために、調理装置100の外部分上に配置され得る。ユーザインターフェース101は例えば、ユーザからの入力を受信するための1つまたは複数のデジタルまたは機械的ダイヤル、ノブ、ボタンなどの任意の適切な組合せを含むことができる。ユーザインターフェース101は、ユーザに情報を提供するための1つまたは複数のディスプレイ、インジケータ、オーディオデバイス、触覚デバイスなどを含み得る。
調理装置100は、基部102および蓋104を含む。図示の実施形態では、蓋104が基部102に移動可能に取り付けられ、例えば、旋回軸103(図3)の周りで基部102に旋回可能に取り付けられる。この実施形態では、基部102および蓋104が、蓋104が基部102から自由に分離できないように、一体化されたアセンブリを形成する。基部102の上または中に配置された調理容器106は、調理装置100による調理のために食品を保持するように構成される。調理容器106は(例えば、調理容器106の洗浄を可能にするために)基部102から分離可能であってもよく、または基部102と一体に形成されてもよい。調理容器106は一般に、調理される食品が収容される容器(例えば、ボウル)である。調理容器106は例えば、ステンレス鋼、アルミニウム、銅、または真鍮などの、高い熱伝導率を有する金属から構成され得る。
蓋104は、図1に示される閉位置と図2に示される開位置との間で基部102に対して移動可能である。蓋104が図2に示されるように基部102に対して開位置にあるとき、蓋104は調理容器106の開口部108を露出させて調理容器106内の食品の追加または除去を可能にするように配置される。蓋104が図1に示されるように、基部102に対して閉位置にあるとき、蓋104は、調理容器106の開口部108を覆うように配置される。例えば、蓋104が閉位置にあるとき、蓋104は必要に応じて調理容器106内の加圧された(すなわち、大気圧よりも高い)調理を可能にするために、調理容器106の開口部108の周囲に対して密封することができる。図示の実施形態では、蓋104が図2に示すように蓋104のハウジング112に取り付けられた内蓋110を含む。この実施形態では、蓋104が閉位置にあるときに内蓋110が調理容器の開口部108を覆う。内蓋110(例えば、内蓋110上に形成された、またはそれに取り付けられたガスケットを含む)は蓋104が閉位置にあるときに、調理容器106の開口部108の周囲に対して密封することができる。内蓋110は、例えば、内蓋110の洗浄を可能にするために、ハウジング112から分離可能であってもよい。
図3を参照すると、調理装置100は、調理容器106の開口部108を覆う内蓋110を有する基部102に対して閉鎖位置にある蓋104と共に概略的に示されている。調理装置100は、基部102内に配置されたヒータアセンブリ114を含む。ヒータアセンブリ114は、調理装置100の動作中に調理容器106内の食品を調理するために調理容器106に熱を供給するように配置される。ヒータアセンブリ114は、電流が電気抵抗材料を通過するときに熱を生成する1つ以上の抵抗ヒータ116を含むことができる。
調理装置100はまた、蓋104内に配置されたヒータアセンブリ120を含む。ヒータアセンブリ120は調理中に内蓋110上の水の凝縮を低減するために、調理中に内蓋110に熱を供給するように配置される。図示の実施形態では、ヒータアセンブリ120は、調理容器106とは反対側に面する内蓋110の内面110aに接して(または近接して)加熱板124上に配置された、複数のモジュールヒータ150などの1つまたは複数のヒータ150を含む。加熱板124は、ヒータ150から内蓋110への効率的な熱伝達を可能にするために、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム、銅または真鍮などの熱伝導性材料から構成される。いくつかの実施形態では、アルミニウムがその比較的高い熱伝導率および比較的低いコストのために有利である。所望の形状に熱間鍛造されたアルミニウムは鍛造されたアルミニウムの熱伝導率が高いため、鋳造アルミニウムに適していることが多い。内蓋110は、また、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム(例えば、鍛造アルミニウム)、銅または真鍮などの熱伝導性材料から構成されてもよい。
内蓋110および加熱板124は、ヒータアセンブリ114によって加熱された調理容器106内の水から、またはヒータアセンブリ120によって加熱された内蓋110上の凝縮物から形成された蒸気が、調理装置100の動作中に調理容器106から出ることを可能にする、1つまたは複数の整列した通気孔126、127を含むことができる。通気孔126、127の一方または両方は、通気孔126、127を通る空気(蒸気を含む)の通路を制限することによって、動作中に調理容器106内の圧力を選択的に調整する弁128を含むことができる。弁128は、例えば、1つまたは複数のばね式弁、フロート弁、ボール弁、ソレノイド作動弁、逆止弁、リード弁などの任意の適切なタイプを含むことができる。代替的に、内蓋110および加熱板124は、調理装置100の動作中に調理容器106から水分を排出することを可能にする、通気孔126、127などの1つまたは複数の小さい制限空気路を含んでもよい。
蓋104は、内蓋110および加熱板124の通気孔126、127を通過する蒸気から水凝縮物を収集するためのカップ130または他の容器を含むことができる。カップ130は、図1に示すように蓋104に取り外し可能に取り付けられて、使用者がカップ130に溜まっている水を空にすることを可能にすることができる。蓋104のハウジング112は、調理容器106から放出された空気(蒸気を含む)が通気孔126、127を通って蓋104を出ることを可能にする追加の通気孔132を含むことができる。
調理装置100は、各ヒータアセンブリ114、120に電流を供給するそれぞれの回路を選択的に開閉することによってヒータアセンブリ114、120を制御するように構成された制御回路134を含む。制御回路134はヒータアセンブリ114、120に電流を供給するそれぞれの回路を選択的に開閉するための、例えば、1つまたは複数の機械スイッチ、電子スイッチ、リレー、または他のスイッチングデバイスなどの、1つまたは複数のスイッチを含み得る。必要に応じて、開ループまたは好ましくは閉ループ制御を利用することができる。図示の実施形態では、各ヒータアセンブリ114、120はサーモスタットまたはサーミスタなどの温度センサ136、137を含み、制御回路134によるヒータアセンブリ114、120の閉ループ制御を可能にする。制御回路134は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路、および/または他の形態の集積回路を含むことができる。いくつかの実施形態では、制御回路134が各ヒータアセンブリ114、120に供給される電力の量を制御して、各ヒータアセンブリ114、120によって生成される熱の量を所望の範囲内に調整できるようにするための電力制御ロジックおよび/または他の回路を含むことができる。制御回路134は、所望に応じて、互いに独立して、または一緒にヒータアセンブリ114、120を制御するように構成され得る。
図4はハウジング112内に配置された加熱板124を示すために、ハウジング112から分離された内蓋110を有する調理装置100の蓋104を示す。図4の例示的な一実施形態による、内蓋110および加熱板124上の通気孔126、127が示されている。図示の実施形態では、加熱板124から離れて調理容器106に向かう内蓋110の外面110bが内蓋110の外面110b上の水の凝縮を低減するのに役立つ、例えば、凹状の凹部またはディンプル138のパターンなどの輪郭形成された表面を含む。図示の実施形態では、内蓋110は、内蓋110の中央部分を通って延びる取付孔140を含む。取付孔140は、内蓋110に面する加熱板124の外面124bから突出する対応するボス141を受け入れる。加熱板124のボス141および内蓋110の取付孔140は、内蓋110と加熱板124との間の摩擦嵌め係合を提供し、これにより、ユーザは例えば、内蓋110を清掃するために、蓋104のハウジング112から内蓋110を手動で取り外すことができる。しかしながら、内蓋110は、任意の適切な手段によって、加熱板124を含む蓋104に取り付けられてもよい。
図5は、1つの例示的な実施形態による調理装置100のヒータアセンブリ120を示す。図示されている実施形態では、ヒータアセンブリ120は、加熱板124における内蓋110と反対側の内面124a上に位置する。各ヒータ150から加熱板124への熱伝達は、各ヒータ150を、各ヒータ150の内面と加熱板124の内面124aとの間に配置された熱伝導性、耐高温性の両面テープまたは熱伝導性接着剤もしくはギャップフィラーを使用して加熱板124に取り付けることによって改善することができる。ヒータアセンブリ120により発生する熱は、調理中の外面110bの水の凝縮を減少させるために、加熱板124から内蓋110へ伝達される。他の実施形態では、ヒータアセンブリ120は、加熱板124の外面や、内蓋110の内面110aや、またはヒータアセンブリ120から内蓋110への効率的な熱移動を可能にする他の場所に、位置することができる。
図5および図6を参照すると、ヒータアセンブリ120は、加熱板124上に配置された1つまたは複数のヒータ150を含む。各ヒータ150は、ヒータ150が配置される面に対応する内面を有する(即ち、図示された実施の形態における加熱板124の内面124a)。また、ヒータ150は、ヒータ150が配置される面に対応するメント反対側の外面154を備えている。以下でより詳細に説明するように、各ヒータ150はセラミック基板160上に配置された一連の1つまたは複数の電気抵抗トレース162および導電性トレース164を有するセラミック基板160(例えば、市販の96%酸化アルミニウムセラミック)を含む。抵抗トレース162は、例えば、銀パラジウム(例えば、ブレンドされた70/30の銀パラジウム)などの適切な電気抵抗体材料を含む。電流が抵抗トレース162を通過するときに熱が発生する。導電性トレース164は、例えば、銀白金などの適切な導電体材料を含む。導電性トレース164は、抵抗トレース162との間の電気的接続を提供する。導電性トレース164は、また、各ヒータ150への電気接続を提供するために、各ヒータ150の一対の端子166、167を形成する。
図6は、1つの例示的な実施形態によるヒータ150の外面154を示す。図示の実施形態ではヒータ150の内面および外面154が、4つの側部または縁部170、171、172、および173によって境界付けられ、各々はヒータ150の内面および外面154よりも小さい表面積を有する。この実施形態ではヒータ150の内面および外面154は正方形であるが、所望に応じて他の形状(例えば、長方形などの他の多角形)を使用してもよい。上述のように、ヒータ150は、セラミック基板160の1つ以上の層を含む。セラミック基板160は、ヒータ150の外面154に向かって配向された外面155と、ヒータ150の内面に向かって配向された内面とを含む。外面155およびセラミック基板160の内面はセラミック基板160の外部部分に配置され、2層以上のセラミック基板160が使用される場合、外面155およびセラミック基板160の内面はセラミック基板160の内層または中間層ではなく、セラミック基板160の対向する外面に配置される。
図示の例示的な実施形態では、ヒータ150の内面がセラミック基板160の内面によって形成される。この実施形態では、セラミック基板160の外面155が一連の1つ以上の電気抵抗トレース162と、その上に配置された導電性トレース164とを含む。図示の実施形態では、抵抗トレース162および導電性トレース164が厚膜印刷によってセラミック基板160に塗布される。例えば、抵抗トレース162はセラミック基板160に適用される場合、10~13ミクロンの厚さを有する抵抗ペーストを含むことができ、導電性トレース164は、セラミック基板160に適用される場合、9~15ミクロンの厚さを有する導体ペーストを含むことができる。抵抗トレース162はヒータ150のそれぞれの加熱要素176を形成し、導電性トレース164は熱を発生させるために各抵抗トレース162に電流を供給するために、抵抗トレース162との間の電気接続を提供する。
図示の例示的な実施形態では、ヒータ150は、単一の抵抗トレース162を含む。単一の抵抗トレース162は、ヒータ150の第3および第4縁部172、173に実質的に平行な、ヒータ150の第1縁部170付近からヒータ150の第2縁部171に向かって延びる。この実施形態では、抵抗トレース162がヒータ150の縁部172、173の中間に配置される。一対の導電性トレース164a、164bは、各々ヒータ150の各端末166、167を形成する。例示された実施形態では導電性トレース164aがヒータ150の縁部170近辺の第1抵抗線162に直接接触し、導電性トレース164bはヒータ150の縁部171近辺の第2抵抗線162に直接接触する。導電性トレース164aは、ヒータ150の縁部170に沿って、抵抗トレース162の第1端部からヒータ150の縁部172に延びる第1セグメントを含む。導電性トレース164aはまた、ヒータ150の端末166を形成する第2のセグメントを含んでおり、第2のセグメントは、導電性トレース164aの第1セグメントからヒータ150の縁部171に向かって、ヒータ150の縁部172に沿って、抵抗トレース162に平行して伸びる。導電性トレース164bは、抵抗トレース162の第2の端部からヒータ150の縁部173に向かってヒータ150の縁部171に沿って延びる第1のセグメントを含む。導電性トレース164bはまた、ヒータ150の端子167を形成する第2のセグメントを含み、これは、導電性トレース164bの第1のセグメントからヒータ150の縁部170に向かって、ヒータ150の縁部173に沿って、抵抗トレース162に平行に延びる。図5および6の導電性トレース164a、164bの下に隠されている抵抗トレース162の部分は、破線で示されている。この実施形態では、例えば端子166で導電性トレース164aを介してヒータ150に入力された電流は、導電性トレース164aから抵抗トレース162へ、そして抵抗トレース162から導電性トレース164bへ流れ、端子167においてヒータ150から出力される。端子167におけるヒータ150への電流入力は、同じ経路に沿って逆方向に進む。
図示の実施形態では、ヒータ150は、セラミック基板160の外面155上に、印刷ガラス180の1つ以上の層を含む。図示の実施形態では、ガラス180が電気ショックまたはアーク放電を防止するために、そのような特徴を電気的に絶縁するために、抵抗トレース162および導電性トレース164の一部を覆う。ガラス層180の境界は、図5および6に点線で示されている。ガラス180の全体の厚さは、例えば、70~80ミクロンの範囲であってもよい。
各ヒータ150は、厚膜印刷によって構成することができる。例えば、一実施形態では抵抗トレース162が焼成された(未焼成状態ではない)セラミック基板160上に印刷され、これは抵抗体材料を含有するペーストを、スキージなどでパターン化されたメッシュスクリーンを通してセラミック基板160に選択的に塗布することを含む。次いで、印刷された抵抗を、室温でセラミック基板160上に沈降させる。次いで、印刷された抵抗を有するセラミック基板160は抵抗ペーストを乾燥させ、抵抗トレース162を所定の位置に一時的に固定するために、ピーク温度で約10~15分を含み、残りの時間がピーク温度まで上昇し、ピーク温度から下降する、合計約30分間、例えば約140~160℃で加熱される。次いで、一時的な抵抗トレース162を有するセラミック基板160は抵抗トレース162を定位置に恒久的に固定するために、ピーク温度での約10分間を含み、残りの時間がピーク温度まで上昇し、ピーク温度から下降するなど、合計約1時間、例えば約850℃で加熱される。次いで、導電性トレース164がセラミック基板160上に印刷され、これは、抵抗体材料と同じ方法で、導体材料を含有するペーストを選択的に塗布することを含む。印刷された抵抗および導体を有するセラミック基板160は次いで、導電性トレース164を定位置に永久的に固定するために、抵抗トレース162に関して上述したのと同じ方法で沈降、乾燥、および焼成される。次いで、ガラス層180は、ガラス層180を沈降させ、ガラス層180を乾燥および焼成させることを含む、抵抗および導体と実質的に同じ方法で印刷される。一実施形態では、ガラス層180が抵抗および導体よりわずかに低い、約810℃のピーク温度で焼成される。
焼成セラミック基板160上の厚膜印刷抵抗トレース162および導電性トレース164は、グリーン状態セラミック上に印刷された抵抗トレースおよび導電性トレースを含む従来のセラミックヒータと比較して、より均一な抵抗トレースおよび導電性トレースを提供する。抵抗トレース162および導電性トレース164の改善された均一性は、ヒータ150の内面および外面154にわたるより均一な加熱、ならびにヒータ150のより予測可能な加熱を提供する。
図5および6に示される例示的な実施形態は抵抗トレース162を含み、それによって形成される加熱要素176はセラミック基板160の外面155上に配置されるが、他の実施形態では、抵抗トレース162、およびそれによって形成される加熱要素176はセラミック基板160の内面上に、それへの電気接続を確立するために必要に応じて対応する導電性トレースとともに配置されてもよい。同様に、端子166、167は、必要に応じて、セラミック基板160の内面に配置されてもよい。ガラス180は、セラミック基板160の外面155および/または内面上の抵抗トレースおよび導電性トレースを必要に応じて覆って、そのような特徴を電気的に絶縁することができる。
図5に参照を戻すと、図示された例の実施の形態では、ヒータアセンブリ120が加熱板124の内面124a上に互いに離れた4つのヒータ150を備えている。図示の実施形態では、ヒータ150が加熱板124の中心142の周りに互いに間隔を空けて配置され、加熱板124の中心142と加熱板124の外周144との間に配置され、ヒータ150によって生成される熱が加熱板124にわたって比較的均等に分配されるようになっている。ヒータ150の数、及び各ヒータ150の加熱板124への位置は、水が凝縮する内蓋110の外面110b上の温度勾配を最小限に抑えるように選択することができる。
図示の例示的な実施形態では、ヒータアセンブリ120のヒータ150がヒータ150のそれぞれの端子166、167に接触する絶縁ケーブルまたはワイヤ182によって互いに直列に接続される。ヒータ150は、必要に応じて並列に接続することもできる。ヒータ150はまた、所望に応じて、他の適切な電気コネクタ(例えば、バスバーなど)によって互いに接続されてもよい。図示の実施形態では、ケーブル/ワイヤ182がヒータ150を、ヒータアセンブリ120を制御回路134および調理装置100の電圧源に電気的に接続する一対の端子122、123(例えば、パッドまたは他の形態の電気接点)に電気的に接続する。
図示の例示的な実施形態では、ヒータアセンブリ120がヒータ150と電気的に直列に接続された、熱ヒューズ、スイッチ、またはカットオフ184、例えばペレット型熱カットオフまたはバイメタル熱カットオフを含み、所定の量を超える温度の熱カットオフ184による検出時に、熱カットオフ184がヒータ150によって形成される回路を開くことを可能にする。このようにして、熱カットオフ184は、ヒータアセンブリ120の過熱を防止することによって、さらなる安全性を提供する。
図示された実施形態では、ヒータアセンブリ120はまた、加熱板124の内面124a上に配置されたサーモスタットまたはサーミスタ186、例えば負温度係数サーミスタを含む。ケーブルまたはワイヤはサーミスタ186を、例えば、ヒータアセンブリ120の閉ループ制御を提供するためにヒータアセンブリ120を動作させる制御回路134に電気的に接続するために、サーミスタ186に接続され得る。他の実施形態では、サーミスタ186は、制御回路134に温度フィードバックを提供するために、加熱板124または内蓋110に近接する1つまたは複数のヒータ150上、または別の表面(例えば、加熱板124の内面124a)上に配置され、ヒータアセンブリ120の閉ループ制御を可能にすることができる。さらに、図示の例示的な実施形態は、ヒータ150によって形成される回路の外側にサーモスタットまたはサーミスタを含むが、他の実施形態ではサーモスタットまたはサーミスタがヒータ150によって形成される回路に(たとえば、直列に)電気的に接続され得る。
図5に示す例示的な実施形態は、加熱板124の内面124a上に互いに離間した4つのヒータ150を有するヒータアセンブリ120を含むが、必要に応じて4つより多いまたは少ないヒータ150を使用して、内蓋110に熱を供給して、 調理中の内蓋110への水の凝縮を低減することができる。例えば、例えば、図7は、加熱板124の内面124a上に配置された一対のヒータ150を有する別の例示的な実施形態によるヒータアセンブリ220を示す。上述の実施形態のように、ヒータ150は、加熱板124の内面124a上で互いに間隔を空けて配置され、ヒータ150は、加熱板124の中心142と加熱板124の外周144との間に配置され、ヒータ150によって生成された熱を分配する。上述のように、ヒータ150の数およびヒータ150の配置は、内蓋110の外面110b上の温度勾配を最小限に抑えるように調整され得る。
図8は、別の例示的な実施形態によるヒータアセンブリ320を示す。この実施形態では、ヒータアセンブリ320は、ヒータ150と直列に電気的に接続されたペレットタイプのサーマルカットオフ384を含み、サーマルカットオフ384が、所定量を超える温度を検出すると、ヒータ150によって形成された回路を開くことを可能にする。ヒータアセンブリ320は、また、ヒータアセンブリ320の閉ループ制御を提供するために、ヒータ150と電気的に直列に接続されたサーモスタットまたはサーミスタ386、例えばバイメタルサーモスタットを含む。
図5~図8に関して図示し、上述したヒータ150は、一例に過ぎず、所望に応じて他の構成を使用することができる。例えば、本開示のヒータは、必要に応じて、多くの異なるパターン、レイアウト、幾何学的形状、形状、位置、サイズ、および構成で抵抗および導電性のトレースを含むことができ、各ヒータの外面、各ヒータの内面、および/または各ヒータのセラミック基板の中間層上の抵抗トレースを含む。他の構成要素(例えば、サーミスタ、サーモスタット、サーマルカットオフ、サーマルヒューズ、および/またはサーマルスイッチ)は、所望に応じて各ヒータの面上または面に配置されてもよい。上述のように、ヒータのセラミック基板は単層または多層で提供されてもよく、様々な形状(例えば、長方形、正方形、または他の多角形の面)およびサイズのセラミック基板が、必要に応じて使用されてもよい。曲線形状も同様に使用され得るが、典型的には製造するのにより高価である。印刷ガラスは電気絶縁を提供するために、各ヒータの外面および/または内面上で所望に応じて使用されてもよい。
図9は、別の例示的実施形態による、ヒータアセンブリ120、220、320などの、蓋104のヒータアセンブリとともに使用するためのモジュール式ヒータ450を示す。図9は、ヒータ450の外面454を示す。図示の実施形態ではヒータ450の内面および外面454が4つの側部または縁部470、471、472、および473によって境界付けられ、各々はヒータ450の内面および外面454よりも小さい表面積を有する。この実施形態ではヒータ450の内面および外面454は正方形であるが、上述のように他の形状が使用されてもよい。上述のヒータ150と同様に、ヒータ450は、セラミック基板460の1つ以上の層を含む。図示の例示的な実施形態では、ヒータ150の内面がセラミック基板460の内面によって形成される。この実施形態では、セラミック基板460の外面455が電気抵抗トレース462と、その上に配置された一対の導電性トレース464とを含む。上述のように、抵抗トレース462はヒータ450のそれぞれの加熱要素476を形成し、導電性トレース464は抵抗トレース462に電流を供給して熱を発生させるために、抵抗トレース462への電気接続を提供する。
図示の例示的な実施形態では、抵抗トレース462がヒータ450の縁部470に沿ってセラミック基板460の外面455の半分(図9に示す向きの上半分)の大部分を覆っている。一対の導電性トレース464a、464bのそれぞれがヒータ450の各端末466、467を形成する。図示された実施形態例では、導電性トレース464aがヒータ450の縁部472近傍の抵抗トレース462の第1の部分と直接接触し、導電性トレース464bはヒータ450の縁部473近傍の抵抗トレース462の第2の部分と直接接触する。導電性トレース464a、464bは、抵抗線462からヒータ450の縁部471へと並行して伸びる。図9の導電性トレース464a、464bの下に隠されている抵抗トレース462の部分は、破線で示されている。この実施形態では、例えば、導電性トレース464aによる端子466におけるヒータ450への電流入力は導電性トレース464aから抵抗トレース462へ、および抵抗トレース462から導電性トレース464bへと通過し、そこで端子467においてヒータ450から出力される。端子467におけるヒータ450への電流入力は、同じ経路に沿って逆方向に進む。
図示の実施形態では、ヒータ450がセラミック基板460の外面455上に印刷ガラス480の1つ以上の層を含む。図示の実施形態では、ガラス480が上述のような特徴を電気的に絶縁するために、抵抗トレース462および導電性トレース464の一部を覆う。ガラス層480の境界は、図9に点線で示されている。
図10は例えば、加熱板124の内面124aに位置するヒータ550を含む別の実施の形態に係るヒータアセンブリ520を示す。この実施形態では、ヒータ550は、ヒータ550が配置される表面(例えば、加熱板124の内面124a)に面する内面と、ヒータ550が配置される表面とは反対側に面する外面554とを有する。図示の実施形態では、ヒータ550が内周縁570および外周縁571によって画定される円形リングの形状である。上述のヒータ150、450と同様に、ヒータ550は、セラミック基板560の1つ以上の層を含む。図示の例示的な実施形態では、ヒータ550の内面がセラミック基板560の内面によって形成される。この実施形態では、セラミック基板560の外面555が電気抵抗トレース562と、その上に配置された一対の導電性トレース564とを含む。上述のように、抵抗トレース562はヒータ550のそれぞれの加熱要素576を形成し、導電性トレース564は抵抗トレース562に電流を供給して熱を発生させるために、抵抗トレース562への電気接続を提供する。
図示の例示的な実施形態では、抵抗トレース562がセラミック基板560の外面555上に配置される。この実施形態では、抵抗トレース562が第1の導電性トレース564aから第2の導電性トレース564bまで円形パターンで延在し、導電性トレース564a、564bの間に部分的な円(例えば、図示のようなほぼ完全な円)を形成する。図示の実施形態では抵抗トレース562が導電性トレース564a、564bの間で、セラミック基板560の外面555に沿って単一の通路を作るが、抵抗トレース562は他の実施形態ではセラミック基板560の外面555に沿って複数の通路を作ることができる。同様に、上述したように、必要に応じて、2つ以上の抵抗トレース562を使用することができる。導電性トレース564a、564bはそれぞれ、ヒータ550のそれぞれの端子566、567を形成する。図10の導電性トレース564a、564bの下に隠された抵抗トレース562の部分は点線で示される。この実施形態では、例えば、導電性トレース564aによる端子566におけるヒータ550への電流入力は導電性トレース564aから抵抗トレース562へ、および抵抗トレース562から導電性トレース564bへと通過し、そこで端子567においてヒータ550から出力される。端子567におけるヒータ550への電流入力は、同じ経路に沿って逆方向に進む。
図示の実施形態では、ヒータ550がセラミック基板560の外面555上に印刷ガラス580の1つ以上の層を含む。図示の実施形態では、ガラス580が上述のような特徴を電気的に絶縁するために、抵抗トレース562および導電性トレース564の一部を覆う。ガラス層580の境界は、図10に破線で示されている。
図示した例示的な実施形態は加熱板124の内面124a上に配置されたヒータアセンブリを含むが、上述したように、加熱板124の外面124bまたは内蓋110の内面110aのような、調理装置100の蓋上の水の凝縮を低減するためのヒータアセンブリを、蓋に熱を提供するための他の適切な位置に配置してもよい。さらに、図示される実施形態はいくつかの異なる例によるヒータアセンブリ120、220、320、520を含むが、使用されるヒータの数および加熱調理装置100の蓋に熱を分配するためのそのようなヒータの配置は所望に応じて変化し得ることが理解されよう。同様に、使用される個々のヒータは多くの異なるパターン、レイアウト、幾何学的形状、形状、位置、サイズ、および構成における抵抗および導電性トレースを含む多くの異なる構成を含むことができ、各ヒータの外面、各ヒータの内面、および/または各ヒータのセラミック基板の中間層上の抵抗トレースを含む。さらに、サーミスタおよび/またはサーモスタットなどの1つまたは複数の温度センサが、ヒータアセンブリの閉ループ制御を提供するために必要に応じて使用され得る。同様に、1つまたは複数の温度ヒューズ、スイッチ、またはカットオフが、過熱を防止するために必要に応じて使用されてもよい。温度センサおよび/または温度ヒューズ、スイッチ、またはカットオフはヒータアセンブリのヒータのうちの1つまたは複数の面上に、または面上に、および/または加熱板124上に、または面上に、ヒータ(複数可)が所望のように配置される別の表面上に、配置され得る。
本開示のヒータは好ましくはコスト効率のためにアレイで製造され、例えば、各ヒータは、実質的に同じ構造を有する特定のアレイで製造される。好ましくは、ヒータの各アレイがアレイ内のすべてのヒータの構築が完了した後に、すべての構成要素の焼成および任意の適用可能な仕上げ作業を含めて、個々のヒータに分離される。いくつかの実施形態では、個々のヒータがファイバレーザスクライビングによってアレイから分離される。ファイバレーザスクライビングは、従来の二酸化炭素レーザスクライビングと比較して、分離された縁部に沿って微小亀裂が少ない、より均一な個片化表面を提供する傾向がある。いくつかの実施形態では、各ヒータのセラミック基板がテープキャストされ、2つのグリーン状態の層に積層され、これらの層は互いに圧縮され、乾燥され、焼成されたとき、対向する凹状の反りを有するように配向される。
コストおよび製造の複雑さを最小限に抑えるために、モジュール式ヒータのアレイを製造するために、ヒータパネルおよび個々のヒータのサイズおよび形状を標準化することが好ましい。一例として、パネルは、2インチ×2インチまたは4インチ×4インチの正方形パネル、またはより大きい165mm×285mmの長方形パネルなどの、長方形または正方形の形状で調製され得る。セラミック基板の各層の厚さは、0.3mm~2mmの範囲であってもよい。例えば、市販のセラミック基板の厚さは、0.3mm、0.635mm、1mm、1.27mm、1.5mm、および2mmを含む。別のアプローチは特定の用途で必要とされる加熱領域に適合するように、非標準またはカスタムサイズおよび形状でヒータを構築することである。しかしながら、より大きな加熱用途の場合、このアプローチは一般に、標準的なサイズおよび形状のモジュール式ヒータを構築することと比較して、ヒータの製造コストおよび材料コストを著しく増加させる。
本開示は、従来のセラミックヒータと比較して低い熱質量を有するセラミックヒータを提供する。いくつかの実施形態では、セラミック基板の外面(外側または内側)上の厚膜印刷抵抗トレースがセラミックの複数のシートの間に内部に配置された抵抗トレースと比較して、低減された熱質量を提供する。いくつかの実施形態では、焼成セラミック基板上に抵抗および導電性トレースを印刷する厚膜が、グリーン状態セラミックの焼成中のセラミックの収縮量の比較的大きな変動に起因して、グリーン状態セラミック上に印刷された抵抗および導電性トレースと比較して、より均一で予測可能な抵抗および導電性トレースを提供する。本開示のセラミックヒータの低熱質量により、ヒータは、いくつかの実施形態では、従来のヒータよりも大幅に高速で、使用に有効な温度までほんの数秒(例えば、5秒未満、または20秒未満)で加熱することができる。本開示のセラミックヒータの低い熱質量はまた、ヒータが、いくつかの実施形態において、使用後にほんの数秒(例えば、5秒未満、または20秒未満)で安全な温度まで冷却することを可能にする。繰り返しになるが、従来のヒータよりも大幅に高速である。さらに、本開示のセラミックヒータの実施形態は比較的均一な厚膜印刷抵抗および導電性トレースのために、従来のヒータよりも正確でより均一な温度で動作する。セラミックヒータの低熱質量および改善された温度制御は、従来のヒータと比較して、より大きなエネルギー効率を可能にする。
前述の説明は、本開示の様々な態様を示す。網羅的であることは意図されていない。むしろ、当業者が本開示を利用することを可能にするために、本開示の原理およびその実用的な適用を例示することが選択され、それには、自然に続くその様々な改変が含まれる。添付の特許請求の範囲によって決定されるように、本開示の範囲内で、すべての修正および変形が企図される。比較的明らかな修正は、様々な実施形態の1つ以上の特徴を他の実施形態の特徴と組み合わせることを含む。

Claims (20)

  1. 調理のために食物を保持するための調理容器を有する基部と、
    開位置と閉位置との間で前記基部に対して移動可能とされ、前記開位置において、前記調理容器に対する食品の追加または除去を可能にするために前記調理容器の開口部を露出させ、前記閉位置において、調理のために前記調理容器の前記開口部を覆う蓋と、
    前記蓋が前記閉位置にあるときに前記調理容器の前記開口部を覆う前記蓋の表面に熱を供給するために前記蓋上に配置され、セラミック基板を有するヒータを含み、前記セラミック基板は少なくとも前記セラミック基板上に印刷された1つの電気抵抗トレース厚膜と、前記セラミック基板上に印刷された少なくとも1つの導電性トレース厚膜とを含み、前記ヒータは、電流が少なくとも1つの前記電気抵抗トレースに供給されると熱を発生するように構成された、ヒータアセンブリと、
    を備えた調理装置。
  2. 少なくとも1つの前記電気抵抗トレースは、前記セラミック基板の外面上に配置される、請求項1に記載の調理装置。
  3. 前記ヒータは、少なくとも1つの前記電気抵抗トレースを電気的に絶縁するために前記少なくとも1つの前記電気抵抗トレースを覆うガラス層を含む、
    請求項2に記載の調理装置。
  4. 前記蓋内に配置された熱伝導性加熱板をさらに備え、前記ヒータは前記加熱板上に配置され、前記加熱板は、前記ヒータによって生成された熱を、前記閉位置にあるときに前記調理容器の前記開口部を覆う前記蓋の表面に伝達するように配置される、請求項1に記載の調理装置。
  5. 前記ヒータは、前記蓋が前記閉位置にあるときに前記加熱板の前記調理容器と反対側の内面に配置されている、
    請求項4に記載の調理装置。
  6. 少なくとも1つの前記電気抵抗トレースは、前記加熱板の反対側の前記セラミック基板の外面に配置されている、
    請求項4に記載の調理装置。
  7. 調理のために食物を保持するための調理容器を有する基部と、
    開位置と閉位置との間で前記基部に対して移動可能とされ、前記開位置において、前記調理容器に対する食品の追加または除去を可能にするために前記調理容器の開口部を露出させ、前記閉位置において、調理のために前記調理容器の前記開口部を覆う蓋と、
    前記蓋内に配置された熱伝導性加熱板と、
    前記加熱板上に配置され、セラミック基板と、前記セラミック基板上に配置された電気抵抗トレースと、を有し、前記電気抵抗トレースに電流が供給されたときに発熱が生じるように構成され、前記加熱板は前記蓋が前記閉位置にあるときに、前記発熱により生じた熱を前記調理容器の前記開口部を覆う前記蓋の表面に伝達するように配置されている、ヒータと、
    を備えた調理装置。
  8. 前記電気抵抗トレースは、前記セラミック基板の外面に印刷された厚膜である、
    請求項7に記載の調理装置。
  9. 前記ヒータは、前記電気抵抗トレースを覆い前記電気抵抗トレースを電気的に絶縁するガラス層を含む、
    請求項8に記載の調理装置。
  10. 前記ヒータは、前記蓋が前記閉位置にあるときに前記加熱板の前記調理容器と反対側の内面に配置されている、
    請求項7に記載の調理装置。
  11. 前記電気抵抗トレースは、前記加熱板と反対側の前記セラミック基板の外面上に配置されている、
    請求項7に記載の調理装置。
  12. 調理のために食物を保持するための調理容器を有する基部と、
    開位置と閉位置との間で前記基部に対して移動可能とされ、前記開位置において、前記調理容器に対する食品の追加または除去を可能にするために前記調理容器の開口部を露出させ、前記閉位置において、調理のために前記調理容器の前記開口部を覆う蓋と、
    蓋内に配置された熱伝導性加熱板と、
    前記加熱板上に配置され、各々がセラミック基板と、前記セラミック基板上に配置された電気抵抗トレースとを含み、各々について電流が前記電気抵抗トレースに供給されたときに発熱が生じるよう構成され、前記加熱板は前記蓋が前記閉位置にあるときに前記発熱により生じた熱を前記調理容器の前記開口部を覆う前記蓋の表面に伝達するように配置されている、複数のモジュールヒータと、
    を備えた調理装置。
  13. 前記複数のモジュールヒータの各々は、前記セラミック基板の外面上に印刷された前記電気抵抗トレース厚膜を含む、
    請求項12に記載の調理装置。
  14. 前記複数のモジュールヒータの各々は、前記電気抵抗トレースを覆い前記電気抵抗トレースを電気的に絶縁するガラス層を含む、
    請求項13に記載の調理装置。
  15. 前記複数のモジュールヒータの各々は、前記蓋が前記閉位置にあるときに前記加熱板の前記調理容器と反対側の内面に配置されている、
    請求項12に記載の調理装置。
  16. 前記複数のモジュールヒータの各々は、前記加熱板と反対側の前記セラミック基板の外面上に配置された前記電気抵抗トレースを含む、
    請求項12に記載の調理装置。
  17. 前記複数のモジュールヒータは、前記加熱板の表面上で互いに離隔されている、
    請求項12に記載の調理装置。
  18. 前記複数のモジュールヒータは、前記加熱板の中心の周りに間隔を置いて配置されている、
    請求項17に記載の調理装置。
  19. 前記複数のモジュールヒータは、電気的に直列に接続されている、
    請求項12に記載の調理装置。
  20. 前記複数のモジュールヒータは前記蓋が前記閉位置にあるときに、前記調理容器の前記開口部を覆う前記蓋の前記表面上の温度勾配を最小化するように配置されている、
    請求項12に記載の調理装置。
JP2022564101A 2020-04-21 2021-04-05 調理装置蓋のためのヒータアセンブリ Pending JP2023523920A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US202063013164P 2020-04-21 2020-04-21
US63/013,164 2020-04-21
US17/151,891 2021-01-19
US17/151,891 US20210321812A1 (en) 2020-04-21 2021-01-19 Heater assembly for a cooking device lid
PCT/US2021/025723 WO2021216272A1 (en) 2020-04-21 2021-04-05 Heater assembly for a cooking device lid

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023523920A true JP2023523920A (ja) 2023-06-08

Family

ID=78080973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022564101A Pending JP2023523920A (ja) 2020-04-21 2021-04-05 調理装置蓋のためのヒータアセンブリ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20210321812A1 (ja)
EP (1) EP4140254A4 (ja)
JP (1) JP2023523920A (ja)
CN (1) CN115517014A (ja)
CA (1) CA3176229A1 (ja)
WO (1) WO2021216272A1 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6414274B1 (en) * 2001-09-05 2002-07-02 Afsaneh Mahyari Electrical heater lid
US6960741B2 (en) * 2002-08-26 2005-11-01 Lexmark International, Inc. Large area alumina ceramic heater
US6884971B2 (en) * 2003-01-10 2005-04-26 George T. C. Li Slow cooker with dual heating elements
TWI323622B (en) * 2004-09-30 2010-04-11 Watlow Electric Mfg Modular layered heater system
CN201743469U (zh) * 2010-01-05 2011-02-16 广东伊立浦电器股份有限公司 多功能电热炊具
US20140246419A1 (en) * 2013-03-04 2014-09-04 George T.C. Li Top-browner cooking system for electric roasting ovens and method of use
DE102016224069A1 (de) * 2016-12-02 2018-06-07 E.G.O. Elektro-Gerätebau GmbH Kochgerät mit einer Kochplatte und einer Heizeinrichtung darunter
EP3865028A1 (en) * 2017-08-09 2021-08-18 SharkNinja Operating LLC Cooking device and components thereof
US9930990B1 (en) * 2017-08-25 2018-04-03 Chhavi Gupta Heat emitting pan lid
US20200253409A1 (en) * 2019-02-08 2020-08-13 Lexmark International, Inc. Cooking device having a cooking vessel and a ceramic heater

Also Published As

Publication number Publication date
EP4140254A4 (en) 2024-04-03
CN115517014A (zh) 2022-12-23
EP4140254A1 (en) 2023-03-01
US20210321812A1 (en) 2021-10-21
WO2021216272A1 (en) 2021-10-28
CA3176229A1 (en) 2021-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0286217B1 (en) Thick film electrically resistive tracks
US20230148780A1 (en) Cooking device having a cooking vessel and a ceramic heater
JP3983304B2 (ja) 加熱素子
US20230300951A1 (en) Cooking device having a modular ceramic heater
US20230266015A1 (en) Electric Heater And Cooking Appliance Having Same
EP0715483A2 (en) Electric heaters
JP2023523920A (ja) 調理装置蓋のためのヒータアセンブリ
US11828490B2 (en) Ceramic heater for heating water in an appliance
GB2307629A (en) Thick film electric heater: Control of supply
WO1997021326A1 (en) A resistive heating element for a cooker
EP0855131A1 (en) Electric heaters
JPWO2021162876A5 (ja)
JP2004119355A (ja) 平面発熱体
JPH0682559B2 (ja) 面ヒータの製造法
JPH04248396A (ja) 送風機制御装置