JPH05144170A - ビデオデイスク再生装置 - Google Patents

ビデオデイスク再生装置

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Publication number
JPH05144170A
JPH05144170A JP3333986A JP33398691A JPH05144170A JP H05144170 A JPH05144170 A JP H05144170A JP 3333986 A JP3333986 A JP 3333986A JP 33398691 A JP33398691 A JP 33398691A JP H05144170 A JPH05144170 A JP H05144170A
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JP
Japan
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signal
circuit
time
servo
pulse
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3333986A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Yamashita
紀之 山下
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 いわゆるHサーボ制御に制御を引渡した瞬間
から直ちに画像表示を可能ならしめることを目的とす
る。 【構成】 ディスク18からの再生映像信号を同期検出
部12に供給し、同期分離された再生信号PB Hの位相調
整を図るフライホイール位相調整回路部13からの位相
調整された出力信号CHをパルス周期測定回路部14に送
ってパルス周期を測定してマイクロコンピュータ15に
供給する。マイクロコンピュータ15は、加速停止時刻
を算出して上記パルス周期測定回路部14に演算結果を
送り、また、スピンドルサーボ回路16に加速制御信号
ACONを供給する。上記パルス周期測定回路部14は加速
停止時刻を検出し一致パルス信号ACOFをスピンドルサー
ボ回路16に供給し、上記各制御信号でスピンドルモー
タ17を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スピンドルモータを強
制的に駆動し、サーボ制御して検出されるスピンドルモ
ータの回転速度でディスクからの画像を切換出力するい
わゆる画出しの制御に用いて好適なビデオディスク再生
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、ビデオディスク再生装置は、ディ
スクを載置してから装置内に収納しスピンドルモータを
駆動してモニタ等の画像表示装置に画像出力、いわゆる
“画出し”するために約14.3秒要している。この内訳
は、動作を図5に示して各動作に要する時間の一例を示
すと、トレイに載置したディスクを収納するための時間
1 が1.5 秒、チャッキングしてスピンドルモータを動
作開始するまで時間S2 、S3 がそれぞれ1.2 秒、1.5
秒である。
【0003】上記スピンドルモータを強制的に加速させ
て正確にスピンドルモータの回転数が1800rpm に達する
までの時間S4 は、6.1 秒を要し、このスピンドルモー
タの回転数が1800rpm に達した瞬間(図5に示す矢印)
に水平同期信号に位相同期させるモード、いわゆるHサ
ーボモードに移行している。このHサーボモードに対応
すべく、スピンドルモータのサーボ駆動においてこのサ
ーボ駆動の位相をHサーボの位相にロックさせる必要が
ある。この位相ロック待ち時間S5 は、2.1 秒かかって
いる。さらに、ゼロサーチから画像出力までの時間は約
1.9 秒を要している。従って、これらを総合すると、上
述したようにトレイインから画像出力までの時間S
t は、約14.3秒となる。
【0004】この時間St の内でスピンドルモータの回
転数1800rpm に達するまでの時間S4 が最も長い。この
スピンドルモータの回転数は、スピンドルモータに取り
付けられた周波数発電機(Frequency Generator:以下F
Gと略す) で検出している。上記FGは、スピンドルモ
ータの回転速度に比例したパルス信号を出力して基準値
と比較しながら上記スピンドルモータの回転速度を一定
にするようスピンドルモータを制御している。FGは例
えば、ディスクの1回転毎にパルスを生成するように設
計されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ユーザから
ディスクをセットした後の上記画出しの時間の短縮化を
図りたいという強い要望が出されている。この要望に答
えるため、一つの方法としてフィールドメモリを用い、
また、上記フィールドメモリを時間軸補正を行うタイム
ベースコレクタ(以下TBCと略す)として用いること
でスピンドルモータの応答はかなりラフであっても画像
出力させることができた。しかしながら、この方法は音
声が早く出せない等の問題点があり、用いることはでき
なかった。このようにパルス信号の正確な検出は非常に
難しい。
【0006】また、記録媒体であるディスクにおいて、
完全に理想的なディスクは存在しない。従って、ディス
クを回転させた際にディスクは少なからず偏心を起こ
す。この偏心による瞬時周波数の変化は、±0.09% であ
った。例えば、現行のNTSC方式のテレビジョンで用
いる水平同期周波数fH =15.7kHz に対して上記瞬間周
波数の変化は、±14Hzになってしまう。ところが、現在
のTBCの可変範囲は狭く、前記Hサーボモードへの引
渡し周波数の誤差は1 〜2Hz 以内に抑えなければならな
い。
【0007】そこで、本発明は上述の実情に鑑み、再生
時にスピンドルモータの駆動に伴って発生するパルス信
号の周波数を用いてトレイインからいわゆる画出しまで
に要する時間の短縮化を図ることのできるビデオディス
ク再生装置の提供を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るビデオディ
スク再生装置は、スピンドルモータを強制的に駆動し、
サーボ制御して検出されるスピンドルモータの回転速度
でディスクからの画像を切換出力するビデオディスク再
生装置において、上記ディスクからの再生映像信号の同
期を検出する同期検出手段と、該同期検出手段からの出
力信号の位相調整を行う位相調整手段と、該位相調整手
段からの出力信号を分周して生成したパルス周期を測定
するパルス周期測定手段と、該パルス周期測定手段から
の出力信号を基に加速停止する時刻を算出する演算制御
手段と、該演算制御手段及び上記パルス周期測定手段か
らの各制御信号に応じてサーボ制御を同期位相合わせサ
ーボに切り換えるサーボ手段とを有してなることによ
り、上述した課題を解決する。
【0009】
【作用】本発明に係るビデオディスク再生装置は、ディ
スクの1回転に要する時間を毎回測定して、これらの測
定値から加速停止を行う時刻を演算してもとめ、この算
出した時刻で加速を停止していわゆるHサーボモードに
移行させて画出しに要する時間の短縮化を図っている。
【0010】
【実施例】本発明に係るビデオディスク再生装置におけ
る一実施例について図面を参照しながら説明する。
【0011】図1は、本発明に係るビデオディスク再生
装置の概略的なブロック回路構成を示している。本発明
に係るビデオディスク再生装置は、スピンドルモータを
強制的に駆動し、サーボ制御して検出されるスピンドル
モータの回転速度でディスクからの画像を切換出力する
ビデオディスク再生装置において、上記ディスク18か
らの再生映像信号の同期を検出する同期検出手段である
同期検出部12と、上記同期検出部12からの出力信号
の位相調整を行う位相調整手段であるフライホイール位
相調整回路部13と、上記フライホイール位相調整回路
部13からの出力信号を分周して生成したパルス周期を
測定するパルス周期測定手段であるパルス周期測定回路
部14と、上記パルス周期測定回路部14からの出力信
号を基に加速停止する時刻を算出する演算制御手段であ
るマイクロコンピュータ15と、上記マイクロコンピュ
ータ15及び上記パルス周期測定回路部14からの各制
御信号に応じてサーボ制御を同期位相合わせサーボに切
り換えるサーボ手段であるスピンドルサーボ回路16と
で構成している。
【0012】ビデオディスク再生装置は、トレイインし
て載置台(図示せず)にディスク18をチャッキングし
ている。装置内に収納されたディスク18は、スピンド
ルモータ17の回転と共に、強制的に加速して高速回転
させている。このディスク18に対してレーザを照射す
る光学ピックアップ19は、このディスク18の面のピ
ットで反射してくる戻り光をデータとして分離し、電気
信号に変換して復調回路(DEMOD)20に送ってい
る。上記復調回路20は、供給された再生RF信号を復
調して再生映像信号を出力端子21に供給すると共に、
上記同期検出部12の同期分離回路121に送ってい
る。
【0013】なお、出力端子21から出力する上記再生
映像信号は、後述するように図示していないが、同期位
相合わせサーボモードに切り換えるまで出力が禁止され
ている。
【0014】上記同期検出部12は、同期分離回路12
1及び半Hキラー回路122からなる。上記同期検出部
12において上記復調回路20からの再生映像信号は、
上記再生映像信号の同期部分を同期分離回路121で再
生水平同期信号PB H(あるいは再生垂直同期信号PB V)
を分離して半Hキラー回路122に供給する。半Hキラ
ー回路122は、現行のNTSC方式のテレビジョンの
フィールド走査で生じる半Hをキャンセルする回路であ
る。この半Hキラー回路122からの出力信号は、後述
において詳述するスピンドルサーボ回路16に供給する
と共に、上記フライホイール位相調整回路部13に供給
している。
【0015】上記フライホイール位相調整回路部13
は、ドロップアウトガード回路131、位相検波回路1
32、ローパスフィルタ(以下LPFと略す)133、
電圧制御発振器(以下VCOと略す)134及び1/n
分周回路135で構成している。上記再生水平同期信号
PB Hは、先ず、上記フライホイール位相調整回路部13
内のドロップアウトガード回路131に供給する。この
ドロップアウトガード回路131は、この回路に1/n
分周回路135からのウィンドウ信号Wを入力し、上記
再生水平同期信号PB Hのパルスが上記ウィンドウ信号W
のウィンドウ内にある(OK)か、ウィンドウ外にある
(NG)かの各出力信号を位相検波回路132にそれぞ
れ供給している。上記位相検波回路132は、位相のず
れ量をLPF133に送って平滑化した後、このLPF
133が出力する電圧に応じた水平同期信号fH のn倍
の周波数nfHを電圧制御して上記1/n分周回路13
5に送る。1/n分周回路135は、上記ウィンドウ信
号Wを生成し上記ドロップアウトガード回路131に供
給している。また、1/n分周回路135は、フライホ
イール効果を有するチャンネル信号CHを上記ドロップ
アウトガード回路131に供給すると共に、パルス周期
測定回路部14内の1/525分周回路141に送って
いる。上記ドロップアウトガード回路141は、フライ
ホイール効果を有するチャンネル信号CHを帰還させて
位相ロックループを形成している。
【0016】上記パルス周期測定回路部14は、上記1
/525分周回路141、NAND回路142、カウン
タ回路143、ラッチ回路144及び一致検出回路14
5で構成している。パルス周期測定回路部14の1/5
25分周回路141に供給されたチャンネル信号CH
は、525分周して1回転に1回パルス信号CFが生成
される。上記パルス信号CFは、1フレームを示すパル
ス信号としてNAND回路142の一端側に供給され、
NAND回路142の他端側には後述するマイクロコン
ピュータ15からリセット禁止信号RIが供給されてい
る。この実施例においてこの両者の信号レベルが“H”
のとき、NAND回路142の出力信号の立ち下がりエ
ッジで上記カウンタ回路143にリセット信号が供給さ
れる。
【0017】上記カウンタ回路143は、上記パルス信
号CFの1周期中に何クロック入っているかを数えるバ
イナリー・カウンタである。本実施例では、上記クロッ
クを入力端子11を介して4倍のサブキャリア周波数4
SCが供給されている。現行のNTSC方式のサブキャ
リア周波数fSCは、水平同期周波数fH を用いて表す
と、455fH /2の関係にあることが知られている。
従って、ディスク18を正規の回転数で回転させている
とき、上記パルス信号CFの1周期は525/fH と表
され、一方、クロック4fSCの周期は1/4fSCであ
る。このカウンタは、パルス信号CFの1周期中に(5
25/fH )/{1/(4×455fH /2)}=45
5×525×2=477750個(すなわち19ビット
以上のカウンタで)カウントをする必要がある。このよ
うに高精度の水平同期信号を生成して正規の回転速度に
達する時間をクロック数で表すため、本実施例では、4
77750個以上カウントできるようにカウンタ回路1
43は、20ビットのカウンタを用いている。
【0018】上記カウンタ回路143は、20ビットの
カウント出力データを一時的に保持する上記ラッチ回路
144に供給すると共に、上記20ビットのカウント出
力データの上位16ビットのカウント出力データを上記
一致検出回路145に供給している。上記ラッチ回路1
44は、カウント出力データをマイクロコンピュータ1
5に送っている。
【0019】上記マイクロコンピュータ15は、上記カ
ウント出力データと上記フレームパルス信号CFを用い
て演算する。この演算については後述において詳述す
る。上記マイクロコンピュータ15は、倍精度の演算、
すなわち16ビットの演算結果を上記一致検出回路14
5に送っている。また、上記マイクロコンピュータ15
は、カウンタの値が演算結果に達するまでリセットしな
いようにリセット禁止区間をレベル“L”にしてリセッ
ト禁止信号RIとして上記NAND回路142の端子に
供給している。マイクロコンピュータ15は、加速制御
信号ACONをスピンドルサーボ回路16に供給してい
る。
【0020】上記一致検出回路145は、マイクロコン
ピュータ15からの供給される倍精度データに合わせて
上記カウンタ回路143から上位16ビットのカウント
出力データが供給され、これら両者のデータの一致を検
出している。上記一致検出回路145において上記両デ
ータの一致が検出されたならば、スピンドルサーボ回路
16にスピンドルモータ17の加速動作を停止させる加
速停止制御信号として一致パルス信号ACOFを供給す
る。
【0021】上記スピンドルサーボ回路16は、入力端
子10を介して再生時の初期位相合わせするための基準
水平信号REF H と同期検出部12内の半Hキラー回路1
22からの再生水平同期信号PB Hがそれぞれ供給されて
いる。このスピンドルサーボ回路16は、上述したよう
にマイクロコンピュータ15から加速制御信号ACON
と一致検出回路145から加速停止制御用の一致パルス
信号ACOFとによってスピンドルモータ17の加速タ
イミング等を制御している。スピンドルサーボ回路16
は、スピンドルモータ17の回転動作を制御する制御信
号をスピンドルモータ17に供給してディスク18の回
転を制御している。
【0022】このように構成して基準水平同期信号の周
波数15.734kHz に対して確実に再生水平同期信号の周波
数を後述する±2Hz以内の範囲で周波数を高精度に保
ち、偏心の影響を除き、加速停止のタイミングを検出す
るための測定間隔によるタイミングのずれによって生じ
る問題を解決してスピンドルサーボをかけてスピンドル
モータ17を制御している。
【0023】次に、ビデオディスク再生装置の動作原理
について図2及び図3に示した模式的な図を参照しなが
ら説明する。上述したようにビデオディスク再生装置
は、強制加速して再生水平同期信号PBHの周波数が上記
基準水平同期信号REF H に一致した瞬間に加速を停止さ
せ、同時に上記基準水平同期信号REF H によるいわゆる
Hモードに移行して位相ロック動作を行うことによって
直ちにいわゆる出画を行わせるため、加速停止の瞬間を
知る必要がある。
【0024】スピンドルサーボ回路16を制御するため
の上記基準水平同期信号REF H に対して再生水平同期信
号の周波数fH が、どの位必要かを求めてみる。すなわ
ち再生水平同期信号の周波数fH が図2(a)に示すよ
うにΔf=1Hzずれているとき、位相のずれθは、 θ=2πΔft ・・・・(1) の関係にあるから、Δfが1Hzずれることによって1
秒に2π(63.5μs)の速さでずれていく。従っ
て、基準水平同期信号REF H の周波数15.734kHz に対し
て測定される再生水平同期信号PB Hの周波数を±2Hz
以内の範囲に入れなければならない。
【0025】上記周波数の精度を確保しながら、強制加
速して再生水平同期信号PB Hの周波数が加速を停止させ
る上記基準水平同期信号REF H に達する瞬間を求める。
同期分離された再生水平同期信号PB Hは、図1に示した
フライホイール位相調整回路部13からのチャンネル信
号CHをパルス周期測定回路部14の1/525分周回
路に供給して525分周したフレームパルス信号CFに
する。上記フレームパルス信号CFの周期は、ディスク
の回転周期に同じで1回転毎にパルスが得られる。この
周期は、偏心の周期にも等しいことから、この周期で測
定すれば、前記した偏心の影響を除去することができ
る。
【0026】また、このフレームパルス信号CFの周期
から目標速度に達する瞬間を求めるとき、図3(a)に
示す時刻tn-2 と時刻tn-1との間の時間であるフレー
ムパルス信号CFの周期Tn-1 は、図3(b)に示す周
波数fの時刻tn-2 と時刻tn-1 の区間の平均周波数f
n-1 の逆数である。同様に、周波数fの時刻tn-1 と時
刻tn の区間の平均周波数fn の逆数である。これらの
平均周波数fn-1 、fn は、時刻tn-2 〜時刻tn
間、スピンドルモータが等加速度運動しているとする
と、それぞれtA =(tn-2 −tn-1 )/2とtB
(tn-1 −tn )/2における瞬時周波数を表す。そこ
で、上記瞬時周波数fが所望の周波数f0 に達する時刻
X は、この時刻tX までの区間も等加速度運動してい
るとして比例配分 (f0 −fn )/(tX −tB )=(fn −fn-1 )/(tB −tA ) (2) によって tX =(f0 −fn )(tB −tA )/(fn −fn-1 )+tB (3) と求められる。
【0027】ここで、時間tB −tA や時刻tB は、そ
れぞれ tB −tA =(Tn-1 +Tn )/2 ・・・・(4) tB =tn −Tn /2 ・・・・(5) で得られる。これらの値を式(3)に代入すると、時刻
X は、
【0028】
【数1】 ・・・・(6)
【0029】で表される。目標の周期をTC として式
(6)をすべて周期で表すと、
【0030】
【数2】 ・・・・(7)
【0031】と周期Tn が得られた時刻tn までに求め
られた測定値で瞬時周波数に達する時刻tX までの時間
X (=tX −tn )が算出される。この時刻tn から
X 秒経過後にスピンドルモータの加速を停止させれば
得られる。また、式の表示を簡略的に表示させるため、
目標周期TC をC、n−1番目の周期Tn-1 をA及びn
番目の周期Tn をBとおくと、上記時間TX は、
【0032】
【数3】 ・・・・(8)
【0033】と表される。
【0034】上記設定したA、B及びCの値が、A≒B
≒C、かつ3つの各値が3バイトとすれば、 TX =((((A*(B−C))/(A−B))*(A+B)) /C−B)/2 ・・・・(9) は、(A*(B−C)が6バイトの演算結果を(A−
B)という3バイトで割ることによって3バイトにし、
(A+B)の3バイトをかけることにより6バイト、3
バイトのCで割って3バイトの演算に、さらに設定値B
を加算して最終的に3バイトの演算結果という具合に演
算の簡略も行うことができる。
【0035】さらに、加速停止のタイミングを検出する
ための測定間隔によるタイミングのずれの許容範囲を算
出してみる。一定のトルクを与えた場合、例えば再生水
平同期信号の周波数fH が、静止状態から基準水平同期
信号REF H の周波数である所望の回転数1800rpmまで
4秒で立ち上がるとき、再生水平同期信号PB Hの周波数
H と再生水平同期信号PB Hの周期TH は、それぞれ、 fH =f0 t/4 ・・・・(10) TH =4T0 /t ・・・・(11) と表される。
【0036】また、上記周波数fH と周期TH の変化率
は、それぞれ、 dfH /dt=f0 /4 ・・・・(12) dTH /dt=−4T0 -2 ・・・・(13) となる。上記周波数fH の周波数15.734kHz 付近での周
期TH の変化率は、式(12)から明らかなように1秒
当り略々16μsで1回転毎に1nsずつ周期を短くし
ていく。上記式(13)によって、周波数fH の変化率
は、は基準水平同期信号の周波数15.734kHz を代入する
と、約1秒当り4kHz、すなわち0.25msで1Hz変
化する。換言すれば、一定のトルクを与えて回転させた
とき、回転周期が上記0.25msの変化、0.25ms/63.5
56μs≒4Hずれただけで1Hzずれてしまうことを意
味している。従って、いわゆるHサーボへの引渡しタイ
ミングは、4H以内で行う必要がある。
【0037】上述したこれらの条件を満足するように考
慮した構成が、図1に示したブロック回路である。図1
に示したブロック回路の中でパルス周期測定回路部14
及びマイクロコンピュータ15の動作について図4に示
す実際の出力波形を参照しながら説明する。
【0038】図4(a)は、ディスクの高速回転に伴っ
て徐々にパルス間隔が短くなるフレームパルス信号CF
を示している。また、図4(b)はパルス周期測定回路
部14内の20ビットのカウンタ回路143の出力値を
示すと共に、上述した方法に基づいてマイクロコンピュ
ータ15の演算した結果も示している。図4(c)は、
マイクロコンピュータ15の演算状態を示す波形であ
る。マイクロコンピュータ15は、上記カウンタ回路1
43から時刻tn-1 における周期Tn-1 と時刻tn にお
ける周期Tn のカウンタ値を演算データとしてラッチ回
路144を介してデータを取り込んでいる。上記時刻t
n における周期Tn のカウンタ値をマイクロコンピュー
タ15に取り込んだ瞬間からマイクロコンピュータ15
で演算を上述した算法に従って時刻tX までの所要時間
X を算出する。これに要する時間が図4(c)におけ
る演算時間OPD である。
【0039】図4(d)は、リセット禁止信号RIを示
し、上記時刻tn のデータを取り込んだと同時にリセッ
ト禁止信号RIをマイクロコンピュータ15が出力した
演算結果にカウント出力値が達するまでレベルを“L”
にして上記カウンタ回路143がリセットされないよう
にしている。このカウンタ回路143のリセット禁止信
号RIは、常に発生させるものでなく、真のモード切換
時を示す演算結果の出力値が、予め予想されるマイクロ
コンピュータ15にカウント出力値を取り込む時間と、
上記カウント出力値に基づいて演算終了までの時間OP
D と、ディスクの回転周期分の時間(例えば33ms)
とを加算した時間TM 以内にあると判断したとき、マイ
クロコンピュータ15にカウント出力値を取り込むと同
時にレベルを“L”にセットしてリセット禁止する。ま
た、カウンタ回路143でのカウントがこの上記演算時
間OPDと1周期分の時間(例えば33ms)を越えて
も一致しない場合、リセットして上述した演算及び一致
検出を繰り返す。
【0040】上記演算結果は、マイクロコンピュータ1
5から16ビットからなる倍精度データが一致検出回路
145に供給され、カウンタ回路143からの上位16
ビットのカウント出力値と比較している。この一致する
までの比較期間は、上記リセット禁止信号RIによって
カウンタ回路143は、リセットされず、カウントを続
ける。上記一致検出回路145で両者のデータが一致し
た瞬間を時刻tX として図4(e)に示すように一致パ
ルスACOFを出力する。この一致パルスACOFに応
じて図4(f)に示すモード切換信号は、最初のモード
である周波数発生(FG)モードから再生水平同期信号
で制御するいわゆるHモードに切り換える。この切換に
よって実際に加速を停止させた瞬間を示している。
【0041】図4(g)は、ホールドパルスを示し、上
記ホールドパルスで実際にビデオディスク再生装置をH
モードに移行させる。スピンドルモータ17の駆動エラ
ーを示す図4(h)における上記時刻tX からスピンド
ルモータ17の駆動エラーのレベル範囲に収束する時刻
までの区間Sは、本実施例の場合、約7msである。こ
の区間Sを経た後、図示していないがTBCエラーの過
渡応答が何度立ち上げ動作を繰り返しても同じ動作を行
わせることができ、ビデオディスク再生装置の初期動作
を安定に動作させることができるようになる。
【0042】このようにしてビデオディスク再生装置
は、上記Hモードに引渡した直後から色が付いた映像を
いわゆる出画を行わせることができ、図4(h)に示し
たスピンドルモータ17のサーボ制御で生じるスピンド
ル駆動エラーを小さく安定に動作させるができるように
なる。
【0043】前述した等加速度のスピンドルモータの駆
動による立ち上げ理論に基づくより具体的な例を参照し
ながら説明する。ここで、いわゆるスピンドルモータ1
7の風切りの影響(風損)やスピンドルモータの非直線
性については無視することにする。このビデオディスク
再生装置は、オーディオ搬送波周波数fA を4.5MHz、基
準となる水平同期信号の周波数fH =fA /286 、すな
わちfH =15.734kHz 、基準となるフレーム同期信号の
周波数fF =fH /525 、すなわちfF =29.97Hzを用
いている。上記フレーム同期信号の周波数fF を瞬時値
F(t)(いわゆる加速度)とすれば、ある時刻から正
規の回転数1800rpm に達するまでの時間TA を用いて、 F(t)=fF t/TA ・・・・(14) と表される。
【0044】また、回転数を示すnは、式(14)を時
間tについて積分することによって、 n=fF 2 /(2TA ) ・・・・(15) となり、正規の回転数1800rpm に達するまで何回転する
かは、要する時間がTA であるから、 n(t=TA)=fF A /2 ・・・・(16) で得られる。例えば、TA =4秒のとき、n=59.94 回
正規の回転数1800rpm に達するまで回ることになる。
【0045】逆に、n(t=TA)に要する時間TX は、ここ
で、K=(2TA /fF 1/2 とすると、n=59.94 と
して TX =K・n1/2 ・・・・(17) 得られる。1つ前の(n−1)回転目からこのn回転目
までの時間Tn は、 Tn =K{n1/2 −(n−1)1/2 } ・・・・(18) であり、これが実際の測定値である。さらに、このn回
転目から次の(n+1)回転目までの時間Tn-1 は、 Tn+1 =K{(n+1)1/2 −n1/2 } ・・・・(19) である。
【0046】上記した関係式を用いてTA =4秒とした
場合の各数値を表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】従って、時刻tn に所要時間TX を加算さ
せた値は、必ずTA に一致する。例えば、n=59の時
刻tn に演算結果の値TX を加算すると、倍精度演算の
ためtn +TX =3.99999999999998905 秒と表され、略
々4秒になる。このように時刻tn 、時間Tn 及び時間
n+1 から回転回数nに応じて正規の回転数1800rpmに
達する時間TX が求められる。
【0049】このマイクロコンピュータ15の演算結果
に一致するまでカウントさせて一致した瞬間に前述した
許容されたタイミング範囲内でモードの移行を行うこと
によって、スピンドルモータの位相ロックを行いなが
ら、いわゆるHサーボモードへの引渡しに要する時間の
短縮化を図っている。同時に、スピンドルモータの強制
的な加速期間中にビデオディスクのゼロ番地サーチを合
わせて行うと、図5に示した強制的な加速期間S4 の終
了と共に、いわゆる出画させることができる。
【0050】このように構成及び動作させることによっ
て、本発明のビデオディスク再生装置は、従来の出画の
立ち上がりに要した時間より、図5に示した期間S5
びS6 の時間が不要になり、約4秒程度の出画時間の改
善を図っている。
【0051】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のビデオディスク再生装置によれば、スピンドルモー
タを強制的に駆動し、サーボ制御して検出されるスピン
ドルモータの回転速度でディスクからの画像を切換出力
するビデオディスク再生装置において、上記ディスクか
らの再生映像信号の同期を検出する同期検出手段と、該
同期検出手段からの出力信号の位相調整を行う位相調整
手段と、該位相調整手段からの出力信号を分周して生成
したパルス周期を測定するパルス周期測定手段と、該パ
ルス周期測定手段からの出力信号を基に加速停止する時
刻を算出する演算制御手段と、該演算制御手段及び上記
パルス周期測定手段からの各制御信号に応じてサーボ制
御を同期位相合わせサーボに切り換えるサーボ手段とを
有してなることにより、いわゆるHサーボモードに引渡
した瞬間から直ちに画像を出力させて画像の出力に要す
る時間の短縮化を図ることができる。また、この出画の
動作の安定化も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るビデオディスク再生装置における
一実施例の概略的なブロック構成を示す図である。
【図2】動作周波数のずれとこれに伴う位相のずれの関
係を説明する図である。
【図3】ビデオディスク再生装置の動作原理を説明する
図である。
【図4】図1に示した回路構成における出力信号のタイ
ミングチャートを示す図である。
【図5】従来のビデオディスク再生装置における立ち上
げに要する各プロセス及び所要時間を説明する図であ
る。
【符号の説明】
10、11・・・・・・・・・入力端子 12・・・・・・・・・・・・同期検出部 13・・・・・・・・・・・・フライホイール位相調整
回路部 14・・・・・・・・・・・・パルス周期測定回路部 15・・・・・・・・・・・・マイクロコンピュータ 16・・・・・・・・・・・・スピンドルサーボ回路 17・・・・・・・・・・・・スピンドルモータ 18・・・・・・・・・・・・ディスク 19・・・・・・・・・・・・光学ピックアップ 20・・・・・・・・・・・・復調回路 21・・・・・・・・・・・・出力端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピンドルモータを強制的に駆動し、サ
    ーボ制御して検出されるスピンドルモータの回転速度で
    ディスクからの画像を切換出力するビデオディスク再生
    装置において、 上記ディスクからの再生映像信号の同期を検出する同期
    検出手段と、 該同期検出手段からの出力信号の位相調整を行う位相調
    整手段と、 該位相調整手段からの出力信号を分周して生成したパル
    ス周期を測定するパルス周期測定手段と、 該パルス周期測定手段からの出力信号を基に加速停止す
    る時刻を算出する演算制御手段と、 該演算制御手段及び上記パルス周期測定手段からの各制
    御信号に応じてサーボ制御を同期位相合わせサーボに切
    り換えるサーボ手段とを有してなることを特徴とするビ
    デオディスク再生装置。
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