JPH0514409Y2 - - Google Patents

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JPH0514409Y2
JPH0514409Y2 JP17872887U JP17872887U JPH0514409Y2 JP H0514409 Y2 JPH0514409 Y2 JP H0514409Y2 JP 17872887 U JP17872887 U JP 17872887U JP 17872887 U JP17872887 U JP 17872887U JP H0514409 Y2 JPH0514409 Y2 JP H0514409Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 【技術分野】
本考案は、複数の電導体を備えてなるフラツト
ケーブル(別名リボンケーブル)に関し、詳しく
は、ケーブルの基盤が可撓性を備えてなるフラツ
トケーブルに関し、特に、自動車のハンドルとス
テアリング・コラムとの間に装着される電気的接
続装置、所謂ステアリング・ロールコネクター、
に内装される渦巻き状のコイルテープ部材に好適
なフラツトケーブルに関する。
【従来技術】
従来より、複数の信号線を同軸状ではなく平面
状に配置した、所謂フラツトケーブル、若しくは
リボンケーブルと呼ばれる、多芯ケーブルが広く
利用されている。特に、エレクトロニクス分野の
機器・装置等に、このフラツトケーブルが広く利
用されている。通常、このフラツトケーブルは、
可動部と固定部との間、例えば機器本体と該機器
の扉との間等、の電気信号を伝えるために、使用
されいる。従つて、フラツトケーブル自体は、柔
軟性に富んだケーブルである。 ところで、回動する可動部と固定部との間に
も、当然のことながら、フラツトケーブルが利用
できる。しかし、このような部位にフラツトケー
ブルを利用する場合、可動部の回動に追従する必
要がある。従つて、前記したフラツトケーブルと
は異なり、復元性を備えたフラツトケーブルを利
用することになる。例えば、回動に追従するに
は、一般に、フラツトケーブルを渦巻き状に形成
すればよい。そして、この渦巻き状のフラツトケ
ーブルを適当なケースに収納し、該ケースを所定
の位置に装着することにより、回動する可動部と
固定部との電気的接続を可能にすることができ
る。因に、このような電気的接続の実例として
は、自動車のハンドルとステアリング・コラム間
の電気的接続等がある。 ところで、自動車に装着された上記電気的接続
装置において、フラツトケーブル自体が“がさつ
く”と言う問題がある。これは、フラツトケーブ
ルの収納状態に起因する。すなわち、可動部の動
きに追従するためには、フラツトケーブル間に相
対的運動を許容しうる間隙が存在せらねばならな
い。それ故、電気的接続装置が振動にさらされる
所に設置されれば、フラツトケーブル自体が“が
さつく”ことにもなる。そして、フラツトケーブ
ル自体が“がさつけ”ば、フラツトケーブルが異
音発生源にもなりうる。しかも、該異音が、場合
によつては、許容し得るレベルを超えることもあ
る。 このように、移動可能な装置に装着された、フ
ラツトケーブルを備えてなる電気的接続装置にお
いて、フラツトケーブルの“がさつき”が問題に
なることもある。
【本考案の技術的課題】
従つて、本考案の解決すべき技術的課題は、フ
ラツトケーブルが所定のケース内に収納された場
合、該ケース内でフラツトケーブル自体が相対的
に運動せぬように、相対運動を抑制して“がさつ
き”を効果的に防止することのできるフラツトケ
ーブルを提供するにある。
【本考案の要旨】
本考案は、自動車のハンドルとステアリング・
コラム間の電気的接続を行うために用いられてい
る電気的接続装置、所謂ステアリング・ロールコ
ネクター、における異音発生防止対策としてなさ
れたものである。しかしながら、本考案のフラツ
トケーブルは、この分野に限らず、可撓性を備え
たフラツトケーブルをケース内に収納してなる電
気的接続装置において、ケース内でのフラツトケ
ーブルの自由運動を抑制する必要がある他の電気
的接続装置にも利用することが可能である。 (構成) 上記技術的課題を達成するために、本考案は以
下の如く構成した。 すなわち、本考案のフラツトケーブルは、可撓
性を備えた基盤たる偏平の帯状部材に、長手方向
沿いに複数列の電導体を埋設してなり、かつ、上
記帯状部材に、可撓性を備えるとともに該帯状部
材の片面より突出した複数の舌片状部材を長手方
向沿いに備えてなるように構成した。 上記舌片状部材は、上記帯状部材と一体的に形
成されていても、あるいは、舌片状部材を別体で
形成してそれを帯状部材に接着してもよい。尚、
好適な舌片状部材を備えてなるフラツトケーブル
の一つの態様としては、上記舌片状部材が2列の
電導体の間の帯状部材の一部を切り起こして表・
裏何れか一方に、夫々、突出せしめてなるととも
に、該舌片状部材を所定の間隔で長手方向沿いに
備えてなるように構成することができる。 (作用) 上記構成によれば、帯状部材の表・裏何れか一
方の片面より突出した舌片状部材が片面方向沿い
のフラツトケーブルの移動を抑制する。 すなわち、上記舌片状部材を、例えば交互に、
表・裏面より突出せしめれば、舌片状部材の先端
部が当該フラツトケーブルと隣接したフラツトケ
ーブル若しくはフラツトケーブルを収納したケー
ス内壁に弾力的に当接することによりフラツトケ
ーブルの片面方向沿いの移動を抑制することが可
能になる。あるいは、フラツトケーブルを渦巻き
状に成形して円盤状のケースに収納されている場
合においても、舌片状部材が隣合うフラツトケー
ブルに弾力的に当接して相互に1巻き毎のフラツ
トケーブルの径方向沿いの移動を抑制し合い、渦
巻き状のフラツトケーブル全体の径方向移動が抑
制されることになる。尚、渦巻き状のフラツトケ
ーブルにおいては、当然のことながら、周方向沿
いの移動を規制するものではない。 (効果) 上記構成において、フラツトケーブルの片面方
向沿いの移動を上記舌片状部材で抑制することが
できるので、フラツトケーブル自体の“がさつ
き”が効果的に防止できることになり、延ては、
この“がさつき”に起因する異音も効果的に防止
できる。しかも、本考案のフラツトケーブルは、
長手方向沿いのフラツトケーブルの移動を何ら妨
げることもない。従つて、長手方向沿いの移動を
伴いかつ可動部の運動に追従する必要がある、フ
ラツトケーブルを用いてなる電気的接続装置にと
つて、本考案のフラツトケーブルは好適である。
特に、可動部が回動運動を行うような場合、本考
案のフラツトケーブルは電気的接続手段として好
適である。
【実施例】
以下に、第1〜3図に従つて、本考案の一実施
例に係るフラツトケーブルを具体的に説明すると
ともに、第4,5図に従つて本実施例に係るフラ
ツトケーブルの好適な適用例を詳説する。 第1図は、本実施例に係るフラツトケーブルの
要部正面図である。図中、5はフラツトケーブル
を示し、該フラツトケーブル5は、可撓性を備え
た基盤たる帯状部材4と、該帯状部材4に埋設さ
れた複数の電導体3と、上記帯状部材4の一部を
切り起こして帯状部材4の片面より突出させた舌
片状部材1aとを備えてなる。又、上記帯状部材
4は、第2図に示す如く、フイルム基板1に、該
フイルム基板1の背面に備えられた複数列の電導
体3を覆う薄いフイルム2を一体的に接着してな
る。上記舌片状部材1aは、第3図によく示され
る如く、2列の電導体3,3の間のフイルム基板
1を舌片状にその一部を切り起こすとともにへの
字状に折り曲げられて片面より突出するように形
成されている。尚、舌片状部材1aの突出方向
は、同一方向であつても、又、交互に反対方向で
あつてもよい。さらに、複数列の舌片状部材1a
を備えていてもよい。つまり、舌片状部材1aの
突設態様は、フラツトケーブル5の幅寸法に応じ
て決めればよい。さらに、舌片状部材1aをへの
字状に折り曲げることにより、舌片状部材1a
が、これを形成するために切欠かれた他の切欠き
穴に嵌り込んでも、容易に穴から抜けだすことが
可能になる。 かかる舌片状部材1aは、可撓性を備えている
ので弾力的である。従つて、該舌片状部材1a
は、フラツトケーブル5が突出方向沿いに移動す
ることを抑制する一方、該舌片状部材1aが弾力
的に変形するのでフラツトケーブル5の長手方向
沿いの移動を規制することはない。つまり、本実
施例のフラツトケーブル5は、長手方向沿いには
移動自在である一方、長手方向に直交する方向沿
いの移動を抑制することが可能な多芯ケーブルで
ある。 従つて、上記舌片状部材1aがフラツトケーブ
ル5の長手方向と直交する方向の自由運動を効果
的に抑制するので、該方向の“がさつき”が効果
的に防止される。 次いで、このような特性を備えたフラツトケー
ブルの好適な適用例を以下に開示する。 第4,5図は、自動車のハンドルとステアリン
グ・コラムとの間に装着される電気的接続装置、
所謂ステアリング・ロールコネクター、の要部を
示し、第4図は正面断面図、第5図は第4図の
−線断面図である。 図において、13は渦巻き状に形成されたフラ
ツトケーブルを示す。該フラツトケーブル13
は、中心部に位置する筒状のローター部材12a
と上壁12bとを一体的に備えた可動ケース部材
12と、底壁11bと環状周壁11aとを一体的
に備えてなる断面状の、上記可動ケース部材1
2を回動可に保持するとともにステアリング・コ
ラム側に固定された固定ケース部材11とが互い
に上下で係止しあつて形成した環状空間に内装さ
れている。このフラツトケーブル13は、図示し
ない複数列の電導体を周方向沿いに備えるととも
に、幅方向中央部に位置する2列の電導体の間
に、前記した舌片状部材13aを周方向沿いに複
数個備えてなる。該舌片状部材13aは総て同一
方向へ突出するように形成されている。つまり、
径方向外方へ突出するように形成されている。そ
して、フラツトケーブル13の内側端部がロータ
ー部材12aに固定され、可動ケース部材12の
上壁12bに形設されたコネクター・ターミナル
部15内に突設されたコネクターピン16と電導
体とが接続されている。一方、フラツトケーブル
13の外側端部が固定ケース部材11に固定さ
れ、電導体と信号線19とが接続されている。
尚、上記ローター部材12aを図示しないステア
リング・シヤフトが貫通するようになつており、
可動ケース部材12は、ローター部材12a内周
に形設された駆動溝12cにより回動駆動される
ようになつている。又、17はフラツトケーブル
13を環状空間内で上方へ付勢するバネ部材、1
8は信号線19を保持するステーを夫々示す。 上記構成によれば、環状空間に内装されたフラ
ツトケーブル13は、上記舌片状部材13aで径
方向沿いに互いにその移動を抑制し合つている。
すなわち、各舌片状部材13aがフラツトケーブ
ル13の片面に弾力的に当接して渦巻き状のフラ
ツトケーブル13全体を略タイトな状態にたもつ
ている。従つて、1巻毎のフラツトケーブル13
は、単独では径方向沿い及び上下方向沿いには移
動し難い。一方、可動ケース部材12が回動せし
められれば、各1巻毎のフラツトケーブル13は
周方向沿いに移動することは可能である。何故な
らば、上記舌片状部材13aは弾力的に変形する
ことができるからである。つまり、上記回動力が
隣合うフラツトケーブル13間の摺動抵抗力以上
であれば、上記舌片状部材13aは周方向沿いの
移動の障害とはなりえない。又、この舌片状部材
13aは、への字状に屈曲しているので、仮に隣
り合うフラツトケーブル13の切り起し穴に嵌り
込んでも、該穴から容易に抜けでる。 このように、渦巻き状のフラツトケーブル13
は、それに備わつた複数の舌片状部材13aによ
り一体化され、1巻き毎のフラツトケーブル13
が単独で径方向沿いには自由に運動できないよう
に規制される。つまり、フラツトケーブル13の
“がさつき”を効果的に防止する。従つて、“がさ
つき”による異音も発生しにくくなる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は、本考案の一実施例に係るフラツ
トケーブルを示し、第1図は要部正面図、第2図
は第1図の−線断面図、第3図は第1図の要
部斜視図、第4,5図は、自動車における上記フ
ラツトケーブルの好適な適用例を示し、第4図は
ハンドルとステアリング・コラム間の電気的接続
装置の正面断面図、第5図は第4図の−線断
面図である。 1……フイルム基板、1a……舌片状部材、2
……フイルム、3……電導体、4……帯状部材、
5……フラツトケーブル、11……固定ケース部
材、11a……環状周壁、11b……底壁、12
……可動ケース部材、12a……ローター部材、
12b……上壁、12c……駆動溝、13……フ
ラツトケーブル、13a……舌片状部材、15…
…コネクター・ターミナル部、16……コネクタ
ーピン、17……バネ部材、18……ステー、1
9……信号線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 可撓性を備えた基盤たる偏平の帯状部材4
    に、長手方向沿いに複数列の電導体3を埋設し
    てなるフラツトケーブルにおいて、 上記帯状部材4は、可撓性を備えるとともに
    該帯状部材4の片面より突出した複数の舌片状
    部材1aを長手方向沿いに備えてなることを特
    徴とするフラツトケーブル。 2 上記舌片状部材1aは、2列の電導体3の間
    の帯状部材4の一部を切り起こして表・裏何れ
    か一方に、夫々、突出せしめてなるとともに、
    所定の間隔で長手方向沿いに位置せしめられて
    いることを特徴とする第1項記載のフラツトケ
    ーブル。
JP17872887U 1987-11-24 1987-11-24 Expired - Lifetime JPH0514409Y2 (ja)

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