JPH05144090A - 光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体

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Publication number
JPH05144090A
JPH05144090A JP3304700A JP30470091A JPH05144090A JP H05144090 A JPH05144090 A JP H05144090A JP 3304700 A JP3304700 A JP 3304700A JP 30470091 A JP30470091 A JP 30470091A JP H05144090 A JPH05144090 A JP H05144090A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
recording medium
substrate
optical
hub
Prior art date
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Pending
Application number
JP3304700A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasumori Hino
泰守 日野
Norio Miyatake
範夫 宮武
Masahiro Orukawa
正博 尾留川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3304700A priority Critical patent/JPH05144090A/ja
Publication of JPH05144090A publication Critical patent/JPH05144090A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部から振動が加わっても、振動・振幅、特
に共振周波数における振動・振幅を小さくする。 【構成】 基板11とハブ13とを粘弾性部材14を介して接
合することにより、外部から振動が加わっても、この振
動はダンピング材として作用する粘弾性部材14に吸収さ
れて、基板11に伝わる振動が減少すると共に、共振時の
Q値も下がるので、基板11の振動・振幅が小さくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光を利用して情
報の記録再生を行う光記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光記録媒体では、光記録媒体上にレーザ
光を照射して、レーザ光照射領域に光吸収による局部的
な温度上昇或いは化学変化を誘起させることにより、情
報の記録或いは消去を行う。
【0003】情報の再生は、記録消去時と強度或いは波
長の異なるレーザ光を光記録媒体上に照射して、記録に
よって誘起された光記録媒体上の局部的変化を光記録媒
体からの反射光或いは透過光の変化から検出する。この
ような光記録媒体には、記録膜を加熱蒸発させることに
より記録する所謂穴開け記録方式、記録膜を加熱して相
変化させることにより記録する相変化記録方式、熱磁気
記録したものを磁気光学効果で再生する光磁気記録方式
等がある。更に、光記録媒体としては、新たに記録でき
ないが、既に記録されている情報の再生のみを目的とす
るコンパクトディスクのようなものも含まれ、この場合
にはアルミニウム膜等の反射膜を記録層と見做すことが
できる。データの記録,消去及び再生に用いるレーザ光
は、サーボ回路により光記録層上に焦点を結ぶように制
御される(フォーカスサーボ)と同時に、レーザ光は記録
層上に刻まれた溝若しくはピットをガイドとして、記録
再生トラックにトラッキングされる(トラッキングサー
ボ)。
【0004】図4は従来の光ディスクの断面図で、41は
ガラス,プラスチック等の基板、42は記録媒体、43は光
ディスクを回転させるモータに光ディスクをチャッキン
グするためのハブで、このハブ43は鉄等の磁性体若しく
は磁性体を組み込んだプラスチックからなる。
【0005】このように構成された従来例では、ハブ43
を光ディスクを回転させるためのモータの回転軸に挿着
すると、ハブ43はモータの回転軸に組み込まれた磁石に
吸着されて、光ディスクがモータの回転軸に固定され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、基板41にハ
ブ43を直接取り付けた光ディスクは、外部から振動が加
わると、その振動はモータの回転軸及びハブ43を介して
基板41に伝わって、光ディスクが振動すると共に、光デ
ィスクの共振周波数において大きく振動する。
【0007】このため、光ディスクへのレーザ光の集光
を制御するフォーカスサーボ系に外乱として加わるの
で、デーフォーカスが発生するという問題があった。
又、光ディスクの2次の共振周波数は、フォーカスサー
ボ系のゲイン交点周波数付近となることが多く、これが
フォーカスサーボ系を不安定にさせる原因となって、高
転送レートの光ディスク装置の実現に大きな障害となる
という問題があった。
【0008】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、外部から振動が加わっても、振動・
振幅、特に共振周波数における振動・振幅が小さい光記
録媒体を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板とハブと
を粘弾性部材を介して接合したものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、外部から振動が加わっても、
この振動はハブと基板との間に装着されている粘弾性部
材によって吸収されるので、基板に伝わる振動が減少し
て、振動・振幅、特に共振周波数における振動・振幅が
非常に小さくなる。この結果、フォーカスサーボ系が安
定して、デーフォーカスが発生しなくなると共に、高転
送レートの光ディスク装置が実現できるようになる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の実施例
について説明する。
【0012】図1は本発明の一実施例の光記録媒体、例
えば光ディスクの構成を示す断面図で、11は直径 3.5
インチのポリカーボネート製の基板、12は記録媒体、13
は光ディスクをモータの回転軸にチャッキングして回転
させるためのハブ、14は厚さが 0.1mm,硬さ(JIS)が 6
0,損失係数 tanδが 0.45 のシリコーン防振ゴム(信越
シリコーン製:KE5560)からなる粘弾性部材であるこの
ように構成された本実施例では、ハブ13をモータの回転
軸に挿着すると、ハブ13はモータの回転軸に組み込まれ
ている磁石に吸着されて、光ディスクがモータの回転軸
に固定される。ここで、外部から振動が加わっても、こ
の振動は、モータの回転軸からハブ13に伝わるが、ハブ
13と基板11との間に装着されている粘弾性部材14によっ
て吸収されるので、光記録媒体の基板11に伝わる振動は
減少する。
【0013】図2は光記録媒体の振動特性を測定するた
めの装置の構成を示すもので、21は加振器、22は光ディ
スクチャッキング、23は光ディスク、24はレーザドップ
ラー計による振動・振幅検出器である。
【0014】このように構成された振動特性測定装置で
は、加振器21によって光ディスク23に振動を加えたとき
の各周波数における振動・振幅を光ディスク23の中心の
図中A点と光ディスク23の外周部の図中B点とで測定す
る。ところで、光ディスク23の中心(図中A点)の振動・
振幅は加振器21によって加えられた振動に対応するの
で、外部から振動が加わったときの光ディスク23の振動
状態は光ディスク23の中心の図中A点の振動・振幅と光
ディスク23の外周部の図中B点の振動・振幅との比率で
評価することができる。又、円盤状の光ディスク23が共
振したときには、1次及び2次の共振振動の振幅は円盤
状の光ディスク23の開放端で最大となるので、光ディス
ク23の外周部である図中B点において振動特性の評価を
行った。
【0015】この結果、基板11とハブ13との間に粘弾性
部材14を介装した本発明の光ディスクと、基板11と同一
形状及び同一材質の基板にハブ13と同一形状及び同一材
質のハブを直接取り付けた従来の光ディスクとは、図3
のような振動特性を示す。但し、実線は本発明の光ディ
スクの振動特性を示し、破線は従来の光ディスクの振動
特性を示す。図3から明らかなように、本発明の光ディ
スクは、外部から振動が加わっても、光ディスクの振動
・振幅を低く抑えることができる上、共振時のQ値も低
く抑えることができる。
【0016】尚、本実施例では、粘弾性部材としてシリ
コーン防振ゴムを使用する例で説明したが、ブチルゴ
ム,クロロブレンゴム,ブタジエンゴム,熱硬化性及び
紫外線硬化性のシリコーンゴムでも同様の効果を得るこ
とができる。特に、熱硬化性及び紫外線硬化性のシリコ
ーンゴムでは、基板,粘弾性部材及びハブの接着が同時
にできる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外部から振動が加わっても、この振動はハブと基板との
間に装着されている粘弾性部材によって吸収されるの
で、基板に伝わる振動が減少して、振動・振幅、特に共
振周波数における振動・振幅が非常に小さくなる。この
結果、フォーカスサーボ系が安定して、デーフォーカス
が発生しなくなると共に、高転送レートの光ディスク装
置が実現できるようになるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の光記録媒体の断面図であ
る。
【図2】光記録媒体の振動特性を測定するための装置の
構成図である。
【図3】本発明の光記録媒体及び従来の光記録媒体の振
動特性を示すグラフである。
【図4】従来の光記録媒体の断面図である。
【符号の説明】
11…基板、 12…記録媒体、 13…ハブ、 14…粘弾性
部材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板とハブとは粘弾性部材を介して接合
    されていることを特徴とする光記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記粘弾性部材は、熱硬化性シリコーン
    ゴム若しくは紫外線硬化性シリコーンゴムからなること
    を特徴とする請求項1記載の光記録媒体。
JP3304700A 1991-11-20 1991-11-20 光記録媒体 Pending JPH05144090A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3304700A JPH05144090A (ja) 1991-11-20 1991-11-20 光記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3304700A JPH05144090A (ja) 1991-11-20 1991-11-20 光記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05144090A true JPH05144090A (ja) 1993-06-11

Family

ID=17936169

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3304700A Pending JPH05144090A (ja) 1991-11-20 1991-11-20 光記録媒体

Country Status (1)

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JP (1) JPH05144090A (ja)

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