JPH0514341B2 - - Google Patents

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JPH0514341B2
JPH0514341B2 JP57172982A JP17298282A JPH0514341B2 JP H0514341 B2 JPH0514341 B2 JP H0514341B2 JP 57172982 A JP57172982 A JP 57172982A JP 17298282 A JP17298282 A JP 17298282A JP H0514341 B2 JPH0514341 B2 JP H0514341B2
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JP
Japan
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tracking
signal
pilot signal
circuit
frequency
Prior art date
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JP57172982A
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JPS5963045A (ja
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Hiroshi Yoshioka
Shoji Nemoto
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPS5963045A publication Critical patent/JPS5963045A/ja
Publication of JPH0514341B2 publication Critical patent/JPH0514341B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B21/00Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
    • G11B21/02Driving or moving of heads
    • G11B21/10Track finding or aligning by moving the head ; Provisions for maintaining alignment of the head relative to the track during transducing operation, i.e. track following

Landscapes

  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はトラツキングロツク検出装置に関し、
特に記録媒体上に走行方向を横切るように順次並
んで形成された記録トラツクに周波数の異なる複
数のパイロツト信号を循環的に情報と共に記録
し、再生ヘツドによつて再生したパイロツト信号
を用いて再生ヘツドを各トラツクにトラツキング
させるようにした自動トラツキング追従方式(以
下ATF方式という)の情報記録装置に適用して
好適なものである。
〔背景技術とその問題点〕
この種の情報記録装置として例えばビデオテー
プレコーダ(VTR)があり、VTRにおいては記
録モード時走行するテープに対して相対的な速度
差をもつて回転する回転ヘツドによつてビデオ信
号を記録することにより記録トラツクを順次形成
して行き、再生時各記録トラツクに回転ヘツドを
トラツキングさせることにより正しくビデオ信号
を再生できるようなトラツキングサーボをテープ
走行系にかけるようになされている。
しかし再生時に回転ヘツドが正しく各記録トラ
ツクにトラツキングしていないときは、記録され
たビデオ信号が正しく再生されず正規の画面が得
られないから画面をミユーテイングするとか、こ
の異常状態に対処するための制御信号を作るなど
不測な異常動作が生じないようにする必要があ
る。特に、正しいトラツキング位相から基準パイ
ロツト周波数の順序がずれている場合にもトラツ
キングエラー信号は0になることがあり、このミ
スロツク位相から正しいトラツキング位置でロツ
クするまでにはかなりの時間がかかり異常状態が
続くことがある。そのためにはトラツキングサー
ボ系がトラツキング状態にロツクされたか否かを
時間的な遅れをともなうことなく適確に検出する
必要がある。
〔発明の目的〕
本発明はかかる要求を比較的簡易な構成によつ
て実現し得るトラツキングロツク検出装置を提案
しようとするものである。
〔発明の概要〕
かかる目的を達成するため本発明においては、
周波数の異なる複数のパイロツト信号を各トラツ
クに循環的に記録してなる記録媒体から上記パイ
ロツト信号を再生ヘツドによつて再生し、上記複
数のトラツクに記録されている上記パイロツト信
号の周波数の順序に対応する周波数の順序で変化
する第1の基準パイロツト信号を発生してこの第
1の基準パイロツト信号を上記再生パイロツト信
号と掛算することにより差周波数成分を得てこの
差周波数成分に基づいて上記再生ヘツドについて
のトラツキングエラー信号を作るトラツキング制
御回路を有するトラツキング制御装置において、
上記トラツキング制御回路の上記第1の基準パイ
ロツト信号の変化に対して所定量だけ位相がずれ
て周波数が変化する第2の基準パイロツト信号を
発生し、この第2の基準パイロツト信号と上記再
生パイロツト信号と掛算することにより第2の差
周波数成分を得、この第2の差周波数成分に基づ
いてトラツキング状態検出信号を得るトラツキン
グ状態検出部と、上記トラツキング状態検出信号
が所定のレベルになつたとき上記トラツキング制
御回路がトラツキングロツクしたと判断してトラ
ツキングロツク検出信号を送出するトラツキング
ロツク検出回路部とを具える。
〔実施例〕
以下図面について本発明をATF方式の2ヘツ
ド−ヘリカル走査型VTRに適用した場合の一実
施例を詳述しよう。
先ず第1図〜第3図についてATF方式のトラ
ツキング制御装置の動作原理を述べる。すなわち
このトラツキング制御装置は第1図に示す如く再
生ヘツドとしての回転ビデオヘツドの再生出力の
一部の信号S1をローパスフイルタ構成のパイロ
ツト信号検出回路1に受けて記録媒体としての磁
気テープに記録されているパイロツト信号の再生
出力を成分とする再生パイロツト信号S2を作
り、この再生パイロツト信号S2をエラー信号形
成回路3に与える。エラー信号形成回路3はロツ
ク点制御回路4の制御の下に形成したトラツキン
グエラー信号S3を送出する。
テープ5上には第2図に示すように互いに周波
数の異なる複数例えば4種類のパイロツト信号
f1、f2、f3、f4が記録されている4つのビデオト
ラツクT1,T2,T3,T4の組が順次循環的
に繰返すように斜めに密接して形成されている。
ここで再生ヘツド6を構成するビデオヘツドの有
効幅は例えばトラツクT1〜T4の幅とほぼ等し
い値に選定され、これにより第2図において実線
図示のように再生ヘツド6が現在再生走査してい
るトラツク(これを再生トラツクという)に正し
くトラツキングしているとき当該トラツクに記録
されているパイロツト信号だけを再生することに
より再生出力に含まれるパイロツト周波数成分は
1種類になり、これに対して破線図示のように当
該トラツクに対して再生ヘツド6が右ずれ又は左
ずれ状態にあるときは当該再生トラツクの右側又
は左側に隣接するトラツクに記録されているパイ
ロツト信号をも再生することにより再生出力に含
まれるパイロツト周波数成分が2種類になりしか
も各パイロツト周波数成分の大きさが対応するト
ラツクに対して対向する再生ヘツドの対向長さに
相当する大きさになるようになされている。
しかるに4種類のパイロツト信号f1〜f4の周波
数f1〜f4は低域周波数(600〜700〔kHz〕)に変換
されたカラー成分の下側帯域に選定され、循環す
る4つのトラツクT1〜T4において例えば奇数
番目のトラツクT1,T3を中心にして右側のト
ラツクのパイロツト信号との周波数差がΔfAとな
り、かつ左側のトラツクのパイロツト信号との周
波数差がΔfBとなるようになされていると共に、
偶数番目のトラツクT2,T4を中心にして右側
のトラツクのパイロツト信号との周波数差がΔfB
となり、かつ左側のトラツクのパイロツト信号と
の周波数差がΔfAとなるようになされている。
従つてヘツド6が奇数番目のトラツクT1,T
3を再生しているとき、再生信号に含まれるパイ
ロツト信号の周波数成分として周波数差がΔfA
信号成分があればヘツド6が右ずれ状態にあるこ
とが分り、また周波数差がΔfAの信号成分があれ
ばヘツド6が右ずれ状態にあることが分り、さら
に周波数差がΔfA及びΔfBの信号成分がないとき
は正しくトラツキングされていることが分る。
同様にしてヘツド6が偶数番目のトラツクT
2,T4を再生しているとき、再生信号に含まれ
るパイロツト信号の周波数成分として周波数差が
ΔfBの信号成分があればヘツド6が右ずれ状態に
あることが分り、また周波数差がΔfAの信号成分
があればヘツド6が左ずれ状態にあることが分
る。
この実施例の場合、第1、第2、第3、第4の
トラツクT1,T2,T3,T4に対して割当て
られた周波数f1,f2,f3,f4はf1=102〔kHz〕、f2
=116〔kHz〕、f3=160〔kHz〕、f4=146〔kHz〕に
選定され、従つて差周波数ΔfA及びΔfBは、 ΔfA=|f1−f2|=|f3−f4|=14〔kHz〕 ……(1) ΔfB=|f2−f3|=|f1−f4|=44〔kHz〕 ……(2) に選定されている。
ヘツド6から得られるような内容をもつた再生
信号S1はローパスフイルタ構成のパイロツト信
号検出回路1に与えられ、再生信号S1に含まれ
るパイロツト信号f1〜f4がとり出されてなる再生
パイロツト信号S2が掛算器14に第1の掛算入
力として与えられる。掛算器14へは第2の掛算
入力としてロツク点制御回路4の基準パイロツト
信号S11が与えられる。
ロツク点制御回路4は周波数f1〜f4の4種のパ
イロツト周波数出力f1〜f4を発生するパイロツト
周波数発生回路16と、回転ドラム(図示せず)
に関連して2つのビデオヘツドのうちテープを走
査するヘツドが切換わるごとに論理レベルを変化
させるヘツド切換パルスRF−SW(第3図A)を
受けるスイツチ回路17とを有する。この実施例
の場合スイツチ回路17はヘツド切換パルスRF
−SWのレベルが変化するごとにカウント動作す
る4進のカウンタ回路を有し、かくしてこのカウ
ンタ回路から第1〜第4のトラツクT1〜T4に
対応するゲート信号を順次繰返し得るようになさ
れ、このトラツクT1〜T4のゲート信号によつ
てそれぞれゲートを開いて第3図Bに示す如くパ
イロツト周波数発生回路16のパイロツト周波数
出力f1〜f4を順次基準パイロツト信号S11とし
て送出するようになされている。
なおこのスイツチ回路17の出力端に得られる
基準パイロツト出力S11は記録時に信号ライン
18を介してパイロツト信号としてビデオヘツド
に送出され、かくしてビデオヘツドが第1〜第4
のトラツクT1〜T4を走査してい間に対応する
周波数f1〜f4のパイロツト信号を順次ビデオヘツ
ドに与えて各トラツクT1〜T4に記録させるよ
うになされている。
このようにしてヘツド6が第1〜第4番目のト
ラツクT1〜T4をそれぞれ走査している間にパ
イロツト信号検出回路1の出力端に得られる再生
パイロツト信号S2に当該再生トラツクに同期し
て発生する基準パイロツト信号S11を掛算する
ことにより、トラツキングエラーがあるとき再生
パイロツト信号S2中に含まれる周波数成分と、
基準パイロツト信号S11の周波数との差の周波
数をもつ差周波数成分を含んでなる掛算出力S1
2を得る(実際上掛算出力S12には和の周波数
成分などの他の信号成分をも含んでいる)。この
掛算出力S12はそれぞれバンドパスフイルタで
構成された第1及び第2の差周波数検出回路20
及び21に与えられている。第1の差周波数検出
回路20は掛算出力S12に上述の(1)式に基づく
差周波数ΔfAの信号成分が含まれているときこれ
を抽出して整流回路構成の直流化回路22で直流
に変換して直流レベルの第1のエラー検出信号S
13を得る。また同様にして第2の差周波数検出
回路21は掛算出力S12に上述の(2)式に基づく
差周波数ΔfBの信号成分が含まれているときこれ
を抽出して直流化回路23から第2のエラー検出
信号S14を得る。
ここでヘツド6が第1、第2、第3、第4のト
ラツクT1,T2,T3,T4を走査してるいと
き(従つてスイツチ回路17が第3図Bに示す如
く各トラツクT1,T2,T3,T4に対応する
タイミングで周波数がf1、f2、f3、f4の基準パイ
ロツト信号S11を送出している)右にずれてい
ると、ヘツド6の再生信号S1に基づいて得られ
る再生パイロツト信号S2に第3図にC1に示す
如く周波数f1及びf2、f2及びf3、f3及びf4、f4及び
f1のパイロツト信号が含まれることになり、掛算
出力S12として第3図D1に示す如くその差周
波数ΔfA(=f1〜f2)、ΔfB(=f2〜f3)、ΔfA(=f3

f4)、ΔfB(=f4〜f1)を順次含んだ信号を生ずる。
これに対してヘツド6が左にずれていると、再生
パイロツト信号S2は第3図C2に示す如く順次
周波数f4及びf1、f1及びf2、f2及びf3、f3及びf4、f4
及びf4のパイロツト信号を含むようになり、これ
に応じて掛算出力S12として第3図D2に示す
如く差周波数Δfb(=f4〜f1)、ΔfA(=f1〜f2)、Δ
fB
(=f2〜f3)、ΔfA(=f3〜f4)を順次含むようにな
る。
かくして第3図E及びFに示す如く(例えば右
ずれ状態を示す)、ヘツド6が走査するトラツク
を切換わるごとに直流レベルが0から立上る第1
及び第2のエラー検出信号S13及びS14を直
流化回路22及び23から得られることができ
る。
第1及び第2のエラー検出信号S13及びS1
4は減算回路24にそれぞれ加算入力及び減算入
力として与えられることにより第3図Gに示す如
く第1及び第2のエラー検出信号S13及びS1
4が交互に得られるごとに交流的に変化する減算
出力S15が得られる。その減算出力S15は直
接切換スイツチ回路25の第1入力端a1に与え
られると共に反転回路26において極性が反転さ
れて第2入力端a2に与えられる。切換スイツチ
回路25はヘツド切換パルスRF−SWによつて
例えばヘツド6が奇数番目のトラツクT1,T3
を走査しているとき第1入力端a1側に切換動作
し、これに対して偶数番目のトラツクT2,T4
を走査しているとき第2入力端a2に切換動作
し、かくして第3図Hに示す如くヘツド6が右ず
れ状態のときその右ずれ量に相当する大きさの正
極性の直流レベル出力S16を得(これに対して
左ずれ状態のときは直流レベル出力S16はその
左ずれ量に相当する大きさをもちかつ負極性にな
る)、これが直流増幅器でなる出力増幅回路27
を介してエラー信号S3として送出される。因み
にヘツド6が例えば右にずれていれば、再生トラ
ツクが奇数番目T1,T3のとき掛算回路14の
出力端には差周波数ΔfAの信号成分が現われるこ
とにより第1の差周波数検出回路20側からの出
力が減算回路24に与えられ、しかもこのとき切
換スイツチ回路25は第1の入力端a1側に切換
えられているので正の直流レベルのエラー信号S
17を送出する。これに対して再生トラツクが偶
数番目T2,T4のとき掛算回路14の出力端に
は差周波数ΔfBの算号信号成分が現われることに
より第2の差周波数検出回路21側からの出力が
減算回路24に与えられ、しかもこのとき切換ス
イツチ回路25は第2の入力端a2側に切換えら
れているので減算回路24の負の出力を反転回路
26で極性反転して正の直流レベルのエラー信号
S3として送出する。
従つてこのエラー信号S3を例えばキヤプスタ
ンサーボループの位相サーボ回路に補正信号とし
て用いて正のときテープの走行速度を速くし、負
のとき遅くしてエラー信号S3が0レベルになる
ように補正すれば、ビデオヘツドと再生トラツク
との位相ずれを補正し得、かくして正しいトラツ
キングサーボを実現できる。
本発明は、以上の構成のATF方式のトラツキ
ング制御装置において、スイツチ回路17から送
出される基準パイロツト信号S11の周波数の周
期的変化に対して所定の位相差をもつ基準パイロ
ツト信号を得てこれを再生パイロツト信号と掛算
し、その掛算結果に含まれる差周波数ΔfA及び
ΔfBの信号成分がATFトラツキング制御系がトラ
ツキングロツクしたとき最大又は最小値になるこ
とを利用して、ATFトラツキング制御系のトラ
ツキングロツク状態を検出し得るようには第4図
のトラツキングロツク検出装置30を構成する。
第4図において、31はATFトラツキング制
御回路で、第1図との対応部分に同一符号を附し
て示すように第1図の構成と全く同じ構成を有す
る。
またトラツキングロツク検出装置30はトラツ
キング状態信号S21を発生するトラツキング状
態検出部32と、そのトラツキング状態信号S2
1が所定の判別レベルを超えたときトラツキング
ロツク検出信号S22を送出するトラキツングロ
ツク検出部33とを有する。
トラツキング状態検出部32はATFトラツキ
ング制御回路31との対応部分の符号にサフイツ
クスRを附して示すように、ATFトラツキング
制御回路31のうち掛算回路14から出力増幅回
路27までの構成と同様の構成を有する。
すなわちパイロツト周波数発生回路16の周波
数f1〜f4のパイロツト信号はスイツチ回路17R
を介して基準パイロツト信号S23として掛算回
路14Rに与えられ、掛算回路14Rはこの基準
パイロツト信号S23をATFトラツキング制御
回路31のパイロツト信号検出回路1の再生パイ
ロツト信号S2と掛算して差周波数検出回路20
R及び21に与える。差周波数検出回路20R及
び21Rはそれぞれ差周波数ΔfA及びΔfBの信号
成分を直流化回路22R及び23Rに与え、その
出力S24及びS25が減算回路24Rに与えら
れる。減算回路24Rの減算出力S26は直接切
換スイツチ回路25Rの第1の端子1aに与えら
れると共に、反転回路26Rを介して切換スイツ
チ回路25Rの第2の端子a2に与えられる。切
換スイツチ回路25Rはヘツド切換信号RF−
SWによつて反転回路26Rをヘツド切換信号
RF−SWの半周期ごとに挿入し、その切換出力
信号S27が出力増幅回路27Rを介してトラツ
キング状態信号S21として送出される。
しかるにトラツキング状態検出部32のスイツ
チ回路17Rはヘツド切換信号RF−SW(第5図
A)によつて切換動作をしてATFトラツキング
制御回路31のスイツチ回路17が送出する基準
パイロツト信号S11(第3図B)の周波数の切
換順序をその周波数変化の周期を基準にして90°
だけ例えば進ませた基準パイロツト信号S23
(第5B図)を送出するようになされている。
トラツキングロツク検出部33はヒステリシス
動作する演算増幅器35を有し、その反転入力端
にスレシヨルドレベル電圧として基準電源36の
出力電圧VRが入力され、非反転入力端に与えら
れるトラツキング状態信号S21がスレシヨルド
レベル電圧VRを超えたとき演進増幅器35の出
力端に論理「H」レベルのトラツキングロツク検
出信号S22を送出する。
以上の構成において、ATFトラツキング制御
回路31がトラツキングロツク状態に入つていな
いとき、トラツキング状態検出部32は第3図A
〜Hに対応させて第5図A〜Hに示す如く、ヘツ
ド6が第1、第2、第3、第4のトラツクT1,
T2,T3,T4を走査しているとき、トラツキ
ング状態検出部32のスイツチ回路17Rから送
出される基準パイロツト信号S23(第5図B)
の内容はATFトラツキング制御回路31のスイ
ツチ回路17から送出される基準パイロツト信号
S11(第3図B)に対して90°分だけ進んだ位
相で周波数f2、f3、f4、f1の順序で変化する。従
つてヘツド6が左右にずれているとヘツド6の再
生信号S1に基づいて得られる再生パイロツト信
号S2に第5図C1に示す如く周波数f1及びf2
f2及びf3、f3及びf4、f4及びf1のパイロツト信号が
含まれた状態になると、トラツキング状態検出部
32の掛算回路14Rの掛算出力S28として第
5図D1に示す如くその周波数ΔfA(=f2〜f1)、
ΔfB(=f3〜f2)、ΔfA(=f4〜f3)、ΔfB(=f1〜f4
)を
順次含んだ信号を生ずる。これに対してヘツド6
が左にずれていると、再生パイロツト信号S2は
第5図C2に示す如く周波数f4及びf1、f1及びf2
f2及びf3、f3及びf4のパイロツト信号を含むよう
になり、これに応じて掛算出力S28は第5図D
2に示す如く差周波数ΔfA(=f2〜f1)、ΔfB(=f3
f2)、ΔfA(=f4〜f3)、ΔfB(=f1〜f4)を順次含む

うになる。
かくして右ずれ状態及び左ずれ状態いずれの場
合も第5図E及びFに示す如く、ヘツド6が走査
するトラツクを切換るごとに直流レベルが0から
立上る第1及び第2のエラー検出信号S24及び
S25を直流化回路22B及び23Rから得るこ
とができる。そして第1及び第2のエラー検出信
号S24及びS25が交互に立上るごとに交流的
に変化する減算出力S26(第5図G)が減算回
路24Rから得られ、その負の部分が反転回路2
6Rを利用して切換スイツチ回路25Rによつて
反転されて直流レベルの出力が出力増幅回路27
Rを通じてトラツキング状態検出部32からトラ
ツキング状態検出信号S21(第5図H)として
送出される。
ここでトラツキング状態検出信号S21の大き
さはヘツド6の右ずれ又は左ずれ量に応じて決ま
る。因みに差周波数検出回路20R及び21Rの
出力端に得られる差周波数ΔfA及びΔfBの大きさ
は、再生パイロツト信号S2に含まれる信号成分
の大きさ従つてヘツド6のずれ量に相当する大き
さになるからである。
このようにヘツド6がATFトラツキング制御
回路31に、基準パイロツト信号S11の周波数
f1〜f4が与えられたタイミングで再生パイロツト
信号S2の周波数と一致しないでずれていると
き、そのずれ量に対応する大きさのエラー信号S
3を得てこのエラー信号S3が0になるようにテ
ープ走行系を制御する。その結果ATFトラツキ
ング制御回路31において、トラツキングエラー
信号がS3が0になれば基準パイロツト信号S1
1の周波数がそれぞれf1、f2、f3、f4になるタイ
ミングで再生パイロツト信号S2の成分(第3図
C1及びC2)は周波数f1、f2、f3、f4のみにな
る。このことはヘツド6が周波数f1、f2、f3、f4
のパイロツト信号を記録しているトラツクだけに
対接していることを意味するから、周波数がf1
f2、f3、f4の再生パイロツト信号成分は最大値に
なる。
かくしてATFトラツキング制御回路31はヘ
ツド6を各トラツクにトラツキングしたトラツキ
ングクロツク状態になり、従つてトラツキング状
態検出部32において掛算回路14Rに与えられ
る再生パイロツト信号S2の成分(第5図C1及
びC2)も同様に周波数がf1、f2、f3、f4になる。
しかしトラツキング状態検出部32の基準パイロ
ツト信号S23の周波数は90°ずれて変化してf2
f3、f4、f1になつているから(第5図B)、差周波
数検出回路20R及び21R側の出力S24及び
S25(第5図E及びF)のレベルは最大にな
り、これによりトラツキング状態検出部32の検
出出力S21(第5H)のレベルも最大レベルに
なる。
この状態になるとトラツキングロツク検出部3
3の演算増幅器35はトラツキング状態検出部3
2の検出出力S21のレベルが基準電圧源36の
電圧VRを超えるので論理「H」レベルのトラツ
キングロツク検出出力S22を送出する。
このようにして第4図の構成のトラツキングロ
ツク検出装置30によれば、ATFトラツキング
制御回路31がヘツド6を各トラツクに正しくト
ラツキングしたトラツキングロツク状態になつた
とき、これに確実に応動するトラツキングロツク
検出信号S22を得ることができる。従つてこの
信号S22を利用して例えば再生モード時このト
ラツキング検出信号S22が得られなくなつたと
き再生画面のミユーテンイングを行つたり、異常
警報を発生したりする等の対応策をとることがで
きる。またこれとは別に例えば可変速再生時に
ATFトラツキング制御回路31のトラツキング
エラー信号S3のうねりを利用してテープの走行
速度を自動的に切換えるような場合に例えば再生
パイロツト信号S2のうちの1つの周波数の再生
パイロツト信号の再生レベルが誤つて変動したよ
うな場合に、トラツキングロツク検出信号S22
が生じていないことを条件として自動検出するよ
うにすることにより、この種の誤動作を回避する
ことができる。
なお上述においては、トラツキング状態検出部
32の基準パイロツト信号S23の周波数の変化
がATFトラツキング制御回路31の基準パイロ
ツト信号S11の周波数の変化に対して90°だけ
位相を進めるようにした場合について述べたが
(信号S11がf1、f2、f3、f4の順に変化するタイ
ミングで信号S23がf2、f3、f4、f1と変化す
る)、これに代え90°だけ位相を遅らせるようにし
ても(すなわち信号S11がf1、f2、f3、f4の順
に変化するタイミングで信号S23がf4、f1、f2
f3と変化する)上述の場合と同様にしてトラツキ
ングロツク状態を確実に検出することができる。
この場合トラツキング状態検出部32の検出出力
S21のレベルは負の最小レベルになるから、こ
れに応じてトラツキングロツク検出部33の演算
増幅器35として負のスレシヨルドレベルをもつ
たものを用いれば良い。
また上述おいては、ATFトラツキング制御回
路31及びトラツキング状態検出部32の基準パ
イロツト信号S11及びS23の周波数の変化の
仕方をf1→f2→f3→f4→f1の繰り返しになるように
したが、これをf1→f4→f3→f2→f1のように代えて
も良い。このようにすると、差周波数検出回路2
0,21及び20R,21Rの検出出力S13,
S14及びS24,S25が第3図E,F及び第
5図E,Fのように変化せず第3図H及び第5図
Hと同様のほぼ一定値になる。従つてこの場合は
ATFトラツキング制御回路31及びトラツキン
グ状態検出部32の反転回路26及び26Rと、
切換スイツチ回路25及び25Rと省略できる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、正しいトラツキ
ング位相から基準パイロツト周波数の順序がずれ
ていながらトラツキングエラー信号が0となり
ATFトラツキング制御系だけではミスロツク状
態を判別できない場合でも、ATFトラツキング
制御系がトラツキングロツクしたか否かに応じて
これを確実に検出し得るトラツキングロツク検出
装置を得ることができる。かくするにつき回路構
成を基準パイロツト信号の周波数の変化の位相が
相違することを除いてATF制御回路とほぼ同様
にし得、従つて容易に製造し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図はATF方式のトラツキング制御装置の
原理構成を示すブロツク図、第2図はテーブ上に
記録されるトラツクパターンを示す略線図、第3
図は第1図の各部の信号を示す信号波形図、第4
図は本発明によるトラツキングロツク検出装置を
示すブロツク図、第5図は第4図の各部の信号を
示す信号波形図である。 1……パイロツト信号検出回路、3……エラー
信号形成回路、4……ロツク点制御回路、14,
14R……掛算回路、16……パイロツト周波数
発生回路、17,17R……スイツチ回路、2
0,21,20R,21R……第1、第2の差周
波数検出回路、22,23,22R,23R……
直流化回路、24,24R……減算回路、25…
…切換スイツチ回路、26……反転回路、30…
…トラツキングロツク検出装置、31……ATF
トラツキング制御回路、32……トラツキング状
態検出部、33……トラツキングロツク検出部、
35……演算増幅器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 周波数の異なる複数のパイロツト信号を各ト
    ラツクに循環的に記録してなる記録媒体から上記
    パイロツト信号を再生ヘツドによつて再生し、上
    記複数のトラツクに記録されている上記パイロツ
    ト信号の周波数の順序に対応する周波数の順序で
    変化する第1の基準パイロツト信号を発生してこ
    の第1の基準パイロツト信号を上記再生パイロツ
    ト信号と掛け算することにより差周波数成分を得
    てこの差周波数成分に基づいて上記再生ヘツドに
    ついてのトラツキングエラー信号を作るトラツキ
    ング制御回路を有するトラツキング制御装置にお
    いて、 上記第1の基準パイロツト信号の変化に対して
    所定量だけ位相がずれて周波数が変化する第2の
    基準パイロツト信号を発生する回路と、 この第2の基準パイロツト信号と上記再生パイ
    ロツト信号とを掛け算することにより得られる第
    2の差周波数成分に基づくとともに、上記第1の
    基準パイロツト信号に基づくトラツキングエラー
    信号とは異なるトラツキング位相において最大値
    及び最小値を有するトラツキング状態検出信号を
    得るトラツキング状態検出部と 上記トラツキング状態検出信号が所定のレベル
    になつたとき上記トラツキング制御回路がトラツ
    キングロツクしたと判断してトラツキングロツク
    検出信号を送出するトラツキングロツク検出回路
    部と を具えることを特徴とするトラツキングロツク検
    出装置。
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JPH067418B2 (ja) * 1987-03-31 1994-01-26 三菱電機株式会社 磁気記録再生装置
JPS63244439A (ja) * 1987-03-31 1988-10-11 Mitsubishi Electric Corp 磁気記録再生装置

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