JPH05143309A - データフローモデルの記述装置 - Google Patents

データフローモデルの記述装置

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JPH05143309A
JPH05143309A JP30162491A JP30162491A JPH05143309A JP H05143309 A JPH05143309 A JP H05143309A JP 30162491 A JP30162491 A JP 30162491A JP 30162491 A JP30162491 A JP 30162491A JP H05143309 A JPH05143309 A JP H05143309A
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JP30162491A
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Inventor
Yoichi Takeuchi
洋一 竹内
Seiju Funabashi
誠壽 舩橋
Toshihiko Nakano
利彦 中野
Keiji Mogi
啓次 茂木
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】制御システム、情報処理システムにおけるデー
タフローモデルの集合データに関する記述を容易にす
る。 【構成】階層型データフローモデルにおいて、モデルの
外部よりデータを入力する入力ポート(図1の124)
へ、集合データの要素を繰り返し取り出す機能と、集合
演算を行なう機能を、モデルの外部へデータを出力する
出力ポート(図1の126)へ、複数の内部データから
集合データを生成する機能を付与する。 【効果】集合データを記憶するための仮想的なバッファ
と、集合データの要素に関する繰り返し処理の記述が不
要になる。また、各ノードの異なる入力ポート間で、直
積集合の作成等の集合演算が行われるので、集合データ
の組合せ処理等の記述が容易になる。また、各ノードの
入力ポートが、時刻の更新と同期して集合データの要素
を取り出すため、時系列データに関する記述が容易にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制御システム、情報処
理システムにおけるモデル記述装置に関し、特にデータ
フローモデルの記述装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデータフローモデルの記述方法に
ついては、例えば、山本著「制御ソフトウェアを対象と
したCASEの現状と動向」情報処理学会誌 Vol.
31No.8 (1990年8月)pp.1057〜1
067に記載されている。ここには、”Teamwor
k”におけるプロセス間のデータフロー表現、”Aut
oCode”における階層的な関数ブロック間のデータ
フロー表現等が記されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら従来のデータフ
ローモデルにおいて、ノード間を流れるデータの型はス
カラ、ベクトル等、種々のものがあったが、それらはい
ずれも単数であった。このため、ある処理ノードによる
複数データ処理を表わすには、複数の単数型データを格
納するための仮想的なバッファノード、該処理ノードに
よって繰り返される該バッファからのデータ読み出し処
理等の記述が必要である。このため、単数データ処理を
表わすのに較べて、著しく複雑な表現になった。
【0004】本発明の第一の目的は、以上のような、仮
想的なバッファノードや、それに関する繰り返し処理の
記述を不要にし、複数データ処理の表現を容易にする方
法を提供することにある。
【0005】本発明の第二の目的は、さらに、複数デー
タの間の集合演算、時系列データの操作等、より複雑な
集合データ処理の表現も容易にする方法を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によるデータフローモデル記述装置は、
(i)ノード外部のリンクより集合データを入力し、該
集合データの要素データを該ノード内部のリンクへ流す
機能を表わす入力ポートと、ノード内部のリンクから複
数のデータを取り込み、該データを要素データとする集
合データを作成し、該集合データを該ノード外部のリン
クへ流す機能を表わす出力ポートとを用いることに特徴
がある。(ii)同一ノードに存在する複数の入力ポート
へ、各入力ポートが該ノード外部のリンクより集合デー
タを入力した場合、該集合データ間の直積集合を作成
し、該直積集合の要素データを該ノード内部のリンクへ
流す機能を付与することに特徴がある。(iii)同一ノ
ードに存在する複数の入力ポートへ、各入力ポートが該
ノード外部のリンクより集合データを入力した場合、該
集合データの要素データ間の所定の対応関係によって、
該集合データ間の直積集合の部分集合を作成し、該部分
集合の要素データを該ノード内部のリンクへ流す機能を
付与することに特徴がある。(iv)同一ノードに存在す
る複数の入力ポートへ、各入力ポートが該ノード外部の
リンクより集合データを入力した場合、該集合データか
ら所定の集合演算によって中間集合を作成し、該中間集
合の要素データを該ノード内部のリンクへ流す機能を付
与することに特徴がある。(v)同一ノードに存在する
複数の入力ポートへ、クラス属性を付与することと、各
入力ポートが該ノード外部のリンクより集合データを入
力した場合、同一クラスの付与された入力ポート間で、
該入力ポートが入力した集合データから所定の集合演算
によって、中間集合を作成する機能と、各クラスに関し
て該中間集合から所定の集合演算によって、最終集合を
作成し、該最終集合の要素データを該ノード内部のリン
クへ流す機能を付与することとに特徴がある。(vi)該
ノードに存在する入力ポートへ、該ノードの実行開始時
に、該ノード外部のリンクより集合データを入力し、以
後、該ノードの実行中、該ノード内に実行可能なノード
が存在しなくなるたびに、該集合データの要素データを
該ノード内部のリンクへ流す機能を付与することに特徴
がある。(vii)時刻管理の表現機能を有することと、
ノードの実行開始時に、該ノード外部のリンクより時系
列データを入力し、以後、該ノードの実行中、該時刻が
更新されるたびに、該時系列データの要素データを該ノ
ード内部のリンクへ流す機能を入力ポートへ付与するこ
ととに特徴がある。
【0007】
【作用】本発明においては、図6に示すように、データ
フローモデルのリンク上を複数の要素データからなる集
合データが流れる。また、図6(2)に示すように、各
ノード(図中のモデルg631)のデータ入力点(図中
の分解型入力ポート633)が、集合データからその要
素を繰り返し取り出す機能、各ノードのデータ出力点
(図中の結合型出力ポート634)が、複数データをま
とめて集合データを作成する機能を有する。このため、
従来モデルで必要であった仮想的なバッファノードと、
それに関する繰り返し処理の記述は不要になる。
【0008】また、図7に示すように、あるノード(図
中のモデルm701)に複数の入力ポート(図中の入力
ポート721〜723)が存在する場合、それらは複数
のクラスに分かれ、クラスの等しい入力ポート(入力ポ
ート721、722)から入る集合データからは、その
要素の順番のよる対応操作が行われ、次いで、クラスの
異なる入力ポート(入力ポート721、722と72
3)から入る集合データの直積集合が作成される。この
ため、異なる複数データの間の集合演算の記述が容易に
なる。
【0009】また、図15に示すように、あるノードモ
デルの入力ポートに時系列データが入る場合、時刻の更
新時に、要素データが取り出される。このため、時系列
データ処理の記述が容易になる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。
【0011】図2は、本発明の一実施例を示す計算機シ
ステム上のモデル開発支援システムの構成を表わすブロ
ック図である。
【0012】図2において、201はCPU(中央処理
装置)であり、その内部には、本モデル開発支援システ
ムのプログラムであるモデル編集/実行プログラム21
1、本システムの動作時に一時的に使用されるワーキン
グエリア212が含まれる。202はインタフェース装
置であり、マンマシンインタフェースを実現するディス
プレイ、キーボード、マウスからなる。203は定義用
データファイルであり、本システムにおいて作成される
モデルの定義用データ等が格納される。204は実行用
データファイルであり、本システムにおいて作成される
モデルの中に現われるファイルの実体が置かれる。
【0013】次に、本モデル開発支援システムにおける
モデルについて説明する。
【0014】図1は、本システムにおけるデータフロー
モデルの編集/実行画面である。
【0015】モデルを構成する要素を以下では部品と記
す。部品エリア102には、部品のアイコンが並んでい
る。それらは、モデル121、ファイル122、通常型
入力ポート123、分解型入力ポート124、通常型出
力ポート125、結合型出力ポート126、リンク12
7である。
【0016】パネルエリア103には、これらのモデル
の部品が組み合わされて、モデル、あるいはモデルとそ
の実行環境が作成される。モデルとその実行環境を合わ
せたものを、以下、パネルと記す。
【0017】図1においては、パネルエリア103中
に、モデルとその実行環境であるパネルa104が作成
されている。
【0018】パネルa104中には、1つのモデル(モ
デルb131)と4つのファイル(ファイルd171〜
g174)、および、それらを結ぶ4つのリンク(リン
ク161〜164)が存在する。
【0019】モデルb131は、その内部構造が示され
ており、1つのモデル(モデルc132)と4つの入出
力ポート(151〜154)、およびそれらを結ぶ4つ
のリンク(141〜144)から成る。このように内部
構造を示すモデルの表記方法を開表記と称することにす
る。
【0020】モデルb131の中に存在するモデルc1
32は、内部構造が示されていないが、4つの入出力ポ
ートがあり、それらが、各々リンク(141〜144)
とつながっている。このように内部構造を示さないモデ
ルの表記方法を閉表記と称することにする。
【0021】以下、モデルの記述と動作について説明す
る。パネルa104の動作についても、この中で触れ
る。
【0022】図3はモデルの2つの表記方法と種別につ
いての説明図である。
【0023】図3(1)は、モデルの閉表記の例を示し
ている。モデルの閉表記は、モデル内部の動作には関わ
らず、モデルの入出力条件のみを示すものである。
【0024】図3(1)におけるモデルa310には、
2つの入力ポート311、312、および、1つの出力
ポート313が存在する。このことは、2つの入力ポー
ト311、312にデータが揃った場合、モデルa31
0は実行可能になり、モデルa310の実行後、出力ポ
ート313にデータが現われることを示している。
【0025】一方、入力ポート311、312の種別
(通常型入力ポート123/分解型入力ポート12
4)、出力ポート313の種別(通常型出力ポート12
5/結合型出力ポート126)は、モデル内部の動作に
のみ関係することであり、このモデルaの閉表記には示
されない。
【0026】図3(2)は、上記モデルaの開表記を示
すものである。モデルの開表記は、モデルの入出力条件
とともに、モデルの内部構造を示すものである。
【0027】図3(2)においては、モデルa310の
中に、1つのモデル(モデルb320)と、3つの内部
リンク(321〜323)が存在することが示されてい
る。また、モデルa310の2つの入力ポート311、
312の種別が通常型であること、出力ポート313の
種別が通常型であることが表わされている。
【0028】図3(3)における、表325はモデルの
種別の定義に関するものである。モデルの種別は、ユー
ザモデル、あるいは基本モデルである。ユーザモデルは
本システムにおいてその内部構造が定義されたモデルで
あり、言い替えれば、開表記が可能なモデルである。一
方、基本モデルは、ロードモジュール等のような、あら
かじめ定義済のモデルであり、言い替えれば、開表記が
不可能なモデルである。
【0029】モデルa310の種別は、開表記が可能な
ことから明らかに、ユーザモデルである。一方、モデル
b320の種別を本図上から読み取ることはできない。
【0030】図4は、本モデルa310に実行環境を加
えて作成したパネルc340の構成と、動作の様子を表
わした図である。
【0031】モデルに実行環境を加えるとは、モデルの
入出力ポートにつながるファイル、あるいは他のモデル
を定めることである。モデルa310の実行環境として
は、通常型入力ポート311へ外部リンク331を介し
て入力ファイルd334が、同様に、通常型入力ポート
312へ外部リンク332を介して入力ファイルe33
5が、通常型出力ポート313へ外部リンク333を介
して出力ファイルf336が、接続されている。
【0032】パネルc340は、以下のように動作す
る。
【0033】(1)データd341、e342が、入力
ファイルd334、e335から読み出され、リンク3
31、332上を流れる。
【0034】(2)モデルa310がその2つの入力ポ
ート311、312にデータが届いたので、実行を開始
する。
【0035】(3)入力ポート311、312が、それ
ぞれの外部リンク331、332よりデータを読み込ん
で、内部リンク321、322ヘ流す(データd34
3、e344)。
【0036】(4)モデルb320が、その2つの入力
ポートにデータが届いたので、実行に移り、その結果、
データf345を出力ポートより出力する。
【0037】(5)通常型出力ポート313が、内部リ
ンク323を介してデータf345を受け取る。
【0038】(6)モデルa310の実行終了に伴っ
て、通常型出力ポート313がデータf346を出力す
る。
【0039】(7)データf346が、外部リンク33
3を介して、出力ファイル336に書き込まれる。
【0040】以上が、パネルc340の動作である。
【0041】次に、入出力ポートについて説明する。上
記の例でも、すでに、通常型の入出力ポートは現われて
いるが、ここでは、分解型入力ポート、結合型出力ポー
トを含めて説明する。
【0042】まず、準備として、本モデルにおける入出
力データの種別について、第5図によって説明する。
【0043】データは、大きく、集合型データ501と
単数型データ502に分かれる。
【0044】集合型データは、単数型データを要素とす
る集合である。ただし、各要素には順序関係が定められ
ているものとする。
【0045】単数型データは、整数、実数、文字列、論
理値(真/偽)、あるいはこれらの配列である。
【0046】図4のパネルcの動作の説明は、データd
341、e342、f346の種別には依存しないもの
である。
【0047】次に、入出力ポートの動作について記す。
【0048】図6は各モデルに入出力ポートがそれぞれ
1つしか存在しない場合の動作、すなわち単独動作につ
いて示したものである。
【0049】図6(1)は通常型の入出力ポートの単独
動作を示している。モデルa611の入出力ポートとし
ては通常型の入出力ポート613、614が存在する。
また、内部にはモデルb612が存在する。図6(1)
は、モデルa611の通常型入力ポート613へ、集合
型データ{c,d}621(2つの要素c、dからなる
集合)が入る場合の動作の様子を示している。
【0050】まず、通常型入力ポート613は、モデル
a611の動作開始時に、集合型データ{c,d}62
1を取り込んで、直ちに、内部リンクへ流す(集合型デ
ータ{c,d}622)。次いで、モデルb612は集
合型データ{c,d}622を入力し、集合型データ
{e,f}623を出力する。モデルa611の動作終
了時に、通常型出力ポート614は集合型データ{e,
f}624を出力し、それはモデルa611の外部リン
クを流れる。
【0051】このように、通常型入出力ポートの単独動
作では、集合型データが変化することなく入出力ポート
を通り抜ける。
【0052】図6(2)は分解型入力ポートと結合型出
力ポートの単独動作を示している。モデルg631には
入力ポートとして分解型入力ポート633、出力ポート
としては結合型出力ポート634が存在する。また、内
部にはモデルh632が存在する。図6(2)は、モデ
ルg631の分解型入力ポート633へ、集合型データ
{c,d}621(2つの要素c、dからなる集合)が
入る場合の動作の様子を示している。
【0053】まず、分解型入力ポート633は、モデル
g631の動作開始時に、集合型データ{c,d}62
1を取り込み、その中から最初の要素cを取り出して、
内部リンクへ流す(単数型データc641)。次いで、
モデルh632は単数型データc641を入力し、単数
型データe642を出力する。次いで、分解型入力ポー
ト633は、集合型データ{c,d}621の2番目の
要素dを取り出して、内部リンクへ流す(単数型データ
d643)。次いで、同様に、モデルh632は単数型
データd643を入力し、単数型データf644を出力
する。モデルg631の動作終了時に、結合型出力ポー
ト634は、単数型データe642、f644を要素と
する集合型データ{e,f}624を作成し、モデルg
631の出力データとする。
【0054】このように、分解型入力ポートが単独で動
作する場合、モデルの実行開始時に集合型データを入力
すると、モデルの実行中、集合データの要素を順次、内
部リンクに流す。この場合、新たな要素を流すタイミン
グは、実行可能な内部モデルが存在しない場合である。
一方、結合型出力ポートが単独で動作する場合、モデル
の実行中に、内部リンクから届くデータを蓄え、モデル
の実行終了時に、蓄えたデータを要素とする集合型デー
タを作成し、出力する。
【0055】なお、図6のモデルa611とモデルg6
31については、モデルの入出力データに関する関係が
等しい場合、内部構成は異なっても、モデルの閉表記上
では相違は生じない。
【0056】以上、図6によって入出力ポートの単独動
作について記した。
【0057】出力ポートが1つのモデルに複数存在する
場合の動作は、単独時の動作と同様である。通常型出力
ポートは内部データを変化させずに出力し、結合型出力
ポートは複数の内部データから集合型データを生成し
て、出力する。
【0058】次に、1つのモデルに複数の入力ポートが
存在する場合の、各入力ポートの動作(入力ポートの複
合動作)について、図7によって説明する。
【0059】図7(4)はこの複合動作のフロー図であ
る。
【0060】・ステップ741:モデルの実行開始時、
各入力ポートは外部リンクから流れてきたデータを取り
込む。
【0061】・ステップ742:クラスの等しい入力ポ
ートの間で、入力した集合型データの直積集合の部分集
合(中間集合)を生成する。この場合、直積集合の部分
集合とは、各集合型データの要素にその順序関係にもと
づいて自然数を割り当てた場合、自然数の一致する要素
から成るものの集まりである。この場合、単数型データ
は要素数1の集合型データとみなす。また、単独のクラ
スの入力ポートから入力されたデータは、それ自身、中
間集合とする。
【0062】・ステップ743:上記中間集合の直積集
合(最終集合)を生成する。
【0063】・ステップ744:上記最終集合の要素
を、順次、モデル内に実行可能な内部モデルが存在しな
くなる度に内部リンクに流す。
【0064】この入力ポートの複合動作の例を図7
(1)〜(3)によって説明する。
【0065】図7(1)は、本例の全体的な動作を表わ
す図である。本図中のモデルm701には3つの分解型
入力ポート721〜723が存在する。その中で入力ポ
ート721と722のクラスは等しくhである。一方、
入力ポート723のクラスは他と異なりiである。
【0066】以下、図7(4)の動作フローに従って、
説明を進める。
【0067】ステップ741:図7(1)において、入
力ポート721〜723には、それぞれ、集合型データ
{a,b,c}731、{p,q,r}732、{x,
y}733が届いている。各入力ポートは、モデルm7
01の実行開始時に、各データを取り込む。
【0068】ステップ742:クラスの等しい入力ポー
ト721、722が受け取った集合型データ{a,b,
c}731、{p,q,r}732の直積集合の部分集
合を作成する。この部分集合は図7(2)に記す中間集
合702である。その要素は(a,p),(b,q),
(c,r)である。入力ポート723が受け取った集合
型データ{x,y}743は、直ちに、中間集合703
になる。
【0069】ステップ743:中間集合702、703
の直積演算を行なって、図7(3)に記す最終集合70
4を作成する。
【0070】ステップ744:最終集合704の各要素
を、順次、各入力ポート721〜723より内部リンク
711〜713に流す。この動作は、モデルm701中
に実行可能な内部モデルが存在しなくなる度に繰り返さ
れる。その様子を図7(1)に示す。
【0071】以上のモデルの動作方法をまとめると、パ
ネルの動作フローは図13、モデルの動作フローは図1
4に示すものになる。
【0072】まず、パネルの動作フローについて、図1
3によって説明する。
【0073】・ステップ351:パネル中の入力ファイ
ルからデータを読み出し、該入力ファイルに接続された
リンクへ流す。ここで、入力ファイルとは、モデルの入
力ポートとリンクを介して結ばれたファイルのことであ
る。
【0074】・ステップ352:パネル内で実行可能な
モデルがあるかどうか判定し、ある場合はその中の一つ
を選択して次ステップへ、ない場合はステップ356へ
進む。
【0075】・ステップ353:実行可能なモデルを一
つ選択し、その種別がユーザモデル(開表記可能なモデ
ル)の場合、ステップ355へ、基本モデル(開表記不
可能なモデル)の場合、次ステップへ進む。
【0076】・ステップ354:選択された基本モデル
を実行する。基本モデルの実行終了後、出力ポートに現
われた基本モデルの出力データを後続のリンクに流す。
最後に、ステップ352へ戻る。
【0077】・ステップ355:選択されたユーザモデ
ルを実行する。ユーザモデルの実行終了後、出力ポート
に現われたユーザモデルの出力データを後続のリンクに
流す。最後に、ステップ352へ戻る。ユーザモデルの
実行についてのフローチャートは図14に記す。 ・ステップ356:パネル中の出力ファイルへ、それに
つながるリンク上のデータを書き込み、実行を終了す
る。ここで、出力ファイルとは、モデルの出力ポートと
リンクを介して結ばれたファイルのことである。
【0078】図8は、図1におけるパネルa104の動
作説明図である。パネルa104の動作は、上記フロー
チャートの説明に従って、以下のように記される。
【0079】・ステップ351:図8のパネルa104
における入力ファイルはファイルd171、e172、
f173であり、それぞれは集合型データ{1,2}、
{3,4}、単数型データ{5}を記憶する。これらの
データは、本ステップで、各ファイルから取り出され、
リンク161〜163上を流れることになる。
【0080】・ステップ352:図8のパネルa104
においては、モデルb131が、その3つの入力ポート
151〜153のすべてにデータが届いており、実行可
能なモデルとして選択される。
【0081】・ステップ353:モデルb131の種別
はユーザモデルであり、ステップ355へ進む。
【0082】・ステップ355:モデルb131を実行
し、実行終了後、出力データである集合型データ{2
0、25、25、30}をリンク164に流す。
【0083】・ステップ352:図8のパネルa104
において、実行可能なモデルが存在しないので、ステッ
プ356へ進む。
【0084】・ステップ356:出力ファイルg174
へ、リンク164上の集合型データ{20、25、2
5、30}を書き込んで、実行を終了する。
【0085】次に、ユーザモデルの動作フローについ
て、図14によって説明する。
【0086】ユーザモデルの動作は、パネルの動作に対
して、入出力ファイルが入出力ポートに置き代わった点
が異なっている。
【0087】・ステップ451:各入力ポートがモデル
への入力データの最終集合を作成する。最終集合の作成
動作については、図7によってすでに説明した。
【0088】・ステップ452〜455:ステップ35
2〜355と同様に、実行可能なモデルが存在しなくな
るまで、モデル(基本モデル、またはユーザモデル)の
実行を繰り返す。
【0089】・ステップ456:ステップ457の動作
で、最終集合の要素がすべて取り尽くされたかどうかを
判定し、取り出し終了の場合、ステップ458へ、取り
出し途中の場合、ステップ457へ進む。
【0090】・ステップ457:各入力ポートが、最終
集合の要素を一つ取り出して、それを内部リンクに流
し、ステップ452へ戻る。
【0091】・ステップ458:各出力ポートが、モデ
ルの実行中にリンクを介して届いたデータをもとに、出
力データを作成し、モデルの動作を終了する。出力デー
タの作成方法については、すでに図6によって説明し
た。
【0092】図8のパネルa104におけるモデルb1
31の動作は、上記フローチャートの説明に従って、以
下のように記される。
【0093】・ステップ451:モデルb131の入力
ポート151〜153が、各入力データ(集合型データ
{1,2}、{3,4}、単数型データ{5})にもと
づいて最終集合を作成する。最終集合は{(1,3,
5),(1,4,5),(2,3,5),(2,4,
5)}である。
【0094】・ステップ452〜457:上記最終集合
の要素データが、順次、リンク141〜143を介し
て、モデルc132に入力され、モデルc132は出力
データ20、25、25、30をその度にリンク144
へ流す。ここでモデルc132は、次式で表わされる関
数モデルである。
【0095】 f(x,y,z)=(x+y)×z (式460) ここで、x、y、zはそれぞれリンク141、142、
143から入るデータである。
【0096】・ステップ458 結合型出力ポート154が、リンク144から届いたデ
ータにもとづいて、集合型データ{20,25,25,
30}を作成して、出力し、モデルb131の動作を終
える。
【0097】次に、本モデル開発支援システムにおける
モデル編集/実行プログラム211の動作について、図
9、10によって説明する。
【0098】図9は、モデル編集/実行プログラム21
1の全体的な動作フローを表わした図である。以下、各
ステップについて説明する。
【0099】・ステップ901 インタフェース装置202の画面上に、図1におけるメ
ニューエリア101、部品エリア102の各アイコンを
表示する。
【0100】・ステップ902 ユーザによるアイコンの指定情報を受付ける。
【0101】 ・ステップ903上記アイコンの含まれるエリアが、メ
ニューエリア101の場合、ステップ905へ、部品エ
リア102の場合、ステップ904へ、パネルエリア1
03の場合、ステップ909へ進む。
【0102】・ステップ904 部品エリア102中の選択されたアイコンを、パネルエ
リア103のユーザの指示する位置へ複写する。最後
に、ステップ902へ戻る。
【0103】・ステップ905 メニューエリア101中の選択されたアイコンが、ロー
ド111の場合、ステップ906へ、セーブ112の場
合、ステップ907へ、実行113の場合、ステップ9
08へ進み、終了114の場合、本プログラムの動作を
終了する。
【0104】・ステップ906 パネル名称を入力し、その名称のパネル定義データを定
義用データファイル203から読み出し、パネルエリア
103に表示する。最後に、ステップ902へ戻る。パ
ネル定義データについては後述する。
【0105】・ステップ907 パネルエリア103に表示中のパネルの定義データを、
定義用データファイル203に書き込む。最後に、ステ
ップ902へ戻る。
【0106】・ステップ908 パネルエリア103に表示中のパネルの実行を行い、ス
テップ902へ戻る。パネル実行の動作については、す
でに図13、14によって説明した。
【0107】・ステップ909 パネルエリア103内で、ユーザにより選択されたパネ
ル構成部品の操作を行い、ステップ902へ戻る。
【0108】次に、上記処理ステップ909における、
パネル構成部品の操作について説明する。
【0109】本部品操作の動作フローについて、図10
によって説明する。
【0110】・ステップ921 ユーザによる操作種別の指示を受付ける。
【0111】・ステップ922 上記の操作種別が、属性定義の場合、ステップ923
へ、複写の場合、ステップ924へ、移動の場合、ステ
ップ925へ、削除の場合、ステップ926へ、登録の
場合、ステップ927へ進む。
【0112】・ステップ923 各部品の属性を定義する。モデルについては、入出力ポ
ートの個数と配置、ファイルについては記憶されるレコ
ードのフィールド数、各フィールドのデータ型等が属性
である。
【0113】・ステップ924 選択された部品を複写する。
【0114】・ステップ925 選択された部品を移動する。
【0115】・ステップ926 選択された部品を削除する。
【0116】・ステップ927 選択された部品の定義データを、定義用ファイル203
に記憶する。
【0117】次に、本モデル編集/実行プログラム21
1において作成されるパネル、およびユーザモデル定義
データについて説明する。
【0118】パネル定義データの項目と、その値の例
(図1のパネルa104に対するもの)を、図11に示
す。
【0119】パネル定義データの先頭は、パネル名称1
76である。パネルa104に対して、本項目はパネル
aである。
【0120】次は、パネル中のファイルに関するファイ
ル情報であり、これは、ファイル個数177に続いて、
個別ファイル情報がパネル中のファイルの個数分並ぶ。
個別ファイル情報は、ファイル名称と、表示情報(ファ
イルアイコンの表示位置、大きさ)である。パネルa1
04に対し、ファイル個数177は4、1、4番目のフ
ァイル171、174のファイル名称178、180
は、d、gである。
【0121】次は、パネル中のモデルに関するモデル情
報である。この中には、モデル個数182に続いて、個
別モデル情報がパネル中のモデルの個数分並ぶ。個別モ
デル情報は、モデル名称、表記方法、表示情報である。
表記方法はモデル種別がユーザモデルの場合の開表記と
閉表記の区別、表示情報は本モデルの表示位置、形状パ
ラメータである。パネルa104に対し、モデル個数1
82は1、1番目のモデル131のモデル名称183は
モデルb、表記方法184は開表記である。
【0122】次は、パネル中のリンクに関するリンク情
報であり、これは、リンク個数186に続いて、個別リ
ンク情報がパネル中のリンクの個数分並ぶ。個別リンク
情報は、そのリンクの先行部品(データ流の始点側の部
品)のタイプ(モデル、ファイルの区別)と識別番号、
後続部品(データ流の終点側の部品)のタイプ、識別番
号、表示情報である。先行、あるいは後続部品がファイ
ルの場合、その識別番号は本定義情報中のファイルの番
号である。先行、あるいは後続部品がモデルの場合、そ
の識別番号はハイフンで区切られ、前半は本定義情報中
のモデルの番号、後半はリンクが接続された入出力ポー
トの番号(後述)である。リンクの表示情報は、リンク
の始点、中間折点、終点の座標である。パネルa104
に対し、リンク個数186は4、1番目のリンク161
の先行部品のタイプ187はファイル、識別番号188
は1、後続部品のタイプ189はモデル、識別番号19
0は1−1、4番目のリンク164の先行部品のタイプ
192はモデル、識別番号193は1−4、後続部品の
タイプ194はファイル、識別番号195は4である。
【0123】図12に、モデル定義データの項目と、そ
の値の例(図1のモデルb131に対するもの)を示
す。
【0124】モデル定義データの先頭は、モデル名称2
21である。モデルb131に対して、本項目221は
モデルbである。
【0125】次は、モデル種別222であり、本モデル
の種別(ユーザ/基本モデル)を示す。モデルb131
に対して、本項目222はユーザである。
【0126】次は、開表記情報223であり、本モデル
が開表記された場合の枠の大きさを示す。
【0127】次は、本モデル中の入出力ポートに関する
ポート情報である。この中には、ポート個数224に続
いて、個別ポート情報がモデル中の入出力ポートの個数
分並ぶ。個別ポート情報は、タイプ、グループ名称、レ
コード、表示情報である。タイプは入出力ポートの区別
と、入力ポートの場合、通常型と分解型、出力ポートの
場合、通常型と結合型の区別を表わす。グループ名称は
分解型の入力ポートに対するグループ名称である。レコ
ードは入力ポートに対して、入力データ、出力ポートに
対して出力データの型を表わす。表示情報は入出力ポー
トのアイコンの表示位置、大きさである。モデルb13
1に対し、ポート個数224は4、1番目のポート15
1のタイプ225は分解型入力ポート、グループ名称2
26はh、レコード227は、整数の集合型データ、4
番目のポート154のタイプ229は結合型出力ポー
ト、レコード231は整数の集合型データである。
【0128】次は、本モデル中のモデル(サブモデル)
に関するサブモデル情報である。サブモデル情報は、表
記方法に関する項目がないことを除いて、図11のパネ
ル定義データにおけるモデル情報と同様である。
【0129】次は、本モデル中のリンクに関するリンク
情報である。本リンク情報は、図11のパネル定義デー
タにおけるリンク情報と同様である。
【0130】以上が、モデル定義データの項目である
が、最後のサブモデル情報とリンク情報は、モデルの種
別がユーザモデルの場合のみ必要であり、基本モデルの
場合は不要である。
【0131】次に、本発明の他の2つの実施例(実施例
2、3)について記す。
【0132】実施例2は、上記の実施例におけるモデル
開発支援システムにおいて、データフローモデルの中に
時間管理機能を組み込むものである。
【0133】本実施例2のシステムにおけるデータフロ
ーモデルの例を、図15に示す。
【0134】このデータフローモデルにおいては、モデ
ルa510の中に、時刻を表示するための時計515が
存在する。
【0135】また、モデルb511は、1回の実行につ
き1単位、時刻を進める。
【0136】一方、時系列分解型入力ポート512(以
後、単に入力ポート512と記す)は、時刻が1単位進
む毎に、集合型データの要素を、リンク522へ流す。
【0137】本データフローモデルの動作は以下のよう
になる。
【0138】(1)ファイルp531から集合型データ
c533が読み出され、リンク521を流れて、モデル
a510の入力ポート512へ届く。
【0139】(2)モデルa510の実行が始まり、入
力ポート512は、まず、集合型データc533の最初
の要素データC1:541をリンク522へ流す。
【0140】(3)要素データC1:541は、モデル
b511の入力ポートの一つに届くが、モデルb511
の入力ポートのもう一方には、データD0:550が初
期入力データとして設定されており、モデルb511が
実行を開始する。
【0141】(4)モデルb511の実行終了時、リン
ク523、524には、データD1:551、561が
流れ、また、時計515の時刻が1単位進む。
【0142】(5)次いで、時計515の時刻が1単位
進んだので、入力ポート512は、集合型データc53
3の2番目の要素データC2:542をリンク522へ
流す。(6)モデルb511は、データC2:542と
データD:551を入力して、実行を開始する。
【0143】(7)モデルb511の実行終了時、リン
ク523、524には、データD2:552、562が
流れ、また、時計515の時刻が1単位進む。
【0144】(8)以後、同様の処理が、集合型データ
C533の要素が尽きるまで繰り返され、最後に、結合
型出力ポート513が、モデルaの実行の間に届いたデ
ータ(D1:561、D2:562、…)から集合型デ
ータD534を生成して、出力し、モデルa510の動
作は終了する。
【0145】(9)最後に、集合型データD534はフ
ァイルq532へ書き込まれる。
【0146】以上が、実施例2のシステムによる図15
のデータフローモデルの実行の流れである。また、この
動作を実現するプログラムのフローチャートは、基本的
に図13、14のものと変わらない。図14のステップ
457における処理(最終集合からの要素の取り出し処
理)の実行条件として、時刻の更新が加わるのみであ
る。
【0147】実施例3は、上記の実施例1におけるモデ
ル開発支援システムにおいて、データを蓄積する機能を
有する基本モデルを提供するものである。
【0148】本実施例3のシステムにおけるデータフロ
ーモデルの例を、図16に示す。
【0149】図16において、モデルa560の中に
は、モデルh562とモデルb561が存在する。
【0150】モデルh562は、過去の入力データを記
憶し、それらを要素とする集合データを出力する。モデ
ルb561は集合型データを入力し、単数型データを出
力する。
【0151】これらのモデルh562とモデルb561
とが組み合わさって、モデルa560は以下のように動
作する。
【0152】(1)モデルa560の実行開始時、分解
型入力ポート563はファイルp565から出力された
集合型データC581を入力する。
【0153】(2)モデルa560の実行の間、分解型
入力ポート563は集合型データC581から順次、要
素C1:591、C2:592…を取り出して、リンク
572に流す。
【0154】(3)モデルh562は、上記要素C1:
591、C2:592…を1回の実行に対して1つ入力
し、それらを記憶することにより、集合型データ59
4、595…を出力する。
【0155】(4)モデルb561は、上記集合型デー
タ594、595…を入力し、単数型データ597、5
98…を出力する。
【0156】(5)分解型入力ポート563の側で集合
型データcから取り出すべき要素が尽きた時、結合型出
力ポート564は、上記単数型データ597、598…
から集合型データD582を作成して出力し、モデルa
560の実行は終了する。
【0157】(6)最後に、集合型データD582はフ
ァイルq566に書き込まれる。
【0158】以上が、実施例3のシステムによる図16
のデータフローモデルの実行の流れである。この動作を
実現するプログラムのフローチャートは、基本的に図1
3、14のものと変わらない。
【0159】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるデー
タフローモデルでは、モデル間を集合データが流れ、か
つ、各モデルのデータ入出力点であるところの入出力ポ
ートにおいて、集合型データの要素を取り出す分解処
理、要素を集めて集合型データを作成する結合処理が行
われる。このため、(イ)集合データを記憶するための
仮想的なバッファの記述が不要になり、データフローモ
デルにおける集合データの処理の記述が容易になる。
(ロ)集合データに対する繰り返し処理の記述が不要に
なり、データフローモデルにおける集合データの処理の
記述が容易になる。また、異なる集合データの直積集
合、あるいはその部分集合が入力ポートにおいて生成さ
れるため、データフローモデルにおける集合データに対
する集合演算処理の記述が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるモデル開発支援システ
ムのモデル編集/実行画面を示す図。
【図2】上記モデル開発支援システムの構成を表わす概
略ブロック図。
【図3】モデルの表記方法と種別の定義を表わす説明
図。
【図4】パネルの構成と動作の説明図。
【図5】データの種別を表わす説明図。
【図6】入出力ポートの単独動作の説明図。
【図7】入力ポートの複合動作の説明図。
【図8】図1に現われたデータフローモデルの動作の説
明図。
【図9】上記モデル開発支援システムの「モデル編集/
実行プログラム」211(図2)の全体的な動作手順
図。
【図10】上記「モデル編集/実行プログラム」211
のモデル部品の操作処理909(図9)の動作手順図。
【図11】図1に現われたパネルa104(データフロ
ーモデル全体)の定義データの説明図。
【図12】図1に現われたユーザモデルb131の定義
データの説明図。
【図13】上記「モデル編集/実行プログラム」211
(図2)によるパネルの実行手順図。
【図14】上記「モデル編集/実行プログラム」211
(図2)によるユーザモデルの実行手順図。
【図15】時系列処理を含むデータフローモデルの記述
例の説明図。
【図16】時間的にデータを蓄積する処理を含むデータ
フローモデルの記述例の説明図。
【符号の説明】
101…メニューエリア、102…部品エリア、103
…パネルエリア、104…パネルa、121…モデル、
122…ファイル、123…通常型入力ポート、124
…分解型入力ポート、125…通常型出力ポート、12
6…結合型出力ポート、127…リンク、211…モデ
ル編集/実行プログラム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 利彦 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 茂木 啓次 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部構造を有し得る複数ノードと該ノード
    間のデータの流れを表わすリンクから構成される階層型
    データフローモデルの記述装置において、ノード外部の
    リンクより集合データを入力し、該集合データの要素デ
    ータを該ノード内部のリンクへ流す機能を表わす入力ポ
    ートと、ノード内部のリンクから複数のデータを取り込
    み、該データを要素データとする集合データを作成し、
    該集合データを該ノード外部のリンクへ流す機能を表わ
    す出力ポートとを用いることを特徴とするデータフロー
    モデルの記述装置。
  2. 【請求項2】内部構造を有し得る複数ノードと該ノード
    間のデータの流れを表わすリンクから構成される階層型
    データフローモデルの記述装置において、同一ノードに
    存在する複数の入力ポートへ、各入力ポートが該ノード
    外部のリンクより集合データを入力した場合、該集合デ
    ータ間の直積集合を作成し、該直積集合の要素データを
    該ノード内部のリンクへ流す機能を付与することを特徴
    とする請求項1記載のデータフローモデルの記述装置。
  3. 【請求項3】内部構造を有し得る複数ノードと該ノード
    間のデータの流れを表わすリンクから構成される階層型
    データフローモデルの記述装置において、同一ノードに
    存在する複数の入力ポートへ、各入力ポートが該ノード
    外部のリンクより集合データを入力した場合、該集合デ
    ータの要素データ間の所定の対応関係によって、該集合
    データ間の直積集合の部分集合を作成し、該部分集合の
    要素データを該ノード内部のリンクへ流す機能を付与す
    ることを特徴とする請求項1記載のデータフローモデル
    の記述装置。
  4. 【請求項4】内部構造を有し得る複数ノードと該ノード
    間のデータの流れを表わすリンクから構成される階層型
    データフローモデルの記述装置において、同一ノードに
    存在する複数の入力ポートへ、各入力ポートが該ノード
    外部のリンクより集合データを入力した場合、該集合デ
    ータから所定の集合演算によって中間集合を作成し、該
    中間集合の要素データを該ノード内部のリンクへ流す機
    能を付与することを特徴とする請求項1記載のデータフ
    ローモデルの記述装置。
  5. 【請求項5】内部構造を有し得る複数ノードと該ノード
    間のデータの流れを表わすリンクから構成される階層型
    データフローモデルの記述装置において、同一ノードに
    存在する複数の入力ポートへ、クラス属性を付与するこ
    とと、各入力ポートが該ノード外部のリンクより集合デ
    ータを入力した場合、同一クラスの付与された入力ポー
    ト間で、該入力ポートが入力した集合データから所定の
    集合演算によって、中間集合を作成する機能と、各クラ
    スに関して該中間集合から所定の集合演算によって、最
    終集合を作成し、該最終集合の要素データを該ノード内
    部のリンクへ流す機能を付与することとを特徴とする請
    求項1記載のデータフローモデルの記述装置。
  6. 【請求項6】内部構造を有し得る複数ノードと該ノード
    間のデータの流れを表わすリンクから構成される階層型
    データフローモデルの記述装置において、該ノードに存
    在する入力ポートへ、該ノードの実行開始時に、該ノー
    ド外部のリンクより集合データを入力し、以後、該ノー
    ドの実行中、該ノード内に実行可能なノードが存在しな
    くなるたびに、該集合データの要素データを該ノード内
    部のリンクへ流す機能を付与することを特徴とする請求
    項1記載のデータフローモデルの記述装置。
  7. 【請求項7】内部構造を有し得る複数ノードと該ノード
    間のデータの流れを表わすリンクから構成される階層型
    データフローモデルの記述装置において、時刻管理の表
    現機能を有することと、ノードの実行開始時に、該ノー
    ド外部のリンクより時系列データを入力し、以後、該ノ
    ードの実行中、該時刻が更新されるたびに、該時系列デ
    ータの要素データを該ノード内部のリンクへ流す機能を
    入力ポートへ付与することとを特徴とする請求項1記載
    のデータフローモデルの記述装置。
JP30162491A 1991-11-18 1991-11-18 データフローモデルの記述装置 Withdrawn JPH05143309A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002229783A (ja) * 2001-01-31 2002-08-16 Toshiba Corp ソフトウェア構築支援システム、その方法およびソフトウェア構築支援プログラム
JP2005292982A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Advanced Telecommunication Research Institute International データ処理システム設計装置及びそのためのコンピュータプログラム

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