JPH06222913A - プログラム解析装置 - Google Patents

プログラム解析装置

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JPH06222913A
JPH06222913A JP5009687A JP968793A JPH06222913A JP H06222913 A JPH06222913 A JP H06222913A JP 5009687 A JP5009687 A JP 5009687A JP 968793 A JP968793 A JP 968793A JP H06222913 A JPH06222913 A JP H06222913A
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JP
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JP5009687A
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Kazuya Baba
一弥 馬場
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、プログラムを解析するプログラム
解析装置に関し、プログラムロジックを解析して制御の
流れを追跡し、プログラムで実行する命令の条件と実行
命令の対応関係などを自動抽出することを目的とする。 【構成】 プログラムを解析し、同一の制御条件で実行
する範囲を抽出する制御条件展開解析1と、プログラム
を解析し、データ項目名、判定式、項目値を抽出するデ
ータ項目情報解析2とを備え、制御条件展開解析1によ
って抽出された同一の制御条件の範囲内で上記抽出され
たデータ項目名、判定式、項目値を出力するように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プログラムを解析する
プログラム解析装置に関するものである。計算機システ
ムにおける仕様書の無いプログラムの利用にあたり、処
理内容を整理して再構築する作業において、既存資産の
解析を行い、仕様書作成のための基礎情報を自動抽出す
ることが望まれている。
【0002】
【従来の技術】従来、仕様書の情報の生成は、プログラ
ム(例えばCOBOL言語で記述したソースプログラ
ム)の制御構造の解析が難しいため、プログラムの命令
やデータ項目などの部分抽出を行い、人が加工、判断作
業を通して使用書に再構築するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、プログラム
の再構築の作業において、プログラム単位にロジックを
追跡し、判断しながら必要な情報や部品を加工、整理す
る必要があり、作業負担が大きいという問題があった。
【0004】本発明は、これらの問題を解決するため、
プログラムロジックを解析して制御の流れを追跡し、プ
ログラムで実行する命令の条件と実行命令の対応関係な
どを自動抽出することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理構
成図を示す。図1において、制御条件展開解析1は、プ
ログラムを解析し、同一の制御条件で実行する範囲を抽
出するものである。
【0006】データ項目情報解析2は、プログラムを解
析し、データ項目名、判定式、項目値を抽出するもので
ある。命令群抽出処理3は、プログラムを解析し、同一
の制御条件で実行する範囲の実行命令群を抽出するもの
である。
【0007】
【作用】本発明は、図1に示すように、制御条件展開解
析1がプログラムを解析し、同一の制御条件で実行する
範囲を抽出し、データ項目情報解析2がプログラムを解
析し、データ項目名、判定式、項目値を抽出し、これら
抽出された同一の制御条件の範囲内で抽出されたデータ
項目名、判定式、項目値を出力するようにしている。
【0008】また、制御条件展開解析1がプログラムを
解析し、同一の制御条件で実行する範囲を抽出し、命令
群抽出処理3がプログラムを解析し、同一の制御条件で
実行する範囲の命令群を抽出し、これら抽出した命令群
を部品とし、同一の表現を他のプログラム中で見つけた
ときにこの表現を部品としてまとめるようにしている。
【0009】従って、プログラムロジックを解析して制
御の流れを追跡し、プログラム内で同一の制御条件で実
行する範囲で抽出されたデータ項目名、判定式、項目値
を出力したり、更にこの範囲の実行命令群を部品として
他のプログラムで同じ表現を見つけたときに部品として
まとめたりすることにより、プログラムで実行する命令
の条件とデータ項目名、判定式、項目値などを自動抽出
することが可能となる。
【0010】
【実施例】次に、図1から図25を用いて本発明の実施
例の構成および動作を順次詳細に説明する。ここでは、
COBOL言語で記述されたソースプログラム(COB
OLプログラム)を解析し、同一制御条件で実行する範
囲を抽出し、当該同一制御条件で実行する範囲内のデー
タ項目名、判定式、項目値を抽出したり、更に当該同一
制御条件で実行する範囲内の実行命令群を抽出する処理
を順次詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の原理構成図を示す。図1
において、制御条件展開解析1は、プログラムを解析
し、同一の制御条件で実行する範囲を抽出するものであ
って、COBOLプログラム11、制御情報解析処理1
2、制御情報ファイル13、解析範囲分割処理14、解
析範囲指示ファイル15、制御条件展開処理16、制御
条件展開ファイル17、検索処理18などから構成され
るものである。
【0012】COBOLプログラム11は、同一の制御
条件で実行する範囲を抽出しようとする、COBOL言
語で記述したソースプログラムであって、例えば後述す
る図5のようなCOBOL言語で記述したプログラムで
ある。
【0013】制御情報解析処理12は、COBOLプロ
グラム11を解析し、分岐を制御する命令と、実行命令
を取り出し、遷移状態を制御情報ファイル13に格納し
たり、命令情報を命令情報ファイル20に格納したりな
どするものである(図7参照)。
【0014】制御情報ファイル13は、制御情報(分岐
を制御する命令と、実行命令)を格納するファイルであ
る(図7参照)。解析範囲分割処理14は、制御命令の
展開範囲をしぼるため、分岐制御のまとまりを事前に抽
出するものである。これにより、不要な条件展開を抑制
するようにしている。
【0015】解析範囲指示ファイル15は、分岐制御の
まとまりを格納するものである(図14参照)。制御条
件展開処理16は、制御条件を展開して制御条件展開フ
ァイル17に格納するものである(図16参照)。
【0016】制御条件展開ファイル17は、展開した制
御条件を格納するファイルである(図16参照)。検索
処理18は、制御条件展開ファイル17、データ情報フ
ァイル28、およびデータ関連付ファイル27などを参
照し、プログラム内で同一制御条件で実行する範囲内の
データ項目名、判定式、項目値などを検索結果(図25
参照)19として出力するものである。
【0017】データ項目情報解析2は、プログラムを解
析し、データ項目名、判定式、項目値を抽出するもので
あって、COBOLプログラム11、制御情報解析処理
12、制御情報ファイル13、データ項目情報抽出処理
23、データ項目情報ファイル24、データ情報成形処
理25、データ関連付ファイル27、データ情報ファイ
ル28、検索処理18および検索結果19などから構成
されるものである。ここで、COBOLプログラム1
1、制御情報解析処理12、制御情報ファイル13、検
索処理18および検索結果19は、上述した制御情報展
開解析1のものと同じであるので、説明を省略する。
【0018】データ項目情報抽出処理23は、制御情報
ファイル13を参照し、データ項目情報などを抽出する
ものである(図18参照)。データ項目情報ファイル2
4は、抽出したデータ項目、判定式、項目値などを格納
するファイルである(図18参照)。
【0019】データ情報成形処理25は、データ項目情
報ファイル24を参照し、データ関連付ファイル27お
よびデータ情報ファイル28を生成するものである(図
21、図22参照)。
【0020】命令抽出処理3は、プログラムを解析し、
同一の制御条件で実行する範囲の実行命令群を抽出する
ものであって、COBOLプログラム11、制御情報解
析処理12、制御情報ファイル13、命令情報ファイル
20、命令群抽出処理21、および命令群抽出情報22
などから構成されるものである。ここで、COBOLプ
ログラム11、制御情報解析処理12、制御情報ファイ
ル13は、上述した制御情報展開解析1のものとほぼ同
じであるので説明を省略する。
【0021】命令情報ファイル20は、制御情報解析処
理12がCOBOLプログラム11を解析し、命令情報
を格納したファイルである(図8参照)。命令群抽出処
理21は、制御情報ファイル13および命令情報ファイ
ル20を参照し、同一制御条件で実行する命令群を抽出
するものである(図11参照)。
【0022】命令群抽出情報22は、命令群抽出処理2
1によって抽出された同一制御条件で実行する命令群で
ある(図11参照)。図2のフローチャートに示す順序
に従い、制御条件展開解析1の動作を詳細に説明する。
【0023】図2において、S1は、COBOLプログ
ラム取り込み処理を行う。これは、例えば図5の(2110)
を取り込む。S2は、処理の分岐を制御する命令と、実
行命令を取り出し、遷移状態を制御情報ファイル13に
設定する。これは、例えば :図5のL1がラベルのため、シーケンス番号S1、
ラベル名L1、初めての命令であるため、現在の状態番
号C1に0を、ラベルに最新状態番号C1=0000に
1加算した値0001を作り、C2として図7の(2411)
情報を生成する。
【0024】:同時にラベルL1をまたがる制御を表
すため、ラベルの位置する状態C1からラベルを表す状
態C2への分岐情報(2412)を生成する(図7参照)。 :同様に図5の次の(2120)の命令に対して、分岐命令
で使用されるラベルL2から最新の現在状態C2、L2
に対応する新状態番号(0001+1=0002)C3を作り、(24
21)を作成する(図7参照)。
【0025】:同時にC2からC3への分岐制御(242
2)を作成する。 尚、分岐制御命令は右側に記載したような命令であり、
実行命令は右側に記載したような命令である。
【0026】S3は、状態番号の分岐先が含まれる範囲
のコンパクトなグループを抽出する。これは、例えば図
7の制御情報ファイル13から現在状態番号(C1、C
31・・・)と、分岐を表す新状態番号(C2・・・)
を取り出し、新状態番号が全て含まれる範囲(2920)(図
13参照)を解析し、開始状態C31、終了状態S3
2、解析範囲に連番を付与したCn1を作り、図14の
(3010)情報を生成する。
【0027】S4は、実行命令が処理される条件を抽出
する(分岐先を順に辿り、実行される命令の条件を取り
出す)。これは、例えば :解析指示範囲(3010)(図14参照)の新状態C41
(制御情報ファイル13内)と、現在状態C42を組合
せ、順に辿り新状態が無くなるところC43まで展開す
る。
【0028】:展開範囲に含まれる実行命令と展開範
囲で通知したIF番号と真偽I1、同一展開単位に付加
したケース番号Ca1を作り、制御条件展開ファイル1
7を生成する。
【0029】S5は、条件と実行命令の対応関係を検索
する。これは、例えばIF番号と真偽I1からその条件
で実行される命令番号a1を検索し、条件と命令の対応
づけを行う。命令内容(2511)から命令番号a1を取り出
し、図16の(3011)のIF番号I1を取得し、後述する
データ項目情報解析2を使用して、図21の(3511)のI
1からd1、d2、図22の(3611)のD1、D2、D3
を取り出し、検索結果19を得る。
【0030】以上によって、COBOLプログラム11
を解析して図7の制御情報ファイル13を作成し、これ
をもとに図16の制御条件展開ファイル17を作成し、
この制御条件展開ファイル17および後述するデータ情
報ファイル28、データ関連付ファイル27などを検索
し、図25の検索結果19を得ることができる。
【0031】図3のフローチャートに示す順序に従い、
データ項目情報解析2の動作を詳細に説明する。図3に
おいて、S11は、COBOLプログラム取り込み処理
を行う。これは、例えば図5の(2140)を取り込む。
【0032】S12は、処理の分岐を制御する命令と、
実行命令を取り出し、遷移状態を制御情報ファイル13
に設定する。これは、例えば :図5のIF命令G4は分岐制御命令なので、シーケ
ンス番号S31とS32、IFの条件判定部分を抽出
し、制御情報ファイル13を生成する。このとき、IF
命令の出現順に連番I1を付与する。
【0033】S13は、処理の分岐を制御する命令から
判断されるデータ項目名と判定式、項目値を抽出し、デ
ータ項目情報ファイル24に設定する。これは、例えば :IFの条件判定部分からデータ項目(D1)、判定
式(D2)、データ項目値(D3)を抽出し、データ項
目情報ファイル24を作成する。
【0034】:データを加工し(3411)(図20参
照)、データ項目の一意性を高めた後、データ項目名
と、データ項目値に判定式を含めたデータ項目値に連番
(d1、d2)を付与し、データ関連付ファイル27
(図21参照)と、データ情報ファイル28(図22参
照)を作成する。
【0035】S14は、条件と実行命令の対応関係を検
索する。これは、データ関連付ファイル27(図21参
照)とデータ情報ファイル(図22参照)からデータ項
目値を意識したプログラムとデータ項目名の対応関係を
検索できる。更に、既述した制御条件展開解析1を使用
し、図22の(3611)のD1、D2、D3からd1、d
2、(3511)(図21参照)のd1、d2、I1、PGM
1を経由し、制御条件展開ファイル17のa1、命令情
報ファイル20のa1、A1の命令群が得られる。
【0036】以上によって、COBOLプログラム11
を解析して図7の制御情報ファイル13を作成し、これ
をもとに図18のデータ項目情報ファイル24を作成
し、このデータ項目情報ファイル24をもとにデータ関
連付ファイル27およびデータ情報ファイル28を作成
し、これらを検索し、図25の検索結果19の同一の制
御条件で実行する範囲で抽出されたデータ項目名、判定
式、項目値を得ることができる。
【0037】図4のフローチャートに示す順序に従い、
命令群抽出処理3の動作を詳細に説明する。図4におい
て、S21は、COBOLプログラム取り込み処理を行
う。これは、例えば図5の(2160)を取り込む。
【0038】S22は、処理の分岐を制御する命令と、
実行命令を取り出し、遷移状態を制御情報ファイル13
に設定する。これは、例えばMOVE命令が実行命令で
あるため、シーケンス番号S11、命令群A1から命令
情報ファイル20として図8の(2511)を作成する。
【0039】S23は、同一条件で実行される実行命令
群を抽出し、変数を成形し複数のプログラム内の同一表
現を発見し、部品としてまとめる。これは、例えば :命令情報ファイル20内の命令を命令コード対応表
(図12の(b))に従い、変数が命令群内連番とし、
記号に置換して1レコードにまとめる。
【0040】MOVE(op1)をMV(op1) “0B00”(op1)を001(p1) :命令群情報部でソートすることにより、命令群とし
て同一状態で実行される命令のかたまりのうち、命令発
行順序と命令群内変数の使用パターンが等しいもの(271
1)と(2713)(図10参照)を同一部品として抽出する。
【0041】以上によって、COBOLプログラム11
を解析して命令情報ファイル20を作成し、命令群とし
て同一状態で実行される命令のかたまりのうち、使用パ
ターンが等しいもの例えば(2711)と(2713)を同一部品と
して抽出することができる。
【0042】以下図面の順序に従い、詳細に説明する。
図5は、本発明の解析対象のプログラム例を示す。これ
は、COBOL言語で記述したソースプログラムの例で
ある。ここでは、図中に記載したように、左端がシーケ
ンス番号を表し、ラベル、分岐命令、データ項目、判定
式、データ項目値などが記述されている。例えば下記の
ように記述されている。
【0043】 図6は、本発明の制御情報解析処理フローチャートを示
す。これは、図5のプログラムを入力とし、ラベル判
定、分岐制御命令判定(NEXT SENTENCE判定、GOBACK判
定、GOTO判定、IF判定など)を行い、図7の制御情報フ
ァイル13を作成するときの手順を表したものである
(図2の説明を参照)。
【0044】図7は、本発明の制御情報ファイル例を示
す。制御情報ファイル13は、左側から ・第1番目はL(ラベル)、G(GOTO)、C(状態
遷移) ・第2番目はPV100011など(プログラム名) ・第3番目は027700など(命令開始シーケンス番号) ・第4番目は027700など(命令終了シーケンス番号) ・第5番目は0000など(現在状態番号) ・第6番目以降は、0001(ラベル番号(状態番号))、ラベ
ル内容、条件番号、条件内容などを図示のように表す。
【0045】図8は、本発明の命令情報ファイル例を示
す。この命令情報ファイル20は、図示のように、 ・プログラム名 ・命令番号 ・シーケンス番号 ・ステートメント を設定したものである。これは、図4に既述したよう
に、図5のプログラムの(2160)を取り込み、MOVE命
令が実行命令であるため、シーケンス番号S11、命令
群A1から(2511)を作成したものである。
【0046】次に、図9から図12を用い、図9のプロ
グラムから図11の命令群を抽出する手順について詳細
に説明する。図9は、命令抽出対象の解析プログラムを
示す。
【0047】図10は、本発明の命令群情報テーブル例
を示す。この命令群情報テーブルは、プログラム名、命
令番号、シーケンス番号、命令群情報から構成され、図
9のプログラムのS21の命令群A2およびS23の命
令群A3を図示のようにそれぞれ設定する。
【0048】図11は、本発明の命令群抽出情報例を示
す。この命令群抽出情報22は、図10の命令群情報テ
ーブルから同一命令群情報をまとめて部品としたもので
ある(図12の手順参照)。
【0049】図12は、本発明の命令抽出処理フローチ
ャートを示す。図12の(a)は、図9の解析プログラ
ムについて、図12の(b)の命令コード対応表を参照
して命令コードを設定(置き換え)して、図10の命令
群情報テーブルに登録する。次に、この命令群情報テー
ブルを参照して同一命令群情報が有りか否かを判別し、
例えば図10の(2711)、(2712)のときはNOとなって新
規出力し、(2713)のときはYESとなって追加出力処
理、即ち図11のの位置に追加出力処理する。これに
より、部品番号0011について、2つの使用プログラ
ムが登録されたこととなる。
【0050】図12の(b)は、命令コード対応表を示
す。これは、図9のプログラムの命令をコードに置き換
えて図10の命令群情報テーブルに設定するときに使用
するものである。
【0051】図13は、本発明のプログラム制御範囲例
を示す。ここで、図中に記載したように、解析範囲の指
示範囲(2920)である。図14は、本発明の解析範囲指示
ファイル例を示す。この解析範囲指示ファイル15は、
図中に記載したように、プログラム名に対応づけてコン
パクト番号(連番)、開始状態番号、終了状態番号を設
定したものである。ここでは、図中に記載したように、
C31の“0002"およびC32の"0003"は、それぞれ制
御情報ファイルから現在状態番号の開始と終了状態を抜
き出したものである(図7のC31(開始状態番号)お
よびC32(終了状態番号)参照、手順は図15参
照)。
【0052】図15は、本発明の解析範囲分割処理フロ
ーチャートを示す。これは、図7の制御情報ファイル1
3から制御情報を取り出して解析し、ここでは、(2443)
から(2471)の範囲内で現在状態=(2、8、9、11、
10、12、14、13、15、16、7、3)、分岐
先状態=(7、8、9、10、11、12、13、1
4、15、16、3)であったため、この開始状態番号
“2”および終了状態番号“3”を取り出し、図14の
解析範囲指示ファイルの(3010)に図示のように設定し、
解析範囲を指示する。
【0053】図16は、 本発明の制御条件展開ファイ
ル例を示す。この制御条件展開ファイル17は、図示の
ように、プログラム名に対応づけて、解析指示番号、命
令番号、ケース番号、IF番号、真偽を登録するもので
ある。ここで、先頭の設定は、1番のIFが真(Y)の
とき、命令番号a1の命令群A1が実行される旨を表
す。この制御条件の出力について、図17を用いて説明
する。
【0054】図17は、本発明の制御条件展開処理フロ
ーチャートを示す。これは、解析範囲指示入力処理で例
えば図14の解析範囲指示ファイル10の(3010)を取り
込む。そして、解析開始位置と一致した(2443)のときに
同一状態の制御情報テーブル展開(例えば(2443)と(244
4))を行うなどし、終了条件と一致するまで繰り返し、
図16に示すように制御条件を制御条件展開ファイル1
7に展開する。
【0055】図18は、本発明のデータ項目情報ファイ
ル例を示す。データ項目情報ファイル24は、プログラ
ム名に対応づけてIF番号、命令開始シーケンス、命令
終了シーケンス、データ項目名、判定式、データ項目値
を図示のように抽出して格納するものである。例えば図
中に記載したように、図7の制御情報ファイル13中の
S31、S32、D1(データ項目)、D2(判定
式)、D3(データ項目値)を取り出し、図18のS3
1、S32、D1、D2、D3に示すようにそれぞれ格
納したものである(図19の手順参照)。
【0056】図19は、本発明のデータ項目情報抽出処
理フローチャートを示す。これは、図7の制御情報ファ
イル13の内容を入力し、IF命令判定、データ項目判
定、判定式判定、データ項目値判定をそれぞれ図示のよ
うに行い、データ項目(D1)、判定式(D2)、デー
タ項目値(D3)を、図18に示すように設定する。
【0057】次に、図23のフローチャートの手順に従
い、図18のデータ項目情報ファイル24を図20の成
形後データ項目情報に成形し、更に図21のデータ関連
付ファイル27および図22のデータ情報ファイル28
を作成する。
【0058】図20は、本発明の成形後データ項目情報
例を示す。これは、図18のデータ項目情報ファイル2
4を成形して図示のようなデータ項目情報にしたもので
ある。
【0059】図21は、本発明のデータ関連付ファイル
例を示す。このデータ関連付ファイル27は、プログラ
ム名に対応づけてIF番号、データ項目名番号、データ
項目値番号を図示のように設定したものである。
【0060】図22は、本発明のデータ情報ファイル例
を示す。このデータ情報ファイル28は、データ項目名
番号に対応づけて、データ項目値番号、データ項目名、
判定式、データ項目値を図示のように設定したものであ
る。
【0061】図23は、本発明のデータ項目情報成形処
理フローチャートを示す。これは、既述したように、図
18のデータ項目情報ファイル24を入力とし、データ
項目成形処理、データ項目番号採番処理、データ項目値
番号採番処理を行い、図21のデータ関連付ファイル2
7および図22のデータ情報ファイル28を出力するも
のである。
【0062】図24は、本発明の検索コマンド例を示
す。この検索コマンドを入力すると、図25の検索結果
が得ることができる。図25は、本発明の検索結果例を
示す。この検索結果は、図8のA1の内容、即ち(2511)
の内容を検索した結果を示し、プログラム内のあるデー
タ項目(PMA−CODE)が使用される条件を示すデ
ータ項目名、判定式、項目値、真偽である。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プログラムを解析して同一の制御条件で実行する範囲を
抽出すると共に、データ項目名、判定式、項目値などの
データ項目情報を抽出、更に命令群を抽出し、命令群の
実行条件であるデータ項目名、判定式、項目値を出力し
たり、更にこの範囲の実行命令群を部品として他のプロ
グラムで同じ表現を見つけたときに部品としてまとめた
りすることができる。これらにより、 (1) プログラムから仕様書を生成するための情報を
抽出し、システム再構築の作業負荷を削減できる。
【0064】(2) プログラムからデータ項目名、デ
ータ項目値、判定式を解析することにより、データ項目
の詳細な使用条件を抽出できる。 (3) プログラムから実行命令の制御条件を解析する
ことにより、部品の基本情報を抽出し、再利用可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の制御条件展開解析フローチャートであ
る。
【図3】本発明のデータ項目情報解析フローチャートで
ある。
【図4】本発明の命令群抽出処理フローチャートであ
る。
【図5】本発明の解析対象のプログラム例である。
【図6】本発明の制御情報解析処理フローチャートであ
る。
【図7】本発明の制御情報ファイル例である。
【図8】本発明の命令情報ファイル例である。
【図9】本発明の命令抽出説明図である。
【図10】本発明の命令群情報テーブル例である。
【図11】本発明の命令群抽出情報例である。
【図12】本発明の命令群抽出処理フローチャートであ
る。
【図13】本発明のプログラム制御範囲例である。
【図14】本発明の解析範囲指示ファイル例である。
【図15】本発明の解析範囲分割処理フローチャートで
ある。
【図16】本発明の制御条件展開ファイル例である。
【図17】本発明の制御条件展開処理フローチャートで
ある。
【図18】本発明のデータ項目情報ファイル例である。
【図19】本発明のデータ項目情報抽出処理フローチャ
ートである。
【図20】本発明の成形後データ項目情報例である。
【図21】本発明のデータ関連付ファイル例である。
【図22】本発明のデータ情報ファイル例である。
【図23】本発明のデータ項目情報成形処理フローチャ
ートである。
【図24】本発明の検索コマンド例である。
【図25】本発明の検索結果例である。
【符号の説明】
1:制御条件展開解析 2:データ項目情報解析 3:命令群抽出処理 11:COBOLプログラム 12:制御情報解析処理 13:制御情報ファイル 14:解析範囲分割処理 15:解析範囲指示ファイル 16:制御条件展開処理 17:制御条件展開ファイル 18:検索処理 19:検索結果 20:命令情報ファイル 21:命令群抽出処理 22:命令群抽出情報 23:データ項目情報抽出処理 24:データ項目情報ファイル 25:データ情報成形処理 27:データ関連付ファイル 28:データ情報ファイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プログラムを解析するプログラム解析装置
    において、 プログラムを解析し、同一の制御条件で実行する範囲を
    抽出する制御条件展開解析(1)と、 プログラムを解析し、データ項目名、判定式、項目値を
    抽出するデータ項目情報解析(2)とを備え、 上記制御条件展開解析(1)によって抽出された同一の
    制御条件の範囲内で上記抽出されたデータ項目名、判定
    式、項目値を出力するように構成したことを特徴とする
    プログラム解析装置。
  2. 【請求項2】プログラムを解析するプログラム解析装置
    において、 プログラムを解析し、同一の制御条件で実行する範囲を
    抽出する制御条件展開解析(1)と、 プログラムを解析し、上記同一の制御条件で実行する範
    囲の命令群を抽出する命令群抽出処理(3)とを備え、 これら抽出された命令群を部品とし、同一の表現を他の
    プログラム中で見つけたときにこの表現を部品としてま
    とめるように構成したことを特徴とするプログラム解析
    装置。
JP5009687A 1993-01-25 1993-01-25 プログラム解析装置 Pending JPH06222913A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8122435B2 (en) 2006-06-09 2012-02-21 Fujitsu Limited Operating status monitoring program, method and device
JP2013546103A (ja) * 2010-12-17 2013-12-26 マイクロソフト コーポレーション 仮想マシンの分岐および並列実行

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US8122435B2 (en) 2006-06-09 2012-02-21 Fujitsu Limited Operating status monitoring program, method and device
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