JPH05142651A - 画像投影装置 - Google Patents

画像投影装置

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JPH05142651A
JPH05142651A JP30205191A JP30205191A JPH05142651A JP H05142651 A JPH05142651 A JP H05142651A JP 30205191 A JP30205191 A JP 30205191A JP 30205191 A JP30205191 A JP 30205191A JP H05142651 A JPH05142651 A JP H05142651A
Authority
JP
Japan
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film
carrier
carrier glass
image
roll
Prior art date
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Application number
JP30205191A
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English (en)
Inventor
Katsunori Sakakibara
克典 榊原
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05142651A publication Critical patent/JPH05142651A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロフィッシュ等のシートフィルムとロ
ールフィルムとが切り替え使用可能な画像投影装置の小
型化と、操作性の向上とを達成することである。 【構成】 ロールフィルム用のキャリアガラス43a
と、シートフィルム用のキャリアガラス47aとを投影
レンズ15の光路部に選択的に移動させることができ
る。シートフィルムが装填されている状態で、ロールフ
ィルム用のキャリアガラス43aの上面は、少なくとも
シートフィルム用のキャリアガラス47aの上面を越え
ない位置に設定されている。したがって、投影レンズ1
5をシートフィルム用のキャリアガラス47aの端部に
位置させても、投影レンズ15はロールフィルム用のキ
ャリアガラス47aに一部が乗り上げた状態で傾斜する
ことはなく、両キャリアガラスを接近させて配置するこ
とが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシート状のマイクロフィ
ルムとロール状のマイクロフィルムとが切り代え使用可
能な画像投影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロフィルムに記録された情報をス
クリーンに投影するためにリーダが使用され、リーダプ
リンタは記録された情報を投影する機能に合せてそれを
プリントする機能を有している。このようなリーダやリ
ーダプリンタ等の画像投影装置に使用されるマイクロフ
ィルムの形態としては、オープンリール式またはカート
リッド式となったロール状のフィルムまつりロールフィ
ルムと、マイクロフィッシュ、アパーチュアカード、ま
たはフィルムジャケットのタイプのシート状のフィルム
つまりシートフィルムとがある。近年にあっては、ロー
ルフィルムとシートフィルムとが切り替え使用可能とな
った画像投影装置が開発されている(例えば、特開昭5
7−163223号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、ロールフ
ィルムとシートフィルムとが使用されるようにした画像
投影装置においては、ロールフィルム用のキャリアガラ
スとシートフィルム用のキャリアガラスとが装填される
ので、これらのスペースを確保するために画像投影装置
の大型化が不可避であった。マイクロフィッシュ等のシ
ートフィルムに記録された画像を投影する場合には、こ
のフィルムの周辺部に記録された画像駒の情報を投影す
る場合があり、その場合には投影レンズの一部がシート
フィルム用のキャリアガラスからせり出してしまう程度
まで、このキャリアガラスを移動させなければならない
ことがある。このような場合であっても、シートフィル
ム用のキャリアガラスに隣接して配置されるロールフィ
ルム用のキャリアガラスに投影レンズが干渉しないよう
にするために、ロールフィルムとシートフィルムとが兼
用される画像投影装置にあっては、両方のキャリアガラ
スを充分に離して配置する必要があった。したがって、
装置の小型化を達成すべく、両方のキャリアガラスを接
近させて配置した場合には、シートフィルムの周辺部に
記録された画像を投影する際に、投影レンズがロールフ
ィルム用のキャリアガラスと干渉しないように、シート
フィルムの周辺部に記録された画像がシートフィルム用
のキャリアガラスの中央部に位置するように、シートフ
ィルムをずらしてから投影する必要があり、操作性が良
くないという問題点があった。本発明はロールフィルム
用のキャリアガラスとシートフィルム用のキャリアガラ
スとを接近させた位置に配置し得るようにして、装置の
小型化を達成することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、ロール状フィルムとシート状フィルムとが
切替え使用可能で、投影位置に保持されたマイクロフィ
ルムに記録された画像を拡大投影する画像投影装置にお
いて、前記ロール状フィルムを供給部から巻き取り部の
間で、前記投影位置にて保持するロールフィルム用キャ
リアガラスと、前記シート状フィルムを前記投影位置に
て移動自在に設けられた移動体に設けられたシートフィ
ルム用キャリアガラスと、画像を投影する際に、前記そ
れぞれのキャリアガラス上にフローティングして画像を
拡大する投影レンズとを有し、前記移動体にシート状フ
ィルムが載置された状態で、前記ロールフィルム用キャ
リアガラスの上面を、少なくとも前記シートフィルム用
キャリアガラスの上面を越えない位置に設定したことを
特徴とする画像投影装置である。
【0005】
【作用】この画像投影装置は、ロールフィルム用キャリ
アガラスの上面は、少なくとも前記シートフィルム用キ
ャリアガラスの上面を越えない位置に設定されているの
で、両キャリアガラスを接近させて配置しても、シート
フィルム用キャリアガラスの端部に投影レンズを位置さ
せた状態で、投影レンズの一部がロールフィルム用のキ
ャリアガラスに乗り上げることはない。したがって、こ
の状態で投影レンズが傾斜することなく、鮮明な画像が
投影される。また、シートフィルムの端部の画像を投影
するために、その画像をシートフィルム用のキャリアガ
ラスの中央部にずらす操作が不要となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基いて詳
細に説明する。図1及び図2は、リーダプリンタを示す
図であり、基台部10に取付けられた支持テーブル11
の上には、スクリーン12を有するハウジング13が設
置されている。このハウジング13にはスクリーン12
の下方に位置させてレンズホルダー14が設けられてお
り、このレンズホルダー14には投影レンズ15が着脱
自在となっている。作業テーブル11の上にはマイクロ
フィルムを保持するためのフィルムキャリア16が備え
られている。
【0007】図2に示されるように、基台部10内に設
けられた光源20からの光は、図示しないコンデンサー
レンズにより集光されて投影光路21を形成する。この
投影光路21はフィルムキャリア16に保持されたマイ
クロフィルムの画像を照射して通過し、投影レンズ15
に至る。そして、この投影レンズ15により拡大された
マイクロフィルムの画像は、可動ミラー22に至る。リ
ーダモードでは、この可動ミラー22は、図2において
破線で示す位置に設定され、固定ミラー23を経てスク
リーン12に至る破線のリーダ光路24がハウジング1
3内に形成され、マイクロフィルムの画像がスクリーン
12に拡大投影される。
【0008】マイクロフィルムの画像を記録紙にプリン
トするためのプリントモードでは、可動ミラー22は図
2において実線で示される位置となって、リーダ光路2
4に代えて実線のプリント光路25が形成される。可動
ミラー22はその位置から徐々に走査のために揺動し、
ここからの反射光は、固定ミラー26〜28を経て、基
台部10内のドラム状の感光体29に向かう。これによ
り、マイクロフィルムの画像が記録紙にプリントされて
リーダプリンタの前面に設けられたトレイ17から排出
される。感光体29の周囲には図示しない公知の画像形
成手段が設けられている。
【0009】次に、フィルムキャリア16について説明
する。このフィルムキャリア16はケーブル18によっ
てリーダプリンタ内の制御部に接続されている。図3〜
図6はそれぞれフィルムキャリア16の全体を示す図で
あり、図7に示されるガラスユニット31と、図8示さ
れるロールユニット32と、図9に示される外装ケース
ユニット33とにより、フィルムキャリア16は構成さ
れている。ガラスユニット31は図7に示されるよう
に、その最も下部に位置する支持板34の部分でリーダ
プリンタに取付けられるようになっている。この支持板
34の上には、台板36が図示しない公知の構成によっ
て、リーダプリンタの前後方向つまり矢印Y方向に位置
調整可能に装着されている。台板36は、これに取付け
られたレバー35aを揺動させることにより、図示省略
した機構によってY方向に移動する。
【0010】台板36には、図7に示されるようにそれ
ぞれ左右方向に伸びるガイドレール37、38が敷設さ
れ、これらのガイドレール37、38に沿って第1移動
体41が左右方向つまり矢印X方向に摺動自在に装着さ
れている。この第1移動体41の左端部には、ガラス用
フレーム40が取付けられており、このフレーム40に
は、ロールフィルム用の上キァリアガラス43aが固定
され、更に、この上ガラス43aの下側に位置してロー
ルフィルム用の下キャリアガラス(図示省略)が、上ガ
ラス43aに向けて圧接移動自在に取付けられている。
この下ガラスの上ガラス43aに対する接近離反移動
は、図7に示されるように台板36に取付けられたソレ
ノイド44によってなされる。
【0011】第1移動体41の右端部には、前後方向つ
まりY方向に伸びてガイドレールが図示しない公知の構
成によって敷設され、このガイドレールに沿ってY方向
に摺動自在に第2移動体42が第1移動体41の上に装
着されている。この第2移動体42はシートフィルム用
のキャリア本体を構成し、その先端部には、これを摺動
する際に使用される取手(ハンドル部)46が設けられ
ている。この取手46は、図示省略した板ばねによって
第2移動体42に対して上下方向に変位自在に連結され
ており、後述するようにシートフィルムが使用される際
に取手46に上下方向の過大な負荷が加えられても、第
1移動体41やガイドレールが損傷しないようになって
いる。更にこの第2移動体42に形成された切欠き部に
は、シートフィルムをカバーするための開閉自在となっ
たシート用の上キャリアガラス47aが設けられ、この
上ガラス47aの下側には、図6に示されるように、シ
ートフィルムFS を支持するためのシート用の下キャリ
アガラス47bが固定されている。第2移動体42を第
1移動体41の上でY方向にガイドするための図示しな
いガイドレールはチャンネル状つまり断面コの字形状と
なっており、この中で転動するローラが第2移動体42
に設けられている。第2移動体42の左端部には、図7
に示すように摺動突起48がY方向に延びて設けられて
おり、この突起48が第1移動体41の表面に摺動自在
に接触するようになっている。第1移動体41のX方向
の摺動を案内するために、2つのガイドレール37、3
8に代えて、チャンネル状のガイドレールを台板36に
取付けるようにしても良く、あるいは、摺動突起48と
同様な構造の摺動突起を、X方向に沿わせて第1移動体
41の下面に設けるようにしても良い。
【0012】図7に示されるように、第1移動体41を
台板36に対して右端に位置させると、ロール用のキャ
リアガラス43aが台板36の中央部分に位置すること
になり、この位置においては、第2移動体42を第1移
動体41の上で、図示するように後方に退避させて位置
決めすることができる。このときには、第2移動体42
のY方向の移動は、第1移動体41に対して独立して移
動することができるので、シートフィルム用のキァリア
ガラス47a、47bを軽やかに移動させることができ
る。第2移動体42が後退した位置においては、第1移
動体41をX方向に摺動させることができないようにす
るために、第2移動体42と干渉し合うY方向に伸びる
梁材49と、これと一体となった梁材50とが、台板3
6の後方左側部に取付けられている。
【0013】これらの梁材49、50の上面に接触する
ようにして、図8に示されたロールユニット32が台板
36の上に組付けられるようになっている。このロール
ユニット32は、図9に示された外装ケースユニット3
3により覆われた状態で台板36の上に組付けられる。
そして、組付けられた状態では、両移動体41、42が
摺動し得るための隙間がこれらとロールユニット32と
の間に形成される。
【0014】図8に示されるように、ロールユニット3
2は、センターユニット部53と、これの両側に位置す
る第1ロールユニット部51と第2ロールユニット部5
2との3つの部分から構成されている。第1ロールユニ
ット部51はロールフィルム供給部となり、第2ロール
ユニット部52はロールフィルム巻取部となっている。
そして、センターユニット部53には、投影光路が通過
するための投影光路通過部53aが形成されている。こ
のロールユニット32に装填されたロールフィルムの搬
送制御は、第2ロールユニット部52に設けられたコン
トローラ19aの操作によってなされ、ロールフィルム
はフィルムキャリアの左右方向に搬送される。このコン
トローラ19aは、図示するようにフィルムキャリア1
6の右端部に設けられているので、シートフィルムが使
用されて取手46を操作する際には、コントローラ19
aは邪魔にならない。
【0015】上述したように、第1移動体41を左右方
向に摺動させることによって、ロールフィルム用のキァ
リアガラス43aとシートフィルム用のキァリアガラス
47a、47bの何れかを選択して投影光路21の位置
に位置決めすることができ、フィルムキャリア16の前
後方向の幅を大きくすることなく、ロールフィルムとシ
ートフィルムの両方のマイクロフィルムを使用すること
ができる。
【0016】更にフィルムキャリア16の前後方向のサ
イズの大型化を避けるため、前述したように、台板36
は支持板34の上でY方向に移動自在となっている。第
7図に示されたレバー35aを作業者が揺動させること
により、台板36はリーダープリンタのテーブル11に
対して前後方向に移動する。
【0017】次に、図1に示されたレンズホルダー14
の詳細について、図10及び図11を参照して説明す
る。レンズホルダー14は、図1及び図2に示されたリ
ーダプリンタに取付けられるフレーム60と、これに対
して調整移動自在に備えられるフロート61とからな
る。フレーム60は図10に示されるように、左右の側
壁部と後壁部とを有し、前面が開口されて水平断面がほ
ぼコの字形状となっており、上端には外方に向けて屈曲
したフランジ部62が形成され、下端には内方に向けて
屈曲したフロート支持部63が形成されている。フラン
ジ部62の部分でこのフレーム60はリーダプリンタに
ねじ結合される。
【0018】フロート61は、図10に示されるよう
に、フレーム60のフロート支持部63に載置される枠
部64を有し、この枠部64は平面コの字形状となって
いる。枠部64の前端部には、それぞれ二股部65が設
けられ、それぞれの二股部65の上面と枠部64の下面
との間の隙間寸法αは、フロート支持部63の肉厚より
も充分に大きく設定されている。フロート61をフレー
ム60に取付けるために、枠部64の前端部には、ピン
66が二股部65にまで達するようにして固定されるよ
うになっており、それぞれのピン66は、フロート支持
部63に形成された貫通孔67に遊びをもって貫通する
ようになっている。したがって、フロート61は投影光
路に沿う方向に、図11に矢印で示すように、隙間寸法
αの範囲内で変位自在となってフレーム60に取付けら
れている。
【0019】投影レンズ15は、フロート61に装着さ
れるようになっており、フロート61には、投影レンズ
15に設けられた支持板(図示省略)が保持されるレン
ズ受け部68が形成され、この受け部68との間で支持
板を挟持する挟持板69がフロート61に設けられてい
る。この挟持板69には、投影レンズ15の鏡胴が入り
込むための半円形の切欠き70が形成されている。フロ
ート61の後端部背面には、図示しない板ばね等により
形成されたロック部が備えられており、このロック部
は、投影レンズ15をフロート61に装着すると、支持
板の後端部に形成されたロック穴に係合し、投影レンズ
15のフロート61に対する装着が保持されるようにな
っている。
【0020】このように、投影レンズ15はフローティ
ング構造となって上下動自在にレンズホルダー14に装
着されているので、投影レンズ15の位置にロールフィ
ルム用のキャリアガラス43a及びシートフィルム用の
キャリアガラス47aの何れが設定されても、それぞれ
のガラスに接触した状態で投影画像のピントが合うよう
になっている。
【0021】図12は、第2移動体42に装填されたマ
イクロフィシュFS の周辺部に記録された画像駒のうち
最左端に記録された駒Lを投影している状態における投
影レンズ15と両方のキャリアガラス43a、47aと
の位置関係を示す図である。図示するように、画像投影
装置の小型化を達成すべく、両キャリアガラス43a、
47aを相互に接近させて配置させているので、投影レ
ンズ15の一部はマイクロフィルム用のキャアガラス4
3aにまでオーバーラップすることになる。このよう
に、オーバーラップしても、図13に示されるように、
ロールフィルム用のキャリアガラス43aよりもシート
フィルム用のキャリアガラス47aが高い位置となるよ
うに設定されており、第2移動体42にシートフィルム
FS が装填された状態では、ロールフィルム用のキャリ
アガラス43aの上面が、少なくともシートフィルム用
のキャリアガラス47aの上面を越えない位置となるよ
うに設定されているので、投影レンズ15の一部がロー
ルフィルム用のキャリアガラス43aの上面に乗り上げ
ることはない。
【0022】図14は、比較例としてロールフィルム用
のキャリアガラス43aの上面を、シートフィルム用の
キャリアガラス47aの上面よりも高く設定した場合を
示す図であり、このように設定すると、投影レンズ15
の一部がキャリアガラス43aに乗り上げて、図示する
ように、投影レンズ15が傾いてしまうことになる。こ
のように傾くと、投影される画像の一部がボケることに
なる。しかし、図13に示されるように、キャリアガラ
ス47aの上面高さの位置を設定すると、このような問
題は発生しない。つまり、シートフィルムFS の端部の
画像を投影するために、キャリアガラス47aに対する
投影レンズ15の位置を図12及び図13に示される位
置に設定しても、投影レンズ15の光軸中心つまり重心
位置がキャリアガラス47aの上方にあるので、投影レ
ンズ15が傾斜することなく、鮮明な画像が投影され
る。したがって、両キャリアガラス43a、47aを最
接近させても、シートフィルムFS のうち、キャリアガ
ラスに接近した端部の画像を、この部分を第2移動体4
2の中央部にまでずらすことなく、鮮明に投影させるこ
とができ、リーダプリンタを小型化することが可能とな
った。
【0023】ロールフィルムFR の画像が投影されてた
状態から、シートフィルムFS の画像が投影される状態
に切り替えられる際には、両移動体41、42が移動さ
れて、投影レンズ15は両キャリアガラス43a、47
aに対して、図15において矢印で示される方向に相対
的に移動することになる。この移動時に、図示するよう
に段差があると、投影レンズ15はシートフィルム用の
キャリアガラス47aに乗り上げることになるが、投影
レンズ15の先端部15aはテーパー形状となっている
ので、投影レンズ15がキャリアガラス47aに引掛る
ことはない。ロールフィルム用のキャリアガラス43a
の上面に対する高さは、図示する場合には1mm程度に設
定されているが、この段差寸法は、0〜3mm程度に設定
することが適当である。
【0024】ロールフィルムFR に記録された画像が投
影される場合には、投影レンズ15はキャリアガラス4
3aのほぼ中央に設定されるので、このキャリアガラス
43aに接近させてキャリアガラス47aを配置して
も、このキャリアガラス47aが邪魔となることはな
い。また、上述した段差を持たせた場合には、投影レン
ズ15からスクリーン12または感光体29の作像面ま
での投影光路長が相違するが、この長さの相違は、もと
の光路長が充分に長いために、フォーカス調整で対応す
ることができる。
【0025】次に、上述したフィルムキャリア16の操
作手順について説明する。図3はロールフィルムが使用
可能な状態を示し、第1移動体41は最右端の位置とな
っている。また、第2移動体42は最後方端の退避位置
となっており、この第2移動体42はロールユニット3
2と台板36との間に形成された収容空間内に収容され
ている。これらの移動体41、42の位置は、図7に相
当する。
【0026】この状態のもとで、ロールフィルムFR を
ロール取付軸54に取付けると共に、フィルムの先端を
テイクアップリール55に巻き付けることにより、ロー
ルフィルムFR に撮影された画像を検索することが可能
となる。この検索操作は、コントローラ19aによって
なされる。このときに、レバー35aを持ってこれを揺
動させることにより台板36を前後方向に調整移動し、
フィルムキャリア16を前後方向に微調整移動させるこ
とによって、投影光路部53aの位置合わせを行なうこ
ともできる。
【0027】検索を終了するときには、コントローラ1
9aを操作し続けることによって、ロールフィルムFR
は全て第1ロールユニット部51に戻される。ロールフ
ィルムFR を外した後に、シートフィルムつまり例えば
マイクロフィシュFs を装填するには、まず、図4に示
されるように、第2移動体42を手前に引く。この位置
から、第2移動体42を左方向に移動させると、図5に
示すように、上ガラス47aを投影レンズ15の真下、
つまり投影光路通過部53aの位置に位置決めすること
ができる。そして、シートフィルムFS に記録された画
像駒のうち、ロールフィルム用のキャリアガラス43a
に隣接した端部の画像駒を投影する場合には、第2移動
体42を図5において右方向に移動させ、投影レンズ1
5の一部がロールフィルム用キャリアガラス43aにオ
ーバーラップする状態でも、その画像を鮮明に投影させ
ることができる。
【0028】図6に示すように、第2移動体42を更に
手前に引けば、図示しないカム機構によりシート用の上
ガラス47aが開かれるので、この状態で、シートフィ
ルムFs の装填や交換を行なうことができる。フィルム
キャリア16に対するマイクロフィルムの装填をシート
フィルムFS からロールフィルムFR に切替えるには、
上述した手順と逆の操作を行なう。
【0029】尚、図示実施例にあっては、それぞれ上ガ
ラス43a、47aが下ガラス43b、47bに対して
開閉自在となっているが、上ガラス43a、47aに対
してそれぞれの下ガラス43a、47aを開閉自在とし
ても良い。また、ロールフィルムの搬送を電動で行なう
ようにしているが、手動によってロールフィルムを搬送
するようにしても良い。更に、使用し得るロールフィル
ムつまりロール状のマイクロフィルムとしては、オープ
ンリール式でもカートリッジ式でも何れでも良く、シー
トフィルムつまりシート状のマイクロフィルムとして
は、マイクロフィッシュ、アパーチュアカード、あるい
はフィルムシャケット等の何れのタイプで良い。また、
図示するフィルムキャリア16は、図1、図2に示すリ
ーダプリンタに設けられた場合を示すが、リーダに対し
てもこのフィルムキャリア16を取付けることも可能で
ある。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ロール
フィルム用のキャリアガラスとシートフィルム用のキャ
リアガラスとを接近させて配置することが可能となり、
画像投影装置の小型化が達成された。シートフィルムの
端部に記録された画像を投影する場合でも、シートフィ
ルムをずらす必要がなくなり、投影作業の操作性が大幅
に向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】はフィルムキャリアが取付けられたリーダプリ
ンタを示す斜視図、
【図2】は第1図のリーダプリンタの内部構造を示す断
面図、
【図3】は第2移動体が退避位置となった状態における
フィルムキャリアを示す斜視図、
【図4】は第2移動体を図3に示される状態よりも引き
出した状態におけるフィルムキャリアを示す斜視図、
【図5】は第2移動体を第1移動体と共に図4の状態よ
りも左方向に移動させた状態におけるフィルムキャリア
を示す斜視図、
【図6】は図5に示される状態よりも更に第2移動体を
引き出してシートフィルム用の上ガラスを開いた状態に
おけるフィルムキャリアを示す斜視図、
【図7】はフィルムキャアのガラスユニットを示す斜視
図、
【図8】はフィルムキャリアのロールユニットを示す斜
視図、
【図9】はフィルムキャリアの外装ケースユニットを示
す斜視図、
【図10】はレンズホルダーを示す分解斜視図、
【図11】はレンズホルダーの正面側断面図、
【図12】はキャリアガラスに保持されたシートフィル
ムの端部の画像を投影している状態における投影レンズ
とキャリアガラスとの位置関係を示す平面側断面図、
【図13】は図12の要部を示す正面図、
【図14】は比較例を示す図13に対応した部分の正面
図、
【図15】は投影レンズがロールフィルム用のキャリア
ガラスからシートフィルム用のキャリアガラスに相対移
動する状態を示す断面図である。
【符号の説明】
15…投影レンズ、16…マイクロフィルムキャリア、
21…投影光路、31…ガラスユニット、41…第1移
動体、42…第2移動体、43a…ロールフィルム用の
上キャリアガラス、47a…シートフィルム用の上キャ
リアガラス。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状フィルムとシート状フィルムと
    が切替え使用可能で、投影位置に保持されたマイクロフ
    ィルムに記録された画像を拡大投影する画像投影装置に
    おいて、 前記ロール状フィルムを供給部から巻き取り部の間で、
    前記投影位置にて保持するロールフィルム用キャリアガ
    ラスと、 前記シート状フィルムを前記投影位置にて移動自在に設
    けられた移動体に設けられたシートフィルム用キャリア
    ガラスと、 画像を投影する際に、前記それぞれのキャリアガラス上
    にフローティングして画像を拡大する投影レンズとを有
    し、 前記移動体にシート状フィルムが載置された状態で、前
    記ロールフィルム用キャリアガラスの上面を、少なくと
    も前記シートフィルム用キャリアガラスの上面を越えな
    い位置に設定したことを特徴とする画像投影装置。
JP30205191A 1991-11-18 1991-11-18 画像投影装置 Pending JPH05142651A (ja)

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JP30205191A JPH05142651A (ja) 1991-11-18 1991-11-18 画像投影装置

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JP30205191A JPH05142651A (ja) 1991-11-18 1991-11-18 画像投影装置

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JPH05142651A true JPH05142651A (ja) 1993-06-11

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