JPH0514228A - フイルタを用いたfm信号検出装置 - Google Patents

フイルタを用いたfm信号検出装置

Info

Publication number
JPH0514228A
JPH0514228A JP18517691A JP18517691A JPH0514228A JP H0514228 A JPH0514228 A JP H0514228A JP 18517691 A JP18517691 A JP 18517691A JP 18517691 A JP18517691 A JP 18517691A JP H0514228 A JPH0514228 A JP H0514228A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
phase
frequency
output
bpf
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18517691A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Fukuoka
信弘 福岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Clarion Co Ltd filed Critical Clarion Co Ltd
Priority to JP18517691A priority Critical patent/JPH0514228A/ja
Publication of JPH0514228A publication Critical patent/JPH0514228A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Superheterodyne Receivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 FM変調帯域幅を複数個のBPFで分割する
方式のFM受信機のS/Nを改善し、高感度化を図るこ
とである。 【構成】 入力端子1に加えられたFM信号は掛算器2
により局部発振器3からの発振信号との和及び差の周波
数成分のIF信号に変換される。このIF信号はBPF
12,22,32〜n2を通すことにより差成分のIF
信号がとり出され、また移相器21,31,…n1によ
りその位相を補正する。上記IF信号は位相比較器1
3,23,33〜n3においてVCO信号と位相比較さ
れ、その位相差によりFM信号の周波数成分を検出し、
何れかのスイッチ16〜n6をオンにして加算器4を介
してとり出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はFM信号検出装置に係
り、特にFM信号の復調において、FM変調帯域幅を複
数個の狭帯域BPFで分割し、PLL回路によってFM
変調信号の周波数成分を検出し、その周波数成分を通過
させる上記の狭帯域BPFを選択し、その出力を取り出
すことにより、変調帯域幅を狭帯域化させ、その信号を
復調するFM信号検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】FM受信機の高感度化に有効なシステム
の1つとしてPLL復調方式が知られている。図6は、
このPLL復調方式のシステムを示すブロック図で、2
01は入力端子、202は位相比較器、203はループ
フィルタ(LPF)、204は増幅器、205はVC
O、206は出力端子である。
【0003】図6において、入力端子201から入力さ
れたFM信号を、VCO5からの信号と位相比較器20
2によって位相比較し、その位相差に応じた誤差電圧を
出力し、この誤差電圧をループフィルタ203、増幅器
204に通して、増幅器204の出力でVCO205の
発振周波数を制御する一方、その出力を出力端子206
から復調信号として取り出す。このようにPLL復調方
式のシステムでは、雑音成分に埋もれた目的信号に追尾
することが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのPL
Lの応答特性はループの帯域特性に左右され、このルー
プ帯域幅はLPFの時定数により決定される。このため
より忠実なトラッキング特性を得たい場合には、ループ
帯域幅を広くとる必要があるが、この場合、帯域が広く
なった分だけ雑音の影響を受けやすくなる。
【0005】一方、雑音の影響を小さくするためには、
ループ帯域幅を狭くする必要があるが、この場合にはル
ープでの応答遅れの影響が大きくなってくる。そこで本
出願人は上述した問題を解決するために先に、特願平3
−47714号においてFM復調において避けられない
応答遅れの影響を受けることなく、S/N(信号対雑
音)を改善し、高感度化を図るFM信号検出装置を提案
した。
【0006】図5は、上記提案のFM信号受信装置のブ
ロック図である。同図において、111は入力端子、1
12はミキサ、113は発振器、114は出力端子、1
21〜123はバンドパスフィルタ(BPF)、10
1,102は信号切換器、131及び132は合成器、
103は信号切換器、141,142は絶対値回路、5
1,52は比較器、161,162は基準電圧源、71
はアンドゲートである。
【0007】図5の装置で、ミキサ112により周波数
変換された入力信号は複数の狭帯域BPF121〜12
3に入力され、それらの出力信号のレベルを信号切換器
101,102で比較し、最大レベルの方の出力信号を
スイッチしてとり出す。また隣接した両帯域特性間にF
M受信信号が存在する時には合成器131,132及び
信号の切換器103で最大レベルの合成信号を出力す
る。上記FM受信信号の周波数の検出信号に応じてスイ
ッチ81により合成信号又は最大レベルの信号を選択す
る。
【0008】上述した装置によれば、FM変調帯域を複
数の狭帯域BPFで分割し、各々のフィルタ出力のレベ
ルを比較し、最大レベルになる出力を選択することによ
って、狭帯域FM信号を得るよにしているので、C/N
が向上し、またこの狭帯域FM信号を復調することによ
りS/Nも改善される。
【0009】しかるにこのような方式によると、受信信
号をAM検波し、DCレベルに変換してコンパレータに
より電圧比較をしているため、強中電界では問題はない
が弱電界においては信号成分に対し雑音成分が支配的に
なってくると、AM検波の際、信号ではなく雑音を検波
してしまうことが考えられ、誤動作を招くおそれがあ
る。こうなった場合、信号の入っているバンドパスフィ
ルタ(BPF)ではなく、別のBPFを選択して出力し
てしまう可能性がある。また、この方式の場合、2つず
つBPF出力を比較しスイッチングしていくために、時
間的ロスを生じてしまう。
【0010】本発明の目的はこのようなFM変調帯域幅
を複数個のBPFで分割する方式のFM受信機のS/N
を改善し、高感度化を図ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の装置は、FM受信信号を所定の発振周波数
信号に基づいて所定の中間周波数に変換し該中間周波数
成分の信号を得る周波数変換手段と、前記中間周波数成
分の信号を所定の位相で補正しその位相補正信号を出力
する位相補正手段と、前記中間周波数成分の信号及び位
相補正信号を入力し該各信号を異なる所定の周波数帯域
に分割して夫々の周波数分割信号を出力するフィルタ手
段と、前記周波数分割信号を入力し、該信号と所定のV
CO信号とを位相比較し該位相差に基づいてFM受信信
号の周波数成分を検出しその検出信号を出力する位相差
検出手段と、前記位相差検出手段の動作を制御するため
に前記検出信号のレベル変化に基づいた周波数のVCO
信号を出力するVCO制御手段と、前記検出信号により
前記FM受信信号の周波数成分が検出された時に、前記
フィルタ手段からの周波数分割信号を選択し出力する出
力信号選択手段と、を有することを特徴とする。
【0012】
【作用】FM受信信号を周波数変換した中間周波数成分
の信号と、その位相補正信号がフィルタ手段により異な
る周波数帯域に分割される。夫々の周波数分割信号はV
CO信号と位相比較され、その位相差に基づいて、FM
受信信号の周波数成分が検出される。その検出信号に基
づいてフィルタ手段からの周波数分割信号が出力され、
かつ検出信号のレベル変化に基づいたVCOが制御され
る。
【0013】
【実施例】以下、図面に示す本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明によるフィルタを用いたFM信号検出
装置の一実施例である。同図において、1は入力端子、
2は掛算器、3は局部発振器で、これらにより前記周波
数変換手段を構成している。21,31〜n1は夫々移
相器で、前記位相補正手段を構成している。
【0014】12,22,32〜n2は夫々狭帯域のバ
ンドパスフィルタ(BPF)で、前記フィルタ手段を構
成している。13,23,33〜n3は夫々位相比較
器、14,24,34〜n4は夫々ローパスフィルタ
(LPF)で、これら位相比較器及びローパスフィルタ
により前記位相検出手段を構成している。15,25,
35〜n5は夫々電圧制御発振器(VCO)で、前記V
CO制御手段を構成している。また前記位相比較器、ロ
ーパスフィルタ及びVCOにより周知のPLL回路を構
成する。16,26,36〜n6はスイッチ、4は加算
器、5は出力端子で、前記出力信号選択手段を構成す
る。
【0015】次に上記実施例の動作を説明する。入力端
子1にIF信号(10.7MHz)を入力し、掛算器2に
よって局部発振器3から出力される周波数との和及び差
の周波数成分に変換する。後段のBPFではこのうちの
差周波数成分を通過させる。この周波数変換したIF信
号を夫々BPF12,22,…n2に入力する。このう
ちBPF22,32,…n2は前段に移相器21,2
2,…n2を設けてあり、BPFの出力の位相補正を行
う。
【0016】前記各BPFはFM変調帯域幅をn個のバ
ンドに分割するもので、FM信号の周波数の変化に応じ
て、その周波数成分を通過させるBPFの出力を選択し
取り出す。BPFの信号検出及びスイッチングについて
は後述する。移相器21,31,…n1はBPF間の位
相を補正するものである。図2にBPFの位相特性を示
す。BPFの中心周波数では0°位相であるが、中心か
ら周波数がずれていくと位相もずれていく。隣合うBP
Fのクロス点では図に示すようにφから−φまで2φの
位相ずれがおこる。従ってBPFのクロス点で出力のス
イッチングを行う場合、スイッチングの瞬間位相が2φ
ずれてしまう。そこで前記移相器により順次2φずつ位
相補正をすることによりスイッチング時の位相特性に連
続性をもたせることができる。
【0017】変調帯域幅をBPF12,22,…n2に
よりn個の帯域に分割後、どのBPFを信号が通過した
かを検出するために、位相比較器13(23,33,…
n3)、LPF14,(24,34,…n4)、VCO
15(25,35,…n5)で構成されるPLLを用い
る。BPF12の出力は位相比較器13に入力され、V
CO15の出力信号との位相差に応じた電圧がLPF1
4より出力される。このLPF14の出力電圧はVCO
115の制御電圧としてフィードバックされる。図2に
示すように、BPF12の出力を選択する周波数範囲を
0±f1とする場合、VCO15は、f0を中心にして
LPF14の出力電圧の変化に応じた周波数のVCO信
号を出力する。BPF12はf0±f1の周波数成分を通
過させるので、LPF14の出力電圧が図3に示すよう
に−V1から+V1までの範囲にあれば、LPF14が通
過させる周波数の信号が存在していることが検出でき
る。従ってこのLPF14の出力電圧をVCO115の
制御信号とする一方で、BPF12の出力信号を入力す
るスイッチ16の制御信号として用い、上記出力電圧が
−V1からV1の時、スイッチ16をONしてBPF12
の出力を通過させるようにすれば、FM信号を含んだB
PF出力が取り出せる。
【0018】各BPF出力について同様に信号検出を行
い、スイッチ16,26,36,…n6の出力を加算器
4に入力する。これは加算器ではあるが、前段のスイッ
チにより信号を含むBPFの出力のみが取り出されるの
で、結果的に1つのBPFの出力が出力端子5より取り
出されるので狭帯域FM信号が得られC/Nを改善でき
る。また図4に示すように前記先願の装置では順次比較
・スイッチングを行っていくのに対し、本実施例の方式
では、各BPFの出力から同時に信号検出・スイッチン
グをしていくので、スイッチングロスを改善できる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ィルタを用いたFM信号検出装置において、FM変調帯
域幅を狭帯域BPFにより分割し、信号を含むフィルタ
出力を取り出すようにしているので、狭帯域化によって
C/Nを大きくとれ、この狭帯域化によってS/Nを向
上できると共にFM受信機の高感度が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフィルタを用いたFM信号検出装
置の一実施例を示すブロック図である。
【図2】上記実施例におけるBPFの振幅・位相特性図
である。
【図3】前記実施例におけるIF信号とVCOとの周波
数のずれと、LPFの出力電圧との関係を示す図であ
る。
【図4】従来の方式と本発明の方式とのスイッチング方
式の違いを示す図である。
【図5】本発明に関連する先願のFM信号検出装置を示
すブロック図である。
【図6】従来のFM信号検出装置を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 IF信号入力端子 2 掛算器 3 局部発振器 4 加算器 5 出力端子 21,31,…n1 移相器 12,22,…n2 BPF 13,23,…n3 位相比較器 14,24,…n4 LPF 15,25,…n5 VCO 16,26,…n6 スイッチ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 FM受信信号を所定の発振周波数信号に
    基づいて所定の中間周波数に変換し該中間周波数成分の
    信号を得る周波数変換手段と、 前記中間周波数成分の信号を所定の位相で補正しその位
    相補正信号を出力する位相補正手段と、 前記中間周波数成分の信号及び位相補正信号を入力し該
    各信号を異なる所定の周波数帯域に分割して夫々の周波
    数分割信号を出力するフィルタ手段と、 前記周波数分割信号を入力し、該信号と所定のVCO信
    号とを位相比較し該位相差に基づいてFM受信信号の周
    波数成分を検出しその検出信号を出力する位相差検出手
    段と、 前記位相差検出手段の動作を制御するために前記検出信
    号のレベル変化に基づいた周波数のVCO信号を出力す
    るVCO制御手段と、 前記検出信号により前記FM受信信号の周波数成分が検
    出された時に、前記フィルタ手段からの周波数分割信号
    を選択し出力する出力信号選択手段と、 を有することを特徴とするフィルタを用いたFM信号検
    出装置。
JP18517691A 1991-06-28 1991-06-28 フイルタを用いたfm信号検出装置 Pending JPH0514228A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18517691A JPH0514228A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 フイルタを用いたfm信号検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18517691A JPH0514228A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 フイルタを用いたfm信号検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0514228A true JPH0514228A (ja) 1993-01-22

Family

ID=16166169

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18517691A Pending JPH0514228A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 フイルタを用いたfm信号検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0514228A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6262105B2 (ja)
US4631499A (en) Phase-locked loop for a directly mixing synchronous AM-receiver
KR970007985B1 (ko) 직접 혼합 동기 am 수신기
JPH0221194B2 (ja)
JPS6259941B2 (ja)
JPH0514228A (ja) フイルタを用いたfm信号検出装置
JPS6029251Y2 (ja) Amステレオ受信機
US5648823A (en) Circuit configuration for intermediate frequency demodulation and device for video signal processing including the circuit
CA1259661A (en) Am stereo signal decoder
JPH04264816A (ja) フィルタを用いたfm信号検出装置
JPH0846433A (ja) ビデオ信号復調回路
JPH0529979A (ja) フイルタを用いたfm信号検出装置
JPS5944828B2 (ja) Fm受信機
GB2197554A (en) FM multiplex broadcast receiver
JPS6212288A (ja) 位相同期ル−プ形fm復調器
JPH0514427A (ja) 光ヘテロダインfskデユアルフイルタ検波装置
JPS6330805B2 (ja)
JPH06318959A (ja) 位相同期装置
JP2686373B2 (ja) Fm受信機
JP4262323B2 (ja) 受信装置
JPS5924208Y2 (ja) Fmステレオ受信機における妨害信号検出回路
JPH11355188A (ja) 復調装置およびこれに用いることができる搬送波再生回路ならびに等化回路
JPS61131681A (ja) 搬送波再生回路
JPH08172371A (ja) Fm受信機
EP0574052B1 (en) Color subcarrier frequency regeneration and chrominance demodulation circuits