JPH05142251A - 角加速度センサ - Google Patents
角加速度センサInfo
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- JPH05142251A JPH05142251A JP3334062A JP33406291A JPH05142251A JP H05142251 A JPH05142251 A JP H05142251A JP 3334062 A JP3334062 A JP 3334062A JP 33406291 A JP33406291 A JP 33406291A JP H05142251 A JPH05142251 A JP H05142251A
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- acceleration sensor
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01P—MEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
- G01P15/00—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
- G01P15/02—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
- G01P15/08—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
- G01P2015/0805—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration
- G01P2015/0822—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass
- G01P2015/0825—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass for one single degree of freedom of movement of the mass
- G01P2015/0828—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass for one single degree of freedom of movement of the mass the mass being of the paddle type being suspended at one of its longitudinal ends
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- Pressure Sensors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車等の回転による角加速度を検出する小
型の角加速度センサを提供する。 【構成】 角枠型をしたフレーム1の中央に弾性を有す
るビーム3を架設し、ビーム3の両側にそれぞれ同重量
のマス部2a,2bを対称に設け、当該マス部2a,2
bをビーム3の軸心回りに微小角度回転できるようにし
てある。フレーム1の下面にはベース4を接着してあ
る。各マス部2a,2bの底面には可動電極6a,6b
を設けてあり、ベース4の内面にはこれに対向させて静
止電極5a,5bを設けてある。角加速度は、対向電極
5a,6a;5b,6b間の静電容量の変化からビーム
3の捩れ角を求めることにより検出される。
型の角加速度センサを提供する。 【構成】 角枠型をしたフレーム1の中央に弾性を有す
るビーム3を架設し、ビーム3の両側にそれぞれ同重量
のマス部2a,2bを対称に設け、当該マス部2a,2
bをビーム3の軸心回りに微小角度回転できるようにし
てある。フレーム1の下面にはベース4を接着してあ
る。各マス部2a,2bの底面には可動電極6a,6b
を設けてあり、ベース4の内面にはこれに対向させて静
止電極5a,5bを設けてある。角加速度は、対向電極
5a,6a;5b,6b間の静電容量の変化からビーム
3の捩れ角を求めることにより検出される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、角加速度センサに関す
る。具体的には、ビームによって回転自在に支持したマ
ス部の回転角から角加速度を検出する角加速度センサに
関する。
る。具体的には、ビームによって回転自在に支持したマ
ス部の回転角から角加速度を検出する角加速度センサに
関する。
【0002】
【背景技術】図7は従来の加速度センサ50の斜視図で
ある。この加速度センサ50にあっては、角枠型をした
フレーム51の中央にマス部52を配設し、弾性を有す
るビーム53によりフレーム51にマス部52を片持ち
状に支持してある。マス部52は、ビーム53の弾性変
形によってマス部52の厚さ方向(図中x方向)に自由
に微小変位できるようになっている。さらに、ビーム5
3の表面にはビーム53の撓みを検出するためのピエゾ
抵抗素子54が設けられている。
ある。この加速度センサ50にあっては、角枠型をした
フレーム51の中央にマス部52を配設し、弾性を有す
るビーム53によりフレーム51にマス部52を片持ち
状に支持してある。マス部52は、ビーム53の弾性変
形によってマス部52の厚さ方向(図中x方向)に自由
に微小変位できるようになっている。さらに、ビーム5
3の表面にはビーム53の撓みを検出するためのピエゾ
抵抗素子54が設けられている。
【0003】しかして、加速度センサ50にx方向の加
速度が加えられた場合、その加速度の大きさに応じてマ
ス部52が変位し、ビーム53が弾性的に撓む。そし
て、ビーム53上に設けたピエゾ抵抗素子54の抵抗値
の変化を検出することにより加速度を検出することがで
きる。
速度が加えられた場合、その加速度の大きさに応じてマ
ス部52が変位し、ビーム53が弾性的に撓む。そし
て、ビーム53上に設けたピエゾ抵抗素子54の抵抗値
の変化を検出することにより加速度を検出することがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の加速度センサ50では直線方向の加速度しか
検出できず、自動車等の回転による角加速度は検出でき
ない。
うな従来の加速度センサ50では直線方向の加速度しか
検出できず、自動車等の回転による角加速度は検出でき
ない。
【0005】本発明は、叙上の従来例の欠点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、自動車等
の回転による角加速度を検出できる小型の角加速度セン
サを提供することにある。
されたものであり、その目的とするところは、自動車等
の回転による角加速度を検出できる小型の角加速度セン
サを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の角加速度センサ
は、弾性を有するビームにより慣性モーメントの大きな
マス部を支持体に軸支させ、前記ビームの捩れ角から角
加速度を検出するようにしたことを特徴としている。
は、弾性を有するビームにより慣性モーメントの大きな
マス部を支持体に軸支させ、前記ビームの捩れ角から角
加速度を検出するようにしたことを特徴としている。
【0007】また、前記マス部は、ビームを挟んでその
両側にそれぞれ設けてもよい。
両側にそれぞれ設けてもよい。
【0008】また、前記マス部の表面に可動電極を設
け、当該可動電極に対向させて静止電極を配置し、可動
電極と静止電極の間の静電容量から前記ビームの捩れ角
を検出するようにしてもよい。
け、当該可動電極に対向させて静止電極を配置し、可動
電極と静止電極の間の静電容量から前記ビームの捩れ角
を検出するようにしてもよい。
【0009】さらに、前記ビームを挟んでその両側にそ
れぞれマス部を設け、当該各マス部の表面に可動電極を
設け、各可動電極に対向させてそれぞれ静止電極を配置
し、前記各対向電極間の静電容量を比較して前記ビーム
の捩れ角を検出するようにしてもよい。
れぞれマス部を設け、当該各マス部の表面に可動電極を
設け、各可動電極に対向させてそれぞれ静止電極を配置
し、前記各対向電極間の静電容量を比較して前記ビーム
の捩れ角を検出するようにしてもよい。
【0010】あるいは、前記ビームに当該ビームの捩れ
を検出するためのピエゾ抵抗素子を設け、当該ピエゾ抵
抗素子の抵抗値変化により前記ビームの捩れ角を検出す
るようにしてもよい。
を検出するためのピエゾ抵抗素子を設け、当該ピエゾ抵
抗素子の抵抗値変化により前記ビームの捩れ角を検出す
るようにしてもよい。
【0011】
【作用】本発明の角加速度センサにあっては、慣性モー
メントの大きなマス部を弾性を有するビームにより軸支
させているので、例えば当該センサ(支持体)を一定の
角加速度で回転させた場合、この角加速度によってビー
ムが捩れる。あるいは、マス部に生じる慣性トルク(=
慣性モーメント×角加速度)とビームが捩れて発生する
弾性トルクとがバランスする。一方、ビームの弾性トル
クと捩れ角とは比例している。従って、この時のビーム
の捩れ角を検出することにより角加速度を検出すること
ができる。
メントの大きなマス部を弾性を有するビームにより軸支
させているので、例えば当該センサ(支持体)を一定の
角加速度で回転させた場合、この角加速度によってビー
ムが捩れる。あるいは、マス部に生じる慣性トルク(=
慣性モーメント×角加速度)とビームが捩れて発生する
弾性トルクとがバランスする。一方、ビームの弾性トル
クと捩れ角とは比例している。従って、この時のビーム
の捩れ角を検出することにより角加速度を検出すること
ができる。
【0012】ビームの捩れ角は、マス部に設けた可動電
極と当該可動電極に対向するように配置された静止電極
との間の静電容量から求めるようにすれば、電気的信号
として出力することができ、制御系への信号入力もスム
ーズに行なえる。特に、ビームの両側に設けた可動電極
と静止電極の間の両静電容量からビームの捩れ角を求め
るようにすれば、各静電容量のオフセット値に影響され
ることなく、精度よくビームの捩れ角を検出することが
できる。
極と当該可動電極に対向するように配置された静止電極
との間の静電容量から求めるようにすれば、電気的信号
として出力することができ、制御系への信号入力もスム
ーズに行なえる。特に、ビームの両側に設けた可動電極
と静止電極の間の両静電容量からビームの捩れ角を求め
るようにすれば、各静電容量のオフセット値に影響され
ることなく、精度よくビームの捩れ角を検出することが
できる。
【0013】また、ビームに設けたピエゾ抵抗素子の抵
抗値変化からビームの捩れ角を検出するようにしても、
検出信号を電気的信号として出力することができる。
抗値変化からビームの捩れ角を検出するようにしても、
検出信号を電気的信号として出力することができる。
【0014】
【実施例】図1,図2に本発明の一実施例による角加速
度センサ20を示す。図1(a)は角加速度センサ20
の上面図、同図(b)は(a)のX−X線断面図、同図
(c)は(a)のY−Y線断面図、図2はマス部2a,
2b及びビーム3の斜視図である。この角加速度センサ
20にあっては、角枠型をしたフレーム1の中央に弾性
を有する1本のビーム3を架設し、ビーム3の両側に振
り分けるようにしてそれぞれ対称なマス部2a,2bを
一体に設け、ビーム3を弾性的に捩らせることによって
当該マス部2a,2bをビーム3の軸心回りに微小角度
回転できるようにしてある。また、このフレーム1、ビ
ーム3及びマス部2a,2bは、半導体製造プロセスを
用いてシリコンウェハから一体に製作されている。
度センサ20を示す。図1(a)は角加速度センサ20
の上面図、同図(b)は(a)のX−X線断面図、同図
(c)は(a)のY−Y線断面図、図2はマス部2a,
2b及びビーム3の斜視図である。この角加速度センサ
20にあっては、角枠型をしたフレーム1の中央に弾性
を有する1本のビーム3を架設し、ビーム3の両側に振
り分けるようにしてそれぞれ対称なマス部2a,2bを
一体に設け、ビーム3を弾性的に捩らせることによって
当該マス部2a,2bをビーム3の軸心回りに微小角度
回転できるようにしてある。また、このフレーム1、ビ
ーム3及びマス部2a,2bは、半導体製造プロセスを
用いてシリコンウェハから一体に製作されている。
【0015】また、フレーム1の下面にはパイレックス
ガラス製のベース4を接着剤等によって接着してある。
ベース4の内面にはマス部2a,2bが微小角度回転で
きるように窪み4aを形成してあり、窪み4aの底面に
は各マス部2a,2bの下面と対向させて静止電極5
a,5bを設けてある。一方、各マス部2a,2bの下
面には可動電極6a,6bを設けてあり、これと前記静
止電極5a,5bでコンデンサ(可変コンデンサ)7
a,7bを形成している。
ガラス製のベース4を接着剤等によって接着してある。
ベース4の内面にはマス部2a,2bが微小角度回転で
きるように窪み4aを形成してあり、窪み4aの底面に
は各マス部2a,2bの下面と対向させて静止電極5
a,5bを設けてある。一方、各マス部2a,2bの下
面には可動電極6a,6bを設けてあり、これと前記静
止電極5a,5bでコンデンサ(可変コンデンサ)7
a,7bを形成している。
【0016】次に、この角加速度センサ20の動作を説
明する。図3はその説明図であって、(a)は当該セン
サ20の静止時の状態、(b)(c)は当該センサ20
に角加速度が働いている時の状態を示している。なお、
図3において、mはベース4の底面に立てた垂線、nは
ビーム3の下面から垂下した垂線、θはビーム3の捩れ
角である。
明する。図3はその説明図であって、(a)は当該セン
サ20の静止時の状態、(b)(c)は当該センサ20
に角加速度が働いている時の状態を示している。なお、
図3において、mはベース4の底面に立てた垂線、nは
ビーム3の下面から垂下した垂線、θはビーム3の捩れ
角である。
【0017】図3(a)に示すように角加速度センサ2
0に角加速度が働いていない時には、マス部2a,2b
はどちらにも傾かずに静止している。また、図3(b)
に示すように当該センサ20(フレーム1)を時計の針
の回転方向と逆の回転方向に角加速度gで回転させた場
合、この角加速度gによってマス部2a,2bが傾いて
ビーム3が時計の針の回転方向に捩れる。あるいは、図
3(c)に示すように当該センサ20(フレーム1)を
時計の針の回転方向に角加速度gで回転させた場合、こ
の角加速度gによってマス部2a,2bが傾いてビーム
3が時計の針の回転方向と逆の回転方向に捩れる。図3
(b)又は(c)の状態においては、マス部2a,2b
に働く慣性トルクFi(=マス部の慣性モーメント×角
加速度g)とビーム3が捩れて発生する弾性トルクFe
とは釣り合っている。一方、ビーム3の弾性トルクFe
は、ビーム3の捩れ角θに比例している。従って、ビー
ム3の捩れ角θと角加速度gとは比例しており、ビーム
3の捩れ角θを検出することにより角加速度gを検出す
ることができる。
0に角加速度が働いていない時には、マス部2a,2b
はどちらにも傾かずに静止している。また、図3(b)
に示すように当該センサ20(フレーム1)を時計の針
の回転方向と逆の回転方向に角加速度gで回転させた場
合、この角加速度gによってマス部2a,2bが傾いて
ビーム3が時計の針の回転方向に捩れる。あるいは、図
3(c)に示すように当該センサ20(フレーム1)を
時計の針の回転方向に角加速度gで回転させた場合、こ
の角加速度gによってマス部2a,2bが傾いてビーム
3が時計の針の回転方向と逆の回転方向に捩れる。図3
(b)又は(c)の状態においては、マス部2a,2b
に働く慣性トルクFi(=マス部の慣性モーメント×角
加速度g)とビーム3が捩れて発生する弾性トルクFe
とは釣り合っている。一方、ビーム3の弾性トルクFe
は、ビーム3の捩れ角θに比例している。従って、ビー
ム3の捩れ角θと角加速度gとは比例しており、ビーム
3の捩れ角θを検出することにより角加速度gを検出す
ることができる。
【0018】ビーム3の捩れ角θを電気的に検出するに
はコンデンサ7a,7bの静電容量Ca,Cbの大小関係
を比較するとよい。つまり、例えば図3(b)で角加速
度gを大きくすると捩れ角θが大きくなる。捩れ角θが
大きくなると電極5a,6a間のギャップ量daが大き
くなり、同時に電極5b,6b間のギャップ量dbが小
さくなる。換言すると、捩れ角θが大きくなるとコンデ
ンサ7aの静電容量Caが小さくなり、同時にコンデン
サ7bの静電容量Cbが大きくなる。従って、コンデン
サ7a,7bの静電容量Ca,Cbの大小関係を比較する
ことにより捩れ角θを検出することができ、ひいては角
加速度gを検出することができる。
はコンデンサ7a,7bの静電容量Ca,Cbの大小関係
を比較するとよい。つまり、例えば図3(b)で角加速
度gを大きくすると捩れ角θが大きくなる。捩れ角θが
大きくなると電極5a,6a間のギャップ量daが大き
くなり、同時に電極5b,6b間のギャップ量dbが小
さくなる。換言すると、捩れ角θが大きくなるとコンデ
ンサ7aの静電容量Caが小さくなり、同時にコンデン
サ7bの静電容量Cbが大きくなる。従って、コンデン
サ7a,7bの静電容量Ca,Cbの大小関係を比較する
ことにより捩れ角θを検出することができ、ひいては角
加速度gを検出することができる。
【0019】図4に、この静電容量Ca,Cbを比較して
角加速度gを検出するための信号処理回路8を示す。こ
の信号処理回路8は、コンデンサ7a,7bの静電容量
Ca,Cbに応じた周波数fa,fbのパルス信号を出力さ
せるための2個の発振回路9a,9bと、発振回路9
a,9bから出力されるパルス信号の周波数の差f=f
a−fbを演算させるための減算器10からなる。
角加速度gを検出するための信号処理回路8を示す。こ
の信号処理回路8は、コンデンサ7a,7bの静電容量
Ca,Cbに応じた周波数fa,fbのパルス信号を出力さ
せるための2個の発振回路9a,9bと、発振回路9
a,9bから出力されるパルス信号の周波数の差f=f
a−fbを演算させるための減算器10からなる。
【0020】発振回路9aにあっては、インバータ14
の出力端子とインバータ15の入力端子を接続し、イン
バータ15の出力端子と両インバータ14,15の中点
との間をセンサ20のコンデンサ7aと抵抗17とから
なる時定数回路により接続してある。さらに、コンデン
サ7aと抵抗17の中点とインバータ14の入力端子と
を抵抗16により接続し、インバータ15の出力をコン
デンサ7aを介してインバータ14の入力へ帰還させて
いる。しかして、発振回路9aは非安定マルチバイブレ
ーターを形成しており、コンデンサ7aの静電容量Ca
及び抵抗17の抵抗値Rによって決まる時定数RCaに
反比例する周波数fa(=1/kRCa)で発振する。そ
して、インバータ15の出力端子を減算器10への入力
端子11に接続してあるので、減算器10の入力端子1
1には周波数faのパルス信号が入力される。
の出力端子とインバータ15の入力端子を接続し、イン
バータ15の出力端子と両インバータ14,15の中点
との間をセンサ20のコンデンサ7aと抵抗17とから
なる時定数回路により接続してある。さらに、コンデン
サ7aと抵抗17の中点とインバータ14の入力端子と
を抵抗16により接続し、インバータ15の出力をコン
デンサ7aを介してインバータ14の入力へ帰還させて
いる。しかして、発振回路9aは非安定マルチバイブレ
ーターを形成しており、コンデンサ7aの静電容量Ca
及び抵抗17の抵抗値Rによって決まる時定数RCaに
反比例する周波数fa(=1/kRCa)で発振する。そ
して、インバータ15の出力端子を減算器10への入力
端子11に接続してあるので、減算器10の入力端子1
1には周波数faのパルス信号が入力される。
【0021】発振回路9bは発振回路9aと同じ構成の
ものであり、発振回路9aにおけるコンデンサ7aの代
わりにコンデンサ7bを接続したものである。しかし
て、発振回路9bはコンデンサ7bの静電容量Cb及び
抵抗17の抵抗値Rによって決まる時定数RCaに反比
例する周波数fb(=1/kRCb;kは比例定数)で発
振する。発振回路9bのインバータ15の出力端子は減
算器10への入力端子12に接続してある。これによ
り、減算器10の入力端子12には周波数fbのパルス
信号が入力される。
ものであり、発振回路9aにおけるコンデンサ7aの代
わりにコンデンサ7bを接続したものである。しかし
て、発振回路9bはコンデンサ7bの静電容量Cb及び
抵抗17の抵抗値Rによって決まる時定数RCaに反比
例する周波数fb(=1/kRCb;kは比例定数)で発
振する。発振回路9bのインバータ15の出力端子は減
算器10への入力端子12に接続してある。これによ
り、減算器10の入力端子12には周波数fbのパルス
信号が入力される。
【0022】減算器10の出力端子13には、入力端子
11,12に入力されたパルス信号の周波数の差fなる
周波数のパルス信号が出力される。この周波数の差fは
次式で表される。 f=fa−fb=(1/Ca−1/Cb)/kR =(da−db)/kεSR … ここで、ギャップ量da、dbは平均値、Sはコンデンサ
7a,7bの電極面積、εは電極間ギャップの誘電率で
ある。
11,12に入力されたパルス信号の周波数の差fなる
周波数のパルス信号が出力される。この周波数の差fは
次式で表される。 f=fa−fb=(1/Ca−1/Cb)/kR =(da−db)/kεSR … ここで、ギャップ量da、dbは平均値、Sはコンデンサ
7a,7bの電極面積、εは電極間ギャップの誘電率で
ある。
【0023】図5はギャップの差da−dbと捩れ角θの
関係の説明図である。図5において、Lはコンデンサ7
a,7bの中心間距離である。対向電極5a,6a;5
b,6b間のギャップ量da,dbとビーム3の捩れ角θ
との間には、tanθ=(da−db)/Lの関係がある。
ここで、捩れ角θが小さいとすると、θ≒(da−db)
/Lとなるから、式は、 f=fa−fb=Lθ/kεSR … と表わされる。従って、減算器10の出力信号の周波数
から、ビーム3の捩れ角θを容易に求めることができ
る。しかも、式から明らかなように周波数fはギャッ
プ量daとdbの差で与えられているので、ベース4の底
面とマス部2a,2bの下面との距離のバラツキ(ある
いは、周波数fa,fbのオフセット量)の影響を受け
ず、精密に角加速度を測定することができる。
関係の説明図である。図5において、Lはコンデンサ7
a,7bの中心間距離である。対向電極5a,6a;5
b,6b間のギャップ量da,dbとビーム3の捩れ角θ
との間には、tanθ=(da−db)/Lの関係がある。
ここで、捩れ角θが小さいとすると、θ≒(da−db)
/Lとなるから、式は、 f=fa−fb=Lθ/kεSR … と表わされる。従って、減算器10の出力信号の周波数
から、ビーム3の捩れ角θを容易に求めることができ
る。しかも、式から明らかなように周波数fはギャッ
プ量daとdbの差で与えられているので、ベース4の底
面とマス部2a,2bの下面との距離のバラツキ(ある
いは、周波数fa,fbのオフセット量)の影響を受け
ず、精密に角加速度を測定することができる。
【0024】次に、図6は本発明の他の実施例による角
加速度センサ30を示す。この加速度センサ30はピエ
ゾ抵抗素子を用いてビームの捩れ角θを検出するもので
あって、ビーム3の捩れ角θを検出するためのピエゾ抵
抗素子18をブリッジ回路19にしてビーム3に一体に
形成してある。
加速度センサ30を示す。この加速度センサ30はピエ
ゾ抵抗素子を用いてビームの捩れ角θを検出するもので
あって、ビーム3の捩れ角θを検出するためのピエゾ抵
抗素子18をブリッジ回路19にしてビーム3に一体に
形成してある。
【0025】なお、この角加速度センサ30にあって
も、フレーム1とマス部2a,2bとビーム3は1枚の
シリコンウェハを半導体製造プロセスで加工して作製し
てある。さらに、ピエゾ抵抗素子18及びブリッジ回路
19はビーム3を半導体製造プロセスで作製する際に拡
散技術によりビーム3中に埋め込まれている。
も、フレーム1とマス部2a,2bとビーム3は1枚の
シリコンウェハを半導体製造プロセスで加工して作製し
てある。さらに、ピエゾ抵抗素子18及びブリッジ回路
19はビーム3を半導体製造プロセスで作製する際に拡
散技術によりビーム3中に埋め込まれている。
【0026】しかして、当該センサ30に角加速度gが
加えられた場合、角加速度gの大きさに応じてマス部2
a,2bが回転してビーム3が捩れ、ビーム3に設けた
ピエゾ抵抗素子18の抵抗値が変化する。従って、この
ピエゾ抵抗素子18の抵抗値変化からビーム3の捩れ角
θを知ることができる。
加えられた場合、角加速度gの大きさに応じてマス部2
a,2bが回転してビーム3が捩れ、ビーム3に設けた
ピエゾ抵抗素子18の抵抗値が変化する。従って、この
ピエゾ抵抗素子18の抵抗値変化からビーム3の捩れ角
θを知ることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、マス部を支持している
ビームの捩れ角を検出するだけで、容易に角加速度を計
測することができる。しかも、構造が簡単であるから、
小型の角加速度センサを製作することができる。
ビームの捩れ角を検出するだけで、容易に角加速度を計
測することができる。しかも、構造が簡単であるから、
小型の角加速度センサを製作することができる。
【0028】さらに、静電容量型やピエゾ抵抗素子型に
構成することにより容易に捩れ角を検出でき、検出信号
を電気信号として出力させることができ、制御系への信
号入力もスムーズに行なえる。
構成することにより容易に捩れ角を検出でき、検出信号
を電気信号として出力させることができ、制御系への信
号入力もスムーズに行なえる。
【0029】特に、ビームの両側に設けた可動電極と静
止電極の間の両静電容量からビームの捩れ角を求めるよ
うにすれば、各静電容量のオフセット値に影響されるこ
となく、精度よくビームの捩れ角を検出することができ
る。
止電極の間の両静電容量からビームの捩れ角を求めるよ
うにすれば、各静電容量のオフセット値に影響されるこ
となく、精度よくビームの捩れ角を検出することができ
る。
【図1】本発明の一実施例による角加速度センサの構成
図であって、(a)は上面図、(b)は(a)のX−X
線断面図、(c)は(a)のY−Y線断面図である。
図であって、(a)は上面図、(b)は(a)のX−X
線断面図、(c)は(a)のY−Y線断面図である。
【図2】同上のマス部及びビームの斜視図である。
【図3】(a)は同上の角加速度センサにおける静止時
の動作説明図、(b)(c)はそれぞれ異なる方向の角
加速度が加えられた時の動作説明図である。
の動作説明図、(b)(c)はそれぞれ異なる方向の角
加速度が加えられた時の動作説明図である。
【図4】同上の信号処理回路の回路図である。
【図5】コンデンサのギャップ量のda,dbとビームの
捩れ角θの関係を示す説明図である。
捩れ角θの関係を示す説明図である。
【図6】本発明の他の実施例による角加速度センサの一
部破断した斜視図である。
部破断した斜視図である。
【図7】従来の加速度センサの斜視図である。
1 フレーム 2a,2b マス部 3 ビーム 5a,5b 静止電極 6a,6b 可動電極
Claims (5)
- 【請求項1】 弾性を有するビームにより慣性モーメン
トの大きなマス部を支持体に軸支させ、前記ビームの捩
れ角から角加速度を検出するようにした角加速度セン
サ。 - 【請求項2】 前記ビームを挟んでその両側にそれぞれ
マス部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の角加
速度センサ。 - 【請求項3】 前記マス部の表面に可動電極を設け、当
該可動電極に対向させて静止電極を配置し、可動電極と
静止電極の間の静電容量から前記ビームの捩れ角を検出
するようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載
の角加速度センサ。 - 【請求項4】 前記ビームを挟んでその両側にそれぞれ
マス部を設け、当該各マス部の表面に可動電極を設け、
各可動電極に対向させてそれぞれ静止電極を配置し、前
記各対向電極間の静電容量を比較して前記ビームの捩れ
角を検出するようにしたことを特徴とする請求項2又は
3に記載の角加速度センサ。 - 【請求項5】 前記ビームに当該ビームの捩れを検出す
るためのピエゾ抵抗素子を設け、当該ピエゾ抵抗素子の
抵抗値変化により前記ビームの捩れ角を検出するように
したことを特徴とする請求項1又は2に記載の角加速度
センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3334062A JPH05142251A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 角加速度センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3334062A JPH05142251A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 角加速度センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05142251A true JPH05142251A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=18273082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3334062A Pending JPH05142251A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 角加速度センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05142251A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5500549A (en) * | 1993-12-13 | 1996-03-19 | Nippondenso Co., Ltd. | Semiconductor yaw rate sensor |
US6137150A (en) * | 1994-10-28 | 2000-10-24 | Nippondenso Co., Ltd. | Semiconductor physical-quantity sensor having a locos oxide film, for sensing a physical quantity such as acceleration, yaw rate, or the like |
WO2006134232A1 (en) * | 2005-06-17 | 2006-12-21 | Vti Technologies Oy | Method of manufacturing a capacitive acceleration sensor, and a capacitive acceleration sensor |
JP2008157674A (ja) * | 2006-12-21 | 2008-07-10 | Alps Electric Co Ltd | 静電容量型物理量センサ |
US7716983B2 (en) | 2003-02-11 | 2010-05-18 | Vti Technologies Oy | Capacitive acceleration sensor |
-
1991
- 1991-11-22 JP JP3334062A patent/JPH05142251A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US7426863B2 (en) | 2005-06-17 | 2008-09-23 | Vti Technologies Oy | Method of manufacturing a capacitive acceleration sensor, and a capacitive acceleration sensor |
JP2008157674A (ja) * | 2006-12-21 | 2008-07-10 | Alps Electric Co Ltd | 静電容量型物理量センサ |
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