JPH05142015A - レベル測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 管理室のみならず現場での測定ができる優れ
たレベル測定装置を提供することを目的とする。 【構成】 液面２１のレベルを検出する検出手段３１を
有しレベルに応じたレベル信号を生成するする測定手段
３と、レベル信号を伝送する伝送手段４と、伝送手段か
ら得られるレベル信号に応じて液面のレベルを表示する
第１表示手段６の他に、レベル信号に応じて液面のレベ
ルを表示する第２表示手段７を測定手段３に備えた構成
となっている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、タンク等の貯水装置の
水量すなわち液面のレベルを測定するレベル測定装置に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図３（ａ）に従来のレベル測定装置の構
成を示す。この図において、１は水等の液体を貯蔵する
タンク、２はそのタンク１の中の液体、３は液体のレベ
ル（高さ）を測定する測定部（測定手段）であり、３１
は液体２に挿入された検出手段としてのプローブであ
る。４は測定部３で測定されたレベル信号をタンク１か
ら離れた場所に伝送する伝送手段としての伝送路、５は
測定部３から伝送されてきたレベル信号に応じて、４〜
２０ｍＡの電流値に変換する変換器である。６は変換器
５から出力された信号により、タンク１内の液体のレベ
ルに応じた指示を示す表示手段としての指示計である。
また、図３（ｂ）は測定部３から伝送されてきたレベル
信号により、直接指示計６を駆動する変換器をもたない
簡易型の装置である。

【０００３】上記従来のレベル測定装置の構成により、
例えばビルの屋上に設置されたタンクの中の水量を、タ
ンクから離れた場所の管理室において測定することがで
きる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のレベル測定装置においては、管理室での測定は可能で
あるが、伝送路の断線その他種々の理由で、現場での測
定を必要とする場合に、その測定ができないという問題
があった。

【０００５】本発明は上記従来の問題を解決するもので
あり、管理室のみならず現場での測定ができる優れたレ
ベル測定装置を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、液面のレベルを検出する検出手段を有しレ
ベルに応じたレベル信号を生成するする測定手段と、レ
ベル信号を伝送する伝送手段と、伝送手段から得られる
レベル信号に応じて液面のレベルを表示する第１表示手
段の他に、レベル信号に応じて液面のレベルを表示する
第２表示手段を測定手段に備えた構成となっている。

【０００７】

【作用】したがって本発明は、液面のレベルを第１及び
第２表示手段により表示することができるので、現場お
よび現場から離れた場所での双方において、液体面のレ
ベルを測定することができる。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図１は本発明によるレベル測定装置の構成を示すも
ので、従来例と同じ構成要素のものは同一の符号で表
し、それらの説明は省略する。図１において、７は測定
部３に着脱自在な表示手段としての指示計（以下、専用
表示ユニットと称する）であり、７１はその接続手段で
ある接続部（コネクタ）である。本実施例の動作につい
て、図２に示す構成及び動作と共に説明する。

【０００９】図２は図１における測定部３及び専用表示
ユニット７の内部ブロック図である。図２において、３
２はプローブ３１と共に発振信号を生成する発振回路で
ある。プローブ３１はテフロン等で被覆された円筒形の
電極であり、同軸円筒面の電極間の静電容量が、タンク
１内の液体すなわち誘電体の高さによって変化する。し
たがって、液面のレベルに応じて発振信号の周波数が変
化するので、これを利用して液面のレベルを検出するこ
とができる。なお、このような測定法を静電容量式とい
う。

【００１０】３３はプローブ３１及び発振回路３２から
得られる発振信号を整流して、周波数／電圧変換を行う
整流回路であり、３４はこれを電圧増幅する増幅回路で
ある。３５は増幅回路３４から得られる信号を、伝送路
４に伝送するため、かつ、専用表示ユニット７にレベル
信号を出力するために、所定の信号処理をなす信号変換
回路である。また、３６は測定の周期を調整するスパン
調整回路である。

【００１１】７２は測定部３から接続部７１を介して出
力されたレベル信号を取り込んで、インピーダンス変換
等の信号処理をなす入力回路である。７３は入力回路７
２からの信号を電力増幅して、表示部７４を駆動するた
めの表示駆動信号を生成する表示回路である。

【００１２】このように、管理室内の第１表示手段（指
示計６）の他に、タンクにも第２表示手段（専用表示ユ
ニット７）を設けることにより、タンク１内の液面の測
定が管理室で可能であるばかりでなく、同時に現場にお
いてもその測定が可能となるのである。さらに、この専
用表示ユニット７は、測定部３に対して着脱自在となっ
ているので、測定部３に常時装着して使用するのみなら
ず、管理者が携帯して、必要なときに現場での測定時に
使用することもできる。

【００１３】なお、上記実施例においては、整流回路３
３を用いて周波数／電圧変換をしたが、この方法に限る
ことなく、Ａ／Ｄ変換による方法を用いて周波数／電圧
変換をしても良い。この場合には、指示計のメータにデ
ィジタル式を使用することもできる。さらに、管理室に
伝送するレベル信号をディジタル伝送にすると、タンク
１が遠隔地にある場合には、伝送路４が長くても、ノイ
ズの影響や伝送損失の影響を受けにくいという利点があ
る。

【００１４】また、上記実施例においては、タンク１内
の液面の高さを測定するのに静電容量式を利用したが、
その他、超音波式による方法や距離測定タイプの光電ス
イッチ等を用いる方法でも良い。

【００１５】

【発明の効果】本発明は、上記実施例からも明らかなよ
うに、液面のレベルを測定する測定手段から、レベル信
号を第１表示手段に伝送すると共に、測定手段に設けら
れた第２表示手段にも供給するので、異なる２つの場所
で液体面のレベルを測定することができるという効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のレベル測定装置の実施例の構成を示す
図である。

【図２】図１の実施例の一部のブロック図である。

【図３】（ａ）は従来例のレベル測定装置の構成を示す
図である。（ｂ）は他の従来例のレベル測定装置の構成
を示す図である。

【符号の説明】

１ タンク ２ 液 ３ 測定部 ４ 伝送路 ５ 変換器 ６ 指示計 ７ 専用表示ユニット

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 液面のレベルを検出する検出手段を有し
   前記レベルに応じたレベル信号を生成するする測定手段
   と、前記レベル信号を伝送する伝送手段と、前記伝送手
   段から得られる前記レベル信号に応じて前記液面のレベ
   ルを表示する第１表示手段とを備えたレベル測定装置で
   あって、 前記測定手段に前記レベル信号に応じて前記液面のレベ
   ルを表示する第２表示手段を備えたことを特徴とするレ
   ベル測定装置。
2. 【請求項２】 前記第２表示手段は、前記測定手段に着
   脱自在に備えられたことを特徴とする請求項１記載のレ
   ベル測定装置。