JPH05140871A - 梳毛紡績油剤 - Google Patents

梳毛紡績油剤

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JPH05140871A
JPH05140871A JP33128091A JP33128091A JPH05140871A JP H05140871 A JPH05140871 A JP H05140871A JP 33128091 A JP33128091 A JP 33128091A JP 33128091 A JP33128091 A JP 33128091A JP H05140871 A JPH05140871 A JP H05140871A
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JP
Japan
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spinning
ethylene
acid
ester salt
glycol
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Pending
Application number
JP33128091A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Sugiyama
和也 杉山
Takako Ishida
貴子 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miyoshi Yushi KK
Miyoshi Oil and Fat Co Ltd
Original Assignee
Miyoshi Yushi KK
Miyoshi Oil and Fat Co Ltd
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Publication date
Application filed by Miyoshi Yushi KK, Miyoshi Oil and Fat Co Ltd filed Critical Miyoshi Yushi KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 羊毛、アルパカ、カシミヤ、モヘア、アンゴ
ラ等の獣毛の梳毛紡績に用いて、紡績の初期工程では主
に平滑性が、さらに工程が進むに従って集束性が現れ、
さらに梳毛紡績の各工程に必要とされる性能が発揮され
て、糸質の良い紡績糸が得られることを目的とする梳毛
紡績油剤に関する。 【構成】 A.ポリアルキレングリコール誘導体(R−
(OR’)n−OH)の燐酸エステル塩または燐酸エス
テルエチレンオキサイド付加物と、B.エチレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、グリセリン、ジグリセ
リン、ポリグリセリンから選ばれた少なくとも一種の多
価アルコールとを、重量比にてA:B=(1:0.1〜
1.5)で含有する得られる梳毛紡績油剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は梳毛紡績油剤に関する。
さらに詳しくは、特に羊毛、アルパカ、カシミヤ、モヘ
ア、アンゴラ等の獣毛の梳毛紡績に適し、梳毛工程の通
過性を向上せしめ、紡績機のガイド、ゴム、トラベラー
等の損傷を低減し、さらに糸質の良い紡績糸を得ること
を目的とする梳毛紡績油剤に関する。
【0002】
【従来の技術】梳毛糸は一定の長さ以上に揃えた獣毛を
梳毛紡績して得られる。梳毛紡績は通常3〜5回のギリ
ング工程(櫛綿工程)、ロービング(粗紡)ないしボビ
ナー工程、精紡工程、ワィンディング工程からなり、各
工程において要求される特性が異なっている。例えば獣
毛は、独特のクリンプ(捲縮)、スケール(毛の表面の
ウロコ状鱗片)を有しているものが多く、獣毛間の滑り
が悪いので、ギリング工程、ロービング工程等初期の工
程では平滑性が必要とされる。そして粗紡工程以後の工
程では糸にするための集束性が必要とされるが、獣毛は
ウールグリースを有し疎水性のため静電気が発生して獣
毛同士が反発し会い、集束性が不足する。従って梳毛紡
績において、平滑性、集束性を付与し、各工程の通過性
を向上させるため梳毛紡績油剤が使用される。
【0003】通常、梳毛紡績油剤としては、鉱物油、エ
ステル化油あるいは油脂を主成分とし、これにアニオン
系界面活性剤あるいはカチオン系界面活性剤を併用して
エマルジョン溶液とした油剤、さらにこれらに高粘度の
高分子物質、コロイダルシリカを配合した油剤等が知ら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の梳毛紡績油剤には種々の問題点がある。例えば、鉱物
油、エステル化油あるいは油脂を主成分とする油剤は、
潤滑性に優れギリング工程には適しているが、集束性が
低く、その後の工程に必要な性能に劣る。高分子物質あ
るいはコロイダルシリカを配合する油剤は、これにより
集束性を付与するものであるが、収束性を強くするとギ
リング工程の通過性が低下し、弱くすると精紡工程の通
過性が低下するため両性能を同時に持たせることが出来
ず中途半端な性能のものとなる。さらに高分子物質を用
いる油剤は、染色時に染色ムラや斑が発生すると言う欠
点が有る。一方、コロイダルシリカを用いる油剤は溶液
の安定性が劣り処理浴中で沈殿が発生したり、付着むら
が生じ均一な精練を行うことが出来ず、またコロイダル
シリカの除去が困難で染色時に染色斑が現れたり、紡績
機と油剤とが接触するガイド、ゴム、トラベラー等が長
い間に損耗する等の問題がある。特に精紡工程でのトラ
ベラーの損耗劣化は糸切れを生じ、また劣化したトラベ
ラーの交換は作業効率を低下する原因となっている。こ
のような点から梳毛紡績油剤としては、梳毛紡績工程の
初期の工程では主に平滑性を、後期の工程では集束性を
発揮させ、染色性を低下させず、紡績機械を損耗させな
い油剤が望まれている。
【0005】本発明は、上記の点に着目し行われたもの
で、紡績、特に獣毛の梳毛紡績に適し、良好な紡績性を
発揮し良好な紡績糸を得ることが出来、また紡績機の損
耗を少なくすることのできる梳毛紡績油剤を提供するこ
とを要旨とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記課題を
解決するため鋭意研究を行った結果、特定の燐酸エステ
ル塩または燐酸エステルエチレンオキサイド付加物と多
価アルコールとを併用すると、紡績の初期工程では主に
平滑性が、さらに工程が進むに従って集束性が現れ、梳
毛紡績の各工程に必要とされる性能を発揮でき、染色性
を低下させず、紡績機械を損耗することの無い油剤を見
出し、本発明を完成した。
【0007】即ち本発明は、A.下記一般式で示される
ポリアルキレングリコール誘導体 R−(OR’)n−OH (式中のRは炭素数4〜22のアルキル基、アルケニル
基、アルキルフェニル基またはアシル基、R’はエチレ
ン基またはプロピレン基、nは1〜50の整数を示す)
の燐酸エステル塩または燐酸エステルエチレンオキサイ
ド付加物と、B.エチレングリコール、ポリエチレング
リコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン
から選ばれた少なくとも一種の多価アルコールとを、重
量比にてA:B=1:0.1〜1.5で含有する梳毛紡
績油剤である。本発明の梳毛紡績油剤は、その水溶液と
したとき、約40重量%以下の濃度においては粘度が低
く、40〜75重量%でゲル状−高粘度となり、さらに
約75重量%以上の濃度になると再び低い粘度と変化す
る性質を有する。これを40重量%程度以下の水溶液と
して獣毛に給油すると、給油し易くすると共に、ギリン
グ工程においてはA成分が平滑性、帯電防止性を発揮
し、紡績工程が進むに従って水分が蒸発し粘度が上昇し
て集束性が現れ、精紡工程通過時にはゲル状−高粘度と
なって良好な集束性を発揮し、均一な精紡糸が得られ
る。そしてボビンに巻かれるまでに、さらに油剤の水分
が少なくなって低粘度と成っているため精紡糸同志が粘
着し合うような欠点も生じない。B成分の多価アルコー
ルは水分の蒸発を調整し、各工程に適した状態の変化も
たらす。
【0008】A成分としては、一般式R−(OR’)n
−OHで示されるポリアルキレングリコール誘導体を、
常法により燐酸エステル化し、次いで中和して得られる
燐酸エステル塩を、または燐酸エステルにエチレンオキ
サイドを付加したものを用いることが出来る。該ポリア
ルキレングリコール誘導体としては、飽和脂肪族アルコ
ール、不飽和脂肪族アルコール、アルキルフェノール又
は脂肪酸にアルキレンオキサイドを付加して製造する
か、または脂肪酸とポリオキシアルキレングリコールと
からエステル化反応を行って製造したものを用いること
が出来る。上記飽和脂肪族アルコール、不飽和脂肪族ア
ルコール、アルキルフェノール、脂肪酸の炭素数もしく
はアルキルフェノールのアルキル基の炭素数は4〜22
が最も適度な平滑性→集束性の変化を発揮し好ましい。
炭素数が4未満では水分が蒸発してもゲル状とならず集
束性を発揮することが出来ず、また22を越えると集束
性が不足し好ましくない。
【0009】上記炭素数4〜22の飽和脂肪族アルコー
ルとしては、例えばブタノール、ペンタノール、ヘキサ
ノール、ヘプタノール、オクタノール、ノナノール、デ
カノール、ウンデカノール、ドデカノール、トリデカノ
ール、テトラデカノール、ペンタデカノール、ヘキサデ
カノール、ヘプタデカノール、オタデカノール、ノナデ
カノール、エイコサノール等が挙げられ、これらの飽和
脂肪族アルコールは炭素鎖が直鎖状、分岐鎖状、環状の
いずれであっても良く、また水酸基は炭素鎖のどこに結
合していても良い。
【0010】また炭素数4〜22の不飽和脂肪族アルコ
ールとしては、例えばクロチルアルコール、ブテノー
ル、ペンテノール、ヘキセノール、ヘプテノール、ウン
デセノール、ドデセノール、トリデセノール、オレイル
アルコール、エライジルアルコール、リノレイルアルコ
ール、リノレニルアルコール等が挙げられ、これらの不
飽和脂肪族アルコールは炭素鎖が直鎖状、分岐鎖状のい
ずれであっても良く、また水酸基は炭素鎖のどこに結合
していても良い。
【0011】アルキル基の炭素数が4〜22のアルキル
フェノールとしては、例えばオクチルフェノール、ノニ
ルフェノール等が挙げられ、これらのアルキルフェノー
ルのアルキル基は直鎖状、分岐鎖状のいずれであっても
良い。
【0012】炭素数4〜22の脂肪酸としては、酪酸、
吉草酸、カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラル
ゴン酸、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、トリ
デカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン
酸、マーガリン酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、アラ
キン酸、ベヘン酸、デセン酸、ウンデセン酸、ドデセン
酸、テトラデセン酸、ヘキサデセン酸、オクタデセン
酸、エイコセン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキド
ン酸等が挙げられ、これらの脂肪酸は炭素鎖が直鎖状、
分岐鎖状のいずれであっても良い。
【0013】上記飽和脂肪族アルコール、不飽和脂肪族
アルコール、アルキルフェノール又は脂肪酸にアルキレ
ンオキサイドを付加する反応は、水酸化カリウム等の触
媒の存在下、これらの脂肪族アルコール、アルキルフェ
ノール、脂肪酸等に、エチレンオキサイド、プロピレン
オキサイド等のアルキレンオキサイドを単独で付加する
か、又は両者を交互もしくは無作為に付加して行うこと
ができる。また脂肪酸とポリオキシアルキレングリコー
ルとのエステル化反応は、脂肪酸1モルとエチレングリ
コール、プロピレングリコール、またはポリオキシエチ
レングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、ポ
リオキシエチレン−ポリオキシプロピレングリコールブ
ロック重合体、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピ
レングリコールランダム重合体等のポリオキシアルキレ
ングリコール1モルとを、酸性またはアルカリ性触媒の
存在下、150〜270℃で脱水しておこなうことがで
きる。アルキレンオキサイド付加モル数もしくはポリオ
キシアルキレングリコールの重合度は1〜50がゲル化
現象を発揮し好ましく、50を越えると集束性が不足し
て、好ましくない。
【0014】ポリアルキレングリコール誘導体の燐酸エ
ステル化反応は、例えばポリアルキレングリコール誘導
体1モルに、五酸化燐等の燐酸化剤0.3〜0.5モル
を添加し、30〜70℃で、3〜10時間加熱すること
により行うことができる。ついで燐酸エステルを中和し
て本発明に用いる燐酸エステル塩が得られる。中和に用
いる中和剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化リチウム等のアルカリ金属の水酸化物、アン
モニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、
トリエタノールアミン、アミノエチルエタノールアミン
等の低級アミノ化合物、炭酸ナトリウム、炭酸グアニジ
ン等が挙げられ、これらから選ばれた少なくとも1種を
用いることができる。またエチレンオキサイド付加物は
定法に従い、ポリアルキレングリコール誘導体の燐酸エ
ステルに70〜80℃でエチレンオキサイドを付加して
得られ、付加量は燐酸エステル1モルに対し、1〜2モ
ルが好ましい。
【0015】本発明の梳毛紡績油剤は、Aの燐酸エステ
ル塩または燐酸エステルエチレンオキサイド付加物とB
のグリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、エチレ
ングリコール、ポリエチレングリコール等の多価アルコ
ールを、重量比にてA:B=1:0.1〜1.5で含有
することが好ましく、AとBとの比が上記範囲のものは
所望の効果を発揮する。AとBとの比は、重量比にてA
が1に対しBが0.1未満であると保水性が低く、水分
が早く蒸発するため、必要な工程で集束性が得られず、
またBが1.5を越えると保水性が高くなり過ぎ水分の
蒸発が遅れるため、精紡工程を通過した後にゲル状とな
りボビンに巻いた精紡糸同志が粘着しあって好ましくな
い。
【0016】本発明の梳毛紡績油剤には必要により、そ
の性能を低下させない範囲で鉱物油、合成エステル油等
の潤滑剤、非イオン界面活性剤等の乳化剤、シリコーン
等の平滑剤、アルキロールアマイド等の柔軟剤等を配合
して用いることができる。
【0017】本発明の梳毛紡績油剤は、20〜40重量
%程度の濃度のエマルジョン溶液として、シャワー、ス
プレー、ドロップ等の方式により梳毛紡績前の獣毛の原
綿に付与し、ついで梳毛紡績を行うことにより各工程で
所望の性能を発揮することができる。本発明の梳毛用紡
績油剤は、特に羊毛、アルパカ、カシミヤ、モヘア、ア
ンゴラ等の獣毛の梳毛紡績に適している。
【0018】以下、実施例により本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はその要旨を越えない限り、これらに
限定されない。
【0019】
【実施例】
実施例1〜4、参考例1〜2、比較例1〜2 表1に示す燐酸エステル塩また燐酸エステルエチレンオ
キサイド付加物、多価アルコール及び必要に応じその他
の添加物、コロイダルシリカ及び高分子化合物を表1に
示す量を配合して、本発明の梳毛紡績油剤No.1〜4
及び比較例の梳毛紡績油剤No.5〜6を調製した。梳
毛紡績油剤No.1〜6の組成及び配合量を表1に示
す。得られた梳毛紡績油剤NO.1〜NO.6(実施例
1〜4、参考例1〜2)、高分子物質を配合した市販梳
毛紡績油剤及びコロイダルシリカを配合した市販梳毛紡
績油剤(比較例1、2)を用い、その25%エマルジョ
ン溶液を調整し、市販ウールトップに2.4%(油剤無
水物0.006g/ウールトップg)スプレー給油し
た。梳毛紡績油剤を給油処理したウールトップについ
て、以下に示すスライバー張力試験、精紡工程通過試
験、精紡糸評価試験を行い、その性能を評価した。性能
の評価結果を表2に、また各試験方法を以下に示す。
【0020】・スライバー張力測定試験。 上島製作所製ユニトロン万能試験機を用い、引っ張り速
度20cm/min、巾最高繊維長×1.1倍のニップ
巾でウールのスライバー張力測定試験を行い、ギリング
2工程目、ギリング5工程目およびフィニッシャー工程
のスライバー張力を測定した。 ・精紡工程通過試験。 石川製作所株式会社製PFS梳毛用精紡試験機を用い、
400錘で精紡し、精紡時の糸切数、トラベラー損傷
度、毛羽数、クラシマット数を測定した。尚、糸切率は
400錘×1時間当りに切れた糸の本数を表し、数値が
小さいほうが集束性、平滑性、精紡効率に優れているこ
とを示す。またトラベラー損傷度は精紡試験を3日間
(72時間)及び8日間(192時間)継続した時点
で、400ケのトラベラーを顕微鏡で観察し、○:傷の
あるトラベラーが1ケもない、△:浅い傷が各トラベラ
ーに認められる、×:400ケ全部のトラベラーに深い
傷が認められる、の基準で評価した。毛羽数及びクラシ
マット数は精紡糸をツェルベガーウースター株式会社製
クラシマット試験機で測定し、毛羽数は精紡糸10万メ
ートル当りに生じた毛羽の個数、クラシマット数はスラ
ブの数を表し、各々その数値の小さいものが糸の均質性
に優れていることを示す。 ・精紡糸の評価 株式会社興亜商会製引っ張り試験機Y型を用いて、精紡
糸の引っ張り試験を行い精紡糸の強力を測定した。強力
は集束性の強度を表し、その数値の大きいものが撚糸工
程、編立工程、製織工程通過性に優れていることを示
す。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明は特定の燐酸
エステル塩または燐酸エステルエチレンオキサイド付加
物と多価アルコールとを併用する梳毛紡績油剤であり、
獣毛の梳毛紡績に用いて、紡績の初期工程では主に平滑
性が、さらに工程が進むに従って集束性が現れて、梳毛
紡績の各工程に必要とされる性能が発揮されるので、従
来知られている梳毛紡績油剤と比較して、平滑性及び集
束性の付与効果が何れも大きく、また染色性に悪影響を
与えることがなく、さらに梳毛紡績機械の損耗が無く、
長時間連続して稼働することができることから生産性に
優れ、経済的な梳毛紡績油剤が得られると言う効果を発
揮する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A.下記一般式で示されるポリアルキレ
    ングリコール誘導体 R−(OR’)n−OH (式中のRは炭素数4〜22のアルキル基、アルケニル
    基、アルキルフェニル基またはアシル基、R’はエチレ
    ン基またはプロピレン基、nは1〜50の整数を示す)
    の燐酸エステル塩または燐酸エステルエチレンオキサイ
    ド付加物、B.エチレングリコール、ポリエチレングリ
    コール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリンか
    ら選ばれた少なくとも一種の多価アルコールとを、重量
    比にてA:B=1:0.1〜1.5で含有することを特
    徴とする梳毛紡績油剤。
JP33128091A 1991-11-20 1991-11-20 梳毛紡績油剤 Pending JPH05140871A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104947428A (zh) * 2015-07-13 2015-09-30 湖州新创丝织品有限公司 一种新型水性毛纺油剂

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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