JPH05140609A - 段付品汎用成型プレス - Google Patents
段付品汎用成型プレスInfo
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- JPH05140609A JPH05140609A JP3102225A JP10222591A JPH05140609A JP H05140609 A JPH05140609 A JP H05140609A JP 3102225 A JP3102225 A JP 3102225A JP 10222591 A JP10222591 A JP 10222591A JP H05140609 A JPH05140609 A JP H05140609A
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- kinematic
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B11/00—Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
- B30B11/02—Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a ram exerting pressure on the material in a moulding space
Abstract
(57)【要約】
【目的】 短小、軽量で生産コストおよび関連設備コス
トが小さく、かつダイセットの製作、取扱、組付、交換
業務等の操業コストも小さい汎用の段付品成型プレスを
提供する。 【構成】同心筒状でたがいに嵌合する複数のキネをそな
え、ウス内の粉体をこれらのキネにより圧縮して段付品
を成型する成型プレスにおいて、対応するキネの基部を
固定する入れ子式の複数のキネアダプターと、同一平面
に位置し、対応するキネアダプターの基端を受ける筒端
面をもつ共通基台と、それぞれ方形で、流体圧シリンダ
ーの張力を受けてキネアダプターに当接可能な複数の入
れ子式可動枠とを有する。
トが小さく、かつダイセットの製作、取扱、組付、交換
業務等の操業コストも小さい汎用の段付品成型プレスを
提供する。 【構成】同心筒状でたがいに嵌合する複数のキネをそな
え、ウス内の粉体をこれらのキネにより圧縮して段付品
を成型する成型プレスにおいて、対応するキネの基部を
固定する入れ子式の複数のキネアダプターと、同一平面
に位置し、対応するキネアダプターの基端を受ける筒端
面をもつ共通基台と、それぞれ方形で、流体圧シリンダ
ーの張力を受けてキネアダプターに当接可能な複数の入
れ子式可動枠とを有する。
Description
【発明の目的】この発明は、たとえば図２に示すように
主面に凹凸の多い種々の段付品を粉体により成型するた
めの汎用の粉体プレスの生産コストの低下をはかり、あ
わせて設備および操業に関する経済性を向上する手段を
提供することがその目的である。粉末冶金法により歯
車、プーリーその他各種の機械部品を生産する場合にお
いて、焼結素材である前記のような種々の段付品の成型
が必要である。そして、このような各種の段付品の生産
には従来もっぱら図８に示すような要部をもつ成型プレ
スが使用されている。すなわち、、図８によれば、複数
のキネＴ１，Ｔ２，Ｔ３はコアロッドＣＲに同心の筒状
で、それぞれ隣り合うコアロッドＣＲまたは他のキネに
摺動可能に嵌合し固定したウスＵに充填した粉体をこれ
らのキネおよびこれらに対向して駆動される対向キネに
より圧縮して段付品を成型するようになっている。ただ
し、周知でもあり、図の複雑化を避けるため、前記した
対向キネおよび関連機構は図示が省略されている。ま
た、前記した各キネはＴ１，Ｔ２，Ｔ３各別の流体圧シ
リンダーによりそれぞれ駆動されるのであるが、このよ
うな流体圧シリンダーは図示が省略されている。従来の
前記した段付品汎用成型プレスは、図からわかるよう
に、ガイドポールＧに固定されているウス台ＴＵにウス
Ｕが取付けられ、前記した複数のキネＴ１，Ｔ２，Ｔ３
に対応するキネ台ＴＳ１，ＴＳ２，ＴＳ３がそれぞれウ
ス台ＴＵ、他のキネ台またはコアロッド台Ｔ４とは上下
関係の距離を保って配置され、各キネ台およびコアロッ
ド台Ｔ４はそれぞれ別個の流体圧シリンダーにより駆動
されるようになっている。なお、このような成型プレス
において、ウスＵに充填した粉体をキネＴ１，Ｔ２，Ｔ
３により圧縮成型する場合、図示外の前記した対向キネ
が当然必要である。一定形状の段付品を生産する専用機
の場合なら装置の長さに考慮を払う必要がないが、上下
両主面が種々の形状である段付品の生産を目的とする汎
用機において前記対向キネは当然に複数であり、そのた
め前記した従来の成型プレスにおいては複数である前記
対向キネおよびそれらの関連機構は、図８におけるウス
台ＴＵを中心とし、図示の機構を上下転倒した構造を有
している。さて、段付品の汎用成型プレスにおいては、
予定成型品の主面の形状により、複数の各キネに対する
荷重が通常各自異なるのであるが、前記した汎用機の設
計においては、各キネ台の耐用荷重をすべてそのプレス
において使用可能な最大値に設定しなければならない。
一方、各キネおよびコアロッドＣＲは各個別々にウスＵ
への粉体の充填、粉体の仮圧縮および本圧縮、成型物の
排出の動作に関係するので、それらの個々の所要ストロ
ーク量はウスＵの深さに若干の余裕を加えた長さである
ことが必要である。のみならず、各キネおよびコアロッ
ドのストロークの際において、上下に隣り合うウス台キ
ネ台間、キネ台相互間、キネ台コアロッド台間に、キネ
やコアロッドの基部や取付ボルトが上方のウス台やキネ
台に衝突しないだけの空間が保たれていることが必要で
ある。また、前記したように、各キネ台はいずれも前記
したキネの最大荷重に見合う厚みをもって設計されるの
で、それらの厚みが累加され、装置の全長は著しく長大
となると同時に大重量となり、たとえばウスＵの充填深
さが１５０ｍｍ、各キネの荷重定格値が４００ｔ／ｃｍ
２である場合、プレスの全長は１０〜１３ｍ、キネを含
めた総重量は３０〜６０ｔに達するのが通例である。従
って、強大な基礎工事や建屋を含めた設備コストは当然
膨大である。さらにまた、キネが長大であることが避け
られないので、成型対象の変更等に伴うダイセット（キ
ネの組）の交換業務が複雑であるとともに多大の労力を
要し、しかも熟練者でないと正しく組付けることが困難
である。段付品の成型業務において、成型対象の変更は
頻々として発生し、その都度ダイセッ卜の交換が必要で
あるが、その前提として原則的に新たなダイセットの設
計製作が必要である。そしてその際長大かつ精密なダイ
セットの生産コストが大きいのは当然である。段付品生
産用の汎用プレスは従来上記した多くの欠点を有するの
で、この発明はこれらの諸欠点を解消し、小型、軽量で
あって、生産および設備コストが小さく、かつ操業の際
取扱に便利、従って経済性の高いものを提供しようとす
るものである。
主面に凹凸の多い種々の段付品を粉体により成型するた
めの汎用の粉体プレスの生産コストの低下をはかり、あ
わせて設備および操業に関する経済性を向上する手段を
提供することがその目的である。粉末冶金法により歯
車、プーリーその他各種の機械部品を生産する場合にお
いて、焼結素材である前記のような種々の段付品の成型
が必要である。そして、このような各種の段付品の生産
には従来もっぱら図８に示すような要部をもつ成型プレ
スが使用されている。すなわち、、図８によれば、複数
のキネＴ１，Ｔ２，Ｔ３はコアロッドＣＲに同心の筒状
で、それぞれ隣り合うコアロッドＣＲまたは他のキネに
摺動可能に嵌合し固定したウスＵに充填した粉体をこれ
らのキネおよびこれらに対向して駆動される対向キネに
より圧縮して段付品を成型するようになっている。ただ
し、周知でもあり、図の複雑化を避けるため、前記した
対向キネおよび関連機構は図示が省略されている。ま
た、前記した各キネはＴ１，Ｔ２，Ｔ３各別の流体圧シ
リンダーによりそれぞれ駆動されるのであるが、このよ
うな流体圧シリンダーは図示が省略されている。従来の
前記した段付品汎用成型プレスは、図からわかるよう
に、ガイドポールＧに固定されているウス台ＴＵにウス
Ｕが取付けられ、前記した複数のキネＴ１，Ｔ２，Ｔ３
に対応するキネ台ＴＳ１，ＴＳ２，ＴＳ３がそれぞれウ
ス台ＴＵ、他のキネ台またはコアロッド台Ｔ４とは上下
関係の距離を保って配置され、各キネ台およびコアロッ
ド台Ｔ４はそれぞれ別個の流体圧シリンダーにより駆動
されるようになっている。なお、このような成型プレス
において、ウスＵに充填した粉体をキネＴ１，Ｔ２，Ｔ
３により圧縮成型する場合、図示外の前記した対向キネ
が当然必要である。一定形状の段付品を生産する専用機
の場合なら装置の長さに考慮を払う必要がないが、上下
両主面が種々の形状である段付品の生産を目的とする汎
用機において前記対向キネは当然に複数であり、そのた
め前記した従来の成型プレスにおいては複数である前記
対向キネおよびそれらの関連機構は、図８におけるウス
台ＴＵを中心とし、図示の機構を上下転倒した構造を有
している。さて、段付品の汎用成型プレスにおいては、
予定成型品の主面の形状により、複数の各キネに対する
荷重が通常各自異なるのであるが、前記した汎用機の設
計においては、各キネ台の耐用荷重をすべてそのプレス
において使用可能な最大値に設定しなければならない。
一方、各キネおよびコアロッドＣＲは各個別々にウスＵ
への粉体の充填、粉体の仮圧縮および本圧縮、成型物の
排出の動作に関係するので、それらの個々の所要ストロ
ーク量はウスＵの深さに若干の余裕を加えた長さである
ことが必要である。のみならず、各キネおよびコアロッ
ドのストロークの際において、上下に隣り合うウス台キ
ネ台間、キネ台相互間、キネ台コアロッド台間に、キネ
やコアロッドの基部や取付ボルトが上方のウス台やキネ
台に衝突しないだけの空間が保たれていることが必要で
ある。また、前記したように、各キネ台はいずれも前記
したキネの最大荷重に見合う厚みをもって設計されるの
で、それらの厚みが累加され、装置の全長は著しく長大
となると同時に大重量となり、たとえばウスＵの充填深
さが１５０ｍｍ、各キネの荷重定格値が４００ｔ／ｃｍ
２である場合、プレスの全長は１０〜１３ｍ、キネを含
めた総重量は３０〜６０ｔに達するのが通例である。従
って、強大な基礎工事や建屋を含めた設備コストは当然
膨大である。さらにまた、キネが長大であることが避け
られないので、成型対象の変更等に伴うダイセット（キ
ネの組）の交換業務が複雑であるとともに多大の労力を
要し、しかも熟練者でないと正しく組付けることが困難
である。段付品の成型業務において、成型対象の変更は
頻々として発生し、その都度ダイセッ卜の交換が必要で
あるが、その前提として原則的に新たなダイセットの設
計製作が必要である。そしてその際長大かつ精密なダイ
セットの生産コストが大きいのは当然である。段付品生
産用の汎用プレスは従来上記した多くの欠点を有するの
で、この発明はこれらの諸欠点を解消し、小型、軽量で
あって、生産および設備コストが小さく、かつ操業の際
取扱に便利、従って経済性の高いものを提供しようとす
るものである。
【発明の構成】以下、図１、図３ないし図７に示した一
実施例を参照し、この発明を説明する。すなわち、この
発明にかかる段付品汎用成型プレスは複数のキネをそな
えている。図示の実施例によれば特に図１を参照し、Ｔ
１，Ｔ２，Ｔ３はそれぞれキネであるが、この発明にお
いてキネの数には特に制限がない。各キネはコアロッド
ＣＲと同心の筒状で、各別の流体圧シリンダー（図３、
図４参照）Ｐ１，Ｐ２，Ｐ３により駆動されるものであ
る。これらのキネはこれに隣り合うコアロッドＣＲまた
は他のキネに対し密に摺動可能に嵌合しており、固定し
たウスＵに充填した粉体をこれらのキネにより圧縮し、
たとえば図２に示すような段付品を成型する成型プレス
であり、上記した記載事項の範囲においては図８に示し
た従来の段付品汎用成型プレスと同様である。なお図３
においてウス台ＴＵが４本のガイドポールＧに固定され
ており、図２の形状をもつ段付品成型用のウスＵはウス
台ＴＵにボルト留めされている。この発明によれば、Ｈ
１，Ｈ２，Ｈ３は入れ子式に形成したキネアダプター
で、前記した複数のキネのうちの対応するキネＴ１，Ｔ
２，Ｔ３の基部がそれぞれこれらキネアダプターＨ１，
Ｈ２，Ｈ３に固定されるものである。キネＴ１，Ｔ２，
Ｔ３はその基部が対応するキネホルダーに対し通常ボル
ト留めされるが、このような固定手段は図示において省
略されている。この発明によれば、Ｂは共通基台で、同
心複数の筒壁Ｂ１，Ｂ２，Ｂ３をそなえている。これら
の筒壁の筒端面ＢＳ１，ＢＳ２，ＢＳ３は同一平面に位
置し、それぞれ対応するキネアダプターＨ１，Ｈ２，Ｈ
３の基端を受けるものである。つぎにこの発明におい
て、Ｆ１，Ｆ２，Ｆ３は入れ子式に形成した可動枠で、
それぞれ対応する流体圧シリンダーＰ１，Ｐ２，Ｐ３の
張力を受けて対応するキネアダプターＨ１，Ｈ２，Ｈ３
の基端に当接可能な枠辺ＦＳ１，ＦＳ２，ＦＳ３を有し
ている。そして、これらの枠辺のうち、最大径のキネア
ダプターＨ１の内側に位する枠辺であるＦＳ２，ＦＳ３
はこれに対応して共通基台Ｂの筒壁に穿たれている案内
溝ＢＧに収容されている。さらにこの発明において、キ
ネアダプターＨ１，Ｈ２の筒壁には、それぞれその内側
に隣り合うキネアダプターに対応する可動枠の枠辺Ｆ
２，Ｆ３を収容する案内溝ＨＧ１，ＨＧ２が穿たれてい
る。なお、図示の例においてコアロッドＣＲは共通基台
Ｂの中心に穿った案内溝ＢＧに収容されている可動板Ｃ
を介し、流体圧シリンダーＰ４により駆動されるように
なっている。また、図１，図３，図４は各キネアダプタ
ーＨ１，Ｈ２，Ｈ３が共通基台Ｂにおいて筒壁Ｂ１，Ｂ
２，Ｂ３の同一平面に位置する筒端面ＢＳ１，ＢＳ２，
ＢＳ３に着座している状態で描かれ、各キネＴ１，Ｔ
２，Ｔ３の筒端面が、特に図３からわかるように、ウス
台ＴＵに固定されているウスＵの開放した底面を形成し
ている一方、可動枠Ｆ１，Ｆ２，Ｆ３がそれぞれ対応す
る流体圧シリンダーＰ１，Ｐ２，Ｐ３の張力を受け、そ
の枠辺ＦＳ１，ＦＳ２，ＦＳ３（図４参照）がそれぞれ
キネアダプターＨ１，Ｈ２，Ｈ３の基端面に当接してい
る状態において描かれている。さらになお、前記したよ
うに、図３は図２に示すような段付品を成型する場合に
おいて、ウスＵの下方の機構の要部を示しており、成型
プレス全体としては、図３と同様なプレス機構が図示と
は上下転倒した形態においてウスＵの上方に設けられて
いることを了承されたい。すなわち、この発明は前記の
ようにしてなるので、図３に示すように、コアロッドＣ
Ｒの頂部をウスＵに挿入するとともに、各キネアダプタ
ーＨ１，Ｈ２，Ｈ３が共通基台の筒端面ＢＳ１，ＢＳ
２，ＢＳ３に着座し、かつ各キネの筒端面ＴＳ１，ＴＳ
２，ＴＳ３がウスＵの底面を形成する状態において所要
の粉体をウスＵに充填し、図示外の前記上部機構におけ
る各キネの端面を充填粉体層の頂面に係合させる。各キ
ネアダプターの基端が共通基台の筒端面ＢＳ１，ＢＳ
２，ＢＳ３に着座している状態において各キネの筒端面
ＴＳ１，ＴＳ２，ＴＳ３（図１参照）がウスＵの底面を
形成できるように、各キネおよびこれに対応するキネア
ダプターの高さをあらかじめ設計しておくのはいうまで
もない。つぎに、所要の前記可動枠をこれに対応する前
記流体圧シリンダーにより駆動することにより、前記キ
ネアダプターを介して所要の前記キネを駆動し、ウスＵ
内の粉体を仮圧縮することにより、各キネに対応する位
置にある粉体層の縦割り部分が他のキネに対応する位置
にある粉体層の縦割り部分と相互干渉して移動するのを
予防しておく。ついで、所要の前記可動枠をさらに駆動
することにより本圧縮を行う。この本圧縮における各キ
ネへの荷重およびキネのストローク量は予定する段付品
の面の形状により異なることはいうまでもない。また、
流体圧シリンダーの駆動によりキネがストロークする場
合、あるキネアダプターの内側において隣り合うキネア
ダプターに対応する可動枠の枠辺ＦＳ２，ＦＳ３は外隣
りのキネアダプターＨ１，Ｈ２の筒壁に穿たれている案
内溝ＨＧ１，ＨＧ２に収容され、これらのキネアダプタ
ーによるストロークの妨害を受けない。かくして、前記
本圧縮は各キネにつき設定された荷重の上限値に達した
とき荷重が開放されると同時に各キネが下降し、各キネ
アダプターが共通基台の筒端面に着座することにより成
型を終了し、ついで必要なキネを再びストロークするこ
とにより、成型品をウスＵから排出させる。さて、前記
したように、図８に示したような従来の段付品汎用成型
プレスにおいては、各キネがそれぞれ異なる水準位置に
おいて各別のキネ台により支承されるようになっている
ため、ダイセットの全長は、ウスＵの充填深さにそれぞ
れ対応する個々のキネＴ１，Ｔ２，Ｔ３のストローク量
およびコアロッドＣＲのストローク量の総和のみなら
ず、それぞれが最大定格値の荷重をたがいに異なった水
準位置において支えるキネ台ＴＳ１，ＴＳ２，ＴＳ３の
大きい厚みが累加された長大なものとなり、これに伴い
装置が大重量化するのであるが、この発明によれば前記
したように、キネアダプターＨ１，Ｈ２，Ｈ３は同一水
準位置である共通基台Ｂの筒端面ＢＳ１，ＢＳ２，ＢＳ
３を基端として同心に入れ子式に構成され、一方、前記
従来のプレスにおけるキネ台Ｔ１，Ｔ２，Ｔ３に対応す
る可動枠Ｈ１，Ｈ２，Ｈ３もまた同一水準位置において
入れ子式に構成されたものであるから、キネＴ１，Ｔ
２，Ｔ３からなるダイセットの全長はきわめて短く、キ
ネアダプターＨ１，Ｈ２，Ｈ３をダイセットのうちに含
めてもその全長は従来の段付品汎用成型プレスと較べて
著しく短小であり、また、共通基台Ｂも含めたプレスの
全長も格別に短い。すなわち、ウスＵの充填深さを１５
０ｍｍ、各キネの定格最大荷重を４００ｔ／ｃｍ２とし
た場合、図示されていない上部機構も含む全長は約３．
５ｍであり、前記従来のプレスの場合の約３分の１であ
る。そして、プレス全体の短小化に伴いその総重量は約
１５ｔで、従来のプレスの１／２ないし１／４である。
実施例を参照し、この発明を説明する。すなわち、この
発明にかかる段付品汎用成型プレスは複数のキネをそな
えている。図示の実施例によれば特に図１を参照し、Ｔ
１，Ｔ２，Ｔ３はそれぞれキネであるが、この発明にお
いてキネの数には特に制限がない。各キネはコアロッド
ＣＲと同心の筒状で、各別の流体圧シリンダー（図３、
図４参照）Ｐ１，Ｐ２，Ｐ３により駆動されるものであ
る。これらのキネはこれに隣り合うコアロッドＣＲまた
は他のキネに対し密に摺動可能に嵌合しており、固定し
たウスＵに充填した粉体をこれらのキネにより圧縮し、
たとえば図２に示すような段付品を成型する成型プレス
であり、上記した記載事項の範囲においては図８に示し
た従来の段付品汎用成型プレスと同様である。なお図３
においてウス台ＴＵが４本のガイドポールＧに固定され
ており、図２の形状をもつ段付品成型用のウスＵはウス
台ＴＵにボルト留めされている。この発明によれば、Ｈ
１，Ｈ２，Ｈ３は入れ子式に形成したキネアダプター
で、前記した複数のキネのうちの対応するキネＴ１，Ｔ
２，Ｔ３の基部がそれぞれこれらキネアダプターＨ１，
Ｈ２，Ｈ３に固定されるものである。キネＴ１，Ｔ２，
Ｔ３はその基部が対応するキネホルダーに対し通常ボル
ト留めされるが、このような固定手段は図示において省
略されている。この発明によれば、Ｂは共通基台で、同
心複数の筒壁Ｂ１，Ｂ２，Ｂ３をそなえている。これら
の筒壁の筒端面ＢＳ１，ＢＳ２，ＢＳ３は同一平面に位
置し、それぞれ対応するキネアダプターＨ１，Ｈ２，Ｈ
３の基端を受けるものである。つぎにこの発明におい
て、Ｆ１，Ｆ２，Ｆ３は入れ子式に形成した可動枠で、
それぞれ対応する流体圧シリンダーＰ１，Ｐ２，Ｐ３の
張力を受けて対応するキネアダプターＨ１，Ｈ２，Ｈ３
の基端に当接可能な枠辺ＦＳ１，ＦＳ２，ＦＳ３を有し
ている。そして、これらの枠辺のうち、最大径のキネア
ダプターＨ１の内側に位する枠辺であるＦＳ２，ＦＳ３
はこれに対応して共通基台Ｂの筒壁に穿たれている案内
溝ＢＧに収容されている。さらにこの発明において、キ
ネアダプターＨ１，Ｈ２の筒壁には、それぞれその内側
に隣り合うキネアダプターに対応する可動枠の枠辺Ｆ
２，Ｆ３を収容する案内溝ＨＧ１，ＨＧ２が穿たれてい
る。なお、図示の例においてコアロッドＣＲは共通基台
Ｂの中心に穿った案内溝ＢＧに収容されている可動板Ｃ
を介し、流体圧シリンダーＰ４により駆動されるように
なっている。また、図１，図３，図４は各キネアダプタ
ーＨ１，Ｈ２，Ｈ３が共通基台Ｂにおいて筒壁Ｂ１，Ｂ
２，Ｂ３の同一平面に位置する筒端面ＢＳ１，ＢＳ２，
ＢＳ３に着座している状態で描かれ、各キネＴ１，Ｔ
２，Ｔ３の筒端面が、特に図３からわかるように、ウス
台ＴＵに固定されているウスＵの開放した底面を形成し
ている一方、可動枠Ｆ１，Ｆ２，Ｆ３がそれぞれ対応す
る流体圧シリンダーＰ１，Ｐ２，Ｐ３の張力を受け、そ
の枠辺ＦＳ１，ＦＳ２，ＦＳ３（図４参照）がそれぞれ
キネアダプターＨ１，Ｈ２，Ｈ３の基端面に当接してい
る状態において描かれている。さらになお、前記したよ
うに、図３は図２に示すような段付品を成型する場合に
おいて、ウスＵの下方の機構の要部を示しており、成型
プレス全体としては、図３と同様なプレス機構が図示と
は上下転倒した形態においてウスＵの上方に設けられて
いることを了承されたい。すなわち、この発明は前記の
ようにしてなるので、図３に示すように、コアロッドＣ
Ｒの頂部をウスＵに挿入するとともに、各キネアダプタ
ーＨ１，Ｈ２，Ｈ３が共通基台の筒端面ＢＳ１，ＢＳ
２，ＢＳ３に着座し、かつ各キネの筒端面ＴＳ１，ＴＳ
２，ＴＳ３がウスＵの底面を形成する状態において所要
の粉体をウスＵに充填し、図示外の前記上部機構におけ
る各キネの端面を充填粉体層の頂面に係合させる。各キ
ネアダプターの基端が共通基台の筒端面ＢＳ１，ＢＳ
２，ＢＳ３に着座している状態において各キネの筒端面
ＴＳ１，ＴＳ２，ＴＳ３（図１参照）がウスＵの底面を
形成できるように、各キネおよびこれに対応するキネア
ダプターの高さをあらかじめ設計しておくのはいうまで
もない。つぎに、所要の前記可動枠をこれに対応する前
記流体圧シリンダーにより駆動することにより、前記キ
ネアダプターを介して所要の前記キネを駆動し、ウスＵ
内の粉体を仮圧縮することにより、各キネに対応する位
置にある粉体層の縦割り部分が他のキネに対応する位置
にある粉体層の縦割り部分と相互干渉して移動するのを
予防しておく。ついで、所要の前記可動枠をさらに駆動
することにより本圧縮を行う。この本圧縮における各キ
ネへの荷重およびキネのストローク量は予定する段付品
の面の形状により異なることはいうまでもない。また、
流体圧シリンダーの駆動によりキネがストロークする場
合、あるキネアダプターの内側において隣り合うキネア
ダプターに対応する可動枠の枠辺ＦＳ２，ＦＳ３は外隣
りのキネアダプターＨ１，Ｈ２の筒壁に穿たれている案
内溝ＨＧ１，ＨＧ２に収容され、これらのキネアダプタ
ーによるストロークの妨害を受けない。かくして、前記
本圧縮は各キネにつき設定された荷重の上限値に達した
とき荷重が開放されると同時に各キネが下降し、各キネ
アダプターが共通基台の筒端面に着座することにより成
型を終了し、ついで必要なキネを再びストロークするこ
とにより、成型品をウスＵから排出させる。さて、前記
したように、図８に示したような従来の段付品汎用成型
プレスにおいては、各キネがそれぞれ異なる水準位置に
おいて各別のキネ台により支承されるようになっている
ため、ダイセットの全長は、ウスＵの充填深さにそれぞ
れ対応する個々のキネＴ１，Ｔ２，Ｔ３のストローク量
およびコアロッドＣＲのストローク量の総和のみなら
ず、それぞれが最大定格値の荷重をたがいに異なった水
準位置において支えるキネ台ＴＳ１，ＴＳ２，ＴＳ３の
大きい厚みが累加された長大なものとなり、これに伴い
装置が大重量化するのであるが、この発明によれば前記
したように、キネアダプターＨ１，Ｈ２，Ｈ３は同一水
準位置である共通基台Ｂの筒端面ＢＳ１，ＢＳ２，ＢＳ
３を基端として同心に入れ子式に構成され、一方、前記
従来のプレスにおけるキネ台Ｔ１，Ｔ２，Ｔ３に対応す
る可動枠Ｈ１，Ｈ２，Ｈ３もまた同一水準位置において
入れ子式に構成されたものであるから、キネＴ１，Ｔ
２，Ｔ３からなるダイセットの全長はきわめて短く、キ
ネアダプターＨ１，Ｈ２，Ｈ３をダイセットのうちに含
めてもその全長は従来の段付品汎用成型プレスと較べて
著しく短小であり、また、共通基台Ｂも含めたプレスの
全長も格別に短い。すなわち、ウスＵの充填深さを１５
０ｍｍ、各キネの定格最大荷重を４００ｔ／ｃｍ２とし
た場合、図示されていない上部機構も含む全長は約３．
５ｍであり、前記従来のプレスの場合の約３分の１であ
る。そして、プレス全体の短小化に伴いその総重量は約
１５ｔで、従来のプレスの１／２ないし１／４である。
【発明の効果】すなわちこの発明によれば、従来のもの
と較べてはるかに全長が短く、総重量の小さい段付品汎
用成型プレスが提供できるので、低い建屋に収容できる
ほか、装置の基礎などの設備コストも小さく、各キネ自
体が短小であるため、ダイセット設計製作コストが小さ
く、その管理取扱いが至便である。のみならず、ダイセ
ットを組み立てる際同一の水準位置に載置したキネアダ
プター上に組付けることができるので、従来のようにた
がいに異なる水準において仮留めしたキネ台に個々のキ
ネを組付けるのと比較してはるかに簡単であり、したが
ってダイセットの交換業務も著しく簡素化され、熟練を
要しない。かくして、この発明によれば段付品成型にお
ける設備および操業コストの低減が格別に顕著であり、
その経済性向上に寄与するところが多大である。
と較べてはるかに全長が短く、総重量の小さい段付品汎
用成型プレスが提供できるので、低い建屋に収容できる
ほか、装置の基礎などの設備コストも小さく、各キネ自
体が短小であるため、ダイセット設計製作コストが小さ
く、その管理取扱いが至便である。のみならず、ダイセ
ットを組み立てる際同一の水準位置に載置したキネアダ
プター上に組付けることができるので、従来のようにた
がいに異なる水準において仮留めしたキネ台に個々のキ
ネを組付けるのと比較してはるかに簡単であり、したが
ってダイセットの交換業務も著しく簡素化され、熟練を
要しない。かくして、この発明によれば段付品成型にお
ける設備および操業コストの低減が格別に顕著であり、
その経済性向上に寄与するところが多大である。
【図１】 この発明にかかる段付品汎用成型プレスの一
実施例においてウスの下方機構の要部縦断正面図。
実施例においてウスの下方機構の要部縦断正面図。
【図２】 段付品の一例の縦断面図。
【図３】 前記実施例の要部の要部縦断正面図。
【図４】
【図３】のＸＹ横断面端面図。
【図５】 キネアダプターＨ１の要部縦断正面図。
【図６】 キネアダプターＨ２の要部縦断正面図。
【図７】 キネアダプターＨ３の要部縦断正面図。
【図８】 従来の段付品汎用成型プレスの例の機構にお
いてウスの下方機構の要部縦断正面図。
いてウスの下方機構の要部縦断正面図。
Ｔ１，Ｔ２，Ｔ３はキネ、Ｈ１，Ｈ２，Ｈ３はキネアダ
プター、Ｆ１，Ｆ２，Ｆ３は可動枠、Ｃは可動板、ＦＳ
１，ＦＳ２，ＦＳ３は枠辺、Ｐ１，Ｐ２，Ｐ３，Ｐ４は
流体圧シリンダー、ＣＲはコアロッド、Ｂは共通基台、
Ｂ１，Ｂ２，Ｂ３は筒壁、ＢＧ，ＨＧ１，ＨＧ２は案内
溝、Ｕはウス、ＴＵはウス台、Ｇはガイドポール、ＴＳ
１，ＴＳ２，ＴＳ３はキネ台、ＣＲＳはコアロッド台で
ある。
プター、Ｆ１，Ｆ２，Ｆ３は可動枠、Ｃは可動板、ＦＳ
１，ＦＳ２，ＦＳ３は枠辺、Ｐ１，Ｐ２，Ｐ３，Ｐ４は
流体圧シリンダー、ＣＲはコアロッド、Ｂは共通基台、
Ｂ１，Ｂ２，Ｂ３は筒壁、ＢＧ，ＨＧ１，ＨＧ２は案内
溝、Ｕはウス、ＴＵはウス台、Ｇはガイドポール、ＴＳ
１，ＴＳ２，ＴＳ３はキネ台、ＣＲＳはコアロッド台で
ある。
Claims (1)
- 【請求項１】コアロッドと同心の筒状であり、各別の流
体圧シリンダーにより駆動される複数のキネをそなえ、
前記各キネはこれに隣り合う前記コアロッドまたは他の
キネに密に摺動可能に嵌合し、固定したウスに充填した
粉体をこれらのキネにより圧縮して段付品を成型する成
型プレスにおいて、 前記複数のキネのうちのそれぞれ対応するキネの基部が
固定される複数の入れ子式キネアダプターと、 同一平面に位置しており、それぞれ対応する前記キネア
ダプターの基端を受ける筒端面をもつ同心複数の筒壁を
そなえ、かつそれらの筒壁に軸方向の案内溝を穿った共
通基台と、 それぞれ方形であり、それぞれ対応する前記流体圧シリ
ンダーの張力を受けて対応する前記キネアダプターの基
端に当接可能であり、かつ最大径の前記キネアダプター
の内側に位置するものは前記共通基台の案内溝に収容さ
れる枠辺をもつ複数の入れ子式可動枠とを有し、 各前記キネアダプターの筒壁にはその内側に隣り合うキ
ネアダプターに対応する前記可動枠の枠辺を収容する案
内溝を穿ってなる段付品汎用成型プレス。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3102225A JPH05140609A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 段付品汎用成型プレス |
| DE4203572A DE4203572A1 (de) | 1991-02-08 | 1992-02-07 | Formmaschine fuer verschieden abgestufte gegenstaende |
| US07/832,875 US5238375A (en) | 1991-02-08 | 1992-02-10 | Pressure molding machine for various stepped articles |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3102225A JPH05140609A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 段付品汎用成型プレス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05140609A true JPH05140609A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=14321718
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3102225A Pending JPH05140609A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 段付品汎用成型プレス |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5238375A (ja) |
| JP (1) | JPH05140609A (ja) |
| DE (1) | DE4203572A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4395828T1 (de) * | 1992-11-13 | 1995-06-01 | Toyoda Automatic Loom Works | Kompressor der Kolbenbauart |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE9203546U1 (ja) * | 1992-03-17 | 1993-07-22 | Komage - Gellner & Co. Maschinenfabrik Kg, 54427 Kell, De | |
| JP2980484B2 (ja) * | 1993-06-14 | 1999-11-22 | コータキ精機株式会社 | ダイセット式粉末成形プレス機 |
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| US6440357B1 (en) | 1996-05-09 | 2002-08-27 | Stackpole Limited | Compacted-powder opposed twin-helical gears and method |
| US6165400A (en) * | 1996-05-09 | 2000-12-26 | Stackpole Limited | Compacted-powder opposed twin-helical gears and method |
| IT1294943B1 (it) * | 1997-08-01 | 1999-04-23 | Sacmi | Metodo per formare piastrelle ceramiche di grandi dimensioni, e impianto per attuare il metodo. |
| GB2360825B (en) * | 2000-03-30 | 2004-11-17 | Formflo Ltd | Gear wheels roll formed from powder metal blanks |
| US7390183B2 (en) * | 2002-01-15 | 2008-06-24 | Netshape Technologies, Inc. | Tool rig for the compaction of particulate material |
| US20070269334A1 (en) * | 2006-01-17 | 2007-11-22 | Roger Lawcock | Multiple part compaction |
| DE102010051513A1 (de) * | 2010-11-16 | 2012-05-16 | Dorst Technologies Gmbh & Co. Kg | Keramikpulver- und/oder Metallpulver-Pressenwerkzeug, Keramikpulver- und/oder Metallpulver-Presse, modulares System mit einem solchen Pressenwerkzeug, Verfahren zum Zusammensetzen eines solchen Pressenwerkzeugs |
| DE102014003726A1 (de) * | 2014-03-18 | 2015-09-24 | Gkn Sinter Metals Engineering Gmbh | Presse zum Herstellen maßhaltiger Grünlinge und Verfahren zum Herstellen |
| DE102015201785A1 (de) * | 2015-02-02 | 2016-08-04 | Gkn Sinter Metals Engineering Gmbh | Pulverpresse mit kegeligem Unterstempel |
| DE102015201784A1 (de) * | 2015-02-02 | 2016-08-04 | Gkn Sinter Metals Engineering Gmbh | Gestaltoptimierte PM - Werkzeugkomponenten unter Verwendung von Verbindungstechnologie |
| DE102015201966A1 (de) * | 2015-02-04 | 2016-08-04 | Gkn Sinter Metals Engineering Gmbh | Pulverpresse mit kegeligem Unterbau |
| DE102017114456B4 (de) * | 2017-06-29 | 2019-08-08 | Gkn Sinter Metals Engineering Gmbh | Ebenenplatte eines Pressenwerkzeugs |
| DE102017114457B4 (de) * | 2017-06-29 | 2019-08-08 | Gkn Sinter Metals Engineering Gmbh | Ebenenplatte eines Pressenwerkzeugs |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2509783A (en) * | 1945-10-17 | 1950-05-30 | Hpm Dev Corp | Apparatus for molding |
| US2562876A (en) * | 1945-11-17 | 1951-08-07 | Hpm Dev Corp | Apparatus for molding flanged workpieces |
| US4153399A (en) * | 1977-09-08 | 1979-05-08 | Ptx-Pentronix, Inc. | Multiple punch tool set for powder compacting press |
| JPS6015099A (ja) * | 1983-07-05 | 1985-01-25 | Nissan Motor Co Ltd | 粉末成形用ダイセツト |
| DE3909757A1 (de) * | 1989-03-23 | 1990-09-27 | Dorst Masch & Anlagen | Presse mit einem in die presse einsetzbaren werkzeuggestell |
-
1991
- 1991-02-08 JP JP3102225A patent/JPH05140609A/ja active Pending
-
1992
- 1992-02-07 DE DE4203572A patent/DE4203572A1/de not_active Withdrawn
- 1992-02-10 US US07/832,875 patent/US5238375A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4395828T1 (de) * | 1992-11-13 | 1995-06-01 | Toyoda Automatic Loom Works | Kompressor der Kolbenbauart |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5238375A (en) | 1993-08-24 |
| DE4203572A1 (de) | 1992-11-19 |
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