JPH05140380A - 耐熱性樹脂組成物 - Google Patents
耐熱性樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH05140380A JPH05140380A JP3332947A JP33294791A JPH05140380A JP H05140380 A JPH05140380 A JP H05140380A JP 3332947 A JP3332947 A JP 3332947A JP 33294791 A JP33294791 A JP 33294791A JP H05140380 A JPH05140380 A JP H05140380A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- mol
- elastomer
- resin composition
- maleimide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐熱性、剛性および耐衝撃性等に優れた樹脂
組成物を提供する。 【構成】 N−アルキル置換マレイミド−オレフィン系
共重合体1〜99重量%、ポリエステル樹脂1〜99重
量%およびエラストマ−0〜40重量%からなることを
特徴とする耐熱性樹脂組成物。
組成物を提供する。 【構成】 N−アルキル置換マレイミド−オレフィン系
共重合体1〜99重量%、ポリエステル樹脂1〜99重
量%およびエラストマ−0〜40重量%からなることを
特徴とする耐熱性樹脂組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、N−アルキル置換マレ
イミド−オレフィン系共重合体およびポリエステル樹脂
からなる耐熱性、剛性および耐衝撃性に優れた樹脂組成
物に関するものである。
イミド−オレフィン系共重合体およびポリエステル樹脂
からなる耐熱性、剛性および耐衝撃性に優れた樹脂組成
物に関するものである。
【0002】
【従来技術】近年、ポリマ−アロイ化技術の進展による
各種高性能樹脂の開発が活発化してきている。これによ
り、これまで用いられなかったような用途のプラスチッ
ク化が急速に進展しつつある。
各種高性能樹脂の開発が活発化してきている。これによ
り、これまで用いられなかったような用途のプラスチッ
ク化が急速に進展しつつある。
【0003】特に自動車、電気電子等の分野では積極的
に検討されており、例えばこれまで鋼板が用いられてい
た自動車外板のプラスチック化が検討されている。この
材料としてポリカ−ボネ−トとABSのアロイが採用さ
れた実績があるが、耐熱不足のためオフライン塗装され
ており生産性、色調等の点で問題があった。
に検討されており、例えばこれまで鋼板が用いられてい
た自動車外板のプラスチック化が検討されている。この
材料としてポリカ−ボネ−トとABSのアロイが採用さ
れた実績があるが、耐熱不足のためオフライン塗装され
ており生産性、色調等の点で問題があった。
【0004】オンライン塗装可能な材料としてポリアミ
ドとポリフェニレンオキサイドとのアロイがGE社等よ
り開発されている。この材料は、ポリアミドと比較する
と耐熱、吸水性およびそれにともなう寸法変化、物性変
化等は改善されているものの、ポリアミドの欠点をひき
ずっており、十分な特性を有しているとはいい難く、さ
らに剛性が不足などの問題点がある。
ドとポリフェニレンオキサイドとのアロイがGE社等よ
り開発されている。この材料は、ポリアミドと比較する
と耐熱、吸水性およびそれにともなう寸法変化、物性変
化等は改善されているものの、ポリアミドの欠点をひき
ずっており、十分な特性を有しているとはいい難く、さ
らに剛性が不足などの問題点がある。
【0005】ポリブチレンテレフタレ−ト等のポリエス
テルは、吸水性が小さく良好な特性を有しており、ポリ
フェニレンオキサイド、ポリカ−ボネ−ト、エラストマ
−等種々の樹脂とのブレンドが検討されている。しかし
ながらこのようなブレンドにおいても耐熱性、剛性、耐
衝撃性等のバランスの点で充分満足できる状況に達して
いない。
テルは、吸水性が小さく良好な特性を有しており、ポリ
フェニレンオキサイド、ポリカ−ボネ−ト、エラストマ
−等種々の樹脂とのブレンドが検討されている。しかし
ながらこのようなブレンドにおいても耐熱性、剛性、耐
衝撃性等のバランスの点で充分満足できる状況に達して
いない。
【0006】一方マレイミド系共重合体は、高い耐熱性
を有するため種々の検討がなされている。例えば、メタ
クリル酸メチルにN−芳香族置換マレイミドを共重合す
る方法が特公昭43−9753号公報、特開昭61−1
41715号公報、特開昭61−171708号公報お
よび特開昭62−109811号公報に、スチレン系樹
脂にN−芳香族置換マレイミドを共重合する方法が特開
昭47−6891号公報、特開昭61−76512号公
報および特開昭61−276807号公報に開示されて
いる。しかし、これらの方法で得られる樹脂はN−芳香
族置換マレイミド含量が増すほど耐熱性は良好となる
が、非常に脆く、また加工性が悪い、着色する等の問題
がある。
を有するため種々の検討がなされている。例えば、メタ
クリル酸メチルにN−芳香族置換マレイミドを共重合す
る方法が特公昭43−9753号公報、特開昭61−1
41715号公報、特開昭61−171708号公報お
よび特開昭62−109811号公報に、スチレン系樹
脂にN−芳香族置換マレイミドを共重合する方法が特開
昭47−6891号公報、特開昭61−76512号公
報および特開昭61−276807号公報に開示されて
いる。しかし、これらの方法で得られる樹脂はN−芳香
族置換マレイミド含量が増すほど耐熱性は良好となる
が、非常に脆く、また加工性が悪い、着色する等の問題
がある。
【0007】N−アルキル置換マレイミド−オレフィン
系共重合体は優れた耐熱性、耐候性、高い剛性および実
用的な機械強度などの特性を有する興味深いポリマ−で
あるが、さらなる特性の改良が望まれている。
系共重合体は優れた耐熱性、耐候性、高い剛性および実
用的な機械強度などの特性を有する興味深いポリマ−で
あるが、さらなる特性の改良が望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、耐熱
性、剛性および耐衝撃性等に優れた樹脂組成物を提供す
ることにある。
性、剛性および耐衝撃性等に優れた樹脂組成物を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、この問題に
鑑み鋭意検討した結果、本発明のN−アルキル置換マレ
イミド−オレフィン系共重合体、ポリエステル系樹脂お
よびエラストマ−からなる樹脂組成物が上記目的を満た
すことを見出し、本発明を完成するに至った。
鑑み鋭意検討した結果、本発明のN−アルキル置換マレ
イミド−オレフィン系共重合体、ポリエステル系樹脂お
よびエラストマ−からなる樹脂組成物が上記目的を満た
すことを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】すなわち本発明は、a)下記に示す構成成
分(I)がポリマ−全体の30〜98モル%、構成成分
(II)がポリマ−全体の70〜2モル%であり、ポリ
スチレン換算の重量平均分子量が1×103以上5×1
06以下である樹脂1〜99重量%、b)ポリエステル
樹脂1〜99重量%およびc)エラストマ−0〜40重
量%からなることを特徴とする耐熱性樹脂組成物に関す
る。
分(I)がポリマ−全体の30〜98モル%、構成成分
(II)がポリマ−全体の70〜2モル%であり、ポリ
スチレン換算の重量平均分子量が1×103以上5×1
06以下である樹脂1〜99重量%、b)ポリエステル
樹脂1〜99重量%およびc)エラストマ−0〜40重
量%からなることを特徴とする耐熱性樹脂組成物に関す
る。
【0011】
【化3】 (ここで、R1は炭素数1〜18のアルキル基または炭
素数3から12のシクロアルキル基を示す)
素数3から12のシクロアルキル基を示す)
【0012】
【化4】 (ここで、R2、R3およびR4は水素または炭素数1
〜8のアルキル基を示す)本発明の樹脂組成物は優れた
耐熱性、剛性および耐衝撃性を合わせてもつものであ
る。以下本発明を詳細に説明する。
〜8のアルキル基を示す)本発明の樹脂組成物は優れた
耐熱性、剛性および耐衝撃性を合わせてもつものであ
る。以下本発明を詳細に説明する。
【0013】本発明の樹脂組成物を構成する樹脂a)
は、例えば構成成分(I)を与えるN−アルキル置換マ
レイミド類と構成成分(II)を与えるオレフィン類と
のラジカル共重合反応により得ることができる。
は、例えば構成成分(I)を与えるN−アルキル置換マ
レイミド類と構成成分(II)を与えるオレフィン類と
のラジカル共重合反応により得ることができる。
【0014】ここで、構成成分(I)を与えるN−アル
キル置換マレイミド類としては、N−メチルマレイミ
ド、N−エチルマレイミド、N−n−プロピルマレイミ
ド、N−i−プロピルマレイミド、N−n−ブチルマレ
イミド、N−i−ブチルマレイミド、N−s−ブチルマ
レイミド、N−t−ブチルマレイミド、N−n−ペンチ
ルマレイミド、N−n−ヘキシルマレイミド、N−n−
ヘプチルマレイミド、N−n−オクチルマレイミド、N
−ラウリルマレイミド、N−ステアリルマレイミド、N
−シクロプロピルマレイミド、N−シクロブチルマレイ
ミド、N−シクロヘキシルマレイミド等が具体例として
挙げられ、特にN−メチルマレイミド、N−エチルマレ
イミド、N−イソプロピルマレイミドあるいはN−シク
ロヘキシルマレイミドが好ましい。さらに、これらは1
種または2種以上組み合わせて用いることができる。
キル置換マレイミド類としては、N−メチルマレイミ
ド、N−エチルマレイミド、N−n−プロピルマレイミ
ド、N−i−プロピルマレイミド、N−n−ブチルマレ
イミド、N−i−ブチルマレイミド、N−s−ブチルマ
レイミド、N−t−ブチルマレイミド、N−n−ペンチ
ルマレイミド、N−n−ヘキシルマレイミド、N−n−
ヘプチルマレイミド、N−n−オクチルマレイミド、N
−ラウリルマレイミド、N−ステアリルマレイミド、N
−シクロプロピルマレイミド、N−シクロブチルマレイ
ミド、N−シクロヘキシルマレイミド等が具体例として
挙げられ、特にN−メチルマレイミド、N−エチルマレ
イミド、N−イソプロピルマレイミドあるいはN−シク
ロヘキシルマレイミドが好ましい。さらに、これらは1
種または2種以上組み合わせて用いることができる。
【0015】また、構成成分(II)を与えるオレフィ
ン類としては、エチレン、イソブテン、2−メチル−1
−ブテン、2−メチル−1−ペンテン、2−メチル−1
−ヘキセン、1−メチル−1−ヘプテン、1−イソオク
テン、2−メチル−1−オクテン、2−エチル−1−ペ
ンテン、2−メチル−2−ブテン、2−メチル−2−ペ
ンテン、2−メチル−2−ヘキセン等のオレフィン類が
挙げられ、耐熱性および機械強度の点からイソブテンを
用いることが好ましい。さらにこれらは1種または2種
以上組み合わせて用いることができる。
ン類としては、エチレン、イソブテン、2−メチル−1
−ブテン、2−メチル−1−ペンテン、2−メチル−1
−ヘキセン、1−メチル−1−ヘプテン、1−イソオク
テン、2−メチル−1−オクテン、2−エチル−1−ペ
ンテン、2−メチル−2−ブテン、2−メチル−2−ペ
ンテン、2−メチル−2−ヘキセン等のオレフィン類が
挙げられ、耐熱性および機械強度の点からイソブテンを
用いることが好ましい。さらにこれらは1種または2種
以上組み合わせて用いることができる。
【0016】構成成分(I)の含有量は、ポリマ−全体
の30〜98モル%であり、40〜85モル%、特に4
5〜75モル%が好ましい。構成成分(I)が98モル
%を越える場合には生成するポリマ−は脆くなり、30
モル%未満の場合にはポリマ−の耐熱性が低下するため
好ましくない。また、これらの構成成分の含有量は、例
えば上述の化合物を反応させる際にその使用量を調整す
ることにより適宜決定し得る。
の30〜98モル%であり、40〜85モル%、特に4
5〜75モル%が好ましい。構成成分(I)が98モル
%を越える場合には生成するポリマ−は脆くなり、30
モル%未満の場合にはポリマ−の耐熱性が低下するため
好ましくない。また、これらの構成成分の含有量は、例
えば上述の化合物を反応させる際にその使用量を調整す
ることにより適宜決定し得る。
【0017】上述の樹脂a)は、さらに反応性基により
変性されていてもよく、この反応性基としては、カルボ
ン酸およびその誘導体、酸無水物、エポキシ基、アミノ
基、ヒドロキシル基、チオール基、アルコキシシリル
基、イソシアネ−ト基が挙げられる。またこの場合、反
応性基の含量は0〜25モル%、好ましくは0.01〜
20モル%、特に好ましくは0.02〜5モル%であ
る。反応性基が25モル%を越える場合には生成する樹
脂の熱安定性あるいは機械的強度が低下する傾向にあり
好ましくない。
変性されていてもよく、この反応性基としては、カルボ
ン酸およびその誘導体、酸無水物、エポキシ基、アミノ
基、ヒドロキシル基、チオール基、アルコキシシリル
基、イソシアネ−ト基が挙げられる。またこの場合、反
応性基の含量は0〜25モル%、好ましくは0.01〜
20モル%、特に好ましくは0.02〜5モル%であ
る。反応性基が25モル%を越える場合には生成する樹
脂の熱安定性あるいは機械的強度が低下する傾向にあり
好ましくない。
【0018】このような変性された樹脂は、例えば無水
マレイン酸、無水シトラコン酸、無水イタコン酸、(メ
タ)アクリル酸、イタコン酸、グリシジル(メタ)アク
リレ−ト、アミノエチル(メタ)アクリレ−ト、ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレ−ト、トリエトキシシリル
プロピル(メタ)アクリレ−ト、アミノスチレン、アリ
ルアミン等のモノマ−を共重合あるいはグラフト重合さ
せることにより製造できる。
マレイン酸、無水シトラコン酸、無水イタコン酸、(メ
タ)アクリル酸、イタコン酸、グリシジル(メタ)アク
リレ−ト、アミノエチル(メタ)アクリレ−ト、ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレ−ト、トリエトキシシリル
プロピル(メタ)アクリレ−ト、アミノスチレン、アリ
ルアミン等のモノマ−を共重合あるいはグラフト重合さ
せることにより製造できる。
【0019】また、4,4’−アゾビス(4−シアノ吉
草酸)、2,2’−アゾビス(2−シアノプロパノ−
ル)、2,2’−アゾビスイソブチルアミドの様な反応
性基を有する開始剤、あるいはメルカプト酢酸、メルカ
プトプロピオン酸のような反応性基を有する連鎖移動剤
を用いることによりポリマ−末端に反応性基を導入する
ことも可能である。
草酸)、2,2’−アゾビス(2−シアノプロパノ−
ル)、2,2’−アゾビスイソブチルアミドの様な反応
性基を有する開始剤、あるいはメルカプト酢酸、メルカ
プトプロピオン酸のような反応性基を有する連鎖移動剤
を用いることによりポリマ−末端に反応性基を導入する
ことも可能である。
【0020】また、後述するように無水マレイン酸とオ
レフィン共重合体の後イミド化により樹脂a)を得る場
合には、イミド化量を調製する事により酸無水物単位を
残存させることができる。
レフィン共重合体の後イミド化により樹脂a)を得る場
合には、イミド化量を調製する事により酸無水物単位を
残存させることができる。
【0021】また必要ならば、本発明の目的を損なわな
い範囲で、他のビニル系モノマ−を共重合させることが
できる。他のビニル系モノマ−としては、スチレン,α
−メチルスチレン,ビニルトルエン, 1,3−ブタジ
エン,イソプレンおよびこれらのハロゲン置換誘導体、
メタクリル酸メチル,メタクリル酸エチル,メタクリル
酸シクロヘキシル,メタクリル酸フェニル,メタクリル
酸ベンジル等のメタクリル酸エステル類、アクリル酸メ
チル,アクリル酸エチル,アクリル酸ブチル,アクリル
酸シクロヘキシル,アクリル酸フェニル,アクリル酸ベ
ンジル等のアクリル酸エステル類、酢酸ビニル,安息香
酸ビニル等のビニルエステル類、メチルビニルエ−テ
ル,エチルビニルエ−テル,プロピルビニルエ−テル,
ブチルビニルエ−テル等のビニルエ−テル類、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、無水マレイン酸、N−フェニルマ
レイミド、N−カルボキシフェニルマレイミド、アクリ
ロニトリル、より選ばれる1種類以上の化合物が挙げら
れる。
い範囲で、他のビニル系モノマ−を共重合させることが
できる。他のビニル系モノマ−としては、スチレン,α
−メチルスチレン,ビニルトルエン, 1,3−ブタジ
エン,イソプレンおよびこれらのハロゲン置換誘導体、
メタクリル酸メチル,メタクリル酸エチル,メタクリル
酸シクロヘキシル,メタクリル酸フェニル,メタクリル
酸ベンジル等のメタクリル酸エステル類、アクリル酸メ
チル,アクリル酸エチル,アクリル酸ブチル,アクリル
酸シクロヘキシル,アクリル酸フェニル,アクリル酸ベ
ンジル等のアクリル酸エステル類、酢酸ビニル,安息香
酸ビニル等のビニルエステル類、メチルビニルエ−テ
ル,エチルビニルエ−テル,プロピルビニルエ−テル,
ブチルビニルエ−テル等のビニルエ−テル類、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、無水マレイン酸、N−フェニルマ
レイミド、N−カルボキシフェニルマレイミド、アクリ
ロニトリル、より選ばれる1種類以上の化合物が挙げら
れる。
【0022】これらモノマ−の重合は公知の重合法、例
えば塊状重合法、溶液重合法、懸濁重合法および乳化重
合法のいずれもが採用可能である。
えば塊状重合法、溶液重合法、懸濁重合法および乳化重
合法のいずれもが採用可能である。
【0023】重合開始剤としては、ベンゾイルパ−オキ
サイド、ラウリルパ−オキサイド、オクタノイルパ−オ
キサイド、アセチルパ−オキサイド、ジ−t−ブチルパ
−オキサイド、t−ブチルクミルパ−オキサイド、ジク
ミルパ−オキサイド、t−ブチルパ−オキシアセテ−
ト、t−ブチルパ−オキシベンゾエ−ト等の有機過酸化
物、または、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバ
レロニトリル)、2,2’−アゾビス(2−ブチロニト
リル)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、ジメ
チル−2,2’−アゾビスイソブチレ−ト、1,1’−
アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)等の
アゾ系開始剤が挙げられる。
サイド、ラウリルパ−オキサイド、オクタノイルパ−オ
キサイド、アセチルパ−オキサイド、ジ−t−ブチルパ
−オキサイド、t−ブチルクミルパ−オキサイド、ジク
ミルパ−オキサイド、t−ブチルパ−オキシアセテ−
ト、t−ブチルパ−オキシベンゾエ−ト等の有機過酸化
物、または、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバ
レロニトリル)、2,2’−アゾビス(2−ブチロニト
リル)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、ジメ
チル−2,2’−アゾビスイソブチレ−ト、1,1’−
アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)等の
アゾ系開始剤が挙げられる。
【0024】溶液重合法において使用可能な溶媒として
は、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、
シクロヘキサン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ア
セトン、メチルエチルケトン、ジメチルホルムアミド、
イソプロピルアルコ−ル、ブチルアルコ−ル等が挙げら
れる。
は、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、
シクロヘキサン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ア
セトン、メチルエチルケトン、ジメチルホルムアミド、
イソプロピルアルコ−ル、ブチルアルコ−ル等が挙げら
れる。
【0025】重合温度は開始剤の分解温度に応じて適宜
設定することができるが、一般的には40〜300℃の
範囲で行うことが好ましい。
設定することができるが、一般的には40〜300℃の
範囲で行うことが好ましい。
【0026】上記の樹脂は、無水マレイン酸とオレフィ
ン類との共重合により得られる樹脂をアルキルアミン等
を用いて、後イミド化することにより得ることもでき
る。
ン類との共重合により得られる樹脂をアルキルアミン等
を用いて、後イミド化することにより得ることもでき
る。
【0027】このような後イミド化反応は、例えば、無
水マレイン酸−イソブテン共重合体を溶融状態あるいは
メタノ−ル,エタノ−ル,プロパノ−ルなどのアルコ−
ル溶媒、ベンゼン,トルエンなどの芳香族溶媒等に溶解
あるいは分散させ、メチルアミンなどの一級アミンと1
00〜350℃の温度で反応させることにより行われ
る。
水マレイン酸−イソブテン共重合体を溶融状態あるいは
メタノ−ル,エタノ−ル,プロパノ−ルなどのアルコ−
ル溶媒、ベンゼン,トルエンなどの芳香族溶媒等に溶解
あるいは分散させ、メチルアミンなどの一級アミンと1
00〜350℃の温度で反応させることにより行われ
る。
【0028】ここで、生成する樹脂の重量平均分子量
(Mw)は、ゲルパ−ミエ−ションクロマトグラフィ−
(GPC)により求めることができる。マレイミド共重
合体の分子量は1×103以上5×106以下、特に1
×105以上1×106以下のものが好ましい。分子量
が5×106を越える場合には成形性が悪くなり、1×
103未満の場合には得られる樹脂が脆くなる傾向にあ
る。
(Mw)は、ゲルパ−ミエ−ションクロマトグラフィ−
(GPC)により求めることができる。マレイミド共重
合体の分子量は1×103以上5×106以下、特に1
×105以上1×106以下のものが好ましい。分子量
が5×106を越える場合には成形性が悪くなり、1×
103未満の場合には得られる樹脂が脆くなる傾向にあ
る。
【0029】このようにして得られるマレイミド共重合
体は、耐熱性に優れ、特に剛性が高いため本発明の樹脂
組成物の耐熱性および剛性を著しく向上せしめる。
体は、耐熱性に優れ、特に剛性が高いため本発明の樹脂
組成物の耐熱性および剛性を著しく向上せしめる。
【0030】本発明の樹脂組成物で用いるポリエステル
樹脂としては、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチ
レンテレフタレ−ト、ポリアリレ−ト、液晶性ポリエス
テルなどが挙げられる。
樹脂としては、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチ
レンテレフタレ−ト、ポリアリレ−ト、液晶性ポリエス
テルなどが挙げられる。
【0031】また、本発明の樹脂組成物で用いるエラス
トマ−としては、ポリブタジエン、スチレン/ブタジエ
ン共重合体、アクリロニトリル/ブタジエン共重合体、
アクリロニトリル/スチレン/ブタジエン共重合体、メ
タクリル酸メチル/スリレン/ブタジエン共重合体、ポ
リイソプレン、ポリクロロプレンなどのジエン系エラス
トマーおよびこれらの水添体、エチレン/プロピレン
(エチリデンノルボルネン)ゴム、ブチルゴム、エチレ
ン/酢酸ビニルゴム、エチレン/アクリル酸メチルなど
のオレフィン系エラストマ−、アクリル酸エステルを主
体とするアクリルゴム、シリコン系エラストマ−、フッ
素系エラストマ−、ウレタン系エラストマ−、エステル
系エラストマ−、アミド系エラストマ−などが挙げられ
る。
トマ−としては、ポリブタジエン、スチレン/ブタジエ
ン共重合体、アクリロニトリル/ブタジエン共重合体、
アクリロニトリル/スチレン/ブタジエン共重合体、メ
タクリル酸メチル/スリレン/ブタジエン共重合体、ポ
リイソプレン、ポリクロロプレンなどのジエン系エラス
トマーおよびこれらの水添体、エチレン/プロピレン
(エチリデンノルボルネン)ゴム、ブチルゴム、エチレ
ン/酢酸ビニルゴム、エチレン/アクリル酸メチルなど
のオレフィン系エラストマ−、アクリル酸エステルを主
体とするアクリルゴム、シリコン系エラストマ−、フッ
素系エラストマ−、ウレタン系エラストマ−、エステル
系エラストマ−、アミド系エラストマ−などが挙げられ
る。
【0032】上記エラストマ−は、酸無水物、カルボン
酸、エポキシ基、ヒドロキシル基、アミノ基アルコキシ
シリル基、イソシアネ−ト基などの反応性基で変性され
ていることが好ましい。
酸、エポキシ基、ヒドロキシル基、アミノ基アルコキシ
シリル基、イソシアネ−ト基などの反応性基で変性され
ていることが好ましい。
【0033】反応性基の含量は、エラストマ−全体の
0.001〜30モル%、好ましくは0.01〜20モ
ル%、特に好ましくは0.05〜5モル%である。
0.001〜30モル%、好ましくは0.01〜20モ
ル%、特に好ましくは0.05〜5モル%である。
【0034】また、本系にマレイミド共重合体、ポリエ
ステル樹脂、エラストマ−間反応を促進する目的で各種
触媒を添加することもできる。
ステル樹脂、エラストマ−間反応を促進する目的で各種
触媒を添加することもできる。
【0035】また、ジアミノジフェニルエ−テル、レゾ
ルシンジグリシジルエ−テル、フタル酸ジグリシジルエ
−テルの様なポリアミノ化合物、ポリエポキシ化合物等
のマレイミド共重合体、ポリエステル樹脂、エラストマ
−等と反応可能な成分を添加する事により各成分の分散
性、相溶性を向上さすこともできる。
ルシンジグリシジルエ−テル、フタル酸ジグリシジルエ
−テルの様なポリアミノ化合物、ポリエポキシ化合物等
のマレイミド共重合体、ポリエステル樹脂、エラストマ
−等と反応可能な成分を添加する事により各成分の分散
性、相溶性を向上さすこともできる。
【0036】本発明においてアルキルマレイミド−オレ
フィン共重合体、ポリエステル樹脂およびエラストマ−
の配合比(重量比)は1〜99:99〜1:0〜40で
あるが、好ましくは5〜95:95〜5:5〜40、特
に10〜75:90〜25:10〜30とすることが好
ましい。
フィン共重合体、ポリエステル樹脂およびエラストマ−
の配合比(重量比)は1〜99:99〜1:0〜40で
あるが、好ましくは5〜95:95〜5:5〜40、特
に10〜75:90〜25:10〜30とすることが好
ましい。
【0037】アルキルマレイミド−オレフィン共重合体
が1重量%未満の場合には得られる樹脂組成物の耐熱性
および剛性が低下し、エラストマ−成分が40重量%を
越える場合には、得られる樹脂組成物の剛性が低下する
傾向にあり好ましくない。
が1重量%未満の場合には得られる樹脂組成物の耐熱性
および剛性が低下し、エラストマ−成分が40重量%を
越える場合には、得られる樹脂組成物の剛性が低下する
傾向にあり好ましくない。
【0038】本発明の樹脂組成物には、さらに他の樹
脂、例えば、アクリル樹脂、ポリスチレン、塩化ビニル
樹脂、ポリフェニレンエ−テル、ポリアセタ−ル、ポリ
アミド、ポリエステル、ポリフェニレンスルフィド、ポ
リイミド、ポリカ−ボネ−ト、ポリサルフォン、フッ素
樹脂およびこれらのランダム、ブロック、グラフト重合
体等を混合することもできる。
脂、例えば、アクリル樹脂、ポリスチレン、塩化ビニル
樹脂、ポリフェニレンエ−テル、ポリアセタ−ル、ポリ
アミド、ポリエステル、ポリフェニレンスルフィド、ポ
リイミド、ポリカ−ボネ−ト、ポリサルフォン、フッ素
樹脂およびこれらのランダム、ブロック、グラフト重合
体等を混合することもできる。
【0039】また、上記マレイミド化合物とオレフィン
類との重合をエラストマ−存在下で行い、グラフト重合
体として使用することも可能である。
類との重合をエラストマ−存在下で行い、グラフト重合
体として使用することも可能である。
【0040】なお、本発明の樹脂にはその使用の際に各
種染料、表面処理されていてもよいガラス繊維、炭素繊
維、チタン酸カリウム、アスベスト、炭化ケイ素、セラ
ミック繊維、金属繊維、窒化ケイ素、硫酸バリウム、硫
酸カルシウム、カオリン、クレ−、パイロフェライト、
ゼオライト、マイカ、雲母、タルク、フェライト、珪酸
カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、三酸
化アンチモン、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化鉄、ガラス
バル−ン、アラミド繊維などの無機および有機フィラ
−、ヒンダ−ドフェノ−ル、有機リン酸エステルのよう
な熱安定剤、ベンゾトリアゾ−ル系あるいはヒンダ−ド
アミン系等の紫外線安定剤、難燃剤、発泡剤、帯電防止
剤、各種潤滑剤等を添加してもよい。
種染料、表面処理されていてもよいガラス繊維、炭素繊
維、チタン酸カリウム、アスベスト、炭化ケイ素、セラ
ミック繊維、金属繊維、窒化ケイ素、硫酸バリウム、硫
酸カルシウム、カオリン、クレ−、パイロフェライト、
ゼオライト、マイカ、雲母、タルク、フェライト、珪酸
カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、三酸
化アンチモン、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化鉄、ガラス
バル−ン、アラミド繊維などの無機および有機フィラ
−、ヒンダ−ドフェノ−ル、有機リン酸エステルのよう
な熱安定剤、ベンゾトリアゾ−ル系あるいはヒンダ−ド
アミン系等の紫外線安定剤、難燃剤、発泡剤、帯電防止
剤、各種潤滑剤等を添加してもよい。
【0041】さらに本発明の樹脂組成物の製造方法には
特に制限がなく、例えば、粉体あるいはペレット状のN
−アルキル置換マレイミド−オレフィン共重合体、ポリ
エステル樹脂、エラストマ−およびその他の添加剤を混
合し、あるいは混合せずに押出機に供給し、溶融混練す
る方法等が挙げられる。
特に制限がなく、例えば、粉体あるいはペレット状のN
−アルキル置換マレイミド−オレフィン共重合体、ポリ
エステル樹脂、エラストマ−およびその他の添加剤を混
合し、あるいは混合せずに押出機に供給し、溶融混練す
る方法等が挙げられる。
【0042】
【実施例】以下本発明を実施例により説明するが、本発
明は実施例に限定されるものではない。
明は実施例に限定されるものではない。
【0043】生成ポリマ−の分子量は、GPC(東ソ−
(株)製HLC−802A)を用い、ポリスチレン換算
により求めた。
(株)製HLC−802A)を用い、ポリスチレン換算
により求めた。
【0044】生成ポリマ−の組成は、主として元素分
析、1N−NMR測定により決定した。
析、1N−NMR測定により決定した。
【0045】熱変形温度はASTM D648、曲げ強
度および曲げ弾性率はASTM D790、衝撃強度は
ASTM D256にそれぞれ準拠して測定した。
度および曲げ弾性率はASTM D790、衝撃強度は
ASTM D256にそれぞれ準拠して測定した。
【0046】参考例 N−アルキル置換マレイミド−オレフィン共重合体の合
成 A−1 撹拌機、窒素導入管、イソブテン導入管、温度計および
脱気管の付いた30lオ−トクレ−ブにN−メチルマレ
イミド1180g、2−ヒドロキシエチルメタクリレ−
ト153g、パ−ブチルネオデカネ−ト8gおよびトル
エン/メタノ−ル混合溶媒(1/1重量比)15lを仕
込み、窒素で数回パ−ジした後、液化イソブテン8.5
lを仕込み、60℃で12時間反応を行った。
成 A−1 撹拌機、窒素導入管、イソブテン導入管、温度計および
脱気管の付いた30lオ−トクレ−ブにN−メチルマレ
イミド1180g、2−ヒドロキシエチルメタクリレ−
ト153g、パ−ブチルネオデカネ−ト8gおよびトル
エン/メタノ−ル混合溶媒(1/1重量比)15lを仕
込み、窒素で数回パ−ジした後、液化イソブテン8.5
lを仕込み、60℃で12時間反応を行った。
【0047】反応により得られた粒子状ポリマ−を遠心
分離により分離し減圧下60℃で24時間乾燥した。収
量は1770gであった。
分離により分離し減圧下60℃で24時間乾燥した。収
量は1770gであった。
【0048】得られたポリマ−をクロロホルム/メタノ
−ル系溶媒で再沈澱精製し元素分析および1H−NMR
により分析した結果、生成ポリマ−中のマレイミド単位
は49.5モル%、2−ヒドロキシエチルメタクリレ−
ト単位1.0モル%、イソブテン単位49.5モル%で
あった。得られたポリマ−は分子量(Mw)26500
0であった。
−ル系溶媒で再沈澱精製し元素分析および1H−NMR
により分析した結果、生成ポリマ−中のマレイミド単位
は49.5モル%、2−ヒドロキシエチルメタクリレ−
ト単位1.0モル%、イソブテン単位49.5モル%で
あった。得られたポリマ−は分子量(Mw)26500
0であった。
【0049】A−2 A−1と同様の反応器を用いてN−メチルマレイミド1
180、無水マレイン酸23g、パ−ブチルネオデカネ
−ト8gおよびトルエン/メタノ−ル混合溶媒(1/1
重量比)15lを仕込み、窒素で数回パ−ジした後、液
化イソブテン8.5lを仕込み、60℃で12時間反応
を行った。
180、無水マレイン酸23g、パ−ブチルネオデカネ
−ト8gおよびトルエン/メタノ−ル混合溶媒(1/1
重量比)15lを仕込み、窒素で数回パ−ジした後、液
化イソブテン8.5lを仕込み、60℃で12時間反応
を行った。
【0050】反応により得られた粒子状ポリマ−を遠心
分離により分離し減圧下60℃で24時間乾燥した。収
量は1750gであった。
分離により分離し減圧下60℃で24時間乾燥した。収
量は1750gであった。
【0051】得られたポリマ−の元素分析結果、および
得られたポリマ−の無水マレイン酸部をメチルエステル
化したサンプルの元素分析および1H−NMR分析結果
より、生成ポリマ−中のマレイミド単位は49モル%、
無水マレイン酸単位1モル%、イソブテン単位50モル
%であった。得られたポリマ−は分子量(Mw)270
000であった。
得られたポリマ−の無水マレイン酸部をメチルエステル
化したサンプルの元素分析および1H−NMR分析結果
より、生成ポリマ−中のマレイミド単位は49モル%、
無水マレイン酸単位1モル%、イソブテン単位50モル
%であった。得られたポリマ−は分子量(Mw)270
000であった。
【0052】ポリエステル樹脂 B−1 ポリブチレンテレフタレ−ト(三菱化成株式会社製NO
VADUR)。
VADUR)。
【0053】エラストマ− C−1 エチレン単位97.20モル%、グリシジルメタクリレ
−ト単位2.80モル%からなる共重合体。
−ト単位2.80モル%からなる共重合体。
【0054】C−2 無水マレイン酸0.5重量%で変性されたエチレン単位
73重量%、プロピレン単位27重量%よりなるエチレ
ン/プロピレンエラストマ−。
73重量%、プロピレン単位27重量%よりなるエチレ
ン/プロピレンエラストマ−。
【0055】実施例1〜4および比較例1 参考例に示したマレイミド−イソブテン共重合体、ポリ
ブチレンテレフタレ−ト樹脂とエラストマ−を表1に示
す樹脂組成(重量比)で粉体あるいはペレットであらか
じめ振り混ぜ、2軸押出機(ラボプラストミル(東洋精
機社製))により260〜320℃で2回混練押出しを
行いペレットとした。得られたペレットを射出成形機
(パナジェクション(松下電器産業株式会社製))を用
いて、シリンダ温度260〜350℃、金型温度100
〜140℃で射出成形を行い、サンプルを作成し、物性
測定試料とした。得られた結果を表2に示す。
ブチレンテレフタレ−ト樹脂とエラストマ−を表1に示
す樹脂組成(重量比)で粉体あるいはペレットであらか
じめ振り混ぜ、2軸押出機(ラボプラストミル(東洋精
機社製))により260〜320℃で2回混練押出しを
行いペレットとした。得られたペレットを射出成形機
(パナジェクション(松下電器産業株式会社製))を用
いて、シリンダ温度260〜350℃、金型温度100
〜140℃で射出成形を行い、サンプルを作成し、物性
測定試料とした。得られた結果を表2に示す。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】
【0058】
【発明の効果】実施例より明かなように、本発明の樹脂
組成物は、耐熱性、剛性および耐衝撃性に優れ良好な機
械特性を有しているために自動車分野、電気電子分野、
航空・船舶分野、住宅分野、医療分野、食品分野等の広
い用途で極めて有用である。
組成物は、耐熱性、剛性および耐衝撃性に優れ良好な機
械特性を有しているために自動車分野、電気電子分野、
航空・船舶分野、住宅分野、医療分野、食品分野等の広
い用途で極めて有用である。
Claims (1)
- 【請求項1】a)下記に示す構成成分(I)がポリマ−
全体の30〜98モル%、構成成分(II)がポリマ−
全体の70〜2モル%であり、ポリスチレン換算の重量
平均分子量が1×103以上5×103以下である樹脂
1〜99重量%、b)ポリエステル樹脂1〜99重量%
およびc)エラストマ−0〜40重量%からなることを
特徴とする耐熱性樹脂組成物。 【化1】 (ここで、R1は炭素数1〜18のアルキル基または炭
素数3から12のシクロアルキル基を示す) 【化2】 (ここで、R2、R3およびR4は水素または炭素数1
〜8のアルキル基を示す)
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33294791A JP3188917B2 (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 耐熱性樹脂組成物 |
US07/967,879 US5424380A (en) | 1991-10-31 | 1992-10-29 | Resin composition |
DE4236816A DE4236816C2 (de) | 1991-10-31 | 1992-10-30 | Wärmebeständige Harzmasse |
NL9201901A NL194550C (nl) | 1991-10-31 | 1992-10-30 | Harssamenstelling. |
GB9513127A GB2289469B (en) | 1991-10-31 | 1992-11-02 | Maleimide copolymer resin compositions |
GB9513128A GB2289684B (en) | 1991-10-31 | 1992-11-02 | Maleimide copolymer resin compositions |
GB9222927A GB2260983B (en) | 1991-10-31 | 1992-11-02 | Maleimide copolymer/resin compositions |
US08/262,830 US5512634A (en) | 1991-10-31 | 1994-06-21 | Resin composition |
US08/262,824 US5541259A (en) | 1991-10-31 | 1994-06-21 | Resin composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33294791A JP3188917B2 (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 耐熱性樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05140380A true JPH05140380A (ja) | 1993-06-08 |
JP3188917B2 JP3188917B2 (ja) | 2001-07-16 |
Family
ID=18260593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33294791A Expired - Fee Related JP3188917B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-11-22 | 耐熱性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3188917B2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-22 JP JP33294791A patent/JP3188917B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3188917B2 (ja) | 2001-07-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
NL194550C (nl) | Harssamenstelling. | |
US4485215A (en) | Molding composition | |
TWI732307B (zh) | 亞乙烯基取代之芳族單體及環狀(甲基)丙烯酸酯聚合物 | |
EP0247257B1 (en) | Polymer composition containing polycarbonate, a styrenic/maleimide/cyclic anhydride terpolymer and a terpolymer grafted to a polymer matrix | |
JP3188917B2 (ja) | 耐熱性樹脂組成物 | |
JP3331602B2 (ja) | 樹脂組成物 | |
JP3079706B2 (ja) | グラフト共重合体の製造方法 | |
KR0147781B1 (ko) | 우수한 저온 내충격성을 갖는 열가소성 수지 조성물 | |
JP3331603B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JP3214003B2 (ja) | 透明性樹脂組成物 | |
JP3237148B2 (ja) | 樹脂組成物 | |
JP3189155B2 (ja) | グラフト共重合体の製造法 | |
JP3086268B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
AU632537B2 (en) | Thermoplastic modifier compositions which imparts improved appearance and impact properties to molded thermoplastics | |
JPH05132514A (ja) | グラフト共重合体の製造方法 | |
JPH02117922A (ja) | 改質ポリスチレン系樹脂及び改質ポリスチレン系樹脂組成物の各製造方法 | |
JPH05132529A (ja) | グラフト共重合体の製造法 | |
JPH0971702A (ja) | 耐熱性熱可塑性樹脂組成物 | |
JPS6157642A (ja) | 耐熱性樹脂組成物 | |
JPH03221554A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JPS627757A (ja) | 透明耐熱性熱可塑性樹脂組成物 | |
KR19980031234A (ko) | 충격강도가 우수한 열가소성 수지 조성물 | |
JPH0627235B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JPH0680847A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JPS63132954A (ja) | 耐熱性樹脂組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |