JPH0514019U - 分散供給装置 - Google Patents

分散供給装置

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JPH0514019U
JPH0514019U JP7010691U JP7010691U JPH0514019U JP H0514019 U JPH0514019 U JP H0514019U JP 7010691 U JP7010691 U JP 7010691U JP 7010691 U JP7010691 U JP 7010691U JP H0514019 U JPH0514019 U JP H0514019U
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dispersion
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JP7010691U
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English (en)
Inventor
正寛 藤村
満 吉田
Original Assignee
アンリツ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 分散フィーダからの物品を複数の直進フィー
ダによって分散供給する分散供給装置において、フィー
ダの振動を変えずに物品供給量を可変する。 【構成】 分散フィーダ11の上方には、中空の筒体2
1が受け板12と同心状に配置されている。筒体21
は、支持体26に挿着され、支持体26は、昇降装置3
0、50の昇降アーム37、57によって両側から支持
されている。昇降装置30、50は、制御信号を受け
て、タイミングベルト36、56を同期駆動し、筒体2
1を昇降させる。筒体21が上昇すると、受け板12上
の物品層厚が増し、筒体21が下降すると、受け板12
上の物品層厚が減少するため、各直進フィーダ15から
排出される物品の量が変化する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、物品を複数の搬送経路に分散させる分散供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の計量部で計量した物品のなかから、その計量値同士の組合せ重量が目標 重量に近くなる組合せを選定して、この組合せに選定された物品をひとまとめに して排出させる組合せ計量装置が従来より実用化されている。
【0003】 この種の計量装置では、組合せ精度を高くするために、分散供給装置を用いて 、複数の計量部に目標重量のほぼ整数分の1ずつ物品を供給するようにしている 。
【0004】 図9は、組合せ計量装置に用いられている従来の分散供給装置の平面図、図1 0は、そのA−A線断面図である。
【0005】 これらの図で示されるように、分散供給装置10は、組合せ計量装置の筐体1 の上面1aに設けられている。
【0006】 分散供給装置10は、上方から落下供給される物品を、外側へ分散排出する分 散フィーダ11と、分散フィーダ11の周りに放射状に配置された複数の直進フ ィーダ15、15、…、15によって構成されている。
【0007】 分散フィーダ11は、円形傘状の受け板12を、振動器13によって上下に振 動させ、受け板12の頂部12aに供給される物品Wを放射状に分散させながら 、受け板12の周縁部12b側へ搬送する。
【0008】 各直進フィーダ15は、それぞれの振動器16によって搬送台17の搬送面1 7aを矢印B方向に振動させ、分散フィーダ11から受けた物品を、両側からガ イド部17bでガイドしながら、外側へ水平に搬送する。
【0009】 直進フィーダ15から排出される物品は、図10に示すように筐体1の側面1 bに設けられた計量部2、2、…、2へ供給され、計量を受ける。
【0010】 計量部2に毎回供給される物品の量は、直進フィーダ15の振動時間と振動強 度によって決まるため、この種の計量装置では、その計量結果に基づいて、直進 フィーダ15の振動時間や振動強度をフィードバック制御して、毎回の供給量を 所定量に近づけるようにしている。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この種の計量装置で大きな目標重量の物品をひとまとめにしよ うとすると、分散供給装置10の直進フィーダ15の振動時間と振動強度を大幅 に増加しなければならない。
【0012】 ところが、振動時間を大幅に増加させると、毎回の物品供給時間が長くなり、 計量装置全体の計量効率が大きく低下してしまう。また、振動強度を大幅に増加 すると、フィーダの寿命が著しく短くなり、計量部に対する振動の影響も無視で きなくなり、計量精度の低下を招くという問題があった。
【0013】 このような制限によって、従来の分散供給装置では、計量装置側に悪影響を与 えずに、物品供給量を大幅に変化させることは極めて困難であった。
【0014】 また、従来の分散供給装置では、分散フィーダの受け板上に物品がない状態で 、跳ねやすい物品を上方から供給すると、その物品の多くが受け板に当たって計 量装置外に飛散してしまうという問題があった。
【0015】 本考案は、この課題を解決し、計量機側に悪影響を与えることなく、物品供給 量を可変できる分散供給装置を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案の分散供給装置は、 受け板を振動させて、該受け板上の物品を周縁部に向けて搬送する分散フィー ダと、 前記分散フィーダの前記受け板の周縁部から搬出される物品をそれぞれの搬送 面で受けて所定方向に搬送する複数の直進フィーダと、 前記分散フィーダの受け板の上方に配置され、上方から供給される物品を前記 受け板上へ通過させる筒体と、 制御信号に応じて前記筒体を昇降させる昇降装置とを備えている。
【0017】
【作用】
このように構成されているため、本考案の分散供給装置では、上方からの物品 は、筒体内を通過して分散フィーダの受け板上に供給される。受け板上の物品は 、筒体の下縁と受け板との間隔で規制されながら、受け板の周縁部へ搬送されて 各直進フィーダへ搬入される。昇降装置によって、筒体の高さが可変されると、 筒体の下縁部と受け板との間隔で規制される物品の層厚が変化し、直進フィーダ から排出される物品の量が変化する。
【0018】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説明する。
【0019】 図1は、前記同様に組合せ計量装置の筐体1上に設けられた一実施例の分散供 給装置20の側面図、図2は、一実施例の平面図、図3は、一実施例の要部の斜 視図である。
【0020】 これらの図で、分散フィーダ11および直進フィーダ15は、前述の従来装置 と同一なので同一符号を付して説明を省略する。
【0021】 この分散供給装置20の分散フィーダ11の上方には、中空の筒体21が、受 け板12と同心状に配置されている。
【0022】 筒体21は、上筒体22と、上筒体22の下部にバンド23によって取付けら れた透明な下筒体24とによって構成されている。
【0023】 上筒体22は、リング状の支持体26に挿着されている。
【0024】 この支持体26の半円部27の一端27aは、蝶番28を介して支持されてお り、他端27b側は、ネジ式の止め部材29によって支持体26本体に固定され ている。
【0025】 したがって、止め部材29を回して固定を解除し、半円部27を、一端27a 側を支点にして回動すれば、筒体21を横方向にとりはずすことができる。
【0026】 支持体26の両端26a、26bは、昇降装置30、50によって支持されて いる。
【0027】 2つの昇降装置30、50は、筐体上面1aに立設された支柱31、31、5 1、51間にそれぞれ支持されている。
【0028】 昇降装置30、50の筐体32、52内には、ステッピングモータ(以下、モ ータと記す)33、53が固定され、モータ33、53の回動軸には、駆動プー リ34、54が取付けられている。
【0029】 駆動プーリ34、54の下方には、駆動プーリ34、54と同一径のプーリ3 5、55が設けられており、駆動プーリ34、54とプーリ35、55の間には 、タイミングベルト36、56がそれぞれ掛渡されている。
【0030】 タイミングベルト36、56には、昇降アーム37、57の一端37a、57 aが固定されている。昇降アーム37、57の他端37b、57bは、支持体2 6の両端26a、26bに固定されている。
【0031】 また、昇降アーム37、57の中央部両側には、ガイド溝38、38、58、 58が上下方向に設けられており、ガイド溝38、38、58、58には、昇降 アーム37、57の横振れを規制するガイド板39、39、59、59が係合し ている。
【0032】 ガイド板39、39、59、59の下端同士は、昇降アーム37、57の下限 位置を決定するストッパ40、60によって連結されている。
【0033】 なお、昇降アーム37、57の他端37b、57bから筐体32、52の間は 、蛇腹状の防水カバー41、61によって覆われている。
【0034】 また、支持体26の両端26a、26bには、下筒体24の側方に延びたセン サ取付板43、44が取付けられている。一方のセンサ取付板43下端には、下 筒体24の所定高さ位置の中心を通過する光を投光する投光器45が取付けられ 、他方のセンサ取付板44の下端には、投光器45からの光を受光する受光器4 6が取付けられている。
【0035】 次に、この分散供給装置20の動作について説明する。
【0036】 例えば、新たな品種の物品に対する計量が開始されるときには、分散フィーダ 11の受け板12上に物品が全く無い状態から、物品を供給コンベア70から供 給する。この場合には、昇降アーム37、57を下降させるためのパルスを両昇 降装置30、50のモータ33、53へ送出し、図4に示すように、昇降アーム 37、57がストッパ40、60に当接する下限位置、即ち筒体21の下縁が受 け板12の傾斜面にほぼ当接する位置まで下降させる。
【0037】 この状態から、供給コンベア70から受け板12上に物品が落下供給されると 、供給される最初の物品は、受け板12に当たって跳ねるが、受け板12の頂部 12aを囲む筒体21の内壁に当たって戻るため、物品は、機外へ飛散すること なく、筒体21内に蓄積される。
【0038】 この物品供給は、受光器46が非受光状態になるまで継続される。
【0039】 筒体21内の物品が受光器46の高さまで供給されると、筒体21を所定距離 だけ上昇させるためのパルスが、モータ33、53に入力され、筒体21は、両 昇降アーム37、57の上昇にしたがって、図5のように所定距離だけ上昇する 。
【0040】 この上昇とともに分散フィーダ11の振動器13および各直進フィーダ15の 振動器16が一斉に駆動される。
【0041】 この振動により、筒体21内に蓄積されていた物品は、下筒体24の下縁によ って層厚が一様に規制された状態で、各直進フィーダ15上を搬送して、各計量 部2へ供給される。各計量部2では、供給物品の計量が行なわれ、その計量結果 に基づいて組合せ選定がなされ、選定された物品は、計量部2から排出される。
【0042】 空になった計量部2に対応する直進フィーダ15は一定時間振動駆動され、新 たな物品が空の計量部2へ供給される。
【0043】 計量部2に対する物品供給量を大幅に増大させる場合には、図6に示すように 、筒体21をより高い位置まで上昇させる。このため、受け板12上の物品層厚 が大幅に増加し、計量部2に対する物品供給量も大幅に増加する。
【0044】 なお、この供給中に、受け板12の頂部12a上の物品の高さが、受光器46 より下がると、新たな物品が供給コンベア70から供給されるため、筒体21の 高さが変わらない状態では、各直進フィーダ15上の物品の層厚はほとんど変化 せず、一定時間の振動によって、計量部2へ供給される物品の量はほぼ一定とな る。また、筒体21の上昇とともに、投受光器45、46も上昇するため、筒体 21内の物品量は、ほぼ一定となり、その下縁によって分散フィーダ11の層厚 が規制されている状態が安定して継続する。
【0045】 また、運転中に図7に示すように、筒体21の下縁と受け板12との間に、物 品が引掛かってしまった場合には、筒体21を図8に示すように所定距離だけ上 昇させた後、元の高さに戻せば、筒体21の下縁と受け板12の間に引掛かって いた物品は直進フィーダ15方向へ搬送される。
【0046】 なお、前記実施例では、2つの昇降装置30、50によって、筒体21を両側 から支持して昇降させていたが、一方の昇降装置のみによって昇降するようにし てもよい。また、筒体21の高さを、計量部2の計量結果の平均値の変化に追従 させるように自動制御するようにしてもよい。また、筒体の形状は、前記実施例 に限定されるものでなく、例えば、上部に逆円錐状のシュートを設けるようにし てもよい。
【0047】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の分散供給装置は、分散フィーダの受け板の上方 に配置された筒体を、昇降装置によって昇降できるように構成したので、その筒 体の高さを制御信号によって可変するだけで、計量機側への悪影響を与えずに受 け板上の物品の層厚を安定にしかも大幅に可変することができ、物品の機外への 飛散も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の拡大側面図である。
【図2】一実施例の平面図である。
【図3】一実施例の要部の拡大斜視図である。
【図4】一実施例の動作を説明するための拡大側面図で
ある。
【図5】一実施例の動作を説明するための拡大側面図で
ある。
【図6】一実施例の動作を説明するための拡大側面図で
ある。
【図7】一実施例の動作を説明するための要部拡大側面
図である。
【図8】一実施例の動作を説明するための要部拡大側面
図である。
【図9】従来装置の平面図である。
【図10】図9のA−A線断面図である。
【符号の説明】 11 分散フィーダ 12 受け板 13 振動器 15 直進フィーダ 17 搬送台 17a 搬送面 20 分散供給装置 21 筒体 22 上筒体 24 下筒体 26 支持体 30、50 昇降装置 31、51 支柱 32、52 筐体 33、53 ステッピングモータ 34、54 駆動プーリ 35、55 プーリ 36、56 タイミングベルト 37、57 昇降アーム 38、58 ガイド溝 39、59 ガイド板 40、60 ストッパ 41、61 防水カバー 43、44 センサ取付板 45 投光器 46 受光器 70 供給コンベア

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】受け板を振動させて、該受け板上の物品を
    周縁部に向けて搬送する分散フィーダと、 前記分散フィーダの前記受け板の周縁部から搬出される
    物品をそれぞれの搬送面で受けて所定方向に搬送する複
    数の直進フィーダと、 前記分散フィーダの受け板の上方に配置され、上方から
    供給される物品を前記受け板上へ通過させる筒体と、 制御信号に応じて前記筒体を昇降させる昇降装置とを備
    えた分散供給装置。
JP7010691U 1991-08-07 1991-08-07 分散供給装置 Pending JPH0514019U (ja)

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JP7010691U JPH0514019U (ja) 1991-08-07 1991-08-07 分散供給装置

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