JPH05139856A - セラミツクスと金属の接合用ペースト組成物 - Google Patents

セラミツクスと金属の接合用ペースト組成物

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JPH05139856A
JPH05139856A JP3303198A JP30319891A JPH05139856A JP H05139856 A JPH05139856 A JP H05139856A JP 3303198 A JP3303198 A JP 3303198A JP 30319891 A JP30319891 A JP 30319891A JP H05139856 A JPH05139856 A JP H05139856A
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composition
jointing
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JP3303198A
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Hiroshi Morimoto
博 森本
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Fukuda Metal Foil and Powder Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロウ付温度が 700〜750 ℃でセラミックスと
金属の接合が可能なペースト組成物の製造を目的とす
る。 【構成】 銀30〜70wt%、銅15〜40wt%、錫 5〜15wt
%、チタニウム 1〜15wt%の粉末であり、粒度幅が 0.1
〜20μm の範囲の金属粉末 100wt部と、有機ワニス8〜2
5wt部より成るもので、粉末は合金粉末でも混合粉末で
もよい。また、より好ましくは粒度幅が 0.5〜10μm の
粉末を用いたセラミックスと金属との接合用ペースト組
成物である。 【発明の効果】 本発明の接合用ペースト組成物は、ロ
ウ付温度が低くでき、スクリーン印刷が可能で安定した
膜厚を形成できるため、不規則なパターン形状の接合に
適している。また、接合部分のロウ材の厚さを均一にで
きるため、接合強度が高く、しかもバラツキの小さく安
定したセラミックスと金属との接合ができるため、従来
のロウ材で不可能であったものに適用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミックスと金属の
接合用ペースト組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりセラミックスと金属の接合方法
の一つとして、活性金属法が採用されている。この活性
金属法は、ロウ材をセラミックスと金属との間に介在さ
せ、加熱溶融させることにより、セラミックスと金属と
を接合するものである。このロウ材としては、Ti,Z
rなどの活性金属を含む合金が用いられることが特開昭
59-57973号, 特開平01-154898 号等で公知となってい
る。しかし、従来公知のロウ材は、電子部品の基板には
寸法精度の問題、特にロウ付後のロウ付部のロウの付着
量のバラツキによる、ロウ付強度の低下が問題となり適
用されていない。また、ロウ付温度が 800℃以上のもの
は、基板のセラミックス中に金属成分が侵入することに
より、基板の機械的強度の低下や、絶縁抵抗が低くな
り、電気的な基板破壊を生じる等の問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解決し、電子部品用の基板に適用すべくなされたもの
であり、高接合強度を安定して得るために20〜25μm の
均一なロウ付塗膜が 700〜750 ℃で形成できるセラミッ
クスと金属との接合用ペースト組成物を提供することを
目的とするものである。
【0004】
【問題を解決するための手段】本発明は、 700〜750 ℃
でセラミックスと金属との接合を可能にしたペースト組
成物として、銀30〜70wt%、銅15〜40wt%、錫 5〜15wt
%、チタニウム 1〜15wt%の粉末であり、粒度幅が 0.1
〜20μm の範囲の金属粉末 100wt部と、有機ワニス 8〜
25wt部より成るもので、粉末は合金粉末でも混合粉末で
もよい。また、より好ましくは粒度幅が 0.5〜10μm の
粉末を用いたセラミックスと金属との接合用ペースト組
成物である。
【0005】
【作用】本発明で各粉末の粒度幅を 0.1μm 〜20μm と
したのは、接合するロウ材の厚さを20〜25μm の範囲に
管理するためであり、より好ましくは、 0.5μm 〜10μ
m の粉末を用いると好適である。
【0006】更に、銀が30重量部以下、70重量部以上、
銅が15重量部以下、40重量部以上では、ロウ付性が悪
く、ロウ付強度が低くなるためであり、特に錫が 5重量
部以下では、 750℃でロウが溶けないため接合ができ
ず、15重量部以上では 700℃以下でロウが溶け接合部以
外にロウが流れだし、電気特性を悪くするためであり、
チタニウムが1重量部以下では、少なすぎて接合強度が
弱くなり、15重量部以上では逆に多すぎて、接合強度を
弱くするためである。
【0007】更に、有機ワニスが8重量部以下では、均
一な塗膜を形成するペーストを作るのが困難となり、20
〜25μm の安定したロウ付厚さを得られず、接合強度に
バラツキを生じる。25重量部以上にすると、ロウ付時の
寸法変化が大きくなり均一な膜厚のロウ付ができなくな
り接合強度にバラツキを生じるためである。
【0008】本発明で用いる有機ワニスはセルロース、
ブチラール及びアクリル系の樹脂をカルビトール、セロ
ソルブ及びアルコール系の溶剤に溶解したもの等が使用
できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について比較例ととも
に説明する。表1に示す本発明の成分組成の実施例1〜
7及び金属粉末の本発明の組成範囲を外れたもの及び従
来公知の金属粉末を用いた比較例のそれぞれのペースト
組成物を粘度が500ポイズになるように作成した。各ペ
ースト組成物をスクリーン印刷(200メッシュスクリー
ン) にてセラミックスに塗膜形成した。その塗膜の上に
2mm□、厚さ100 μm の銅板をのせて10-5Torrの真空中
で加熱しセラミックスと銅板を接合した。得られたペー
スト組成物の印刷性、真空中での加熱温度、ロウ付強度
及び塗膜の均一性等の物性を表2に示す。
【0010】ここで印刷性とは、スクリーン印刷により
得られた塗膜の表面粗さを測定し、そのザラツキが5μ
m 以下のものを可とし、10μm 以上のものを不可とし
た。ロウ付強度は、銅板とセラミックスを引張強度試験
機にてセン断引張強度を測定した。塗膜の均一性はロウ
付後のセラミックスとロウ材部の断面を実体顕微鏡で観
察して塗膜の厚さが20〜25μm の範囲に入り気泡の
全くないものを◎、気泡が1〜2点あるが実用上問題に
ならないものを○、塗膜の厚さが部分的に20〜25μm を
外れるか、若しくは気泡が多数発生したものを×した。
【0011】表2の結果から明らかなように、本発明の
実施例は、印刷性、ロウ付温度、ロウ付強度、塗膜の均
一性とも全て良好なのに対し、比較例1〜6はいずれも
塗膜の均一性に欠けており、それが原因でロウ付強度も
バラツキが大きく全体的に低くなっていた。
【0012】
【表1】
【0013】
【表2】
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明の接合用ペースト
組成物は、ロウ付温度が低くでき、スクリーン印刷が可
能で安定した膜厚を形成できるため、不規則なパターン
形状の接合に適している。また、接合部分のロウ材の厚
さを均一にできるため、接合強度が高く、しかもバラツ
キの小さく安定したセラミックスと金属との接合ができ
るため、従来のロウ材で不可能であったものに適用でき
る画期的なものと言える。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銀30〜70wt%、銅15〜40wt%、錫 5〜15
    wt%、チタニウム 1〜15wt%で、粒度幅が 0.1〜20μm
    の範囲の金属粉末 100wt部と、有機ワニス 8〜25wt部よ
    り成る、セラミックスと金属の接合用ペースト組成物。
  2. 【請求項2】 金属粉末が銀、銅、錫、チタニウムの各
    粉末を混合した混合粉末であることを特徴とする請求項
    1記載のセラミックスと金属の接合用ペースト組成物。
  3. 【請求項3】 金属粉末が銀、銅、錫、チタニウムの合
    金粉末であることを特徴とする請求項1記載のセラミッ
    クスと金属の接合用ペースト組成物。
  4. 【請求項4】 金属粉末が銀、銅、錫、チタニウムより
    選択される一種以上の単独粉末と、二種以上の合金粉末
    の混合粉末であることを特徴とする請求項1記載のセラ
    ミックスと金属の接合用ペースト組成物。
  5. 【請求項5】 金属粉末の粒度幅が 0.5〜10μm である
    請求項2、請求項3または請求項4のいずれかに記載の
    セラミックスと金属の接合用ペースト組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015079844A1 (ja) * 2013-11-29 2015-06-04 株式会社村田製作所 金属間化合物の生成方法および金属間化合物を用いた接続対象物の接続方法
US20170036961A1 (en) * 2014-04-30 2017-02-09 Ngk Insulators, Ltd. Joined body including ceramic member and metallic member and method for manufacturing joined body
CN108340094A (zh) * 2017-01-23 2018-07-31 北京有色金属与稀土应用研究所 一种Ag-Cu-In-Sn-Ti合金钎料及制备方法

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CN108340094B (zh) * 2017-01-23 2020-11-17 北京有色金属与稀土应用研究所 一种Ag-Cu-In-Sn-Ti合金钎料及其制备方法和应用

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