JPH10231183A - セラミックスと金属との接合用ペースト組成物 - Google Patents
セラミックスと金属との接合用ペースト組成物Info
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- JPH10231183A JPH10231183A JP3864997A JP3864997A JPH10231183A JP H10231183 A JPH10231183 A JP H10231183A JP 3864997 A JP3864997 A JP 3864997A JP 3864997 A JP3864997 A JP 3864997A JP H10231183 A JPH10231183 A JP H10231183A
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Abstract
属法によるAg−Cu−Ti系ロウ材での接合が効果的
であったが近年熱衝撃特性を向上させたロウ材の要求が
多くなってきた。本発明は、とくに熱衝撃性を改良した
セラミックスと金属とに接合用ペースト組成物を提供す
るものである。 【解決手段】 本発明は、粒度巾が 0.1μm〜10μmの
範囲にある銀粉末、銅粉末及びジルコニウム粉末を混合
した金属粉末と有機ワニスから成り、その組成が銀粉末
が40重量部以上80重量部以下、銅粉末が25重量部以上50
重量部以下、ジルコニウム粉末が1量部以上10重量部以
下、有機ワニスが8重量部以上25重量部以下であること
を特徴とするセラミックスと金属との接合用ペースト組
成物で、より好ましくは、その金属粉末の粒度巾が 0.5
μm〜 5μmを用いたものである。
Description
属との接合用ペースト組成物に関するものである。
方法の1つとして、活性金属法が採用されている。この
活性金属法は、ロウ材をセラミックスと金属との間に介
在させ、加熱溶融させることによりセラミックスと金属
とを接合するものである。このロウ材としては、Ti, Zr
などの活性金属を含む合金が用いられていることが特開
昭59-57973号公報, 特開平1-154898号公報等で公知とな
っている。しかし、この様なロウ材は、電子部品用の基
板には、寸法精度の問題、特にロウ付後のロウ付部のロ
ウの付着量のバラツキ及び不均一性が問題となり適用さ
れていなかった。又、特公平8-5724号公報で公知となっ
ているロウ材では、近年熱衝撃による接合強度の安定性
が問題となり、改良を必要とされている。
を解決し、電子部品用の基板に適用すべくなされたもの
で、15μm〜20μmの均一なロウ付塗膜を形成できるセ
ラミックスと金属との接合用ペースト組成物を提供する
ことを目的とするものである。
μm〜10μmの範囲にある銀粉末、銅粉末及びジルコニ
ウム粉末を混合した金属粉末と有機ワニスから成り、そ
の組成が銀粉末が40重量部以上80重量部以下、銅粉末が
25重量部以上50重量部以下、ジルコニウム粉末が1量部
以上10重量部以下、有機ワニスが8重量部以上25重量部
以下であることを特徴とするセラミックスと金属との接
合用ペースト組成物で、より好ましくは、その金属粉末
の粒度巾が 0.5μm〜 5μmを用いたものである。
は、合金になった場合、10μm以下の合金粉末の粒子を
工業的に生産するのが困難なためである。各粉末の粒度
巾を 0.1μm〜10μmとしたのは、接合するロウ材の厚
さを15μm〜20μmの範囲に管理するためであり、より
好ましくは、粒度巾が 0.5μm〜 5μmの粉末を用いる
と好適である。
の組成を、銀粉末が40重量部以上80重量部以下、銅粉末
が25重量部以上50重量部以下、ジルコニウム粉末が1重
量部以上10重量部以下としたのは、ロウ付作業温度を 7
80℃〜 900℃で行えるようにすることと、ジルコニウム
粉末の添加量により、接合強度が変化するためであり、
ジルコニウム粉末が10重量部以上又は1重量部以下では
目的の接合強度より小さくなってしまうためと熱衝撃に
よる接合不良が増加するためである。
下としたのは、8重量部以下にすると均一な塗膜を形成
することができなくて、15μm〜20μmの安定したロウ
付厚さが得られなく接合部の寸法精度が悪くなるためで
あり、25重量部以上にするとロウ付時の寸法変化が大き
くなり均一な塗膜のロウ付ができなくなり接合強度にバ
ラツキを生じるためである。本発明で用いる有機ワニス
は、セルロース, ブチラール及びアクリル系の樹脂を、
カルビトールセロソルブ及びアルコール系の溶剤に溶解
したもの等が使用できる。
1に示す成分組成の実施例1〜7及び比較例1〜6のペ
ースト組成物を粘度が500ポイズになるように作成し
た。各ペースト組成物をスクリーン印刷(200メッシュス
クリーン) にてセラミックスに塗膜成形した。その塗膜
の上に2m/m □、厚さ 100μmの銅板を載せて10-5Torr
の真空中で加熱し、セラミックスと銅板を接合した。得
られたペースト組成物の印刷性、真空中での加熱温度、
ロウ付強度及び塗膜の均一性等の物性を表2に示す。こ
こで印刷性とはスクリーン印刷により得られた塗膜の表
面粗さを測定しそのザラツキが 5μm以下のものを可と
し10μm以上のものを不可とした。ロウ付強度は、銅板
とセラミックスを引張試験機にてセン断引張強度を測定
した。塗膜の均一性はロウ付後のセラミックスとロウ材
部の断面を実体顕微鏡で観察して塗膜厚さが15〜20μm
の範囲に入り、気泡のないものを良品とした。熱衝撃特
性はろう付けした試料を -60℃で10分放置→25℃で 5分放置→ 150℃で10分放置→25℃で 5分放置 → -60℃で10分放置→25℃で 5分放置 を1サイクルとし、ハガレが30回以下で発生するものを × 100回以下で発生するものを △ 100回以上でも発生しないものを ○ と表した。 比較例1〜3はいずれも膜厚が0〜30μmとバラツキ、
しかも不均一な塗膜となっていた。比較例4〜6は、熱
衝撃特性が30回以下であり、熱に対しての強度安定性が
なかった。
物はスクリーン印刷が可能で安定した塗膜を形成できる
ため、不規則なパターン形状の接合に適している。ま
た、接合部分のロウ材の厚さを均一にできるため接合強
度が高く、しかもバラツキの小さい安定したセラミック
スと金属との接合ができ、又熱衝撃に強い為、高信頼性
を有した接合ができるため従来のロウ材で不可能であっ
たものにも適用できる画期的なものといえる。
Claims (2)
- 【請求項1】 粒度巾が 0.1μm〜10μmの範囲にある
銀粉末, 銅粉末及びジルコニウム粉末を混合した金属粉
末と有機ワニスから成り、その組成が銀粉末が40重量部
以上80重量部以下、銅粉末が25重量部以上50重量部以
下、ジルコニウム粉末が1量部以上10重量部以下、有機
ワニスが8重量部以上25重量部以下であることを特徴と
するセラミックスと金属との接合用ペースト組成物。 - 【請求項2】 金属粉末の粒度巾が 0.5μm〜 5μmで
ある請求項1に記載のセラミックスと金属との接合用ペ
ースト組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3864997A JPH10231183A (ja) | 1997-02-24 | 1997-02-24 | セラミックスと金属との接合用ペースト組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3864997A JPH10231183A (ja) | 1997-02-24 | 1997-02-24 | セラミックスと金属との接合用ペースト組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10231183A true JPH10231183A (ja) | 1998-09-02 |
Family
ID=12531111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3864997A Pending JPH10231183A (ja) | 1997-02-24 | 1997-02-24 | セラミックスと金属との接合用ペースト組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10231183A (ja) |
-
1997
- 1997-02-24 JP JP3864997A patent/JPH10231183A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
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