JPH10231183A - セラミックスと金属との接合用ペースト組成物 - Google Patents

セラミックスと金属との接合用ペースト組成物

Info

Publication number
JPH10231183A
JPH10231183A JP3864997A JP3864997A JPH10231183A JP H10231183 A JPH10231183 A JP H10231183A JP 3864997 A JP3864997 A JP 3864997A JP 3864997 A JP3864997 A JP 3864997A JP H10231183 A JPH10231183 A JP H10231183A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
metal
pts
weight
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3864997A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Morimoto
博 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukuda Metal Foil and Powder Co Ltd
Original Assignee
Fukuda Metal Foil and Powder Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fukuda Metal Foil and Powder Co Ltd filed Critical Fukuda Metal Foil and Powder Co Ltd
Priority to JP3864997A priority Critical patent/JPH10231183A/ja
Publication of JPH10231183A publication Critical patent/JPH10231183A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ceramic Products (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属とセラミックスの接合において、活性金
属法によるAg−Cu−Ti系ロウ材での接合が効果的
であったが近年熱衝撃特性を向上させたロウ材の要求が
多くなってきた。本発明は、とくに熱衝撃性を改良した
セラミックスと金属とに接合用ペースト組成物を提供す
るものである。 【解決手段】 本発明は、粒度巾が 0.1μm〜10μmの
範囲にある銀粉末、銅粉末及びジルコニウム粉末を混合
した金属粉末と有機ワニスから成り、その組成が銀粉末
が40重量部以上80重量部以下、銅粉末が25重量部以上50
重量部以下、ジルコニウム粉末が1量部以上10重量部以
下、有機ワニスが8重量部以上25重量部以下であること
を特徴とするセラミックスと金属との接合用ペースト組
成物で、より好ましくは、その金属粉末の粒度巾が 0.5
μm〜 5μmを用いたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミックスと金
属との接合用ペースト組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、セラミックスと金属との接合
方法の1つとして、活性金属法が採用されている。この
活性金属法は、ロウ材をセラミックスと金属との間に介
在させ、加熱溶融させることによりセラミックスと金属
とを接合するものである。このロウ材としては、Ti, Zr
などの活性金属を含む合金が用いられていることが特開
昭59-57973号公報, 特開平1-154898号公報等で公知とな
っている。しかし、この様なロウ材は、電子部品用の基
板には、寸法精度の問題、特にロウ付後のロウ付部のロ
ウの付着量のバラツキ及び不均一性が問題となり適用さ
れていなかった。又、特公平8-5724号公報で公知となっ
ているロウ材では、近年熱衝撃による接合強度の安定性
が問題となり、改良を必要とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解決し、電子部品用の基板に適用すべくなされたもの
で、15μm〜20μmの均一なロウ付塗膜を形成できるセ
ラミックスと金属との接合用ペースト組成物を提供する
ことを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、粒度巾が 0.1
μm〜10μmの範囲にある銀粉末、銅粉末及びジルコニ
ウム粉末を混合した金属粉末と有機ワニスから成り、そ
の組成が銀粉末が40重量部以上80重量部以下、銅粉末が
25重量部以上50重量部以下、ジルコニウム粉末が1量部
以上10重量部以下、有機ワニスが8重量部以上25重量部
以下であることを特徴とするセラミックスと金属との接
合用ペースト組成物で、より好ましくは、その金属粉末
の粒度巾が 0.5μm〜 5μmを用いたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明で混合粉末を使用したの
は、合金になった場合、10μm以下の合金粉末の粒子を
工業的に生産するのが困難なためである。各粉末の粒度
巾を 0.1μm〜10μmとしたのは、接合するロウ材の厚
さを15μm〜20μmの範囲に管理するためであり、より
好ましくは、粒度巾が 0.5μm〜 5μmの粉末を用いる
と好適である。
【0006】更に銀粉末, 銅粉末及びジルコニウム粉末
の組成を、銀粉末が40重量部以上80重量部以下、銅粉末
が25重量部以上50重量部以下、ジルコニウム粉末が1重
量部以上10重量部以下としたのは、ロウ付作業温度を 7
80℃〜 900℃で行えるようにすることと、ジルコニウム
粉末の添加量により、接合強度が変化するためであり、
ジルコニウム粉末が10重量部以上又は1重量部以下では
目的の接合強度より小さくなってしまうためと熱衝撃に
よる接合不良が増加するためである。
【0007】更に有機ワニスを8重量部以上25重量部以
下としたのは、8重量部以下にすると均一な塗膜を形成
することができなくて、15μm〜20μmの安定したロウ
付厚さが得られなく接合部の寸法精度が悪くなるためで
あり、25重量部以上にするとロウ付時の寸法変化が大き
くなり均一な塗膜のロウ付ができなくなり接合強度にバ
ラツキを生じるためである。本発明で用いる有機ワニス
は、セルロース, ブチラール及びアクリル系の樹脂を、
カルビトールセロソルブ及びアルコール系の溶剤に溶解
したもの等が使用できる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。表
1に示す成分組成の実施例1〜7及び比較例1〜6のペ
ースト組成物を粘度が500ポイズになるように作成し
た。各ペースト組成物をスクリーン印刷(200メッシュス
クリーン) にてセラミックスに塗膜成形した。その塗膜
の上に2m/m □、厚さ 100μmの銅板を載せて10-5Torr
の真空中で加熱し、セラミックスと銅板を接合した。得
られたペースト組成物の印刷性、真空中での加熱温度、
ロウ付強度及び塗膜の均一性等の物性を表2に示す。こ
こで印刷性とはスクリーン印刷により得られた塗膜の表
面粗さを測定しそのザラツキが 5μm以下のものを可と
し10μm以上のものを不可とした。ロウ付強度は、銅板
とセラミックスを引張試験機にてセン断引張強度を測定
した。塗膜の均一性はロウ付後のセラミックスとロウ材
部の断面を実体顕微鏡で観察して塗膜厚さが15〜20μm
の範囲に入り、気泡のないものを良品とした。熱衝撃特
性はろう付けした試料を -60℃で10分放置→25℃で 5分放置→ 150℃で10分放置→25℃で 5分放置 → -60℃で10分放置→25℃で 5分放置 を1サイクルとし、ハガレが30回以下で発生するものを × 100回以下で発生するものを △ 100回以上でも発生しないものを ○ と表した。 比較例1〜3はいずれも膜厚が0〜30μmとバラツキ、
しかも不均一な塗膜となっていた。比較例4〜6は、熱
衝撃特性が30回以下であり、熱に対しての強度安定性が
なかった。
【0009】
【表1】
【0010】
【表2】
【0011】
【発明の効果】以上の通り本発明の接合用ペースト組成
物はスクリーン印刷が可能で安定した塗膜を形成できる
ため、不規則なパターン形状の接合に適している。ま
た、接合部分のロウ材の厚さを均一にできるため接合強
度が高く、しかもバラツキの小さい安定したセラミック
スと金属との接合ができ、又熱衝撃に強い為、高信頼性
を有した接合ができるため従来のロウ材で不可能であっ
たものにも適用できる画期的なものといえる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒度巾が 0.1μm〜10μmの範囲にある
    銀粉末, 銅粉末及びジルコニウム粉末を混合した金属粉
    末と有機ワニスから成り、その組成が銀粉末が40重量部
    以上80重量部以下、銅粉末が25重量部以上50重量部以
    下、ジルコニウム粉末が1量部以上10重量部以下、有機
    ワニスが8重量部以上25重量部以下であることを特徴と
    するセラミックスと金属との接合用ペースト組成物。
  2. 【請求項2】 金属粉末の粒度巾が 0.5μm〜 5μmで
    ある請求項1に記載のセラミックスと金属との接合用ペ
    ースト組成物。
JP3864997A 1997-02-24 1997-02-24 セラミックスと金属との接合用ペースト組成物 Pending JPH10231183A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3864997A JPH10231183A (ja) 1997-02-24 1997-02-24 セラミックスと金属との接合用ペースト組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3864997A JPH10231183A (ja) 1997-02-24 1997-02-24 セラミックスと金属との接合用ペースト組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10231183A true JPH10231183A (ja) 1998-09-02

Family

ID=12531111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3864997A Pending JPH10231183A (ja) 1997-02-24 1997-02-24 セラミックスと金属との接合用ペースト組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10231183A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6354484B1 (en) Process for producing a metal-ceramic composite substrate
JP5665295B2 (ja) 非反応性ろう付によるSiC系材料製物品の適度に耐火性の組立プロセス、ろう付組成物、並びにこのプロセスによって得られる接合部及び組立品
JP2016189474A (ja) 配線パターンを形成するための組成物
JPH0258794B2 (ja)
JP2009107020A (ja) ろう材組成物及びその製造及び使用方法
CA2015094A1 (en) Process for making electrically conductive patterns
JPH11278941A (ja) 窒化アルミニウム焼結体及びそのメタライズ基板
EP1180506B1 (de) Verfahren zur Herstellung einer Beschichtung auf einem feuerfesten Bauteil
RU2515157C1 (ru) Лента из порошкового высокотемпературного припоя на органической связке
JP2006281292A (ja) 導電性フィラー、及び低温はんだ材料
JPH02208274A (ja) セラミックス表面の金属化組成物、表面金属化方法及び表面金属化製品
US3227591A (en) Film techniques
CN106141507B (zh) 一种低有机物含量的陶瓷颗粒增强复合钎料膜的制备方法
JPH05148053A (ja) セラミツクス−金属接合体
JP3222514B2 (ja) セラミックスと金属の接合用ペースト組成物
JPH10231183A (ja) セラミックスと金属との接合用ペースト組成物
CN115178912B (zh) 一种含Ti3AlC2的铜基活性复合钎料、制备方法及其钎焊方法
JP2795467B2 (ja) 接着性良好な金属ペースト
US3857798A (en) CONDUCTIVE INK COMPOSITION CONTAINING Pd AND Pb METAL POWDERS
US3179535A (en) Method of bonding an electrode to a ceramic body and article
JPH085724B2 (ja) セラミックスと金属との接合用ペースト組成物
JPS6315866A (ja) 厚膜ペ−スト用導電性組成物
US6193930B1 (en) Brazing alloy
JP3370060B2 (ja) セラミックス−金属接合体
JP2000169922A (ja) Mo−Ni系ターゲット材料、電極材料、及び実装部品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060925

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20061003

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20061201

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20070116

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02