JPH05139500A - 給油装置 - Google Patents
給油装置Info
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- JPH05139500A JPH05139500A JP12676192A JP12676192A JPH05139500A JP H05139500 A JPH05139500 A JP H05139500A JP 12676192 A JP12676192 A JP 12676192A JP 12676192 A JP12676192 A JP 12676192A JP H05139500 A JPH05139500 A JP H05139500A
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- Japan
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- main body
- oil supply
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 給油可能範囲を拡大できるように固定形の給
油装置本体に対してホースが横移動できるようにした給
油装置である。 【構成】給油装置本体1内に設けられた固定配管20
と、該固定配管20に揺動可能に接続され、先端に給油
ノズル39を有するホース38の基端側を横移動させる
ホース移動機構22とを備える。このホース移動機構2
2は、給油装置本体1の前後方向に揺動可能な揺動接続
管24を有し、該揺動接続管24の先端は給油装置本体
1の側板6に設けた長孔8に沿って案内される。
油装置本体に対してホースが横移動できるようにした給
油装置である。 【構成】給油装置本体1内に設けられた固定配管20
と、該固定配管20に揺動可能に接続され、先端に給油
ノズル39を有するホース38の基端側を横移動させる
ホース移動機構22とを備える。このホース移動機構2
2は、給油装置本体1の前後方向に揺動可能な揺動接続
管24を有し、該揺動接続管24の先端は給油装置本体
1の側板6に設けた長孔8に沿って案内される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホースを横移動させる
ことができるようにしたホース移動型の給油装置に関す
る。
ことができるようにしたホース移動型の給油装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ホースの長さが法定されている給
油装置にあっては、給油可能範囲を実質上拡大できるよ
うに、給油装置本体に対してホースが横移動できるよう
に構成したホース移動型の給油装置が知られている。
油装置にあっては、給油可能範囲を実質上拡大できるよ
うに、給油装置本体に対してホースが横移動できるよう
に構成したホース移動型の給油装置が知られている。
【0003】この種の給油装置は、例えば特開昭59−
187595号公報、特開昭59−221294号公
報、実開昭60−35100号公報等に示すように、長
孔を有し、内部にポンプ及び流量計を収容した給油装置
本体の上部に可動継手、ガイドレール、ホース支持管等
からなるホース移動機構を横置きの状態で配置し、ホー
スを給油装置本体の長孔に沿って移動できるように構成
してある。
187595号公報、特開昭59−221294号公
報、実開昭60−35100号公報等に示すように、長
孔を有し、内部にポンプ及び流量計を収容した給油装置
本体の上部に可動継手、ガイドレール、ホース支持管等
からなるホース移動機構を横置きの状態で配置し、ホー
スを給油装置本体の長孔に沿って移動できるように構成
してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】而して、上述した従来
技術にあっては、ホース移動機構の構造が複雑であると
いう欠点があるし、可動継手や可動配管等の可動部分が
多いために、ホース移動機構は給油装置本体内の上部や
正面側に横置きの状態で配設しなければならず、給油装
置が大型化するという欠点や保守点検時の作業性が悪い
という欠点がある。
技術にあっては、ホース移動機構の構造が複雑であると
いう欠点があるし、可動継手や可動配管等の可動部分が
多いために、ホース移動機構は給油装置本体内の上部や
正面側に横置きの状態で配設しなければならず、給油装
置が大型化するという欠点や保守点検時の作業性が悪い
という欠点がある。
【0005】本発明は、上述した従来技術の欠点に鑑み
なされたもので、ホース移動機構を縦方向に収容してい
るために全体として小型化でき、従って保守点検時の作
業性にも優れた給油装置を提供するものである。
なされたもので、ホース移動機構を縦方向に収容してい
るために全体として小型化でき、従って保守点検時の作
業性にも優れた給油装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために構成された本発明の手段の特徴は、給油装置本体
内に設けたホース移動機構は下端側が固定配管の先端側
に回動継手を介して接続され、前記給油装置本体の側板
に沿って上方に突出した上端側が該給油装置本体の前後
方向に揺動可能となった揺動接続管と、該揺動接続管の
上端側に設けられたガイドローラと、該ガイドローラを
介して前記揺動接続管の上端側を前記給油装置本体の長
孔に沿って案内すべく、該長孔近傍に位置して給油装置
本体に設けられたガイドレールと、基端側が前記揺動接
続管の上端側に回動可能に接続され、前記給油装置本体
の長孔を介して該給油装置本体の側板外側に突出した先
端側に前記ホースの基端側が接続されたホース支持管と
から構成したことにある。
ために構成された本発明の手段の特徴は、給油装置本体
内に設けたホース移動機構は下端側が固定配管の先端側
に回動継手を介して接続され、前記給油装置本体の側板
に沿って上方に突出した上端側が該給油装置本体の前後
方向に揺動可能となった揺動接続管と、該揺動接続管の
上端側に設けられたガイドローラと、該ガイドローラを
介して前記揺動接続管の上端側を前記給油装置本体の長
孔に沿って案内すべく、該長孔近傍に位置して給油装置
本体に設けられたガイドレールと、基端側が前記揺動接
続管の上端側に回動可能に接続され、前記給油装置本体
の長孔を介して該給油装置本体の側板外側に突出した先
端側に前記ホースの基端側が接続されたホース支持管と
から構成したことにある。
【0007】
【作用】固定配管側を支点として揺動する揺動接続管の
上端側にホース支持管が設けてあり、該ホース支持管は
ホースの移動に伴なって給油装置本体の側板に設けた長
孔内を移動する。
上端側にホース支持管が設けてあり、該ホース支持管は
ホースの移動に伴なって給油装置本体の側板に設けた長
孔内を移動する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳述す
る。
る。
【0009】図において、1は定置型のホース移動式給
油装置を構成する給油装置本体、2,2は該給油装置本
体1を構成する左、右一対の枠体(一方は図示せず)
で、該各枠体2は前枠部2A、後枠部2B及び側枠部2
Cによって平面略コ字状をなしている(図6参照)。
3,4は前記一対の枠体2,2間に設けられた前板と後
板で、該前板3及び後板4の上部は表示窓部3A,4A
になっている。5は底板、6,6は前記前板3及び後板
4の側縁から横方向に突出するようにして各枠体2に設
けられた一対の側板で、該各側板6は前側部6A、後側
部6B及び横側部6Cによって平面略コ字状をなしてお
り、該各側板6と枠体2とによって形成される縦長の空
間は配管収容部7になっている。更に8,8は前記各側
板6の上部側に形成された横長の長孔で、該各長孔8の
開口縁に沿って側板6には縁板9が設けられている。
油装置を構成する給油装置本体、2,2は該給油装置本
体1を構成する左、右一対の枠体(一方は図示せず)
で、該各枠体2は前枠部2A、後枠部2B及び側枠部2
Cによって平面略コ字状をなしている(図6参照)。
3,4は前記一対の枠体2,2間に設けられた前板と後
板で、該前板3及び後板4の上部は表示窓部3A,4A
になっている。5は底板、6,6は前記前板3及び後板
4の側縁から横方向に突出するようにして各枠体2に設
けられた一対の側板で、該各側板6は前側部6A、後側
部6B及び横側部6Cによって平面略コ字状をなしてお
り、該各側板6と枠体2とによって形成される縦長の空
間は配管収容部7になっている。更に8,8は前記各側
板6の上部側に形成された横長の長孔で、該各長孔8の
開口縁に沿って側板6には縁板9が設けられている。
【0010】かくして、実施例の給油装置本体1は一対
の枠体2,2と、該枠体2,2間に設けられた前板3及
び後板4と、底板5と、左、右に突出して枠体2,2に
それぞれ設けられた一対の側板6,6と、該各側板6の
上部側に設けられた長孔8とから構成されており、該給
油装置本体1内は2枚の仕切板10,11によって、下
側室12、中間室13及び上側室14の3室に画成され
ている。
の枠体2,2と、該枠体2,2間に設けられた前板3及
び後板4と、底板5と、左、右に突出して枠体2,2に
それぞれ設けられた一対の側板6,6と、該各側板6の
上部側に設けられた長孔8とから構成されており、該給
油装置本体1内は2枚の仕切板10,11によって、下
側室12、中間室13及び上側室14の3室に画成され
ている。
【0011】15は前記給油装置本体1の中間室13内
に位置して仕切板10上に設けられたポンプで、該ポン
プ15は下側室12内に設けられたモータ16によって
駆動されるようになっている。17は前記ポンプ15の
上流側に設けられた流量計で、該流量計17にはパルス
発信器18が付設されている。また、上側室14内に位
置して仕切板11の上面には前記パルス発信器18から
のパルス信号により給油量を表示する給油量表示器19
が設けられている。
に位置して仕切板10上に設けられたポンプで、該ポン
プ15は下側室12内に設けられたモータ16によって
駆動されるようになっている。17は前記ポンプ15の
上流側に設けられた流量計で、該流量計17にはパルス
発信器18が付設されている。また、上側室14内に位
置して仕切板11の上面には前記パルス発信器18から
のパルス信号により給油量を表示する給油量表示器19
が設けられている。
【0012】20は基端側が図示しない地下タンクに接
続され、途中に前記ポンプ15、流量計17が接続され
た固定配管で、該固定配管20の上部側はL字状に屈曲
してその先端側20Aは枠体2に向けて水平方向に突出
しており、先端には枠体2に嵌合して固着した固定継手
21が設けられている。
続され、途中に前記ポンプ15、流量計17が接続され
た固定配管で、該固定配管20の上部側はL字状に屈曲
してその先端側20Aは枠体2に向けて水平方向に突出
しており、先端には枠体2に嵌合して固着した固定継手
21が設けられている。
【0013】22は後述するホース38の基端側38A
を給油装置本体1の長孔8に沿って矢示A,A´方向に
横移動させるため、給油装置本体1の左、右側方に形成
した配管収容部7内に設けられたホース移動機構を示
す。23は該ホース移動機構22を構成するエルボ継手
で、該エルボ継手23は一端側23Aが前記固定継手2
1に回動可能に接続されており、他端側23B外周には
フランジ23Cが形成されている。
を給油装置本体1の長孔8に沿って矢示A,A´方向に
横移動させるため、給油装置本体1の左、右側方に形成
した配管収容部7内に設けられたホース移動機構を示
す。23は該ホース移動機構22を構成するエルボ継手
で、該エルボ継手23は一端側23Aが前記固定継手2
1に回動可能に接続されており、他端側23B外周には
フランジ23Cが形成されている。
【0014】24は下端側24Aが前記エルボ継手23
の他端側23Bに接続され、給油装置本体1の側板6に
沿って上方に突出した上端側24Bが給油装置本体1の
前後方向に揺動可能となった揺動接続管、25は該揺動
接続管24の上端側24Bに接続されたキャリアで、該
キャリア25は図5に示すように、一端側26A外周に
フランジ26Bを有し、他端側が継手接続部26Cにな
った中空の筒体部26と、該筒体部26の外周から上向
きに二又状に突出形成されたローラ支持部27と、筒体
部26の他端側26C外周にフランジ状に突出して設け
られ、周方向に一対のストッパ面28A,28Bを有す
るストッパ部28とから構成されており、ローラ支持部
27には後述するガイドレール32に案内される一対の
ガイドローラ29,29が軸支されている。
の他端側23Bに接続され、給油装置本体1の側板6に
沿って上方に突出した上端側24Bが給油装置本体1の
前後方向に揺動可能となった揺動接続管、25は該揺動
接続管24の上端側24Bに接続されたキャリアで、該
キャリア25は図5に示すように、一端側26A外周に
フランジ26Bを有し、他端側が継手接続部26Cにな
った中空の筒体部26と、該筒体部26の外周から上向
きに二又状に突出形成されたローラ支持部27と、筒体
部26の他端側26C外周にフランジ状に突出して設け
られ、周方向に一対のストッパ面28A,28Bを有す
るストッパ部28とから構成されており、ローラ支持部
27には後述するガイドレール32に案内される一対の
ガイドローラ29,29が軸支されている。
【0015】また、30,30は前記揺動接続管24の
外周側に位置してエルボ継手23のフランジ23Cとキ
ャリア25のフランジ26Bとの間に張設された一対の
棒状の補強部材で、該各補強部材30はホース38の移
動の際に揺動接続管24に曲げ力等が無理に掛るのを防
止するようになっていると共に、揺動接続管24の抜け
止め防止を図っている。31,31は枠体2の前枠部2
Aと一方の補強部材30との間及び後枠部2Bと他方の
補強部材30との間にそれぞれ張設された一対の戻しば
ねで、該各戻しばね31はばね力によって給油待機時に
は揺動接続管24を鉛直状態に保持すると共に、給油開
始時に該揺動接続管24がホース38の移動に伴って急
激に倒れるのを防止し、しかも所定角度以上は回転する
のを防止するストッパ機能を併せ持っている。
外周側に位置してエルボ継手23のフランジ23Cとキ
ャリア25のフランジ26Bとの間に張設された一対の
棒状の補強部材で、該各補強部材30はホース38の移
動の際に揺動接続管24に曲げ力等が無理に掛るのを防
止するようになっていると共に、揺動接続管24の抜け
止め防止を図っている。31,31は枠体2の前枠部2
Aと一方の補強部材30との間及び後枠部2Bと他方の
補強部材30との間にそれぞれ張設された一対の戻しば
ねで、該各戻しばね31はばね力によって給油待機時に
は揺動接続管24を鉛直状態に保持すると共に、給油開
始時に該揺動接続管24がホース38の移動に伴って急
激に倒れるのを防止し、しかも所定角度以上は回転する
のを防止するストッパ機能を併せ持っている。
【0016】一方、32は前記キャリア25に設けられ
た一対のガイドローラ29,29を矢示A,A´方向に
案内すると共に、揺動接続管24が給油装置本体1の左
右方向にガタ付くのを防止するためのガイドレールで、
該ガイドレール32は図6及び図7に示すように、枠体
2の前枠部2Aと後枠部2Bとにそれぞれ固着される一
対の取付板部32A,32Aと、該取付板部32A,3
2A間に形成された連結板部32Bと、ガイドローラ2
9,29を転動可能に挟持するように連結板部32Bの
幅方向両側を下向きに折曲して形成した一対の案内板部
32C,32Dとからなっている。そして、該ガイドレ
ール32は配管収容部7内上側に位置し、長孔8に沿っ
て枠体2に固着されている。
た一対のガイドローラ29,29を矢示A,A´方向に
案内すると共に、揺動接続管24が給油装置本体1の左
右方向にガタ付くのを防止するためのガイドレールで、
該ガイドレール32は図6及び図7に示すように、枠体
2の前枠部2Aと後枠部2Bとにそれぞれ固着される一
対の取付板部32A,32Aと、該取付板部32A,3
2A間に形成された連結板部32Bと、ガイドローラ2
9,29を転動可能に挟持するように連結板部32Bの
幅方向両側を下向きに折曲して形成した一対の案内板部
32C,32Dとからなっている。そして、該ガイドレ
ール32は配管収容部7内上側に位置し、長孔8に沿っ
て枠体2に固着されている。
【0017】次に、33は前記キャリア25の筒体部2
6他端側26Cに矢示B,B´方向に回動可能に接続さ
れたホース支持管で、該ホース支持管33は一端側34
Aが筒体部26の継手接続部26Cに接続されたエルボ
継手部34と、該エルボ継手部34の一端側34Aに軸
方向に突設されており、周方向両端面がキャリア25の
各ストッパ面28A,28Bに当接するストッパ面35
A,35Bになって、ホース支持管33を約50度の範
囲でのみ回動させるストッパ部35と、一端側36Aが
エルボ継手部34の他端側34Bに矢示C,C´方向に
回動可能に突設され、長孔8を介して他端側36Bが給
油装置本体1の外側に突出した略く字状のスイベル管継
手36とから構成されている。そして、エルボ継手部3
4の他端側34B外周にはゴム製の鍔部材37が嵌着さ
れており、該鍔部材37は、長孔8を介して配管収容部
7内に塵埃、雨水等が侵入するのを防止すべく縁板9に
設けたブラシ部材(図示せず)をホース支持管33が矢
示A,A´方向に移動する際にかき分けた隙間から、更
に塵埃、雨水等が配管収容部7内に侵入するのを防止し
ている。
6他端側26Cに矢示B,B´方向に回動可能に接続さ
れたホース支持管で、該ホース支持管33は一端側34
Aが筒体部26の継手接続部26Cに接続されたエルボ
継手部34と、該エルボ継手部34の一端側34Aに軸
方向に突設されており、周方向両端面がキャリア25の
各ストッパ面28A,28Bに当接するストッパ面35
A,35Bになって、ホース支持管33を約50度の範
囲でのみ回動させるストッパ部35と、一端側36Aが
エルボ継手部34の他端側34Bに矢示C,C´方向に
回動可能に突設され、長孔8を介して他端側36Bが給
油装置本体1の外側に突出した略く字状のスイベル管継
手36とから構成されている。そして、エルボ継手部3
4の他端側34B外周にはゴム製の鍔部材37が嵌着さ
れており、該鍔部材37は、長孔8を介して配管収容部
7内に塵埃、雨水等が侵入するのを防止すべく縁板9に
設けたブラシ部材(図示せず)をホース支持管33が矢
示A,A´方向に移動する際にかき分けた隙間から、更
に塵埃、雨水等が配管収容部7内に侵入するのを防止し
ている。
【0018】38は前記スイベル管継手36の他端側3
6Bに基端側38Aが回動可能に接続された給油ホース
で、該給油ホース38の先端側38Bには給油ノズル3
9が設けられており、該給油ノズル39は給油装置本体
1の側板6に設けられたノズル掛部40に常時は掛け止
めされている。
6Bに基端側38Aが回動可能に接続された給油ホース
で、該給油ホース38の先端側38Bには給油ノズル3
9が設けられており、該給油ノズル39は給油装置本体
1の側板6に設けられたノズル掛部40に常時は掛け止
めされている。
【0019】本実施例は上述の如く構成されるが、次
に、その作動について説明する。
に、その作動について説明する。
【0020】まず、給油待機時には給油ノズル39はノ
ズル掛部40に掛け止めされており、ホース38の基端
側38Aは揺動接続管24が一対のばね31,31のば
ね力によって鉛直状態に保持されることにより、長孔8
の横方向中心の位置に保持されている。
ズル掛部40に掛け止めされており、ホース38の基端
側38Aは揺動接続管24が一対のばね31,31のば
ね力によって鉛直状態に保持されることにより、長孔8
の横方向中心の位置に保持されている。
【0021】次に、給油対象に給油する場合には、ノズ
ル掛部40から給油ノズル39を取外し、該給油ノズル
39と共にホース38を給油対象の方向に引く。する
と、ホース38に加えられた引張力によりホース支持管
33を介してキャリア25が同方向に移動し、揺動接続
管24が下端側のエルボ継手23を中心に矢示A
(A′)方向に回転する。そして、引張り方向の力を受
けた一方の戻しばね31が最大限伸長し、他方の戻しば
ね31が収縮することによって、伸長した一方のばね3
1の収縮力と収縮した他方のばね31の伸長力とによっ
て揺動接続管24の回転が停止されるまで、給油ノズル
39を給油装置本体1から移動させて給油作業を行うこ
とができる。
ル掛部40から給油ノズル39を取外し、該給油ノズル
39と共にホース38を給油対象の方向に引く。する
と、ホース38に加えられた引張力によりホース支持管
33を介してキャリア25が同方向に移動し、揺動接続
管24が下端側のエルボ継手23を中心に矢示A
(A′)方向に回転する。そして、引張り方向の力を受
けた一方の戻しばね31が最大限伸長し、他方の戻しば
ね31が収縮することによって、伸長した一方のばね3
1の収縮力と収縮した他方のばね31の伸長力とによっ
て揺動接続管24の回転が停止されるまで、給油ノズル
39を給油装置本体1から移動させて給油作業を行うこ
とができる。
【0022】また、給油作業時ホース支持管33側の各
ストッパ面35A,35Bがキャリア25側の各ストッ
パ面28A,28Bに当接することにより、ホース支持
管33は給油装置本体1の前、後方向に約50度の範囲
でのみ回動するように規制したから、該ホース支持管3
3が長孔8の縁板9に当るのを防止できる。なお、ホー
ス支持管33の回動範囲は長孔8の開口広さに応じて変
りうるのであって、開口を大きく設定してホース支持管
33を例えば180度の範囲で回動するように構成して
もよい。
ストッパ面35A,35Bがキャリア25側の各ストッ
パ面28A,28Bに当接することにより、ホース支持
管33は給油装置本体1の前、後方向に約50度の範囲
でのみ回動するように規制したから、該ホース支持管3
3が長孔8の縁板9に当るのを防止できる。なお、ホー
ス支持管33の回動範囲は長孔8の開口広さに応じて変
りうるのであって、開口を大きく設定してホース支持管
33を例えば180度の範囲で回動するように構成して
もよい。
【0023】叙上の如く、本実施例によれば、給油装置
本体1内の左、右側方に位置してホース移動機構22を
縦方向に配設したから給油装置本体1内の正面側及び上
部側のスペースを有効に利用できる。また、側板6を取
外すだけでホース移動機構22を完全に露出させること
ができるから、保守点検作業を従来技術のものに比較し
て極めて容易に行うことができる。
本体1内の左、右側方に位置してホース移動機構22を
縦方向に配設したから給油装置本体1内の正面側及び上
部側のスペースを有効に利用できる。また、側板6を取
外すだけでホース移動機構22を完全に露出させること
ができるから、保守点検作業を従来技術のものに比較し
て極めて容易に行うことができる。
【0024】また、揺動接続管24は一対の補強部材3
0,30によって補強してあるから、ホース38の移動
時に撓んだりするのを防止できるし、揺動接続管24を
ゴム、合成樹脂等で成形し、ホース移動機構22全体の
軽量化を図るようにすることも可能である。
0,30によって補強してあるから、ホース38の移動
時に撓んだりするのを防止できるし、揺動接続管24を
ゴム、合成樹脂等で成形し、ホース移動機構22全体の
軽量化を図るようにすることも可能である。
【0025】なお、実施例では一対の戻しばね31,3
1によって揺動接続管24を弾性的に保持するように構
成したが、該戻しばね31,31に代えて揺動接続管2
4の揺動方向両側に弾性ストッパ部材を設けてもよい
し、枠体2の前枠部2A及び後枠部2Bに弾性ストッパ
部材を設ける構成にしてもよい。また、実施例では給油
装置本体1内に二組の給油機構を設けたダブル型固定式
給油装置を例に挙げたが、給油装置本体内に一つの給油
機構を設けたシングル型固定式給油装置にも、本発明は
適用できるものである。
1によって揺動接続管24を弾性的に保持するように構
成したが、該戻しばね31,31に代えて揺動接続管2
4の揺動方向両側に弾性ストッパ部材を設けてもよい
し、枠体2の前枠部2A及び後枠部2Bに弾性ストッパ
部材を設ける構成にしてもよい。また、実施例では給油
装置本体1内に二組の給油機構を設けたダブル型固定式
給油装置を例に挙げたが、給油装置本体内に一つの給油
機構を設けたシングル型固定式給油装置にも、本発明は
適用できるものである。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上詳述した如くであって、ホ
ース移動機構を給油装置本体内の側方に位置して縦方向
に配設したから、給油装置本体内の正面側及び上部側の
スペースを有効利用できるし、給油装置を小型化でき
る。また、ホース移動機構を給油装置本体内の上部側に
設けた従来技術に比較して、保守点検作業を容易に行う
ことができ、極めて作業性に優れている。
ース移動機構を給油装置本体内の側方に位置して縦方向
に配設したから、給油装置本体内の正面側及び上部側の
スペースを有効利用できるし、給油装置を小型化でき
る。また、ホース移動機構を給油装置本体内の上部側に
設けた従来技術に比較して、保守点検作業を容易に行う
ことができ、極めて作業性に優れている。
【図1】本考案の実施例に係る給油装置の一部を破断に
した正面図である。
した正面図である。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】ホース移動機構を示す図1中の要部拡大図であ
る。
る。
【図4】側板を取外して示す図3の右側面図である。
【図5】キャリアとホース支持管の分解斜視図である。
【図6】図3中のVI-VI 矢示方向断面図である。
【図7】ガイドレールの外観斜視図である。
1 給油装置本体 6 側板 8 長孔 20 固定配管 22 ホース移動機構 23 エルボ継手 24 揺動接続管 29 ガイドローラ 32 ガイドレール 33 ホース支持管
Claims (1)
- 【請求項1】 前板、後板及び一対の側板によって箱体
状に形成され、該側板には横方向に長孔が設けられた給
油装置本体と、該給油装置本体内に位置して基端側がタ
ンク側と接続され、途中にポンプ及び流量計が設けられ
た固定配管と、該固定配管と先端に給油ノズルを有する
ホースとの間に設けられ、該ホースの基端側を前記給油
装置本体の長孔に沿って移動させるホース移動機構とを
備えた給油装置において、前記ホース移動機構は下端側
が前記固定配管の先端側に回動継手を介して接続され、
前記給油装置本体の側板に沿って上方に突出した上端側
が該給油装置本体の前後方向に揺動可能となった揺動接
続管と、該揺動接続管の上端側に設けられたガイドロー
ラと、該ガイドローラを介して前記揺動接続管の上端側
を前記給油装置本体の長孔に沿って案内すべく、該長孔
近傍に位置して給油装置本体に設けられたガイドレール
と、基端側が前記揺動接続管の上端側に回動可能に接続
され、前記給油装置本体の長孔を介して該給油装置本体
の側板外側に突出した先端側に前記ホースの基端側が接
続されたホース支持管とから構成したことを特徴とする
給油装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4126761A JP2593764B2 (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 給油装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4126761A JP2593764B2 (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 給油装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05139500A true JPH05139500A (ja) | 1993-06-08 |
JP2593764B2 JP2593764B2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=14943274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4126761A Expired - Lifetime JP2593764B2 (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 給油装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2593764B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60163299U (ja) * | 1984-04-09 | 1985-10-30 | トキコ株式会社 | 給油装置 |
JPS6229439U (ja) * | 1985-08-06 | 1987-02-23 |
-
1992
- 1992-04-20 JP JP4126761A patent/JP2593764B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60163299U (ja) * | 1984-04-09 | 1985-10-30 | トキコ株式会社 | 給油装置 |
JPS6229439U (ja) * | 1985-08-06 | 1987-02-23 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2593764B2 (ja) | 1997-03-26 |
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