JPH0513899Y2 - - Google Patents

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JPH0513899Y2
JPH0513899Y2 JP1985075382U JP7538285U JPH0513899Y2 JP H0513899 Y2 JPH0513899 Y2 JP H0513899Y2 JP 1985075382 U JP1985075382 U JP 1985075382U JP 7538285 U JP7538285 U JP 7538285U JP H0513899 Y2 JPH0513899 Y2 JP H0513899Y2
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door
battery
coil
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shaft body
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、クリーンルームの自動ドアに用い
て好適なドア装置に関する。
〔従来技術〕
クリーンルームという名が聞かれるようになつ
て久しく、近年は精密機械の組立あるいは食品加
工の分野等において広く用いられている。
我々の生活している通常環境には微小な塵埃と
それに付着している菌がおびだたしい数量で存在
している。これらの微小な塵埃が精緻な部品の製
造工程や組立工程にて不良の原因となり、また食
品の加工においても腐敗の原因となる。クリーン
ルームは上述した組立・加工に必要な環境を提供
するもので、外界から遮断され、上述した不良あ
るいは腐敗の原因となる微小な塵埃を極めて少な
くしてある。
さて、このクリーンルームにおいては微小な塵
埃の侵入あるいは発生を防ぐために、出入用の扉
には十分な配慮が要求される。
第5図はクリーンルームに用いられる従来のド
ア装置を示す正面図である。この図において、ド
ア1はコ字状の支持枠2の一方の端に偏つて固定
されており、また支持枠2には磁性材よりなる軸
体3と、板状の2次導体4とが取り付けられてい
る。すなわち、支持枠2、軸体3および2次導体
4はドア1と一体化されている。一方、壁側に
は、保持装置5,5が固定されており、これら保
持装置5,5に前記軸体3が遊嵌されている。保
持装置5は、磁気作用によつて、軸体3を非接触
的に空間に保持するもので、電磁石(図示せず)
を有している。これら保持装置5,5によつて軸
体3が空間に保持されることにより、ドア1が空
間に浮かぶようになつている。また、壁側には進
行磁界発生装置6が固定されており、この進行磁
界発生装置6が、前記2次導体4に進行磁界を及
ぼすことにより、2次導体4が図中左(もしくは
右)方向に力を受け、ドア1が、空間に浮いた状
態で開閉する。
ところで、上述した軸体3は、磁性体であるか
ら非常に重く、このため、保持装置5,5には大
きな浮上電力が必要となる。また、保持装置5,
5に掛かる荷重は均一にならず、一方の負担が大
きい。そこで、軸体3と、保持装置5,5との固
定、可動関係を取替えたものがある。すなわち、
軸体3を壁側に固定する一方、保持装置5,5を
ドア1に取り付け、軸体3を伝うカールケーブル
等で、保持装置5,5に給電を行なうのである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、ケーブルの伸縮は発塵の原因と
なり、またケーブルは通常ドア1の上方に位置し
ているため、発生した塵埃が、落下して広く周囲
を汚染するという欠点があつた。
この考案は、上記事情に鑑み、保持装置を可動
としたものにおいて、発塵を抑えたドア装置を提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この考案は、ドア
にバツテリを設け、このバツテリから保持装置に
電力を供給すると共に、ドアの閉時においてこの
バツテリを充電することを特徴とする。
〔作用〕
ドアにバツテリを設けることにより、バツテリ
の電力によつてドアを浮上させ、給電ケーブルを
不要とする。
〔実施例〕
以下、図面を参照してこの考案の一実施例につ
いて説明する。
第1図および第2図は、各々この考案の一実施
例によるドア装置の要部の構成を示す正面図およ
びそのA−A線視断面図である。この図におい
て、10は磁性体よりなる軸体であり、壁部Wに
固定された取付部材11,12により、入口E上
方において壁部Wから離間され、水平かつ壁部W
に平行に配置・固定されている。また、13は、
駆動装置であり、軸体10の中央上方において取
付台14により、壁部Wに固定されている。この
駆動装置13は、断面コ字状のカバー15を有し
ており、このカバー15の内側に2つの進行磁界
発生装置16,17が、壁部Wに垂直な方向に所
定の距離を置いて対向させた状態て固定されてい
る。これら進行磁界発生装置16,17は、開閉
制御装置18の制御の下、両装置16,17が対
向している空間に第1図中左(もしくは右)方向
の進行磁界を発生させるようになつている。
一方、19はドアであり、このドア19の上端
両側部には、保持装置20,20が固定され、こ
れら保持装置20,20に前記軸体10が遊嵌さ
れている。保持装置20は、第3図に示すように
円筒状のケース21を有しており、このケース2
1の内周面には、断面コ字状の鉄心22,22,
22が磁極22a,…を中心に向け120°の間隔で
配置・固定されている。この場合、中心から、各
磁極22a…の先端までの距離は、いずれも等し
く、また、軸体10の半径よりも若干大となつて
おり、この結果、軸体10の軸心と、ケース21
の軸心とを一致させた場合には、各磁極22a…
の先端と軸体10との間には微小な間隙が生じる
ようになつている。また、各鉄心22には、コイ
ル23が巻回され、また、各鉄心21の磁極22
aと22aの間には距離センサ24が設けられて
いる。そして、コイル23,23,23に通電す
ることにより、鉄心22,22,22が励磁さ
れ、各磁極22a,…が軸体10を引き合う(図
中破線は磁束を示す)。この場合、距離センサ2
4,24,24によつて各磁極22a…の先端か
ら軸体10までの距離か測られ、この測定結果に
基づいて、各コイル23,23,23に供給する
電流を制御することにより、軸体10が非接的に
保持され、ドア19が非接触的に浮上する。な
お、距離センサ24には、誘導型あるいは渦電流
型のセンサが用いられる。
さて、ドア19の上端中央には、制御装置25
が取り付けられており、この制御装置25は、上
述したコイル23への通電およびその制御を行な
う。
また、ドア19の上方には、保持装置20,2
0に固定された支持部材26,26によつて、水
平に2次導体27が設けられている。この2次導
体27は、水平部材27aと垂直部材27bとな
る断T字状のアルミ材であり、垂直部材27b
が、前述した駆動装置13の、進行磁界発生装置
16と17の間に介挿されている。この結果、進
行磁介発生装置16,17と2次導体27とによ
つて両側フラツト形リニアモータが構成され、進
行磁界発生装置16,17の間に発生する進行磁
界の磁気作用によつて2次導体27が第1図中左
右方向に力を受け、ドア19が開閉するようにな
つている。なお、開閉制御装置18に入力される
信号Sは、マツトスイツチ、光スイツチ、超音波
スイツチ等から供給される開信号であり、また信
号Bは、ドア位置検出信号である。
次に、第4図は同ドア装置の要部の電気的構成
を示すブロツク図である。この図において一点鎖
線で囲まれた部材は、ドア19に設けられている
部分を示し、囲まれた部分以外の部分は壁部W等
に固定的に設けられている部分を示す。外部電源
30から、1次側コイル31に交流電流が供給さ
れると、ドア19に設けられた2次側コイル32
に交流電流が誘導される。これら1次側コイル3
1と2次側コイル32は、ドア19が閉じている
時に対向し、2次側コイル32に交流電流が誘導
される一方、ドア19が開くと、1次側コイル3
1と2次側コイル32との位置関係がくずれ、2
次側コイル32での交流電流の誘導は停止する。
この2次側コイル32に誘導された交流電流は、
整流器33によつて直流に整流され、バツテリ3
4へ供給され、バツテリ34を充電する。制御回
路25は、このバツテリ34を電源として、保持
装置20へ通電する。
以上の構成を有するドア装置の動作を説明す
る。通常ドア19は閉じており、この閉時に、2
次側コイル32に交流電流が誘導され、直流に整
流されて、バツテリ34の充電が行なわれてい
る。制御装置25は、バツテリ34を電源とし、
保持装置20のコイル23,23,23へ通電す
ると共に、距離センサ24,24,24の測定結
果に基づいて通電の制御を行なう。これによつ
て、ドア19が空間に非接触的に保持される。
さて、開閉制御装置18に開信号Sが供給され
ると、開閉制御装置18は、進行磁界発生装置1
6,17に第1図中右向きの進行磁界を発生させ
る。これよつて、2次導体27が同図右方へ力を
受けて、ドア19が移動し、入口Eが開かれる。
ドア19が移動すると、2次側コイル32への誘
導は停止するが、バツテリ34の電圧は落ちるこ
とはない。この結果、ドア19が開いている状態
であつてもドア19は空間に非接触的に保持され
る。
次いで開閉制御部18はドア位置検出信号Bが
供給されると進行磁界の発生を止めると同時に短
い時間、ドア19の進行方向とは逆方向の進行磁
界を発生させ、ドア19を停止させる。次いで開
閉制御部18は、一定時間経過後、前記逆方向の
進行磁界を発生させて、ドア19を移動させ、入
口Eを閉じる。
この様にドア19が開いている時間は短かく、
その間に、バツテリが上がつてしまうということ
はない。
なお、本実施例においては、コイルを用いてド
ア側に電力を誘導したが、許容される汚染度が高
い場合には、機械式の接点を用いてもよい。この
場合は、直接、直流電力を供給することが可能と
なり、整流回路が不要となる。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案によれば、ドアに
バツテリを設け、このバツテリから保持装置に電
力を供給すると共に、ドアの閉時において、この
バツテリを充電するようにしたので、供電ケーブ
ルが不要になり、ケーブルの伸縮時の発塵が全く
なくなる。
また、コイルを用いて、ドアに電力を誘導する
ようにした場合には、ドアは完全に非接触に状態
で開閉動作を行なうので、開閉動作に伴う発塵が
全くなくなり、クリーンルーム内を汚染すること
がなくなる。
また保持装置をドアに設け、磁性体の軸体を壁
に固定したので、ドアが軽くなり、浮上のための
電力が小さくて済む。また、保持装置の一方に荷
重が偏在するということがなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、この考案の一実施例に
よるドア装置の要部の構成を示す正面図およびそ
のA−A線視断面図、第3図は、保持装置の構成
を示す断面図、第4図は、同ドア装置の要部の電
気的構成を示すブロツク図、第5図は、従来のド
ア装置の構成を示す正面図である。 1,19……ドア、3,10……軸体(支持部
材)、5,20……保持装置(保持手段)、31…
…1次側コイル、32……2次側コイル(以上3
1,32は給電手段)、34……バツテリ、W…
…壁部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 非接触式の駆動手段によつて駆動され、自動的
    にドアの開閉を行なうドア装置において、壁部に
    固定された磁性体よりなる支持部材と、前記ドア
    に取り付けられ、前記支持部材に磁力を及ぼし、
    磁気作用によつて前記ドアを非接触的に空間に保
    持する保持手段と、前記保持手段に電力を供給す
    るバツテリと、前記ドアの閉時に、前記バツテリ
    に電力を供給する給電手段とを具備することを特
    徴とするドア装置。
JP1985075382U 1985-03-20 1985-05-21 Expired - Lifetime JPH0513899Y2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985075382U JPH0513899Y2 (ja) 1985-05-21 1985-05-21
EP86301768A EP0195585B1 (en) 1985-03-20 1986-03-12 Door apparatus
DE8686301768T DE3663376D1 (de) 1985-03-20 1986-03-12 Door apparatus
US06/841,157 US4698876A (en) 1985-03-20 1986-03-19 Door apparatus partially supported by a magnetic mechanism
US07/214,865 US4876765A (en) 1985-03-20 1988-07-01 Door apparatus with magnetic support

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JP1985075382U JPH0513899Y2 (ja) 1985-05-21 1985-05-21

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JPS61189973U JPS61189973U (ja) 1986-11-26
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