JPH05138748A - 繊維強化樹脂管の製造方法 - Google Patents

繊維強化樹脂管の製造方法

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JPH05138748A
JPH05138748A JP3303711A JP30371191A JPH05138748A JP H05138748 A JPH05138748 A JP H05138748A JP 3303711 A JP3303711 A JP 3303711A JP 30371191 A JP30371191 A JP 30371191A JP H05138748 A JPH05138748 A JP H05138748A
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JP
Japan
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fiber
thermoplastic resin
mandrel
reinforced resin
inert gas
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JP3303711A
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English (en)
Inventor
Fumio Saeki
文夫 佐伯
Minoru Morioka
穣 森岡
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Atsugi Unisia Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C53/00Shaping by bending, folding, twisting, straightening or flattening; Apparatus therefor
    • B29C53/80Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C53/8008Component parts, details or accessories; Auxiliary operations specially adapted for winding and joining
    • B29C53/8066Impregnating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29C53/8016Storing, feeding or applying winding materials, e.g. reels, thread guides, tensioners
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29C70/04Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts comprising reinforcements only, e.g. self-reinforcing plastics
    • B29C70/06Fibrous reinforcements only
    • B29C70/10Fibrous reinforcements only characterised by the structure of fibrous reinforcements, e.g. hollow fibres
    • B29C70/16Fibrous reinforcements only characterised by the structure of fibrous reinforcements, e.g. hollow fibres using fibres of substantial or continuous length

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マトリックス樹脂の酸化による変色・劣化を
防止する。 【構成】 強化繊維10と熱可塑性樹脂繊維12又は熱
可塑性樹脂を含浸させた強化繊維を不活性ガス雰囲気中
で所定温度に加熱しつつマンドレル4の外周に巻き付
け、熱可塑性樹脂と強化繊維とを筒状に複合一体化した
後、それを冷却固化させることにより繊維強化樹脂管1
7を製造する。これにより、熱可塑性樹脂繊維12又は
熱可塑性樹脂は、所定温度に加熱される際に大気と接触
しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は機械構造用部品等として
広範囲に使用される繊維強化樹脂管の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、熱硬化性樹脂をマトリックスとし
た繊維強化樹脂管の欠点である靱性や耐衝撃性等を改良
するものとして、熱可塑性樹脂をマトリックスとした繊
維強化樹脂管が注目されるようになってきた。この熱可
塑性樹脂をマトリックスとする繊維強化樹脂管の製造方
法は、ポリアミドやポリブチレン等の熱可塑性樹脂繊維
をマンドレルに巻き付ける直前にトーチ等の加熱手段に
より高温に加熱し、この高温に加熱したものと炭素繊維
やガラス繊維等の強化繊維とを高速でマンドレルの外周
に巻き付けることにより、熱可塑性樹脂繊維と強化繊維
とを接着しつつ、筒状に複合一体化するようになってい
る(AMERICAN MACHINIST,May1
989;P58〜P59)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな熱可塑性樹脂をマトリックスとした繊維強化樹脂管
の製造方法にあっては、熱可塑性樹脂繊維をマンドレル
に巻き付ける直前に、該熱可塑性樹脂繊維を大気中で溶
融軟化温度以上に高温加熱するため、熱可塑性樹脂が酸
化して変色・劣化しやすいという問題があった。
【0004】この発明はこのような従来技術の問題点を
解決するために案出されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、強化繊維
と熱可塑性樹脂繊維又は熱可塑性樹脂を含浸させた強化
繊維を不活性ガス雰囲気中で所定温度に加熱しつつマン
ドレルの外周に巻き付け、熱可塑性樹脂と強化繊維とを
筒状に複合一体化した後、それを冷却固化させることを
特徴としている。
【0006】
【作用】加熱される熱可塑性樹脂繊維又は熱可塑性樹脂
と大気との接触が不活性ガスにより遮断される。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき詳述す
る。
【0008】図1は繊維強化樹脂管の製造装置の概略図
であり、この図において1はシール室(容積約4リット
ル)である。このシール室1は、外部から内部を観察で
きるように透明な樹脂板等で形成してあり、その上部の
蓋部材1aには細長い開口部2を形成してある(図2〜
図3参照)。そして、このシール室1の内部には、軸受
3で回動可能に支持され、図外の駆動装置により回動さ
せられる鉄製マンドレル4を収容すると共に、このマン
ドレル4を加熱できるように遠赤外線ランプ5を収容し
てあり、更に不活性ガス供給用の吹込みパイプ6を配置
してある。
【0009】このうち、マンドレル4(外径寸法25m
m,長さ400mm)は、その外周面をニッケルメッキ
後研磨加工し、その外周面に所定厚さ(30μ)のニッ
ケル箔7を端部が重なるように巻き付け(図4参照)、
そのニッケル箔7の外表面にシリコン系離型剤を吹きつ
けて乾燥させてある。又、吹込みパイプ6は、図2に示
すように、不活性ガス吹出し孔8を図中上方へ向けて形
成し、この不活性ガス吹出し孔8から吹き出す不活性ガ
スが開口部2から外部に流出するようにしてあり、シー
ル室1内に外部の空気が流入しないように、不活性ガス
吹出し孔8の位置及び個数等を考慮してある。尚、吹込
みパイプ6は、シール室1内の一端が閉塞されており、
他端が図外の不活性ガス供給設備に連通されている。
【0010】9は強化繊維(炭素繊維)10を巻いたボ
ビンであり、このボビン9から繰り出される強化繊維1
0とボビン11の熱可塑性樹脂繊維(ポリアミド6)1
2とを繊維案内装置13により絡み付かせて連続状繊維
14にするようになっている。そして、テンション機構
部15で連続状繊維14に所定の張力をかけ、連続状繊
維14の弛みを防止し、この張力がかけられた連続状繊
維14をトラバースヘッド16によりニッケル箔7が巻
かれたマンドレル4の外周に所定の巻き付け角度で巻き
付けるようにしてある。
【0011】尚、トラバースヘッド16はマンドレル4
の軸線方向に移動するようになっている。又、前記した
シール室1の開口部2は、連続状繊維14の走行の妨げ
とらない範囲で最小限の開口面積となるように矩形状に
形成してある。
【0012】以上の製造装置を使用して、次のように繊
維強化樹脂管17を製造する。
【0013】先ず、図外の不活性ガス供給設備から20
リットル/分の不活性ガスを吹込みパイプ6を介してシ
ール室1内に送り込み、空気よりも重い不活性ガスをシ
ール室1内に充満させると共に、マンドレル4を遠赤外
線ランプ5により所定温度に(230℃)に加熱する。
【0014】次いで、ボビン9の強化繊維10とボビン
11の熱可塑性樹脂繊維12を繊維案内装置13で絡み
付かせて連続状繊維14とし、これをトラバースヘッド
16により所定厚さとなるまでマンドレル4に巻き付け
る。この際、不活性ガスが充満しているシール室1内の
連続状繊維14は、遠赤外線ランプ5により所定温度
(240〜250℃)に加熱された状態でマンドレル4
の外周に巻き付けられる。これにより、熱可塑性樹脂繊
維12が溶融して強化繊維10に浸透し、これらが複合
一体化して筒状の繊維強化樹脂層が形成される。
【0015】その後、その筒状の繊維強化樹脂層を冷却
固化させることにより、繊維強化樹脂管17ができ上が
る。
【0016】次いで、マンドレル4を繊維強化樹脂管1
7から引き抜く。この際、マンドレル4と繊維強化樹脂
管17との間にはニッケル箔7が介装され、樹脂とマン
ドレル4との接着が防止されるため、マンドレル4は繊
維強化樹脂管17から容易に引き抜くことができ、繊維
強化樹脂管17に傷や割れ等の損傷を生じさせることが
ない。尚、この際、繊維強化樹脂管17の内周面にはニ
ッケル箔7が付着しているが、そのニッケル箔7は容易
に剥離することができる。
【0017】以上のように本実施例は、強化繊維10と
熱可塑性樹脂繊維12を不活性ガス雰囲気中で所定温度
に加熱しつつマンドレル4の外周に巻き付けるようにし
てあるため、繊維強化樹脂管17の酸化が防止され、繊
維強化樹脂管17のマトリックス樹脂の変色を低減でき
ると共に、繊維強化樹脂管17の劣化を防止することが
できる。
【0018】以上の実施例は、強化繊維10として炭素
繊維を使用したがこれに限られるものではなく、ガラス
繊維やセラミックス繊維(アルミナ繊維,シリカ・アル
ミナ繊維等)等の無機繊維及び熱可塑性樹脂よりも高融
点の有機繊維(芳香族ポリアミド等)を使用することが
できる。又、熱可塑性樹脂繊維12としてポリアミド6
を使用したがこれに限られるものではなく、ポリアミド
66,ポリブチレンテレフタレート,ポリエチレンテレ
フタレート,ポリプロピレン,ポリカーボネイド,ポリ
フェニレンサルファイド,ポリエーテルサルホン,ポリ
エーテルイミド等のほとんど全ての熱可塑性樹脂を適用
できる。更に、不活性ガスとして炭酸ガスを使用したが
これに限られるものではなく、六沸化硫黄ガスや六沸化
硫黄ガスを5%含有した炭酸ガス等の空気よりも比重の
大きな不活性ガスの使用が可能である。加えて、強化繊
維10に熱可塑性樹脂繊維12を絡ませた連続状繊維1
4をマンドレル4に巻き付けるようにしているが、予め
熱可塑性樹脂を含浸させたロービングやヤーン或は所定
寸法のプレプラグをマンドレル4に巻き付けるようにし
てもよい。
【0019】尚、遠赤外線ランプ5によるマンドレル4
及び熱可塑性樹脂繊維12の加熱温度は、マトリックス
樹脂である熱可塑性樹脂の材質等を考慮して決定され
る。又、前記実施例のシール室1の容積,マンドレル4
の大きさ及び供給不活性ガス量等の数値は、繊維強化樹
脂管17の大きさや不活性ガスの種類等の各種条件に応
じて適宜決定される。更に、遠赤外線ランプ5は、マン
ドレル4の両側にそれぞれ対向させて配置すれば、より
一層迅速にマンドレル4及び熱可塑性樹脂繊維12を加
熱できる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明
は、強化繊維と熱可塑性樹脂繊維又は熱可塑繊維樹脂を
含浸させた強化繊維を不活性ガス雰囲気中で所定温度に
加熱しつつマンドレルの外周に巻きつけるようにしてあ
るため、熱可塑性樹脂繊維又は熱可塑性樹脂が所定温度
に加熱される際に大気に接触することがなく、繊維強化
樹脂管の酸化による変色を低減し、酸化による劣化を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】繊維強化樹脂管の製造装置の概略図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】シール室の斜視図。
【図4】テープ状のニッケル箔を巻いたマンドレルの斜
視図。
【符号の説明】
4…マンドレル、10…強化繊維、12…熱可塑性樹脂
繊維、17…繊維強化樹脂管。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強化繊維と熱可塑性樹脂繊維を不活性ガ
    ス雰囲気中で所定温度に加熱しつつマンドレルの外周に
    巻き付け、強化繊維と熱可塑性樹脂繊維を筒状に複合一
    体化した後、それを冷却固化させることを特徴とする繊
    維強化樹脂管の製造方法。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂を含浸させた強化繊維を不
    活性ガス雰囲気中で所定温度に加熱しつつマンドレルの
    外周に巻き付け、熱可塑性樹脂と強化繊維とを筒状に複
    合一体化した後、それを冷却固化させることを特徴とす
    る繊維強化樹脂管の製造方法。
JP3303711A 1991-11-20 1991-11-20 繊維強化樹脂管の製造方法 Pending JPH05138748A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995000319A1 (en) * 1993-06-23 1995-01-05 Prince Sports Group, Inc. Process for making a continuous cowound fiber reinforced thermoplastic composite article
US5891284A (en) * 1995-09-13 1999-04-06 Owens Corning Fiberglas Technology, Inc. Manufacture of a undirectional composite fabric

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995000319A1 (en) * 1993-06-23 1995-01-05 Prince Sports Group, Inc. Process for making a continuous cowound fiber reinforced thermoplastic composite article
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