JPH05138209A - 偏肉継目無鋼管の製造法 - Google Patents
偏肉継目無鋼管の製造法Info
- Publication number
- JPH05138209A JPH05138209A JP30371291A JP30371291A JPH05138209A JP H05138209 A JPH05138209 A JP H05138209A JP 30371291 A JP30371291 A JP 30371291A JP 30371291 A JP30371291 A JP 30371291A JP H05138209 A JPH05138209 A JP H05138209A
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- JP
- Japan
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- steel pipe
- thickness
- seamless steel
- unequal
- stands
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 継目無鋼管を素材とし、円周上のある一方向
に外面加工を加える場合に鋼管の外面加工後に一定の残
肉量を確保する必要がある。 【構成】 例えば、肉厚15mmの素管にマンドレルミ
ルにおいて、奇数スタンド7.0mm、偶数スタンド
3.0mmの圧下量を加え、肉厚圧下量に偏差を与える
ことにより、その後ストレッチレデューサで通常縮管さ
せると製品肉厚は、厚肉部10.0mm、薄肉部7.0
mmの偏肉継目無鋼管を容易かつ高能率に製造できる。 【効果】 本発明によれば、厚肉部と薄肉部を備えた偏
肉継目無鋼管を容易にかつ高能率に製造でき、さらに本
製品は軽量であり高強度である。
に外面加工を加える場合に鋼管の外面加工後に一定の残
肉量を確保する必要がある。 【構成】 例えば、肉厚15mmの素管にマンドレルミ
ルにおいて、奇数スタンド7.0mm、偶数スタンド
3.0mmの圧下量を加え、肉厚圧下量に偏差を与える
ことにより、その後ストレッチレデューサで通常縮管さ
せると製品肉厚は、厚肉部10.0mm、薄肉部7.0
mmの偏肉継目無鋼管を容易かつ高能率に製造できる。 【効果】 本発明によれば、厚肉部と薄肉部を備えた偏
肉継目無鋼管を容易にかつ高能率に製造でき、さらに本
製品は軽量であり高強度である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マンドレルミルにおい
て薄肉部と厚肉部を備えた偏肉継目無鋼管を製造する方
法に関する。
て薄肉部と厚肉部を備えた偏肉継目無鋼管を製造する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】継目無鋼管を素材とし、円周上のある一
方向に外面加工を加える場合に、例えばピニオンを噛み
合わせるためのラック加工を施す場合に、鋼管の外面加
工後に一定の残肉量を確保する必要がある。図3は、鋼
管の外面にラック加工を施し一定の残肉量を確保した例
を示す図である。
方向に外面加工を加える場合に、例えばピニオンを噛み
合わせるためのラック加工を施す場合に、鋼管の外面加
工後に一定の残肉量を確保する必要がある。図3は、鋼
管の外面にラック加工を施し一定の残肉量を確保した例
を示す図である。
【0003】従来は、この残肉量を確保するために、加
工部をあらかじめプレス成形する、または、肉厚鋼管を
製造し残肉量を確保する方法及び、特開昭52−869
60号公報「偏肉管の押出装置」、特開昭60−244
437号公報「偏肉管の成形方法」等に開示された方法
並びに装置により製造されていた。
工部をあらかじめプレス成形する、または、肉厚鋼管を
製造し残肉量を確保する方法及び、特開昭52−869
60号公報「偏肉管の押出装置」、特開昭60−244
437号公報「偏肉管の成形方法」等に開示された方法
並びに装置により製造されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、加工部をあらかじめプレス成形する方法では
手間がかかるとともに高価になること、肉厚鋼管を製造
し残肉量を確保する方法では製品の重量が大きくなる等
の問題点がある。本発明は、上記課題を解決するために
なされた、加工部残肉量を確保するために薄肉部と厚肉
部を備えた偏肉継目無鋼管を容易かつ高能率に製造する
方法である。
方法では、加工部をあらかじめプレス成形する方法では
手間がかかるとともに高価になること、肉厚鋼管を製造
し残肉量を確保する方法では製品の重量が大きくなる等
の問題点がある。本発明は、上記課題を解決するために
なされた、加工部残肉量を確保するために薄肉部と厚肉
部を備えた偏肉継目無鋼管を容易かつ高能率に製造する
方法である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、複数のスタンドを備えたマン
ドレルミルで素管を圧延する工程において、素管の内面
にマンドレルバーを挿入した状態で、奇数スタンドと偶
数スタンドとの肉厚圧下量に偏差をつけることとした偏
肉継目無鋼管の製造方法である。
の手段として、本発明は、複数のスタンドを備えたマン
ドレルミルで素管を圧延する工程において、素管の内面
にマンドレルバーを挿入した状態で、奇数スタンドと偶
数スタンドとの肉厚圧下量に偏差をつけることとした偏
肉継目無鋼管の製造方法である。
【0006】
【作用】本発明の作用を次に説明する。例えば、肉厚1
5mmの素管にマンドレルミルにおいて、奇数スタンド
7.0mm、偶数スタンド3.0mmの圧下量を加え、
肉厚圧下量に偏差を与えることにより、その後ストレッ
チレデューサで通常縮管させると製品肉厚は、厚肉部1
0.0mm、薄肉部7.0mmの偏肉継目無鋼管を容易
かつ高能率に製造できる。
5mmの素管にマンドレルミルにおいて、奇数スタンド
7.0mm、偶数スタンド3.0mmの圧下量を加え、
肉厚圧下量に偏差を与えることにより、その後ストレッ
チレデューサで通常縮管させると製品肉厚は、厚肉部1
0.0mm、薄肉部7.0mmの偏肉継目無鋼管を容易
かつ高能率に製造できる。
【0007】
【実施例】本発明による実施例を次に説明する。実機で
偏肉継目無鋼管を試作した条件を表1に記す。
偏肉継目無鋼管を試作した条件を表1に記す。
【0008】
【表1】
【0009】素管外径103mm、肉厚15.0mmの
ものをマンドレルミルに奇数スタンドと偶数スタンドと
の肉厚圧下量に偏差をつける偏肉圧延により、厚肉部1
2mm、薄肉部8mmの偏肉継目無鋼管を製造できた。
この偏肉継目無鋼管の断面を図1に示す。さらに、製品
寸法まで縮管させるためにストレッチレデューサで絞り
圧延すると厚肉部10.0mm、薄肉部7.0mmの偏
肉継目無鋼管製品に加工することができた。この偏肉継
目無鋼管製品の断面を図2に示す。
ものをマンドレルミルに奇数スタンドと偶数スタンドと
の肉厚圧下量に偏差をつける偏肉圧延により、厚肉部1
2mm、薄肉部8mmの偏肉継目無鋼管を製造できた。
この偏肉継目無鋼管の断面を図1に示す。さらに、製品
寸法まで縮管させるためにストレッチレデューサで絞り
圧延すると厚肉部10.0mm、薄肉部7.0mmの偏
肉継目無鋼管製品に加工することができた。この偏肉継
目無鋼管製品の断面を図2に示す。
【0010】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、厚肉部
と薄肉部を備えた偏肉継目無鋼管を容易にかつ高能率に
製造でき、さらに本製品は軽量であり高強度である。
と薄肉部を備えた偏肉継目無鋼管を容易にかつ高能率に
製造でき、さらに本製品は軽量であり高強度である。
【図1】偏肉継目無鋼管の断面図である。
【図2】偏肉継目無鋼管製品の断面図である。
【図3】鋼管の外面にラック加工を施し一定の残肉量を
確保した例を示す図である。
確保した例を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のスタンドを備えたマンドレルミル
で素管を圧延する工程において、素管の内面にマンドレ
ルバーを挿入した状態で、奇数スタンドと偶数スタンド
との肉厚圧下量に偏差をつけることを特徴とする偏肉継
目無鋼管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30371291A JPH05138209A (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 偏肉継目無鋼管の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30371291A JPH05138209A (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 偏肉継目無鋼管の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05138209A true JPH05138209A (ja) | 1993-06-01 |
Family
ID=17924346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30371291A Pending JPH05138209A (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 偏肉継目無鋼管の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05138209A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007216956A (ja) * | 2007-03-19 | 2007-08-30 | Sumitomo Metal Ind Ltd | ステアリング用中空ラックバーおよびその製造方法 |
-
1991
- 1991-11-20 JP JP30371291A patent/JPH05138209A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007216956A (ja) * | 2007-03-19 | 2007-08-30 | Sumitomo Metal Ind Ltd | ステアリング用中空ラックバーおよびその製造方法 |
JP4713528B2 (ja) * | 2007-03-19 | 2011-06-29 | 住友金属工業株式会社 | ステアリング用中空ラックバーおよびその製造方法 |
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