JPH0513753A - シヨツトキーバリア半導体装置 - Google Patents

シヨツトキーバリア半導体装置

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Publication number
JPH0513753A
JPH0513753A JP18542791A JP18542791A JPH0513753A JP H0513753 A JPH0513753 A JP H0513753A JP 18542791 A JP18542791 A JP 18542791A JP 18542791 A JP18542791 A JP 18542791A JP H0513753 A JPH0513753 A JP H0513753A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impurity concentration
schottky barrier
semiconductor substrate
schottky
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18542791A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Sueyoshi
正昭 末吉
Koichi Sakamoto
孝一 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
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Priority to CA002064146A priority patent/CA2064146C/en
Priority to DE69232359T priority patent/DE69232359T2/de
Priority to EP92302703A priority patent/EP0506450B1/en
Priority to US07/860,440 priority patent/US5306943A/en
Publication of JPH0513753A publication Critical patent/JPH0513753A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小さな電力ロスで大きな順方向電流を流すこ
とができ、しかも、逆方向電流の遮断性も良好なショッ
トキーバリアダイオードを提供する。 【構成】 半導体基板2の上面に高不純物濃度の半導体
材料からなる突起部3を設ける。この高不純物濃度の突
起部3内の一部分に、空乏層の広がりを大きくするため
に低不純物濃度層4を設ける。突起部3の上面にはオー
ミック金属5を設け、オーミック金属5の上から突起部
3及びその周辺の領域にショットキー電極6を設け、半
導体基板2の下面にオーミック接触による対向電極7を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ショットキーバリア半
導体装置に関する。具体的にいうと、本発明は、ショッ
トキーバリアダイオード等の半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来のショットキーバリアダイ
オードの構造を示す。このショットキーバリアダイオー
ド51は、平板状をした半導体基板52の上面全体にシ
ョットキー電極53を設け、下面にオーミック金属から
なる対向電極54を設けたものであり、ショットキー電
極53の下面全体に空乏層が発生している。
【0003】このようなショットキーバリアダイオード
では、順方向に電圧を印加した時には、上部のショット
キー電極のビルトイン電圧を越えるまでは電流が流れ
ず、例えばGaAs基板を用いたショットキーバリアダ
イオードでは、ビルトイン電圧は約0.6Vで、必要な
電流を流すためには0.6V+αの電圧が必要であっ
た。この0.6Vという電圧は実用上は電力ロスとして
働くため、0.9Vの電圧で動作するショットキーバリ
アダイオードの場合には2/3は電力ロスとなってい
た。
【0004】図3は本発明の発明者による未公知の先行
技術(特願平3−105030号)に係るショットキー
バリアダイオードを示す断面図である。このショットキ
ーバリアダイオード61は、半導体基板62の上面に部
分的にオーミック金属63を設け、さらにオーミック金
属63を囲むようにオーミック金属63の上から半導体
基板62の上面にショットキー電極64を設けてある。
なお、65は空乏層である。しかして、順方向に電圧を
印加した時には、オーミック金属63から対向電極66
へ電流が流れるので、電力ロスが低減されて順方向電流
電圧特性が非常に向上する。
【0005】しかし、このような構造のショットキーダ
イオードでは、逆方向に電圧を印加した時には、ショッ
トキー電極の下面の空乏層が横方向へ広がり、オーミッ
ク金属と対向電極の間を遮断しようとするが、空乏層が
あまり横に延びないため、逆方向に電圧を印加した時に
対向電極とオーミック電極との間に流れる逆方向電流を
遮断しがたいという欠点があった。
【0006】図4は、本発明の発明者による未公知の先
行技術に係る別なショットキーバリアダイオードを示す
断面図である。このショットキーバリアダイオード71
では、半導体基板72の上面に半導体材料からなる突起
部73を設け、突起部73の上面にオーミック金属74
を設け、オーミック金属74の上から突起部73及びそ
の周囲の領域にショットキー電極75を設け、突起部7
3の両側面から空乏層76が広がるようにしたものであ
る。
【0007】このような凸型構造によれば突起部内に空
乏層が広がるので、逆方向電流を遮断し易くなるが、一
方で、順方向電流電圧特性が劣化するという問題があっ
た。つまり、空乏層を広げ易くするためには、突起部の
不純物濃度を低くする必要があるが、突起部の不純物濃
度を低くすると、順方向に電流を流すためのキャリアが
減少するため順方向電流電圧特性が悪化してしまうから
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は叙上の従来例
の欠点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、ショットキーバリアダイオードの順方向電流電
圧特性を劣化させることなく、逆方向電流電圧特性を向
上させることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のショットキーバ
リア半導体装置は、一部に低不純物濃度層を含む高不純
物濃度の半導体材料からなる突起部を半導体基板の上に
設け、半導体基板の突起部を含む領域にショットキー電
極を設け、突起部の上面において前記ショットキー電極
内にオーミック領域を形成し、前記ショットキー電極と
電気的に分離した第3の電極を半導体基板の表面に設け
たことを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明のショットキーバリア半導体装置にあっ
ては、逆方向に電圧を印加した場合には、突起部内の低
不純物濃度層で部分的に空乏層の広がりが大きくなるた
め、その部分で逆方向電流を遮断できる。
【0011】また、低不純物濃度層は一部分であるの
で、順方向に電圧を印加した場合には、突起部内を順方
向電流が流れ易くなり、大きな順方向電流を得ることが
できる。しかも、順方向電流はオーミック領域と第3の
電極との間に流れるので、電力ロスも小さくすることが
できる。
【0012】したがって、逆方向電流が流れにくく、順
方向電流電圧特性の良好なショットキーバリアダイオー
ドを得ることができる。
【0013】
【実施例】図1(a)(b)は本発明の一実施例による
ショットキーバリアダイオード1の順方向電圧印加時及
び逆方向電圧印加時の状態を示す断面図である。
【0014】GaAs基板のような半導体基板2の上面
には、高不純物濃度の半導体材料からなる突起部3が設
けられている。突起部3を設ける方法としては、CVD
法によって半導体基板2の上に突起部3を堆積させる方
法でもよく、半導体基板2をエッチングして突起部3を
形成する方法でもよい。さらに、この高不純物濃度の突
起部3内の一部分には、低不純物濃度層4が設けられて
いる。例えば、突起部3の寸法を幅1μm、高さ3μm
とすると、突起部3の上面から2〜3μmの領域に不純
物濃度5×1013の低不純物濃度層4を形成し、それ以
外の領域における突起部3の不純物濃度を5×1015
することにより所望の特性を得ることができる。
【0015】また、突起部3の上面には突起部3とオー
ミック接触するオーミック金属5を設けてあり、オーミ
ック金属5の上から突起部3及びその周辺の領域にショ
ットキー接触するショットキー電極6を設けてあり、半
導体基板2の下面にはオーミック接触する対向電極7を
設けてある。
【0016】しかして、順方向に電圧を印加している場
合には、図1(a)に示すように、ショットキー電極6
から広がっている空乏層8が収縮しているので、空乏層
8に遮断されることなくオーミック金属5と対向電極7
との間で順方向電流が流れ、電力ロスの小さな良好な順
方向特性が得られる。しかも、低不純物濃度層4は、オ
ーミック金属5から対向電極7までの距離のほんの一部
であるので、大きな順方向電流を流すことができる。
【0017】一方、逆方向に電圧を印加した場合には、
図1(b)に示すように、突起部3内の低不純物濃度層
4で空乏層8の広がりが大きくなり、オーミック金属5
と対向電極7の間の逆方向電流を遮断する。
【0018】また、図示しないが、本発明の別な実施例
として、突起部3内において不純物濃度をゆるやかに変
化させるようにしてもよい。例えば、突起部3上面のオ
ーミック金属5と接触している領域の不純物濃度を5×
1018くらいにし、下方にゆくに従って不純物濃度が5
×1013まで、例えばガウス分布状に減少するようにし
てもよい。したがって、この分布では、不純物密度が5
×1013くらいの領域が低不純物濃度層4となり、突起
部3の下部で空乏層8の広がりが大きくなる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、突起部内の低不純物濃
度層で空乏層の広がりが大きくなるので、この部分で逆
方向電流を効果的に遮断できる。また、低不純物濃度層
は一部であるので、順方向電圧印加時には、オーミック
領域と第3の電極との間に順方向電流が流れ易く、電力
ロスが小さく大きな値の順方向電流を得ることができ
る。したがって、逆方向特性と順方向特性が共に良好な
ショットキーバリアダイオードを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるショットキーバリアダ
イオードの断面図であって、(a)は順方向に電圧を印
加した時の状態を示し、(b)は逆方向に電圧を印加し
た時の状態を示す。
【図2】従来例のショットキーバリアダイオードを示す
断面図である。
【図3】未公知の先行技術に係るショットキーバリアダ
イオードを示す断面図である。
【図4】未公知の別な先行技術に係るショットキーバリ
アダイオード示す断面図である。
【符号の説明】
2 半導体基板 3 突起部 4 低不純物濃度層 5 オーミック金属 6 ショットキー電極 7 対向電極

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 一部に低不純物濃度層を含む高不純物濃
    度の半導体材料からなる突起部を半導体基板の上に設
    け、半導体基板の突起部を含む領域にショットキー電極
    を設け、突起部の上面において前記ショットキー電極内
    にオーミック領域を形成し、前記ショットキー電極と電
    気的に分離した第3の電極を半導体基板の表面に設けた
    ことを特徴とするショットキーバリア半導体装置。
JP18542791A 1991-03-28 1991-06-28 シヨツトキーバリア半導体装置 Pending JPH0513753A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18542791A JPH0513753A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 シヨツトキーバリア半導体装置
CA002064146A CA2064146C (en) 1991-03-28 1992-03-26 Schottky barrier diode and a method of manufacturing thereof
DE69232359T DE69232359T2 (de) 1991-03-28 1992-03-27 Herstellungsverfahren für eine Schottky-Diode
EP92302703A EP0506450B1 (en) 1991-03-28 1992-03-27 A method of manufacturing a Schottky barrier diode
US07/860,440 US5306943A (en) 1991-03-28 1992-03-30 Schottky barrier diode with ohmic portion

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18542791A JPH0513753A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 シヨツトキーバリア半導体装置

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