JPH0513729Y2 - - Google Patents

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JPH0513729Y2
JPH0513729Y2 JP1987155080U JP15508087U JPH0513729Y2 JP H0513729 Y2 JPH0513729 Y2 JP H0513729Y2 JP 1987155080 U JP1987155080 U JP 1987155080U JP 15508087 U JP15508087 U JP 15508087U JP H0513729 Y2 JPH0513729 Y2 JP H0513729Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、旅館あるいはホテルなどで使用す
る貴重品収納袋をはじめとし、その他通い袋や鞄
などの包装袋に取り付ける封印装置に関する。
(従来の技術) 例えば貴重品収納袋の場合、紙製のものであれ
ば糊で封印を施されるが、一度の使用で捨てられ
るものである。これを布で形成して繰返し使用で
きるように対処した封印装置が知られている。
その1つの例として特公昭53−18960号公報に
記載された装置がある。当該公報の技術は、スラ
イドフアスナーを開閉するスライダーを、その封
鎖する側の端部に固定装置14を設け、固定装置
14にスライダーの引手に明けてある矩形孔に係
合する一対の直立部分23を設け、この矩形孔内
に係合し直立部分23の下面に係止する使い捨て
の錠止要素18を嵌合したもので、外す時には、
錠止要素18の頭部を幹部の弱い部分より指の力
で切り取ることにより、引手を固定装置から外し
てスライドフアスナーを解放できるように構成し
たものである。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上述の固定装置であると、幹部の弱
い部分が頭部によつて隠されるもので、他人が故
意に明けた後に、弱い部分を接着剤で継ぎ合わせ
て元の状態に頭部を被せておけば、解放されたこ
とが殆ど分からず、盗難の被害がなければ問題が
ないが、秘密書類などであると漏洩されていても
分からないこともあり、危険性があり信頼性に今
一つの問題があつた。更にスライダーを固定する
錠止要素を別個に用意する必要がある。
この考案は以上の問題点を解決するために開発
したもので、封印した状態を外部より監視するこ
とが出来、封印した状態に異常があればこれを確
実に目視でき、しかも貴重品収納袋などの包装袋
に簡単に取り付けることが出来、しかも部品点数
を減少することができる封印装置を提供すること
にある。
(問題点を解決するための手段) この考案による封印装置は、左右一対のフアス
ナーストリンガーをスライダーによつて開閉され
るスライドフアスナーを基材とすること、両フア
スナーストリンガーの一方の相対向する両端部を
錠体で互いに平行に連結したこと、スライダーに
合成樹脂製で使い捨ての引手を脱着自在に設け、
しかも該引手は板状体より帯片を突設した形態に
形成し、且つその帯片に鋸刃状の爪列を設けたこ
と、また、前記錠体にスライダーを停止するスト
ツパー部を設けていること、並びに、錠体上に前
記帯片を挿通する係止孔を備えた止部を設け、該
止部内に、前記帯片の爪列に係止すると共に、帯
片の差し込んだ方向に対して抜き止め可能の鋸刃
状の歯列を備えた舌片を設けたこと、によつて構
成するものである。
(実施例) この考案を具体的に説明すると、第1図に示す
ように、基材となるスライドフアスナー1は、フ
アスナーテープ2の一側縁にフアスナーエレメン
ト3を設けて一対のフアスナーストリンガー4,
4を形成し、両フアスナーストリンガー4,4を
そのフアスナーエレメント3,3が互いに相対向
した状態で末端部において下止め5によつて平行
に連結してあり、且つスライダー6で開閉される
ものである。尚このスライドフアスナー1を包装
袋41の解放口に取り付けるが、その時両フアス
ナーストリンガー4,4の末端部が下止め5がな
くとも下止め処理がなされるので、強いて下止め
5を設ける必要がない。
そこで、第1図から第7図に示すように、両フ
アスナーストリンガー4,4の開離している側の
端部を錠体7で互いに平行に連結してあり、また
スライダー6には使い捨ての引手8が脱着自在に
取り付けられ、錠体7と引手8とに亘り錠止部9
を設けたものである。
上記錠体7は、両フアスナーストリンガー4,
4の表裏より挾む合成樹脂製の上板10と下板1
1とから成り、下板11は、特に第6図と第7図
に示す如く、長方形の板体からなり、その各隅角
部にそれぞれ起立爪12を備え、中央部より前端
部に亘つて凸字状に刳り抜いた抜き孔13内に、
一対の横爪14,14を互いに弾性的に閉じる方
向に附勢して突設し、後端部にスライダー6が嵌
まり得る陥没部15が形成してある。上板10は
第3図から第7図に亘つて示すように、両側より
中央部を順次肉厚に形成した長方形の板体よりな
り、下面が解放され前記起立爪12を突入すると
共に、下板11を後方へ僅かに摺動することによ
り各起立爪12を上板10に係止する第1係止部
16を備え、且つ下面に、前記凸字状抜き孔13
の中央部分に嵌まる突出部17と、該突出部17
の前端より延長され前記横爪14が係止する第2
係止部18が設けてあり、更に下面における突出
部17の両側に、フアスナーエレメント3が収ま
る係止溝19,19を設けている。また、上板1
0の後端中央部に、スライダー6が突入するよう
に切り欠いてスライダー6の摺動を停止するスト
ツパー部20を設けている。更に上板10の上面
における後端より中央部にかけて、スライダー6
の引手8が嵌まる凹部21を有し、凹部21の中
央部に横溝22が形成してある。また上板10の
上面前端部に錠止部9を構成する止部23が突設
してある。該止部23は、隆起部の前後方向に明
けた空孔24内にその後端口より前方に斜め下方
に向つて突設する舌片25を設け、舌片25の下
面に鋸刃状の歯列26を刻設し、空孔24の舌片
25より下方に係止孔27が設けてある。
上記上板10と下板11をスライドフアスナー
1に挾んで取り付ける構造は、両フアスナースト
リンガー4,4に第7図図示の如く、各起立爪1
2が挿通し得る大きさより長い透孔28を穿設
し、各透孔28に起立爪12を挿入して下板11
を両フアスナーストリンガー4,4の裏面に当接
し、両フアスナーストリンガー4,4の上面に上
板10を当てると共に下板11に向かつて押圧す
ることにより、各起立爪12が上板10内に挿入
される。この時上板10と下板11とが前後に食
い違つているので、下板11を後方へ引くか、あ
るいは上板10を後方へ押し出すことにより、各
起立爪12が第1係止部16に係止すると同時
に、両横爪14,14が第2係止部18を挾む状
態に係止して固着されるものである。
一方、スライダー6は、上翼29と下翼30を
連結柱31で一体に連結して、上翼29と下翼3
0間にY字状のエレメント案内溝が形成してあ
り、上翼29の上面に引手取付け部32を突設し
たもので、その引手取付け部32に使い捨てとな
る引手8を脱着自在に取り付けたもので、該引手
8を脱着自在に設ける一つの手段として、引手取
付け部32をアーチ状に形成し、その中央部分に
切り欠いた解放口33を備え、解放口33に弾性
を帯び閉鎖する方向に附勢した封止材34を設け
たものである。このスライダー6に取り付ける引
手8は、合成樹脂で成形してあり、上記の錠体7
の凹部21内に嵌まる大きさの板状部35と板状
部35より長手方向に突設する帯片36とで形成
してあつて、板状部35にスライダー6の引手取
付け部32に嵌められる窓孔37が明けてある。
また帯片36は、上記係止孔27と共に錠止部9
を構成するもので、錠体7の係止孔27に挿通し
得る幅を持ち、上面に舌片25に設けた歯列26
に噛み合う鋸刃状の爪列38が刻設してある。更
に帯片36の板状部35より突出する基部に弱肉
部39を設けている。尚、弱肉部39は第8図図
示のように、上面を切り欠いて肉薄に形成する
か、第9図図示のように、幅寸法を狭くして形成
するものである。上記の封印装置は第12図図示
の如く、包装袋41の解放口に縫い付けるか、溶
着あるいはその他の手段で取り付けて使用する。
封印を施す時には、第13図と第14図に示すよ
うにスライダー6の引手取付け部32に引手8を
取り付け、スライドフアスナー1を閉鎖してスラ
イダー6をストツパー部20にまで付き当てた
後、引手8を錠体7上に倒し込み、且つ引手8の
帯片36を係止孔27に挿通すれば、第15図図
示の如く、帯片36の爪列38がラチエツトの如
くに係止孔27の歯列26に係止する。このよう
に係止した後には帯片36を引き抜くことが出来
ないものである。封印を解除する時には、帯片3
6の表に露出する弱肉部39を切断することによ
り、スライダー6を自由に摺動することが出来る
ものである。尚、封止した際には弱肉部39が横
溝22上に対向するものである。
次に第10図と第11図に示す例は錠止部9の
変形例であつて、引手8に爪列38を有する帯片
25と、歯列26付き係止孔28を持つ止部23
とを設け、一方錠体7の上板10に係止棒40を
横架した状態に固着したものである。
この例の場合には、帯片25を係止棒40の下
より潜り通し、上方へ反転してその先端部を止部
23の係止孔28に差し込むことに封印される。
解除する時には、帯片25の反転して係止孔28
に突入する手前に設けた弱肉部38を切断するも
のである。
(考案の効果) この考案による封印装置は、スライドフアスナ
ーの両フアスナーストリンガーに亘つて錠体を固
着し、錠体にスライドフアスナーのスライダーを
停止するストツパー部を設け、該スライダーに使
い捨ての引手を着脱自在に取り付け、しかも引手
は板状体より錠体上に沿つて延長する帯片を突設
し、且つその帯片に鋸刃状の爪列を設け、錠体上
に前記帯片を挿通する係止孔を有する止部を突設
し、該止部内に、前記帯片の爪列に係止すると共
に抜き止め可能の鋸刃状の歯列を備えた舌片を設
けたもので、下記する効果が得られる。
イ 使い捨ての引手に帯片が一体に突設してある
から、その引手を持つてスライダーをストツパ
ー部まで摺動し、そのまま帯片を止部の係止孔
に挿入する操作によつて一挙に封止することが
でき、封止操作が容易になる。
ロ 帯片が止部に係止している状態が外表面に露
見されるものであり、しかも帯片を止部より引
き抜くことができないことから、開封するには
その帯片を切断する必要があり、その切断した
状態をも看視することができるので、封印操作
が行われていることを確実に確認することがで
き、また一見して開封されたか否かを確認する
ことができる。
ハ 更に、引手の形状あるいは色彩を異にするこ
とにより、意匠感を向上し、且つ種々に区別し
て使用することが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案による封印装置を示し、第1図
は正面図、第2図は背面図、第3図は第2図の
−線矢視の断面図、第4図は第2図の−線
矢視の断面図、第5図は第2図の−線矢視の
断面図、第6図と第7図は分解して示す斜視図、
第8図と第9図は引手を示しそのA図は正面図、
B図は断面図、第10図はこの考案による封印装
置の類例を示す断面図、第11図は同じく斜視
図、第12図はこの考案による封印装置を包装袋
に取り付けた状態を示す正面図、第13図と第1
4図は封印操作を示す正面図、第15図は封印し
た時の錠止部の状態を示す断面図である。 1……スライドフアスナー、4……フアスナー
ストリンガー、6……スライダー、7……錠体、
8……引手、9……錠止部、20……ストツパー
部、23……止部、27……係止孔、36……帯
片、40……係止棒。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 左右一対のフアスナーストリンガー4,4を
    スライダー6によつて開閉されるスライドフア
    スナー1を基材とし、両フアスナーストリンガ
    ー4,4の一方の相対向する両端部を錠体7で
    互いに平行に連結し、スライダー6に合成樹脂
    製で使い捨ての引手8を脱着自在に設けてあ
    り、前記錠体7にスライダー6を停止するスト
    ツパー部20を設け、前記引手8は板状部35
    にその長手方向へ突出する帯片36で形成し、
    該帯片36に鋸刃状の爪列38を刻設し、更に
    錠体7上に引手8の帯片38を挿通する係止孔
    27を備える止部23を設け、該止部23内
    に、帯片36の爪列38と係止すると共に帯片
    36の差し込んだ方向に対して抜き止め可能の
    鋸刃状の歯列26を備えた舌片25を突設して
    いることを特徴とする封印装置。 2 引手8より突出され鋸刃状の爪列38を刻設
    してある帯片36が錠体7上面に沿つて延長
    し、錠体7の先端部に架設した係止棒40を介
    して反転し、鋸刃状の歯列26を備えた舌片2
    5を突設している止部23の係止孔27内に挿
    通していることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項に記載の封印装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50150600A (ja) * 1974-05-22 1975-12-03
JPS5318960A (en) * 1976-08-06 1978-02-21 Seiko Epson Corp Bonding method

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50150600A (ja) * 1974-05-22 1975-12-03
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