JP3096438B2 - 開閉具 - Google Patents

開閉具

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JP3096438B2
JP3096438B2 JP09070537A JP7053797A JP3096438B2 JP 3096438 B2 JP3096438 B2 JP 3096438B2 JP 09070537 A JP09070537 A JP 09070537A JP 7053797 A JP7053797 A JP 7053797A JP 3096438 B2 JP3096438 B2 JP 3096438B2
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    • B65D33/00Details of, or accessories for, sacks or bags
    • B65D33/16End- or aperture-closing arrangements or devices
    • B65D33/25Riveting; Dovetailing; Screwing; using press buttons or slide fasteners
    • B65D33/2508Riveting; Dovetailing; Screwing; using press buttons or slide fasteners using slide fasteners with interlocking members having a substantially uniform section throughout the length of the fastener; Sliders therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B65D33/2508Riveting; Dovetailing; Screwing; using press buttons or slide fasteners using slide fasteners with interlocking members having a substantially uniform section throughout the length of the fastener; Sliders therefor
    • B65D33/2584Riveting; Dovetailing; Screwing; using press buttons or slide fasteners using slide fasteners with interlocking members having a substantially uniform section throughout the length of the fastener; Sliders therefor characterized by the slider

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Auxiliary Apparatuses For Manual Packaging Operations (AREA)
  • Bag Frames (AREA)
  • Slide Fasteners (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は開閉具に関し、特に
たとえば、ポリプロピレンや塩化ビニル等の可撓性を有
する素材で形成された袋体等のケースの開口部を開閉可
能にするスライドファスナー,プラスチックファスナー
等のファスナー部に形成される開閉具に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は本発明の背景となる従来のスラ
イドファスナーが形成された携帯用書類袋を示す斜視図
である。図11に示す携帯用書類袋1は、開口部2aを
有する袋本体2を含む。袋本体2の開口部2a側の端縁
には、ファスナー部3が形成される。ファスナー部3
は、1組のファスナーテープ3a,3bを含む。一方の
ファスナーテープ3aおよび他方のファスナーテープ3
bには、それぞれ、その長さ方向に延びて、凸部および
凹部が形成される。さらに、1組のファスナーテープ3
a,3bには、それらを跨がるようにして、開口部2a
を開閉可能にするスライダー4が滑動自在に取着され
る。すなわち、スライダー4をファスナーテープ3a,
3bの一方から他方に滑動させることにより、一方のフ
ァスナーテープ3aの凸部と、他方のファスナーテープ
3bの凹部とが係合し、袋本体2の開口部2aが閉鎖状
態となる。また、反対方向にスライダー4を滑動させる
ことにより、ファスナーテープ3aの凸部とファスナー
テープ3bの凹部とが離間し、袋本体2の開口部2aが
開放状態となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の携帯用書類袋では、時にはファスナーを無断
で開いて袋本体の中に収納されている書類を盗み見られ
たり、盗み取られたりする恐れがあった。一方、開口部
の開放を制限するものとしては、比較的高価なかばんや
ケースに金属製の錠を設けたものもあるが、これらのも
のを簡易な携帯用書類袋に適用するにはコスト面を含め
甚だ不向きなものであった。
【0004】それゆえに、本発明の主たる目的は、簡単
な構造で、ファスナー部に形成されるスライド部材をロ
ックして、容易に袋体等のケースの開口部が開放されな
いようにするための開閉具を安価に提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる開閉具
は、袋体等のケースの開口部を開閉可能にするスライド
ファスナー,プラスチックファスナー等のファスナー部
に形成され、ファスナー部に可動自在に設けられるスラ
イド部材と、スライド部材を停止させ、開口部を閉鎖し
た状態でスライド部材を係止する係止手段とを有する開
閉具であって、係止手段は、回動自在に支持されるロッ
ク体を有し、スライド部材を所定の位置で固定する固定
部材と、スライド部材に形成され、ロック体と着脱自在
に嵌合される嵌合体とを含み、嵌合体は、所定の姿勢を
とるロック体を通過させる大きさを有する摺動路と、摺
動路と連通し且つロック体よりも大きく形成され、任意
の姿勢のロック体を嵌合する嵌合部とを含み、さらに、
係止手段は、嵌合部内でロック体の姿勢を変位させる姿
勢変位手段を含む、開閉具である。また、ロック体は、
摺動路の幅より小さい幅と、摺動路の幅よりも大きい長
さとを有する凸状体を含むとよい。また、摺動路は、凸
状体の幅より大きい幅を有する溝部を含み、嵌合部は、
凸状体の長さよりも大きい径を有する切欠き部を含むと
よい。また、姿勢変位手段は、凸状体の形状,大きさと
対応する凹部を備えた鍵体を含み、姿勢変位手段で凸状
体を切欠き部内において回動させることにより、凸状体
が溝部から抜けないように係止されると、より効果的で
ある。
【0006】係止手段は、袋体等のケースの開口部を閉
鎖した状態で、スライド部材を停止させ、且つ、スライ
ド部材を係止して固定する。固定部材のロック体とスラ
イド部材の嵌合体とが嵌合されることにより、固定部材
はスライド部材を所定の位置に係止して固定する。この
場合、ロック体は、所定の姿勢で嵌合体の摺動路を摺動
通過し、嵌合体の嵌合部内に嵌合・収容される。姿勢変
位手段は、嵌合部内に嵌合されたロック体の姿勢を変位
させる。姿勢変位手段で嵌合部のロック体の姿勢を変位
させることにより、ロック体の姿勢は、摺動路を通過し
た時の姿勢と異なるものとなる。そのため、ロック体が
摺動路を通過できないように、ロック体を嵌合部内に係
止させることができる。摺動路の幅より小さい幅と、摺
動路の幅よりも大きい長さとを有する凸状体でロック体
を形成し、摺動路を凸状体の幅より大きい幅を有する溝
部で形成し、嵌合部を凸状体の長さよりも大きい径を有
する切欠き部で形成した場合、凸状体の形状,大きさと
対応する凹部を備えた鍵体が、凸状体を回動させること
によって、切欠き部内における凸状体の姿勢は、溝部を
通過した時の姿勢と異なるものとなる。このとき、ロッ
ク体は、切欠き部内に係止されるため、溝部から抜け出
ることがない。
【0007】本発明の上述の目的,その他の目的,特徴
および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施の
形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明にかかる開閉具の一
例を示す斜視図である。この発明の実施の形態例では、
本発明にかかる開閉具が用いられた携帯用書類袋につい
て説明する。携帯用書類袋10は、開口部12aを有す
る正面視略矩形状の袋本体12と、袋本体12の開口部
12aの周縁部に形成されるファスナー部14とを含
む。袋本体12は、矩形状の第1の面部材16,第2の
面部材18を含む。第1および第2の面部材16,18
は、たとえばポリプロピレンや透明な塩化ビニル等の比
較的軟質な合成樹脂材料、あるいは、その他の可撓性を
有する材料で形成される。袋本体12は、第1および第
2の面部材16,18の1辺を除く他の3辺の周縁部を
固着することにより、開口部12aを有する袋体に形成
される。この袋本体12には、たとえば事務用書類等の
収納物Aを収納することができる。
【0009】すなわち、第1および第2の面部材16,
18は、それらの4辺を揃えて重ね合わせた状態で、第
1および第2の面部材16,18の幅方向の一端縁を除
く他の3辺部分が熱溶着などの方法により固着されるこ
とによって、袋本体12を形成する。この場合、第1お
よび第2の面部材16,18の幅方向の他端部は、袋本
体12の底部20として形成される。
【0010】袋本体12の開口部12aの側端縁には、
ファスナー部14が形成される。ファスナー部14は、
1対のファスナーテープ24および26を含む。1対の
ファスナーテープ24,26は、たとえば袋本体12を
構成するものと同様の比較的軟質な素材で形成され、袋
本体12の開口部12aの側端縁部と熱溶着などの方法
により固着される。この場合、一方のファスナーテープ
24と袋本体12の第1の面部材16とが固着され、他
方のファスナーテープ26と袋本体12の第2の面部材
18とが固着される。
【0011】一方および他方のファスナーテープ24お
よび26には、互いに嵌合して咬合する一続きの咬合子
28および30が形成される。一方のファスナーテープ
24には、咬合するための凸部が一方の咬合子28とし
て形成され、他方のファスナーテープ26には、先の凸
部に嵌合して咬合するための凹部が他方の咬合子30と
して形成される。
【0012】この発明の実施の形態例では、図1および
図2に示すように、一方のファスナーテープ24の幅方
向に間隔を隔てて、かつ、その長さ方向に連続して、凸
部としてのたとえば2つの凸条部28a,28bが並行
して形成される。さらに、他方のファスナーテープ26
には、2つの凸条部28a,28bに対応する位置に、
凹部としてのたとえば2つの凹条部30a,30bが形
成される。2つの凹条部30a,30bは、ファスナー
テープ26の幅方向に間隔を隔てて、かつ、その長さ方
向に連続して形成される。2つの凸条部28a,28b
と2つの凹条部30a,30bとを嵌合して咬合させる
ことによって、袋本体12の開口部12aを閉鎖状態に
することができる。
【0013】さらに、ファスナー部14には、図1,図
2,図3および図4などに示すように、この発明にかか
る開閉具100が形成される。開閉具100は、1組の
スライド部材32および固定部材60で構成されるもの
である。ファスナー部14には、1対のファスナーテー
プ24および26を跨がるようにして、1つのスライド
部材32が形成される。スライド部材32は、1対のフ
ァスナーテープ24,26を互いに係止あるいは脱係す
るように形成される。つまり、スライド部材32は、一
方のファスナーテープ24の凸条部28a,28bと、
他方のファスナーテープ26の凹条部30a,30bと
を嵌合させて互いに咬合させた状態としたり、あるい
は、互いに咬合させず離間させた状態とする役割を有す
るものである。スライド部材32は、たとえば合成樹脂
材料等で一体成形される。
【0014】スライド部材32は、特に、図5,図6お
よび図7などに示すように、平面視矩形状の横架部34
を含む。横架部34には、その幅方向の一端部および他
端部から下方に垂直に延びて、U字状の第1の横圧部3
6および第2の横圧部38がそれぞれ形成される。さら
に、横架部34の幅方向の中間部には、その下面から下
方に垂直に延びて、断面略L字状の仕切り部40が形成
される。仕切り部40は、横架部34の長さ方向の一端
から中央付近にかけて形成される。したがって、このス
ライド部材32は、その横架部34の長さ方向の一方側
に2つの通過口42,44を有し、他方に1つの通過口
46を有する構造となる。この場合、一方の2つの通過
口42,44では、ファスナーテープ24,26が咬合
していない状態で別々に通過し、他方の1つの通過口4
6では、ファスナーテープ24,26が咬合した状態で
通過する。
【0015】第1の横圧部36および第2の横圧部38
間の間隔は、スライド部材32の長さ方向の一端側より
も他端側の方が幅狭になるように形成される。この場
合、第1の横圧部36および第2の横圧部38の厚み
が、たとえば図7(A),(B)に示すように、それぞ
れ、スライド部材32の一方の2つの通過口側から他方
の1つの通過口側へ延びるにしたがって厚くなるように
形成される。
【0016】また、仕切り部40には、その下端部から
第2の横圧部38側に向けほぼ直角に延びて、段差部4
8が形成される。段差部48は、通過口44に引き入れ
られるファスナーテープ26の凹条部30a,30bを
通過口42に引き入れられるファスナーテープ24の凸
条部28a,28bと対応させて、嵌合できる位置に配
置するためのものである。段差部48は、その側面が一
方の通過口42,44側から他方の通過口46側に傾斜
する勾配部49を有する。さらに、第1の横圧部36に
は、その下端部から仕切り部40側に向けて延びる突出
片50が形成される。突出片50は、第1の横圧部36
の下端部の長さ方向の一端から他端に沿って形成され
る。突出片50は、ファスナーテープ24の側端部に係
止され、スライド部材32が袋本体12の開口部12a
の上方へ抜けないようにするためのものである。
【0017】さらに、スライド部材32には、後述する
固定部材60のロック体76と嵌合され係止される嵌合
体52が形成される。嵌合体52は、矩形状に形成さ
れ、第1の横圧部36の内壁面37aに密着して形成さ
れる。嵌合体52は、その長さ方向の一端に、摺動路と
して、たとえば正面視矩形状の溝部54を有する。さら
に、嵌合体52は、嵌合部として、溝部54と連通する
たとえばC字状の切欠き部56を有する。この嵌合体5
2は、後述する固定部材60と共に、スライド部材32
を係止させる係止手段を構成するものである。
【0018】なお、第1の横圧部36の外壁面37bに
は、指でスライド部材32をつまんだときに滑ることが
ないように、たとえば6つの半球状の把持部58が形成
される。これらの把持部58を摘んでスライド部材32
をスライドさせることにより、指がスライド部材32の
スライド方向に引っ掛かるため、滑ることなく確実にス
ライド部材32をスライドさせることができる。
【0019】スライド部材32をファスナー部14の長
さ方向の一方から他方にスライドさせると、ファスナー
テープ24,26は、スライド部材32の長さ方向の一
方の2つの通過口42,44を介して、スライド部材3
2内に完全に引き入れられ、さらに、スライド部材32
の長さ方向の他方の1つの通過口46と仕切り部40と
の部位で、第1の横圧部36,第2の横圧部38により
ファスナーテープ24,26の側面が押圧される。その
ため、ファスナーテープ24と26とが嵌合して咬合さ
れる。反対に、スライド部材32をファスナー部14の
長さ方向の他方から一方にスライドさせると、咬合した
状態のファスナーテープ24,26は、スライド部材3
2の仕切り部40により分離され、離間した状態でスラ
イド部材32の通過口42および44を通過する。
【0020】次に、スライド部材32をファスナー部1
4の長さ方向の一方から他方にスライドさせたときに、
スライド部材32に設けられた嵌合体52と協働して、
袋本体12の開口部12aを閉鎖した状態でスライド部
材32を停止・固定させ、係止させる固定部材60につ
いて、図5,図8および図9などを参照しながら説明す
る。この固定部材60は、ファスナー部14の長さ方向
の一端部において、1対のファスナーテープ24および
26を跨がるように形成されるものである。
【0021】固定部材60は、たとえば合成樹脂材料等
で一体成形され、1対のファスナーテープ24および2
6を跨がるようにして、溶着などの方法により固着され
る。固定部材60は、正面視略C字形の1対の正面壁部
材62および背面壁部材64を含む。正面壁部材62と
背面壁部材64とは、それらの長さ方向の一端側の辺部
を除いて、正面視略C字形の接続部66により接続され
る。接続部66は、図8(C)に示すように、その一部
が平面視矩形状に切欠かれた開放部68を有する。その
ため、1対の正面壁部材62および背面壁部材64を接
続部66により接続した場合、固定部材60は、図5で
見て、その長さ方向の一方側、つまり、右側方に開放部
61を有し、その幅方向の一方側、つまり、底面側の一
部に開放部68を有する筐体として形成される。
【0022】固定部材60には、正面壁部材62と背面
壁部材64との間に、たとえばL字状の支持部材70が
配設される。この支持部材70は、後述するロック体7
6を支持するためのものである。支持部材70は、矩形
の短板部72を含み、短板部72は、背面壁部材64の
内壁面から正面壁部材62側に突き出るように形成され
る。短板部72には、その先端部から開放部61側に向
けて直角に延びるように矩形の長板部74が形成され
る。
【0023】さらに、長板部74には、その長さ方向の
一端側に、ロック体76が回動自在に支持される。ロッ
ク体76は、たとえば長円形状の凸状体77を含む。凸
状体77は、図9(A)に示すように、軸体78によっ
て、長板部74に回動自在に支持される。軸体78は、
その軸方向の一端に、二股に分岐する抜け止め片79
a,79bを有する。このロック体76は、先に説明し
たスライド部材32と固定部材60とを突き合わせた時
に、スライド部材32の嵌合体52とロック体76の凸
状体77とが嵌合して係合するように配設されるもので
ある。
【0024】一方、正面壁部材62には、ロック体76
の凸状体77の長径よりも大きい直径の円形孔からなる
窓部80が形成される。窓部80の中心とロック体76
の凸状体77の中心とは、同一直線上に配置される。な
お、正面壁部材62の外壁面には、正面視略円形の膨出
部82が形成されている。この膨出部82は、固定部材
60を指で摘みやすくするためのものであり、同時に、
滑り止めにもなっている。
【0025】固定部材60に形成されたロック体76の
凸状体77は、図5および図10などに示すように、鍵
体84によって、回動自在に操作される。鍵体84は、
球状の摘み部86を含み、摘み部86の中央から突出し
て、円柱形の操作部88が形成される。操作部88は、
その軸方向の端部に、ロック体76の凸状体77の大き
さ,形状とほぼ対応する凹部90を有するものである。
この場合、この鍵体84の操作部88を窓部80に挿入
し、操作部88の先端の凹部90にロック体76の凸状
体77を嵌合した状態で回動させることにより、凸状体
77を自在に回転させることができる。
【0026】この発明の実施の形態例の携帯用書類袋1
0に形成された開閉具100では、たとえば図1,図
3,図4および図10などに示すように、スライド部材
32をファスナー部14の長さ方向の一方から他方にス
ライドさせたときに、スライド部材32が固定部材60
と係合するため、袋本体12の開口部12aを閉鎖した
状態でスライド部材32を停止・固定させることができ
る。この発明の実施の形態例では、鍵体84で操作する
ことにより、固定部材60のロック体76の凸状体77
と、スライド部材32の嵌合体52とが協働して、スラ
イド部材32と固定部材60とを係止してロック状態と
したり、あるいは、ロック状態を解除させたりすること
ができるものである。
【0027】すなわち、スライド部材32をスライドさ
せて固定部材60に突き合わせた場合、通常、たとえば
図10(A)に示すように、スライド部材32の嵌合体
52と固定部材60のロック体76とが嵌合されるよう
になっている。この場合、凸状体77は、それが嵌合体
52の溝部54を通過できる姿勢に配置されている。し
たがって、ロック体76の凸状体77は、嵌合体52の
溝部54内を摺動・通過し、切欠き部56で嵌合・収容
される。
【0028】さらに、嵌合体52の切欠き部56内にロ
ック部76の凸状体77を嵌合・収容させた状態で、鍵
体84を操作することにより、図10(B)に示すよう
に、ロック体76の凸状体77が嵌合体52の切欠き部
56内に係止され、スライド部材32が固定部材60に
係止され、ロックした状態となる。すなわち、鍵体84
の操作部88を凸状体77に嵌合させ回転させることに
よって、切欠き部56内に嵌合されている凸状体77の
姿勢は、凸状体77が溝部54を通過して逆戻りできな
い姿勢に変位させれる。この場合、鍵体84の操作によ
り、凸状体77の長軸方向が溝部54の溝形成方向と交
差する方向に、たとえばこの発明の実施の形態例では、
溝部54の溝形成方向と直交する方向に、凸状体77が
回転させられる。このロック状態を解除するためには、
再び、鍵体84の操作により凸状体77を元の状態に回
転させることによって、凸状体77が溝部54を通過で
きる姿勢に変位させればよい。
【0029】この発明の実施の形態例で示した開閉具1
00では、鍵体84がロック体76の凸状体77の姿勢
を適宜変位させる姿勢変位手段の機能を有するものであ
り、また、嵌合体52の溝部54および切欠き部56
が、それぞれ、摺動路および嵌合部としての機能を有す
るものである。なお、上述の発明の実施の形態例では、
ファスナー部14が凹凸部を有する1対のファスナーテ
ープ24,26で構成されているが、ファスナー部14
はそれに限定されるものではなく、それ以外のファスナ
ーにも、本発明に係る開閉具100は、適用されるもの
である。
【0030】
【発明の効果】本発明にかかる開閉具では、簡単な構造
で、且つ、安価に、ファスナー部に形成されるスライド
部材をロックして、容易に袋体等のケースの開口部が開
放されないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる開閉具の一例を示す斜視図であ
る。
【図2】図1の線II−IIにおける要部端面図であ
る。
【図3】図1に示す携帯用書類袋の正面図である。
【図4】図3の線IV−IVにおける要部断面図であ
る。
【図5】この発明にかかる開閉具の一例を示す分解斜視
図である。
【図6】(A)はスライド部材を示す正面図であり、
(B)はその底面図である。
【図7】(A)は図6(A)の線VII(A)−VII
(A)における断面図であり、(B)は図6(A)の線
VII(B)−VII(B)における断面図である。
【図8】(A)は固定部材を示す正面図であり、(B)
はその平面図であり、(C)はその底面図である。
【図9】(A)は図8(A)の線IX(A)−IX
(A)における断面図であり、 (B)は図8(B)の
線IX(B)−IX(B)における断面図である。
【図10】(A)はスライド部材と固定部材とを嵌合さ
せた状態を示す一部切欠き正面図であり、(B)はスラ
イド部材と固定部材とを係合させロックさせた状態を示
す一部切欠き正面図である。
【図11】本発明の背景となる従来のスライドファスナ
ーが形成された携帯用書類袋を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 携帯用書類袋 12 袋本体 14 ファスナー部 24,26 1対のファスナーテープ 32 スライド部材 52 嵌合体 54 溝部 56 切欠き部 60 固定部材 76 ロック体 77 凸状体 84 鍵体 88 操作部 90 凹部 100 開閉具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A44B 19/30 A44B 19/16 A44B 19/36 B65D 33/25

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋体等のケースの開口部を開閉可能にす
    るスライドファスナー,プラスチックファスナー等のフ
    ァスナー部に形成され、前記ファスナー部に可動自在に
    設けられるスライド部材と、前記スライド部材を停止さ
    せ、前記開口部を閉鎖した状態で前記スライド部材を係
    止する係止手段とを有する開閉具であって、 前記係止手段は、回動自在に支持されるロック体を有
    し、前記スライド部材を所定の位置で固定する固定部材
    と、前記スライド部材に形成され、前記ロック体と着脱
    自在に嵌合される嵌合体とを含み、 前記嵌合体は、所定の姿勢をとる前記ロック体を通過さ
    せる大きさを有する摺動路と、前記摺動路と連通し且つ
    前記ロック体よりも大きく形成され、任意の姿勢の前記
    ロック体を嵌合する嵌合部とを含み、さらに、 前記係止手段は、前記嵌合部内で前記ロック体の姿勢を
    変位させる姿勢変位手段を含 む、開閉具。
  2. 【請求項2】 前記ロック体は、前記摺動路の幅より小
    さい幅と、前記摺動路の幅よりも大きい長さとを有する
    凸状体を含み、 前記摺動路は、前記ロック体の幅より大きい幅を有する
    溝部を含み、 前記嵌合部は、前記ロック体の長さよりも大きい径を有
    する切欠き部を含み、さらに、 前記姿勢変位手段は、前記凸状体の形状,大きさと対応
    する凹部を備えた鍵体を含み、 前記姿勢変位手段で前記凸状体を前記切欠き部内におい
    て回動させることにより、前記凸状体が前記溝部から抜
    けないように係止される、請求項1に記載の開閉具。
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