JP3529136B2 - フォールディングナイフ - Google Patents

フォールディングナイフ

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JP3529136B2 JP51210295A JP51210295A JP3529136B2 JP 3529136 B2 JP3529136 B2 JP 3529136B2 JP 51210295 A JP51210295 A JP 51210295A JP 51210295 A JP51210295 A JP 51210295A JP 3529136 B2 JP3529136 B2 JP 3529136B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、折り畳み式ブレードナイフに関し、特に多
数のブレードを有するフォールディングナイフに関す
る。
異なるブレードをいろいろな時に用いる場合、既存モ
デルでは、両手を使ってこれと思うブレードを選択し、
ブレードを開き(引き出し)、後でブレードを解錠して
閉じ(収納し)、それから次のブレードを見つけて先の
手順を繰り返すことが必要である。新しいブレードを選
択するたびに、ナイフ使用者はナイフの最終的な使用目
的から注意を逸らさなければならず、しかも両手を使用
してブレードを見つけこれを操作して広げなければなら
ない。
或るナイフ用途では、ナイフ取扱いにおけるこの一連
の手順は、深刻な問題を提起する。一例を挙げると、緊
急時のレスキュー隊員は、損傷した車両から身動きので
きない人を救助するためには、従来型ブレードとシート
ベルト切断具の両方を必要とする。救助は狭いスペース
において、非常に悪条件、例えば殆ど真っ暗な条件から
何も見えない暗闇の状態の下で行われ、この場合、ナイ
フを操作するために両手を使う必要があることは大きな
欠点であり、救助活動における混乱が生じると共に時間
が無駄になる場合がある。この例は問題点を際立たせて
いるが、同一の問題は、フォールディングナイフの他の
多くの用途、例えば、非常時、スポーツをしていると
き、家庭、又は産業界における各種状況において生じる
場合がある。
かくしてナイフ取扱いにおけるブレード選択性及び操
作性を高める改良型マルチブレードナイフが要望されて
いる。
発明の開示 本発明は、少なくとも2本の伸長可能な又は引き出し
可能なブレードを備えたナイフを提供する。開かれるべ
きブレードは、使用者により選択され、その閉じ位置か
ら開かれる。選択したブレードを、開いたあと開き位置
に確実に係止(ロック)する。ブレードを閉じ位置に戻
すためには、使用者は係止状態を解除し、ブレードを閉
じ位置まで回転させる。ナイフを次のブレードが使用で
きるよう差し向ける。ナイフ使用者は、ブレードの選択
動作、開き動作、閉じ動作、使用動作を全て片手で行う
ことができ、その際、もう一方の片手を自由にしておく
ことができる。選択でき、機能的であり、しかも便利で
あるという特徴が得られる。
本発明によれば、フォールディングナイフは、第1の
端部を備えた細長いナイフ本体と、第1ブレード開き位
置と第1ブレード閉じ位置との間で動くようナイフ本体
の第1の端部に回動自在に取り付けられた第1のブレー
ドと、第2ブレード開き位置と第2ブレード閉じ位置と
の間で動くようナイフ本体の第1の端部に回動自在に取
り付けられた第2のブレードとを有する。これらブレー
ドは、共通ピボットピンを中心とする回転により互いに
逆の方向に開き、即ち、一方のブレードは、ナイフトッ
プから、他方のブレードはナイフボトムから開く。ブレ
ードは、第1のブレードと第2のブレードとの間に配置
されたサイドロックプレートにより開き位置に係止され
る。サイドロックプレートは、第1のブレードの方へ付
勢されていて、第1のブレードが第1ブレード開き位置
にあるとき、第1のブレードに係合する第1のフィンガ
と、第2のブレードが第2ブレード開き位置にあると
き、第2のブレードに係合する第2のフィンガとを含
む。
ブレードの選択は、ナイフをその長手方向軸線の周り
に回転させることにより行われ、選択されたブレードは
回転して開くことができる位置に配置される。使用者は
ナイフを回転させて逆にすることにより把持が弱くなる
恐れを生じさせないで、この回転選択中、ナイフをしっ
かりと把持する。ナイフの柄は、ナイフの向きを指示
し、それ故にブレードを開かれるべき位置にあることが
手触りで分かるようにする特徴、例えばナイフの2つの
側部に設けられた異なるテキスチャー又はシンボルを備
えるのが良い。
ブレードは閉じたとき、スムースに機能する製作容易
な戻止め機構により定位置に保持される。各ブレードの
側部に設けられた摘まみピンが保持力に抗してその開き
を助ける。ブレードはフィンガと係合することにより開
き位置に係止され、使用者がフィンガを押えることによ
り選択的に解錠することができる。ブレードを閉じ位置
まで回転させたあと、ナイフをその長手方向軸線の周り
に180゜回転させることにより他方のブレードを選択す
る。
ナイフは、極めて強固に、しかも2本のブレードを備
えたナイフについては比較的幅を小さくして製作され
る。サイドロックプレートは、ナイフサイドピースに係
合して強固な単一ユニットを形成し、ベルトクリップ
(設ける場合)がナイフ本体にしっかりと取り付けられ
る。
図面の簡単な説明 図1は、本発明のナイフの一実施例の分解斜視図であ
る。
図2は、第1のブレードを閉じ位置で示すと共にナイ
フ構造部分を想像線で示す図1のナイフの側面図であ
る。
図3は、第1のブレードを開き位置で示すと共にナイ
フ構造部分を想像線で示す図1のナイフの側面図であ
る。
図4は、第1のブレードを開き係止位置で示すと共に
ナイフ構造部分を想像線で示す図3のナイフの平面図で
ある。
図5は、製造されたままの外的拘束のない図1のサイ
ドロックプレートの平面図である。
図6は、一体サイドピース構造の斜視図である。
図7は、ブレードのうちの一方を開く際、本発明のナ
イフを手に持った状態でしめす斜視図である。
図8は、ブレードのうちの一方の解錠して閉じる際、
本発明のナイフを手に持った状態で示す斜視図である。
図9は、図1のナイフの第1の側部に設けられた触知
コーディング手段の側面図である。
図10は、図1のナイフの第2の側部に設けられた触知
コーディング手段の側面図である。
図11は、本発明のナイフのもう一つの実施例の分解斜
視図である。
図12は、本発明のナイフの分解斜視図である。
図13は、図12の13−13線における図1のナイフのブレ
ード軸の領域の断面図であるが、ナイフ構成部品の組立
後の状態を示す図である。
図14aは、第1のサイドピースの内側部の側面図であ
る。
図14bは、図14aに示すように第1のサイドピースに対
して差し向けられた状態のロックプレートの側面図であ
る。
図15aは、第2のサイドピースの内側部の側面図であ
る。
図15bは、図15aに示すように第1のサイドピースに対
して差し向けられた状態のロックプレートの側面図であ
る。
図16は、従来型戻止め機構の断面図である。
図17は、本発明による戻止め機構の側面図である。
図18は、摘まみピンの側面図である。
図19は、図12の19−19線における図1のナイフのサイ
ドピースのうち一方の断面図である。
発明の最適実施態様 本発明の好ましい実施例としてのフォールディングナ
イフ20が図1〜図5に示されている。(「フォールディ
ングナイフ」という用語は、ブレードを閉じると、ナイ
フ本体内に収納され、そして開き位置までピボットピン
の周りに回動するようなナイフを指すものと一般的に用
いられている。)ナイフ20は、2本のブレード、即ち、
第1のブレード24及び第2のブレード26を係止又はロッ
クするよう動作できるサイドロックプレート22を用いて
いる。サイドロックプレートおよびブレードは好ましく
は鋼製であり、最適には当該技術分野で公知の形式のス
テンレス鋼である。図中、第1のブレード24は、従来型
片刃状ブレードとして示され、第2のブレード26は、身
動きができない人を自由にするようウェブ状織物、例え
ばシートベルトを切断するのに警察官や緊急レスキュー
隊員によって用いられるフック状ブレードとして示され
ている。本明細書で使用する「ブレード」という用語
は、従来型片刃状ブレード及びフォールディングナイフ
のフォーマットに用いるのに知られる他形式の器具を含
む。かかる器具は例えば、従来型片刃状ブレードに加え
て、ネジ回し、鋏、プライヤー、鋸、缶切り、ガットフ
ック、突き錐等を含む。本発明は、使用するブレードの
タイプに関して制約はなく、本発明者に知られている全
ての形式のブレードに使用できる。
サイドロックプレート22は、2本のブレード24,26の
回動面の間で、且つこれらに平行に位置している。第1
のサイドピース28は、第1のブレード24を覆うと共にそ
の外側に位置していて、したがって第1のブレード24は
第1のサイドピース28とサイドロックプレート22との間
に位置するようになっている。第2のサイドピース30は
第2のブレード26を覆うと共にその外部に位置決めされ
ていて、したがって第2のブレード26は第2のサイドピ
ース30とサイドロックプレート22との間に位置するよう
になる。
共通ピボットピン32がブレード24,26に設けられてい
て互いに整列状態にあるボア34,36を貫通し、ブレード
がそのピボットピン32の周りに回動するようになってい
る。製作及び組立てにおける便宜的手段として、ピボッ
トピン32は代表的には、サイドロックプレート22、第1
のサイドピース28及び第2のサイドピース30に設けられ
ている整列状態のボア38,40,42を貫通する。両方のブレ
ード24,26について単一のピボットピンを用いることに
より、ブレードを、或る他形式のフォールディングナイ
フでは必要とされるようなナイフ20を逆にすることな
く、折り折りにそれらの開き位置まで回動展開させるこ
とができる。
本発明のナイフ20は、互いに別個の要素22,24,26,38,
30,32として形成されている。サイドロックプレート22
及びサイドピース28,30は、互いに整列関係にあるリベ
ット穴44を備えている。ナイフ20の組立てのため、要素
22,24,26,28,30を正しい順番で組立ジグ内に積み重ね
る。ピボットピン32は、整列したボア34,36,38,40,42を
貫通して設けられる。リベット44(又はネジ)がリベッ
ト穴46を通して固定されている(図面が煩雑になるのを
避けるためリベット44のうち一つだけを示している)。
ピボットピン32はまた、組立ての際、その両端を据え込
むとリベットとして役立つ。
変形例として、サイドピース28,30を図6に示す単一
の成形サイドピースユニット47として形成してもよい。
かかるサイドピースユニット47は、例えばプラスチック
射出成形法によって製造すると有利である。この場合、
サイドピースセグメントをそれらの正しい位置に保持す
るためにブリッジがサイドピースセグメント28,、30,の
間に形成される。他の要素22,24,26,32,44は、上述の方
法でこの単一サイドピースユニット47に組み付けられ
る。
図1〜図5の実施例に戻ると、サイドロックプレート
22及びサイドピース28,30で形成される一体ユニットは
組み立てられると、ナイフの本体48となる。ブレード2
4,26は、本体48内のそれらの閉じ位置に折りたたまれ
(第1のブレードにつき図2に示されている)、そして
本体48から引き出してそれらの開き位置まで開かれる
(第1のブレードにつき図3に示されている)。第1の
ブレード24と第2のブレード26は、互いに平行であり、
ブレードをそれらの開き位置と閉じ位置との間で動かす
ときサイドロックプレート22の平面と平行な平面内で回
動する。
本発明のナイフ20の望ましい特徴は、ブレード24,26
の閉じ位置にあるとき本体48内に完全に収納されるとい
うことである。係止構造も本体48の輪郭内に完全に納ま
る。以下に述べる小さなフリック突起(flick projecti
on)だけが、ナイフの滑らかな側部又はサイド、トップ
及びボトムを僅かにはみ出てもよいが、このようにする
かどうかは任意である。その結果、使用中に衣服に引っ
掛かったり、ナイフ使用者を傷付けたりするような(例
えば、使用者の手に突き立つことにより)ナイフ20の突
起はない(或いは、あったとしても非常に小さい)。
本発明の好ましいナイフ20のもう一つの特徴は、ブレ
ード24,26が、ピボットピン32の周りに互いに逆方向に
回転することにより開き位置と閉じ位置との間で移動す
るということである。即ち、図1において矢印50で示す
ように、第1のブレード24はその開き位置から反時計回
りの動作で閉じ位置まで動く。第2のブレード24はその
開き位置から時計回りの動作(矢印52)でその閉じ位置
まで動く。換言すると、ナイフのトップ54及びボトム56
を考えると、第1のブレードがトップ54を通って開き、
第2のブレードがボトム56を通って開く。
ナイフ20の構造及び操作法の詳細な説明にあたり、サ
イドロックプレート22と垂直な2つの方向を定義するこ
とが有益である。第1の垂直な方向58は、サイドロック
プレート22から垂直に第1のブレード24及び第1のサイ
ドピース28に向かって延びる。第2の垂直な方向60は、
サイドロックプレート22から第2のブレード26及び第2
のサイドピース30に向かって垂直に延びる。ナイフの長
手方向軸線62はその長さの方向に沿って延びる。
ナイフの各種構成要素を詳細に説明すると、サイドロ
ックプレート22は4つの領域を備えている。好ましい構
成では、これら4つの領域は、スロット付きプレート構
造内で一体に連結されるが、別な方法では別個のピース
を製作して結合してもよい。サイドロックプレート22は
ブレード24,26及びピボットピン32から遠い方のサイド
ロックプレート22の端部に位置したプレートベース64を
含む。T字形プレート中央領域部66が、プレートベース
64から長さ方向軸線62と平行に延び、ボア38がT字形領
域部66に形成されている。
中央領域部66の各側には、フィンガ68,70が設けられ
ている。第1のフィンガ68は第1の垂直な方向58に撓曲
又はバネ動作状態にあり、したがってこの方向58に付勢
されている。第2のフィンガ70は第2の垂直な方向60内
で撓曲又はバネ動作状態にあり、したがってこの方向60
に付勢される。フィンガ68,70の撓曲状態は図1の分解
斜視図では図示されていないが、ナイフを組立てると、
フィンガは隣合うブレード24,26と接触することによっ
て平らにプレスされる。図5は、サイドロックプレート
22を製造直後の状態で示しており、フィンガ68,70は撓
曲付勢位置で示されている。図5に示すような2つのフ
ィンガ68,70の伸長撓曲位置は、それぞれフィンガ係止
位置と呼ばれる。
第1のフィンガ68は、中央領域部66のTの横棒と隣接
した第1のフィンガ68の端部に位置する第1のフィンガ
係止肩72を有する。同様に、第2のフィンガ70は中央領
域部66のTの横棒と隣接した第2のフィンガ70の端部に
位置した第2のフィンガ係止肩74を有する。これらフィ
ンガ係止肩72,74と関連のブレード24,26の協働関係を以
下に説明する。
第1のブレード24は、第1のブレード24を開くと、ナ
イフ20の本体48内に留まるブレードの端部に位置した第
1のブレード係止肩76を有する。第2のブレード28は、
第2のブレード26を開くと、ナイフ20の本体48内に留ま
るブレードの端部に位置する第2のブレード係止肩78を
有する。それぞれのブレード係止肩76,78は、それぞれ
関連したブレード24,26をそれらの開き位置まで開く
と、それぞれ対応のフィンガ係止肩72,74に係合するよ
うブレード上に位置決めされており、それによりブレー
ド24,26に確動開き位置係止装置が提供され、かかる係
止装置は、これらが解除されるまでブレード24,26が閉
じることのないようにする。
係止装置の動作原理は、図2〜図4及び図7〜図8を
参照することによって理解でき、これらの図は、第1の
ブレード24の場合についての開き位置係止装置の動作原
理を示している。第2のブレード26についての開き位置
係止装置の動作原理はこれと同じである。図2におい
て、ブレード24は本体48内の閉じ位置にある。ブレード
24のサイド又は側部は、第1のフィンガ68を図5に示す
伸長フィンガ係止位置から図1に示す平らな位置まで押
し縮め、したがって第1のフィンガ68は中央領域部66と
同一の平面内にあるようにする。
ブレード24を開くと(図6に示すように時計回りに進
めることにより図2から図3の状態にする)、第1のフ
ィンガ68に対する内向きの圧縮力が解除され、第1のフ
ィンガ68は第1の垂直な方向58において外方へバネ動作
する。第1のブレード24が図3に示す完全開き位置にあ
るとき、第1のフィンガ係止肩72は図4で示すように第
1のブレード係止肩76に係合する。それにより、第1の
ブレード24はこの確動係止装置によって完全開き位置に
係止される。第1のブレードは係止装置が解除されるま
で、回転して閉じ位置に戻るようなことはない(反時計
回りに動作することはない)。係止装置は、使用者が手
で図4の矢印80で示すように及び図8に示すように第1
のフィンガ68の側部を押圧すると解除される。開き動作
を助け、ブレードの解錠を達成するために第1のフィン
ガ68の側部に対して容易に手動操作できるようにする構
造について以下に説明する。
上述の開き位置係止装置は、これを解除しない限り、
ブレードが閉じないようにする。また、ブレードが図1
及び図3に示すブレード開き位置を越えて遠くまで回転
しすぎるのを防止する必要がある。このブレード停止機
能を得るため、第1のサイドピース28は第1のサイドピ
ース停止肩84を備えた内向きの(サイドロックプレート
22の方に向いた)第1のサイドピース突起82を有する。
同様に、第2のサイドピース30は、第2のサイドピース
停止肩88が設けられた内向きの(サイドロックプレート
22の方に向いた)第2のサイドピース突起86を有する。
第1及び第2のサイドピース停止肩84,86は、ピボット
ピン32でブレード24,26を取り付けているナイフ20の端
部の方に向いている。これら停止肩84,86と対応のブレ
ード24,26との協働関係について以下に説明する。
第1のブレード24は、第1のブレード24を開いたと
き、ナイフ20の本体48内に留まっているブレードの端部
に位置する第1のブレード停止肩90を有する。第2のブ
レード26は、第2のブレード26を開いたとき、ナイフ20
の本体48内に留まっているブレードの端部に位置する第
2のブレード停止肩92を有する。ブレード停止肩90,92
は、ブレード24,26をそれらの開き位置まで開くと、対
応のサイドピース停止肩84,88に当接するようブレード
上に位置決めされており、それによりブレード24,26に
は確動停止装置が提供され、かかる確動停止装置は、ブ
レードが長さ方向軸線62と平行に位置しているとき、ブ
レード24,26が所望の完全開き位置を越えて回転するの
を阻止する。
停止装置の動作原理は、図2〜図3を参照すると理解
でき、これら図は、第1のブレード24の場合について停
止装置の動作原理を示している。第2のブレード26につ
いての停止装置の動作原理はこれと同じである。図2に
おいて、ブレード24は本体48内の閉じ位置にある。停止
装置は働くようにはなっていない。
ブレード24を図3に示す完全開き位置にあるといって
いいほどまで開くと(図2から図3まで時計回りに進め
ることにより)、第1のサイドピース停止肩84は第1の
ブレード停止肩90に当接する。それにより、第1のブレ
ード24の時計回りの回転が止められ、それ以上は回転す
ることができないようになる。上述の開き位置係止装置
との組合せにより、停止構造はブレード24をしっかりと
係止し、したがって、開き位置係止装置を解除しなけれ
ば、ブレード24はその完全開き位置からいずれの方向に
も回転することができないようになる。
サイドピースの各々に切欠きを設けると共に、それぞ
れのブレードに協働要素を設けることによってナイフブ
レードの開閉が容易になる。かくして、第1のサイドピ
ース切欠き94がナイフのトップ54に隣接した第1のサイ
ドピースの縁部に沿って第1のサイドピース28に形成さ
れている。同様に、第2のサイドピース切欠き96が、ナ
イフボトム56に隣接した第1のサイドピースの縁部に沿
って第2のサイドピース30に形成されている。
ナイフのブレード24,26を開きやすくするための手段
として、ナイフブレードの側部にフリック突起(flick
projections)が形成されている。図1及び図4でわか
るように、第1のブレードフリック突起98が第1のサイ
ドピース28に向いた第1のブレード24の側部に第1の垂
直な方向58で形成されている。図1の想像線で分かるよ
うに、第2のブレードフリック突起100が第2のサイド
ピース28に向いた第2のブレード26の側部に第2の垂直
な方向60に形成されている。
ブレードを開く際のフリック突起の使用法は、第1の
ブレード24の場合について開き操作を示している図2及
び図7を参照すると理解できる。第2のブレード26につ
いての停止装置の動作原理はこれと同じである。第1の
ブレード24が図2の閉じ位置にあるとき、第1のブレー
ドフリック突起98は第1のサイドピース切欠き94内に受
け入れられる。第1のブレードフリック突起98は好まし
くは、第1のサイドピース切欠き94の領域において第1
のサイドピース28の厚さ以下に作られ、したがって第1
のブレードフリック突起98は本体48から飛び出すことは
なく、したがってナイフ20を使用者のポケットから取り
出す時に引っ掛かる原因となることはない。しかしなが
ら、第1のブレードフリック突起98が丸い形状をしてい
て引っ掛かりを生じさせる可能性はほとんどないので、
この突起98を、表面が滑らかであって引っ掛かりを防止
するナイフ特性を著しく損なわなければ、第1のサイド
ピース28の厚さと同一の厚さ又はこれよりも僅かに大き
く形成してもよい。第1のブレードフリック突起98を第
1のサイドピース28の厚さよりも僅かに長く形成するこ
とにより、フリック突起98を用いる第1のブレード24の
開きの容易性を向上させることができる。
第1のブレード24を第2の閉じ位置から開くために、
使用者は図7に示すように片手でナイフを持って親指で
第1のブレードフリック突起98をブレード8に力を及ぼ
し、そして第1のブレードが第3の開き位置まで回転
し、上述の方法でその位置に係止するまでその力を加え
続ける。
ブレード開き位置係止装置の解除はまた、図3及び図
8を参照すると理解できるようにそのブレードのための
サイドピース切欠きを利用することにより容易になり、
図3及び図8は、第1のブレード24の場合について係止
装置を解除する方法を示している。第2のブレード26に
ついての係止装置の解除はこれと同じである。第1のブ
レード24が開き位置にあるとき、第1のフィンガ68の一
部は、第1のサイドピース切欠き84を通してナイフの使
用者の親指又は他の指(好ましくは親指)に接近可能で
ある。使用者は、第1のフィンガ68の付勢力に抗する方
向80に力を第1のサイドピース切欠き94を介して露出し
ている領域の第1のフィンガ68に加える。同様に、使用
者は第1のブレード24を反時計回りの方向50(図3及び
図7の方向)に回転させ、第1のフィンガ係止肩72が第
1のブレード係止肩76に係合する点を越えるようにす
る。第1のブレード24の閉じ操作の際にこの点から外方
については、第1のフィンガ68の側部が第1のブレード
24の隣接の側部上に乗るので第1のフィンガ68に力を加
え続ける必要はない。
ブレード24,26を閉じると、これらブレードを、摩擦
力、バネ又は任意他の使用可能な機構により閉じ位置に
保持することができる。好ましい方法は、ボール方式戻
止め機構である。ボール方式戻止め機構では、小さな凹
部がそれぞれの側部28,30に向かって外方に向いたフィ
ンガ68,70の側部に形成される。鋼製ボール102(好まし
くは直径が約0.020インチ)がナイフの組立て中、凹部
のそれぞれの中に嵌め込まれる。鋼製ボール102の各々
は、それぞれのフィンガ68又は70と対応のブレード24又
は26の向かい合う側部との間に捕捉される。ブレード24
又は26の開閉の際、ボール102は滑らかな回動動作を行
わせる玉軸受として作用する。閉じ位置保持凹部104
が、それぞれのブレードがそれらの所望の閉じ位置に達
すると対応のボール102が転動して対応の凹部104に嵌ま
り込むような場所で鋼製ボール102に向くブレード24,26
の側部の各々に形成されている。ボール102が凹部104に
嵌まり込むと、ボールを支持しているフィンガが少しだ
け外方に弛緩する(バネ動作する)。ブレードをこの閉
じ位置から開くためには、少しの力を及ぼしてフィンガ
を内方に押す必要がある。それにより、ブレードは、ブ
レードを開くために少しの力が及ぼされるまで、この戻
り止め機構によって閉じ位置に保持される。
図1〜図5に示した上述の好ましい実施例にしたがっ
てプロトタイプのナイフを製作した。このナイフに関す
る実験により、本明細書で説明した種々の機構及び構造
の有効性が実証された。ナイフを片手で持ったとき、使
用者の親指によって力をブレードフリック突起に及ぼす
ことによりブレードを閉じ位置から図7に示すような開
き位置に向かって動かした。親指を伸ばして円を描くよ
うに動かすことによって加えた力により、ブレードは完
全開き位置まで動き、ここでブレードは止まって定位置
に係止された。ブレードを閉じようとしたとき、図8に
示すように親指でサイドピースの切欠きを通して第1の
フィンガ68の側部に圧力を及ぼしてブレードロック機構
を解除し、それと同時に割出しフィンガがブレードを閉
じ位置まで回転させ、ここでブレードは戻止め機構によ
る弱い状態を達成した。これら操作の全ての間、ナイフ
は使用者の掌及び残りの指でしっかりと楽に保持され
た。片手による操作(大抵のナイフ使用者にとって望ま
しい特徴である)が容易に得られた。
ナイフを持って上述の方法で開くと、ブレードは使用
者の手から遠ざかるよう回転した。他方のブレードを使
用するため、使用者は第1の使用したブレードを閉じ
た。使用者はナイフを持っている手だけでナイフ全体を
長さ方向軸線62の周りに180゜回転し、したがって他方
のブレードは使用者の手から遠ざかるよう開かれた。次
に、上述の片手による開き、ロック、解除及び閉じ動作
を他方のブレードについて行った。
この手法により、ナイフ使用者は、使用されるべきブ
レードを選択し、片手だけで完全にナイフを操作するこ
とができた。順序だった動きを得るための最小限度のや
り方により、使用者は操作のやり方をあれこれほとんど
考えることなくナイフを操作することができた。使用者
はもう片方の手の利用のことを自由に考えることができ
ると共に関心のほとんどをナイフの操作よりもナイフの
使用に向けることができた。
少なくとも2枚のブレードを有するナイフの使用は2
つの異なる段階を含むことが分かる。即ち、第1の段階
は、使用すべきブレードを選択し、そしてナイフを手の
なかに位置決めしてブレードがいつでも使用できるよう
にすること(たとえは、閉じ位置にあっても)、第2の
段階は、ブレードを開き機能、係止機能、解錠機能及び
閉じ機能で操作することである。
機能の選択の助けとなるよう、ナイフ20は、使用者が
触ってみてナイフの2つの側部を互いに識別でき、それ
ゆえ2つのブレードのうちいずれが使用者の手から遠ざ
かって開かれるべき位置にあるかを識別できるようにす
るコーディング手段を備えるのがよい。図9及び図10
は、使用できるいくつかの触知コーディング手段を示し
ている。ナイフ20は望ましくは、天然材料又は合成材
料、例えばゴム、プラスチック又は使用者のためにしっ
かりとしたノンスリップグリップを提供する材料で作ら
れたグリップ面300を備える。一つの触知コーディング
手段は、ナイフの互いに異なる側部のグリップ面300に
異なる手触り又はテキスチャーを与えることである。例
えば、図9に示すような第1の側部には粗いテキスチャ
ー302がグリップ面300に設けられ、図10に示すような第
2の側部には、滑らかなテキスチャー304が設けられて
いる。かかるテキスチャーの差は、ナイフの把持を妨害
せず、しかもナイフの側部の識別をするための触知コー
ディングを提供し、それゆえ開き操作のために位置決め
されるブレードを識別する触知コーディングとなる。
別の触知コーディング法はシンボルを利用している。
例えば、図9では、隆起した絵柄シンボル306(ここで
はシンボル306がナイフの使用者の親指に触れて感じら
れたとき選択されるブレード24のシンボル表示)がグリ
ップ面300の第1の側部に配置されている。図10では、
隆起した国際的に認められている三角シンボル308がグ
リップ面300の第2の側部に設けられている。他形式の
触知コーディング手段、例えば文字、点字等を一方の側
に使用し、他方の側には使用しないようにしてもよい。
図9及び図10の幾つかの異なる形式のコーディング手段
は例示のために示されている。大抵の場合、触知コーデ
ィング手段の種々のタイプのうち1つだけ(例えばシン
ボル又はテキスチャー)が必要でありそれが用いられ
る。
ナイフ使用者が従来のやり方で片手でナイフを握る
と、ナイフの柄のグリップ面に設けられているコーディ
ング手段により、使用者はナイフを目で見なくてもナイ
フの向きを知ることができる。もし所望のブレードが使
用者の片手から離れて開くように向いていれば、ナイフ
はいつでも使用できる状態にある。もし所望のブレード
が使用者の片手の中に開くように向いていれば、使用者
はナイフをその長手方向軸線の周りに180゜回転させれ
ばよく、この回転によって正しい位置に向けられたナイ
フの側部のコーディング手段を触知してナイフを使用す
る。
触知コーディング手段により、使用者はナイフを目で
見ないでもブレードを選択をすることができる。もし上
述したようなブレードの片手操作のための上述の構造も
設けられていれば、所望のブレードの選択、位置決め、
開き、係止、解錠及び閉じを片手で行うことができ、し
かもその場合ナイフを手で確認する必要はない。このよ
うにできることは、ナイフ使用者の多くにとって非常に
望ましく、従って使用者のもう一方の片手及び主たる関
心を別のところ、特にナイフの主たる用途に向けること
ができる。
本発明のナイフの変形例では、シングルサイドロック
ピースを、転がり又はロールオーバー特徴(rollover f
eature)を別のブレードにも利用できるようなやり方で
使用することができる。図11はこの変形例を示してい
る。個々の構成要素の特徴及び機能の多くがナイフ20に
ついて説明したのと同じである限り、上述の説明はその
範囲で適用できる。
ナイフ400は第1のブレード402及び第2のブレード40
4を有する。第1のブレード402は関連の第1のシングル
サイドロックプレート406を有し、第2のブレード404は
関連の第2のシングルサイドロックプレート408を有す
る。第1のサイドロックプレート406は、第1のブレー
ド402に係合してこれを上述したような方法で閉じ位置
にロックするよう設けられた第1のシングルフィンガ41
0を有する。第2のサイドロックプレート408は、第2の
ブレード404に係合してこれを上述した方法で閉じ状態
に係止するよう設けられた第1のシングルフィンガ412
を有する。第1のサイドピース414は第1のサイドロッ
クプレート406を覆い、第2のサイドピース416は第2の
サイドロックプレート408を覆っている。サイドロック
プレート414,416は上述したのと同一の停止構造を有
し、また単一の射出成形ユニットとして形成することが
できる。共通のピボットピン418がブレード402,404、サ
イドロックプレート406,408、及びサイドピース414,416
に設けられたボアを貫通している。
また、ナイフ402には追加のブレードを設けることが
できる。1本の追加のブレード(ここではプライヤーブ
レード420として示されている)が図11に示されている
が、同一の製作原理を用いてナイフ400にもっと多くの
ブレードを追加することができる。プライヤーブレード
420は、他のブレード402,404と同一のピボットピン418
の周りに回動する。ブレード420は閉じ位置に保持さ
れ、任意適当な保持及び係止機構によって伸長位置に係
止される。ここでは、従来型バネアーム422が、ブレー
ド420の背部を押圧し、それにより保持機能と開き係止
(しかしながら、確動開き係止機能ではない)の両方の
機能を発揮する。例えば、従来型ロックバック(lock−
back)機構によって確動開き係止装置を設けてもよい。
ナイフ400はもっと多くのブレードを追加することが
できるが、重量が重くなること及びナイフが複雑になる
という代償がある。場合によっては、重量が重くなった
り構成が複雑になっても良い場合があろう。最も外側の
ブレード(ここではブレード402,404)についてのロー
ルオーバー特徴が保たれ、しかも他のブレード(ここで
はブレード420)も設けることができる。
本発明のナイフには、シングルブレードまたはマルチ
ブレードナイフに使用することができる種々の構造的な
改良を設けることができる。以下の説明において、これ
らの特徴を、シングルブレードナイフに関して説明する
が、これらはマルチブレードナイフにも適用できること
は理解されよう。
図12は、ブレードを開いたときに柄として役立つナイ
フ本体522を含むナイフ520を示している。ナイフ本体52
2は、第1のサイドピース524及び第2のサイドピース52
6を有する。サイドピース524,526は使用者の手の中に快
適にフィットするようナイフの軸線527に沿って細長
い。ブレード530の根元部528及びロックプレート532
は、2つのサイドピース524,526間に設けられ、ロック
プレート532は図示の実施例ではブレード530と第1のサ
イドピース524との間に位置決めされている。
ナイフ520、その構成要素であるサイドピース524,52
6、ブレード530及びロックプレート532を、トップ534及
びボトム536を有するものとして説明できる。可動ブレ
ード530のトップ及びボトムは、図示のブレード開き位
置におけるその向きに関して定められる。ナイフ520と
その構成要素であるサイドピース524,526及びロックプ
レート532は、開いたときにブレード530の突出起点であ
る前端部537及びナイフの反対側の端に位置する後端部5
38を有するものとして説明できる。ナイフのトップ、ボ
トム、前端及び後端は、ナイフの構成要素と特徴の相互
関係を説明する際に基準となるものとして定められてい
る。
ナイフ520は好ましいサイドロックタイプのものであ
り、このタイプのものでは、ブレード530は以下に説明
する方法でロックプレート532によりその開き位置に係
止される。しかしながら、ロックプレートに直接関係し
ない本発明のナイフの特徴は、他形式の伸長可能なブレ
ードナイフ、例えばロックバックフォールディングナイ
フと関連して利用できる。
第1の複数の溝540がブレード根元部528のトップ534
に存在している。第2の複数の溝542がブレード根元部5
28のボトム536に存在している。溝540,542はナイフの長
い方の軸線、ナイフ軸線527と垂直に延びている。これ
らの溝540,542は、ナイフ520を把持してこれを保管場所
から取り出すのに用いられる。ナイフ520は、ベルトへ
の取付け手段としてクリップ544を備えるのがよく、或
いはクリップを有しておらず、保管ポーチと関連して使
用してもよく、或いは使用者のポケットの中に保管して
もよい。こららの保管法のいずれの場合においても、ナ
イフを使用する場合、使用者は手を伸ばしてナイフを把
持し、これを取り出す。特に、ナイフが濡れていたり保
管場所にきつく入っている場合、ナイフを把持して取り
出すことは困難である場合がある。二組の溝540,542
を、使用者の指で触ってしっかり把持することができ
る。(取出し中、ブレード530は通常は閉じているが、
二組の溝540,542が設けられているので、溝はブレード
が閉じられているときナイフのトップとボトムの両方の
フィンガに接近できるようになろう。) 単一組の溝をブレード530のトップ(場合によっては
バックと呼ばれる)に沿って設けることが知られている
が、これらの溝はブレードが開かれているときに切断作
業を行う際に使用者の親指に梃子の作用を与える。本発
明のナイフ520のトップの溝540はこのように用いること
ができる。しかしながら、これらはまた、上述の取り出
し機能が可能なよう第2の組の溝542と協働する。この
協働関係は、たった一組の溝が用いられている場合には
存在しない。
ブレード530は、図12に示す開き位置とブレードがナ
イフ本体522内に折り畳まれる閉じ位置との間で回動で
きる。回動作用を達成するため、ブレードの根元部528
は、ナイフ本体522の前端部537の近くに位置決めされた
ピボット軸550の周りに回動する。回動軸550は全体とし
て円筒形であるが、以下に説明するキー留め構造を備え
ている。全体として円筒形の形態によりブレードは回動
軸550の円筒形表面の大部分を中心として回転できる
が、ナイフ構成要素を所望の位置に保持するのを助ける
キー留め構造を備えている。
回動軸550はナイフ軸線527と横断する方向に差し向け
られている。図12及び図13を参照すると、回動軸550
は、組立て中、クリップ544の回動ボア開口部552a、第
1のサイドピース524の回動ボア開口部552b、ロックプ
レート532の回動ボア開口部552c、第1の座金554の回動
ボア開口部552d、ブレード530の根元部528の回動ボア開
口部552e、第2の座金556の回動ボア開口部552f、及び
第2のサイドピース526の回動ボア開口部552gを互いに
整列させることによって形成される回動ボア552を貫通
して延びる。ブレード530の回動ボア開口部552eは円形
であり、従ってブレード530は回動軸550の円筒形部分を
中心として回動できるようになる。回動ボア開口部552
d、552fもまた好ましくは円形である。というのは、座
金554,556の回転を防止する理由がないからであり、ま
た従来型座金は円形中央開口部を備えたものが入手でき
るからである。
回動軸550にはキー558が設けられている。回動ボア開
口部552a,552b,552c,552gのうち少なくとも2つは、キ
ー558とマッチする開口部内にキー溝560を有する。「マ
ッチする」、「マッチしている」等の用語は、2つの構
成要素がこれらを対向した関係に置いたたときに互いに
一致する表面を有する場合をいう。例えば、好ましい方
法では、キー558は、平坦部を円筒体に機械加工によっ
て設けることにより得られる回動軸の一方の側の平らな
表面である。キー溝560は開口部の内部とそれとマッチ
する平らな表面である。回動軸550を、キーの平らな表
面とキー溝の平らな表面とを整列させることによっての
み開口部内へ挿入することができる。回動軸550をいっ
たん開口部内に挿入すると、回動軸はキーとキー溝との
係合により開口部に対して回転することができない。
回動軸550のキーと回動ボア開口部552a,552b,552c及
び/又は552gのキー溝との嵌合により、キー留め要素が
互いに回転することが防止され、それによりこれらを組
立てナイフ内の定位置に保持するのに役立つ。好ましい
実施例では、開口部552a,552b,552c,552gの全てはキー
溝を有し、従ってクリップ554、第1のサイドピース52
4、ロックプレート532及び第2のサイドプレート526
は、キー558によって回転しないよう互いに係止され、
また切断力がナイフ520の使用中に使用者の手によって
ナイフ本体522に及ぼされたとき、互いに作用するよう
になる。かくして、この係合によりナイフ本体522が強
固となり、このナイフ本体522はナイフ本体522の前端部
537に多くの追加の締結具を必要とすることなく単一ユ
ニットとして作用する。
この方法により、クリップ544は、これをベルト等に
装着したとき、回転運動に抵抗するようナイフ本体522
に係合する。図13に示すようにナイフ本体522の前端部5
37に最も近いクリップの端部に設けられた非円形の異形
係合領域562を設けることにより防止される。第1のサ
イドピース524の外側部に設けられた凹部564は、係合領
域562のものとマッチする形状を有し、従って係合領域5
62は凹部564内に受け入れられるようになる。
回動軸550は好ましくはヘッド566を備える。反対側の
端部には雌ねじが設けられている。回動軸保持ねじ568
は一端にヘッド570を有し、回動軸550の雌ねじと螺合す
るよう他端には雄ねじが設けられている。図12に示すよ
うに、組立て中、回動軸550は回転ボア開口部552に差し
込まれ、回動軸保持ねじ568は係合して締め付けられて
ナイフの前端部537を互いに保持する。
ロックプレート532は、別個の締結具ではなくて幾何
学的な嵌合方式によってサイドピース524,526に係合
し、それによりナイフ520に対する締結具の使用を最小
限に止める。図14a及び図14bは、第1のサイドピース52
4の内向き面とロックプレート532の関係を示し、図15a
及び図16bは、第2のサイドピース526の内向き面とロッ
クプレート532との関係を示している。図15a及び図15b
の図は、明確化のために図14a及び図14bの図と比べ図12
のナイフ軸線527の周りに回転させてある。
図14aを参照すると、第1のサイドピース524は、その
内面578が全体として平坦であるが、第1のサイドピー
ス524の内面578の上方に約0.040インチ隆起している。
(ここに記載した寸法は全てナイフ520の変形例につい
て例示として示すに過ぎない。)第1のリム580は、ボ
トムサイド536の下の約半分の所に位置する点から第1
のサイドピース524の周囲の第1のサイドピース524の後
端部538まで延びている。図14bを参照すると、ロックプ
レート532はこれとマッチする第1の切欠き領域582を有
する。ロックプレート532を第1のサイドピース524に組
み付けると、ロックプレートは内面578に当接するよう
になり、切欠き582は第1のリム580とマッチしてこれと
係合する。
図15aを参照すると、第2のサイドピース526は、2つ
の別々な隆起領域を備えた全体として平らな内面584を
有する。平らな表面584に対して約0.040インチだけ隆起
している棚586が、ブレードの根元部528のすぐ後ろから
ナイフ本体522の後端部538まで第2のサイドピース526
の内部の一部にわたって延びている。第2のリム588
は、棚586に対し約0.040インチだけ隆起している。第2
のリム588は、トップ534の下に約半分の所に位置する点
から、第2のサイドピース526の周囲に位置する第2の
サイドピース526の後端部538まで(ナイフの好ましい変
形例では約1.155インチの距離)延びている。棚586は第
2のリム588の隣に位置するが、これよりももっと中心
に位置している。図15bを参照すると、ロックプレート5
32は、第2のリム588とマッチする第2の切欠き領域590
を有している。
組立ての際、図12に示すように、第2の座金556(図1
5aまたは図15bでは示さず)を内面584に隣接して配置
し、ブレード530の根元部528を第2の座金556上に装着
する。ロックプレートの後端部領域及びトップ領域が棚
586に当接した状態でロックプレート532をブレード530
の根元部528に装着する。内面584及び棚586のこれと隣
接した周囲はポケットを形成し、ブレードは閉じられた
とき、このポケットの中に折り畳まれるようになる。第
2の切欠き領域590は第2のリム588とマッチしていてこ
れと係合する。締結具592が、図12に示すように第1の
サイドピース524、ロックプレート532及び第2のサイド
ピース526に設けられた互いに整列するボアによって形
成される締結具ボア594に差し込まれている。
回動軸550と締結具592のキー留め構造とリム580,588
に対するロックプレート532の切欠き582,5890の互いに
マッチし合う係合との協働により、ナイフの厚さを貫通
して延びる2つの締結要素550,592だけを用いて高い構
造的な強度がナイフ520に与えられる。ナイフ520の好ま
しい変形例では、サイドピース524,526は比較的薄いプ
ラスチックで形成される。サイドピース524,526それ自
体は、通常のナイフの用途にとっては充分な構造的強度
のものではない。ロックプレート532とサイドピース52
4,526との互いに協働し合う係合により、ナイフ本体522
の強度全体が大きくなり、従って適度に過酷な切断作業
に適するようになる。
ブレード530を回動軸550の周りに回転させてナイフ本
体522内の閉じ位置にする場合、ブレード530を定位置に
保持するための戻止め構造が設けられていることが望ま
しい。戻止め構造は、同じ回動動作の最後の動作部分で
その正しい閉じ位置にブレードを引く。戻止め構造は、
ブレード530を開き位置まで回転させる際には使用者に
よって容易に克服されるべきである。
ボール凹部方式戻止め機構が当該技術分野で周知であ
り、図16はかかる戻止め機構を示している。向かい合う
要素600のうち一方は半円形の突出したボール602を含
む。ボール502は通常は、要素600を貫通してボア603を
穴開けすることにより要素600内に嵌め込まれている。
ボア603は、ボール602の直径よりも僅かに小さい直径を
有し、従ってボール602は取付け中ボア603内へ圧力嵌め
される。他方の向かい合う要素604はボール602を受け入
れる凹部606を含む。図16では、要素600,604は例示目的
で僅かに離隔した状態で示されている。実際には、要素
600,604は互いにぴったりと押し付けられている。ボー
ル602は要素600の表面から約0.020インチはみ出てると
共に凹部606は約0.020インチよりも僅かに大きい深さを
有し、従ってボール602は凹部606の底に当たらないよう
になっている。これら要素をボール602と凹部606が対向
関係にない開き位置からボール602と凹部606が図16に示
すように対向関係になる閉じ位置まで移動させると、ボ
ール602は凹部606の側部を滑り落ち、要素600,604が最
終の閉じ位置に引き寄せられるようになる。要素を開き
位置に戻そうとする場合、手の力で僅かに弾性のある要
素600,604を引き離す。所要の引き離し力は、開くこと
が望まれるまで要素を閉じ位置に保持する力である。か
かる従来型戻止め機構は有効ではあるが、製造コストが
比較的高い。ボア603及びボール602は正確に寸法決めさ
れなければならない。ボール602はボア603内に正確に圧
力嵌めされなければならず、この取付けはしばしばある
程度の困難性を伴う。取付け及び戻止め機構の良好な再
現性を達成するのは困難である。
本発明による改良型の戻止め機構が図17に示されてい
る。第1の要素608(この場合、係止プレート532であ
る)には戻止め突起610が設けられている。戻止め突起6
10は、戻止め突起表面612を有する。戻止め突起610は好
ましくは、製造中に第1の要素608上に機械加工により
形成される。これは一般に別個の要素として形成されな
い。これに対して、従来のボール方式戻止め機構の場合
では、別個の要素を形成した後、これを第1の要素608
に取り付ける。
第2の要素614(この場合、ブレード530の根元部528
である)には凹部616が設けられている。凹部616は凹部
表面618を有する。好ましくは、凹部表面618は、第2の
要素614の頂面624と平行な平らな底部620と、最適には
平らな底部620に対して約45゜の角度をなして傾斜した
傾斜側面622とを有する。
戻止め突起表面プロフィール612は、凹部616の表面
と、これらの領域の少なくとも一部にわたってマッチす
る形状を有している。この場合、戻止め突起610は、第
1の要素608の頂面628と平行な平らな隆起面626を有し
ている。隆起面626は、好ましい実施例では約0.020イン
チの高さHだけ頂面628の上方に隆起している。凹部606
の深さは約0.020インチよりも大きく、したがって、戻
止め要素が互いに係合しても、戻止め突起610の隆起面6
26は凹部606の底に当たらないようになる。戻止め突起6
10は傾斜側面630を有し、この傾斜側面は最適には隆起
面626に対して約45゜の角度をなして傾斜する。
戻止め突起表面及び凹部表面612,618は図17では、こ
れら全体にわたりマッチしているものとして示されてい
るが、これはかならずしもそうである必要はなく、部品
の機械加工の際に容易な方法でなされる。これらの表面
は開閉又は出し入れ操作中に互いに通過する部分につい
てマッチしていれば良い。たとえば、もし要素68を静止
状態に保持し、要素614を矢印632の方向に動かすことに
より閉じ位置に動かせば、閉じ動作中、傾斜側部622a,6
30aだけがまず最初に互いに衝合する。
閉じ位置から開き位置へのブレード530の動きを助け
るために、摘まみピン640がブレード530の側部642から
突き出ている。ブレードを閉じると、摘まみピン640が
第2のサイドピース526に設けられている切欠き640内に
嵌まり込む。この目的のために摘まみピンを用いること
は当該技術分野で知られている。かかる従来型摘まみピ
ンは、別の締結具、即ちネジ締結具によってブレードに
取り付けられる。締結具は摘まみピンから見てブレード
の反対側で突き出ており、ブレードが閉じ位置にあると
きにナイフ内に突出締結具のための空間を必要とし、し
かもナイフの外観を損なうことになる。その上、摘まみ
ピンは時間の経過につれ、そして使用中に無くなる場合
かある。
図18は、本発明の摘まみピン640を詳細に示してい
る。摘まみピン640は全体として円筒形であり、2つの
部分を備えている。第1の部分646は第1のサイズ及び
横断面形状を有し、またこれを取り付けるブレード530
の部分の厚さと等しい長さを有している。第1の部分
は、キー648を有する。キー648はブレード530の摘まみ
ピン受け入れ開口部650の形状とマッチしているが、組
立て前にはこれよりも僅かに大きめである。すなわち、
摘まみピン受け入れ開口部650は、キー648を受け入れる
キー溝として役立つ。この場合、キー648は、摘まみピ
ン受け入れ開口部650の“D"形状とマッチした“D"形状
のものである。第1の部分646は、好ましくはローレッ
ト切りにより荒加工されている。摘まみピン640をブレ
ード530に組み付けるため、第1の部分646のキー648を
摘まみピン受け入れ開口部650と整列させる。第1の部
分646を摘まみピン受け入れ開口部650に圧力嵌めし、第
1の部分646の荒加工構造を僅かに圧縮して摘まみピン
受け入れ開口部内に押し込む。この圧縮力により摘まみ
ピン640は摘まみピン受け入れ開口部650内にしっかりと
保持され、キー留め作用により使用中に摘まみピンが回
転することはない。別個の締結具は不要である。
摘まみピン640は、ナイフ使用者のために親指接触面
積を与えるようにその長さの少なくとも一部にわたって
半径方向に拡大させた第2の部分652を含む。第2の部
分652の半径方向拡大部分は図示のように滑らかであっ
ても、或いは使用者のために摩擦表面を提供するために
僅かな程度、荒加工しても良い。上述の摘まみピン構造
と戻止め機構は協働してブレードをナイフ内の閉じ位置
に高信頼度で保持するのを助けると共にそのスムースな
開きを助ける。
サイドピース524,526は好ましくは耐久プラスチッ
ク、例えばデュポン社製のZytel(登録商標)で作られ
る。しかしながら、かかる材料は滑らかであり、濡れる
と滑りやすくなる場合がある。使用者によナイフ520を
しっかりと握りやすくするため、サイドピース524,526
は好ましくは外向きの可撓性エラストマー製インサート
660を備える。インサート660は好ましくはデュポン社製
のAlcryn(登録商標)で作られる。かかるインサートの
使用にあたり必要なことは、これらインサートが使用中
に外れてナイフ本体522から離れないようにするたイン
サートの設計及び組立てに多大の注意を払わなければな
らないことである。インサートは構造的拘束と接合の組
合せにより定位置に保持されるよう設計される。
図12は、第1のサイドピース524内のインサート660a
の内面662及び第2のサイドピース526内のインサート66
0bの外面664を示している。インサート660a,660bは構造
及び対応のサイドピースへの取付け法が同一である。図
示の例では、インサート660と楕円形であり、対応のサ
イドピースの中央部分の長さの大部分にわたって延びて
いる。
図19は、全体を符号666で示すサイドピースのうち一
方の断面図である。サイドピース666には貫通した開口
部668が設けられている。開口部668は内向きの段付き肩
670を有し、この段付き肩670により開口部のサイズはサ
イドピース666の厚さにわたって変化する。肩670は、開
口部668の大きいほうの部分672がナイフの内部の方へ内
向きとなり、開口部野小さいほうの部分674がナイフの
外部の方へ外向きになるように構成されている。エラス
トマー製インサート660は、開口部668とサイズがマッチ
しており、内向きの段付き肩とマッチした外向きの段付
き肩676を有している。インサート660はサイドピース66
6に組み付けられていて、肩670,676は対向接触状態にあ
る。それによりインサート660は肩670,676の相互接触に
よってナイフの外部に向かう外向き動作に抗して定位置
に拘束されることになる。インサート660はこれを肩に
沿って、且つ任意の他の接触点においてサイドピースに
接合することにより内向き動作に抗して定位置に固定さ
れる。接合は、任意の利用可能な技術、最適には超音波
溶接法により達成できる。接着剤を使用しても良いが、
好適度はそれよりも低い。
かくして、インサート660は、ナイフ内部の定位置に
しっかりと保持され、使用者が使用中にナイフを把持す
るのを助ける。
本発明の特定の実施例を例示の目的で詳細に説明した
が、本発明の範囲及び精神から逸脱することなく種々の
設計変更例及び変形例が想到可能である。したがって、
本発明の内容は特許請求の範囲の記載事項にのみ基づい
て定められる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 08/307,183 (32)優先日 平成6年9月16日(1994.9.16) (33)優先権主張国 米国(US) (72)発明者 ヘルトン,ジュニア,ロイ,エル アメリカ合衆国,カリフォルニア州 92126,サン・ディエゴ,ファントム・ レーン 11535 (56)参考文献 実公 昭12−2929(JP,Y1) 実公 昭33−1600(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B26B 1/00 - 11/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の端部を備えたナイフ本体と、 第1ブレード開き位置と第1ブレード閉じ位置との間で
    動くようナイフ本体の第1の端部に回動自在に取り付け
    られた第1のブレードと、 第2ブレード開き位置と第2ブレード閉じ位置との間で
    動くようナイフ本体の第1の端部に回動自在に取り付け
    られた第2のブレードと、 第1のブレードと第2のブレードとを回動自在に支持す
    る共通ピボットピンと、 第1のブレードと第2のブレードとの間に設けられたサ
    イドロックプレートとより成り、 サイドロックプレートは、 第1のブレードの方へ付勢されていて、第1のブレード
    が第1ブレード開き位置にあるとき、第1のブレードに
    係合する第1のフィンガと、 第2のブレードが第2ブレード開き位置にあるとき、第
    2のブレードに係合する第2のフィンガとを含むことを
    特徴とするフォールディングナイフ。
  2. 【請求項2】第1のブレードは共通ピボットピンの周り
    に第1ブレード閉じ位置から第1ブレード開き位置まで
    第1の回動方向で回動し、第2のブレードは共通ピボッ
    トピンの周りに第2ブレード閉じ位置から第2ブレード
    開き位置まで第1の回動方向と逆の第2の回動方向で回
    動することを特徴とする請求項1記載のフォールディン
    グナイフ。
  3. 【請求項3】戻止め機構を更に有し、戻止め機構は、サ
    イドロックプレートと第1のブレードのうち一方で支持
    されていて、突起表面を備えた戻止め突起と、サイドロ
    ックプレートと第1のブレードのうち他方に設けられ、
    第1のブレードが閉じ位置にあるときに戻止め突起を受
    け入れるよう位置決めされていて、凹部表面を備えた戻
    止め突起凹部とから成り、凹部表面と突起表面とはそれ
    ぞれの少なくとも一部にわたってマッチしていることを
    特徴とする請求項1記載のフォールディングナイフ。
  4. 【請求項4】ナイフ本体は、サイドピースと、ブレード
    のうち少なくとも一方が回動自在に支持されたピボット
    軸とを含み、フォールディングナイフは、係合領域部を
    備えたクリップと、クリップをサイドピースに係合さ
    せ、クリップがサイドピースに対して回転しないように
    するキー留め手段とを更に有し、キー留め手段は、ピボ
    ット軸に設けられたキーと、クリップの係合領域部に設
    けられたキー溝とから成ることを特徴とする請求項1記
    載のフォールディングナイフ。
  5. 【請求項5】ブレードのうち少なくとも一方は、非円形
    の摘まみピン受け入れ開口部を有し、フォールディング
    ナイフは、長さの第1の部分に沿って摘まみピン受け入
    れ開口部の横断面形状とマッチする横断面形状を備えた
    摘まみピンを更に有し、摘まみピンの長さの前記第1の
    部分は荒加工されており、摘まみピン受け入れ開口部内
    へ圧力嵌めされることを特徴とする請求項1記載のフォ
    ールディングナイフ。
  6. 【請求項6】ブレードのうち少なくとも一方は、トップ
    (54、534)及びボトム(56、536)を有し、ブレード
    は、根元部(528)を有し、フォールディングナイフ
    は、ブレードの根元部のトップ側に設けられていて、ブ
    レードの長手方向軸線と垂直に延びる第1の複数の溝
    (540)と、ブレードの根元部のボトム側に設けられて
    いて、ブレードの長手方向軸線と垂直に延びる第2の複
    数の溝(542)とを更に有することを特徴とする請求項
    1記載のフォールディングナイフ。
  7. 【請求項7】第1の側部及び第2の側部を備えたナイフ
    本体と、 第1のナイフ側部と第2のナイフ側部との間に延びる共
    通ブレードピボットピンと、 共通ブレードピボットピンのところでナイフ本体に回動
    自在に結合されていて、ナイフ本体内に第1の閉じ位置
    で収納され、共通ブレードピボットピンの周りに第1ブ
    レード閉じ位置から第1ブレード開き位置に第1の回転
    方向で回動できる第1のブレードと、 共通ブレードピボットピンのところでナイフ本体に回動
    自在に結合されていて、ナイフ本体内に第2ブレード閉
    じ位置で収納され、共通ブレードピボットピンの周りに
    第2ブレード閉じ位置から第2ブレード開き位置に第1
    の回転方向と逆の第2の回転方向で回動できる第2のブ
    レードと、 第1のブレードを第1ブレード開き位置に制御自在に係
    止し、第2のブレードを第2ブレード開き位置に独立に
    制御自在に係止する係止手段と、 ナイフ本体の外面に設けられると共に第1のナイフ側部
    と第2のナイフ側部のうち少なくとも一方に設けられて
    いて、第1のナイフ側部と第2のナイフ側部を手触りで
    互いに識別させる触知手段とを有することを特徴とする
    フォールディングナイフ。
  8. 【請求項8】触知手段は、ナイフ側部のうち少なくとも
    一方に形成された少なくとも一つのシンボルを含むこと
    を特徴とする請求項7記載のフォールディングナイフ。
  9. 【請求項9】触知手段は、第1のナイフ側部に設けられ
    た第1のテキスチャー及び第2のナイフ側部に設けられ
    た第2のテキスチャーを含むことを特徴とする請求項7
    記載のフォールディングナイフ。
  10. 【請求項10】第1の側部、第2の側部、トップ(54、
    534)及びボトム(56、536)を備えたナイフ本体と、 ナイフ本体に回動自在に結合されていてナイフ本体内に
    閉じ位置で保持され、ナイフ本体のトップ(54、534)
    から開き位置に第1の回動平面内で回動できる第1のブ
    レードと、 ナイフ本体に回動自在に結合されていてナイフ本体内に
    閉じ位置で保持され、ナイフ本体のボトム(56、536)
    から開き位置に第1の回動平面と平行な第2の回動平面
    内で回動できる第2のブレードと、 ナイフ使用者によるナイフの片手操作を可能にする手段
    とを有し、片手操作を可能にする手段は、 使用に備えて第1のブレードか第2のブレードかの選択
    を容易にするためにナイフ本体の第1の側部と第2の側
    部のうち少なくとも一方に設けられた手段(302、304、
    308)と、 選択したブレードを使用者の片手から遠ざかるように開
    くのを助けるために第1のブレード及び第2のブレード
    の側部に設けられた突起手段(98、100)を含むことを
    特徴とするフォールディングナイフ。
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