JPH05136754A - デジタル多重無線装置のリタイミング回路 - Google Patents

デジタル多重無線装置のリタイミング回路

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JPH05136754A
JPH05136754A JP29703691A JP29703691A JPH05136754A JP H05136754 A JPH05136754 A JP H05136754A JP 29703691 A JP29703691 A JP 29703691A JP 29703691 A JP29703691 A JP 29703691A JP H05136754 A JPH05136754 A JP H05136754A
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JP
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data
clock signal
output
circuit
frame pulse
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JP29703691A
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Masakatsu Saito
正勝 斎藤
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は複数チャンネルの内、何れかのチャン
ネルに異常を来した場合でも他の正常なチャンネルのデ
ータの位相合わせを行って送信することができるデジタ
ル多重無線装置のリタイミング回路を提供することを目
的とする。 【構成】リタイミング回路全体の同期クロックとなるク
ロック信号を出力するチャンネルに障害が生じた場合、
セレクタによって他の正常なチャンネルのクロック信号
に切り替え、また、クロック信号を切り替えた場合でも
切り替え前のフレームパルスによるタイミングを維持す
ることができるようにし、このタイミングでメモリ手段
の読み出しアドレスの0番地を指定し、先に切り替えた
クロック信号で、メモリ手段に書き込まれた各チャンネ
ルのデータを0番地から順に読み出してリタイミングの
取れたデータを出力するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタル多重無線装置の
リタイミング回路に関する。近年、新同期網の開発によ
ってデジタル多重無線装置の光インタフェース化が行わ
れ、光信号による大容量の伝送が要求されている。この
ような大容量の光信号を無線で伝送する方法としては、
光信号を一旦電気信号に変換した後で、信号を数チャン
ネルに分割して無線で伝送する方法が取られている。
【0002】しかし、分割した信号は位相がずれること
が多いので、位相合わせ(リタイミング)を行う必要が
ある。そこで適正な位相合わせが行えるリタイミング回
路が要望されている。
【0003】
【従来の技術】図2にデジタル多重無線装置を用いたシ
ステムの概略ブロック構成図を示し、その説明を行う。
【0004】このシステムは、新同期網における600
MHzの信号を扱うものであり、600MHzで送られ
てきた光信号Soを、各々が150MHzのSTM−1
〜STM−4の信号に4分割して無線伝送し、これを受
信側で同期を取って多重化するものである。
【0005】図2において、1は光/電気変換回路(O
/E)であり、600MHzの光信号Soを電気信号S
eに変換して出力する。2はデマルチプレクサ(DEM
UX)2であり、入力された信号Seを150MHzず
つに4分割し、この4分割された各データD1,D2,
D3,D4を出力する。
【0006】3〜6は第1〜第4送信側無線用符号処理
回路(COD)であり、無線で各データD1〜D4を扱
いやすくするために、付加ビット処理及び付加フレーム
処理等を行う。
【0007】各COD3〜6によって処理されたデータ
D1′〜D4′は、各モデム7〜10によりQAM変調
がかけられてIF帯の周波数の信号に変換され、更に各
送信機(Tx)11〜14によりマイクロ波変調がかけ
られ、無線伝送される。
【0008】無線伝送された各信号S1〜S4は受信機
(Rx)15〜18により受信され、モデム19〜22
を介してデータD1″〜D4″として第1〜第4受信側
無線用符号処理回路(DEC)23〜26へ入力され
る。
【0009】第1〜第4DEC23〜26は、データD
1a〜D4a、クロック信号CK1〜CK4、フレーム
パルスF1〜F4、及びフレームロスアラームA1〜A
4を出力する。この例ではフレームパルスF1〜F4は
2430ビット毎に出力されるものであり、例えば24
30ビット毎に「H」が出力される。フレームロスアラ
ームA1〜A4は、データD1a〜D4aとフレームパ
ルスF1〜F4との関係が確かでない場合に出力され
る。
【0010】リタイミング回路27は入力されるデータ
D1a〜D4a、クロック信号CK1〜CK4及びフレ
ームパルスF1〜F4に基づき各データD1a〜D4a
の位相合わせを行ってリタイミングデータR1〜R4を
出力する。各データR1〜R4はマルチプレクサ(MU
X)28によって多重化された後、電気/光変換回路
(E/O)29によって光に変換され、光信号So′と
して出力される。
【0011】次に、図2に示すリタイミング回路27の
従来の構成例を図3に示し、その説明を行う。図3に示
すリタイミング回路は、第1〜第4シグナルアクセスメ
モリ(第1〜第4SAM)31〜34と、ビット遅延回
路35とによって構成されている。
【0012】第1SAM31のデータ入力端D、ライト
クロック端WCK、及びライトリセット端WRには、図
2に示す第1DEC23から出力されるデータD1a、
クロック信号CK1、及びフレームパルスF1が供給さ
れるようになっている。また、リードクロック端RCK
にはクロック信号CK1が供給され、リードリセット端
RRにはビット遅延回路35を介してフレームパルスF
1が供給されるようになっている。
【0013】ビット遅延回路35は、フレームパルスF
1を所定ビット数遅延させて出力するものであり、ここ
では8ビット遅延するものとし、この遅延したフレーム
パルスを符号F1′で表す。
【0014】第1SAM31の動作は、まず、ライトリ
セット端WRにフレームパルスF1の「H」が供給され
ると書込みアドレスが0番地となり、その後ライトクロ
ック端WCKにクロック信号CK1の立ち上がりエッジ
が順次供給されることにより、データ入力端Dに供給さ
れているデータD1aが0番地から順に記憶される。ま
た、リードリセット端RRにフレームパルスF1′の
「H」が供給されると読み出しアドレスが0番地とな
り、その後リードクロック端RCKにクロック信号CK
1の立ち上がりエッジが順次供給されることにより、既
に書き込まれたデータが0番地から順に読み出される。
この読み出されたデータがリタイミングデータR1とし
て出力される。
【0015】第2〜第4SAM32〜34においても同
様な動作を行う。但し、第2〜第4SAM32〜34の
データ入力端D、ライトクロック端WCK、及びライト
リセット端WRには、図2に示す第2〜第4DEC24
〜26から出力されるデータD2a〜D4a、クロック
信号CK2〜CK4、及びフレームパルスF2〜F4が
供給されるようになっており、リードクロック端RCK
にはクロック信号CK1が、リードリセット端RRには
フレームパルスF1′が供給されるようになっている。
【0016】つまり、このリタイミング回路は、無線区
間で遅延差が生じた各データD1a〜D4aを、まず、
各SAM31〜34に一旦書込み、その後、ビット遅延
回路35により遅延されられたフレームパルスF1′で
同時にアドレスを指定してクロック信号CK1で同時に
読み出すことによりデータの位相合わせを行うようにな
っている。
【0017】無線区間での各データD1a〜D4aの遅
延差を例えば最大7ビットとすると、その7ビットの遅
延差で各SAM31〜34にデータD1a〜D4aが書
き込まれるとしても、読みだしを指定するのは8ビット
遅延したフレームパルスF1なので、全てのデータD1
a〜D4aが書き込まれた以降に同時に読み出しが行わ
れることになる。
【0018】従って、リタイミング回路からは遅延差の
無い各リタイミングデータR1〜R4が出力される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のリタイミング回路においては、第1DEC23から
出力されるクロック信号CK1及びフレームパルスF1
によって、全てのデータD1a〜D4aの位相合わせを
行うように構成されているので、クロック信号CK1及
びフレームパルスF1を生成するチャンネルに異常を来
した場合、正常な他の全てのチャンネルのデータが送信
できなくなると言った問題があった。
【0020】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、複数チャンネルの内、何れかのチャンネル
に異常を来した場合でも他の正常なチャンネルのデータ
の位相合わせを行って送信することができるデジタル多
重無線装置のリタイミング回路を提供することを目的と
している。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の原理構成を図1
を参照して説明する。図中、41は第1セレクタであ
り、無線伝送されてきた複数チャンネルの各データD1
a,D2a,D3a,D4aのフレーム同期を取る各フ
レームパルスF1,F2,F3,F4を選択して出力す
るものである。
【0022】42は第2セレクタであり、複数チャンネ
ルの各データD1a〜D4aのビット同期を取る各クロ
ック信号CK1,CK2,CK3,CK4を選択して出
力するものである。
【0023】43はセレクタ選択回路であり、複数チャ
ンネルの各データD1a〜D4aの異常を知らせる各ア
ラーム信号A1,A2,A3,A4に応じて、第1及び
第2セレクタ41,42が正常なチャンネルのフレーム
パルス(例えばF1)及びクロック信号(例えばCK
1)を選択するための選択データD10,D11を、第
1及び第2セレクタ41,42へ出力するものである。
【0024】44は各アラーム信号A1〜A4が入力さ
れるナンドゲートである。45はワンショットパルス発
生回路であり、ナンドゲート44の出力レベルに応じて
ワンショットパルスP1を発生するものである。
【0025】46はフレームパルスマスク回路であり、
ワンショットパルスP1の供給時のみ第1セレクタ41
から出力されるフレームパルス(例えばF1)を通過さ
せるものである。
【0026】47はPLL回路であり、第2セレクタ4
2から出力されるクロック信号(例えばCK1)を安定
状態にして出力するものである。48はカウンタであ
り、フレームパルスマスク回路46を通過したフレーム
パルス(例えばF1)の供給によりクリアされ、PLL
回路47から出力されるクロック信号CKpの供給によ
ってカウント動作を行い、所定カウント数カウントする
とキャリー信号CSを出力するものである。
【0027】35はキャリー信号CKpを所定ビット遅
延させて出力するビット遅延回路である。31,32,
33,34はメモリ手段であり、複数チャンネルの各フ
レームパルスF1〜F4の供給により書込みアドレスを
0番地とし、複数チャンネルの各クロック信号CK1〜
CK4の供給により複数チャンネルのデータD1a〜D
4aを0番地の領域から順次書込み、かつキャリー信号
CSの供給により読み出しアドレスを0番地とし、PL
L回路47から出力されるクロック信号CKpの供給に
より書き込まれたデータを0番地から順次読み出して出
力するものであり、複数チャンネルの数に応じた数用い
られる。
【0028】
【作用】上述した本発明において、例えばデジタル多重
無線装置を用いたシステムが立ち上げ時にあり、アラー
ム信号A1〜A4が全て「H」となっているとする。
【0029】この場合、ナンドゲート44の出力は
「L」となり、この「L」がワンショットパルス発生回
路45に供給されているので、回路45から「L」が出
力されてフレームパルスマスク回路46へ供給され、第
1セレクタ41の出力データは回路46でマスクされて
いる。
【0030】次に、システムが安定し、例えば第1チャ
ンネルから第4チャンネルの順に安定状態に入ったとす
る。最初に第1チャンネルが安定すると、アラーム信号
A1が「H」から「L」に変化する。これによって、ア
ラーム信号A1の「L」が供給されたセレクタ制御回路
43は、第1及び第2セレクタ41,42が、フレーム
パルスF1及びクロック信号CK1を選択するための選
択データD10,D11を出力する。これによって、第
1セレクタ41からフレームパルスF1が出力され、第
2セレクタ42からクロック信号CK1が出力される。
【0031】一方、アラームA1の「L」が入力された
ナンドゲート44の出力は「L」から「H」に変化し、
この立ち上がりエッジがワンショットパルス発生回路4
5に供給されるので、回路45からパルスP1が出力さ
れてフレームパルスマスク回路46に供給される。
【0032】これによって、第1セレクタ41から出力
されたフレームパルスF1がフレームパルスマスク回路
46を通過する。この通過したフレームパルスF1がカ
ウンタ48に供給され、カウンタ48がクリアされる。
【0033】また、カウンタ48のクロック端CKに
は、第2セレクタ42から出力されたクロック信号CK
1がPLL回路47に供給されることによって、PLL
回路47から出力されるクロック信号CKpが順次供給
される。
【0034】このことによってカウンタ48はカウント
を開始する。そして所定回数カウントすると、キャリー
信号CSを出力する。この出力されたキャリー信号CS
はビット遅延回路35によって所定ビット遅延させら
れ、各メモリ手段31〜34のリードリセット端RRに
供給される。これによって、各メモリ手段31〜34の
読み出しアドレスが0番地となる。
【0035】一方、各メモリ手段31〜34は、フレー
ムパルスF1〜F4が供給され、クロック信号CK1〜
CK4が順次供給されることによってデータD1a〜D
4aの書き込みが0番地から順に行われている。
【0036】従って、読み出しアドレスが0番地となっ
た後に、各メモリ手段31〜34のリードクロック端R
CKに、クロック信号CKpが順次供給されることによ
って、書き込まれたデータが0番地から順に読み出さ
れ、各メモリ手段31〜34からリタイミングデータR
1〜R4が同時に出力される。
【0037】次に、第2チャンネルが安定状態に入った
とすると、アラーム信号A2が「H」から「L」に変化
する。この場合既にアラーム信号A1が「L」となっ
て、リタイミング回路全体がクロック信号CK1によっ
て同期が取られているので、各データD1a〜D4aは
クロック信号CK1に応じて各メモリ手段31〜34に
書き込まれると共に、リタイミングデータR1〜R4と
して読み出される。
【0038】このことは、その後アラーム信号A3及び
A4が「H」から「L」に変化した場合においても同様
である。このような動作状態にあって、第1チャンネル
に障害が発生した場合、アラーム信号A1が「L」から
「H」に変化する。この場合、セレクタ制御回路43か
ら、第1及び第2セレクタ41,42がフレームパルス
F2及びクロック信号CK2を選択するようなデータD
10,D11が出力される。これによって、第1セレク
タ41からフレームパルスF2が出力され、第2セレク
タ42からクロック信号CK2が出力される。
【0039】この際、ナンドゲート44からは依然
「H」が出力されるので、ワンショットパルス発生回路
45の出力は「L」のままで、フレームパルスマスク回
路46は、第1セレクタ41から出力されるフレームパ
ルスF2をマスクする。つまり、前回のフレームパルス
F1によるタイミングが保持されることになる。
【0040】一方、第2セレクタ42から出力されたク
ロック信号CK2は、PLL回路47に入力される。こ
れによってPLL回路47から以前と同様なクロック信
号CKpが出力され、カウンタ48のクロック端CKに
供給される。
【0041】クロック信号CK2に基づくクロック信号
CKpによってカウントするカウンタ48は、クロック
信号CK1に基づくクロック信号CKpによってカウン
トしていた場合と同様にカウントし、キャリー信号CS
を出力する。
【0042】このキャリー信号CSがビット遅延回路3
5を介して各メモリ手段31〜34のリードリセット端
RRに供給される。一方、クロック信号CK2に基づく
クロック信号CKpが、各SAM31〜34のリードク
ロック端RCKに順次供給される。これによって第2〜
第4SAM32〜34に書き込まれたデータが0番地か
ら順次読み出され、データR2〜R4として出力され
る。
【0043】このようなクロック信号CK2でリタイミ
ング回路全体の同期が取られている場合に、第2チャン
ネルに障害があった場合、クロック信号CK1からクロ
ック信号CK2に切り替わったと同様にクロック信号C
K3に切り替わってリタイミング回路全体が動作する。
【0044】以上説明したように、リタイミング回路全
体の同期クロックとなっているクロック信号を出力する
チャンネルに障害が生じても、他の正常なチャンネルの
クロック信号に切り替えることができ、また、クロック
信号を切り替えた場合でも切り替え前のフレームパルス
によるタイミングを維持することができるので、正常な
チャンネルのデータのリタイミングを取ることができ
る。
【0045】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。図1は本発明の一実施例によるデジタル
多重無線装置のリタイミング回路のブロック構成図であ
る。この図において図3に示す従来例の各部に対応する
部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0046】図1に示すリタイミング回路は、4分割さ
れた各チャンネルの何れかに障害が発生しても、他の正
常なチャンネルのデータを送信できるようにしたもので
ある。
【0047】図1において、41は第1セレクタであ
り、フレームパルスF1〜F4の何れか1つを選択して
出力する。42は第2セレクタであり、クロック信号C
K1〜CK4の何れか1つを選択して出力する。43は
セレクタ制御回路であり、入力されるフレームロスアラ
ームA1〜A4に応じて第1及び第2セレクタの選択デ
ータD10,D11を出力する。
【0048】即ち、第1及び第2セレクタ41,42
は、正常なチャンネルのフレームパルスF1〜F4及び
クロック信号CK1〜CK4を、アラームA1〜A4に
応じ選択して出力するものである。
【0049】チャンネルが正常な場合はアラームは
「L」レベルとなるので、例えば1チャンネルのアラー
ムA1が「L」であれば、データD10,D11が共に
「L」となって、第1及び第2セレクタ41,42が、
フレームパルスF1及びクロック信号CK1を選択して
出力する。
【0050】2チャンネルのアラームA2が「L」であ
れば、データD10,D11が「L」,「H」となり、
フレームパルスF2及びクロック信号CK2が選択さ
れ、3チャンネルのアラームA3が「L」であれば、デ
ータD10,D11が「H」,「L」となり、フレーム
パルスF3及びクロック信号CK3が選択され、4チャ
ンネルのアラームA4が「L」であれば、データD1
0,D11が「H」,「H」となり、フレームパルスF
4及びクロック信号CK4が選択される。
【0051】但し、アラームA1〜A4が2つ以上
「L」である場合は、最初に選択されているフレームパ
ルス及びクロック信号が選択された状態を維持するもの
とする。また、例えばアラームA1〜A4全てが「L」
である場合に、1チャンネルのフレームパルスF1及び
クロック信号CK1が選択されている状態で、1チャン
ネルに異常が生じてアラームA1が「H」となった場合
は、他のチャンネルのフレームパルスF2〜F4及びク
ロック信号CK2〜CK4の何れかが選択されるものと
する。
【0052】44は4入力ナンドゲートである。このナ
ンドゲート44はアラームA1〜A4が全て「H」の場
合のみに「L」を出力し、アラームA1〜A4が1つで
も「L」となると「H」を出力するようになっている。
【0053】つまり、全てのチャンネルに異常が生じた
場合はアラームA1〜A4の「H」によって「L」を出
力し、チャンネルが1つでも正常状態となると「H」を
出力するようになっている。
【0054】45はワンショットパルス発生回路であ
り、ナンドゲート44から出力される立ち上がりエッジ
によってパルスP1を出力するものである。この出力さ
れるパルスP1の「H」レベルの区間は図示するように
500μsecとなるようにされている。
【0055】即ち、パルスP1が出力されるタイミング
は、ナンドゲート44の出力が「L」から「H」に変化
した場合である。これは、例えばシステムの立ち上げ時
にアラームA1〜A4が全て「H」となっており、その
後チャンネルの何れかが正常状態となりアラームA1〜
A4の何れかが「L」となった場合である。
【0056】46はフレームパルスマスク回路であり、
パルスP1が供給されている場合のみ第1セレクタ41
から出力されるフレームパルスF1〜F4を通過させる
ものである。
【0057】例えばフレームパルスマスク回路46に、
第1セレクタ41から出力されたフレームパルスF1が
供給されている場合に、パルスP1が供給されるとパル
スP1の「H」区間のみフレームパルスF1が通過す
る。但し、フレームパルスF1は2430ビット毎に
「H」となるものであるので、1フレームは2430ビ
ットであり、パルスP1の500μsecの「H」区間
に、数フレームが通過するようになっている。
【0058】47はPLL回路であり、位相比較器48
とローパスフィルタ49と19.44MHzの電圧制御
発振器(VCO)50とから構成されている。その構成
は、電圧制御発振器50の出力と第2セレクタ42の出
力との位相を位相比較器48で比較し、これにより得ら
れる位相差をローパスフィルタ49を介して電圧制御発
振器50に入力するようになっている。
【0059】このPLL回路47は、第2セレクタ42
が選択クロック信号CK1〜CK4を切り替えて出力し
た場合に、その切り替えによるハーザード等の不具合な
状態を吸収して正常なデータを出力するものである。
【0060】つまり、PLL回路47からは、第2セレ
クタ42から出力されるクロック信号(例えばCK1)
に応じたクロック信号CKpが出力されることになる。
48はカウンタであり、PLL回路47から出力される
クロック信号CKpの立ち上がりエッジによって順次ア
ップカウントし、2430回カウントするとキャリーア
ウト端Cから「H」レベルのキャリー信号CSを出力す
る。
【0061】また、カウンタ48のクリア端CLに、フ
レームパルスマスク回路46を介して第1セレクタ14
から出力されるフレームパルス(例えばF1)が供給さ
れるとクリアされ、その後クロック信号CKpが供給さ
れることによって再び1からカウントする。
【0062】つまり、カウンタ48が一旦クリアされた
後に、カウンタ48から2430ビット毎に「H」レベ
ルのキャリー信号CSが出力される。ビット遅延回路3
5はキャリー信号CSを8ビット遅延してフレームパル
スF′として出力する。
【0063】第1〜第4SAM31〜34は、従来例で
説明したように、フレームパルスF1〜F4により書込
みアドレスが0番地とされ、その後、クロック信号CK
1〜CK4が順次供給されることによって0番地から順
にデータD1a〜D4aが書き込まれる。
【0064】また、各SAM31〜34のリードリセッ
ト端RRに2430ビット毎にフレームパルスF′が供
給されることによって、読み出しアドレスが0番地とさ
れ、その後リードクロック端RCKにクロック信号CK
pが順次供給されることによって、記憶されたデータが
0番地から順に読み出される。この読み出されたデータ
がリタイミングデータR1〜R4として各SAM31〜
34から出力される。
【0065】次に、上述したリタイミング回路の動作を
説明する。今例えば図2に示すシステムが立ち上げ時に
あるとする。この場合、図3に示すフレームロスアラー
ムA1〜A4は、全て「H」となっている。
【0066】従って、ナンドゲート44の出力は「L」
となり、この「L」がワンショットパルス発生回路45
に供給されているので、回路45から「L」が出力され
てフレームパルスマスク回路46へ供給され、第1セレ
クタ41の出力データは回路46でマスクされている。
【0067】次に、システムが安定し、例えば第1チャ
ンネルから第4チャンネルの順に安定状態に入ったとす
る。最初に第1チャンネルが安定すると、アラームA1
が「H」から「L」に変化する。これによって、アラー
ムA1の「L」が供給されたセレクタ制御回路43は、
第1及び第2セレクタ41,42が、フレームパルスF
1及びクロック信号CK1を選択するためのデータD1
0,D11を出力する。これによって、第1セレクタ4
1からフレームパルスF1が出力され、第2セレクタ4
2からクロック信号CK1が出力される。
【0068】一方、アラームA1の「L」が入力された
ナンドゲート44の出力は「L」から「H」に変化し、
この立ち上がりエッジがワンショットパルス発生回路4
5に供給されるので、回路45からパルスP1が出力さ
れてフレームパルスマスク回路46に供給される。
【0069】これによって、第1セレクタ41から出力
されたフレームパルスF1がフレームパルスマスク回路
46を通過する。この時、数フレーム分のフレームパル
スF1が通過する。
【0070】この通過したフレームパルスF1がカウン
タ48に供給され、カウンタ48がクリアされる。ま
た、カウンタ48のクロック端CKには、第2セレクタ
42から出力されたクロック信号CK1がPLL回路4
7に供給されることによって、PLL回路47から出力
されるクロック信号CKpが順次供給される。
【0071】このことによってカウンタ48は0からカ
ウントを開始する。そして2430回カウントすると、
「H」のキャリー信号CSを出力する。この出力された
キャリー信号CSはビット遅延回路35によって8ビッ
ト遅延させられ、各SAM31〜34のリードリセット
端RRに供給される。これによって、各SAM31〜3
4の読み出しアドレスが0番地となる。
【0072】一方、各SAM31〜34は、フレームパ
ルスF1〜F4が供給され、クロック信号CK1〜CK
4が順次供給されることによってデータD1a〜D4a
の書き込みが0番地から順に行われている。
【0073】従って、読み出しアドレスが0番地となっ
た後に、各SAM31〜34のリードクロック端RCK
に、クロック信号CKpが順次供給されることによっ
て、書き込まれたデータが0番地から順に読み出され、
各SAM31〜34からリタイミングデータR1〜R4
が同時に出力される。
【0074】次に、第2チャンネルが安定状態に入った
とすると、アラームA2が「H」から「L」に変化す
る。この場合既にアラームA1が「L」となって、図3
のリタイミング回路全体がクロック信号CK1によって
同期が取られているので、各データD1a〜D4aはク
ロック信号CK1に応じて各SAM31〜34に書き込
まれると共に、リタイミングデータR1〜R4として読
み出される。
【0075】このことは、その後アラームA3及びA4
が「H」から「L」に変化した場合においても同様であ
る。このような動作状態にあって、第1チャンネルに障
害が発生した場合、アラームA1が「L」から「H」に
変化する。この場合、セレクタ制御回路43から、第1
及び第2セレクタ41,42がフレームパルスF2及び
クロック信号CK2を選択するようなデータD10,D
11が出力される。これによって、第1セレクタ41か
らフレームパルスF2が出力され、第2セレクタ42か
らクロック信号CK2が出力される。
【0076】この際、ナンドゲート44からは依然
「H」が出力されるので、ワンショットパルス発生回路
45の出力は「L」のままで、フレームパルスマスク回
路46は、第1セレクタ41から出力されるフレームパ
ルスF2をマスクする。つまり、前回のフレームパルス
F1によるタイミングが保持されることになる。
【0077】一方、第2セレクタ42から出力されたク
ロック信号CK2は、PLL回路47に入力される。こ
れによってPLL回路47から以前と同様なクロック信
号CKpが出力され、カウンタ48のクロック端CKに
供給される。
【0078】クロック信号CK2に基づくクロック信号
CKpによってカウントするカウンタ48は、クロック
信号CK1に基づくクロック信号CKpによってカウン
トしていた場合と同様にカウントし、キャリー信号CS
を出力する。このキャリー信号CSがビット遅延回路3
5を介してフレームパルスF′として各SAM31〜3
4のリードリセット端RRに供給される。一方、クロッ
ク信号CK2に基づくクロック信号CKpが、各SAM
31〜34のリードクロック端RCKに順次供給され
る。これによって第2〜第4SAM32〜34に書き込
まれたデータが0番地から順次読み出され、データR2
〜R4として出力される。
【0079】このようなクロック信号CK2でリタイミ
ング回路全体の同期が取られている場合に、第2チャン
ネルに障害があった場合、クロック信号CK1からクロ
ック信号CK2に切り替わったと同様にクロック信号C
K3に切り替わってリタイミング回路全体が動作する。
【0080】以上説明した実施例のリタイミング回路に
よれば、回路全体の同期クロックとなっているクロック
信号を出力するチャンネルに障害が生じても、他の正常
なチャンネルのクロック信号に切り替えることができ、
また、クロック信号を切り替えた場合でも切り替え前の
フレームパルスによるタイミングを維持することができ
るので、正常なチャンネルのデータのリタイミングを取
ることができる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数チャンネルの内、何れかのチャンネルに異常を来し
た場合でも他の正常なチャンネルのデータの位相合わせ
を行って送信することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるデジタル多重無線装置
のリタイミング回路のブロック構成図である。
【図2】デジタル多重無線装置によるシステムの概略ブ
ロック構成図である。
【図3】従来のデジタル多重無線装置のリタイミング回
路のブロック構成図である。
【符号の説明】
31,32,33,34 メモリ手段 35 ビット遅延回路 41 第1セレクタ 42 第2セレクタ 43 セレクタ制御回路 44 ナンドゲート 45 ワンショットパルス発生回路 46 フレームパルスマスク回路 47 PLL回路 48 カウンタ D1a〜D4a 複数チャンネルのデータ F1〜F4 複数チャンネルのフレームパルス CK1〜CK4 複数チャンネルのクロック信号 A1〜A4 複数チャンネルのアラーム信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大容量の信号が複数チャンネルに分割さ
    れて無線伝送されてきた複数チャンネルの各データ(D1
    a,D2a,D3a,D4a) の位相合わせを行うデジタル多重無線
    装置のリタイミング回路において、 無線伝送されてきた複数チャンネルの各データ(D1a,D2
    a,D3a,D4a) のフレーム同期を取る各フレームパルス(F
    1,F2,F3,F4) を選択して出力する第1セレクタ(41)と、 該複数チャンネルの各データ(D1a〜D4a)のビット同期を
    取る各クロック信号(CK1,CK2,CK3,CK4) を選択して出力
    する第2セレクタ(42)と、 該複数チャンネルの各データ(D1a〜D4a)の異常を知らせ
    る各アラーム信号(A1,A2,A3,A4) に応じて、該第1及び
    第2セレクタ(41,42) が正常なチャンネルのフレームパ
    ルス( 例えばF1) 及びクロック信号( 例えばCK1)を選択
    するための選択データ(D10,D11) を、該第1及び第2セ
    レクタ(41,42) へ出力するセレクタ制御回路(43)と、 該各アラーム信号(A1 〜A4) が入力されるナンドゲート
    (44)と、 該ナンドゲート(44)の出力レベルに応じてワンショット
    パルス(P1)を発生するワンショットパルス発生回路(45)
    と、 該ワンショットパルス(P1)の供給時のみ該第1セレクタ
    (41)から出力されるフレームパルス( 例えばF1) を通過
    させるフレームパルスマスク回路(46)と、 該第2セレクタ(42)から出力されるクロック信号( 例え
    ばCK1)を安定状態にして出力するPLL回路(47)と、 該フレームパルスマスク回路(46)を通過したフレームパ
    ルス( 例えばF1) の供給によりクリアされ、該PLL回
    路(47)から出力されるクロック信号(CKp) の供給によっ
    てカウント動作を行い、所定カウント数カウントすると
    キャリー信号(CS)を出力するカウンタ(48)と、 該キャリー信号(CKp) を所定ビット遅延させて出力する
    ビット遅延回路(35)と、 前記複数チャンネルの各フレームパルス(F1 〜F4) の供
    給により書込みアドレスを0番地とし、複数チャンネル
    の各クロック信号(CK1〜CK4)の供給により複数チャンネ
    ルのデータ(D1a〜D4a)を0番地の領域から順次書込み、
    かつ該キャリー信号(CS)の供給により読み出しアドレス
    を0番地とし、該PLL回路(47)から出力されるクロッ
    ク信号(CKp) の供給により書き込まれたデータを0番地
    から順次読み出して出力する、該複数チャンネルの数に
    応じた数のメモリ手段(31,32,33,34) とを具備したこと
    をことを特徴とするデジタル多重無線装置のリタイミン
    グ回路。
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