JPH05136617A - ガラスアンテナ - Google Patents

ガラスアンテナ

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Publication number
JPH05136617A
JPH05136617A JP30076591A JP30076591A JPH05136617A JP H05136617 A JPH05136617 A JP H05136617A JP 30076591 A JP30076591 A JP 30076591A JP 30076591 A JP30076591 A JP 30076591A JP H05136617 A JPH05136617 A JP H05136617A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
glass
horizontal
filaments
length
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30076591A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Nishikawa
西川一也
Junichiro Ieiri
家入潤一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Central Glass Co Ltd filed Critical Central Glass Co Ltd
Priority to JP30076591A priority Critical patent/JPH05136617A/ja
Publication of JPH05136617A publication Critical patent/JPH05136617A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】建物の窓に設け、TV放送波UHF帯あるいは
VHF帯を好適に受信できるガラスアンテナを提供する
ことを目的とする。 【構成】建物用窓ガラス1に線条アンテナ2を設けたガ
ラスアンテナにおいて、線条アンテナ2は、給電点に連
なる少なくとも2本の垂直線条と、該それぞれの垂直線
条に接続される4〜6本の水平線条を具備するととも
に、該水平線条の長さを90〜280mmの範囲とする
ようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建物用の窓ガラスに設け
たガラスアンテナに関し、特にTV放送波とFMラジオ
放送波を受信するに好適なガラスアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】従来、一般家庭用の受信ア
ンテナは屋根に設置された八木アンテナが一般的に使用
されているが、取り付け時の作業性が悪く、強風や積雪
により、折損したり転倒する恐れがあり、しかも美観上
も好ましいものではない。
【0003】また、室内に置いて使用する卓上アンテナ
も実用化されているが、受信利得が低い上に、場所的に
も広い空間を必要とするなどの欠点がある。また、アン
テナパターンがプリントされた樹脂フィルムを壁などに
張りつけるタイプのアンテナが市販されているが、受信
利得が低くほとんど使用されていない。
【0004】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、建物の窓に設け、前記のアンテナの欠点を解
消するとともに、受信利得も実用レベルにあるガラスア
ンテナを提供することを目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明は、建物用窓ガ
ラスに線条アンテナを設けたガラスアンテナにおいて、
線条アンテナは、給電点に連なる少なくとも2本の垂直
線条と、該それぞれの垂直線条に接続される4〜6本の
水平線条を具備するとともに、該水平線条の長さを90
〜280mmの範囲とするようにしたことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】TV放送波UHF帯470MHz〜770MH
zの中心周波数620MHzにおける波長λは約480
mmであり、そのときの共振長さはガラスの波長短縮率
αを0.7とすると、(λ/4)αであるので約84m
mであるが、本発明者らはこの値を全ての水平線条で外
し、これよりも長くするととにより初めてTV放送波U
HF帯に対して実用レベルで受信ができることを見出
し、本発明をなしたものであり、2本の垂直線条に接続
される水平線条を4〜6本具備し、該水平線条の長さ
を、90〜280mmの範囲とすることにより、広帯域
にわたり受信利得を高めたものである。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説
明する。図1〜図5は、それぞれ本発明のガラスアンテ
ナを一般家庭用の窓ガラスに設けた実施例1〜実施例5
を示す要部正面図である。
【0008】実施例1 水平線条を5本設け、その長さを上から下に次第に小さ
くした例であり、図1に示すように窓ガラス1の室内側
には、線条アンテナ2を給電点3、3’とともに、銀を
含む導電ペーストによりスクリーン印刷、焼成して形成
する。
【0009】このようにして得られた窓ガラスはアルミ
製のサッシ4に嵌め込み、次いで開口部に装着し、サド
ル5などによりサッシ4に支持された同軸ケーブル6に
より図示しないTV受信機などに接続する。
【0010】各部の寸法をA=800mm、B=120
0mm、C11=C12=250mm、C21=C22=225
mm、C31=C32=200mm、C41=C42=175m
m、C51=C52=125mmとしたものによって、1〜
12チャンネルにおけるTV放送波VHF帯、470〜
770MHzのTV放送波UHF帯の水平偏波における
平均の受信利得を測定して、標準のダイポールアンテナ
の受信利得を0dBとしたときの利得差( 以下、ダイポ
ール比と略称する)で示すと、それぞれ+2.5dB、
+2.2dBとなり、屋根設置型の八木アンテナの受信
利得がTV放送波VHF帯、TV放送波UHF帯に対し
てそれぞれ平均値で約+5dB、約+8dB、卓上アン
テナがいずれも平均値で約+2dBであるので、屋根設
置型八木アンテナには劣るが、卓上アンテナよりは優れ
ており充分実用に供しうることがわかる。
【0011】なお、窓は電波の到来方向に向けて測定し
たが、左右30°程度までのずれであれば、受信利得の
低下は僅少であり、殆どの家屋で何処かの窓は好ましい
向きとなっている。
【0012】実施例2 図2に示すように、水平線条を6本設け、その長さを上
から下に次第に大きくした例であり、垂直線条、水平線
条から構成される線条アンテナ2は勿論、給電点3、
3’も、ポリエチレンテレフタレ−トなどの透明フィル
ムに金属箔を貼りつけたり、蒸着あるいはスパッタリン
グにより、導電性のパタ−ンを形成したものをガラスに
貼着することにより形成して、C11=C12=100m
m、C21=C 22=130mm、C31=C32=160m
m、C41=C42=200mm、C51=C 52=240m
m、C61=C62=280mmとしたもので、その他の構
成寸法は実施例1と同じとしたものである。
【0013】このようなガラスアンテナによって、TV
放送波VHF帯、TV放送波UHF帯の水平偏波におけ
る平均の受信利得を測定してダイポール比で示すと、そ
れぞれ+2.2dB、+4.5dBとなり実施例1とほ
ぼ同等な良好な結果が得られた。
【0014】なお、本実施例の貼付けタイプは既存の窓
ガラスに応用することが出来る利点がある。 実施例3〜実施例5 図3に示す実施例3は水平線条を6本設け、その長さを
中心部に向けて次第に小さくしたもの、図4に示す実施
例4は水平線条を6本設け、さらに垂直線条を2本付加
して合計4本とし、付加した垂直線条に下半分の3本の
水平線条を接続したもの、図5に示す実施例5は左右に
インピーダンス調整用の補助アンテナ7、7’を挿入し
たものであり、その他窓ガラス等の構成、寸法は実施例
1と同じとしたものである。
【0015】このようなガラスアンテナによってTV放
送波VHF帯、TV放送波UHF帯の水平偏波における
平均の受信利得を測定したところ、実施例1とほぼ同等
な良好な結果が得られた。
【0016】以上、好適な実施例により説明したが、本
発明はこれらに限定されるものではなく、種々の応用が
可能である。線条アンテナについて、水平線条の本数は
5本か6本が好ましいが、4本とすることもできる。ま
た、その長さは90〜280mmの範囲とし、それぞれ
等しい長さではなくこの範囲を広範囲に網羅するような
長さにする方がよく、従って最小長さは90〜150m
m、最大長さは230〜280mmの範囲とし、それ以
外の水平線条の長さは最小長さと最大長さの間に設定す
ればよい。
【0017】補助アンテナについては必ずしもなくても
よいが、インピーダンスの調整、指向特性改善あるいは
広帯域特性改善を目的として各種の補助アンテナを付加
することも可能である。
【0018】また窓ガラスに合わせガラスを使用する場
合には、ガラスアンテナは銅線などの金属細線をポリビ
ニールブチラールなどの中間膜に埋め込んで形成しても
よい。
【0019】線条アンテナ、補助アンテナはガラスに直
接プリントするか、あるいはポリエチレンテレフタレ−
トなどの透明フィルムに金属箔を貼りつけたり、蒸着あ
るいはスパッタリングにより、導電性のパタ−ンを形成
したものをガラスに貼着するなどの方法以外にも、銅箔
等の金属箔を直接板ガラスに貼り付けるようにしてもよ
い。
【0020】
【発明の効果】本発明のガラスアンテナは簡単な形状で
はあるが、各部の長さを特定することにより、家庭用な
ど、建物用の窓ガラスに設けてTV放送波UHF帯、T
V放送波VHF帯を室内の卓上アンテナに比較して高利
得で受信することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガラスアンテナを建物用窓ガラスに設
けた実施例1を示す要部正面図である。
【図2】本発明のガラスアンテナを建物用窓ガラスに設
けた実施例2を示す要部正面図である。
【図3】本発明のガラスアンテナを建物用窓ガラスに設
けた実施例3を示す要部正面図である。
【図4】本発明のガラスアンテナを建物用窓ガラスに設
けた実施例4を示す要部正面図である。
【図5】本発明のガラスアンテナを建物用窓ガラスに設
けた実施例5を示す要部正面図である。
【符号の説明】
1 窓ガラス 2 線条アンテナ 3、3’ 給電点 6 同軸ケ─ブル 7、7’ 補助アンテナ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物用窓ガラスに線条アンテナを設けたガ
    ラスアンテナにおいて、線条アンテナは、給電点に連な
    る少なくとも2本の垂直線条と、該それぞれの垂直線条
    に接続される4〜6本の水平線条を具備するとともに、
    該水平線条の長さを90〜280mmの範囲とするよう
    にしたことを特徴とするガラスアンテナ。
JP30076591A 1991-11-15 1991-11-15 ガラスアンテナ Pending JPH05136617A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30076591A JPH05136617A (ja) 1991-11-15 1991-11-15 ガラスアンテナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30076591A JPH05136617A (ja) 1991-11-15 1991-11-15 ガラスアンテナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05136617A true JPH05136617A (ja) 1993-06-01

Family

ID=17888832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30076591A Pending JPH05136617A (ja) 1991-11-15 1991-11-15 ガラスアンテナ

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JP (1) JPH05136617A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011501567A (ja) * 2007-10-18 2011-01-06 エージーシー オートモーティヴ アメリカズ アールアンドディー,インコーポレイテッド マルチバンド・セルラー・アンテナ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011501567A (ja) * 2007-10-18 2011-01-06 エージーシー オートモーティヴ アメリカズ アールアンドディー,インコーポレイテッド マルチバンド・セルラー・アンテナ

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