JPH075694Y2 - 屋外テレビアンテナ - Google Patents

屋外テレビアンテナ

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JPH075694Y2
JPH075694Y2 JP1986115776U JP11577686U JPH075694Y2 JP H075694 Y2 JPH075694 Y2 JP H075694Y2 JP 1986115776 U JP1986115776 U JP 1986115776U JP 11577686 U JP11577686 U JP 11577686U JP H075694 Y2 JPH075694 Y2 JP H075694Y2
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JP
Japan
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antenna
roof
outdoor
horse
roof horse
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Application number
JP1986115776U
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English (en)
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JPS6323817U (ja
Inventor
博司 畑野
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は住宅の屋根の上に取り付けられる屋外テレビア
ンテナに関するものである。
(背景技術) 近年、テレビの普及率は著しく高まり、一家に一台の時
代から一人に一台の時代に移行しつつある。しかるに、
テレビアンテナとしては古くから八木・宇田アンテナが
広く用いられており、室内アンテナの分野は別として、
屋外に設置されるテレビアンテナとしては、いまだに、
これに代わるテレビアンテナが出現していない。
この八木・宇田アンテナは、テレビアンテナとして性能
的に優秀であるばかりでなく、コスト的にも低廉である
というメリットがある。しかしながら、その形状は余り
美しいものとは言えず、特に、住宅の屋根に取り付ける
際にはステイを張り巡らす必要があり、住宅の外観・美
観を著しく損なっていた。このため、ユーザーの一部か
らは、住宅の外観にマッチした屋外アンテナ、或いは、
外見上、アンテナとは判らない屋外テレビアンテナの出
現が強く望まれていた。
なお、実開昭59-46006号公報には、住宅の屋根の上に、
4脚の支持台を載置し、この支持台から鉛直に立設され
た支持パイプの途中に八木・宇田タイプのテレビアンテ
ナを取り付けると共に、この支持パイプの頂点に風向き
計を配置した構成が開示されているが、テレビアンテナ
が支持台に組み込まれていなかったので、外見上、一目
でアンテナと判る程度のものであった。
また、室内テレビアンテナの分野では、例えば、実公昭
35-3515号公報に開示されているように、4脚のテレビ
台の脚部に沿って略鉛直にアンテナを組み込んだ例が存
在するが、室内テレビアンテナでは良好な受信性能を得
ることが困難な上に、テレビ台としての性質上、脚部の
長さは同じにする必要があるので、異なる周波数帯のア
ンテナ素子を組み込むことは容易でなかった。
(考案の目的) 本考案は上述のような点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、住宅の屋根の上に取り付けて
も外見上、一目でアンテナと判ることはなく、したがっ
て、住宅の外観・美観を損なうことがなく、しかも、テ
レビの受信用アンテナとして十分な性能を得ることがで
きるようにした屋外テレビアンテナを提供するにある。
(考案の開示) 本考案の屋外テレビアンテナは、第1図に示すように、
住宅の屋根の上に配されて、上部に風見鶏2のような装
飾物を載置され、下側ほど外周が大きくなるような屋根
馬1に、テレビの受信周波数帯毎に設けられたアンテナ
素子3,4,5を屋根馬1の外周に沿って略水平な方向に組
み込んで成り、屋根馬1の下側ほど低い受信周波数帯の
アンテナ素子が配置されていることを特徴とするもので
ある。
このように、本考案にあっては、上部に風見鶏2のよう
な装飾物を載置される屋根馬1の外周に沿って、アンテ
ナ素子3〜5を略水平な方向に組み込んだものであるか
ら、住宅の屋根の上にテレビアンテナを取り付けても、
アンテナ素子3〜5は屋根馬1の横桟のように見えるも
のであり、一目でアンテナと判ることはなく、したがっ
て、住宅の外観・美観が損なわれることはほとんどな
い。しかも、屋根馬1にアンテナ素子3〜5を組み込ん
でいるので、比較的大きな素子を屋外の高所に配するこ
とができ、室内アンテナなどに比べると、テレビアンテ
ナとしての性能も格段に良好となる。さらに、屋根馬1
の下側ほど低い受信周波数帯のアンテナ素子が配置され
ているので、下側ほど外周が大きくなる屋根馬1の構造
をうまく利用して、異なる周波数帯のアンテナ素子を容
易に組み込むことができる。
以下、本考案の実施例について説明する。
実施例1 第1図は本考案の一実施例の斜視図である。屋根馬1は
4本の脚部と、各脚部をつなぐ複数本の横桟とから成る
4角錐状とされており、横桟の一部がアンテナ素子3〜
5,3′〜5′で置き換えられている。屋根馬1における
アンテナ素子3〜5,3′〜5′以外の部分は非導電体で
形成されている。屋根馬1の上部には、風見鶏2のよう
な装飾物が載置されている。装飾物としては、和風建
築、洋風建築にそれぞれマッチするような各種の形状の
ものを用いることができる。
各アンテナ素子3〜5,3′〜5′は短縮ダイポールアン
テナよりなる。アンテナ素子3,3′はUHF帯受信用、アン
テナ素子4,4′はVHF-H帯(4〜12チャンネル)受信用、
アンテナ素子5,5′はVHF-L帯(1〜3チャンネル)受信
用である。短縮ダイポールアンテナは、テレビアンテナ
としては比較的狭帯域であるが、このように各テレビ受
信周波数帯毎にアンテナ素子3〜5,3′〜5′を設ける
ことにより、広帯域の受信を可能にしている。
アンテナ素子の長さは、UHF帯受信用のアンテナ素子3,
3′が最も短く、VHF-H帯受信用のアンテナ素子4,4′が
次に短く、VHF-L帯受信用のアンテナ素子5,5′が最も長
い。そこで、本実施例にあっては、第2図に示すよう
に、4角錐状の屋根馬1の上部に素子長が最も短いアン
テナ素子3,3′を配し、中間部に素子長が次に短いアン
テナ素子4,4′を配し、下部に素子長が最も長いアンテ
ナ素子5,5′を配するようにしている。これによって、
長さの異なるアンテナ素子を屋根馬1にスマートに組み
込むことができる。
また、4角錐状の屋根馬1では、その形状から屋根への
取り付け位置は45度ずつしか調整できないので、第3図
(a)に示すように、屋根馬1の相対向しない2面に、
アンテナ素子3〜5と3′〜5′とをそれぞれ取り付
け、各受信信号を移相調整器6によって位相合成し、ア
ンテナの指向性を可変としている。例えば、アンテナ素
子5,5′については、第3図(b)に示すように、給電
部7,7′から同軸線8,8′を介して位相調整器6に受信信
号を導き、位相調整器6により位相合成を行うことによ
り、第4図(a)の実線A、破線B、破線Cのようにテ
レビアンテナの指向方向を調整できるようにしている。
他のアンテナ素子3,3′;4,4′についても同様である。
第4図(b)はテレビアンテナを組み込まれた屋根馬1
を住宅の屋根9の上に設置した状態を示す説明図であ
る。図中、Tは送信所の送信アンテナであり、この送信
アンテナTからのテレビ電波を良好に受信しようとする
場合には、位相調整器6を用いて、テレビアンテナの指
向方向θを送信アンテナTの方向に向ければ良いもので
ある。
第5図は移相調整器6のブロック図である。アンテナ素
子3〜5のような第1の受信アンテナで受信された信号
は、分波回路11にてUHF帯、VHF-H帯、及び、VHF-L帯の
信号に分波され、アンテナ素子3′〜5′のような第2
の受信アンテナで受信された信号は、分波回路12にて同
様に分波される。各分波回路11,12により分波された信
号は、UHF帯の位相調整回路13、VHF-H帯の位相調整回路
14、及び、VHF-L帯の位相調整回路15によりそれぞれ位
相合成され、混合回路16を経てテレビ受像機に送られる
ものである。
実施例2 第6図は本考案の他の実施例に係るテレビアンテナの斜
視図であり、第7図はその平面図である。本実施例にあ
っては、屋根馬1に組み込まれるアンテナ素子として、
インピーダンス装荷ループアンテナ23,24,25を用いてい
る。インピーダンス装荷ループアンテナは、八木・宇田
アンテナに比べて、低利得ではあるが、1素子で優れた
指向性が得られることが従来から知られている(例えば
『ループ状連続線電流による指向性の合成』(土井・佐
藤著 電子通信学会論文誌 1969/6 Vo1.52-B No.
6))。
第8図はインピーダンス装荷ループアンテナの1素子を
取り出した説明図であり、第9図はその指向性を示す特
性図である。第8図において、Lはアンテナの導体部分
であり、Z1,Z2,Z3は導体部分Lに装荷されたインピーダ
ンス素子である。このようにインピーダンス素子を装荷
されたループアンテナからは、給電部26を介して受信信
号が得られる。この受信信号の指向性は、装荷されるイ
ンピーダンス素子Z1,Z2,Z3の値を調整することにより、
第9図の実線A′、破線B′、及び、破線C′に示すよ
うに、調整することができる。この第9図に示すよう
に、アンテナの指向性を90度以上に亘って振らせ得るよ
うに装荷インピーダンスの値を可変とすることにより、
屋根馬1の設置状態に拘わらず、アンテナの指向方向を
テレビ電波の到来方向に合わせることができる。
なお、本実施例にあっては、屋根馬1の部分を4角錐状
としたので、ループアンテナの形状は正方形状に折り曲
げたものとなっているが、ループアンテナの形状はこれ
に限定されるものではなく、円形やその他の形状として
も構わない。
(考案の効果) 本考案によれば、次のような特有の効果が得られるもの
である。
(a)住宅の屋根の上に配され、上部に装飾物を載置さ
れる屋根馬の外周に沿って略水平な方向に、アンテナ素
子を組み込んだものであるから、アンテナ素子は屋根馬
の横桟のように見えるものであり、実開昭59-46006号の
従来例のように、一目でテレビアンテナと判ることはな
く、住宅の屋根の上にテレビアンテナを取り付けても、
住宅の外観・美観が損なわれることはほとんどないとい
う効果がある。
(b)室内のテレビ台の脚部に略鉛直にアンテナ素子を
組み込んだ従来例に比べると、比較的大きなアンテナ素
子を屋外の高所に配することができ、テレビアンテナと
しての性能が格段に良好なものになるという利点があ
り、さらに、下側ほど外周が大きくなるような屋根馬
に、テレビの受信周波数帯毎に設けられたアンテナ素子
を屋根馬の外周に沿って略水平な方向に組み込み、屋根
馬の下側ほど低い受信周波数帯のアンテナ素子を配置し
たので、屋根馬の構造とアンテナ素子の配列が都合良く
整合し、アンテナ素子の組み込みが容易であるという利
点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るテレビアンテナの斜視
図、第2図は同上の正面図、第3図(a)は同上の平面
図、第3図(b)は同上の要部構成を示す説明図、第4
図(a)は同上のテレビアンテナの指向性を示す特性
図、第4図(b)は同上の動作説明図、第5図は同上に
用いる移相調整器のブロック図、第6図は本考案の他の
実施例に係るテレビアンテナの斜視図、第7図は同上の
平面図、第8図は同上の要部構成を示す説明図、第9図
は同上のテレビアンテナの指向性を示す特性図である。 1は屋根馬、2は装飾物たる風見鶏、3〜5,3′〜5′
はアンテナ素子である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01Q 21/20 2109−5J

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】住宅の屋根の上に配されて、上部に装飾物
    を載置され、下側ほど外周が大きくなるような屋根馬
    に、テレビの受信周波数帯毎に設けられたアンテナ素子
    を屋根馬の外周に沿って略水平な方向に組み込んで成
    り、屋根馬の下側ほど低い受信周波数帯のアンテナ素子
    が配置されていることを特徴とする屋外テレビアンテ
    ナ。
  2. 【請求項2】屋根馬に組み込まれるアンテナ素子は、水
    平ダイポールアンテナであることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の屋外テレビアンテナ。
  3. 【請求項3】アンテナ素子は、屋根馬の相対向しない2
    面に少なくとも組み込まれ、各アンテナ素子の受信信号
    は移相調整器により合成されてアンテナ出力とされるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項又は第2
    項記載の屋外テレビアンテナ。
  4. 【請求項4】屋根馬に組み込まれるアンテナ素子は、装
    荷ループアンテナであることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の屋外テレビアンテナ。
  5. 【請求項5】装荷ループアンテナは、アンテナの指向方
    向を90度以上可変とするように、装荷インピーダンスを
    可変として成ることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第4項記載の屋外テレビアンテナ。
JP1986115776U 1986-07-28 1986-07-28 屋外テレビアンテナ Expired - Lifetime JPH075694Y2 (ja)

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JPS6323817U JPS6323817U (ja) 1988-02-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5946006U (ja) * 1982-09-16 1984-03-27 吉田 正道 風向き計付き受信アンテナ

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JPS6323817U (ja) 1988-02-17

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