JPH0513649U - 鋳造装置 - Google Patents

鋳造装置

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JPH0513649U
JPH0513649U JP165391U JP165391U JPH0513649U JP H0513649 U JPH0513649 U JP H0513649U JP 165391 U JP165391 U JP 165391U JP 165391 U JP165391 U JP 165391U JP H0513649 U JPH0513649 U JP H0513649U
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JP
Japan
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cavity
gas
ejector
communication hole
hot water
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Pending
Application number
JP165391U
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English (en)
Inventor
良夫 長倉
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Hiroshima Aluminum Industry Co Ltd
Original Assignee
Hiroshima Aluminum Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャビティ内に供給されたO2 ガス等の反応
性ガスがプランジャスリーブからキャビティに供給され
たことをガス検出手段により検出することにより、キャ
ビティ内の空気が排出されたことを短時間にかつ確実に
判定し、反応性ガスの節約と鋳造サイクルタイムの短縮
化とを図る。 【構成】 キャビティ4および該キャビティ4に連通す
るエジェクタピン嵌挿用の連通孔5を有する成形型1
に、溶湯Aを上記キャビティ4に供給する給湯手段18
と、エジェクタピン6を進退移動させるピン作動手段1
1を有するエジェクタボックス7とを設け、さらに、上
記キャビティ4に給湯手段18を経てO2 ガスを供給す
るガス供給源20と、上記キャビティ4およびエジェク
タボックス7内を真空引きする真空引き装置21と、該
真空引き装置21の作動により上記キャビティ4および
上記連通孔5を経て排出されるO2 ガスを検出するO2
センサー24とを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鋳造装置の改良に関し、特に鋳造欠陥対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鋳物製品を鋳造する場合、空気がキャビティ内に残っていると、空気中のN2 が製品内部に混入して鋳巣等の鋳造欠陥を招くことから、このことを防止するた めに、例えば特開昭55―8382号公報に開示されているように、O2 ガスを プランジャスリーブからキャビティに供給して該キャビティ内の空気と置換する ようにした鋳造装置が知られている。
【0003】 一方、例えば特公平2―33468号公報に開示されているように、O2 ガス をエジェクタボックス側からエジェクタピン嵌挿用の連通孔を経てキャビティに 供給するようにした鋳造装置も提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記の従来の鋳造装置では、いずれもキャビティをO2 ガスで満た さなければならず、このため、多量のO2 ガスが必要となって不経済であるとと もに、ガス供給時間ひいては鋳造サイクルタイムが長くなるという問題があった 。さらに、O2 ガスがキャビティに充満したか否かの判定が難しく、作業者の経 験に頼るしかない。また、前者の鋳造装置では、折角キャビティ内に供給したO2 ガスがエジェクタピン嵌挿用の連通孔からエジェクタボックス側に漏れるとい う不具合もある。
【0005】 本考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、キ ャビティ内に供給されたO2 ガス等の反応性ガスを検出するガス検出手段を設け 、反応性ガスがプランジャスリーブからキャビティに供給されたことを上記ガス 検出手段により検出することにより、キャビティ内の空気が排出されたことを短 時間にかつ確実に判定し、反応性ガスの節約と鋳造サイクルタイムの短縮化とを 図らんとすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案の解決手段は、キャビティおよび該キャビ ティに連通するエジェクタピン嵌挿用の連通孔を有する成形型に、溶湯を上記キ ャビティに供給する給湯手段を設ける。さらに、前進動作により製品をエジェク トするエジェクタピンを上記成形型の連通孔に進退移動可能に嵌挿する。また、 上記エジェクタピンを進退移動させるピン作動手段を有するエジェクタボックス を上記成形型に設ける。さらに、上記キャビティに給湯手段を経て反応性ガスを 供給するガス供給手段と、上記キャビティおよびエジェクタボックス内を真空引 きする真空引き手段とを設ける。加えて、該真空引き手段の作動により上記キャ ビティおよび連通孔を経て排出される反応性ガスをガス検出手段によって検出す るようにしたことである。
【0007】
【作用】
上記の構成により、本考案では、反応性ガスは、ガス供給手段から給湯手段に 供給され、真空引き手段の作動によるキャビティおよびエジェクタボックス内の 真空引きによって上記キャビティに供給され、さらに該キャビティおよびそれに 連通するエジェクタピン嵌挿用の連通孔を経て排出されてガス検出手段により検 出される。そして、この反応性ガスの検出によってキャビティ内に空気が残存し ていないものとみなす。
【0008】 このことから、反応性ガスの使用量は、ガス検出手段により検出し得るに足る だけの少量でよく、よってキャビティを反応性ガスで満たす必要がなくなってそ の節約が図られるとともに、ガス供給時間が短い分だけ鋳造サイクルタイムの短 縮化が図られることとなる。さらに、反応性ガスをガス検出手段によって検出す るので、作業者の経験による場合に比べて短時間にかつ確実に空気がキャビティ から排出されたことが判定されることとなる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】 図1は本考案の実施例に係る鋳造装置を示す。1は可動型2と固定型3とから なる成形型であって、該成形型1は、型締め状態で可動型2と固定型3との間に 成形空間であるキャビティ4を構成するようになされている。また、上記可動型 2には、上記キャビティ4に連通する複数(図1に1つのみ表われる)のエジェ クタピン嵌挿用の連通孔5,5,…が形成され、該各連通孔5にはエジェクタピ ン6が進退移動可能に嵌挿され、該エジェクタピン6の前進動作により製品(図 示せず)をエジェクトするようになされている。なお、エジェクタピン6は連通 孔5を進退移動することから、両者間の気密性は完全ではなく、一般には、反応 性ガスが通過可能な程度の隙間が設けられている。
【0011】 また、上記可動型2はエジェクタボックス7を介して可動型ダイプレート8に 取り付けられている。上記エジェクタボックス7にはエジェクタシリンダ(図示 せず)のピストンロッド9a先端に連結されたエジェクタプレート10が配置さ れ、該エジェクタプレート10には上記エジェクタピン6が取り付けられている 。そして、上記エジェクタシリンダの伸縮作動によりエジェクタピン6を進退移 動させるようになされている。したがって、上記エジェクタシリンダおよびエジ ェクタプレート10等により、エジェクタピン6を進退移動させるピン作動手段 11が構成されている。
【0012】 一方、上記固定型3は固定型ダイプレート12に取り付けられている。また、 上記固定型3には、鋳込み口スリーブ13が上記キャビティ4に連通するように 埋設され、かつ該鋳込み口スリーブ13にはプランジャスリーブ14が連結され 、該プランジャスリーブ14にはプランジャピストン15が摺動可能に挿入され ている。さらに、上記プランジャスリーブ14には給湯口16およびガス供給口 17が形成され、溶湯Aを上記給湯口16から鋳込み口スリーブ13およびプラ ンジャスリーブ14に供給し、プランジャピストン15の押し込み作動によりキ ャビティ4に供給するようになされている。したがって、上記鋳込み口スリーブ 13、プランジャスリーブ14およびプランジャピストン15により、溶湯Aを キャビティ4に供給する給湯手段18が構成されている。また、上記ガス供給口 17には供給管19が接続され、該供給管19にはガス供給手段としてのガス供 給源20が接続されている。そして、反応性ガスとしてのO2 ガスを上記ガス供 給源20から供給管19およびガス供給口17を経て鋳込み口スリーブ13およ びプランジャスリーブ14に供給し、さらにキャビティ4に供給するようになさ れている。
【0013】 さらに、上記成形型1には真空引き手段としての真空引き装置21が配置され 、該真空引き装置21は、メインパイプ22およびサブパイプ23によってキャ ビティ4およびエジェクタボックス7に接続され、上記キャビティ4およびエジ ェクタボックス7内を真空引きするようになされている。また、上記真空引き装 置21にはガス検出手段としてのO2 センサー24が取り付けられ、真空引き装 置21の作動により上記キャビティ4および連通孔5を経て排出されるO2 ガス を検出するようになされている。
【0014】 次に、上述の如く構成された鋳造装置により製品を鋳造する要領について説明 する。
【0015】 まず、成形型1の型締め状態でプランジャピストン15を図1仮想線にて示す ように後退移動させ、溶湯Aを給湯口16から鋳込み口スリーブ13およびプラ ンジャスリーブ14に供給する。
【0016】 次いで、上記プランジャピストン15を図1実線にて示すように若干前進移動 させた状態で、O2 ガスをガス供給源20から供給管19およびガス供給口17 を経て上記鋳込み口スリーブ13およびプランジャスリーブ14に所定量だけ供 給する。
【0017】 その後、真空引き装置21を作動させ、キャビティ4内の空気を型外に排出す る。この間、上記鋳込み口スリーブ13およびプランジャスリーブ14内のO2 ガスが真空引きによってキャビティ4内に導入される。そして、該キャビティ4 内の空気が完全に排出されると、その間にキャビティ4内に導入されたO2 ガス が上記キャビティ4および連通孔5を経て型外に排出され、この排出されるO2 ガスをO2 センサー24で検出する。
【0018】 しかる後、O2 ガスが検出されると、上記真空引き装置21の作動を停止し、 上記プランジャピストン15をさらに前進移動させて鋳込み口スリーブ13およ びプランジャスリーブ14内の溶湯Aを上記キャビティ4内に押し込み、所定の 形状をした製品を鋳造する。
【0019】 その後、上記成形型1を型開きし、エジェクタピン6をエジェクタシリンダ9 の伸張作動により突出させて上記製品を可動型2から脱型する。
【0020】 このように、本実施例では、O2 ガスを、ガス供給源20から給湯手段18に 供給した後、真空引き装置21の作動によってキャビティ4およびエジェクタボ ックス7内を真空引きして、この真空引きによって上記O2 ガスをキャビティ4 に供給し、さらに、該キャビティ4およびエジェクタピン6嵌挿用の連通孔5を 経て排出されたO2 ガスをO2 センサー24により検出する。
【0021】 このことから、O2 ガスの使用量がO2 センサー24により検出し得るに足る だけの少量でよく、これによりキャビティ4をO2 ガスで満たさずに済んでその 節約を図ることができるとともに、ガス供給時間が短い分だけ鋳造サイクルタイ ムの短縮化を図ることができる。さらに、O2 ガスをO2 センサー24によって 検出するので、作業者の経験による場合に比べて短時間にかつ確実に空気がキャ ビティから排出されたことを判定することができる。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、反応性ガスを成形型のキャビティに給 湯手段を経て供給し、上記キャビティおよびエジェクタボックス内を真空引きす ることにより、上記反応性ガスをキャビティおよびエジェクタピン嵌挿用の連通 孔を経て排出し、この排出される反応性ガスをガス検出手段で検出するので、キ ャビティ内の空気が排出されたことを短時間にかつ確実に判定し、反応性ガスの 節約と鋳造サイクルタイムの短縮化とを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋳造装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1…成形型 4…キャビティ 5…連通孔 6…エジェクタピン 7…エジェクタボックス 11…ピン作動手段 18…給湯手段 20…ガス供給源(ガス供給手段) 21…真空引き装置(真空引き手段) 24…O2 センサー(ガス検出手段) A…溶湯

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビティおよび該キャビティに連通す
    るエジェクタピン嵌挿用の連通孔を有する成形型と、該
    成形型に設けられ、溶湯を上記キャビティに供給する給
    湯手段と、上記成形型の連通孔に進退移動可能に嵌挿さ
    れ、前進動作により製品をエジェクトするエジェクタピ
    ンと、上記成形型に設けられ、上記エジェクタピンを進
    退移動させるピン作動手段を有するエジェクタボックス
    と、上記キャビティに給湯手段を経て反応性ガスを供給
    するガス供給手段と、上記キャビティおよびエジェクタ
    ボックス内を真空引きする真空引き手段と、該真空引き
    手段の作動により上記キャビティおよび連通孔を経て排
    出される反応性ガスを検出するガス検出手段とを備えた
    ことを特徴とする鋳造装置。
JP165391U 1991-01-23 1991-01-23 鋳造装置 Pending JPH0513649U (ja)

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JP165391U JPH0513649U (ja) 1991-01-23 1991-01-23 鋳造装置

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JPH0513649U true JPH0513649U (ja) 1993-02-23

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ID=11507482

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JP165391U Pending JPH0513649U (ja) 1991-01-23 1991-01-23 鋳造装置

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JP (1) JPH0513649U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001051237A1 (fr) * 2000-01-12 2001-07-19 Nippon Light Metal Co., Ltd. Procede de coulee sous pression et machine de coulee sous pression

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001051237A1 (fr) * 2000-01-12 2001-07-19 Nippon Light Metal Co., Ltd. Procede de coulee sous pression et machine de coulee sous pression
CN1296160C (zh) * 2000-01-12 2007-01-24 日本轻金属株式会社 模铸机

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