JPH0513510Y2 - - Google Patents

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JPH0513510Y2
JPH0513510Y2 JP11362287U JP11362287U JPH0513510Y2 JP H0513510 Y2 JPH0513510 Y2 JP H0513510Y2 JP 11362287 U JP11362287 U JP 11362287U JP 11362287 U JP11362287 U JP 11362287U JP H0513510 Y2 JPH0513510 Y2 JP H0513510Y2
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JP
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shaft
base end
prevention mechanism
rotation shaft
position detector
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【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案は、過負荷防止機構と位置検出器とを有
するロボツトの関節に関する。
B 考案の概要 本考案は、主部に対して駆動される従部と、駆
動手段との間に過負荷防止機構を設け、従部の回
動位置を検出する位置検出器を設けたロボツトの
関節において、 主部の先端に一定の間隔をおいて一対の支持部
を一体に形成し、一対の支持部間に従部の基端部
を配設するとともに基端部の両側に形成した回動
軸を夫々の支持部で回動自在に支持し、基端部の
一側に位置検出器を設ける一方、他側に過負荷防
止機構を介して駆動手段を連動連結することによ
り、 過負荷防止機構の働きで駆動手段と従部との相
対的回動位置がずれても、位置検出器が従部の真
の回動位置を検出するようにしたものである。
C 従来の技術 ロボツトの関節は、従来以下のように構成して
いる。即ち、主部に対して従部を回動自在に設
け、主部に取り付けたモータを、摩擦力等によつ
て回転力を伝える過負荷防止機構を介して従部に
連動連結する一方、モータに直接に位置検出器を
連動連結している。
D 考案が解決しようとする問題点 ところが、位置検出器がモータに直接に連動連
結されているため、過負荷防止機構が動作してモ
ータと従部との相対的な回動位置がずれると、主
部に対する従部の現実の回動位置が位置検出器に
よつて検出されないという問題が生じる。
そこで本考案に斯かる問題を解決し、位置検出
器が常に従部の現実の回動位置を検出するロボツ
トの関節を提供することを目的とする。
E 問題点を解決するための手段 斯かる目的を達成するための本考案の構成は、
主部の先端に、相互に一定間隔を有する一対の支
持部を一体に形成し、従部の基端部を一対の支持
部間に配設するとともに基端部の両側に一体的に
形成した回動軸を夫々の支持部で回動自在に支持
し、基端部の一側においては回動軸の軸心に一致
させて位置検出器の入力軸を支持部に固定する一
方、位置検出器本体を入力軸の軸心と直角なレバ
ーの一端に固着して他端を回動軸に回動自在に結
合し、基端部の他側においては回動軸に過負荷防
止機構を設けるとともに過負荷防止機構を主部内
の駆動手段に連動連結し、過負荷防止機構は、回
動軸をとりまいて基端部の他側の面に固着された
摩擦板と、回動軸に挿通されるとともに片側が摩
擦板に接し駆動手段によつて回転される主歯車
と、回動軸に挿通されるとともに主歯車を摩擦板
へ押圧する皿バネを介して回動軸に螺合した締付
ナツトとで構成したことを特徴とする。
F 作用 主部に収納された駆動手段を運転すると、その
回転力は過負荷防止機構の主歯車へ伝わり、主歯
車の回転力は皿バネによつて主歯車が付勢される
従部へ伝わる。つまり、主部に対して従部が回動
する。このとき基端部の一側においては、従部の
回動と共にレバーが回動し、入力軸の固定された
位置検出器の本体が回動する。その結果、位置検
出器が従部の回動位置を正確に検出する。
従部に過負荷が加わり、そのために過負荷防止
機構が動作し、皿バネの付勢力が働いているにも
拘わらず従部に対して主歯車が相対的に空回りし
た場合であつても、位置検出器は主部に対する従
部の相対的な真の回動位置を検出する。
G 実施例 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
図のようにロボツトの関節は主部としてのアー
ム1と、アーム1に対して回動自在な従部として
のハンド2とで構成される。
アーム1は、フレーム1aと、図中の上部のカ
バー1bと、下部のカバー1cと、カバー1cに
取り付けたカバー1d,1e,1fとで構成さ
れ、図中左方である先端には相互に一定間隔だけ
離して一対の支持部3,4が一体的に形成されて
いる。
一対の支持部3,4の間にはハンド2の基端部
2aが配設され、基端部2aの両側に一体的に設
けた回動軸5、6が支持部3,4に回動自在に支
持されている。即ち、基端部2aの一側である図
中の上面にはボルト7を介して回動軸5が固定さ
れるとともに回動軸5が軸受8を介して支持部3
に回動自在に支持される一方、基端部2aの他側
である図中の下面にはボルト9を介して回動軸6
が固定されるとともに回動軸6が軸受11を介し
て支持部4に回動自在に支持されている。
基端部2aの一側では、入力軸12aの軸心を
回動軸5の軸心と一致させた状態で、位置検出器
12の入力軸12aが補助部材33を介してカバ
ー1bに固定されている。位置検出器12の本体
には、入力軸12aと直角な方向へ伸びるレバー
13の一端が固着され、レバー13の他端に形成
された孔13aが回動軸5から図中の上方へ突出
して形成された凸部5aに回動自在に嵌め込まれ
ている。
基端部2aの他側においては、回動軸6に過負
荷防止機構14を介し、駆動手段としてアーム1
内に設けたモータ15と連動連結されている。以
下にこの構成を説明する。過負荷防止機構14は
回動軸6のまわりをとりまいて本実施例では基端
部2aの他側の面と平行に回動軸6に形成した面
に固着されたリング状の摩擦板16と、回動軸6
に挿通されるとともに図中の上面が摩擦板16に
当接する主歯車17と、主歯車17を摩擦板16
へ付勢する皿バネ18及び平座金19を介して回
動軸6に螺合したナツト20とで構成されてい
る。皿バネ18の選定により、過負荷防止機構1
4が動作するときの負荷を設定できる。前記歯車
17は、2本の軸受21を介して軸22に回転自
在に支持されたアイドルギヤ23を介し、軸受2
4を介して回転自在に支持された平歯車25に連
動連結されている。この平歯車25は減速機とし
ての本実施例では商品名ハーモニツクドライブ2
6を介してモータ15の出力軸15aに連動連結
されている。なお、27は軸受である。
本実施例ではモータ15はボルト30を介して
モータフランジ28に取り付けられ、モータフラ
ンジ28は一対の軸受29を介し、出力軸15a
を中心として回動自在にフレーム1aに支持され
ている。モータフランジ28の図中左上には受板
28aが一体に形成され、受板28aと図中の受
板28aの紙面に対して裏側に位置する図示しな
いフレーム1aとの間には力検出器31が設けら
れている。そして、図中の左端がフレーム1aに
固定された曲がり梁32の自由端(右端)が、紙
面に対する表側から裏側へ力検出器31を一定量
だけ押圧した状態にして取り付けられ、モータ1
5へ加わるいずれの方向への負荷もひとつの力検
出器31で検出できるようになつている。
ハンド2内のリード線は、基端部2aから回動
軸5の中を通し、曲がり梁32の横からフレーム
1aの図中の右端を通して肘の方へ配線されてい
る(図示せず)。
次に、斯かるロボツトの関節の作用を説明す
る。
モータ15を回転させると、その出力軸15a
の回転はハーモニツクドライブ26で減速され、
平歯車25、アイドルギヤ23、過負荷防止機構
14を介してハンド2へ伝わり、ハンド2は回動
軸5,6を中心として回動する。
このとき、アイドルギヤ23と噛み合う主歯車
17の回転は、皿バネ18によつて主歯車17が
押圧される摩擦板16へ摩擦力によつて伝わり、
ハンド2は主歯車17と一体的に回動する。しか
し、ハンド2に加わる外力が過大すぎると、主歯
車17と摩擦板16との間に働く回転力が摩擦力
よりも大きくなり、主歯車17と摩擦板16との
間にすべりが生じる。つまり、モータ15へ過負
荷が加わることはない。
モータ15へ負荷が加わると、モータ15は出
力軸15aの回転方向とは逆方向の回転力を受
け、そのためにモータ15を取り付けたモータフ
ランジ28が出力軸15aを中心として回転しよ
うとする。このモータフランジ28の回転力によ
り、受板28aが紙面と直角にいずれかの方向へ
動き、フレーム1aと受板28aとの間にあつて
受板28aから圧縮力を与えられるか又は曲がり
梁32によつて与えられている圧縮力が小さくさ
れる力検出器31がモータ15に加わる負荷を検
出する。
アーム1に対してハンド2が回動すると、回動
軸5もアーム1に対して回動し、その結果、レバ
ー13及び位置検出器本体が入力軸12aを中心
として回動する。このことは位置検出器12に対
して相対的に入力軸12aが回転したこととな
り、ハンド2の回転位置が検出される。本考案で
は、アーム1とハンド2との間に位置検出器12
を設けたので過負荷防止機構14が動作しても、
ハンド2の回動した現実の角度が検出される。
なお、本実施例では主部がアームであつて従部
がハンドの場合のロボツトの関節を示したが、ア
ームとアームの関節や肩とアームとの関節であつ
てもよい。
H 考案の効果 以上説明したように本考案によるロボツトの関
節によれば、従部における基端部の一側に位置検
出器を設ける一方、他側に過負荷防止機構を設け
るとともに過負荷防止機構を駆動手段に連動連結
したので、過負荷防止機構が動作しても位置検出
器は従部の現実の回動位置を検出することができ
る。従つて主部に対する従部の回動位置を常に正
確に検出することができ、従部の制御が容易に行
える。
【図面の簡単な説明】
図は本考案によるロボツトの関節の実施例を示
す断面図である。 1……アーム、2……ハンド、2a……基端
部、3,4……支持部、5,6……回動軸、12
……位置検出器、12a……入力軸、13……レ
バー、14……過負荷防止機構、15……モー
タ、16……摩擦板、17……主歯車、18……
皿バネ、20……ナツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 主部の先端に、相互に一定間隔を有する一対の
    支持部を一体に形成し、従部の基端部を一対の支
    持部間に配設するとともに基端部の両側に一体的
    に形成した回動軸を夫々の支持部で回動自在に支
    持し、 基端部の一側においては回動軸の軸心に一致さ
    せて位置検出器の入力軸を支持部に固定する一
    方、位置検出器本体を入力軸の軸心と直角なレバ
    ーの一端に固着して他端を回動軸に回動自在に結
    合し、 基端部の他側においては回動軸に過負荷防止機
    構を設けるとともに過負荷防止機構を主部内の駆
    動手段に連動連結し、 過負荷防止機構は、回動軸をとりまいて基端部
    の他側の面に固着された摩擦板と、回動軸に挿通
    されるとともに片側が摩擦板に接し駆動手段によ
    つて回転される主歯車と、回動軸に挿通されると
    ともに主歯車を摩擦板へ押圧する皿バネを介して
    回動軸に螺合した締付ナツトとで構成したことを
    特徴とするロボツトの関節。
JP11362287U 1987-07-24 1987-07-24 Expired - Lifetime JPH0513510Y2 (ja)

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JPS6420286U JPS6420286U (ja) 1989-02-01
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