JPH0513495Y2 - - Google Patents

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JPH0513495Y2
JPH0513495Y2 JP8439789U JP8439789U JPH0513495Y2 JP H0513495 Y2 JPH0513495 Y2 JP H0513495Y2 JP 8439789 U JP8439789 U JP 8439789U JP 8439789 U JP8439789 U JP 8439789U JP H0513495 Y2 JPH0513495 Y2 JP H0513495Y2
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abrasive grains
polishing
substrate
grinding
core material
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は被研磨物の研磨、研削に用いる回転砥
石に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の砥石には様々なタイプのものが
見られるが、その一つに第4図に示すように、不
織布からなる厚みのある砥粒保持体5にエポキシ
樹脂の如き結合剤を吹き付け、吹き込み、引き続
き砥粒を吹き付け、吹き込んで砥粒を保持させる
とともに、該砥粒保持体を円形基板に保持させた
弾性回転砥石が知られており、該回転砥石は、砥
石保持体5の弾性故に被研磨材への食い込みが少
なく、また砥粒保持体部分が厚く形成されている
ので、長期に渡り使用できるものである。
また、第5図に示すように、円形基板61の片
面に、多数の砥粒保持シート片62をその一部を
重合させつつ屋根瓦状に配置し、それによつて研
磨、研削時における弾性を持たせるとともに、長
期に渡つて研磨、研削効果を発揮させるものが知
られている。
さらに、弾性のある回転砥石として、砥粒を混
合した発泡材によつて膨らましたいわゆるスポン
ジ砥石も知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記不織布を用いた回転砥石で
は、次のような問題がある。
砥粒保持体部分が熱に弱い合成樹脂繊維から
なる不織布を含んでいるので、変形、溶融が発
生しやすく、また、耐熱性に問題があることか
ら、被研磨材が例えば焼鈍直後のものであると
きには、直ちに該材料に対し使用することがで
きない。
砥粒保持体部分が不織布を含んでいるので、
全体として耐回転破壊力に弱い。
砥粒は、結合剤吹き付け後に、スプレーガン
にて吹きつけ、吹き込み付着されるので、砥粒
の配分が全般的に不均一になり、それだけ研
磨、研削効果が劣る。
砥粒保持体部分は不織布を含んでいるので、
全体が軟らかく、従つて研磨、研削効果がそれ
だけ劣る。
第4図に示すように砥粒保持体部分の下端角
部50が最初に使い尽くされると、該砥粒保持
体を支持している基板51自体は、通常、金
属、合成樹脂、紙質フアイバ等で作られていて
可撓性がないか少ないので、あとは砥粒保持体
下面を被研磨材にベタ当てして使うのみであ
り、それだけ所望の研磨、研削を行えなくな
る。
砥粒保持体部分が摩耗したあと、基板は廃棄
されるので不経済である。
また、前記砥粒保持シート片を多数設けた回転
砥石(第5図)では次のような問題がある。
台シート片が熱に弱い合成繊維等からなる場
合には、研磨作業中、砥粒保持シート片が剥が
れるおそれがる。
被研磨材に対し露出した砥粒保持シート片上
の砥粒が脱落したあと、該シート片の本体が被
研磨材にて削り取られるまでの次の砥粒が現れ
ず、従つてそれだけ、研磨、研削効果の点で劣
る。
砥粒保持シート片が使い尽くされると基板6
1が廃棄されるので不経済である。
また、前記スポンジ砥石の場合には次の問題が
ある。
スポンジ部分が熱に弱い合成樹脂からなるの
で、変形、溶融が発生し易く、また、耐熱性に
問題があることから、被研磨材、例えば焼鈍直
後のものであるときには、直ちに該材料に対し
使用することができない。
耐回転破壊力に弱い。
全体が軟らかく、それだけ研磨、研削効果が
劣る。
前記不織布を用いた砥石における前記項の
問題と同様の問題がある。
そこで本考案は、弾性および可撓性を維持しつ
つ、前述の如き従来回転砥石における問題点を解
消した回転砥石を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案によると、ガラスクロス製芯材に結合剤
にて砥粒を付着させてなる可撓性回転砥石として
使用可能な基板の片面に、ガラスクロス製リング
形状芯材に結合剤にて砥粒を付着させてなる複数
枚の可撓性リング板を接着積層して構成したこと
を特徴とする回転砥石を提供するものである。
〔作用〕
本考案回転砥石によると、積層リング板部分が
被研磨材にて当てられ、研磨、研削が行われる。
研磨作業中、回転砥石全体はその構成から、弾性
を有し、且つ被研磨材への押し付け力によつて若
干撓むことも可能である。また、砥石使用により
砥石下端周縁部のリング板部分が減つて基板まで
露出し始めても、該基板自体が回転砥石として機
能することができるので、そのまま効率的な角度
で研磨、研削作業を続行することができる。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図は一実施例の断面を示しており、第2図
は第1図に示す実施例を下から見た状態を示して
いる。
図示実施例は円形基板1と、複数枚のリング板
2とからなつている。
円形基板1は目開き平織りの円形ガラスクロス
製芯材1Aに結合剤としてフエノール樹脂を用い
て砥粒1Bを付着させてなるものを二枚重合した
形態のもので、オフセツト部11の中央には図示
しない砥石回転具のシヤフトが嵌まる孔12を有
し、該孔12の周囲は座金13で補強されてい
る。円形基板1はそれ自体でも可撓性回転砥石と
して使用することができる。芯材1Aの目開き度
は25mm×25mm四角形内にガラス繊維が4〜11本程
度あるものである。
前記各リング板2は目開き織りのガラスクロス
製リング形状芯材2Aに結合剤としてフエノール
樹脂を用いて砥粒1Bと同質の砥粒2Bを付着さ
せてなるものである。
これらリング板2は円形基板1の下面に円形基
板1と同心円状に積層接着されている。
リング板2の接着は、各リング板におけるフエ
ノール樹脂がまだ硬化しない間に、これらリング
板を円形基板1に積層して上下から圧着成形する
ことにより行われている。該成形後は、加熱硬化
処理する。
前記各リング板に付着した砥粒2Bの粒度は、
円形基板1に近いリング板における砥粒ほど小さ
く、円形基板1上の砥粒粒度が最も小さい。
また、前記各リング板における芯材2Aの目開
き度は、円形基板1の芯材1Aの目開きと略同等
である。
前記実施例回転砥石は、その中央孔12の部分
で、図示しない砥石回転具のシヤフトに常套手段
により取りつけ支持されて回され、第3図に示す
ように被研磨物4に適当な角度αで押し付け接触
せしめらる。かかる状態における研磨、研削作業
中、この回転砥石は押し付け力のもとに適度に撓
むことができ、それによつて砥石の下端周縁の角
3が被研磨物4に食い込むことなく円滑に研磨、
研削を行うことができる。
また、この砥石は、例えば第3図に示す破線1
0で示す位置まで摩耗したとしても、円形基板1
それ自体が可撓性回転砥石として機能し得るの
で、それまでの研磨角度αのままで研磨作業を続
行することができ、それだけ効率的に、経済的に
研磨、研削作業を行うことができる。
また、この砥石は、最初に被研磨物に接触する
リング板2における砥粒2Bの粒度が最も大き
く、円形基板1における砥粒1Aの粒度が最も小
さいので、研削作業の当初においては研削量が大
きく、次第に細やかな研磨作業へと移行すること
ができ、全体として迅速に且つ円滑な研磨、研削
作業を行うことができる利点がある。
また、前記実施例によると、芯材1A,2Aは
それぞれガラスクロスからなつているとともに、
砥粒の結合および基板1とリング板2、リング板
2相互の結合はフエノール樹脂によつて行われて
いるので、全体として耐熱性に優れ、研磨、研削
熱によつても変形や溶融が生じないという利点が
ある。
なお、本考案は前記実施例に限定されるもので
はなく、他にも様々の態様で実施することができ
る。
例えば、前記基板1および各リング板2の砥粒
の大きさは、基板1の砥粒が最も細かく、該基板
から遠いリング板2の砥粒ほど粗いが、このよう
に粒度に差を設けると共に、またはこのように粒
度に差を設けることなく、砥粒の材質を異なるも
のとしてもよい。例えば、基板1上の砥粒を例え
ばアルミナのような比較的硬度の低いものとし、
基板1から遠いリング板2上の砥粒をジルコニア
等のいわゆる超硬砥粒してもよい。
また、前記砥粒粒度に差を設けた場合と同様の
硬化を目指して、各リング板2の芯材の目開き度
を、基板1に近いリング板2の芯材2Aほど小さ
く、基板1の芯材1Aのものを最も小さくしても
よい。
基板およびリング板を構成しているガラスクロ
スの織り方は、JIS R3414,3417に掲載されてい
るものを含む、広い範囲から適当に選択できる。
さらに、前記複数枚のリング板2および基板1
における砥粒の粒度は基板1から遠のくに従つて
次第に大きくされているが、これが次第に小さく
なつている場合も考えられる。また、この砥粒粒
度は全体一様なものでも構わない。
〔考案の効果〕
本考案によると、前述の従来回転砥石に比べ、
次の利点を有する回転砥石を提供することができ
る。
芯材にガラスクロスが採用されているので、
それだけ耐熱性、耐回転破壊力に優れている。
砥粒分布が全体に均一であり、それだけ研
磨、研削効果良好である。
ガラスクロス製芯材が採用されているので、
全体が適度の硬度を有し、それだけ研磨、研削
効果が上がる。
基板部分も研磨機構を有するので、リング板
部分の周縁部が摩耗しても、効率的な研磨角度
で研磨、研削作業を続行できるし、経済的であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図は中央切断端面図、第2図は下面
図、第3図は使用状態説明図である。第4図およ
び第5図はそれぞれ従来例の説明図である。 1……円形基板、1A……ガラスクロス製芯
材、1B……砥粒、2……リング板、2A……ガ
ラスクロス製リング形状芯材、2B……砥粒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガラスクロス製芯材に結合剤にて砥粒を付着さ
    せてなる可撓性回転砥石として使用可能な基板の
    片面に、ガラスクロス製リング形状芯材に結合剤
    にて砥粒を付着させてなる複数枚の可撓性リング
    板を接着積層して構成したことを特徴とする回転
    砥石。
JP8439789U 1989-07-18 1989-07-18 Expired - Lifetime JPH0513495Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8439789U JPH0513495Y2 (ja) 1989-07-18 1989-07-18

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JP8439789U JPH0513495Y2 (ja) 1989-07-18 1989-07-18

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JPH0322866U JPH0322866U (ja) 1991-03-11
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JP8439789U Expired - Lifetime JPH0513495Y2 (ja) 1989-07-18 1989-07-18

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WO1994008757A1 (en) * 1992-10-20 1994-04-28 Yanase Kabushiki Kaisha Polishing tool and method of manufacturing same
JP7124599B2 (ja) * 2018-09-26 2022-08-24 三菱電機ビルソリューションズ株式会社 エレベーターの敷居を保守する機能を備えた保守装置およびエレベーターシステム

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