JPH0513468Y2 - - Google Patents

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JPH0513468Y2
JPH0513468Y2 JP1986065926U JP6592686U JPH0513468Y2 JP H0513468 Y2 JPH0513468 Y2 JP H0513468Y2 JP 1986065926 U JP1986065926 U JP 1986065926U JP 6592686 U JP6592686 U JP 6592686U JP H0513468 Y2 JPH0513468 Y2 JP H0513468Y2
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guide
column
center
spindle
spindle head
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は横形マシニングセンタの主軸頭の複合
ガイドに関する。
従来技術 横形マシニングセンタの主軸頭の案内面構造は
ダブルコラム・センタスピンドル形式が多く採用
されている。そしてその主軸頭の案内形式として
は一般に滑り案内の(A)ナローガイド方式、(B)滑り
案内のワイドガイド方式、(C)転がりガイドで両コ
ラム案内を抱える方式が用いられている。
考案が解決しようとする問題点 (A)ナローガイド方式は片側のコラムの案内面を
挟持して基準としているため蛇行は少ない案内と
なるが、機械に熱変位が生じるとその変位は基準
側コラムよりの変位となつて現れるため主軸中心
位置が熱変位によつてそのまま大きく影響し機械
精度を劣化させる。また横方向の荷重に対しても
反基準側のコラムの剛性は直接に寄与せず上部の
連結部を介して基準側のコラムの倒れを少なくす
るように作用する間接的な効果しか得られない問
題がある。
また(B)ワイドガイド方式は両方のコラムの内側
のみを使用するため熱変位は主軸に対して両側よ
り均等に起こり主軸中心の変位の影響は殆ど起き
ない有利な形ではあるが、熱膨張によつて主軸頭
とコラムの摺動面にはつつ張りが起こり動きの安
定性に問題がある。また両コラムの剛性は十分に
活用されていない問題がある。
更に転がりガイドで両コラム案内を抱える方式
はコラム案内を抱えているために、主軸頭の上下
移動時の蛇行が少なく、機械の熱変位は主軸中心
の両側で生じるため中心変位は殆どなくコラム剛
性が有効に利用されている点では有利であるけれ
ども転がりガイドの精度上の限界により高精度加
工の点では問題があり、また転がり接触のためダ
ンピング効果が少ない問題があつて超精密重切削
の加工分野では問題がある。
更に滑り案内では両コラムを抱えるようにした
場合は主軸頭が熱膨張した場合には主軸頭の動き
が重くなつて不安定となり、また熱変位のない状
態においても(B)のワイドガイド方式以上に送り軸
の反対側の案内面の抵抗が大きく動きが不安定と
なつて通常には用いられることはない。
問題点を解決するための手段 ダブルコラム・センタスピンドル形式の横形マ
シニングセンタにおいて、主軸頭の送り軸に近い
方のコラム側案内を滑り案内のナローガイド方式
とし遠い方のコラム側案内は転がりガイド方式で
案内面を抱えこむようにしたものである。
実施例 以下本考案の実施例を図面にもとづき説明す
る。周知の横形マシニングセンタにおいて、ベツ
ド上に門形コラム1が設けられており、この門形
コラム1はその前面に中心に対して左右両側に垂
直な案内面1a,1bが形成され、右側の案内面
1aが主案内面で、左側の案内面1bが補助案内
としての役目をする。この案内面1a,1bに保
持される主軸頭2は2aにおいて案内面1aと主
軸と直角水平方向の隙間がないように滑り案内で
保持され、案内面1bは主軸頭2の2bにおいて
同じく主軸と直角水平方向に隙間がないように転
がりガイド6で保持されている。そして主軸頭2
は裏板3a,3bによつて主軸方向に所定の隙間
で保持されている。主軸頭2はその左右のほぼ中
心に主軸4が回転可能に水平に軸承され、コラム
1で上下端を軸承されたボールねじ5に螺合する
雌ねじを介して図示しないNC装置で制御される
駆動モータの回転で上下の位置決めがされる。
作 用 マシニングセンタが連続加工され長時間運転さ
れると各摺動面の摩擦熱またはモータ、切削熱等
の熱源で発生した熱は機械の各部に伝達され熱変
位が生じる。この場合コラム1の両側案内面1
a,1bに対して主軸頭が抱える形態をとつてい
るため、ほぼ中心に位置する主軸への熱変位は主
軸に対し左右ほぼ同じ量生じて影響は殆ど現れな
い。また熱膨張による変位に対し一方の案内が転
がりガイドであるため摩擦抵抗が少なく滑らかで
安定した動きをする。また切削時の断続切削等に
起因する微振動が発生した場合は基準側の滑りガ
イドによつてダンピングされる。
効 果 以上詳述したように本考案はコラムの両側案内
面を滑りガイドと転がりガイドで抱えるようにな
したので、主軸頭の安定した摺動が可能となり、
主軸の熱変位の影響を最小に押さえることがで
き、またコラム案内面の主軸の直角水平方向に隙
間がないための剛性は一段と高くすることができ
る。さらに一方が滑り案内でダンピング効果も充
分得ることができ超精密加工、重切削加工を実現
しうるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は横形マシニングセンタの主軸頭とコラム
案内面の状態を示す図である。 1……コラム、1a,1b……案内面、2……
主軸頭、5……送りねじ軸、6……転がりガイ
ド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ダブルコラム・センタスピンドル形式の横形マ
    シニングセンタにおいて、主軸頭の送り軸に近い
    方のコラム側の案内を滑り案内のナローガイド方
    式とし遠い方のコラム側案内は転がりガイド方式
    で案内面を抱えこむようにしたことを特徴とする
    複合ガイド。
JP1986065926U 1986-04-30 1986-04-30 Expired - Lifetime JPH0513468Y2 (ja)

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JP1986065926U JPH0513468Y2 (ja) 1986-04-30 1986-04-30

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JP1986065926U JPH0513468Y2 (ja) 1986-04-30 1986-04-30

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JPS62178028U JPS62178028U (ja) 1987-11-12
JPH0513468Y2 true JPH0513468Y2 (ja) 1993-04-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005028481A (ja) * 2003-07-09 2005-02-03 Mori Seiki Co Ltd 工作機械

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5846226A (ja) * 1981-09-11 1983-03-17 Hiihaisuto Seikou Kk ボ−ルスライドウエイ

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JPS62178028U (ja) 1987-11-12

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