JPH05133986A - 電源電圧監視回路 - Google Patents

電源電圧監視回路

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JPH05133986A
JPH05133986A JP3294457A JP29445791A JPH05133986A JP H05133986 A JPH05133986 A JP H05133986A JP 3294457 A JP3294457 A JP 3294457A JP 29445791 A JP29445791 A JP 29445791A JP H05133986 A JPH05133986 A JP H05133986A
Authority
JP
Japan
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voltage
comparator
capacitor
circuit
power supply
Prior art date
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Pending
Application number
JP3294457A
Other languages
English (en)
Inventor
Zen Honobe
禅 保延
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP3294457A priority Critical patent/JPH05133986A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 電源交流電圧を直流電圧に変換する整流回路
2と、前記整流回路から出力された脈動電圧から安定化
直流電圧を得る定電圧回路7と、前記脈動電圧を平滑す
るコンデンサ3と、該コンデンサの出力を分圧して監視
電圧を得る分圧抵抗4,5とから成る監視電圧形成回路
と、前記定電圧回路7により得られた安定化直流電圧を
分圧8,9して基準電圧を作る基準電圧形成回路と、前
記監視電圧および前記基準電圧を入力するヒステリシス
特性付きコンパレータ6とを備え、前記コンパレータか
らパワーダウン検出信号を得る。 【効果】 監視電圧に時定数を持たせる構成としてある
ので、瞬時停電の検出条件を任意に設定することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータシステム
等の電源電圧低下(パワーダウン)を検出する電源電圧
監視回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から知られているとおり、交流電源
(AC100V,200Vなど)を主電源とするマイク
ロコンピュータシステムでは、市販のスイッチングレギ
ュレータなどを用いて電子回路用の供給電源(直流5
V)を得るのが一般的である。そして、主電源の停電が
発生したときには主電源の出力低下を早期に検出し、電
子回路用の供給電圧が低下するよりも前にマイクロコン
ピュータが制御するシステムを安全に停止させなければ
ならない。
【0003】そこで、このようなシステムのパワーダウ
ン検出を行うため、従来から知られているパワーダウン
検出回路では、主電源を整流した脈動電圧をツェナーダ
イオードに与え、そのツェナダイオードのON/OFF
をコンパレータで監視してパワーダウン検出をしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のパワーダウン検出回路では、電圧出力がある程
度低下した場合にも、ツェナー電圧を下回るまでは単安
定マルチバイブレータをトリガし続けるので、停電検出
は行われないという欠点がある。
【0005】さらに、電圧出力の低下がある程度続いた
場合と、急に電圧出力が低下した場合では、平滑コンデ
ンサに保持される電圧の変化も異なってくるため、その
分を考慮してツェナー電圧を選定しなければならないと
いう設定上の難しさがある。
【0006】そこで本発明の目的は、前述した従来装置
の欠点を除去し、電源電圧が徐々に下降する場合や瞬時
停電を容易に検出することができる電源電圧監視回路を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明は、交流電圧を直流電圧に変換する整流回
路と、前記整流回路から出力された脈動電圧から安定化
直流電圧を得る定電圧回路と、前記脈動電圧を平滑する
コンデンサと、該コンデンサの出力を分圧して監視電圧
を得る分圧抵抗とから成る監視電圧形成回路と、前記定
電圧回路により得られた安定化直流電圧を分圧して基準
電圧を作る基準電圧形成回路と、前記監視電圧および前
記基準電圧を入力するヒステリシス特性付きコンパレー
タとを備え、前記コンパレータからパワーダウン検出信
号を得るものである。
【0008】
【作用】本発明では、主電源電圧(交流)を整流した後
段に、所定の時定数付き直流電圧を得るためのコンデン
サを挿入し、このコンデンサで平滑された電圧を抵抗で
分圧して監視電圧を得る。他方、基準電圧については、
主電源電圧を整流した後に定電圧回路で安定化直流電圧
を作り、それを抵抗で分圧して得る。
【0009】このようにして得た監視電圧と基準電圧を
コンパレータで比較することにより、パワーダウンの検
出を行う。なお、上記監視電圧は時定数によりゆっくり
変化するため、コンパレータにはヒステリシス特性を持
たせる(例えば、フィードバック抵抗をつける)。
【0010】すなわち、パワーダウンが生じた時点から
監視電圧のレベルが下がり始め、予め設定したレベルを
下回る時点でパワーダウンが検出される。また、瞬時停
電については予め設定した検出時間後の電圧レベルに基
準電圧を設定することで、瞬時停電を含めた停電検出が
可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例を示す回路図で
ある。本図において、1は変圧器、2はダイオード、3
はコンデンサ、4,5は分圧抵抗、6はコンパレータ、
7は定電圧回路、8,9は分圧抵抗、10はフィードバ
ック抵抗、11は保護抵抗である。
【0013】次に、本実施例の動作を説明する。
【0014】まず、主電源(AC200V)を変圧器1
で交流12Vにしている。次に、ダイオード2のブリッ
ジ回路で整流し、コンデンサ3で平滑し、分圧抵抗4,
5でレベル調整後、監視電圧VX としてコンパレータ6
へ入力する。
【0015】上記ブリッジ回路の後段に接続された3端
子レギュレータである定電圧回路7により安定化電圧を
作り、分圧抵抗8,9でレベル調整後、基準電圧VREF
としてコンパレータ6へ入力する。そして、監視電圧V
X が基準電圧VREF 以下になると、コンパレータ6の出
力が反転し、パワーダウン検出信号VDET が出力され
る。
【0016】監視電圧VX のレベル変化は、以下のよう
に計算できる。
【0017】整流直後の電圧波形は、図2のように脈動
している。本図において、コンデンサ3の保持電圧は点
Aにおいて最大となり、その後、分圧抵抗4,5および
コンデンサ3の容量によって決まる時定数によって放電
する。
【0018】そして、コンデンサ3の保持電圧よりも整
流後の脈動が高くなる時点から、再びコンデンサ3の充
電が始まる。保持電圧のピーク点Aから、放電中の時間
t[秒]後の電圧VC は以下のようになる。
【0019】
【数1】
【0020】監視電圧VX は上述した時定数によりゆっ
くり変化するので、コンパレータ6の出力が発振するの
を止めるためフィードバック抵抗10によりコンパレー
タ6にフィードバックをかける。
【0021】以上の回路において、停電検出の仕様を次
のように設定するものとする。
【0022】 瞬時停電(出力100%OFF) 10ms未検出 瞬時停電(出力100%OFF) 20ms検出 出力除降 80%以上 未検出 出力除降 70%未満 検出 時定数を決めるため分圧抵抗4,5を下記のように仮定
する。
【0023】
【数2】 分圧抵抗(4)=10kΩ,分圧抵抗(5)=3.3kΩ 条件を満たすためのコンデンサ3の容量は前述の計算式
(1)を用いてシミュレーションした結果(図3,図
4)より コンデンサ(3)=3.3μF となる。
【0024】また、基準電圧VREF のレベル(スレッシ
ョルド)はシミュレーション結果(図3,図4)より
0.6とし、入力ピーク電圧をVPPとすると
【0025】
【数3】
【0026】で求められ、ここでVF はダイオードの順
方向電圧降下であり、VF =1Vとすると、基準電圧V
REF は、
【0027】
【数4】
【0028】これより、分圧抵抗8,分圧抵抗9を求め
ると
【0029】
【数5】
【0030】これより分圧抵抗(8)=1.2kΩ,分
圧抵抗(9)=1.0kΩとなる。ここで図3,図4に
おいて、12は交流電圧波形、13は80%出力交流電
圧波形、14は70%出力交流電圧波形、15はコンデ
ンサ保持電圧波形、16は80%出力コンデンサ保持電
圧波形、17は70%出力コンデンサ保持電圧波形、1
8は4.7μFコンデンサ保持電圧波形、19は3.3
μFコンデンサ保持電圧波形、20は2.2μFコンデ
ンサ保持電圧波形、21は1μFコンデンサ保持電圧波
形である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明によれば、監
視電圧に時定数を持たせる構成としてあるので、瞬時停
電の検出条件を任意に設定することができる。
【0032】より具体的には本発明の一実施例として述
べられたように、主電源をAC200Vとして構成した
マイクロコンピュータシステムでは、10ms以下の瞬
時停電が発生したとしてもマイクロコンピュータシステ
ム用の5V電源には支障はなく、システムが制御する制
御リレー等にも影響がないとしてシステムの制御を継続
することができる。さらに、20ms以上の瞬時停電が
発生した場合は、パワーダウン検出信号により、システ
ムの安全な停止処理を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】図1の動作を示す波形図である。
【図3】コンデンサ保持電圧のシミュレーション結果を
示す線図である。
【図4】コンデンサ保持電圧のシミュレーション結果を
示す線図である。
【符号の説明】
1 変圧器 2 ダイオード 3 コンデンサ 4,5 分圧抵抗 6 コンパレータ 7 定電圧回路 8,9 分圧抵抗 10 フィードバック抵抗 11 保護抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02J 1/00 309 D 7373−5G

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電圧を直流電圧に変換する整流回路
    と、 前記整流回路から出力された脈動電圧から安定化直流電
    圧を得る定電圧回路と、 前記脈動電圧を平滑するコンデンサと、該コンデンサの
    出力を分圧して監視電圧を得る分圧抵抗とから成る監視
    電圧形成回路と、 前記定電圧回路により得られた安定化直流電圧を分圧し
    て基準電圧を作る基準電圧形成回路と、 前記監視電圧および前記基準電圧を入力するヒステリシ
    ス特性付きコンパレータとを備え、前記コンパレータか
    らパワーダウン検出信号を得ることを特徴とする電源電
    圧監視回路。
JP3294457A 1991-11-11 1991-11-11 電源電圧監視回路 Pending JPH05133986A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005024502A (ja) * 2003-07-03 2005-01-27 Nec Micro Systems Ltd 電源電圧検出回路及び半導体集積回路装置
JP2008172274A (ja) * 2008-03-24 2008-07-24 Hitachi High-Technologies Corp 半導体検査装置の制御方法
CN102457048A (zh) * 2010-10-29 2012-05-16 北京天源科创风电技术有限责任公司 一种风力发电机组变流器过压保护装置
CN104101773A (zh) * 2014-07-28 2014-10-15 四川通源电力科技有限公司 一种电力系统暂态过电压采集系统
US9941712B2 (en) 2012-12-03 2018-04-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Electrical storage system
US10096992B2 (en) 2012-12-03 2018-10-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Electrical storage system
US10158241B2 (en) 2012-12-03 2018-12-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Electricity storage system

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