JPH05133625A - 冷凍機の制御装置 - Google Patents

冷凍機の制御装置

Info

Publication number
JPH05133625A
JPH05133625A JP32512991A JP32512991A JPH05133625A JP H05133625 A JPH05133625 A JP H05133625A JP 32512991 A JP32512991 A JP 32512991A JP 32512991 A JP32512991 A JP 32512991A JP H05133625 A JPH05133625 A JP H05133625A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacity
compressor
temperature
condenser
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32512991A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Sugiyama
邦生 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP32512991A priority Critical patent/JPH05133625A/ja
Publication of JPH05133625A publication Critical patent/JPH05133625A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮機が最小容量で運転していても、負荷の
減少に対応して、供給する温水又は冷水の温度を一定に
保つ冷凍機の制御装置を得る。 【構成】 圧縮機1が最小容量制御運転しているにもか
かわらず、加熱負荷が減少し、供給する温水12の温度
が上昇するならば、空冷蒸発器4の送風機11の風量を
減少させることにより、蒸発性能を低下させて低圧圧力
を下降させる。これにより加熱能力が低下し、凝縮器2
の温水12の出口温度を一定に制御できる。 【効果】 大形冷凍機でも容易に、安価に装置が構成で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、凝縮器で作られる温
水や蒸発器で作られる冷水の温度を制御する冷凍機の制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は例えば「上級冷凍技術テキスト
(後編)」(社団法人 日本冷凍協会昭和59年10月
10日発行)の第118頁に記載された従来の圧縮機の
容量制御機能を有する冷凍機の制御装置を示す構成図で
あり、図において、1は冷媒を圧縮する圧縮機、2は圧
縮機1から吐出される冷媒を凝縮する凝縮器、3は凝縮
された冷媒を膨張させる膨張弁、4は膨張された二相冷
媒を蒸発させて冷凍負荷(図示せず)を冷却する冷水を
作る蒸発器で、蒸発した冷媒は圧縮機1に吸入される。
【0003】5は冷却サイクルのメイン配管、6は蒸発
器4の出口温度を検出して膨張弁3を制御する温度セン
サ、7は圧縮機1と蒸発器4の入口とを接続するバイパ
ス配管、8は圧縮機1の吸入圧力を検出する圧力セン
サ、9はバイパス配管7に設けられ、圧力センサ8の検
出に応じて制御される定圧式ホットガスバイパス弁であ
る。
【0004】次に動作について説明する。通常は容量制
御機構(図示せず)により、冷凍負荷の増減に応じて圧
縮機1の容量が段階的又は連続的に制御されている。
【0005】この容量制御による能力の調整が可能な間
は定圧式ホットガスバイパス弁9は閉じている。負荷が
減少し、圧縮機1の容量が最小(通常10〜30%程
度)に制御され、これ以下には圧縮機1では減少する負
荷に追従できなくなると、定圧式ホットガスバイパス弁
9を開き圧縮機1の吐出ガスを膨張弁3で膨張した二相
冷媒と混合させる。
【0006】従って、吐出ガスの1部が直接蒸発器4に
導かれるため、冷凍効果を有する冷媒の循環量が減り、
結果として冷却能力が低下する。冷却能力は定圧式ホッ
トガスバイパス弁9を通過する吐出ガスが増加するにつ
れて低下することになる。
【0007】定圧式ホットガスバイパス弁9を通過する
吐出ガスの量は、圧縮機1の吸込圧力を一定に保つよう
に定圧式ホットガスバイパス弁9が開閉することにより
制御される。即ち、負荷が減少し、蒸発器4から供給さ
れる冷水の温度が低下することにより、吸込圧力も低下
することを利用して制御を行うわけである。以上によ
り、供給される冷水温度が一定に保たれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の冷凍機の制御装
置は以上のように構成されているので、定圧式ホットガ
スバイパス弁9の応答性によっては、弁の開閉が遅れ、
吐出ガスが必要以上に流れすぎて圧縮機1がオーバーヒ
ートする場合があり、また、このような定圧式ホットガ
スバイパス弁9の大容量タイプ(80馬力以上)は標準
品ではなく、大形冷凍機に使用することが難しく、さら
にコストが高いなどの問題点があった。また、凝縮器2
で温水を作る場合は、温水温度を一定に制御するために
は、圧縮機1の吸込圧力の代わりに高圧側圧力を検出し
て定圧式バイパス弁9に取り込む必要がある等の問題点
があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、圧縮機のオーバーヒートを防止
できるとともに、大形冷凍機にも適用が容易な冷凍機の
制御装置を得ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る冷
凍機の制御装置は、圧縮機の容量が最小となったとき、
蒸発器の蒸発性能を低下させることにより、凝縮器の加
熱能力を低下させ、減少する負荷に対応するようにした
ものである。
【0011】請求項2の発明に係る冷凍機の制御装置
は、圧縮機の容量が最小となったとき、凝縮器の凝縮性
能を低下させることにより、蒸発器の冷却能力を低下さ
せ、減少する負荷に応答するようにしたものである。
【0012】
【作用】請求項1の発明における冷凍機の制御装置は、
圧縮機が最小の容量で運転しても、凝縮器から供給され
る温水の温度が上昇することを検出することにより、蒸
発器の性能を低下させていく制御が行われる。
【0013】請求項2の発明における冷凍機の制御装置
は、圧縮機が最小の容量で運転しても、蒸発器から供給
される冷水の温度が低下することを検出することによ
り、凝縮器の性能を低下させていく制御が行われる。
【0014】
【実施例】
実施例1.以下、請求項1の発明の一実施例を図につい
て説明する。図1においては図5と対応する部分には同
一符号を付して説明を省略する。図1において、10は
空気側熱交換器、11は空気側熱交換器10を空冷する
送風機である。これらの空気側熱交換器10と送風機1
1とにより空冷式の蒸発器4を構成している。
【0015】12は凝縮器2で作られる温水で、加熱負
荷(図示せず)との間で循環している。13は上記温水
12の出口温度を検出する温度センサ、14は温度セン
サ13の検出及び加熱負荷の増減に基づいて圧縮機1の
容量制御を行うと共に送風機11の風量を制御するコン
トローラである。
【0016】次に動作について説明する。コントローラ
14は図2のフローチャートにおいて、ステップST1
により、加熱負荷が減少し、温水12の温度が上昇して
いるか否かを調べ、負荷が減少しても温度が上昇しない
場合はメインルーチンに戻って通常の容量制御を行う。
温水12温度が上昇したときは、ステップST2でその
ときの圧縮機1の容量が最小に制御されているか否かを
調べる。最小でなければ、ステップST3で圧縮機1の
容量制御を行って温水12温度を一定に保つ。
【0017】上記ステップST2で最小に制御されてい
る場合は、ステップST4で空冷式の蒸発器4の送風機
11の回転数を減少させて、蒸発器4の蒸発能力を低下
させる。これにより冷凍機の低圧側圧力は下降し、冷凍
機の加熱能力が低下するので、負荷とバランスすること
になる。冷凍機加熱能力の低下割合は、例えば低圧が
0.1kg/cm2 下降するにつれて2〜3%である。
【0018】加熱負荷がさらに減少すれば、再び送風機
11の回転数を減少させる。但し、ステップST5で低
圧側圧力が許容値を越えたことが検出されたときは、制
御を中止する。以後は温度センサ13が所定温度に上昇
したことを検出したら、圧縮機1を停止させ、ステップ
ST6で送風機11の風量を増加させて低圧側圧力を許
容値内に戻す。なお、制御中に加熱負荷が増加してきた
場合は、送風機11の風量増加→圧縮機の容量増加とな
る。
【0019】実施例2.図3は請求項2の発明の一実施
例を示す。図3においては図1、図5と対応する部分に
は同一符号を付して説明を省略する。図3において、1
5は空気側熱交換器、16は空気側熱交換器15を空冷
する送風機である。これらの空気側熱交換器15と送風
機16とにより空冷式の凝縮器2を構成している。
【0020】17は蒸発器4で作られる冷水で、冷凍負
荷(図示せず)との間で循環している。18は上記冷水
17の出口温度を検出する温度センサ、19は温度セン
サ18の検出及び負荷の増減に基づいて圧縮機1の容量
制御を行うと共に送風機16の風量を制御するコントロ
ーラである。
【0021】次に動作について説明する。コントローラ
19は図4のフローチャートにおいて、ステップST1
1により、冷凍負荷が減少し、冷水17の温度が低下し
ているか否かを調べ、負荷が減少しても温度が低下しな
い場合はメインルーチンに戻って通常の容量制御を行
う。冷水17温度が低下したときは、ステップST12
でそのときの圧縮機1の容量が最小に制御されているか
否かを調べる。最小でなければ、ステップST13で圧
縮機1の容量制御を行って冷水17温度を一定に保つ。
【0022】上記ステップST12で最小に制御されて
いる場合は、ステップST14で空冷式の凝縮器2の送
風機16の回転数を減少させて、凝縮器2の凝縮能力を
低下させる。これにより冷凍機の高圧側圧力は上昇し、
冷凍機の冷却能力が低下するので、負荷とバランスする
ことになる。冷凍機冷却能力の低下割合は、例えば高圧
が1kg/cm2 下降するにつれて数%である。
【0023】冷凍負荷がさらに減少すれば、再び送風機
16の回転数を減少させる。但し、ステップST15で
高圧側圧力が許容値を越えたことが検出されたときは、
制御を中止する。以後は温度センサ18が所定温度に上
昇したことを検出したら、圧縮機1を停止させ、ステッ
プST16で送風機16の風量を増加させて高圧側圧力
を許容値内に戻す。なお、制御中に冷凍負荷が増加して
きた場合は、送風機16の風量増加→圧縮機の容量増加
となる。
【0024】なお、上記実施例1,2は送風器11,1
6の回転数制御としたが、送風機11,16が複数台あ
れば台数制御としても良い。
【0025】また、送風機11,16の風量制御の代わ
りに空気側熱交換器10,15の伝熱面積を電磁弁等に
より減少させて、蒸発能力、凝縮能力を低下させるよう
にしても良い。
【0026】また、蒸発器4、凝縮器2は水冷式でも良
く、その場合は冷水ポンプ、温水ポンプの回転数制御と
しても良い。
【0027】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、圧縮機の最小容量制御時に蒸発器の能力を制御する
ことにより、加熱負荷に供給される温水温度を一定に保
つように構成したので、大形冷凍機でも容易にかつ安価
に実施できる効果がある。
【0028】また、請求項2の発明によれば、圧縮機の
最小容量制御時に凝縮器の能力を制御することにより、
冷凍負荷に供給される冷水温度を一定に保つように構成
したので、大形冷凍機でも容易にかつ安価に実施できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例による冷凍機の制御
装置の構成図である。
【図2】同装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】請求項2の発明の一実施例による冷凍機の制御
装置の構成図である。
【図4】同装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】従来の冷凍機の制御装置の構成図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 凝縮器 3 膨張弁 4 蒸発器 12 温水 14 コントローラ 17 冷水 19 コントローラ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年3月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】加熱負荷がさらに減少すれば、再び送風機
11の回転数を減少させる。但し、ステップST5で低
圧側圧力が許容値を越えたことが検出されたときは、
テップST6で送風機11の風量を増加させて低圧側圧
力を許容値内に戻し、風量制御を中止する。以後は温度
センサ13が所定温度に上昇したことを検出したら、圧
縮機1を停止させる。なお、制御中に加熱負荷が増加し
てきた場合は、送風機11の風量増加→圧縮機の容量増
加となる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】冷凍負荷がさらに減少すれば、再び送風機
16の回転数を減少させる。但し、ステップST15で
高圧側圧力が許容値を越えたことが検出されたときは、
ステップST16で送風機16の風量を増加させて高圧
側圧力を許容値内に戻し、風量制御を中止する。以後は
温度センサ18が所定温度に下降したことを検出した
ら、圧縮機1を停止させる。なお、制御中に冷凍負荷が
増加してきた場合は、送風機16の風量増加→圧縮機の
容量増加となる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、膨張弁及び蒸発器から
    成る冷却サイクルを有し、上記凝縮器で温水を作ると共
    に、この温水温度を、加熱負荷に応じて上記圧縮機の容
    量を制御することにより一定に保つように成された冷凍
    機の制御装置において、上記圧縮機の容量が最小になっ
    たとき上記蒸発器の蒸発能力を制御することにより、上
    記温水温度を引き続き一定に保つ制御を行うコントロー
    ラを設けたことを特徴とする冷凍機の制御装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機、凝縮器、膨張弁及び蒸発器から
    成る冷却サイクルを有し、上記蒸発器で冷水を作ると共
    に、この冷水温度を、冷凍負荷に応じて上記圧縮機の容
    量を制御することにより一定に保つように成された冷凍
    機の制御装置において、上記圧縮機の容量が最小になっ
    たとき上記凝縮器の凝縮能力を制御することにより、上
    記冷水温度を引き続き一定に保つ制御を行うコントロー
    ラを設けたことを特徴とする冷凍機の制御装置。
JP32512991A 1991-11-14 1991-11-14 冷凍機の制御装置 Pending JPH05133625A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32512991A JPH05133625A (ja) 1991-11-14 1991-11-14 冷凍機の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32512991A JPH05133625A (ja) 1991-11-14 1991-11-14 冷凍機の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05133625A true JPH05133625A (ja) 1993-05-28

Family

ID=18173403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32512991A Pending JPH05133625A (ja) 1991-11-14 1991-11-14 冷凍機の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05133625A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010145035A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Hitachi Metals Ltd 冷却装置
JP2013245867A (ja) * 2012-05-25 2013-12-09 Mitsubishi Electric Corp 二元冷凍装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010145035A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Hitachi Metals Ltd 冷却装置
JP2013245867A (ja) * 2012-05-25 2013-12-09 Mitsubishi Electric Corp 二元冷凍装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100250927B1 (ko) 냉동시스템의 모터 냉각
JP5633737B2 (ja) 空気調和装置
JP3610402B2 (ja) 熱ポンプ装置
CN109341125B (zh) 一种制冷系统和控制方法
JPH10148407A (ja) 空調装置
JP2002228282A (ja) 冷凍装置
JPH05133625A (ja) 冷凍機の制御装置
JP3996321B2 (ja) 空調機とその制御方法
JP4252184B2 (ja) 空気調和機の冷媒流量制御装置
JPH10148409A (ja) 空気調和装置
JPH04222341A (ja) 空気調和装置の運転制御装置
JPH05264108A (ja) 冷凍装置
JPH0828975A (ja) ターボ冷凍機
JP2506377B2 (ja) 空気調和機とその制御方法
JP2004144351A (ja) 多室形空気調和機の制御方法
JP4167308B2 (ja) 冷媒循環式熱移動装置
JP2572648B2 (ja) 製氷機用圧縮機の過熱防止装置
JP4318369B2 (ja) スクリュー式冷凍機
JP2003028516A (ja) 冷凍サイクル制御装置
JPH06272971A (ja) 空気調和機
JP2004198048A (ja) 冷凍装置
JPH09126567A (ja) 空調装置
JPH08145494A (ja) 吸収式ヒートポンプ装置
JP2005048982A (ja) 冷凍装置
JP3819523B2 (ja) 冷凍装置