JPH05133428A - 車輪ブレーキ装置 - Google Patents
車輪ブレーキ装置Info
- Publication number
- JPH05133428A JPH05133428A JP4096490A JP9649092A JPH05133428A JP H05133428 A JPH05133428 A JP H05133428A JP 4096490 A JP4096490 A JP 4096490A JP 9649092 A JP9649092 A JP 9649092A JP H05133428 A JPH05133428 A JP H05133428A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake
- pressure
- actuator
- disc
- fluid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D55/00—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
- F16D55/02—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members
- F16D55/025—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members with two or more rotating discs at least one of them being located axially
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 金属円板を有するブレーキと炭素円板を有す
る両ブレーキの利点を有し、両ブレーキの欠点の無い円
板ブレーキの提供。 【構成】 少なくとも2つのブレーキ円板1,2と、制
動用圧力流体を供給する供給装置と、ブレーキ流体供給
装置と接続されてブレーキ円板1,2に作用する圧力装
置とを備え、少なくとも1つの円板は金属1で、少なく
とも1つの他の円板2が炭素から造られ、圧力装置が第
1、2のアクチュエータ13,14から成り、夫々金属
円板1と炭素円板2と協同してブレーキ流体が各平行な
接続部を介して供給され、遮断装置はブレーキ流体の圧
力の作用に応答し、且つ第1アクチュエータ13と供給
装置の間の連通を許すよう金属円板1と連動した第1ア
クチュエータ13とブレーキ流体供給装置との接続を外
すよう金属円板1と関連した第1アクチュエータ13に
流体供給装置を接続する接続部に設けたことを特徴とす
る。
る両ブレーキの利点を有し、両ブレーキの欠点の無い円
板ブレーキの提供。 【構成】 少なくとも2つのブレーキ円板1,2と、制
動用圧力流体を供給する供給装置と、ブレーキ流体供給
装置と接続されてブレーキ円板1,2に作用する圧力装
置とを備え、少なくとも1つの円板は金属1で、少なく
とも1つの他の円板2が炭素から造られ、圧力装置が第
1、2のアクチュエータ13,14から成り、夫々金属
円板1と炭素円板2と協同してブレーキ流体が各平行な
接続部を介して供給され、遮断装置はブレーキ流体の圧
力の作用に応答し、且つ第1アクチュエータ13と供給
装置の間の連通を許すよう金属円板1と連動した第1ア
クチュエータ13とブレーキ流体供給装置との接続を外
すよう金属円板1と関連した第1アクチュエータ13に
流体供給装置を接続する接続部に設けたことを特徴とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車輪の円板ブレーキに
関するもので、この様なこの発明のブレーキは専らでは
ないが、特に、大型トラックの車輪の制動に用いるのに
適している。
関するもので、この様なこの発明のブレーキは専らでは
ないが、特に、大型トラックの車輪の制動に用いるのに
適している。
【0002】
【従来の技術】車輪と一緒に回転するよう抑制される1
つ以上の円板と、車輪を制動するよう円板に軸方向の圧
力を作用できるアクチュエータとを有する円板ブレーキ
が知られている。一般に、ブレーキが複数個の円板を有
する時に、車輪と一緒に回転するよう抑制され続ける円
板の幾つかは、それにも拘わらず車輪の軸心と平行に滑
動できるよう取り付けられている。
つ以上の円板と、車輪を制動するよう円板に軸方向の圧
力を作用できるアクチュエータとを有する円板ブレーキ
が知られている。一般に、ブレーキが複数個の円板を有
する時に、車輪と一緒に回転するよう抑制され続ける円
板の幾つかは、それにも拘わらず車輪の軸心と平行に滑
動できるよう取り付けられている。
【0003】実際に、原料が異なる2つの型の円板ブレ
ーキ、所謂金属円板を有するブレーキと、炭素円板を有
するブレーキが知られている。
ーキ、所謂金属円板を有するブレーキと、炭素円板を有
するブレーキが知られている。
【0004】金属円板を有するブレーキにおいては、こ
れら円板は鋼、鋳鉄、銅等で造られ、ブレーキライニン
グが例えばアスベスト繊維とフェノール樹脂、ガラス混
合物、セラミック・金属混合物等から造ることが出来る
円板に対してアクチュエータがブレーキライニングを押
圧する。炭素円板を有するブレーキにおいては、ブレー
キライニングは炭素から同様に造られる。
れら円板は鋼、鋳鉄、銅等で造られ、ブレーキライニン
グが例えばアスベスト繊維とフェノール樹脂、ガラス混
合物、セラミック・金属混合物等から造ることが出来る
円板に対してアクチュエータがブレーキライニングを押
圧する。炭素円板を有するブレーキにおいては、ブレー
キライニングは炭素から同様に造られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これら2つの型の円板
ブレーキの各々は利点と欠点を持っている。
ブレーキの各々は利点と欠点を持っている。
【0006】金属円板を有するブレーキに依れば、摩耗
は単位面積(cm2)当たり小さい力で良好であり、ブレー
キライニング材料の費用は安い。比較するに、摩耗は、
単位面積(cm2)当たり大きな力で制動する時に急速に低
下し、与えられた質量におけるエネルギー貯蔵は、ライ
ニングと円板に使用される材料の比熱と乏しい耐火特性
のために低い。
は単位面積(cm2)当たり小さい力で良好であり、ブレー
キライニング材料の費用は安い。比較するに、摩耗は、
単位面積(cm2)当たり大きな力で制動する時に急速に低
下し、与えられた質量におけるエネルギー貯蔵は、ライ
ニングと円板に使用される材料の比熱と乏しい耐火特性
のために低い。
【0007】円板を有しライニングが炭素で造られたブ
レーキにおいては、単位面積(cm2)当たり小さい力で、
摩耗はブレーキのライニングが金属円板であるものと同
じ値であり、単位面積(cm2)当たり大きな力で、摩耗は
金属円板を有するブレーキのライニングにおけるよりも
相当良好であり、与えられた質量におけるエネルギー貯
蔵は炭素の耐火特性と高い比熱のために高い。
レーキにおいては、単位面積(cm2)当たり小さい力で、
摩耗はブレーキのライニングが金属円板であるものと同
じ値であり、単位面積(cm2)当たり大きな力で、摩耗は
金属円板を有するブレーキのライニングにおけるよりも
相当良好であり、与えられた質量におけるエネルギー貯
蔵は炭素の耐火特性と高い比熱のために高い。
【0008】比較するに、炭素の費用は高いので、従っ
て、各制動作用は高価である。
て、各制動作用は高価である。
【0009】この発明の目的は上述の課題を解決すると
共に、金属円板を有するブレーキと炭素円板を有する両
ブレーキの利点を有し両ブレーキの欠点の無い円板ブレ
ーキを提供することにある。
共に、金属円板を有するブレーキと炭素円板を有する両
ブレーキの利点を有し両ブレーキの欠点の無い円板ブレ
ーキを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このために、この発明の
車輪ブレーキ装置は、少なくとも2つのブレーキ円板
と、制動用圧力流体を供給する供給装置と、制動用流体
と連通供給装置と接続されて制動用円板に作用する圧力
装置とを備えており、少なくとも1つの円板は金属から
造られて、少なくとも1つの他の円板は炭素から造ら
れ、圧力装置は第1と第2のアクチュエータとを有し、
これらアクチュエータは金属円板と炭素円板と夫々協同
し、アクチュエータのピストンは円板からピストンを離
す方向に動かすよう為す各弾性ばね装置の作用を受ける
よう出来て、第1、第2アクチュエータは各々平行な接
続部を介して供給装置から制動流体が供給され、制動用
流体の圧力の作用に応答する遮断装置は、制動用流体の
圧力が制限圧力値以下である時にだけ第1アクチュエー
タと供給装置の間の連通を許すよう金属円板と連動した
第1アクチュエータに供給装置を接続する接続部に設け
られている。
車輪ブレーキ装置は、少なくとも2つのブレーキ円板
と、制動用圧力流体を供給する供給装置と、制動用流体
と連通供給装置と接続されて制動用円板に作用する圧力
装置とを備えており、少なくとも1つの円板は金属から
造られて、少なくとも1つの他の円板は炭素から造ら
れ、圧力装置は第1と第2のアクチュエータとを有し、
これらアクチュエータは金属円板と炭素円板と夫々協同
し、アクチュエータのピストンは円板からピストンを離
す方向に動かすよう為す各弾性ばね装置の作用を受ける
よう出来て、第1、第2アクチュエータは各々平行な接
続部を介して供給装置から制動流体が供給され、制動用
流体の圧力の作用に応答する遮断装置は、制動用流体の
圧力が制限圧力値以下である時にだけ第1アクチュエー
タと供給装置の間の連通を許すよう金属円板と連動した
第1アクチュエータに供給装置を接続する接続部に設け
られている。
【0011】従って、予定された圧力値の選択によっ
て、この発明の車輪ブレーキは、良好な性能を有する金
属円板を使用する最も頻繁に制動作用(低エネルギーで
低出力)を行うと共に、制動状態下の炭素円板の使用が
高価であるので、炭素円板が作動されず、更に、炭素円
板の使用が希で、そのために十分安価で、金属円板が従
って制限圧力にまで作動されて関連したブレーキライニ
ングの破損を避けるような具合に炭素円板を用いる小さ
な度々の制動作用(高エネルギーで大きな力)を行って
いる。
て、この発明の車輪ブレーキは、良好な性能を有する金
属円板を使用する最も頻繁に制動作用(低エネルギーで
低出力)を行うと共に、制動状態下の炭素円板の使用が
高価であるので、炭素円板が作動されず、更に、炭素円
板の使用が希で、そのために十分安価で、金属円板が従
って制限圧力にまで作動されて関連したブレーキライニ
ングの破損を避けるような具合に炭素円板を用いる小さ
な度々の制動作用(高エネルギーで大きな力)を行って
いる。
【0012】従って、この発明のブレーキは組み合った
制動技術(金属円板と炭素円板を使用する)を実施し
て、これによって金属円板のためのライニングと炭素ラ
イニングとを良好な効果にて用いることが出来るよう為
して、異なった作動状態の元で適切な実施を異なった種
類のライニングが行うことを為すべく出来ることが理解
できる。この発明の組み合った制動技術は費用と質量、
すなわち嵩張りと制動エネルギーおよび力の管理とに対
して同時に有利である。従って、速度の市場的増加がブ
レーキの制動能力に密接に起因した大型トラックに特に
適している。
制動技術(金属円板と炭素円板を使用する)を実施し
て、これによって金属円板のためのライニングと炭素ラ
イニングとを良好な効果にて用いることが出来るよう為
して、異なった作動状態の元で適切な実施を異なった種
類のライニングが行うことを為すべく出来ることが理解
できる。この発明の組み合った制動技術は費用と質量、
すなわち嵩張りと制動エネルギーおよび力の管理とに対
して同時に有利である。従って、速度の市場的増加がブ
レーキの制動能力に密接に起因した大型トラックに特に
適している。
【0013】この発明の特に簡単な実施例においては、
遮断装置は、弁を弁座から離す方向に動かすよう為すば
ねによって押圧される弁または同様な部材により構成さ
れている。
遮断装置は、弁を弁座から離す方向に動かすよう為すば
ねによって押圧される弁または同様な部材により構成さ
れている。
【0014】従って、ブレーキ流体が弁に作用される時
に、戻りばねにより作用される対向する力よりも小さい
力を流体が弁に作用する限りは弁は開いている。流体圧
力に基づく力が戻りばねの力を越えると直ちに、弁は閉
じ、これによって金属円板と関連したアクチュエータと
ブレーキ流体供給装置との連通を停止する。逆に、流体
圧力により作用される力が低下して戻りばねの力以下に
戻った時に、弁は再び開く。
に、戻りばねにより作用される対向する力よりも小さい
力を流体が弁に作用する限りは弁は開いている。流体圧
力に基づく力が戻りばねの力を越えると直ちに、弁は閉
じ、これによって金属円板と関連したアクチュエータと
ブレーキ流体供給装置との連通を停止する。逆に、流体
圧力により作用される力が低下して戻りばねの力以下に
戻った時に、弁は再び開く。
【0015】従って、ブレーキ圧力が戻りばねによって
決められる所定値を越えるといつでも、弁は圧力制限器
として作用して金属円板に関連したアクチュエータへの
ブレーキ流体の流れを遮断する。
決められる所定値を越えるといつでも、弁は圧力制限器
として作用して金属円板に関連したアクチュエータへの
ブレーキ流体の流れを遮断する。
【0016】従って、この簡単な実施例は以下の、金属
円板に単位面積(cm2)当たり作用出来る力が制限され、
これによってライニングが非常に迅速な摩耗を受ける原
因を排除すること、ブレーキ流体圧力が制限圧力を越え
る夫々の時に、炭素円板に蓄えられる量と比較した金属
円板に蓄えられるエネルギーの量が制限されること、等
の利点を有している。金属円板に関連したライニングの
保存の増大に対し、円板の1つだけが滑動可能に取り付
けられる時に、円板を金属円板とすることによって熱が
車輪に吸収される割合を改善する利点が有ることが理解
出来る。
円板に単位面積(cm2)当たり作用出来る力が制限され、
これによってライニングが非常に迅速な摩耗を受ける原
因を排除すること、ブレーキ流体圧力が制限圧力を越え
る夫々の時に、炭素円板に蓄えられる量と比較した金属
円板に蓄えられるエネルギーの量が制限されること、等
の利点を有している。金属円板に関連したライニングの
保存の増大に対し、円板の1つだけが滑動可能に取り付
けられる時に、円板を金属円板とすることによって熱が
車輪に吸収される割合を改善する利点が有ることが理解
出来る。
【0017】併し、非常に長い時間の間ブレーキ、すな
わち制動を続ける場合には、円板厚さの減少がアクチュ
エータ作用圧力を自動的に停止して圧力制限器が作動さ
れているので、熱損傷に対する金属円板に関連した厚い
ライニングをうけることが出来ない。圧力制限器はブレ
ーキ流体の流れの遮断による圧力を制限すること、並び
に温度と共に大きく低下する摩擦係数を有した金属円板
にライニングを用いるべく出来るように成り、これによ
ってライニングにおける制動力(与えられたアクチュエ
ータ圧力)を低減して温度上昇を減少すべく出来るよう
に成ること、等は重要でない。このブレーキライニング
の非常に一般的な特長は容易に得られ、欠点を成すよう
一般的に考えられる。同時に、炭素円板により受けられ
る制動力は補うよう増大する。
わち制動を続ける場合には、円板厚さの減少がアクチュ
エータ作用圧力を自動的に停止して圧力制限器が作動さ
れているので、熱損傷に対する金属円板に関連した厚い
ライニングをうけることが出来ない。圧力制限器はブレ
ーキ流体の流れの遮断による圧力を制限すること、並び
に温度と共に大きく低下する摩擦係数を有した金属円板
にライニングを用いるべく出来るように成り、これによ
ってライニングにおける制動力(与えられたアクチュエ
ータ圧力)を低減して温度上昇を減少すべく出来るよう
に成ること、等は重要でない。このブレーキライニング
の非常に一般的な特長は容易に得られ、欠点を成すよう
一般的に考えられる。同時に、炭素円板により受けられ
る制動力は補うよう増大する。
【0018】それにも拘わらず、この簡単な実施例にお
いては、炭素円板に関連した第2のアクチュエータは、
流体が低圧であってもブレーキ流体が供給されることが
理解されよう。従って、ブレーキ使用費用を避けるため
に、炭素円板に関連した第2アクチュエータのピストン
のための弾性ばね装置が有利であるので、制限圧力値に
大体等しいブレーキ流体の圧力値からだけ炭素円板に対
して第2アクチュエータのピストンが押圧される。
いては、炭素円板に関連した第2のアクチュエータは、
流体が低圧であってもブレーキ流体が供給されることが
理解されよう。従って、ブレーキ使用費用を避けるため
に、炭素円板に関連した第2アクチュエータのピストン
のための弾性ばね装置が有利であるので、制限圧力値に
大体等しいブレーキ流体の圧力値からだけ炭素円板に対
して第2アクチュエータのピストンが押圧される。
【0019】この様な具合に、炭素円板とライニングは
低圧ではどんなブレーキ作用も作用せずに、金属円板と
この金属円板に関連したライニングが遮断装置によるブ
レーキ圧力流体の供給装置から遮断されるように成る時
に、瞬間的にだけ作用するように成る。
低圧ではどんなブレーキ作用も作用せずに、金属円板と
この金属円板に関連したライニングが遮断装置によるブ
レーキ圧力流体の供給装置から遮断されるように成る時
に、瞬間的にだけ作用するように成る。
【0020】この発明の車輪ブレーキの一層完璧な実施
例においては、遮断装置は、ブレーキ流体の圧力が制限
圧力値にほゞ等しい時に炭素円板と関連した第2アクチ
ュエータに向かってブレーキ圧力流体が流れるよう許す
部材を有している。
例においては、遮断装置は、ブレーキ流体の圧力が制限
圧力値にほゞ等しい時に炭素円板と関連した第2アクチ
ュエータに向かってブレーキ圧力流体が流れるよう許す
部材を有している。
【0021】従って、炭素円板は制限圧力値以下では、
すなわち金属円板に関連したライニングによってだけ設
けられる小さい力の制動の間は、空動するよう出来な
い。
すなわち金属円板に関連したライニングによってだけ設
けられる小さい力の制動の間は、空動するよう出来な
い。
【0022】好適に、この変形例では、遮断装置は、弱
いばねから推力を受けてブレーキ流体の圧力の作用に対
して閉鎖方向に作用される逆止弁を有しており、圧力が
第2アクチュエータに供給すべく必要とされる最小値以
下に成った時に、供給装置に第2アクチュエータと関連
した接続部を接続する通路を逆止弁は閉鎖する。
いばねから推力を受けてブレーキ流体の圧力の作用に対
して閉鎖方向に作用される逆止弁を有しており、圧力が
第2アクチュエータに供給すべく必要とされる最小値以
下に成った時に、供給装置に第2アクチュエータと関連
した接続部を接続する通路を逆止弁は閉鎖する。
【0023】従って、逆止弁は、圧力状態が可能に成る
時に、アクチュエータのピストンと関連した弾性ばね装
置の作用の元に第2アクチュエータの回路を開路すべく
出来る。
時に、アクチュエータのピストンと関連した弾性ばね装
置の作用の元に第2アクチュエータの回路を開路すべく
出来る。
【0024】併し、高圧制動の際に炭素ライニングを不
作動にして、圧力が制限値以下に低下した時でも、弾性
ばね装置の力よりも大きな力を圧力が作用する限りは、
これら炭素ライニングは作用している。この特長は、炭
素ライニングが制動の始めに摩耗するので、炭素摩耗を
低下しない。
作動にして、圧力が制限値以下に低下した時でも、弾性
ばね装置の力よりも大きな力を圧力が作用する限りは、
これら炭素ライニングは作用している。この特長は、炭
素ライニングが制動の始めに摩耗するので、炭素摩耗を
低下しない。
【0025】この発明の第1の実施例と比較して、この
第2の実施例は以下の様な利点を有している。炭素円板
の使用が希で、これによって良好な節約が出来ること、
炭素は、緩やかな勾配の長い降下の際に熱を蓄積すべく
使用出来、従って、小さい制動力を必要とすることで、
これは、下降勾配が長くて短時間で制動圧力を増大して
炭素ブレーキを空動にし、そこでブレーキを小さい力で
作動維持し、これによって金属円板に関連したライニン
グと一緒にエネルギーを蓄積するよう為すのが見られる
ブレーキを有する車両の運転者によってのみ出来るこ
と、上述の項に記載されると同一の利点が、低圧制動が
或る時間(例えば、10秒〜20秒)続いて炭素円板が
自動的に不作動に為る様に、小さいが確かな漏れ(例え
ば、逆止弁にて)の有る第2アクチュエータと連通する
ための部材を設けることによって運転者が特別な作用を
必要とすること無く得ることが出来ること、等である。
第2の実施例は以下の様な利点を有している。炭素円板
の使用が希で、これによって良好な節約が出来ること、
炭素は、緩やかな勾配の長い降下の際に熱を蓄積すべく
使用出来、従って、小さい制動力を必要とすることで、
これは、下降勾配が長くて短時間で制動圧力を増大して
炭素ブレーキを空動にし、そこでブレーキを小さい力で
作動維持し、これによって金属円板に関連したライニン
グと一緒にエネルギーを蓄積するよう為すのが見られる
ブレーキを有する車両の運転者によってのみ出来るこ
と、上述の項に記載されると同一の利点が、低圧制動が
或る時間(例えば、10秒〜20秒)続いて炭素円板が
自動的に不作動に為る様に、小さいが確かな漏れ(例え
ば、逆止弁にて)の有る第2アクチュエータと連通する
ための部材を設けることによって運転者が特別な作用を
必要とすること無く得ることが出来ること、等である。
【0026】従って、この発明の上述の実施例は、異な
った型のライニングを有した装置を用いる適切な制動に
必要な全ての状態を満足する。
った型のライニングを有した装置を用いる適切な制動に
必要な全ての状態を満足する。
【0027】この様な状況の元では、遮断装置が、ハウ
ジングの内側に設けられてブレーキ流体供給装置に先ず
接続されて次いで第1、第2アクチュエータに関連した
接続部に接続された可動配分弁部材を有することが好適
である。従って、通路と逆止弁が可動配分弁部材の内側
に設けられるのが好適である。
ジングの内側に設けられてブレーキ流体供給装置に先ず
接続されて次いで第1、第2アクチュエータに関連した
接続部に接続された可動配分弁部材を有することが好適
である。従って、通路と逆止弁が可動配分弁部材の内側
に設けられるのが好適である。
【0028】この発明の前後の関係において、両ブレー
キ円板を車輪に固着するか、或は両ブレーキ円板の1つ
を車輪の軸心に平行に滑動出来るよう取り付けることが
出来る。最初の場合に、アクチュエータを支持するよう
必要とされる2つの通常のキャリパーが、特に摩耗を補
正するよう車輪の軸心と平行な軸心に沿って互いに個別
に滑動出来なければならない。
キ円板を車輪に固着するか、或は両ブレーキ円板の1つ
を車輪の軸心に平行に滑動出来るよう取り付けることが
出来る。最初の場合に、アクチュエータを支持するよう
必要とされる2つの通常のキャリパーが、特に摩耗を補
正するよう車輪の軸心と平行な軸心に沿って互いに個別
に滑動出来なければならない。
【0029】第2の場合に、両アクチュエータ支持キャ
リパーは単一装置(これによって重量を節約する)に組
み合わせて、単一装置を車輪の軸心に平行な軸心に沿っ
て同様に滑動く出来るよう為す。従って、単一キャリパ
ー装置によって遮断装置が支持されるのが最も有利であ
る。嵩張るのが従って最小にされ、ブレーキ圧力流体を
搬送する1つだけのホースが単一キャリパー装置で終わ
るよう必要とされる。
リパーは単一装置(これによって重量を節約する)に組
み合わせて、単一装置を車輪の軸心に平行な軸心に沿っ
て同様に滑動く出来るよう為す。従って、単一キャリパ
ー装置によって遮断装置が支持されるのが最も有利であ
る。嵩張るのが従って最小にされ、ブレーキ圧力流体を
搬送する1つだけのホースが単一キャリパー装置で終わ
るよう必要とされる。
【0030】この発明の実施例が添付図面を参照して例
により詳細に説明されよう。
により詳細に説明されよう。
【0031】
【実施例】図1に概略的に示されるこの発明のブレーキ
の実施例は鋼、鋳鉄、銅等で造られた金属円板1と炭素
円板2とを有する。金属円板1は軸心X−X回りの車輪
(図示しない)のボス3と一体に成っており、炭素円板
2はボス3と一緒に回転するよう強制されているが、一
組の軸方向のスプライン4と溝5とから成る通常の手段
によってボス3に沿って滑動できる。スプライン4と溝
5はボス3に設けられており、炭素円板2の中央開口8
の周囲に設けられてボス3と嵌合係合するノッチ6と歯
7と係合している。金属円板1と炭素円板2の軸心は車
輪の軸心X−Xと同心である。
の実施例は鋼、鋳鉄、銅等で造られた金属円板1と炭素
円板2とを有する。金属円板1は軸心X−X回りの車輪
(図示しない)のボス3と一体に成っており、炭素円板
2はボス3と一緒に回転するよう強制されているが、一
組の軸方向のスプライン4と溝5とから成る通常の手段
によってボス3に沿って滑動できる。スプライン4と溝
5はボス3に設けられており、炭素円板2の中央開口8
の周囲に設けられてボス3と嵌合係合するノッチ6と歯
7と係合している。金属円板1と炭素円板2の軸心は車
輪の軸心X−Xと同心である。
【0032】また、図1に示されるブレーキは、車輪の
軸心X−Xと平行に矢印f方向に滑動できるよう滑動路
(図示しない)に設けられた回転しないキャリパー9を
有している。仕切り12により分けられた開口したハウ
ジング10、11がキャリパー9に形成されて居て、金
属円板1と炭素円板2の周辺がこれら開口したハウジン
グ10、11に夫々受けられている。
軸心X−Xと平行に矢印f方向に滑動できるよう滑動路
(図示しない)に設けられた回転しないキャリパー9を
有している。仕切り12により分けられた開口したハウ
ジング10、11がキャリパー9に形成されて居て、金
属円板1と炭素円板2の周辺がこれら開口したハウジン
グ10、11に夫々受けられている。
【0033】仕切り12と反対側の開口したハウジング
10の側部に仕切り12と向かい合ってアクチュエータ
13がキャリパー9に設けられている。同様に、仕切り
12と反対側の開口したハウジング11の側部に仕切り
12と向かい合ってアクチュエータ14がキャリパー9
に設けられている。アクチュエータ13、14のピスト
ン15、16は各戻りばね17、18と関連している。
アクチュエータ13、14は弾性ホース19を介してブ
レーキ流体が供給される。
10の側部に仕切り12と向かい合ってアクチュエータ
13がキャリパー9に設けられている。同様に、仕切り
12と反対側の開口したハウジング11の側部に仕切り
12と向かい合ってアクチュエータ14がキャリパー9
に設けられている。アクチュエータ13、14のピスト
ン15、16は各戻りばね17、18と関連している。
アクチュエータ13、14は弾性ホース19を介してブ
レーキ流体が供給される。
【0034】ピストン15と仕切り12によって夫々支
持されたブレーキライニング20、21は、ハウジング
10内に突入している金属円板1の周辺と向かい合って
設けられている。例により、ブレーキライニング20、
21はアスベスト繊維とフェノール樹脂、ガラス質混合
物、セラミック金属混合物、或は金属ブレーキ円板と協
同して使用される他の適宜な材料で造ることが出来る。
同様に、炭素ブレーキライニング22、23は、ハウジ
ング11内に突入している炭素円板2の周辺と向かい合
って設けられている。
持されたブレーキライニング20、21は、ハウジング
10内に突入している金属円板1の周辺と向かい合って
設けられている。例により、ブレーキライニング20、
21はアスベスト繊維とフェノール樹脂、ガラス質混合
物、セラミック金属混合物、或は金属ブレーキ円板と協
同して使用される他の適宜な材料で造ることが出来る。
同様に、炭素ブレーキライニング22、23は、ハウジ
ング11内に突入している炭素円板2の周辺と向かい合
って設けられている。
【0035】図2の実施例に示される様に、ホース19
はエンドピース24を介して、キャリパー9に形成され
た室25に開口している。室25は夫々ダクト26、2
7を介してアクチュエータ13、14に接続されてい
る。更に、室25とダクト26の間の連通は、ヘッド2
8が室25の内側に在ってシート29と適宜に協同して
いる弁の制御の下にある。弁のロッド30は弁の滑動案
内を形成している。出口33を介して大気と連通した室
32内に受けられたばね31はシート29から離れて弁
ヘッド28を上昇するよう為す。シールガスケット34
が、シート29と向かい合う弁ヘッド28の面に設ける
ことが出来る。
はエンドピース24を介して、キャリパー9に形成され
た室25に開口している。室25は夫々ダクト26、2
7を介してアクチュエータ13、14に接続されてい
る。更に、室25とダクト26の間の連通は、ヘッド2
8が室25の内側に在ってシート29と適宜に協同して
いる弁の制御の下にある。弁のロッド30は弁の滑動案
内を形成している。出口33を介して大気と連通した室
32内に受けられたばね31はシート29から離れて弁
ヘッド28を上昇するよう為す。シールガスケット34
が、シート29と向かい合う弁ヘッド28の面に設ける
ことが出来る。
【0036】従って、運転者が図示しないブレーキ作動
部材、すなわちペダルを作動する時に、ホース19内の
流体の圧力が通常の様に増圧されるように成る。ばね3
1が作用する力よりも小さい力が弁ヘッド28に作用す
るよう流体の圧力が十分に低い限りは、弁ヘッド28と
ロッド30は開いたまゝで、流体の圧力が各ダクト2
6、27を介してアクチュエータ13、14に夫々作用
される。従って、アクチュエータ13、14が同時に作
動されるので、車輪は図1に示される状態に金属円板1
と炭素円板2の同時作用によって制動される、すなわち
ブレーキが掛けられる。ばね31により弁に作用される
力よりも十分大きな力が弁に作用される制限値に流体の
圧力が達するや否や、弁ヘッド28は閉じてガスケット
34がシート29に対して押圧される。この制限値はば
ね31によって決められることが理解できよう。この瞬
間に、アクチュエータ14だけは流体を供給して、全て
の追加の制動は炭素円板2に対するアクチュエータ14
の作用だけになる。運転者がブレーキアクチュエータへ
の作用を停止する時に、流体圧力が下がる結果、ばね3
1により作用する力よりも弁ヘッド28に作用する力が
小さくなるや否や、弁ヘッド28とロッド30はばね3
1の作用の下で開く。
部材、すなわちペダルを作動する時に、ホース19内の
流体の圧力が通常の様に増圧されるように成る。ばね3
1が作用する力よりも小さい力が弁ヘッド28に作用す
るよう流体の圧力が十分に低い限りは、弁ヘッド28と
ロッド30は開いたまゝで、流体の圧力が各ダクト2
6、27を介してアクチュエータ13、14に夫々作用
される。従って、アクチュエータ13、14が同時に作
動されるので、車輪は図1に示される状態に金属円板1
と炭素円板2の同時作用によって制動される、すなわち
ブレーキが掛けられる。ばね31により弁に作用される
力よりも十分大きな力が弁に作用される制限値に流体の
圧力が達するや否や、弁ヘッド28は閉じてガスケット
34がシート29に対して押圧される。この制限値はば
ね31によって決められることが理解できよう。この瞬
間に、アクチュエータ14だけは流体を供給して、全て
の追加の制動は炭素円板2に対するアクチュエータ14
の作用だけになる。運転者がブレーキアクチュエータへ
の作用を停止する時に、流体圧力が下がる結果、ばね3
1により作用する力よりも弁ヘッド28に作用する力が
小さくなるや否や、弁ヘッド28とロッド30はばね3
1の作用の下で開く。
【0037】もし、炭素円板が大体制限値以下の流体圧
力で作動すべく成らないよう所望されると、ばね18は
課せられるべく所要されるだけで、従って、流体圧力が
制限値と実質的に等しくなる迄、ばね力はピストン16
が変位されるのを防止する。
力で作動すべく成らないよう所望されると、ばね18は
課せられるべく所要されるだけで、従って、流体圧力が
制限値と実質的に等しくなる迄、ばね力はピストン16
が変位されるのを防止する。
【0038】図3、図4の変形例において、図2の部材
9、19、24、25、26、27、31、32、33
が見られる。併し、この場合に、室25はスライダのた
めに円形の形状に造られている。スライダ34は室25
内を移動でき、弁28、30を取り換えている。スライ
ダ34はばね31の作用を受ける。
9、19、24、25、26、27、31、32、33
が見られる。併し、この場合に、室25はスライダのた
めに円形の形状に造られている。スライダ34は室25
内を移動でき、弁28、30を取り換えている。スライ
ダ34はばね31の作用を受ける。
【0039】スライダ34は、スライダ34の周辺に向
かって開口していた室35内に設けられた弱いばねによ
って押圧された逆止弁37によって互いに隔てられた2
つの内室35、36を有している。スライダ34の内側
のダクト39は室35とホース19の間の連通を設けて
いる。スライダ34は室25の内側の2つの端の位置の
間を動くことが出来る。
かって開口していた室35内に設けられた弱いばねによ
って押圧された逆止弁37によって互いに隔てられた2
つの内室35、36を有している。スライダ34の内側
のダクト39は室35とホース19の間の連通を設けて
いる。スライダ34は室25の内側の2つの端の位置の
間を動くことが出来る。
【0040】図3に示される様に、これら2つの端の位
置の第1の位置では、ばね31は最大に延びていて、室
35、36がダクト26、27によって夫々連通してい
る。第2の位置(図4)では、ばね31は最小で、ダク
ト26がスライダ34により閉鎖され、ダクト27が室
35と連通され、室36は室25の壁によって閉鎖され
ている。
置の第1の位置では、ばね31は最大に延びていて、室
35、36がダクト26、27によって夫々連通してい
る。第2の位置(図4)では、ばね31は最小で、ダク
ト26がスライダ34により閉鎖され、ダクト27が室
35と連通され、室36は室25の壁によって閉鎖され
ている。
【0041】従って、運転者がブレーキ作動部材(図示
しない)を作動する時に、ホース19内の流体圧力がダ
クト39、室35、ダクト26を介してアクチュエータ
13に伝えられる。ばね31(図3参照)により作用さ
れるばね力より小さな力をスライダ34に流体圧力が作
用している間は、ダクト27が逆止弁37によって室3
5から遮断されているので、金属円板1だけが制動作用
に使われる。
しない)を作動する時に、ホース19内の流体圧力がダ
クト39、室35、ダクト26を介してアクチュエータ
13に伝えられる。ばね31(図3参照)により作用さ
れるばね力より小さな力をスライダ34に流体圧力が作
用している間は、ダクト27が逆止弁37によって室3
5から遮断されているので、金属円板1だけが制動作用
に使われる。
【0042】比較するに、流体圧力がばね31により決
められた制限値を越えれば、ダクト26が閉鎖されて且
つダクト39を介して圧力流体を受ける室35とダクト
27が連通される迄、スライダ34は圧力流体によって
押圧される(図4参照)。この様な状態の元で、炭素円
板2だけが制動力を高めるよう用いられ、金属円板1は
実質的に一定値のトルクを作用し続ける。
められた制限値を越えれば、ダクト26が閉鎖されて且
つダクト39を介して圧力流体を受ける室35とダクト
27が連通される迄、スライダ34は圧力流体によって
押圧される(図4参照)。この様な状態の元で、炭素円
板2だけが制動力を高めるよう用いられ、金属円板1は
実質的に一定値のトルクを作用し続ける。
【0043】もし、ブレーキアクチュエータ部材が釈放
されゝば、ダクト27は再び閉鎖され(図3)、ばね3
8の作用に対して開いている逆止弁37を介してダクト
27と室35の間の圧力が均等にされる。
されゝば、ダクト27は再び閉鎖され(図3)、ばね3
8の作用に対して開いている逆止弁37を介してダクト
27と室35の間の圧力が均等にされる。
【0044】自然に、ダクト26、27の方を向いた室
35の横開口の軸方向長さは、金属円板1の作用に付与
される制限に対して炭素円板2の制動作用が如何に円滑
に行われるかを決める。
35の横開口の軸方向長さは、金属円板1の作用に付与
される制限に対して炭素円板2の制動作用が如何に円滑
に行われるかを決める。
【0045】また、図3および図4に示されるブレーキ
は、必要とされる圧力が低くても、長い時間の制動のた
めに炭素円板2を空動すべく出来る利点を有しているこ
とが理解できる。非常に短い時間だけ強度の制動を作用
することによってだけ、低圧で炭素円板を使用し続ける
ことが出来るので、長い低下の間にエネルギを蓄えるこ
とが出来る。この様な状態の元で、圧力は室35内に作
用しているので、逆止弁37はダクト27の圧力流体を
放出しない。
は、必要とされる圧力が低くても、長い時間の制動のた
めに炭素円板2を空動すべく出来る利点を有しているこ
とが理解できる。非常に短い時間だけ強度の制動を作用
することによってだけ、低圧で炭素円板を使用し続ける
ことが出来るので、長い低下の間にエネルギを蓄えるこ
とが出来る。この様な状態の元で、圧力は室35内に作
用しているので、逆止弁37はダクト27の圧力流体を
放出しない。
【0046】また、この発明の利用において、非常に狭
い断面の通路、すなわち逆止弁37を介して恒久的に設
けることによってだけ炭素円板2のための設定値以上に
作用されるべき圧力を要求すること無く緩やかな勾配で
長い時間の間、炭素円板を空動させるよう出来る。
い断面の通路、すなわち逆止弁37を介して恒久的に設
けることによってだけ炭素円板2のための設定値以上に
作用されるべき圧力を要求すること無く緩やかな勾配で
長い時間の間、炭素円板を空動させるよう出来る。
【0047】この様な具合に、関連した値以下の圧力で
度々起こるよう短い時間の制動によって炭素円板は空動
されないが、もし、低い値の制動が幾らか長い時間続け
られると炭素円板は自動的に空動される。
度々起こるよう短い時間の制動によって炭素円板は空動
されないが、もし、低い値の制動が幾らか長い時間続け
られると炭素円板は自動的に空動される。
【0048】自然に、円板やライニングによって生じら
れる機械的または熱的損傷に拘わらず、各ピストン1
5、16の行程は、流体の厳しい損失に対して上昇する
シリンダからピストン15、16が逃れられないことを
確実にするよう図示しない当接によって制限される。
れる機械的または熱的損傷に拘わらず、各ピストン1
5、16の行程は、流体の厳しい損失に対して上昇する
シリンダからピストン15、16が逃れられないことを
確実にするよう図示しない当接によって制限される。
【0049】従って、この発明のブレーキは車輪制動の
安全性を高める。炭素ブレーキライニング22、23が
損失しても、ブレーキはライニング20、21によって
未だ行われるし、その逆にも成る。
安全性を高める。炭素ブレーキライニング22、23が
損失しても、ブレーキはライニング20、21によって
未だ行われるし、その逆にも成る。
【0050】上述の説明は何等制限されるものではな
い。この発明のブレーキは複数個の金属円板と乃至は複
数個の炭素円板(同一型の材料に同時に作用するアクチ
ュエータによって作用される)を有することが出来、種
々の異なった円板(炭素または金属)が別の滑動するキ
ャリパによって作動できる。
い。この発明のブレーキは複数個の金属円板と乃至は複
数個の炭素円板(同一型の材料に同時に作用するアクチ
ュエータによって作用される)を有することが出来、種
々の異なった円板(炭素または金属)が別の滑動するキ
ャリパによって作動できる。
【図1】この発明に従ったブレーキの一実施例の概略図
である。
である。
【図2】図1のブレーキに圧力流体を供給する供給状態
における概略図である。
における概略図である。
【図3】この発明に従ったブレーキの別の実施例の概略
図である。
図である。
【図4】図3のブレーキに圧力流体を供給する供給状態
における概略図である。
における概略図である。
1 金属円板 2 炭素円板 3 ボス 4 スプライン 5 溝 6 切欠き 7 歯 9 キャリパー 10 ハウジング 11 ハウジング 12 仕切り 13 アクチュエータ 14 アクチュエータ 15 ピストン 16 ピストン 17 戻りばね 18 戻りばね 19 ホース 20 ブレーキライニング 21 ブレーキライニング 22 炭素ブレーキライニング 23 炭素ブレーキライニング 25 室 26 ダクト 27 ダクト 28 弁ヘッド 29 座 30 ロッド 31 ばね 34 スライダ 35 室 36 室 37 逆止弁 39 ダクト
Claims (10)
- 【請求項1】 少なくとも2つのブレーキ円板、ブレー
キ圧力流体を供給する供給装置、ブレーキ流体と連通供
給装置と接続されてブレーキ円板に作用する圧力装置を
備えた車輪ブレーキにおいて、少なくとも1つの円板は
金属から造られ、少なくとも1つの他の円板は炭素から
造られ、圧力装置は第1、第2のアクチュエータから成
り、アクチュエータは金属円板と炭素円板と協同し、ア
クチュエータのピストンは該円板からピストンを離す方
向に動かすよう為す各弾性ばね装置の作用を受けるよう
出来、該第1、第2アクチュエータは各々平行な接続部
を介して供給装置からブレーキ流体が供給され、ブレー
キ流体の圧力の作用に応答する遮断装置は、ブレーキ流
体の圧力が制限圧力値以下である時にだけ第1アクチュ
エータと供給装置の間の連通を許すよう金属円板と連動
した第1アクチュエータに供給装置を接続する接続部に
設けられたブレーキ流体の圧力の作用に応答することを
特徴とする車輪ブレーキ装置。 - 【請求項2】 遮断装置は、弁を弁座から離す方に動か
すよう為すばねによって押圧される弁または同様な部材
により構成されている請求項1記載の車輪ブレーキ装
置。 - 【請求項3】 炭素円板に関連した第2アクチュエータ
のピストンの弾性ばね装置は、制限圧力値に大体等しい
ブレーキ流体の圧力値からのみ炭素円板に対して第2ア
クチュエータのピストンが押圧されるような強さである
請求項2記載の車輪ブレーキ装置。 - 【請求項4】 遮断装置は、ブレーキ流体の圧力が制限
圧力値にほゞ等しい時に炭素円板と関連した第2アクチ
ュエータに向かってブレーキ圧力流体が流れるよう許す
部材を有している請求項1記載の車輪ブレーキ装置。 - 【請求項5】 遮断装置は、弱いばねから推力を受けて
ブレーキ流体の圧力の作用に対して閉鎖方向に作用され
る逆止弁を有し、圧力が第2アクチュエータに供給すべ
く必要とされる最小値以下に成った時に該供給部に第2
アクチュエータと関連した接続部を接続する通路を該逆
止弁が閉鎖する請求項4記載の車輪ブレーキ装置。 - 【請求項6】 遮断装置は、ハウジングの内側に設けら
れてブレーキ流体供給部に先ず接続されて次いで第1、
第2アクチュエータに関連した接続部に接続された可動
配分弁を有する請求項4記載の車輪ブレーキ装置。 - 【請求項7】 ブレーキ流体の圧力が制限圧力値にほゞ
等しい時にだけ炭素円板と関連した第2アクチュエータ
に向かってブレーキ圧力流体を流すよう許す部材は、予
定された値を越えた長い時間だけ制動が続く場合に流体
を流す作用を停止するために非常に小さい断面の流体通
路を有している請求項4記載の車輪ブレーキ装置。 - 【請求項8】 通路と逆止弁は移動する配分弁部材の内
側に設けられている請求項5記載の車輪ブレーキ装置。 - 【請求項9】 ブレーキ円板の1つは車輪の軸心に平行
に滑動するよう取り付けられ、ブレーキは円板の周辺に
単一キヤリパ装置を有すると共に車輪軸心と平行に滑動
するよう同様に取り付けられ、キヤリパ装置は第1、第
2アクチュエータを支持している請求項1記載の車輪ブ
レーキ装置。 - 【請求項10】 遮断装置は単一キヤリパ装置によって
支持されている請求項9記載の車輪ブレーキ装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9104850 | 1991-04-19 | ||
FR9104850A FR2675556B1 (fr) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | Frein a disques pour roue. |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05133428A true JPH05133428A (ja) | 1993-05-28 |
Family
ID=9412051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4096490A Pending JPH05133428A (ja) | 1991-04-19 | 1992-04-16 | 車輪ブレーキ装置 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5291973A (ja) |
EP (1) | EP0509880B1 (ja) |
JP (1) | JPH05133428A (ja) |
AT (1) | ATE113350T1 (ja) |
CA (1) | CA2066348C (ja) |
DE (1) | DE69200563T2 (ja) |
FR (1) | FR2675556B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108045358A (zh) * | 2016-03-28 | 2018-05-18 | 杭州富阳鸿祥技术服务有限公司 | 一种基于压力旋转的刹车单元 |
Families Citing this family (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20040149529A1 (en) * | 2003-01-31 | 2004-08-05 | Giampiero Re | Disk brake |
US8783423B2 (en) * | 2007-12-21 | 2014-07-22 | Honda Motor Co., Ltd. | Multi-part multi-stage brakes |
FR3008150B1 (fr) | 2013-07-03 | 2015-08-07 | Gkn Stromag France | Dispositif de freinage par piston a fonction de recul total |
US9842101B2 (en) | 2014-05-30 | 2017-12-12 | Apple Inc. | Predictive conversion of language input |
US9818400B2 (en) | 2014-09-11 | 2017-11-14 | Apple Inc. | Method and apparatus for discovering trending terms in speech requests |
US9646609B2 (en) | 2014-09-30 | 2017-05-09 | Apple Inc. | Caching apparatus for serving phonetic pronunciations |
US10127911B2 (en) | 2014-09-30 | 2018-11-13 | Apple Inc. | Speaker identification and unsupervised speaker adaptation techniques |
US9886432B2 (en) | 2014-09-30 | 2018-02-06 | Apple Inc. | Parsimonious handling of word inflection via categorical stem + suffix N-gram language models |
US9668121B2 (en) | 2014-09-30 | 2017-05-30 | Apple Inc. | Social reminders |
US10074360B2 (en) | 2014-09-30 | 2018-09-11 | Apple Inc. | Providing an indication of the suitability of speech recognition |
US9865280B2 (en) | 2015-03-06 | 2018-01-09 | Apple Inc. | Structured dictation using intelligent automated assistants |
US9721566B2 (en) | 2015-03-08 | 2017-08-01 | Apple Inc. | Competing devices responding to voice triggers |
US9886953B2 (en) | 2015-03-08 | 2018-02-06 | Apple Inc. | Virtual assistant activation |
US10567477B2 (en) | 2015-03-08 | 2020-02-18 | Apple Inc. | Virtual assistant continuity |
US9899019B2 (en) | 2015-03-18 | 2018-02-20 | Apple Inc. | Systems and methods for structured stem and suffix language models |
US9842105B2 (en) | 2015-04-16 | 2017-12-12 | Apple Inc. | Parsimonious continuous-space phrase representations for natural language processing |
US10083688B2 (en) | 2015-05-27 | 2018-09-25 | Apple Inc. | Device voice control for selecting a displayed affordance |
US10127220B2 (en) | 2015-06-04 | 2018-11-13 | Apple Inc. | Language identification from short strings |
US10101822B2 (en) | 2015-06-05 | 2018-10-16 | Apple Inc. | Language input correction |
US10255907B2 (en) | 2015-06-07 | 2019-04-09 | Apple Inc. | Automatic accent detection using acoustic models |
US11025565B2 (en) | 2015-06-07 | 2021-06-01 | Apple Inc. | Personalized prediction of responses for instant messaging |
US10186254B2 (en) | 2015-06-07 | 2019-01-22 | Apple Inc. | Context-based endpoint detection |
US20180320661A1 (en) * | 2017-05-03 | 2018-11-08 | General Electric Company | Compact Multi-Disk Rotor Brake System for a Wind Turbine |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3487894A (en) * | 1967-05-17 | 1970-01-06 | Elemer Szigeti | Sequentially operated brake system |
DE1800549A1 (de) * | 1968-10-02 | 1970-05-14 | Siegfried Werner | Scheibenbremse,insbesondere fuer Fahrzeuge |
GB1396503A (en) * | 1971-06-29 | 1975-06-04 | Girling Ltd | Disc brakes |
US3951240A (en) * | 1971-10-07 | 1976-04-20 | Dunlop Limited | Frictional disc arrangement for a disc brake |
DE2745283A1 (de) * | 1977-10-07 | 1979-04-12 | Knorr Bremse Gmbh | Scheibenbremseinrichtung |
JPS6073134A (ja) * | 1983-09-28 | 1985-04-25 | Nissin Kogyo Kk | 車両用多板デイスクブレ−キ |
FR2583008B1 (fr) * | 1985-06-07 | 1987-09-18 | Automotive Products Plc | Reducteur proportionnel de pression de freinage pour vehicules |
US4751985A (en) * | 1986-09-15 | 1988-06-21 | Allied Corporation | Compact brake piston-return mechanism |
IT1215200B (it) * | 1986-11-28 | 1990-01-31 | Iveco Fiat S P A E | Dispositivo rallentatore per veicoli industriali |
IT1210823B (it) * | 1987-06-22 | 1989-09-29 | Bendix Altecna Spa | Dispositivo regolatore della pressione per impianti idraulici di frenatura di veicoli |
FR2624232B1 (fr) * | 1987-12-04 | 1991-11-22 | Elf France | Dispositif de freinage d'un element rotatif |
IT1240023B (it) * | 1990-04-30 | 1993-11-27 | Alfa Lancia Spa | Impianto frenante a doppia pinza |
JP2640383B2 (ja) * | 1990-05-30 | 1997-08-13 | 日信工業株式会社 | 車両用多板ディスクブレーキ |
-
1991
- 1991-04-19 FR FR9104850A patent/FR2675556B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-04-07 US US07/864,566 patent/US5291973A/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-04-08 EP EP92400980A patent/EP0509880B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1992-04-08 AT AT92400980T patent/ATE113350T1/de not_active IP Right Cessation
- 1992-04-08 DE DE69200563T patent/DE69200563T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-04-16 CA CA002066348A patent/CA2066348C/fr not_active Expired - Fee Related
- 1992-04-16 JP JP4096490A patent/JPH05133428A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108045358A (zh) * | 2016-03-28 | 2018-05-18 | 杭州富阳鸿祥技术服务有限公司 | 一种基于压力旋转的刹车单元 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA2066348C (fr) | 1999-11-16 |
ATE113350T1 (de) | 1994-11-15 |
FR2675556A1 (fr) | 1992-10-23 |
DE69200563D1 (de) | 1994-12-01 |
US5291973A (en) | 1994-03-08 |
EP0509880B1 (fr) | 1994-10-26 |
CA2066348A1 (fr) | 1992-10-20 |
EP0509880A1 (fr) | 1992-10-21 |
FR2675556B1 (fr) | 1995-06-16 |
DE69200563T2 (de) | 1995-03-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH05133428A (ja) | 車輪ブレーキ装置 | |
US5601160A (en) | Hydraulically actuated brake assembly for an off-highway implement | |
ATE327447T1 (de) | Mehrzweck-ventilsteuerung für eine hydraulische kupplung | |
CN109083947B (zh) | 一种液力双盘制动器及其制动方法 | |
GB1272140A (en) | Brake actuator | |
JP2001516858A (ja) | 機械式ディスク摩擦ブレーキおよびディスク摩擦クラッチ | |
US3773157A (en) | Clutch with coolant cut-off valve | |
US5456344A (en) | Self-adjusting clutch and input shaft brake actuator | |
US6508336B1 (en) | Reduced drag wet disc brake assembly | |
US5257684A (en) | Coupling assembly | |
US3994375A (en) | Braking system for vehicle axle | |
US3647033A (en) | Secondary shoe brake lining | |
CN107676409B (zh) | 一种汽车的制动器及制动方法 | |
US3819016A (en) | Vehicle braking system | |
US3368656A (en) | Hydraulically actuated clutch with centrifugal ball valve means | |
US3159246A (en) | Hydrostatic brake | |
EP3717317B1 (en) | Brake caliper thrust device, brake caliper and manufacturing method | |
US3638768A (en) | Hydrostatic brake | |
CN201196225Y (zh) | 用于重型车的盘式制动器总成 | |
US3917040A (en) | Transmission controlled vehicle brake | |
CN211343815U (zh) | 用于盘式制动器的拉索操纵装置、线控制动系统及车辆 | |
JPH04228936A (ja) | クラッチ・ブレーキ装置 | |
JPH01295034A (ja) | ディスクブレーキ | |
GB777124A (en) | Improvements in or relating to disc brakes for wheels and power transmissions | |
JPS5813765B2 (ja) | ブレ−キシリンダソウチ |