JPH04228936A - クラッチ・ブレーキ装置 - Google Patents

クラッチ・ブレーキ装置

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JPH04228936A
JPH04228936A JP3085133A JP8513391A JPH04228936A JP H04228936 A JPH04228936 A JP H04228936A JP 3085133 A JP3085133 A JP 3085133A JP 8513391 A JP8513391 A JP 8513391A JP H04228936 A JPH04228936 A JP H04228936A
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friction
friction lining
brake device
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スヴェンド ペーデル ペーデルセン
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D67/00Combinations of couplings and brakes; Combinations of clutches and brakes
    • F16D67/02Clutch-brake combinations
    • F16D67/04Clutch-brake combinations fluid actuated
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D69/00Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
    • F16D2069/004Profiled friction surfaces, e.g. grooves, dimples

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クラッチ・ブレーキ装
置に関するものであり、さらに詳細には、圧縮流体、と
くに、圧縮空気により、切り換え可能で、ハウジングに
取付けられ、ハウジンクのクラッチチャンバ内で終わる
入力軸および出力軸を備え、さらに、前記入力軸ととと
もに回転するように、入力軸に接続されたクラッチフラ
ンジと、その端面で、前記クラッチチャンバを画するブ
レーキリングと、摩擦ディスクとが、前記クラッチチャ
ンバ内に配置され、前記摩擦ディスクが、前記クラッチ
チャンバを、異なった圧力により、加圧可能な2つの作
動チャンバに分割するとともに、前記クラッチフランジ
の端面またはブレーキリングの端面を、その間に設けら
れた摩擦ライニングと係合させるように配置されたクラ
ッチ・ブレーキ装置に関するものである。
【0002】
【先行技術】ドイツ特許出願公開第3727173号ま
たはドイツ特許第3834138号は、非接触シールを
実現するために、摩擦ディスクの周面とクラッチチャン
バの間に、ラビリンスシールを設けたクラッチ・ブレー
キ装置を開示している。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにして、所望のようにシールするためには、多数の周
溝が必要であり、また、作動チャンバが加圧された瞬間
に対するクラッチ・ブレーキ装置の切り換え点が、作動
チャンバの容積および摩擦ディスクの変位が増大するた
め、摩擦ライニングの摩耗量の増大とともに、遅延する
という問題があった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、圧縮流体、とくに、圧縮空気
により、切り換え可能で、ハウジングに取付けられ、ク
ラッチチャンバ内で終わる入力軸および出力軸を備え、
さらに、前記入力軸ととともに回転するように、入力軸
に接続されたクラッチフランジと、その端面で、前記ク
ラッチチャンバを画するブレーキリングと、摩擦ディス
クとが、前記クラッチチャンバ内に配置され、前記摩擦
ディスクが、前記クラッチチャンバを、異なった圧力に
より、加圧可能な2つの作動チャンバに分割するととも
に、前記クラッチフランジの端面または前記クラッチチ
ャンバの端面を、その間に設けられた摩擦ライニングと
係合させるように配置された摩擦ディスクとを備えたク
ラッチ・ブレーキ装置において、簡易にシールすること
ができ、かつ、摩擦ライニングの摩耗と無関係に、切り
換え点を設定し得るクラッチ・ブレーキ装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0005】
【発明の構成および作用】本発明のかかる目的は、摩擦
ライニングの摩擦表面に対向するクラッチフランジおよ
び/またはブレーキリングの表面が、軸の回転軸線と同
心の環状溝を備えることによって達成される。本発明に
よれば、摩擦ライニングの環状溝に対向する環状表面領
域は、摩耗することがなく、摩耗するのは、摩擦ライニ
ングの環状表面領域の外側の摩擦表面のみである。した
がって、摩擦ライニングの環状溝に対向する環状表面領
域の外側の摩擦表面が摩耗しても、軸方向に突出し、環
状溝に対向するように形成された環状リブは、摩擦ライ
ニング上に残ることになり、クラッチの非締結状態にお
いては、リブは、環状溝と所定の間隔を保ち、他方、ク
ラッチの締結状態においては、リブは、環状溝と係合す
る。したがって、環状リブおよび環状溝の領域内におい
ては、作動チャンバと摩擦ディスクの半径方向外側面の
間には、つねに、適当にシールされ、このシールは、環
状リブの外側の摩擦ライニングの摩擦表面の摩耗と無関
係である。同様な理由から、作動チャンバの有効容積を
、ほとんど変えなくともよく、クラッチ・ブレーキ装置
の切り換え点もまた、摩擦ライニングの摩耗量とは、無
関係になる。したがって、摩擦ディスクの周面に、複雑
なラビリンスシールを使用する必要がない。
【0006】環状溝の深さは、摩擦ライニングの最大摩
耗量より、大きく、好ましくは、少なくとも、その1.
5倍であることが望ましい。また、環状溝は、摩耗した
粒子を収容することができ、摩耗した粒子が、操作を妨
害することが防止される。同時に、環状溝と環状リブと
の間に、きわめて大きい過剰の圧力が生ずることが防止
される。
【0007】粒子状の摩擦ライニングを用いた場合には
、環状溝の幅は、摩擦ライニングの粒子サイズより、大
きく、好ましくは、少なくとも、その1.5倍であるこ
とが望ましい。こうすることにより、背後の残された環
状リブの幅を、つねに、粒子より大きくすることができ
るとともに、粒子を、確実に保持することが可能になり
、さらに、環状リブが、その所定形状を保持し、破壊さ
れることが防止され得る。
【0008】好ましくは、摩擦ライニングは、粒子サイ
ズが約1mmのコルク−ゴムにより形成される。摩擦ラ
イニングに対向するクラッチフランジの端面および/ま
たはクラッチチャンバの端面が、軸方向に突出した環状
の肩部を備え、この環状の肩部が、その半径方向外側の
環状面で、摩擦ライニングの半径方向内側の環状面と係
合するようにすることもできる。こうすることにより、
環状リブを形成する前に、あらかじめ、シールのために
、互いに対向する摩擦面の間に、ギャップを形成するこ
とが可能になる。
【0009】好ましくは、環状の肩部を、環状溝を画す
るように形成することが望ましい。このようにすると、
環状の肩部により、摩擦ライニングが摩耗した場合でも
、一定のシールを実現することが可能になる。さらに、
半径方向内側の環状表面に近接して、摩擦ライニングが
、軸の回転軸線と同心の環状溝を備えていてもよい。こ
のように構成することにより、摩擦ライニングの環状溝
を画する半径方向内側の壁が、それと環状の肩部との間
の摩擦に起因して、加熱が生じたときに、この環状溝内
に膨張することが可能になり、この壁と環状の肩部との
間の表面圧力が小さくなり、したがって、摩擦熱も小さ
くなって、壁が再び収縮するようにできる。このように
して、一定の最小ギャップ幅、したがって、壁と環状の
肩部との間の最小摩擦を、自動的に、保証することが可
能になる。
【0010】また、摩擦ディスクが、負荷状態において
、出力軸に対して、軸方向に変位可能なように取付けら
れたクラッチディスクと、少なくとも1つのフレキシブ
ルなトルクディスクを有しており、トルクディスクが、
出力軸上に、回転不能で、かつ、軸方向に移動不能であ
るように配置されるとともに、クラッチディスクの周面
上に、回転不能で、かつ、これとともに、軸方向に移動
可能に配置され、両側から、等しい圧力で加圧されるよ
うに構成してもよい。このようにすることにより、摩擦
ディスクを切り換えるために、トルクディスクを曲げる
のに十分なわずかな圧力が必要とされるだけとなる。し
たがって、この圧力は、直ちに生成させることができ、
切り換えの遅れは、一体の剛性の高いトルクディスクの
場合に比して、小さくてすむことになる。さらに、作動
チャンバのシールは、低い圧力に対して、より容易に、
抗することができる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例
につき、詳細に説明を加える。図1は、本発明の実施例
に係るクラッチ・ブレーキ装置の略断面図であり、図2
は、摩擦ライニングが摩耗する前の状態を示す図1のク
ラッチ・ブレーキ装置の略断面図の要部拡大図、図3は
、摩擦ライニングが一部摩耗した後の状態を示す図1の
クラッチ・ブレーキ装置の略断面図の要部拡大図である
【0012】図1、図2および図3において、クラッチ
・ブレーキ装置は、スクリュー4によって結合された2
つのハウジングパーツ2、3からなるハウジング1を備
えている。駆動される入力軸5が、スクリュー6によっ
て、環状のディスクからなるクラッチフランジ7に結合
されており、これとともに、回転するようになっている
。出力軸8は、スクリュー9により、軸受けリング10
に、出力軸8と軸受けリング10とが、共に回転するよ
うに、結合されている。摩擦ディスク12の環状のクラ
ッチディスク11が、軸方向に変位可能に、軸受けリン
グ10に取付けられている。軸受けリング10とクラッ
チディスク11との間のギャップは、環状のシール13
により、シールされている。本実施例においては、環状
のシール13として、Oリングが用いられている。摩擦
ディスク12は、また、軸受けリング10により、出力
軸8の端面にクランプされたトルクディスク14を有し
ており、スクリュー9は、トルクディスク14を貫通し
ている。トルクディスク14の外縁部は、クラッチディ
スク11の外縁部に、回転不能に固定されている。さら
に、摩擦ディスク12は、その軸方向の外縁部の両側に
、摩擦ライニング15、16を有しており、摩擦ライニ
ング15は、クラッチディスク11に、また、摩擦ライ
ニング16は、トルクディスク14に、それぞれ、固定
されている。環状ディスクからなるクラッチフランジ7
、軸受リング10および摩擦ディスク12は、入力軸5
および出力軸8の終端部が位置するクラッチチャンバ1
7内に、配置されている。クラッチチャンバ17は、ハ
ウジングパーツ2の端面18、入力軸5の端面19、出
力軸8の端面20、スクリュー23により、ハウジング
パーツ3の端面に固定されたブレーキリング22の摩擦
ライニング16に対向する摩擦面49(図2参照)およ
びハウジングパーツ2、3の周フランジ24、25によ
り、画されている。入力軸5の端面19とクラッチフラ
ンジ7の間には、クラッチフランジ7とハウジングパー
ツ2の端面18との間の間隔を保持するためのワッシャ
ー26(図2参照)が設けられている。さらに、出力軸
8の端面20とトルクディスク14との間にも、ワッシ
ャー27(図2参照)が設けられている。
【0013】摩擦ディスク12は、クラッチチャンバ1
7を2つの作動チャンバ28、29に分割している。ト
ルクディスク14の一方の側の作動チャンバ29の部分
は、トルクディスク14に形成された少なくとも1つの
孔30(図2参照)により、トルクディスク14の他方
の側の作動チャンバ29の部分に接続されている。この
孔30のため、トルクディスク14の両側には、等しい
圧力が加わえられるようになっている。
【0014】シール31が、入力軸5と、入力軸を受け
入れるハウジングパーツ2の段状の孔との間に、設けら
れている。さらに、複数のシール32、33、34が、
出力軸8と、出力軸8を受け入れる段状の孔の間に、設
けられている。作動チャンバ28は、出力軸8内のチャ
ンネル35、36を介して、シール33、34の間の環
状チャンバ37に接続され、環状チャンバ37は、ハウ
ジングパーツ3内のチャンネル38および電磁的に作動
可能なバルブ39を介して、図示しない圧力源に接続し
ている。
【0015】作動チャンバ29は、ブレーキリング22
内の軸方向チャンネル40ならびに環状チャンネル41
、ハウジングパーツ3内のチャンネル42および電磁的
に作動可能な図示しないバルブを介して、図示しない圧
力源に接続している。入力軸5および出力軸8は、ロー
ラー軸受43、44、45により、ハウジングの孔に、
回転可能に取付けられている。
【0016】図2および図3に、より明確に示されてい
るように、軸の回転軸と同心の環状溝48が、クラッチ
フランジ7の摩擦ライニング15の摩擦面に対向する表
面47内に形成され、また、軸の回転軸と同心の環状溝
50が、クラッチチャンバ17またはそれを画するブレ
ーキリング22の摩擦ライニング16に対向する表面4
9内に形成されている。環状溝48、50の深さは、摩
擦ライニング15、16の最大摩耗量より大きく、好ま
しくは、少なくとも1.5倍であることが望ましい。粒
状の摩擦ライニング15、16を用いるときは、環状溝
48、50の幅は、摩擦ライニング15、16の粒子サ
イズよりも大きく、好ましくは、少なくとも1.5倍で
あり、摩擦ライニング15、16が、約1mmの粒子サ
イズのコルク−ゴムから形成されていることが望ましい
【0017】入力軸5を出力軸8に連結するため、図示
しないバルブを開くことにより、圧縮空気を、チャンネ
ル42、環状チャンネル41およびチャンネル40を経
て、作動チャンバ29に送り、作動チャンバ28が、チ
ャンネル35、36、環状チャンバ37およびチャンネ
ル38を介して、バルブ39と同様に、大気に接続され
、その際、バルブ39は、圧力源との接続を断ち、チャ
ンネル38を大気に接続させる。摩擦ライニング15、
16の間のギャップが小さく、また、摩擦ライニング1
5、16に対向する表面47、49のギャップが小さい
ため、作動チャンバ29内の圧力は、作動チャンバ28
内の圧力よりも高くなり、トルクディスク14が曲げら
れつつ、摩擦ライニング15が、クラッチフランジ7の
表面47と摩擦係合するまで、クラッチディスク11が
、軸方向に、変位する。入力軸5とともに回転するクラ
ッチフランジ7は、摩擦ディスク12を介して、すなわ
ち、摩擦ライニング15、クラッチディスク11、トル
クディスク14およびスクリュー9を介して、出力軸8
を保持する。逆に、対応するバルブの切り換えにより、
出力軸8のブレーキングと同時に、出力軸8と入力軸5
との係合が解除され、作動チャンバ28内の圧力は、作
動チャンバ29内の圧力より高くなり、トルクディスク
14が曲げられつつ、摩擦ライニング16が、ブレーキ
リング22の表面49と係合するまで、クラッチディス
ク11が、軸方向に変位して、摩擦ライニング15とク
ラッチフランジ7の表面47の摩擦係合が解除され、ブ
レーキリング22上の摩擦ライニング16の摩擦力によ
り、出力軸8の回転に、ブレーキがかけられる。
【0018】係合、係合の解除、あるいは、出力軸8の
ブレーキングが繰り返されると、摩擦ライニング15、
16は、次第に摩耗するが、それは、環状溝48、50
の半径方向内側および外側の領域でのみ生じ、環状溝4
8、50に対向する摩擦ライニング15、16の摩擦表
面の領域では、摩耗は生ぜず、したがって、図3に示さ
れるように、軸方向に突出したリブ51、52は、これ
らの摩耗していない環状領域の背後に残っている。摩擦
ライニング15、16の摩耗にもかかわらず、これらの
リブ51、52は、摩擦ライニング15、16とこれら
に対向する表面47、49との間に、わずかのスロット
ルギャップを、確実に、存在させ続け、その結果、作動
チャンバ28、29は、所望のように、シールされた状
態を保持する。環状溝48、50の深さは、摩擦ライニ
ング15、16の最大摩耗量より大きくなるように、選
択されているので、摩耗した粒子は、少なくとも、部分
的に、リブ52と環状溝48の底との間の環状チャンバ
及びリブ51と環状溝50の底との間の環状チャンバ内
に、それぞれ、集積され、したがって、操作を損なうこ
とがない。環状溝48、50の幅を、摩擦ライニング1
5、16の粒子サイズより大きくなるように選択するこ
とにより、リブ51、52の幅を、つねに、粒子より大
きくすることができるとともに、粒子を確実に保持する
ことが可能になり、リブ51、52の強度を十分なもの
とし、破壊されることを、確実に、防止することができ
る。
【0019】図4ないし図7には、本発明の他の実施例
に係るクラッチ・ブレーキ装置が示されている。図4な
いし図7に示された本発明の他の実施例に係るクラッチ
・ブレーキ装置においては、環状溝48、50の幅が、
やや広く形成されるとともに、クラッチフランジ7と、
クラッチチャンバ17またはブレーキリング22の摩擦
ライニング16に対向する表面49とに、それぞれ、軸
方向に突出した環状の肩部53、54が設けられている
。これらの環状の肩部53、54は、その半径方向外側
の環状面で、それぞれ、摩擦ライニング15、16の半
径方向内側の環状面と係合しており、環状の肩部53は
、環状溝48を画し、また、環状の肩部54は、環状溝
50を画している。
【0020】さらに、各摩擦ライニング15、16の半
径方向内側の環状面に近接して、それぞれ、軸の回転軸
と同心の環状溝55、56が形成されている。環状溝5
5、56は、それぞれ、半径方向内側の周壁57、58
により、画されている。摩擦ライニング15、16の半
径方向内側の環状面側の環状の肩部53、54は、それ
ぞれ、作動チャンバ28、29のためのシールを形成し
ている。環状溝55、56は、摩擦により、加熱された
結果、周壁57、58が、その内部に膨張し得るクリア
ランスを形成しており、図6には、周壁58が、環状の
肩54の部分における摩擦により、加熱され、膨張した
状態が、破線で示されている。このことは、クラッチフ
ランジ7およびブレーキリング22をスチールにより製
造するとともに、摩擦ライニング15、16をコルク−
ゴムから製造し、摩擦ライニング15、16の熱膨張係
数を、クラッチフランジ7、ブレーキリング22の約1
0倍以上とすることができる点で、望ましい。その結果
、加熱と無関係に、一定のスロットルギャップが、環状
の肩53と周壁57および環状の肩54と周壁58との
間に、自動的に維持されることになる。さらに、図1な
いし図3に示されるように、しぼり作用を有するきわめ
て小さいギャップが、クラッチディスク11の外周面と
クラッチチャンバ17の内周面との間に、形成されるこ
とになる。
【0021】本発明は、以上の実施例に限定されること
なく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種
々の変更が可能であり、それらも、本発明の範囲内に包
含されるものであることは言うまでもない。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、クラッチ・ブレーキ装
置を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例に係るクラッチ・ブレ
ーキ装置の略断面図である。
【図2】図2は、摩擦ライニングが摩耗する前の状態を
示す第1図に示された本発明の実施例に係るクラッチ・
ブレーキ装置の要部拡大略断面図である。
【図3】図3は、摩擦ライニングが一部摩耗した後の状
態を示す第1図に示された本発明の実施例に係るクラッ
チ・ブレーキ装置の要部拡大略断面図である。
【図4】図4は、摩擦ライニングが摩耗する前の状態を
示す本発明の他の実施例に係るクラッチ・ブレーキ装置
の要部拡大略断面図である。
【図5】図5は、摩擦ライニングが一部摩耗した後の状
態を示す本発明の他の実施例に係るクラッチ・ブレーキ
装置の要部拡大略断面図である。
【図6】図6は、図4の要部拡大略断面図である。
【図7】図7は、図5の要部拡大略断面図である。
【符号の説明】
1  ハウジング 2、3  ハウジングパーツ 4  スクリュー 5  入力軸 6  スクリュー 7  クラッチフランジ 8  出力軸 9  スクリュー 10  軸受けリング 11  クラッチディスク 12  摩擦ディスク 13  シール 14  トルクディスク 15、16  摩擦ライニング 17  クラッチチャンバ 22  ブレーキリング 28、29  作動チャンバ 31、32、33、34  シール 35、36、38、42  チャンネル37  環状チ
ャンバ 39  バルブ 40  軸方向チャンネル 41  環状チャンネル 43、44、45  ローラー軸受 48、50  環状溝 51、52  リブ 53、54  環状の肩部 55、56  環状溝

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  圧縮流体により切り換え可能で、ハウ
    ジングに取付けられ、該ハウジングのクラッチチャンバ
    内で終わる入力軸および出力軸を備え、さらに、前記入
    力軸ととともに回転するように、入力軸に接続されたク
    ラッチフランジと、その端面で、前記クラッチチャンバ
    を画するブレーキリングと、摩擦ディスクとが、前記ク
    ラッチチャンバ内に配置され、前記摩擦ディスクが、前
    記クラッチチャンバを、異なった圧力により、加圧可能
    な2つの作動チャンバに分割するとともに、前記クラッ
    チフランジの端面またはブレーキリングの端面を、その
    間に設けられた摩擦ライニングと係合させるように配置
    されたクラッチ・ブレーキ装置において、前記摩擦ライ
    ニングの摩擦表面に対向する前記クラッチフランジおよ
    び/または前記ブレーキリングの表面が、軸の回転軸線
    と同心の環状溝を備えたことを特徴とするクラッチ・ブ
    レーキ装置。
  2. 【請求項2】  前記環状溝の深さが、前記摩擦ライニ
    ングの最大摩耗量より大きいことを特徴とする請求項1
    に記載のクラッチ・ブレーキ装置。
  3. 【請求項3】  前記環状溝の深さが、前記摩擦ライニ
    ングの最大摩耗量の少なくとも1.5倍であることを特
    徴とする請求項2に記載のクラッチ・ブレーキ装置。
  4. 【請求項4】  前記摩擦ライニングが、粒子状の摩擦
    ライニングであり、前記環状溝の幅が、前記摩擦ライニ
    ングの粒子サイズより大きいことを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれか1項に記載のクラッチ・ブレーキ装
    置。
  5. 【請求項5】  前記環状溝の幅が、前記摩擦ライニン
    グの粒子サイズの少なくとも1.5倍であることを特徴
    とする請求項4に記載のクラッチ・ブレーキ装置。
  6. 【請求項6】  前記摩擦ライニングが、粒子サイズが
    約1mmのコルク−ゴムからなることを特徴とする請求
    項4または5に記載のクラッチ・ブレーキ装置。
  7. 【請求項7】  前記摩擦ライニングに対向する前記ク
    ラッチフランジの端面および/または前記ブレーキリン
    グの端面が、軸方向に突出した環状の肩部を備え、該環
    状の肩部が、その半径方向外側の環状面で、前記摩擦ラ
    イニングの半径方向内側の環状面と接していることを特
    徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のクラ
    ッチ・ブレーキ装置。
  8. 【請求項8】  前記環状の肩部が、前記環状溝を画す
    るように形成されたことを特徴とする請求項7に記載の
    クラッチ・ブレーキ装置。
  9. 【請求項9】  前記半径方向内側の環状面に近接して
    、前記摩擦ライニングが、さらに、軸の回転軸線と同心
    の環状溝を備えていることを特徴とする請求項7または
    8に記載のクラッチ・ブレーキ装置。
  10. 【請求項10】  前記摩擦ディスクが、負荷状態にお
    いて、前記出力軸に対して、軸方向に変位可能なように
    取付けられたクラッチディスクと、少なくとも1つのフ
    レキシブルなトルクディスクを有しており、該トルクデ
    ィスクが、前記出力軸上に、回転不能で、かつ、軸方向
    に移動不能であるように配置されるとともに、前記クラ
    ッチディスクの周面上に、回転不能で、かつ、これとと
    もに、軸方向に移動可能に配置され、両側から、等しい
    圧力で加圧されるように構成されたことを特徴とする請
    求項1ないし6のいずれか1項に記載のクラッチ・ブレ
    ーキ装置。
JP3085133A 1990-04-28 1991-04-17 クラッチ・ブレーキ装置 Expired - Lifetime JPH0684771B2 (ja)

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