JPH05133336A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

密閉型圧縮機

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JPH05133336A
JPH05133336A JP29692891A JP29692891A JPH05133336A JP H05133336 A JPH05133336 A JP H05133336A JP 29692891 A JP29692891 A JP 29692891A JP 29692891 A JP29692891 A JP 29692891A JP H05133336 A JPH05133336 A JP H05133336A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge
valve plate
lead
delivery
recess
Prior art date
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Pending
Application number
JP29692891A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Mangyo
政男 萬行
Ikuhiro Matsuhashi
育広 松橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は薄い焼入鋼製で断面が略C型の吐出
リードと、吐出リードの形状に合うように形成されたバ
ルブプレートの吐出孔部の構成により簡素化した部品で
エネルギー効率の良好な圧縮機にすることを目的とす
る。 【構成】 断面が略C型に形成された吐出リード35
で、バルブプレート20の長い円弧状の凹書32に設け
られた吐出孔29を押圧して塞ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明に係わる密閉型圧縮機は、
冷蔵庫,冷凍庫といった冷却システムの冷媒圧縮機とし
て使用するのに適している。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫,冷凍庫といった冷却シス
テムに用いるレシプロ式の密閉型圧縮機は、圧縮効率の
向上が要求されている。
【0003】この従来の密閉型圧縮機としては、バルブ
プレートに形成される吐出孔の体積を小さくして圧縮効
率を向上するとともに、バルブプレートの吐出孔の上に
リードバルブを位置させ、その上に支持バネ,バルブス
トッパ,保持バネを設けて仮止めし、シリンダヘッドを
シリンダブロックに取付けるとき保持バネを押圧してそ
れぞれを固定する構造のものが米国特許4723896
号明細書にて提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成は、吐出孔を閉成するリードバルブと、このリ
ードバルブを閉成方向に付勢するスプリングリードとが
正常に働くようにセットされているかの単体でのテスト
ができないといった課題を有していた。
【0005】また、シリンダ容積の大きな機種において
は、吐出孔が1つであると過圧縮損失が増大し、圧縮効
率の低下を招くことが希有される。この過圧縮損失とは
シリンダ内が高圧圧力に達し、微少な範囲で高圧圧力が
越えたとき吐出リード弁が開くことになるが、この高圧
圧力との微少な圧力差によって生じる損失を示すもので
る。
【0006】本発明は上記問題点に鑑み、リードバルブ
の取付状態を単体でテストできる密閉型圧縮機を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために、バルブプレートに凹所を形成して、この凹
所に2個の吐出孔を形成するとともに、この凹所内に各
吐出孔を独立して閉成する断面が略C型の吐出リード
を、2個の吐出孔を閉成する方向に付勢して備えたもの
である。
【0008】
【作用】バルブプレートの吐出孔での冷媒ガスの滞溜を
最小にして圧縮効率を向上する、略C型の吐出リードに
より吐出孔を閉成する方向に付勢され、別物のスプリン
グを必要とせずに高速応答できる。また、吐出リードを
2個とし、それぞれ吐出リードを設けて、過圧縮損失を
防止する。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例の圧縮機について、図
面を参照しながら説明する。なお従来と同一部品につい
ては、同一符号を用いて説明は省略する。
【0010】1は上ケース1aを下ケース1bの周縁に
嵌合して、その接合部を溶接した密閉ケースである。こ
の密閉ケース1内には、駆動源となるモータユニット2
と、冷媒ガスを圧縮する圧縮ユニット3とを弾性支持し
ている。
【0011】前記モータユニット2は、ステータ4と、
ロータ5と、ロータ5に嵌合されたクランクシャフト6
とからなっている。
【0012】前記圧縮ユニット3は、前記モータユニッ
ト2の下方に位置し、開口端7を有するシリンダ8を備
えたシリンダブロック9と、前記モータユニット2のク
ランクシャフト6を支持する支持体10とをネジNにて
固定している。そして、シリンダ8内に収納したピスト
ン11を往復運動させるため、ピストン11とクランク
シャフト6のクランク部12とをコンロッド13にて連
結している。
【0013】19は前記クランクシャフト6の下端に取
り付けられた給油管で、下ケース1bの底に溜まってい
る潤滑油をクランクシャフト6の回転で機械部に給油す
るものである。
【0014】また、圧縮ユニット3のシリンダブロック
9は、密閉ケース1の下ケース1bに固定された支持ピ
ン14と固定ピン15とを圧縮バネ16を介して弾性支
持されている。
【0015】17は下ケース1bに設けられた電源供給
用のターミナルで、前記モータユニット2のステータ4
とリード線18にて接続されている。
【0016】20は前記シリンダブロック9のシリンダ
8の開口端7を閉塞するバルブプレートである。このバ
ルブプレート20は、開口端7側にプレートガスケット
21,吸入リード22を、反開口端7側にヘッドガスケ
ット23,シリンダヘッド24を位置させて四隅をネジ
NAにて固定している。
【0017】前記シリンダヘッド24にはバルブプレー
ト20側に吸入プレナム25と吐出プレナム26とが形
成されている。そして、吸入プレナム25には合成樹脂
で形成された吸入マフラ27が連結されている。この吸
入マフラ27は密閉ケース1の外方にある冷却システム
の吸入側と接続されている。
【0018】前記吸入プレナム25と対向するバルブプ
レート20には、シリンダ8へ貫通する吸入孔28が形
成されている。また、吐出プレナム26と対向するバル
ブプレート20には、シリンダ8へ貫通する2個の吐出
孔29が形成されている。
【0019】前記吸入リード22は平板から形成され、
吸入弁部30を残すように周囲を除去し、四隅にはネジ
NAが貫通する孔31が形成されている。
【0020】また、バルブプレート20のピストン11
と対向する側には長い円弧状の凹所32が形成されてい
る。そして凹所32のもっとも窪んだ部分には吐出孔2
9が2個位置していて、吐出孔29と凹所32の表面に
は研磨加工が施され、きれいに仕上げられている。
【0021】35は0.2ミリメートル程度の薄い焼入
鋼製で断面が略C型に形成された吐出リードであり、C
型の一端は二股状に形成され、バルブプレート20の各
吐出孔29をC型による鋼の弾性力で押圧して塞ぎ、C
型の他の一端は反吐出孔側に位置している。この反吐出
孔側には通し孔52が設けられ、ストッパ40のネジ4
1を通して、そのネジ41をリードホルダのネジ部53
にねじ込んで組立てられている。55はスパナ用の平面
である。
【0022】また、吐出リード35のC型端部間の距離
はストッパ40の長さよりも長く形成されている。
【0023】42はリードホルダの脚部45と一体に構
成され、吐出リード35のC型と沿うように成形された
リードホルダである。リードホルダの脚部45には通し
孔54が設けられていて、この孔にリベット48を通し
てバルブプレート20の通し孔50を一致させて固定さ
れている。
【0024】リベット48が固定されると、バルブプレ
ート20の吐出孔29と吐出リード35のC型の曲げの
中心が合致し、また、押圧されて吐出リード35が変形
して吐出孔29は吐出リード35により塞がれる。
【0025】このリベットが取り付けられる長い凹所3
2と反対側のバルブプレート20には、座ぐり部49が
形成されていて、リベット48が出張らない構成として
いる。
【0026】51はバルブプレート20の四隅に形成さ
れたネジNAが貫通する孔である。このようなものにお
いて、冷却システムから戻ってきた冷媒ガスは、吸入フ
マラ27を介してシリンダヘッド24の吸入プレナム2
5へ導かれる。そして、ピストン11の移動にしたがい
バルブプレート20の吸入孔28から吸入弁部30の開
成によりシリンダ8へ吸入する。ピストン11がバルブ
プレート20側へ接近していくと、圧縮された冷媒ガス
は、バルブプレート20の吐出孔29を通り、前記吐出
リード35を押し退けて、前記シリンダヘッド24の吐
出プレナム26へ吐出し、連通管(図示せず)を通して
冷却システムへ送り出す。
【0027】したがって、バルブプレート20に吐出リ
ード35,ストッパ40,リードホルダ42を取り付け
て、吐出リード35の動作確認が行えるので、圧縮機と
して所定の能力を維持できるものである。
【0028】また、バルブプレート20の凹所32に吐
出孔29を形成して、バルブプレート20の厚みよりも
薄い高さにすることにより、この空間に滞溜する冷媒ガ
スを少なくできるので圧縮効率を高めることができる。
【0029】一例として、気筒容積7.7cm3の圧縮機
の場合、バルブプレート20の凹所32の厚みの薄い部
分、従来品は最薄部が平面であったので強度上の制限か
ら約1.5mmであった。
【0030】本発明では、長い凹所32が円弧状の球面
であり、球面にすることで補強されるので最薄部は約1
mmに構成できる。したがって吐出孔の空間に滞溜する冷
媒ガスは約30%減少するから、著しく圧縮効率を高め
ることができる。
【0031】また、吐出孔29が複数あるので、過圧縮
損失の増大を防止できるとともに、吐出孔29のそれぞ
れに吐出リードを設けているので、研磨加工時などに吐
出孔表面に図4に示すように段差Hが生じたとしても吐
出リード35が二股状になって、それぞれを確実にシー
ルすることができる。
【0032】また前記したように、リベットの固定によ
り、吐出孔と吐出リードのC型の曲げの中心が合致し、
また剛性により押圧されて吐出孔は吐出リードにより塞
がれる。したがってC型が従来用いられていた支持バネ
の代替となり、支持バネは不要となるので構成を簡素化
できる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明は、密閉ケースと、
このケース内に弾性的に取り付けられ開口端を有するシ
リンダを備えたシリンダブロックと、上記シリンダ内の
ピストンと、上記シリンダブロック上に取り付けられ、
上記シリンダ内で上記ピストンを往復させるモータと、
上記開口端で上記シリンダブロックに固定されるバルブ
プレートと、このバルブプレートに上記ピストンと対向
する側に形成した長い凹所と、この凹所内へ開放する上
記バルブプレートに形成した一対の吐出孔と、上記凹所
内に配置され吐出孔をシールする働きをする吐出リード
と、この吐出リードの反吐出孔側を押圧するリードホル
ダと、吐出リードをリードホルダに固着する柱状のスト
ッパと、このリードホルダをバルブプレートに固定する
リードホルダと一体の脚部と、この吐出リード,リード
ホルダ,ストッパ,凹所とを覆う吐出プレナムを備えた
シリンダヘッドからなり、吐出リードは薄い焼入鋼製
で、断面が略C型に形成され、C型の一端が吐出リード
ホルダに固着され、他の一端がバルブプレートの吐出孔
を押圧して塞ぎ、前記柱状のストッパは片端がネジによ
って吐出リードをホルダに固着し、他端は吐出リードの
ストッパとなっているので次に掲げる効果を有する。
【0034】1…吐出孔の空間に滞溜する冷媒ガスが減
少するから著しく圧縮効率を高めエネルギー効率が向上
する。
【0035】2…吐出孔が複数あるので過圧縮損失の増
大を防止できるとともに、吐出孔それぞれに吐出リード
を設けているので吐出孔の間に段差が生じてもシールす
ることができる。
【0036】3…吐出リードのC型の剛性により吐出孔
は押圧されて塞がれるからC型は支持バネの代替となり
支持バネは不要となり構成を簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る密閉型圧縮機の断面図
【図2】図1の圧縮ユニット部の縦断面図
【図3】図2のA−A線における断面図
【図4】本発明の吐出リードによる閉弁状態を示す断面
【図5】本発明のバルブプレートの分解斜視図
【符号の説明】
1 密閉ケース 2 モータ 8 シリンダ 9 シリンダブロック 11 ピストン 20 バルブプレート 24 シリンダヘッド 26 吐出プレナム 29 吐出孔 32 長い凹所 34 吐出リードの反吐出孔側 35 吐出リード 40 ストッパ 41 ストッパのネジ 41a 吐出リードのストッパ 42 リードのホルダ 45 リードホルダの脚部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉ケースと、このケース内に弾性的に
    取付けられ開口端を有するシリンダを備えたシリンダブ
    ロックと、上記シリンダ内のピストンと、上記シリンダ
    ブロック上に取付けられ上記シリンダ内で上記ピストン
    を往復させるモータと、上記開口端で上記シリンダブロ
    ックに固定されるバルブプレートと、このバルブプレー
    トに上記ピストンと対向する側に形成した長い凹所と、
    この凹所内へ開放する上記バルブプレートに形成した一
    対の吐出孔と、上記凹所内に配置され吐出孔をシールす
    る吐出リードと、この吐出リードの反吐出孔側を押圧す
    るリードホルダと、吐出リードをリードホルダに固着す
    る柱状のストッパと、このリードホルダをバルブプレー
    トに固定するリードホルダと一体の脚部と、この吐出リ
    ード,リードホルダ,ストッパ,凹所とを覆う吐出プレ
    ナムを備えたシリンダヘッドからなることを特徴とする
    密閉型圧縮機。
  2. 【請求項2】 吐出リードは薄い焼入鋼製で、断面が略
    C型に形成され、C型の一端が吐出リードホルダに固着
    され他の一端がバルブプレートの吐出孔を押圧して塞ぐ
    ことを特徴とする請求項1記載の密閉型圧縮機。
  3. 【請求項3】 バルブプレートに円弧状の長い凹所を配
    設し、凹所のもっともピストン側の部分に吐出孔を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の密閉型圧縮機。
JP29692891A 1991-11-13 1991-11-13 密閉型圧縮機 Pending JPH05133336A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10019841B2 (en) 2011-05-18 2018-07-10 Magna Electronics Inc. Driver assistance systems for vehicle

Cited By (5)

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US10019841B2 (en) 2011-05-18 2018-07-10 Magna Electronics Inc. Driver assistance systems for vehicle
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US11842450B2 (en) 2011-05-18 2023-12-12 Magna Electronics Inc. Vehicular backing up assistance system

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