JPH05133279A - ガスエンジンの燃料供給装置 - Google Patents
ガスエンジンの燃料供給装置Info
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- JPH05133279A JPH05133279A JP32647691A JP32647691A JPH05133279A JP H05133279 A JPH05133279 A JP H05133279A JP 32647691 A JP32647691 A JP 32647691A JP 32647691 A JP32647691 A JP 32647691A JP H05133279 A JPH05133279 A JP H05133279A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガスエンジンの運転全域における吸入空気量
に比例した量の燃料ガスを供給することを可能にする。 【構成】 吸気管5に吸入空気量計測装置7及び絞り弁
19が設けられ、かつ並列に配置して互いに接続されたガ
ス制御管14a,14b,14c のそれぞれに、電磁弁15a,15b,15
c と流量がそれぞれ異なるクリティカルフローベンチュ
リ16a,16b,16cとを接続してなるガス流量制御機構13を
介して圧縮天然ガスのボンベ9を、吸入空気量計測装置
7と絞り弁19の間で吸気管5に接続する。そして、吸入
空気量計測装置7が計測した吸気量に比例した量の圧縮
天然ガスを流動させうることができるクリティカルフロ
ーベンチュリを設けたガス制御管の電磁弁を選択して、
その電磁弁を一定周波数で前記吸気量に比例した量の燃
料ガスを流動させる時間開いて、必要量の燃料ガスを吸
気管に供給する。
に比例した量の燃料ガスを供給することを可能にする。 【構成】 吸気管5に吸入空気量計測装置7及び絞り弁
19が設けられ、かつ並列に配置して互いに接続されたガ
ス制御管14a,14b,14c のそれぞれに、電磁弁15a,15b,15
c と流量がそれぞれ異なるクリティカルフローベンチュ
リ16a,16b,16cとを接続してなるガス流量制御機構13を
介して圧縮天然ガスのボンベ9を、吸入空気量計測装置
7と絞り弁19の間で吸気管5に接続する。そして、吸入
空気量計測装置7が計測した吸気量に比例した量の圧縮
天然ガスを流動させうることができるクリティカルフロ
ーベンチュリを設けたガス制御管の電磁弁を選択して、
その電磁弁を一定周波数で前記吸気量に比例した量の燃
料ガスを流動させる時間開いて、必要量の燃料ガスを吸
気管に供給する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸気管が吸入した空気
量に比例した量の圧縮天然ガスなどの燃料ガスをガスエ
ンジンに供給する装置に関する。
量に比例した量の圧縮天然ガスなどの燃料ガスをガスエ
ンジンに供給する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスエンジンにおいて、例えば、圧縮天
然ガスを燃料とする自動車用エンジンは、アイドルの体
積効率の15%〜最大出力における吸入空気量は、自然
吸気エンジンは90%、過吸エンジンは120%であ
り、これらのエンジンの回転数は12倍程度になる。し
たがって、圧縮天然ガスの供給量は、 (90÷15)×12=72倍(自然吸気エンジン) (120÷15)×12=96倍(過吸エンジン) となる。そして、理論混合比で全域運転した場合の単位
時間における圧縮天然ガス供給量の比は同じになる。ま
た、前開運転時に高出力をうる場合の空燃比は、理論混
合比の1.2倍程度の過剰燃料を供給することが必要に
なるので、その比率は自然吸気エンジンは86倍、過吸
エンジンは115倍と更に大きくなる。
然ガスを燃料とする自動車用エンジンは、アイドルの体
積効率の15%〜最大出力における吸入空気量は、自然
吸気エンジンは90%、過吸エンジンは120%であ
り、これらのエンジンの回転数は12倍程度になる。し
たがって、圧縮天然ガスの供給量は、 (90÷15)×12=72倍(自然吸気エンジン) (120÷15)×12=96倍(過吸エンジン) となる。そして、理論混合比で全域運転した場合の単位
時間における圧縮天然ガス供給量の比は同じになる。ま
た、前開運転時に高出力をうる場合の空燃比は、理論混
合比の1.2倍程度の過剰燃料を供給することが必要に
なるので、その比率は自然吸気エンジンは86倍、過吸
エンジンは115倍と更に大きくなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ガスエンジンに対する
燃料としての圧縮天然ガスなどの燃料ガスは、前記のよ
うに、かなり多量に供給することが必要であるから、例
えば、ガソリンエンジンに多く用いられているマルチポ
イントインジェクタ方式の電磁弁を回転同期させる方式
によって、必要量の圧縮天然ガスなどを供給することは
不可能である。したがって、例えば、自動車用の圧縮天
然ガスエンジンでは、そのダイナミックレンジの広さに
よって、最高出力が燃料ガスの供給量不足により制限さ
れているのが現状である課題がある。
燃料としての圧縮天然ガスなどの燃料ガスは、前記のよ
うに、かなり多量に供給することが必要であるから、例
えば、ガソリンエンジンに多く用いられているマルチポ
イントインジェクタ方式の電磁弁を回転同期させる方式
によって、必要量の圧縮天然ガスなどを供給することは
不可能である。したがって、例えば、自動車用の圧縮天
然ガスエンジンでは、そのダイナミックレンジの広さに
よって、最高出力が燃料ガスの供給量不足により制限さ
れているのが現状である課題がある。
【0004】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、ガスエンジンの運転全域における吸入空気量に比
例した量の燃料ガスを供給することが可能なガスエンジ
ンの燃料供給装置をうることを目的とする。
って、ガスエンジンの運転全域における吸入空気量に比
例した量の燃料ガスを供給することが可能なガスエンジ
ンの燃料供給装置をうることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のガスエンジンの
燃料供給装置は、絞り弁が内部に設けられた吸気管に吸
入された空気に燃料ガスを混合して、その燃料ガスを気
筒に供給するガスエンジンの燃料供給装置において、並
列に配置して互いに接続された複数のガス制御管のそれ
ぞれに、流量を異にしたクリティカルフローベンチュリ
と電磁弁とを直列に接続してなるガス流量制御機構を介
して、燃料ガスのボンベが前記吸気管に接続され、前記
吸気管の吸気量または吸気管の内圧もしくは前記絞り弁
の開度に基づいて、制御装置で前記吸気量に比例した量
の燃料ガスを流動させることができるクリティカルフロ
ーベンチュリを設けたガス制御管の電磁弁を選択して、
その電磁弁を一定周波数で前記吸気量に比例した量の燃
料ガスを流動させる時間開いて、必要量の燃料ガスを吸
気管に供給することを特徴とする。
燃料供給装置は、絞り弁が内部に設けられた吸気管に吸
入された空気に燃料ガスを混合して、その燃料ガスを気
筒に供給するガスエンジンの燃料供給装置において、並
列に配置して互いに接続された複数のガス制御管のそれ
ぞれに、流量を異にしたクリティカルフローベンチュリ
と電磁弁とを直列に接続してなるガス流量制御機構を介
して、燃料ガスのボンベが前記吸気管に接続され、前記
吸気管の吸気量または吸気管の内圧もしくは前記絞り弁
の開度に基づいて、制御装置で前記吸気量に比例した量
の燃料ガスを流動させることができるクリティカルフロ
ーベンチュリを設けたガス制御管の電磁弁を選択して、
その電磁弁を一定周波数で前記吸気量に比例した量の燃
料ガスを流動させる時間開いて、必要量の燃料ガスを吸
気管に供給することを特徴とする。
【0006】
【作用】前記本発明のガスエンジンの燃料供給装置は、
吸気管に吸入された空気量また吸気管の内圧もしくは前
記吸気管内に設けられた絞り弁の開度を計測して、これ
らの計測値に基づいて吸入空気量に比例する量の燃料ガ
スを流通させるクリティカルフローベンチュリを設けた
ガス制御管の電磁弁を単数または複数選択して、その電
磁弁を一定周波数で、前記必要とする燃料ガス量を流通
させうる時間開いて、前記必要量の燃料ガスを吸気管に
供給する。
吸気管に吸入された空気量また吸気管の内圧もしくは前
記吸気管内に設けられた絞り弁の開度を計測して、これ
らの計測値に基づいて吸入空気量に比例する量の燃料ガ
スを流通させるクリティカルフローベンチュリを設けた
ガス制御管の電磁弁を単数または複数選択して、その電
磁弁を一定周波数で、前記必要とする燃料ガス量を流通
させうる時間開いて、前記必要量の燃料ガスを吸気管に
供給する。
【0007】
【実施例】本発明のガスエンジンの燃料供給装置の実施
例を、図1〜2に基づいて説明する。
例を、図1〜2に基づいて説明する。
【0008】図1において、1はエンジン、2はエンジ
ン1を構成する気筒、3は気筒2に設けられたピスト
ン、4は点火プラグ、5は気筒2に連通した吸気管で、
これにエアクリーナ6及びこのエアクリーナ6を通過し
て吸入された空気量を計測する吸入空気量計測装置7と
ミキサ8とが、この順序で設けられている。9は圧縮天
然ガスのボンベで、これが減圧弁10を介してガス供給管
11a でガスチャンバ12に接続されている。
ン1を構成する気筒、3は気筒2に設けられたピスト
ン、4は点火プラグ、5は気筒2に連通した吸気管で、
これにエアクリーナ6及びこのエアクリーナ6を通過し
て吸入された空気量を計測する吸入空気量計測装置7と
ミキサ8とが、この順序で設けられている。9は圧縮天
然ガスのボンベで、これが減圧弁10を介してガス供給管
11a でガスチャンバ12に接続されている。
【0009】13はガスチャンバ12に接続されたガス流量
制御機構で、これはガスチャンバ12から分岐して並列に
配置されたガス制御管14a,14b,14c のそれぞれに、電磁
弁15a,15b,15c と、流量がそれぞれ異なるクリティカル
フローベンチュリ16a,16b,16c とを接続し構成されてい
る。11b はガス制御管14a,14b,14c を前記ミキサ8に接
続するガス供給管、17はガスチャンバ12に接続された圧
力センサ、18はガスチャンバ12に接続された温度セン
サ、19はミキサ8の下流側で吸気管5内に設けられた絞
り弁、20は排気管で、これに排気浄化触媒21が接続され
ている。22は吸気弁、23は排気弁である。
制御機構で、これはガスチャンバ12から分岐して並列に
配置されたガス制御管14a,14b,14c のそれぞれに、電磁
弁15a,15b,15c と、流量がそれぞれ異なるクリティカル
フローベンチュリ16a,16b,16c とを接続し構成されてい
る。11b はガス制御管14a,14b,14c を前記ミキサ8に接
続するガス供給管、17はガスチャンバ12に接続された圧
力センサ、18はガスチャンバ12に接続された温度セン
サ、19はミキサ8の下流側で吸気管5内に設けられた絞
り弁、20は排気管で、これに排気浄化触媒21が接続され
ている。22は吸気弁、23は排気弁である。
【0010】そして、前記吸入空気量計測装置7が単位
時間における吸入空気量を制御装置(図示省略)に入力
するとともに、圧力センサ17及び温度センサ18がガスチ
ャンバ12の圧縮天然ガスの圧力と温度をそれぞれ前記制
御装置に入力する。したがって、制御装置が吸入空気量
計測装置7からの前記データに基づき、前記吸入空気量
に比例する圧縮天然ガス量に対応して電磁弁15a,15b,15
c の単数または複数を選択して、それを一定周波数で開
閉して、前記必要量の圧縮天然ガスを吸気管5に供給す
るように構成されている。
時間における吸入空気量を制御装置(図示省略)に入力
するとともに、圧力センサ17及び温度センサ18がガスチ
ャンバ12の圧縮天然ガスの圧力と温度をそれぞれ前記制
御装置に入力する。したがって、制御装置が吸入空気量
計測装置7からの前記データに基づき、前記吸入空気量
に比例する圧縮天然ガス量に対応して電磁弁15a,15b,15
c の単数または複数を選択して、それを一定周波数で開
閉して、前記必要量の圧縮天然ガスを吸気管5に供給す
るように構成されている。
【0011】図2は、前記クリティカルフローベンチュ
リ16a,16b,16c のそれぞれの流量比と電磁弁15a,15b,15
c の開弁時間との関係を示すものであって、クリティカ
ルフローベンチュリ16の最大流量がクリティカルフロー
ベンチュリ16b の最小流量に対応し、クリティカルフロ
ーベンチュリ16b の最大流量がクリティカルフローベン
チュリ16c の最少流量に対応している。
リ16a,16b,16c のそれぞれの流量比と電磁弁15a,15b,15
c の開弁時間との関係を示すものであって、クリティカ
ルフローベンチュリ16の最大流量がクリティカルフロー
ベンチュリ16b の最小流量に対応し、クリティカルフロ
ーベンチュリ16b の最大流量がクリティカルフローベン
チュリ16c の最少流量に対応している。
【0012】前記のように構成したガスエンジンの燃料
供給装置によるボンベ9の圧縮天然ガスの供給は、設定
されたエンジン1の出力に対応して前記絞り弁19の開度
が調節される。このようにして、吸気管5に吸入された
空気量を吸入空気量計測装置7が計測し、そのデータを
litre /Sec で制御装置に入力するから、その空気量に
比例した圧縮天然ガス量に対応して、制御装置がガス流
量制御機構13の電磁弁15a,15b,15c のいずれかを選択
し、かつそれを設定した開閉時間で開閉操作をして、減
圧弁10で、例えば、5kg/cm2 程度に減圧されたボンベ
9の圧縮天然ガスを、前記吸入空気量に比例した量ミキ
サ8を介して吸気管5に供給するものである。
供給装置によるボンベ9の圧縮天然ガスの供給は、設定
されたエンジン1の出力に対応して前記絞り弁19の開度
が調節される。このようにして、吸気管5に吸入された
空気量を吸入空気量計測装置7が計測し、そのデータを
litre /Sec で制御装置に入力するから、その空気量に
比例した圧縮天然ガス量に対応して、制御装置がガス流
量制御機構13の電磁弁15a,15b,15c のいずれかを選択
し、かつそれを設定した開閉時間で開閉操作をして、減
圧弁10で、例えば、5kg/cm2 程度に減圧されたボンベ
9の圧縮天然ガスを、前記吸入空気量に比例した量ミキ
サ8を介して吸気管5に供給するものである。
【0013】すなわち、前記ガス流量制御機構13のガス
制御管14a,14b,14c のそれぞれにおける圧縮天然ガスの
流量Qfuelは、 k:1mSecにおける圧縮天然ガス流量、 T:電磁弁の開時間、 f:電磁弁の駆動周波数(ml/palse ) とすると、 Qfuel=k×T×f で表すことができる。いま、クリティカルフローベンチ
ュリ16a の電磁弁15a を制御装置が選択した場合におけ
る、前記k、T、fのそれぞれを、 k:0.05litre T:20mSec f:8Hz とすると、その圧縮天然ガスの流量Qfuelは、 Qfuel=0.05×20×8=8ml/Sec となる。
制御管14a,14b,14c のそれぞれにおける圧縮天然ガスの
流量Qfuelは、 k:1mSecにおける圧縮天然ガス流量、 T:電磁弁の開時間、 f:電磁弁の駆動周波数(ml/palse ) とすると、 Qfuel=k×T×f で表すことができる。いま、クリティカルフローベンチ
ュリ16a の電磁弁15a を制御装置が選択した場合におけ
る、前記k、T、fのそれぞれを、 k:0.05litre T:20mSec f:8Hz とすると、その圧縮天然ガスの流量Qfuelは、 Qfuel=0.05×20×8=8ml/Sec となる。
【0014】したがって、吸入空気量計測装置7から制
御装置に入力される吸気量のデータが増加すれば、それ
に対応して前記電磁弁15a の開時間Tを長くして、クリ
ティカルフローベンチュリ16a を流動する圧縮天然ガス
の流量Qfuelを、増加した吸気量に比例して増加させ
る。例えば、前記吸気量が2倍になれば電磁弁15a の開
時間Tを2倍に、4倍になれば電磁弁15a の開時間Tを
4倍にすれば、吸気管5に対する吸気量に比例した量の
圧縮天然ガスをミキサ8を経て吸気管5に供給すること
ができる。
御装置に入力される吸気量のデータが増加すれば、それ
に対応して前記電磁弁15a の開時間Tを長くして、クリ
ティカルフローベンチュリ16a を流動する圧縮天然ガス
の流量Qfuelを、増加した吸気量に比例して増加させ
る。例えば、前記吸気量が2倍になれば電磁弁15a の開
時間Tを2倍に、4倍になれば電磁弁15a の開時間Tを
4倍にすれば、吸気管5に対する吸気量に比例した量の
圧縮天然ガスをミキサ8を経て吸気管5に供給すること
ができる。
【0015】すなわち、前記のように、電磁弁15a の駆
動周波数fが8Hzであると、その周期は125mSecに
なるので、電磁弁15a の閉時間に10mSecを使用する
と、電磁弁15a の開時間として115mSecを使用するこ
とができる。このため、吸気管5に対する吸気量の増加
に対応して、電磁弁15a の開時間を11.5mSecの範囲
内で調整して、クリティカルフローベンチュリ16a を通
過する圧縮天然ガス量を前記吸気量に比例させる。ま
た、圧力センサ17及び温度センサ18から制御装置に入力
されるガスチャンバ12の圧縮天然ガスの圧力及び温度に
基づいて、制御装置が電磁弁15a の開時間を微小時間長
くまたは短く補正して、吸気量に対する圧縮天然ガスの
供給量の精度を向上させる。
動周波数fが8Hzであると、その周期は125mSecに
なるので、電磁弁15a の閉時間に10mSecを使用する
と、電磁弁15a の開時間として115mSecを使用するこ
とができる。このため、吸気管5に対する吸気量の増加
に対応して、電磁弁15a の開時間を11.5mSecの範囲
内で調整して、クリティカルフローベンチュリ16a を通
過する圧縮天然ガス量を前記吸気量に比例させる。ま
た、圧力センサ17及び温度センサ18から制御装置に入力
されるガスチャンバ12の圧縮天然ガスの圧力及び温度に
基づいて、制御装置が電磁弁15a の開時間を微小時間長
くまたは短く補正して、吸気量に対する圧縮天然ガスの
供給量の精度を向上させる。
【0016】なお、クリティカルフローベンチュリ16a
の流量Qは、
の流量Qは、
【数1】 C:流量係数 P:圧力差 T:ガスの絶対温度 となるから、前記圧力差Pとガスの絶対温度Tとを測定
して、流量Qを補正することも可能である。
して、流量Qを補正することも可能である。
【0017】そして、吸気量の増加で電磁弁15a の開時
間を前記115mSec以上にすることが必要になると、以
後は電磁弁15a,15b を同時に開閉操作してクリティカル
フローベンチュリ16a,16b に圧縮天然ガスを流動させ
る。すると、1Sec における圧縮天然ガス流量kは、 0.05+0.05×5=0.3ml/Sec になるので、電磁弁15a,15b の開時間Tを、電磁弁15a
のみを開閉する場合の開時間Tよりも短くして、圧縮天
然ガスの流量Qfuelを大きく増加させて、その量を吸気
量に比例させることができる。
間を前記115mSec以上にすることが必要になると、以
後は電磁弁15a,15b を同時に開閉操作してクリティカル
フローベンチュリ16a,16b に圧縮天然ガスを流動させ
る。すると、1Sec における圧縮天然ガス流量kは、 0.05+0.05×5=0.3ml/Sec になるので、電磁弁15a,15b の開時間Tを、電磁弁15a
のみを開閉する場合の開時間Tよりも短くして、圧縮天
然ガスの流量Qfuelを大きく増加させて、その量を吸気
量に比例させることができる。
【0018】このように、電磁弁15a,15b の同時開閉操
作で、増加する吸気量に圧縮天然ガスの流量Qfuelを比
例させるが、吸気管5の吸気量の一層の増加で電磁弁15
a,15b の開時間Tを最長以上に長くすることが必要にな
ると、以後は電磁弁15b,15cを同時に開閉操作してクリ
ティカルフローベンチュリ16b,16c に圧縮天然ガスを流
動させる。このとき、1Sec における圧縮天然ガス流量
kは、 0.05+0.05×5+0.05×25=1.55ml/Sec となり、クリティカルフローベンチュリ16b,16c の圧縮
天然ガスの流量Qfuelをより大きく増加させることがで
きる。したがって、エンジン1の最大出力に至るまでの
吸気量に比例する量の圧縮天然ガスをスムーズに精度よ
く供給することが可能である。
作で、増加する吸気量に圧縮天然ガスの流量Qfuelを比
例させるが、吸気管5の吸気量の一層の増加で電磁弁15
a,15b の開時間Tを最長以上に長くすることが必要にな
ると、以後は電磁弁15b,15cを同時に開閉操作してクリ
ティカルフローベンチュリ16b,16c に圧縮天然ガスを流
動させる。このとき、1Sec における圧縮天然ガス流量
kは、 0.05+0.05×5+0.05×25=1.55ml/Sec となり、クリティカルフローベンチュリ16b,16c の圧縮
天然ガスの流量Qfuelをより大きく増加させることがで
きる。したがって、エンジン1の最大出力に至るまでの
吸気量に比例する量の圧縮天然ガスをスムーズに精度よ
く供給することが可能である。
【0019】前記のように、電磁弁15a,15b を開閉操作
している時における空燃比のフィードバックや必要圧縮
天然ガス流量補正などは、流量が小さい方のクリティカ
ルフローベンチュリ16b の電磁弁15a の開時間を微小時
間長くまたは短く調節することで行う。そして、電磁弁
15b,15c を開閉操作している時における前記補正など
は、電磁弁15b の開時間の調節で行う。
している時における空燃比のフィードバックや必要圧縮
天然ガス流量補正などは、流量が小さい方のクリティカ
ルフローベンチュリ16b の電磁弁15a の開時間を微小時
間長くまたは短く調節することで行う。そして、電磁弁
15b,15c を開閉操作している時における前記補正など
は、電磁弁15b の開時間の調節で行う。
【0020】なお、ガス制御管14a,14b,14c のそれぞれ
に接続した電磁弁15a,15b,15c の下流側にクリティカル
フローベンチュリ16a,16b,16c を配置しているが、これ
は電磁弁15a,15b,15c の上流側にクリティカルフローベ
ンチュリ16a,16b,16c を配置することも可能であり、か
つ前記ガス制御管14a,14b,14c の本数は、これよりも少
なくまたは多くすることも可能である。また、ガス流量
制御機構13を構成するガス制御管14a,14b,14c のそれぞ
れの上流側にガスチャンバ12を設けることが、ガス制御
管14a,14b,14c のガス圧を同じにすることに対して適す
るが、ガスチャンバ12を設けることについては任意にす
ることが可能である。そして、電磁弁15a,15b,15c の開
閉操作を周波数8Hzで行っているが、これよりも低い
または高い周波数で行うことも可能である。
に接続した電磁弁15a,15b,15c の下流側にクリティカル
フローベンチュリ16a,16b,16c を配置しているが、これ
は電磁弁15a,15b,15c の上流側にクリティカルフローベ
ンチュリ16a,16b,16c を配置することも可能であり、か
つ前記ガス制御管14a,14b,14c の本数は、これよりも少
なくまたは多くすることも可能である。また、ガス流量
制御機構13を構成するガス制御管14a,14b,14c のそれぞ
れの上流側にガスチャンバ12を設けることが、ガス制御
管14a,14b,14c のガス圧を同じにすることに対して適す
るが、ガスチャンバ12を設けることについては任意にす
ることが可能である。そして、電磁弁15a,15b,15c の開
閉操作を周波数8Hzで行っているが、これよりも低い
または高い周波数で行うことも可能である。
【0021】前記実施例は、吸気管5の吸気量を吸入空
気量計測装置7で測定し、その測定した吸気量に基づい
て電磁弁15a,15b,15c の開時間を設定して、前記吸気量
に比例した量の圧縮天然ガスを吸気管5に供給してい
る。しかし、前記吸気量に対応して変化する吸気管5の
内圧を測定し、その測定内圧に基づいて電磁弁15a,15b,
15c の開時間を設定することも可能であり、この場合も
前記吸気量を測定する場合と同様に、吸気量に比例して
圧縮天然ガスを精度よく供給することが可能である。ま
た、前記吸気量に対応する絞り弁19の開度を測定して、
その測定開度に基づいて電磁弁15a,15b,15c の開時間を
設定することも可能である。そして、圧縮天然ガス以外
の燃料ガスを供給することもできる。
気量計測装置7で測定し、その測定した吸気量に基づい
て電磁弁15a,15b,15c の開時間を設定して、前記吸気量
に比例した量の圧縮天然ガスを吸気管5に供給してい
る。しかし、前記吸気量に対応して変化する吸気管5の
内圧を測定し、その測定内圧に基づいて電磁弁15a,15b,
15c の開時間を設定することも可能であり、この場合も
前記吸気量を測定する場合と同様に、吸気量に比例して
圧縮天然ガスを精度よく供給することが可能である。ま
た、前記吸気量に対応する絞り弁19の開度を測定して、
その測定開度に基づいて電磁弁15a,15b,15c の開時間を
設定することも可能である。そして、圧縮天然ガス以外
の燃料ガスを供給することもできる。
【0022】
【発明の効果】本発明のガスエンジンの燃料供給装置
は、上記のように、流量が異なるクリティカルフローベ
ンチュリと電磁弁とを接続した複数のガス制御管を並列
に接続してなるガス流量制御機構を介して、燃料ガスの
ボンベを吸気管に接続してなるものである。そして、前
記吸気管の吸気量または吸気管の内圧もしくは前記絞り
弁の開度に基づいて、制御装置で前記吸気量に比例した
量の燃料ガスを流動させることができる単数または複数
のクリティカルフローベンチュリを選択して、それらに
接続された電磁弁を一定周波数で前記吸気量に比例した
量の燃料ガスを流動させうる時間開いて、必要量の燃料
ガスを吸気管に供給するものである。したがって、前記
複数の各クリティカルフローベンチュリの数とそれらの
流量比をあらかじめ適当に設定しておくことで、ガスエ
ンジンの運転全域の吸入空気量に比例した量の燃料ガス
をスムーズにかつ精度よく供給することが可能であり、
ガスエンジンの運転全域における排ガス特性及び性能燃
費をよくすることができる。
は、上記のように、流量が異なるクリティカルフローベ
ンチュリと電磁弁とを接続した複数のガス制御管を並列
に接続してなるガス流量制御機構を介して、燃料ガスの
ボンベを吸気管に接続してなるものである。そして、前
記吸気管の吸気量または吸気管の内圧もしくは前記絞り
弁の開度に基づいて、制御装置で前記吸気量に比例した
量の燃料ガスを流動させることができる単数または複数
のクリティカルフローベンチュリを選択して、それらに
接続された電磁弁を一定周波数で前記吸気量に比例した
量の燃料ガスを流動させうる時間開いて、必要量の燃料
ガスを吸気管に供給するものである。したがって、前記
複数の各クリティカルフローベンチュリの数とそれらの
流量比をあらかじめ適当に設定しておくことで、ガスエ
ンジンの運転全域の吸入空気量に比例した量の燃料ガス
をスムーズにかつ精度よく供給することが可能であり、
ガスエンジンの運転全域における排ガス特性及び性能燃
費をよくすることができる。
【図1】本発明の実施例を示す断面構成図である。
【図2】クリティカルフローベンチュリの流量比と電磁
弁の開時間の関係図である。
弁の開時間の関係図である。
1…ガスエンジン、5…吸気管、7…吸入空気量計測装
置、9…ボンベ、13…ガス流量制御機構、14a,14b,14c
…ガス制御管、15a,15b,15c …電磁弁、16a,16b,16c …
クリティカルフローベンチュリ、19…絞り弁。
置、9…ボンベ、13…ガス流量制御機構、14a,14b,14c
…ガス制御管、15a,15b,15c …電磁弁、16a,16b,16c …
クリティカルフローベンチュリ、19…絞り弁。
Claims (1)
- 【請求項1】 絞り弁が内部に設けられた吸気管に吸入
された空気に燃料ガスを混合して、その燃料ガスを気筒
に供給するガスエンジンの燃料供給装置において、並列
に配置して互いに接続された複数のガス制御管のそれぞ
れに、流量を異にしたクリティカルフローベンチュリと
電磁弁とを直列に接続してなるガス流量制御機構を介し
て、燃料ガスのボンベが前記吸気管に接続され、前記吸
気管の吸気量または吸気管の内圧もしくは前記絞り弁の
開度に基づいて、制御装置で前記吸気量に比例した量の
燃料ガスを流動させることができるクリティカルフロー
ベンチュリを設けたガス制御管の電磁弁を選択して、そ
の電磁弁を一定周波数で前記吸気量に比例した量の燃料
ガスを流動させる時間開いて、必要量の燃料ガスを吸気
管に供給することを特徴とするガスエンジンの燃料供給
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32647691A JPH05133279A (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | ガスエンジンの燃料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32647691A JPH05133279A (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | ガスエンジンの燃料供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05133279A true JPH05133279A (ja) | 1993-05-28 |
Family
ID=18188241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32647691A Pending JPH05133279A (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | ガスエンジンの燃料供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05133279A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1779084A4 (en) * | 2004-07-21 | 2012-03-28 | Sensors Inc | DILUTION FLOW CONTROL SYSTEM WITH FAST OPERATION AND METHOD FOR SAMPLING AN EXHAUST GAS ANALYSIS |
-
1991
- 1991-11-13 JP JP32647691A patent/JPH05133279A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1779084A4 (en) * | 2004-07-21 | 2012-03-28 | Sensors Inc | DILUTION FLOW CONTROL SYSTEM WITH FAST OPERATION AND METHOD FOR SAMPLING AN EXHAUST GAS ANALYSIS |
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