JPH05132620A - ポリ硫化アリーレン、ガラス繊維およびメラミン樹脂の混合物 - Google Patents

ポリ硫化アリーレン、ガラス繊維およびメラミン樹脂の混合物

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JPH05132620A
JPH05132620A JP12545692A JP12545692A JPH05132620A JP H05132620 A JPH05132620 A JP H05132620A JP 12545692 A JP12545692 A JP 12545692A JP 12545692 A JP12545692 A JP 12545692A JP H05132620 A JPH05132620 A JP H05132620A
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JP
Japan
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melamine resin
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polyarylene sulfide
aliphatic
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JP12545692A
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English (en)
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Burkhard Dipl Chem Dr Koehler
ブルクハルト・ケーラー
Wolfgang Ruesseler
ボルフガング・リユセラー
Rolf Dhein
ロルフ・ダイン
Gerd Fengler
ゲルト・フエングラー
Bahman Sarabi
バーマン・ザラビ
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Bayer AG
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Bayer AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L81/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of polysulfones; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L81/02Polythioethers; Polythioether-ethers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L61/00Compositions of condensation polymers of aldehydes or ketones; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L61/20Condensation polymers of aldehydes or ketones with only compounds containing hydrogen attached to nitrogen
    • C08L61/26Condensation polymers of aldehydes or ketones with only compounds containing hydrogen attached to nitrogen of aldehydes with heterocyclic compounds

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 89.9ないし20重量%のポリ硫化アリー
レン、0.1ないし5重量%のメラミン樹脂および10
ないし79.9重量%のガラス繊維、ならびに任意にポ
リ硫化アリーレンの100重量部を基準にして300重
量部以内の充填剤および強化用材料および/または副次
的な物質の混合物におよびこれから得られる成形品。 【効果】 機械的性質が良好でフラッシュ形成がわずか
であるポリ硫化アリーレン含有混合物およびその成形品
を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はポリ硫化アリーレン(PAS)、
ガラス繊維およびメラミン樹脂の混合物に関するもので
ある。この混合物は良好な機械的性質とフラッシュ形成
がわずかなものであるに過ぎないこととを特色としてい
る。
【0002】ポリ硫化アリーレン(PAS)は公知物質
である(たとえば US-A3 354 129、EP-A
171 021)。これらは、たとえばガラス繊維およ
び/または他の無機充填剤の高度の充填を受容し得る不
活性な、高温抵抗性の熱可塑物である。これらの重合体
の、特にポリ硫化フェニレン(PPS)の使用は、これ
まで熱硬化物(duroplast)に保持されていた分野にお
いて増加しつつある。
【0003】PAS の機械的性質は、射出成形の分野
におけるある種の応用面には不満足である。特にエッジ
繊維伸長および衝撃強度は実用上の目的には不満足であ
る。したがって、たとえばこれを他の熱可塑物と混合す
ることにより、上記の性質に関してPAS を改良する
ことが有利であることが見いだされている。
【0004】PAS の機械的性質の改良は、無水マレ
イン酸をグラフトした水素化ジエンゴムとエポキシドと
の混合物を用いても得られる(JP-A 63-1183
69)。大量の、低いガラス転移温度を有する無水マレ
イン酸グラフトポリオレフィンも強靭性を改良するため
に使用されたが、曲げ強度は有意には増加しなかった。
【0005】PAS の機械的性質はポリイソシアネー
トを用いても改良され得る(JP-A01118-57
1)。しかし、イソシアネートの使用は作業時の安全性
の理由で問題を含んでいる。
【0006】さらに、PPS の混和物は射出成形の際
にフラッシュを形成する。すなわち、これらは射出鋳型
の間隙から漏れ出して、ひれを形成するのである。
【0007】84 JP-061155 840330 に
よれば、メラミン樹脂と PPS とは、PPS の融点
より低いストーブ加熱温度で不溶不融の被膜を形成す
る。すなわち、これらの被覆剤は熱硬化物である。した
がって、この種の混合物は熔融状態で加工し得るとは期
待できない。
【0008】被覆剤中の強化用材料としてのガラス繊維
の添加は技術的に推奨できない。
【0009】メラミン樹脂とガラス繊維とを有するポリ
硫化フェニレン(PPS)の混合物が良好な機械的性質
と減少したフラッシュ形成とを特色とすることが、ここ
に見いだされた。混合は熔融状態で実施することができ
る。
【0010】したがって本発明は、 A) 89.9ないし20重量%の、好ましくは37な
いし79.5重量%のポリ硫化アリーレン、好ましくは
ポリ硫化フェニレン、 B) 0.1ないし5重量%の、好ましくは0.5ないし
3重量%の式(I)または(II)
【0011】
【化2】
【0012】式中、R1は水素または脂肪族のC1-C2
基、好ましくはメチル、エチルまたはブチル基を表し、
2は脂肪族のC1-C22または芳香族のC6-C14の基、
好ましくはフェニルを表し、本発明記載の物質(I)ま
たは(II)のアルコキシメチル基の2個以内は水素で置
き換えられていてもよいに、好ましくは式(I)に相当
するメラミン樹脂、および C) 10ないし79.9重量%の、好ましくは20な
いし60重量%の、好ましくはポリウレタンフィルム形
成剤とアミノシランまたはエポキシシランフィルム形成
剤とでサイズ加工されたガラス繊維、ならびに、任意に
これに加えて、PAS の100重量部を基準にして0
ないし300重量部の他の鉱物質または有機充填剤およ
び強化用材料および/または無機または有機の副次的な
物質の混合物に関するものである。
【0013】各成分の混合は混練機または押出し機中
で、280℃ないし350℃の温度の熔融状態で実施す
る。
【0014】以下のものは、式(I)に相当するメラミ
ン樹脂の例である:ヘキサメトキシメチルメラミン、ヘ
キサエトキシメチルメラミン、ヘキサブトキシメチルメ
ラミン、テトラメトキシメチルメラミン、ペンタメトキ
シメチルメラミンおよびヘキサヒドロキシメチルメラミ
ン。
【0015】式(II)に相当する樹脂の例にはテトラメ
トキシメチルベンゾグアナミン、テトラメトキシアセト
グアナミンおよびテトラエトキシメチルベンゾグアナミ
ンが含まれる。
【0016】式(I)に相当する物質は、部分的には市
販されている(たとえばサイアナミド(Cyanamid)のサ
イメル(Cymel)303R)か、またはメラミン、ホルム
アルデヒドおよび脂肪族アルコールから得られる。式
(II)に相当する物質も、部分的には市販されている
(サイアナミドのサイメル 1123R)か、またはベン
ゾグアナミン(1,3-ジアミノ-5-フェニルトリアジ
ン)、ホルムアルデヒドおよび脂肪族アルコールから得
られる。
【0017】好ましくはポリウレタンフィルム形成剤と
アミノシランまたはエポキシシランプライマーとでサイ
ズ加工した通常のガラス繊維を、本発明に従って使用す
る。これらは1−20μmの、好ましくは5−13μm
の直径を有する。このガラス繊維は最終混合物中におい
て0.05ないし10mmの、好ましくは0.1ないし2
mmの長さを有することができる。無端ガラス繊維(ロ
ビング)も、無端繊維強化一方向性複合体の製造用の工
程に使用することができる。
【0018】上記のガラス繊維はまた、特に部分的にガ
ラス球、たとえばバロチーニ(Ballotini)ガラス球で
置き換えることもできる。
【0019】他の適当な鉱物質充填剤および添加剤に
は、雲母、タルク、粉末石英、金属の酸化物および硫化
物、たとえば TiO2、ZnOまたはZnS、黒鉛、カ
ーボンブラック、たとえば石英および炭素の繊維、炭酸
塩たとえばMgCO3またはCaCO3、ならびに硫酸
塩、たとえばCaSO4およびBaSO4が含まれる。
【0020】他の使用し得る通常の添加剤には顔料、離
型剤、E-ワックス、流動性改良剤、造核剤および安定剤
が含まれる。
【0021】上記の充填剤および添加剤は、PAS の
100重量部を基準にして0ないし300重量部の量で
使用することができる。
【0022】本発明記載の混合物は、通常の押出しの方
法により製造することができる。
【0023】本発明はまた、成形品の製造用の本発明記
載の混合物の使用に関するものでもある。
【0024】本発明記載の混合物は、通常の方法により
加工して成形品、半製品、回路板、繊維、フィルム、部
品等に加工することができる。一般には、いかなるもの
にせよ、熱可塑的に加工可能な混和物が通常使用される
場所に本発明記載の混合物を使用するのが有利である。
【0025】
【実施例】本発明記載の混合物の製造は、ウェルナー・
アンド・フライデラー(Werner Pfleiderer)の双軸押
出し機 ZSK32で実施した。
【0026】使用した PPS は45Pas(306
℃、毎秒 1,000)の熔融粘性を有し、EP-A 17
1 021に従って製造したものであった。
【0027】40%の、ポリウレタンフィルム形成剤と
アミノシランプライマーとでサイズ加工した切断ガラス
繊維、バイエル CS 7916Rを使用した。
【0028】この混合物を造粒し、押出しして80×1
0×4mmの寸法の試験用棒状体を形成させた。これら
の曲げ強度、曲げモデュラスおよび衝撃強度 an(逆ノ
ッチISO 180)を試験した。
【0029】比較例1 60重量%の PPS を40重量%のガラス繊維と混合
した。30kJ/m2の衝撃強度、1.9 %のエッジ繊
維伸長および250MPaの曲げ強度が得られた。フラ
ッシュの長さは500μmであった。
【0030】比較例2 59重量%の PPS を40重量%のガラス繊維および
1重量%の4,4-ビス-マレイミドジフェニルメタンと
混合した。45kJ/m2の衝撃強度、2.4%のエッジ
繊維伸長および350MPaの曲げ強度が得られた。フ
ラッシュの長さは420μmであった。
【0031】実施例1 57重量%の PPS を40重量%のガラス繊維および
3重量%のヘキサヒドロキシメチルメラミンと混合し
た。45kJ/m2の衝撃強度、2.4%のエッジ繊維伸
長および295MPaの曲げ強度が得られた。フラッシ
ュの長さは300μmであった。
【0032】実施例2 58.7 重量%の PPS を40重量%のガラス繊維
(アサヒ(Asahi)のFT- 562R)、1重量%のヘキ
サメトキシメチルメラミン(サイアナミドのサイメル
303R)および0.3重量%の PE ワックス(ヘキス
ト社(Hoechst AG)の PE520)と混合した。48
kJ/m2の衝撃強度、2.5 %のエッジ繊維伸長およ
び293MPaの曲げ強度が得られた。フラッシュの長
さは220μmであった。
【0033】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0034】1.A) 89.9ないし20重量%のポ
リ硫化アリーレン(PAS)、 B) 0.1ないし5重量%の式(I)または(II)
【0035】
【化3】
【0036】式中、R1は水素または脂肪族のC1-C22
の基を表し、R2は脂肪族のC1-C22または芳香族のC6
-C14の基を表し、本発明記載の物質(I)または(I
I)のアルコキシメチル基の2個以内は水素で置き換え
られていてもよいに相当するメラミン樹脂、および C) 10ないし79.9重量%のガラス繊維、ならび
に、任意にこれに加えて、PAS の100重量部を基
準にして0ないし300重量部の他の鉱物質または有機
充填剤および強化用材料および/または無機または有機
の副次的な物質の混合物。
【0037】2.A) 37ないし79.5重量%のポ
リ硫化アリーレン、 B) 0.5ないし3重量%の、式中の R1が水素また
は脂肪族のC1-C2 2 の基を表し、R2が脂肪族のC1-C
22または芳香族のC6-C14の基を表し、式(I)または
(II)に相当する物質のアルコキシメチル基の2個以内
は水素で置き換えられていてもよい、式(I)または
(II)に相当するメラミン樹脂、および C) 20ないし60重量%のガラス繊維、ならびに任
意に、PAS の100 重量部を基準にして300重量
部以内の他の鉱物質または有機の充填剤および強化用材
料および/または無機または有機の副次的な物質を含有
する1.記載の混合物。
【0038】3.使用するポリ硫化アリーレンがポリ硫
化フェニレンであることを特徴とする1−2記載の混合
物。
【0039】4.使用するメラミン樹脂が式(I)に相
当するものであることを特徴とする1−2記載の混合
物。
【0040】5.式(I)および(II)中の基 R1がメ
チル、エチル、またはブチル基であり、基R2がフェニ
ルであることを特徴とする1−2記載の混合物。
【0041】6.ポリウレタンフィルム形成剤およびア
ミノシランまたはエポキシシランフィルム形成剤でサイ
ズ加工したガラス繊維を含有する1−2記載の混合物。
【0042】7.1記載の混合物の成形品製造用の使
用。
【0043】8.1記載の混合物から製造し得る成形
品。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロルフ・ダイン ドイツ連邦共和国デー4150クレーフエル ト・デスバテイネスシユトラーセ30 (72)発明者 ゲルト・フエングラー ドイツ連邦共和国デー4150クレーフエルト −トラール・ドイチユオルデンスベーク12 (72)発明者 バーマン・ザラビ ドイツ連邦共和国デー4150クレーフエル ト・エルハウゼンベーク55アー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A) 89.9ないし20重量%のポリ
    硫化アリーレン(PAS)、 B) 0.1ないし5重量%の式(I)または(II) 【化1】 式中、R1は水素または脂肪族のC1-C22の基を表し、
    2は脂肪族のC1-C22または芳香族のC6-C14の基を
    表し、本発明記載の物質(I)または(II)のアルコキ
    シメチル基の2個以内は水素で置き換えられていてもよ
    いに相当するメラミン樹脂、および C) 10ないし79.9重量%のガラス繊維、ならび
    に、任意にこれに加えて、PAS の100重量部を基
    準にして0ないし300重量部の他の鉱物質または有機
    充填剤および強化用材料および/または無機または有機
    の副次的な物質の混合物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の混合物の成形品製造用の
    使用。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の混合物から製造し得る成
    形品。
JP12545692A 1991-04-23 1992-04-20 ポリ硫化アリーレン、ガラス繊維およびメラミン樹脂の混合物 Pending JPH05132620A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19914113159 DE4113159A1 (de) 1991-04-23 1991-04-23 Mischungen aus polyarylensulfiden, glasfasern und melaminharzen
DE4113159.2 1991-04-23

Publications (1)

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JPH05132620A true JPH05132620A (ja) 1993-05-28

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ID=6430138

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Application Number Title Priority Date Filing Date
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3998767A (en) * 1975-09-02 1976-12-21 Phillips Petroleum Company Fast curing of arylene sulfide polymer using hexamethoxymethylmelamine
EP0232496B1 (en) * 1985-12-06 1992-02-26 Asahi Glass Company Ltd. Method for curing aromatic polythioether sulfone

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Publication number Publication date
DE4113159A1 (de) 1992-10-29
EP0510439A1 (de) 1992-10-28

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