JPH05131844A - 保冷車における制御システム - Google Patents

保冷車における制御システム

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JPH05131844A
JPH05131844A JP29945791A JP29945791A JPH05131844A JP H05131844 A JPH05131844 A JP H05131844A JP 29945791 A JP29945791 A JP 29945791A JP 29945791 A JP29945791 A JP 29945791A JP H05131844 A JPH05131844 A JP H05131844A
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JP
Japan
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temperature
control
controller
control panel
switch
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Application number
JP29945791A
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English (en)
Inventor
Kazumi Nemoto
数実 根本
Tetsuo Koike
哲夫 小池
Seiichi Yamaguchi
誠一 山口
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Hino Motors Ltd
Sawafuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Sawafuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、保冷車における運転席側にあるコ
ントロールパネルと保冷庫側にあるコントローラとを制
御線で接続することにより、配線の施工が簡単で高い制
御機能を発揮できるようにすることを目的とする。 【構成】 運転席1′側に設置されたコントロールパネ
ル1には、保冷庫の温度を設定する温度設定手段2と、
保冷庫の電源をON/OFFするスイッチ4と、保冷庫
10の状態を表示する表示手段5とが備えられている。
また、保冷車10′側に設置されたコントローラ11に
は庫内温度センサ15に定電流を流す庫内温度検出回路
15−1を備えており、保冷庫10の温度および車輛の
油圧系統を制御する。前記コントロールパネル1とコン
トローラ11とは、制御線で接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、保冷車における運転席
側にあるコントロールパネルと保冷庫側にあるコントロ
ーラとを制御線で接続することにより、配線の施工が簡
単で高い制御機能を発揮できる保冷車における制御シス
テムに関するものである。なお、本明細書において、
「保冷」なる用語は、「保冷」、「冷蔵」、「冷凍」等
を含む概念を意味する。
【0002】
【従来の技術】図9を参照しつつ従来例における保冷車
のコントロールパネルおよびコントローラを説明する。
従来の保冷車における保冷庫の温度および車輛の油圧系
統を制御するコントローラは、コントロールパネルと共
に運転席付近に配置されていた。そして、車輛側に設置
されている保冷庫内の温度を検出する温度センサや保冷
庫の温度を変えるために制御を行う制御線、あるいは油
圧系統のバルブを制御するパワーライン等が、保冷庫か
ら運転席の付近に引き回されている。
【0003】たとえば、図9は従来例における保冷車の
コントロールパネルおよびコントローラ説明図である。
図9において、運転席側に配置されたコントロールパネ
ル71には、コントロールパネル電圧源72と、保冷庫
に対するバッテリー電源77をON/OFFするスイッ
チ73と、保冷庫内の実際の温度等の状態をモニタする
際に操作されるモニタスイッチ74と、図示されていな
い表示手段とから構成されている。
【0004】また、同様に運転席側に配置されているコ
ントローラ75には、コントロールパネル71における
ON/OFFスイッチ73のONによりバッテリ電源7
7をコントローラ電圧源76に接続して保冷庫を動作さ
せるパワートランジスタ731と、モニタスイッチ74
のONによりバッテリ電源77をコントロールパネル電
圧源72に接続するパワートランジスタ741と、ON
/OFFスイッチ73やモニタスイッチ74とが投入さ
れたことを検出するCPU78とから構成されている。
【0005】図9に示す例では、コントロールパネル7
1とコントローラ75との間における電源線およびスイ
ッチ線が存在する外に、コントローラ75と図示されて
いない保冷庫との間に、温度センサ線および車輛の油圧
系統のバルブを制御するパワーラインが引き回された形
となっている。
【0006】また、図10は従来のコントロールパネル
に使用するスイッチ回路説明図である。図10におい
て、電源81は、パワートランジスタ82を介して、た
とえば保冷庫を冷却するための冷凍インバータ等の負荷
83に接続されている。
【0007】そして、上記パワートランジスタ82のベ
ースには、リモート端子84が接続されている。したが
って、リモート端子84をONすると、パワートランジ
スタ82が導通して電源81と負荷83とが接続され
る。
【0008】図11は従来のコントロールパネルに使用
する簡易型定電圧回路の説明図である。図11におい
て、電源81は、パワートランジスタ92を介して負荷
83に接続されている。そして、電源81の電圧を負荷
83に安定に供給するため、パワートランジスタ92の
ベースとアースとの間には、定電圧ダイオード93が接
続されている。
【0009】図12は従来のコントロールパネルに使用
するスイッチ回路と定電圧回路との説明図である。図1
2に示す回路は、図10および図11に示す回路を組み
合わせた回路である。
【0010】すなわち、電源81は、リモート端子84
をONするとパワートランジスタ82が導通すると共
に、パワートランジスタ92も導通して、負荷83に電
圧が供給される。この時の電源81の電圧は、パワート
ランジスタ92に接続されている定電圧ダイオード93
により定電圧となって出力する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の場合、
保冷車におけるコントローラは、運転席にあるコントロ
ールパネル付近に設置され、コントローラと保冷庫との
間を通信線、電源線およびスイッチ線等によって接続さ
れる。
【0012】また、当該コントローラには、庫内温度セ
ンサ線あるいは車輛の油圧系統を制御するパワーライン
が接続されており、これらの線も運転席と保冷庫との間
で引き回される形となる。
【0013】さらに、従来の保冷庫の庫内温度を検出す
る温度センサに流す電流が、周囲温度に対し十分に配慮
されていないために、運転席側に配置されたコントロー
ルパネル71から設定された保冷庫の設定温度と保冷庫
の実際の庫内温度とが異なる事態が生じていた。
【0014】図13は従来の保冷庫設定温度0℃と周囲
温度との実験結果を示しており、保冷庫の庫内温度が0
℃に制御されているにもかかわらず温度センサに流れる
電流が周囲温度に対して変化するため、コントロールパ
ネル71に表示される表示温度が正しく0℃を表示しな
い等、実際の庫内温度と表示温度との間で誤差が生じて
いた。
【0015】本発明は、以上のような問題を解決するた
めのもので、保冷庫を制御するための配線を簡単にする
と共に、高い制御機能を備えた保冷車における制御シス
テムを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の保冷車における制御システムは、保冷庫の
温度を設定する温度設定手段と保冷庫の電源をON/O
FFするスイッチと保冷庫の状態を表示する表示手段と
からなる運転席側に設置されたコントロールパネルと、
保冷庫の温度および車輛の油圧系統を制御すべく保冷車
側に設置されたコントローラと、前記コントロールパネ
ルとコントローラとを接続する制御線と、当該コントロ
ーラには周囲温度の変化に対し変動の少ない定電流を庫
内温度センサに流す構成の庫内温度検出回路とを備えて
いることを特徴としている。
【0017】
【作用】運転席側には、保冷庫の温度を設定する温度設
定手段と、保冷状態、たとえば、保冷庫の現在の庫内温
度、庫内設定温度、保冷庫の稼働時間、あるいは稼働状
態(電源のON/OFF、除霜スイッチのON/OF
F、ダイアグコードリセット状態等)が判る表示手段と
からなるコントロールパネルが設けられている。
【0018】また、保冷庫側には、運転席に置く必要が
ない保冷庫の温度制御装置および車輛の油圧系統を制御
する制御装置からなるコントローラが設けられている。
そして、保冷車における制御システムでは、上記運転席
側に設けられたコントロールパネルと保冷庫側に設けら
れたコントローラとが制御線によって接続されている。
【0019】当該制御線は、たとえば、温度センサによ
って検出した温度に関する表示情報をコントロールパネ
ルへ通知するため、あるいは油圧系統のバルブを制御す
るための制御信号線、コントローラの制御電源を供給す
る簡単な電源線、および保冷庫をON/OFFするスイ
ッチ信号線からなる。
【0020】また、庫内温度検出回路は、周囲温度に対
し変動の少ない定電流を庫内温度センサに流すように構
成されており、保冷庫の実際の庫内温度とコントロール
パネルに表示される温度との誤差が生じなくなる。
【0021】
【実施例】図1および図2を参照しつつ本発明の一実施
例を説明する。図1は本発明における一実施例ブロック
構成図である。図2は本発明の一実施例であるコントロ
ールパネルとコントローラとの接続を説明するための概
念図である。図1および図2において、保冷車10′
は、運転席1′と保冷庫10とから構成されている。
【0022】そして、運転席1′にはコントロールパネ
ル1が、また、保冷庫10にはコントローラ11がそれ
ぞれ設置されている。コントロールパネル1には、たと
えば、保冷庫10内の温度を適宜に設定する温度設定手
段2と、保冷庫10の実際の温度をモニタする際にオン
されるモニタスイッチ3と、保冷庫10の電源をON/
OFFするON/OFFスイッチ4と、保冷庫10内の
実際の温度および設定温度を表示する表示手段5とが設
けられている。
【0023】コントローラ11には、たとえば、保冷庫
10内に空気の流れを与えて当該保冷庫10内の各部に
おける温度を一定にするためのファンモータ12と、保
冷庫10を冷却する冷凍庫駆動用の冷凍インバータ13
と、車輛の油圧系統を制御するバルブソレノイド14
と、保冷庫10内の温度をコントローラ11で制御する
ために検出する庫内温度センサ15と、当該庫内温度セ
ンサ15に一定の電流を流す庫内温度検出回路15−1
と、前記油圧系統のバルブを制御する圧力スイッチ16
などが設けられている。
【0024】また、コントロールパネル1とコントロー
ラ11とは、たとえば、通信線6、電源線7およびスイ
ッチ線8からなる制御線9によって接続されている。す
なわち、コントロールパネル1とコントローラ11と
は、具体的に、4本の通信線と、2本の電源線と、1本
のスイッチ線とによって接続されている。
【0025】図3は本発明の一実施例であるコントロー
ルパネルとコントローラとの電源接続説明図である。図
3に示すコントロールパネル1において、モニタスイッ
チ3とON/OFFスイッチ4とは、パワートランジス
タ31のベースとアース間に並列に接続されている。
【0026】そして、電源32は、パワートランジスタ
31を介してコントロールパネル電圧源33とコントロ
ーラ11に対するコントローラ電圧源33とに電圧を供
給する。モニタスイッチ3は、ダイオードを介してCP
U34に接続されている。
【0027】そして、ON/OFFスイッチ4がONの
場合、パワートランジスタ31がONされる。またモニ
タスイッチ3がONの場合、同様にパワートランジスタ
31がONされると共に、CPU34のA点はローレベ
ル信号「L」となり、CPU34はモニタスイッチ3が
ONされたことを検知し、通信線6を通してコントロー
ラ11に伝達する。
【0028】この結果コントローラ11側では保冷庫内
の温度などを測定して、通信線6を介して、CPU34
に通知する。即ち、コントロールパネル1側で必要な表
示が行われる。
【0029】図4は本発明に使用するスイッチ回路と定
電圧回路との説明図である。図4において、電源41は
図3における電源32に該当し、パワートランジスタ4
4は図3におけるパワートランジスタ31に該当し、リ
モートスイッチ42は図3におけるON/OFFスイッ
チ4に該当し、負荷45は図3におけるコントローラ電
圧源における負荷に該当している。
【0030】電源41は、リモートスイッチ42をON
すると小信号トランジスタ43が導通することによりパ
ワートランジスタ44を導通して、負荷45に電圧を供
給せしめる。この時の電源41の電圧は、パワートラン
ジスタ44に接続されている定電圧ダイオード46によ
り定電圧となって出力する。
【0031】以上のような構成にすると、パワートラン
ジスタ44がスイッチ回路と定電圧回路とを兼ねてい
る。したがって、図12に示す従来例のようにパワート
ランジスタを2個使用せずに済む。
【0032】図5を参照しつつ本発明の一実施例である
コントロールパネルについて説明する。図5は本発明の
一実施例であるコントロールパネルの説明図を示す。図
5において、コントロールパネル1は、コントローラ1
1と接続する制御線9を結合するコネクタ51と、コン
トローラ11に対する制御信号の送受信、保冷庫10の
温度制御あるいは表示制御等を行うCPUからなる制御
部52と、保冷庫10の温度設定を行うなどのためのス
イッチ群53、たとえば、温度設定を行うためのロータ
リスイッチ531、除霜を指示するための除霜スイッチ
532、保冷庫等の設定をリセットするリセットスイッ
チ533、その他油圧系統を制御するスイッチからなる
ものと、前記制御部52を構成するCPUを動作させる
ための制御プログラム等が格納されているROM54
と、処理の実行に当って使用されるRAM55と、保冷
庫内の温度設定状態等を表示する表示手段5と、前記表
示手段5を選択するデコーダ56と、コントローラ11
へまたはコントローラ11からの送受信データをON/
OFFするトランジスタ回路57とから構成されてい
る。
【0033】コネクタ51は、たとえば、電源端子+5
V、GND(接地)と、送信端子ST(+)、(−)
と、受信端子SR(+)、(−)と、スイッチ端子ON
とから構成されており、これらの合計7端子には、前述
の制御線9が接続される。
【0034】そして、運転スイッチ571(図3に示す
スイッチ4に対応するもの)、モニタスイッチ572
(図3に示すスイッチ3に対応するもの)あるいはスイ
ッチ群53等のスイッチをONすると、制御部52は、
当該各操作を識別する。
【0035】この操作結果を表示する場合には、デコー
ダ56で表示手段5に表示を行うための表示手段5の選
択を行い、トランジスタアレーを介して表示手段5で表
示する。また、たとえば、運転スイッチ571がONさ
れるとコネクタ51のスイッチ端子ONから、後述する
如く図6に示されるコネクタ61のスイッチ端子ONに
信号が伝送され、図3において示したコントローラ電圧
源に対して電圧を供給せしめる。
【0036】また制御部52が図6に示されるコントロ
ーラ11側に信号を伝送する場合には、当該信号をTX
Dから出力信号を出力する。TXDから出力した出力信
号は、トランジスタ573およびトランジスタ574を
ONする。
【0037】すなわち、コネクタ51の送信端子ST
(−)はアースされ、送信端子ST(+)とST(−)
との間には+5Vの電圧が発生する。この電圧は、制御
線9を通してコントローラ11へ送られ、図6に示され
るコネクタ61における受信端子SR(+)、(−)間
に電圧を発生せしめ、光電スイッチ641をオンせしめ
る。
【0038】図6を参照しつつ本発明の一実施例である
コントローラについて説明する。図6は本発明の一実施
例であるコントローラの説明図を示す。図6において、
コントローラ11は、コントロールパネル1のコネクタ
51と制御線9により接続されるコネクタ61と、定電
圧とスイッチを兼ねた定電圧スイッチング回路62(図
4に対応する回路)と、直流電圧の電圧を変換するDC
/DCコンバータ63と、コントロールパネル1からの
受信信号あるいはコントローラ11から送信信号をON
/OFFする送受信スイッチング回路64と、コントロ
ーラ11を制御するCPUからなる制御部66とをも
つ。
【0039】また、保冷庫10における庫内温度セン
サ、除霜解除指令、加熱保護用信号、油圧系統における
高圧スイッチあるいは低圧スイッチ等の信号をCPUが
制御できるような信号に変換するアナログインターフェ
ース67およびデジタルインターフェース67′と、制
御部66のプログラムを格納するROM68と、処理を
実行する際に用いられるRAM68′および必要に応じ
てもうけられる書替え可能なE2 PROM68″と、コ
ンデンサファンモータを駆動するリレーあるいはその他
のモータあるいはヒーターを駆動するリレードライバ6
9、その他のバルブあるいは冷凍インバータを制御する
部分とから構成される。
【0040】コントロールパネル1の運転スイッチ57
1がONすると、この信号は、コネクタ51のON端子
から制御線9を介してコントローラ11におけるコネク
タ61のON端子に入力する。
【0041】すなわち、運転スイッチ571をONする
ことにより、アース電位がトランジスタ621のベース
に与えられ、当該トランジスタ621およびトランジス
タ622がONする。各トランジスタ621、622が
導通することにより、DC/DCコンバータ63は、2
4Vのバッテリー(図3に示す電源32に対応するも
の)に接続される。
【0042】そして、このDC/DCコンバータ63
は、電圧をたとえば、5Vに変換してコントローラ11
側の電圧源とする。また、コントロールパネル1におけ
るスイッチ群53のスイッチをON/OFFする信号に
対応して、制御部52が送信データ端子TXDに所望さ
れる信号を送出する。
【0043】そして、当該信号は、トランジスタ573
およびトランジスタ574をONして、送信端子ST
(+)(−)に入力する。その後、前記信号は、コネク
タ51の送信端子ST(+)(−)から通信線6を介し
てコントローラ11のコネクタ61の受信端子SR
(+)(−)に入力する。
【0044】そして、当該受信端子SR(+)(−)に
与えられた電位は、光電スイッチ641をONし、送受
信制御部65の受信データ端子RXDに入力する。送受
信制御部65は、制御部66のCPUが制御できる信号
に変換した後、その信号を制御部66に送る。制御部6
6では、当該信号に基づいてそれぞれのモータあるいは
バルブ等を駆動するように制御する。
【0045】庫内温度センサあるいは除霜解除指令、ま
たは高圧スイッチ等からの信号は、制御部66において
必要に応じて設定温度と比較されるなどして、送受信制
御部65のCPUから保冷庫の図示されていないヒータ
を制御するための制御信号を出力する。
【0046】また、保冷庫10の温度を検知した庫内温
度センサからの温度は、制御部66から送受信制御部6
5に送られ、制御線9を介してコントロールパネル1に
送信できるような信号に変換された後、送信データ端子
TXDから送信される。
【0047】当該送信号は、送受信スイッチング回路6
4のトランジスタ642およびトランジスタ643をO
Nして、コネクタ61の送信端子ST(+)(−)から
制御線9を介してコントロールパネル1に送信される。
コントロールパネル1の受信端子SR(+)(−)に受
信された信号は、光電スイッチ575をONして制御部
52の受信端子RXDに入力する。
【0048】制御部52では、当該信号を表示手段5で
表示できる信号に変換する。当該信号はトランジスタア
レーを介して表示手段5によって庫内温度を表示する。
コントローラ11にもうけられている図6に示すDC/
DCコンバータ63の出力は、上述のコネクタ51、6
1の+5VとGNDとをもってコントロールパネル1の
+5Vに接続され、コントロールパネル1の電源として
用いられる。
【0049】次にコントローラ11に設けられている庫
内温度検出回路15−1について説明する。図7は庫内
温度検出回路の一実施例構成図を示している。
【0050】図7において、陽極Vccとアースとの間に
抵抗24、ダーリントン接続された制御用トランジスタ
22及び庫内温度センサ15が直列に接続されている。
当該庫内温度センサ15は保冷庫10の庫内温度を検出
するためのもので、保冷庫10の所定の位置に設定され
ている。
【0051】抵抗24と制御用トランジスタ22との接
続点はOPアンプ21の反転入力端子とが接続されてい
る。三端子レギュレータ23の共通端子Cは陽極Vcc
に、入力端子Iはアースに、そして出力端子OはOPア
ンプ21の非反転入力端子にそれぞれ接続されている。
三端子レギュレータ23をこの様に接続することによっ
て、陽極Vccの変動にかかわらず三端子レギュレータ2
3の出力端子Oに一定電圧−Vo が得られ、この一定電
圧−Vo がOPアンプ21の基準電圧となっている。
【0052】OPアンプ21の出力は制御用トランジス
タ22のベースに接続されており、当該制御用トランジ
スタ22を制御して庫内温度センサ15に定電流を流さ
せる。
【0053】すなわち、抵抗24に流れる電流をI、そ
の抵抗値をRとすると、抵抗24で電流Iによって降下
する電圧−RIと三端子レギュレータ23の出力端子O
に出力する基準電圧−Vo とが−RI=−Vo となる様
にOPアンプ21は動作する。従って抵抗24に流れる
電流IはI=Vo /Rで表せる。
【0054】一方、制御用トランジスタ22のエミッタ
側からベース側を介してOPアンプ21へ流れる電流
は、エミッタ側からコレクタ側、すなわち庫内温度セン
サ15に流れる電流IL に比べ制御用トランジスタ22
の合成電流増幅率hfeが大きいので無視でき、またOP
アンプ21の反転入力端子に流れる電流も小さいので、
庫内温度センサ15に流れる電流IL は抵抗24に流れ
る電流Iに等しく、Is ≒I=Vo /Rとなる。
【0055】つまり、庫内温度センサ15には抵抗24
の抵抗値R及び三端子レギュレータ23の出力電圧Vo
に依存するVo /Rの定電流が流れる。ここで、三端子
レギュレータ23の温度係数は− 0.6m V/℃程度であ
るので、庫内温度センサ15に流れる電流IL の温度に
対する変化は小さくなる。
【0056】図8は保冷庫10の庫内温度を0℃に保持
し、図7に示された庫内温度検出回路15−1の周囲温
度を変化されたときの庫内温度センサ15で検出された
実験結果を示している。
【0057】同図から明らかな様に保冷庫10の庫内設
定温度と実際の検出表示温度とがほぼ一致し、従来の図
13で示される特性に比べ1/3以下に表示誤差を押え
られている。
【0058】また上記説明からも判る様に、更に温度特
性の良い三端子レギュレータを用いれば温度変動に対す
る特性はさらに向上する。なお、庫内温度センサ15は
検出温度に対応してその抵抗値が変化し、かつ庫内温度
センサ15に常時定電流が流れるので、保冷庫10の庫
内温度に対応した検出電圧が庫内温度センサ15に発生
する。この庫内温度センサ15で検出された電圧が前記
説明の如く、制御部66から送受信制御部65に送ら
れ、制御線9を介してコントロールパネル1に送信でき
るような信号に変換された後、送信データ端TXDから
送信されることとなる。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、運転席側にコントロー
ルパネルを設置し、保冷庫側にコントローラを設置し、
その間を制御線によって接続したため、庫内温度センサ
線および油圧系統のバルブを制御するパワーラインを運
転席の側にまで引き回さずに済むので、コントロールパ
ネルの施工が容易になった。また、コントローラは、一
定温度に設定できる保冷庫内に設置したため、運転席の
ような温度環境の過酷な所と比較して安定した高い制御
機能を発揮できる。
【0060】そして周囲温度に対して精度の良い庫内温
度検出回路を設けているので、保冷庫の実際の庫内温度
がコントロールパネルに正しく表示される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一実施例ブロック構成図であ
る。
【図2】本発明の一実施例であるコントロールパネルと
コントローラとの接続を説明するための概念図である。
【図3】本発明の一実施例であるコントロールパネルと
コントローラとの電源接続説明図である。
【図4】本発明の一実施例であるコントロールパネルに
使用するスイッチ回路と定電圧回路との説明図である。
【図5】本発明の一実施例であるコントロールパネルの
説明図を示す。
【図6】本発明の一実施例であるコントローラの説明図
を示す。
【図7】本発明の庫内温度検出回路の一実施例構成図を
示す。
【図8】本発明の保冷庫内温度が0℃のときの周囲温度
に対する表示温度との一実施例実験図を示す。
【図9】従来例における保冷車のコントロールパネルお
よびコントローラ説明図である。
【図10】従来のコントロールパネルに使用するスイッ
チ回路説明図である。
【図11】従来のコントロールパネルに使用する簡易型
定電圧回路の説明図である。
【図12】従来のコントロールパネルに使用するスイッ
チ回路と定電圧回路との説明図である。
【図13】従来の保冷庫内温度が0℃のときの周囲温度
に対する表示温度との一実施例実験図である。
【符号の説明】
1 コントロールパネル 1′運転席 2 温度設定手段 3 モニタスイッチ 4 ON/OFFスイッチ 5 表示手段 6 通信線 7 電源線 8 スイッチ線 9 制御線 10 保冷庫 10′保冷車 11 コントローラ 15 庫内温度センサ 15−1 庫内温度検出回路 21 OPアンプ 22 制御用トランジスタ 23 三端子レギュレータ 24 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 誠一 東京都日野市日野台3丁目1番地1 日野 自動車工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保冷庫の温度を設定する温度設定手段と
    保冷庫の電源をON/OFFするスイッチと保冷庫の状
    態を表示する表示手段とからなる運転席側に設置された
    コントロールパネルと、 保冷庫の温度および車輛の油圧系統を制御すべく保冷車
    側に設置されたコントローラと、 前記コントロールパネルとコントローラとを接続する制
    御線と、 前記コントローラには、 陽極とアースとの間に抵抗、制御用トランジスタ及び保
    冷庫の庫内温度を検出する庫内温度センサを直列に接続
    し、当該抵抗の降下電圧をOPアンプの反転入力端子に
    入力するように接続すると共に、三端子レギュレータの
    出力をOPアンプの非反転入力端子に基準電圧として入
    力するように接続し、当該OPアンプの出力で前記制御
    用トランジスタを制御して前記庫内温度センサに定電流
    を流す構成の庫内温度検出回路とを備えていることを特
    徴とする保冷車における制御システム。
JP29945791A 1991-11-15 1991-11-15 保冷車における制御システム Pending JPH05131844A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009023574A (ja) * 2007-07-23 2009-02-05 Hino Motors Ltd シャシ架装間通信装置
JP2013108639A (ja) * 2011-11-17 2013-06-06 Yazaki Energy System Corp 庫内監視装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009023574A (ja) * 2007-07-23 2009-02-05 Hino Motors Ltd シャシ架装間通信装置
JP2013108639A (ja) * 2011-11-17 2013-06-06 Yazaki Energy System Corp 庫内監視装置

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