JPH05131161A - 基材のコーテイング方法及びその装置 - Google Patents

基材のコーテイング方法及びその装置

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JPH05131161A
JPH05131161A JP3199048A JP19904891A JPH05131161A JP H05131161 A JPH05131161 A JP H05131161A JP 3199048 A JP3199048 A JP 3199048A JP 19904891 A JP19904891 A JP 19904891A JP H05131161 A JPH05131161 A JP H05131161A
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JP
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nozzle
liquid
substrate
strip
thread
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JP3199048A
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English (en)
Inventor
Timothy James Noakes
テイモテイ・ジエームス・ノークス
Ian D Pavey
アイアン・デービツド・パヴエイ
Christopher S Jeffs
クリストフアー・ステイーブン・ジエフス
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Imperial Chemical Industries Ltd
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Imperial Chemical Industries Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B12/00Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area
    • B05B12/02Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area for controlling time, or sequence, of delivery
    • B05B12/04Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area for controlling time, or sequence, of delivery for sequential operation or multiple outlets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B5/00Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means
    • B05B5/08Plant for applying liquids or other fluent materials to objects
    • B05B5/14Plant for applying liquids or other fluent materials to objects specially adapted for coating continuously moving elongated bodies, e.g. wires, strips, pipes

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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】熱転写印刷に使用される多重色の着色紙の調製
に好適なコーティング方法とコーティング装置の提供。 【構成】多数の液体噴霧ノズル32に液体を供給し、高
電位を印加することにより強力な静電力でノズルから同
時に引き出される複数のほぼ平行な液糸を生成させ、基
材12をノズルに相対的に移送することによって基材に
コーティングがなされる。コーティングは2つのモード
によりなされる。そのひとつは液体の供給を周期的に遮
断するモードで、他のひとつは基材から帯状の液糸を離
す方向に静電的に偏向するモードである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、基材のコーティングに関する。
【0002】本発明の第1の点によれば、基材をコーテ
ィングする方法にあり、上記方法は、以下の構成から成
る。
【0003】縦に広いノズルの連続した液体フィルムを
形成するのに広がったノズルを供給し、ノズルの広がり
方向には同じ方向ではない別の方向に互いに関して基材
とノズルを移動して、高電位を印加することによって、
強力な静電力で同時に引き出される液体からなる複数の
ほぼ平行な帯状の液糸(リガメント)をノズルから生成
し、そしてその帯状の液糸がほぼ平行な帯状の液糸とし
て及び/または小滴のほぼ平行な流れの形で基材に堆積
し、さらにその後その基材面上にコーティングを一体的
に形成するように基材に向かってその帯状の液糸を導く
こと。
【0004】好ましくは、帯状の液糸はそれらが潰され
る前に、基材に堆積される。
【0005】好ましくは基材上の帯状の液糸及び/また
は小滴の堆積は相対的動きの方向に離隔している基材上
の一連のコーティング部分を形成するのを周期的に遮断
される。
【0006】本発明の第2の点によって、基材をコーテ
ィングする装置が提供される。
【0007】上記装置は以下のものから成る。
【0008】広がったノズル:使用に際して、連続した
液体フィルムが広がったノズルの縦方向に形成されるよ
うにノズルに液体を供給する装置;そのノズルとノズル
の広がりの方向に平行でない別の方向においてコーティ
ングされる基材との間の相対的動きをもたらす装置;強
力な静電気力によって、前記連続した液体フィルムから
ほぼ平行な帯状の液糸を同時に引き出す高電圧回路;
と、帯状の液糸がほぼ平行な帯状の液糸として及び/ま
たは小滴の流れの形で基材上に(その帯状の液糸が潰さ
れないように)堆積して、さらにその後、基材表面上に
コーティングを一体的に形成するやり方で基材に関して
ノズルを位置させる装置。
【0009】好ましくは装置は相対的動きの方向におい
て離隔している基材上の一連のコーティング部分を作り
出すのに基材上における上記帯状の液糸及び/または小
滴の堆積を周期的に遮断するために提供される。
【0010】本発明の特徴は電気的に帯電した帯状の液
糸及び/または小滴は実質的に平行な帯状の液糸或いは
実質的に平行な小滴の流れとして堆積される。これを達
成するために、このように帯状の液糸が堆積する基材上
に十分に近接してノズルを配置することが必要である。
もしそれらが潰れて小滴中に入り込むならば、小滴は、
それぞれの小滴間に相互の反力が働く以前に基材上に堆
積される。そしてその隣り同志はそれぞれの帯状の液糸
から誘導された小滴に、ノズルによって作られた他の帯
状の液糸から誘導された小滴から形成される流れ或いは
軌道に平行な流れ或いは軌道のように堆積されることな
く分出させる。この状態において帯状の液糸あるいは小
滴を堆積することによって、それぞれのコーティングさ
れた部分を鋭く切り取ることができる。この状態におけ
る帯状の液糸或いは小滴の堆積は実質的に均一な厚さの
コーティングを製造する観点から不利益であるように見
えるけれども、驚いたことには、我々は、以下のような
ことが分かった。即ち、ノズルから出てくる帯状の液糸
は例えば直径50ミクロンの次数であり、500から7
00ミクロンの次数のピッチ(ノズルの縦方向に)で出
てくるという事実にもかかわらず、堆積した平行な帯状
の液糸或いは小滴の流れは、以下のような要素に注意す
ることによって実質的に均一な厚さのコーティングを一
体的に形成できる。
【0011】(a) 二面に挟まれた特性、例えば基材と液
体間に存在する表面張力。
【0012】(b) ノズルに関して基材の移行速度に関す
るユニット面積当たりの液体の堆積の割合。
【0013】(c) 温度及び液体中に存在する溶剤の蒸発
の割合、及び (d) 基材移行方向に関しての重力の方向(基材が、特に
堆積後は直ちに、コーティング位置の区域における垂直
方向の範囲の実質的構成要素を有すべきことが分かっ
た。) 静電的に帯状の液糸を生成し、表面に向かってその帯状
の液糸を導くことは米国特許第4749125号で公知
である。引用文献では合成樹脂繊維の形成及びオイルの
綺麗な帯状の液糸を使用している基材の潤滑が作製され
ている。ほぼ平行な帯状の液糸或いは小滴を形成するよ
うに帯状の液糸が堆積している引用文献はここにはな
く、その後にもコーティングした基材の離隔した部分を
形成するような堆積に対するいかなる引用文献もない。
【0014】好ましくは、帯状の液糸の生成はそれぞれ
の帯状の液糸と関連する液体の流れの割合は実質的に帯
状の液糸のすべてに対して一定である。我々は実質的に
均一な厚さのコーティングの生産はどんなときにも最初
に形成された帯状の液糸と関連する液体の流れの割合が
実質的に帯状の液糸のすべてに対するものと同じである
なら、増加し、結果的には、堆積した帯状の液糸或いは
小滴の流れのユニット長さ当たりの基材上に堆積した液
体の量が実質的に全帯状の液糸/流れに対するものと実
質的に同じであることが分かった。その帯状の液糸のそ
れぞれに対する同じ液体の流れの割合は、ノズルにおけ
る帯状の液糸の形成区域の近くの液体の流れの割合の意
義ある変化を避けることによって達成できる。実質的に
同じであることによって、我々は、それぞれの帯状の液
糸/流れに対するユニット長さ当たりに堆積した液体の
量はすべての帯状の液糸/流れに堆積した平均の量の1
0%以内であることをいっているのである。
【0015】米国特許第4749125号明細書は作製
される帯状の液糸と関連した液体の流れの割合がノズル
のスロットに沿って異なる位置で意義あるように必ず拡
散するようなノズル設計を開示している。例えば、図1
から図4に説明されたノズル設計はスロットの幅と正確
な室の開口を画定するシムを使用する。そのシムはシム
縁(コラム5、ライン16から18まで)において放電
を集中しないように円い終端を有するスロットがついた
不連続の縁である。このようなシムは液体の流れの割合
を変えるノズルによって作製された帯状の液糸を生ず
る。例えばシム縁の丸い先端に一致する位置に形成され
た帯状の流れはシム縁における谷に一致する位置に形成
している帯状の流れに実質的にすぎない流れの割合を有
する傾向があるであろう。これは、液体がシムから分離
する傾向があり、丸い頂上近くの死点を創り出すためで
ある。
【0016】好ましくは、ノズルと基材間の相対的動き
の方向は概してノズル延長方向に垂直である。
【0017】前述したように、小滴を潰すよりも、基材
上においてこのように帯状の液糸が堆積するのが好まし
い。;これはノズルに対する液体の流れの割合の制御に
ともなう、電気的な場の制御及びその液体の粘性の選択
によって確実にすることができる。
【0018】好ましくは、基材上の帯状の液糸の堆積が
ノズルに対する液体の供給を遮断することなく、周期的
に(規則的な間隔を必要とせず)遮断される。
【0019】本発明の一実施例においては、これは帯状
の液糸の生成を中止させるべく適用される電位を一時的
に修正することによって達成される。例えば、高電位の
適用は、短い時間間隔の間、遮断され、即ちその大きさ
は実質的に減ずる。時間間隔は例えば、十分に短くされ
る。(例えば、数ミリ秒の次数)即ち、小さなすきまが
二次元の基材に対して液体の堆積内に作られ、このよう
な堆積した液体の連続的区域はそれによって相互にはっ
きりした堆積区域を一体的に作り出すことはできない。
本発明のこの特徴はバーコードのようなマーキングの生
産に応用することができることである。遮断の時間間隔
は変えることができ、堆積の相互のはっきりした区域間
の空間は要求によって異なることができる。
【0020】現に改変した好ましい実施例では、周期的
な遮断は基材から離し補助の標的装置に向けて噴霧を偏
向して基材に対する液体の噴霧を遮断してなされる。
【0021】好ましくはノズルからの液体の噴霧は停止
しているときにおける問題を回避し、ノズルに向けての
液体の供給を回避することができるように偏向モードで
の動作を通じて継続される。しかし、時間の許す限り、
我々は補助の標的装置に向けて噴霧を偏向させる可能性
を許さない。一時的に噴霧を停止し、その後、偏向モー
ドにおいて未だ動作している噴霧を回復し、最後に正常
な噴霧状態が達成されてそのときその噴霧が基材上に堆
積される状態に復帰する。
【0022】例えば、噴霧は一時的に停止され、その
後、偏向モードにおける動作はノズルに対しての液体の
供給を遮断することなくノズルに接近して電場の強さを
調整することによって開始される。通常の動作では、ノ
ズルの所で増強された液体はその場の強さが噴霧を回復
するように再調整されたとき、噴霧器の望ましくない噴
出を起しがちであろう。しかしながら、もし偏向モード
で動作しているとき噴霧が回復されるなら、どんな噴出
も基材よりは補助の標的装置に向けて導かれる。このよ
うに、この実施例では、もし、時間が許せば、噴霧は偏
向モードで動作している間一時的に停止し、基材への噴
霧の再調整にしたがい十分に回復することができる。そ
の噴出及びどんな別の望ましくない噴霧の発生も除くこ
とができる。
【0023】好ましくは、偏向モードで動作している間
に補助の標的装置に蓄積している液体は移動する。
【0024】本発明の好ましい実施態様によれば、基材
をコーティングする方法が提供される。その方法は以下
のものから成る。広がったノズルの縦方向に液体の連続
したフィルムを形成するために広がったノズルに液体を
供給し、基材とノズルをノズルの広がった方向に平行で
ない別の方向に互いに関して移動し、強力な静電力によ
ってノズルから同時に引き出される液体のほぼ平行な複
数の帯状の液糸をノズルから生成し、ほぼ平行な帯状の
液糸として別の区域におよび/または小滴のほぼ平行な
流れの形で(その帯状の液糸が潰れないように)基材上
にその帯状の液糸が堆積されてその後基材表面にコーテ
ィングを一体的に形成するように基材に向かって帯状の
液糸を導き、帯状の液糸を基材から離して補助の標的装
置に向かって偏向することによって基材上に上記帯状の
液糸/小滴が堆積するのを遮断し、ノズルからの液体で
基材をコーティングするのを回復する。
【0025】有利には、補助の標的装置に蓄積している
液体は、ノズルからの上記液体の帯状の液糸が連続して
生成されている間、標的装置から移動する。
【0026】別の好ましい本発明の実施態様によれば、
基材をコーティングする装置が提供され、上記装置は広
がったノズル;その広がったノズルの縦方向に連続した
液体フィルムを形成するためにその広がったノズルに液
体を供給する装置 ノズルの広がった方向に対して平行でない方向に互いに
関して基材及びノズルを移動する装置 帯状の液糸はほぼ平行な帯状の液糸として別の区域に、
及び/またはほぼ平行な小滴の流れの形で(その帯状の
液糸が潰れないように)基材上に堆積され、その後基材
表面上にコーティングを一体的に形成するように、強力
な静電力で同時にノズルから引き出され、基材に向かっ
て導かれる複数のほぼ平行な帯状の液糸をノズルから連
続的に生成する装置。
【0027】補助の標的装置と、帯状の液糸を基材から
離し、補助の標的装置に向かって偏向させ、それによっ
て基材上の上記帯状の液糸/小滴の堆積を遮断するよう
に周期的に作用する装置。
【0028】好ましくは、その装置は、上記帯状の液糸
が連続的に生成している間補助の標的装置上に蓄積され
ている液体を移動する装置を含むものである。
【0029】補助の標的装置上に収集されている液体を
移動することによって、静電気的場によって後者から引
き離され、噴霧の破壊を生ずるノズルに向かう補助の標
的装置からの液体を回避することができる。
【0030】補助の標的装置に向かう噴霧の偏向を含む
本発明のそれらの実施態様においては、もし、基材が上
記遮断の間ノズルに対して移動を続けるなら、そのと
き、継続的なコーティング区域間の空間の広がりは、例
えば、上述のように噴霧が遮断される間の時間間隔を変
えることによって、或いは基材に備えられる登録印にし
たがって噴霧を制御することによって制御できる。この
ような登録印は例えばコーティングが始まるべき或いは
終るべき基材上の始点及び/または終点を指示してい
る。
【0031】好ましくは上記遮断は、基材から帯状の液
糸を偏向するのに効果的である電場を発生することによ
って生ずる。
【0032】通常、ノズルと基材間の相対的動きは、周
期的とは反対に、連続的であり、特に相対的動きは、ノ
ズルが基材上に帯状の液糸/小滴を堆積するべく動作可
能な時間を通してさらには偏向モードの動作を通して継
続する。
【0033】主に、基材は電気的な絶縁材から作られて
いる。それ故に、帯電した帯状の液糸/小滴が介在する
基材に向う導電体によって誘引されるように、ノズルと
ノズルに関して接地され或いは一定電位にある導電体の
間に基材を位置させることが有利である。もし、基材が
高絶縁材であれば、堆積帯電したコーティング材料と導
電体とが一緒の場合もしばしばあり得るであろう。それ
は大きなキャパシタンス(誘導体として作用する基材と
ともに、かつその基材が適当な厚さであると仮定して)
を形成する。そしてそれによってさもなくば基材に向か
って導かれる噴霧を退ける傾向がある意味ある電位を発
生させないようにするのである。
【0034】導電体は、例えば、所定の通路に沿って供
給されるように通過する基材の向うの金属ローラによっ
て構成される。その供給通路は上述のようにそれがノズ
ルと導電体装置を通過するそれぞれの多くの噴霧ステー
ションを横切ることができる。
【0035】基材が電気絶縁体である所では、ノズルに
対してウエブの反対側に導電体を配備する代りに、その
装置はそのノズルから噴霧される液体によって支持され
た反対側の帯電したノズルから離れた基材の表面を帯電
するようになっている。例えば、帯電した液体噴霧は電
荷が基材の他表面に対して噴霧される液体によって支持
されたものに対して逆極性であるように基材の前記離れ
た面上に導かれる。その離れた面上に噴霧された液体は
基材の製造の間具合よく移動できるものであり、或いは
それは前記離れた面に永久的コーティングを形成するも
のである。前記離れた面上に噴霧された液体は基材の他
側上の液体の堆積に使用されるものに対して同様にノズ
ル装置から堆積される。
【0036】基材の上記離れた面上の帯電した液体を噴
霧する代りに、その後者の面は、例えば、カーボンブラ
ッシ電極からコロナ放電によって生ずる正極性の電荷を
噴霧できる。
【0037】補助の標的装置はローラの形が便利であ
り、その補助の標的装置上に収集する液体を移動する装
置はノズルに対して再生する貯溜タンクにその液体を偏
向して注入するように配置されているスクレパー或いは
ドクターブレードから成る。
【0038】補助の標的装置は、基材から噴霧を離れる
方向に偏向できないときには、それは、基材に或いは基
材に接近してあるものに関して、そこに適用される電位
を有することができ、基材に向かって帯電した帯状の液
糸の吸引を促進する。
【0039】他方において補助の標的装置が基材からそ
らして噴霧を偏向する必要があるときは、電位は補助の
標的装置に与えられ、基材の領域或いはその内部で具合
よく補助の標的装置に向かう帯状の液糸/小滴の吸引が
促進される。
【0040】例えば、補助の標的装置が偏向モードにお
いて作用しようとしないときには、それは、基材に極く
接近した所の電位が逆極性である間ノズルと同じ極性の
電位を有する。他方において、補助の標的装置は偏向モ
ードにおいて作用することを要求されるときは、それ
は、ノズル電位に関連する電位を有し、強力に基材にす
ぐに接近するものは補助の標的装置に向かって噴霧の吸
引を促進し、それ故に基材から離れる。両者の例では、
補助の標的装置と基材に或いはそれに接近して与えられ
る電位は実質的に同じ大きさでしかも逆極性である。
【0041】いくつかの状況においては、そのとき、補
助の標的装置はその有効(偏向している)と無効(偏向
していない)のモード間に切り変えられる。もし電場が
ノズル間に存在するなら、有益であろう。基材と補助の
標的装置は瞬間的に実質的な程度まで、強さを減じ、或
いは一時的に静電的噴霧を止めるようにスイッチが切ら
れる。それによってスイッチ切替時間の間、噴霧方向に
おける不確実性を除くことができる。実際、静電的噴霧
は非常に短い時間間隔で、例えば、10ミリ秒以下で、
のみ停止される。
【0042】有利に選択的に作動する装置は、上記停止
時間を制御する装置を備えている。
【0043】上記実施態様に限定されるような本発明の
いくつかの実施例では、基材に向かってそれぞれの噴霧
を導くように配設された2本以上のノズルがあり、その
装置は、それぞれのノズルが他のノズルで作られたコー
ティング区域で挟まれた一列の離隔したコーティング区
域で作られたものである。
【0044】本発明のこの実施態様によれば、以下のも
のから成る基材をコーティングする方法が提供される。
【0045】それぞれの広がったノズルの縦方向に液体
の連続したフィルムを形成するために、少なくとも2本
の広がったノズルよりなる一群に液体を供給し、基材と
ノズルの広がった方向に平行でなく、他の一方向におけ
るノズル間の相対的動きを与え、強力な静電的力によっ
てノズルから同時的に引き出される複数のほぼ平行な帯
状の液糸に高電位を印加することによってそれぞれのノ
ズルから生成し、それぞれのノズルからの帯状の液糸
が、一本の帯状の液糸として及び/または小滴の形で
(帯状の液糸が潰されないように)基材の同じ部分に実
質的に堆積し、その後、基材のその部分上にコーティン
グを一体的に形成するように基材に向かってそれぞれの
ノズルからの帯状の液糸を導くようにすること。
【0046】また本発明のこの実施態様によれば、基材
をコーティングする装置が提供される。
【0047】上記装置は以下のものから成る。
【0048】少なくとも2本の広がったノズル;使用に
際して連続した液体のフィルムがそれぞれの広がったノ
ズルの縦方向に長く形成されるようにノズルに対して液
体を供給する装置;ノズルの広がった方向と平行でない
他の一方向にコーティングされるようにノズルと基材間
に相対的動きを生じさせる装置。
【0049】強力な静電力によって半連続的な液体フィ
ルムから複数のほぼ平行な帯状の液糸を同時に引き出す
それぞれのノズルと関連した高電圧回路装置とそれぞれ
のノズルからの帯状の液糸が基材の同じ部分に及び/ま
たは小滴の形で(帯状の液糸が潰れないように)堆積さ
れ、その後、基材の表面のその部分にコーティングを一
体的に形成するようなやり方で基材に関してノズルを位
置せしめる装置。
【0050】ノズルは具合よくお互にほぼ平行関係で配
置され、ノズルと基材間の相対的動きの方向は好ましく
はノズルの広がった方向に対してほぼ垂直である。
【0051】好ましくは、帯状の液糸及び/または小滴
は基材上に堆積され、その結果、それらは一体になって
実質的に均一な厚さのコーティングを形成する。
【0052】ノズルは実質的に同じ成分を有する液体を
供給でき、或いはそれらは異なる成分を有する液体を供
給することができる。
【0053】例えば、その液体は、結果的に基材上の堆
積物として混合されたとき、お互いにそれらが化学的に
反応するような成分を有することができる。
【0054】普通、そのノズルは基材の動きの方向に離
隔しており、その装置は、基材の一部分上に帯状の液糸
及び/または小滴が堆積する一本のノズルによって結果
的にそのノズルの動作を与えることができる。そして、
基材が所定距離移動した後、他の或いは次のノズルが、
基材の同じ部分に帯状の液糸及び/または小滴を堆積さ
せる。
【0055】それぞれのノズルは複数の帯状の液糸を形
成した位置を限定するギザギザのついた放出縁を有す
る。そしてそのノズルはそれぞれのノズルによって堆積
された帯状の液糸及び/または小滴が他のノズル或いは
群のノズルによって堆積されたそれらのものと挟まれる
ようにそこに配置されている歯とともに配列されてい
る。
【0056】好ましくは、上述のように配設された少な
くともそれぞれのノズルの2つ群があり、その装置は基
材の異なる部分上の帯状の液糸及び/または小滴を堆積
するそれぞれの群である。
【0057】望ましくは、それぞれのノズルによる帯状
の液糸の生成はそのノズルと群のノズルによって生成さ
れた帯状の液糸の実質的にすべてに対するのと実質的に
同じであるそれぞれの帯状の液糸の関連する液体の流れ
の割合のようなものである。
【0058】本発明の上記実施態様のいずれでも言及し
た広がったノズルは、好ましくは直線的輪郭である。し
かしながら、我々は曲線的或いは環状の輪郭のような他
の輪郭のノズルを除くものではない。
【0059】いかなる特別な適用に限定されるものでは
ないが、少なくともいくつかの態様における本発明は、
隣接するコーティング区域が異なる特性を有することを
要求される特にコーティング材の相互にはっきりした区
域で基材をコーティングするのに非常に適している。例
えば、本発明は染料噴霧の熱転写印刷による多色イメー
ジの製造に使用されるような着色紙の製造に対して適用
されるものである。
【0060】染料噴霧の熱転写印刷は、熱伝導性の染料
がこれらの選択された区域に対して熱の使用によって着
色紙に対して支持された受取紙に着色紙の選択された区
域からの転写を生ずる過程である。着色紙はほぼ基本的
には薄いシートのような基材からなり、通常は重合展色
剤に支持された熱伝導性の染料からなる転写コーティン
グを一表面上(その表面)に支持している。付加的なコ
ーティングは例えば、基材と転写コーティング層の間の
粘着性の下塗り層、及びスリップ或いは熱抵抗性を改善
する基材の他(反対側の)の表面上における背面コーテ
ィング層を含んで付与される。
【0061】印刷はその転写コーティング層が染料受入
材料の受入面に対して圧着されるとき、着色紙の選択さ
れた別の区域を加熱することによって与えられる。それ
によって染料を転写コーティング層から染料受入層の対
応区域に噴霧することになる。染料を転写する熱は着色
紙の反対の面に対して圧し付けられる熱印刷ヘッドを有
するプリンターによって供給される。(或いはいくつか
の重ね合わせている背面コーティング層)、熱印刷ヘッ
ドは小さなヒータ、典型的には6mm以上の列を有す
る。そして、これらは、必要なプリンターの個々の画素
を与えるために、プリンターによって与えられた電極パ
ターン情報信号にしたがって断続的かつ選択的に作動さ
れる。これらの画素によって形成されたパターンはこの
ようにパターン情報信号に従属している。電子信号は、
例えば、ビデオ、電子スチールカメラ、コンピュータか
ら発生する。着色紙はリボンの形に伸ばされ、便宜上カ
セットに収容して、それを巻き上げることができる。そ
の結果、それぞれの印刷がなされた後、転写するコーテ
ィングの新鮮な区域を現わす。
【0062】多層カラープリントを作製するために設計
された着色紙は、普通3色で即ち、黄色、深紅色、あい
色異なる一様な色の複数のパネルを有している。けれど
も、黒色染料を含んでいる4つのパネルの提供もすでに
提案されている。リボンの形に伸びている基材上で支持
されているとき、これらの異なるパネルは、普通横パネ
ルの形であり、それぞれ望ましいプリントの大きさは、
使用された色の繰返し行程で決められる。
【0063】印刷の間、順次それぞれ色のパネルは受取
紙の染料受入面に対して圧着され、2枚のシートが、必
要とする選択された染料を移行するように印刷ヘッドと
ともに横切って通過するとき、この色は十分なカラーイ
メージを作り上げるためにそれぞれの次の色によって刷
り重ねられる。この状態において印刷を仕上げるため
に、その色は結合剤を通して噴霧できる染料によって与
えられ、加熱されたとき、受入器に挿入される。
【0064】このような着色紙を製造する一つの公知の
方法は、凹版ローラ印刷技術である。これは着色紙のフ
ォーマットにおける変化が、例えば着色パネルの(基材
の広がった方向に長く)幅次元における変化を要求され
るとき、かなりの稼働休止時間は新しいフォーマットに
対して凹版ローラ具を適合させることを必要とされる。
本発明の装置と方法とともに、着色パネルの幅次元が、
ノズル噴霧時間(例えば、ノズルが基材上に帯状の液糸
/小滴を堆積するべく作動する時間)及び/または基材
とノズル間の相対速度を変えることによって具合よく制
御できるから、フォーマットの変化は急速に実施するこ
とができる。
【0065】このように、本発明にしたがう装置はコン
ピュータ装置によって制御でき、その結果、フォーマッ
トの変化はコーティング行程を中断することなく事実上
なされる。
【0066】本発明のより多くの実施例によれば、上に
説明した本発明の実施例のどの1つかによって限定され
た方法によってコーティングされた基材が提供される。
【0067】
【実施例】本発明は添付図面を参照して実施例について
説明する。
【0068】図1を参照していえば、本発明の代表的な
適用は図に示した状態で挟まれた異なる色で着色された
A、B、C、Dの列を製造するために、異なる着色結合
形成物が塗布された薄い可撓性基材10のコーティング
を含む着色紙の製造状態である。このように、例えば、
パネルA、B、C、Dは、黄色、赤紫色、青色及び黒色
のそれぞれである。
【0069】図2に模式的に示されているように、着色
紙はコーティングステーションを通して貯蔵ローラ13
から基材のウエブを連続的に供給することによって製造
される。そのウエブはガイドローラ16によって導か
れ、乾燥/熟成炉を通して供給される前に大きな駆動ロ
ーラ18上に載置され、駆動巻上げローラ22上に巻上
げられる。それぞれの異なったコーティング形成物はそ
れぞれ塗布装置24〜30によってローラ18外面の連
続した位置のウエブに塗布される。4つのこのような装
置があるので、そのとき、図1のように4種の異なる着
色されたパネルでコーティングされる。
【0070】それぞれの塗布装置は真直なノズル32と
ローラ18の外面に対して互に近接して配置された補助
電極或いは再生電極34から構成されている。それぞれ
の塗布装置24〜30はコンピュータに基づく制御回路
36によって制御されるので、それぞれのノズル32は
ウエブ12上にそれぞれのコーティング形成物を放出
し、一方、後者は予め決められた時間間隔で動作して、
順次ノズルはパネルA−Dの列をウエブ上に作り出す。
その各々のパネルはウエブの全幅を横切って伸びてお
り、ウエブ供給の方向に望ましい長さを有し、両側のパ
ネルに続くエッジを有する。
【0071】代表的なものでは、連続したパネルのエッ
ジ間の間隔は1mm以下の次数のものである。
【0072】それぞれのノズル32は例えば、我々の先
願の英国特許第1569707号の図12〜14に開示
された形式の拡大した構成を有する。ノズルは英国特許
第159707号に開示されているように関連した電極
を調整する分野を有している。しかしこれは基本的なこ
とではない。図3は図2の装置での使用に適するノズル
の一つの形式を説明している。ノズル32は部分38、
40を互いに離隔するために、それら間に薄いガスケッ
ト付の図示しない装置によってともに固着された断熱材
(或いはできれば半導体或いは半断熱性材料)製の一対
の本体部分38、40から構成される。一方の部分38
は連続した軌道42を形成するために半導体或いは導体
を受容する凹みが形成されていて、連続した軌道42は
ターミナル44によってHT電圧供給側に接続されるこ
とができる。他方の部分40にはノズルの長さ方向に走
っている穴道が形成され、ウエブ12に塗布される液体
コーティング材料の供給のために接続される入口48に
対して連結されている。
【0073】ガスケット42によって部分38、40間
に作られた空間は直線状スロット形成するのに役立って
いる。部分38、40は、その区域に比較的鋭いエッジ
を形成するのにスロット50の区域において斜めに傾斜
している。部分38はスロット50の近くで部分40よ
りやや突出していて、それによって58で斜めに傾斜し
ている出っ張り56となっていることになる。ノズル3
8は所定の寸法になっているので、スロット50の長さ
は実質的にウエブ12の幅に伸ばされる。(事実、それ
はウエブの幅より僅かに小さい。)コーティング形成物
は穴道46とガスケット41内に切り開けられた溝60
列を経由してスロット50に供給されノズルの長さ以上
にわたって平等に液体を都合よく分配される。ガスケッ
トがそのように形成されているので、流れ溝60はスロ
ット50及び軌道42の一部分42より先に合流する。
そしてその軌道42はスロット50にほぼ並行になって
いる。このように、流体が、溝60からスロット50に
向かって流れるので、その液体はスロット50に向かい
かつ軌道42に接触して連続したフィルムを形成するよ
うに合流する。その結果、液体は、HT電圧供給側がタ
ーミナル44に接続されると放出されるようになる。ガ
スケット41はほぼ櫛型であって、溝60を限定してい
る脚列43を有することが分かる。それぞれの脚43は
輪郭を有する終端部分で終わっているので、各々の溝6
0内を流れている液体はその脚の縁から分流するような
ことはない。例えば、もし脚43が平坦或いはやや円い
終端で終わるなら、その液体はその脚の縁から分離する
傾向となり、その結果、ノズル、スロットに近接して
“デッドスポット”が作られる。
【0074】ノズル32の正常な作動時には、液体は、
スロット50から出て来て、出っ張り56を横切って移
行するとき、激しい静電的な場に支配される。そして結
果として、その液体はそれが斜めに傾斜した縁58に残
るように実質的に平衡な空間のある一列の帯状の液糸に
流入する。そしてその帯状の液糸はノズル軸の方向へ、
例えば、ほぼスロットの広がった方向と垂直でかつガス
ケット41とのほぼ共有した面内において移動する。
【0075】そのノズルとコーティングされる予め定め
られた標的装置との間の距離によって帯状の液糸は完全
のままで損われず、標的装置に対してこのようにして貯
留される。即ちそれらは分解されるか或いは細かくなっ
て、標的装置に対して貯留される前に小滴になる。もし
望むなら、出っ張り56は、帯状の液糸の形成用の明確
な位置を与えるために、我々の先願のヨーロッパ特許2
43031号の中に述べられた状態の同じだけの間隔が
あいている歯を形成している。しかしながら、多くの場
合に、満足な帯状の液糸の形成はぎざぎざがあるノズル
を提供する必要なく得ることができる。ぎざぎざがある
ノズルは、後述するように1つのノズルがお互いの着色
パネルに噴霧に使われる以上の場所で有益である。
【0076】というのは、液体は“死点”を作ることな
くノズルスロットに供給され、電場によって引き出され
る帯状の液糸は実質的にそこでは均一であり、各々の帯
状の液糸と関連する液体の流れ割合は実質的に他の一切
の帯状の液糸と関連する液体の流れの割合と同じであ
る。これは、実質的に一様な厚さのコーティングを確保
するのに重要である。
【0077】図2の実施例においては、それぞれの補助
電極34は、少なくともウエブ12の幅で広がっている
入口区域64を形成するために部分的にはすき間があい
ているか或いは透過性或いは多孔性の容器64になって
いる、その入口区域64は例えば、一枚のガーゼ材か或
いは容器のスロット開口にかかっているその種のものに
よって形成されている。スロットの寸法は少なくともウ
エブの幅程度までの広がりをもっている。装置(図示し
ない。)は容器62内に部分的な真空を作り出すか或い
は容器を通して空気の流れを誘起するようになってい
る。(例えば、入口区域64から図4における矢印で示
す空気出口66まで)。入口区域64に貯留しているど
んな液体を引き込んで、それによって入口区域から液体
を移動させる。容器62に収集されている液体は関連す
るノズルに液体出口を経由して例えば、そのノズルにそ
の液体を供給する貯留タンクを経由して循環して戻され
る。その容器62は少なくとも部分的には導電性材料よ
りなっていて、電極電位は後述する目的のために入口区
域64に印加される。例えば、入口区域64はガーゼで
覆ったスロットによって形成される。その容器は断熱材
から構成することもできるし、ガーゼは導電体であって
もよい。
【0078】制御回路36は、それぞれのウエブ或いは
それに関連ある補助電極を制御するように配備されてい
る。そしてそのような途中においてノズル溜り(そのよ
うなもの或いは小滴或いはできれば両者の組合わせ)か
ら出ている帯状の液糸は対応するコーティング形成物を
移動させるのに必要とするウエブ12の特別な断面上に
依存している。
【0079】ノズル32は整列しているので、補助電極
によって影響されないとき、帯状の液糸はローラ18の
軸に関してほぼ放射状に移動する。
【0080】そしてそれ故にそれはウエブ上の帯状の液
糸(或いは小滴)の衝撃点におけるウエブの平面にほぼ
垂直なのである。それぞれのノズル32がローラ18に
向かって帯状の液糸を突出させる位置は直ちにウエブが
移動するような方向であり、その後のコーティング点は
意味ある垂直な要素を有するということが分かるであろ
う。これは一様な厚さのコーティングの保存期間におい
て有益であることを示している。もしウエブの動きがコ
ーティング位置を採った後、直ちにほとんど必ずのよう
に水平になり、そのコーティングした表面が転回するの
であれば、重力の影響のためにコーティングが明らかに
一様でない傾向が現われる。
【0081】ローラ18は地面につながっており、その
結果、それは平衡電極として作用し、帯電した帯状の液
糸に関して吸引を行う。
【0082】それぞれのノズル/補助電極装置に関連す
る制御回路の部分は図5にもっと詳しく説明されてい
る。制御回路36は、反対の極性の高電圧、例えば、2
0KVと−10KVが剥奪されるHT電圧発生器を含ん
でいる。ノズルと補助電極に対するこれらの電圧の適用
はそれぞれのスイッチユニット70と72によって制御
される。即ち、交互に、スイッチタイミング信号発生器
74によって制御される。タイミング信号発生器74は
特殊なフォーマット(例えば、パネル・デイメンジョン
とカラーシーケンス)に代表されるデータでプログラム
されるマイクロプロセッサー或いはコンピュータの部分
から形成されている。そのフォーマットはコーティング
されるウェブ用のもので、コーティング塗布装置24−
30の位置を表わすデータとウェブ速度を有しており、
それによって塗布装置に有効なコーティングはウェブ速
度と調和していて、あの特殊なウェブ用のフォーマット
要求に合致する。
【0083】図5に示された回路の作動行程は図6のタ
イミング図と図7(a)〜(e)の図を参照すればよく
理解できる。それぞれのコーティング塗布装置にとっ
て、それぞれのサイクルは、帯状の液糸形成物を作るた
めにノズル32に対する十分な電圧の印加をすべきであ
る。そのサイクルにおけるこの点は図6における点t
に対応しており、この時、高電圧(例えば、20kV)
は信号発生器74の制御下におけるスイッチユニットを
経てノズル32に接続されている。一方、補助電極34
は発生器74の制御下におけるスイッチユニット72を
経て低電圧(例えば、0kV即ち接地)に繋がってい
る。そのサイクルで連続的にノズルに供給される液体
は、帯状の液糸、或いは小滴の慣性力によって帯状の液
系ノズル出っ張り56から流れ出る。ノズルの形状及び
整列はローラ18に対して移動し、そのためにウェブは
電極34によって過度の影響を受けることなく、図7の
(a)にみられるとおりである。
【0084】そのウェブは動いているために、帯状の液
糸(或いは小滴)は、ウェブの動きの方向に伸びている
別々のほぼ平行な直線軌道内のウェブ上に効果的に溜ま
る。前述の(例えば、境界層の特性、ユニット面積当た
りの液体の溜まりの割合、ノズルに対応する基材の移動
速度、液体の粘性等)に関する適当な選択とパラメータ
の制御によって、その軌道は貯溜することができ、その
結果、その軌道は濡れウェブの横側を濡らし、実質的に
均一なコーティングをすることになる。
【0085】高電圧は時間間隔のためにノズル32に適
用され、ウェブの移動速度を計算し、ウェブ供給の方向
に、望ましい寸法のパネルを製造することになる。この
時間間隔は信号発生器74によって決められ、時刻t
において電圧は、高電圧から低電圧(例えば、20kV
から30kV)まで実質的に瞬時に開閉されて、ノズル
に適用される。これは、ノズルによって帯状の液糸の製
造が即座の中止ということになる。(図7(b)参
照)、液体がノズルの方へ流れるという理由及びスロッ
ト50が連続的であるという理由で、スロット50で液
体の軽い構築が生ずる。しかしながら、過剰な液体が満
足すべき液体の噴霧を害するような水準に到達する前に
ノズルの噴霧作用は回復される。時間tで、信号発生
器74はスイッチユニット70,72に、適性な電圧
(例、0kVと−10kV)にノズルと補助電極を接続
することによってノズルに対する帯状の液糸を形成する
電場を付与するようにさせることになる。このようにし
て、ノズルから出て来た帯状の液糸はウェブから偏向し
て補助電極34(図7(c)参照)に向かう。
【0086】tとtの時間の短い間隔は主として6
秒であり、ウェブ噴霧と噴霧偏向モードとの間のスイッ
チ切替の間の中間の噴霧の可能性に対する安全装置とし
て構成される。
【0087】噴霧偏向モードにおいて、帯状の液糸は補
助電極34によって収集される。その際、その特殊なノ
ズルによってコーティングされていないウェブの部分は
残留され、そのウェブの部分はローラ18の向こうのウ
ェブ通路間を前もって或いは後から他の塗布装置によっ
て正しくコーティングされることが分かるであろう。こ
の作用モードでは、補助電極上に収集される液体は有効
な電場の影響から移動され、結果的に、液体が電極34
から再び噴霧されないようにして、ウェブの組合わせ或
いはノズルに向かう再噴霧を生じ、主たる噴霧を邪魔す
ることはない。図2の実施例では、液体の移動は電極3
4の入口域64を通じて容器62の内部にそれを引き込
むことによって効果的である。
【0088】ノズル32がコーティングモードにおける
機能を回復するとき、時間tにおいて、最初にスイッ
チユニット70,72を経て信号発生器74は低電圧
(例えば、0kV)で補助電極につながる。しばらくし
て、時間tにおけるHT電圧発生器(例えば、20k
V)の高電圧出力でノズル32につながる。そのサイク
ルが繰り返される。このように、時間間隔t−t
間、ノズルによる帯状の液糸の生産は、時間間隔t
に関して上記に述べたのと同じ理由で、一時的に終
わらされる。その後、正常なウェブ噴霧は回復する。
(図7(e))図8についていえば、これは改変された
好ましい実施例を示す。図8と関連図において、同じ参
照数字は、図2と関連図に関する記述と同じ構成要素を
示す。この場合において、ウェブ12は、コーティング
ステーションを経由して貯蔵及び巻上げローラ13,2
2間を連続的に供給され、ローラ16およびオーブン2
0へ案内される。コーティングステーションは制御回路
36に基づくコンピュータ或いはマイクロプロセッサの
制御下においてウェブに対してそれぞれのコーティング
形成物に適用する4つのコーティング塗布装置100〜
106から構成されている。
【0089】それぞれのコーティング塗布装置は、図3
を参照して述べたのと同じように構成され、作用をする
ようになっているノズル32からなっている。互に関連
して平衡回転する一対の駆動ローラ108、110はそ
れぞれのノズル32と関連している。ウェブ12は、ロ
ーラ108上に載置されており、図2の実施例に関連し
て述べた理由により、その装置は、以下のようになって
いる。それぞれのローラ108のトラバース後のウェブ
移動の方向は、垂直の動きの意味ある構成要素を有す
る。ローラ110は、それぞれのノズル32がコーティ
ングしないモードの間の噴霧された帯状の液糸の偏向を
付与する補助電極を構成する。
【0090】コーティングをしないモードで作用してい
る間、ローラ110上に収集される液体の再噴霧をしな
いように、それぞれの塗布装置は、それぞれに近接して
存在する電場の影響から液体を移動させる装置を備えて
いる。この実施例では、このような装置は、スクレーパ
或いはドクターブレード112に接続されたローラ11
0から構成されている。ローラ110は回転自在に駆動
されるので、ほぼノズル表面上に溜っている液体はただ
ちにその場所から運び去られて、ブレード112によっ
てローラ110から拭き払われ或いは廃棄される。ブレ
ード112によって移動された液体は貯蔵タンクに流入
され、そこから、再生されてノズルに戻される。
【0091】図8の実施例におけるノズル32は、ロー
ラ108,110間の中間の面に沿ってノズル軸が伸び
るように整列されているけれども、実際は、帯状の液糸
は実質的に直角にウェブ上で突き当たるようにするのが
よい。そうでなければ、それらは、泡状組織でコーティ
ングすることになる空気を載せる傾向になるであろう。
ローラ108はその軸方向に放射状に帯状の液糸を吸引
しがちである。しかし、もしノズルが図示のように整列
しておれば、帯状の液糸が巻きこみ、空気を載せる傾向
になるでしょう。それ故、この傾向を減ずるために、ノ
ズルはローラ108に向かって伸びている軸とともに配
列される。その結果、ローラ108に対してほぼ放射状
でかつウェブに対して垂直な曲線に沿って帯状の液糸/
小滴の突出を促進することになる。
【0092】それぞれのノズル/補助電極装置に関連す
る制御回路36のその部分は図9により詳細に示されて
いる。制御回路36は色々な電圧、例えば、+20k
V、+3.5kVと−3.5kV、を発生させるHT電
圧発生器を含んでいる。ノズルとローラ108,110
に対するこれらの電圧の適用はそれぞれのスイッチユニ
ット114,116及び118によって制御される。タ
イミング信号発生器120は、コーティングされるウェ
ブの特殊なフォーマット(例えば、パネルデメンション
とカラーシーケンス)で表わされているデータ及びコー
ティング塗布装置100−106の位置とウェブ速度で
表わされているデータでプログラムされるマイクロプロ
セッサ或いはコンピュータの部分を形成する。その結
果、塗布装置によって影響されるコーティングはウェブ
速度と調和しており、その特殊なウェブのためのフォー
マットが必要となる。
【0093】図9に示された回路の作動行程は、図10
のタイミング図と図11の(a)〜(e)の図を参照し
てよく理解できる。それぞれのコーティング塗布装置に
とって、それぞれのサイクルは、帯状の液糸形成物を製
造するためにノズル32に対する有効電圧の適用をすす
めることを考えることができる。そのサイクルにおける
この点は図10における点tに対応する。この時点
で、高電圧(例えば、+20V)は、信号発生器120
の制御下においてスイッチユニット114を経てノズル
32に繋がっている。一方、ローラ108と110は、
発生器120の制御下におけるそれぞれのスイッチユニ
ット116,118を経て反対の極性の低電圧(例え
ば、ローラ108の場合の−3.5kVとローラ110
の場合の+3.5kV…図11(a)参照)に繋がって
いる。そのサイクルを通じて連続的にノズルに供給され
る液体はノズル形状、列び方、ローラに印加される電圧
によって、ローラ108に向かって引きつけられる帯状
の液糸としてノズルの出っ張り56から出ていくことと
なる。
【0094】ウェブが動いているため、帯状の液糸(或
いは小滴)はウェブの動きの方向に伸びている別々のほ
ぼ平行な直線状軌道内のウェブ上に効果的に溜められ
る。前述のパラメータの適宜の選択と制御によって(例
えば、境界層の特性、ユニット面積当たりの液体の溜ま
る割合、ノズルに対応する基材の移動速度、液体の粘性
等)その軌道は、それらが濡れてウェブの横側も濡ら
し、実質的に均一なコーティングをすることになる。
【0095】時間間隔の間ノズル32に対して適用され
る高電圧は、ウェブの移動速度の計算をし、ウェブ供給
の方向における望ましい寸法のパネルを製造することに
なる。この時間間隔は信号発生器120によって決めら
れ、時間tにおいてノズルに対して印加される電圧は
実質的に瞬時に高から低へ(例えば、+20kVから0
kVに)スイッチ切替が行われる。同時に、ローラ10
8と110はノズルと実質的に同じ電位(例えば、すべ
ての3つの構成要素が接地されている。)に接続されて
いる。これは、ノズル(図11(b))によって帯状の
液糸の製造の即時中止ということになる。液体がノズル
へ流れるため及びスロット50が連続的であるために、
スロット50において軽い液体の構築が生ずる。しかし
ながら、過剰な液体が、その液体の満足な噴霧に有害な
影響がある水準に到達する前に、ノズルの噴霧機能は回
復する。時間tにおいて信号発生器120は、ノズル
と補助電極を適正な電圧(例えば、20kVと−3.5
kV)に繋ぐことによってノズルに対して電場に生成す
る帯状の液糸に塗布するように、スイッチユニット11
4と118によってさせるようにする。一方、ローラ1
08はノズルに印加する電圧よりは低い電圧で繋ぐよう
にする。こうして、ノズルから出て行く帯状の液糸はウ
ェブが離れる方向に偏向してローラ110(図11
(c)参照)に向かう。
【0096】時間tとt間の短い間隔は主に6秒以
下であり、ウェブ噴霧と噴霧偏向モードとの間のスイッ
チ切替えの間の中間の噴霧の可能性を防護するものとし
て構成される。
【0097】噴霧偏向モードにおいては、帯状の液糸は
ローラ110によって収集されるであろう。それによっ
てその特殊なノズルによってコーティングされていない
ウェブの部分は残され、そのウェブの部分は、コーティ
ングステーションを通じてウェブの通過中に前以って或
いは後に別のコーティング塗布装置によって正しくコー
ティングされるであろう。このモードの作動において
は、ローラ110上で収集される液体はローラ110か
ら再噴霧されてウェブと組み合わされないように有効な
電場の影響のない所へ移される。
【0098】ノズル32がコーティングモードにおいて
機能を回復すると、時間tにおいて、スイッチユニッ
ト114−118を経た信号発生器は第一にノズル32
にローラ108と110を共通の電圧源(例えば、接地
圧)に繋ぐ。図11(b)参照−そして少々の時間経過
後、時間tにおいて、ノズル32をHT電圧発生器の
高電圧出力(例えば、+20kV)に、ローラ108と
110を逆極性の低電圧(例えば、−3.5kVと+
3.5kVのそれぞれ)に繋ぐ。そのサイクルはそのと
き、繰り返えされる。このように時間間隔t−t
間、ノズルによる帯状の液糸の製造は、時間間隔t
に関して上述した理由によって一時的に終わる。
(図11(d))その後、正常なウェブ噴霧に戻り回復
する。(図11(e))上述した実施例から、コーティ
ングが実質的に平行な軌道列を形成するために、帯状の
液糸(このような堆積或いは小滴)を個々に多数形成し
た堆積によってウェブに塗布されることが分かる。最
初、実質的に平行な軌道列はウェブの幅方向に離隔して
いるが、拡散して実質的に一様なコーティングを形成す
るようになる。小滴のような堆積の場合には、拡散及び
合流が幅方向にはいうまでもなく、長さ方向に生ずる。
実際、我々は、パネルの堆積区域の前縁及び後縁におい
て、それを観察した。コーティングがこの状態で堆積さ
れるという事実はこれらの縁に対してジグザグの外形が
あることによって明らかになった。これは、図1(a)
に説明されている。通常、目で識別できるとき、ジグザ
グの輪郭は概して十分に小さいくぼみの高さ程度までの
ピークを有しており、それは、着色紙の最終製品におけ
る損傷の影響がない。
【0099】上述の実施例では、着色パネルの模様にお
けるフォーマットの変更は、噴霧の堆積のタイミング及
びそれぞれのノズルの作用の噴霧偏向モードを変えるこ
とによって具合よく修正できることが分かるであろう。
このように、制御回路は、特別のフォーマットを選択で
きるように使用者入力装置を含むことができる。
【0100】帯状の液糸/小滴が実質的に一様なコーテ
ィングを形成して一体になるように一本のノズルによっ
て特殊な色の各々のパネルを形成しかつウエブ速度、粘
性等のようなパラメータを制御する帯状の液糸/小滴を
堆積させることが好ましいが、これができない状態にあ
ろう。例えば、隣接する帯状の液糸/(或いは隣接する
帯状の液糸から引き出す小滴)を互いに一体化すること
ができ、かつ実質的に均一な厚さのコーティングを製造
できるように、液体は基材を十分に“ぬらす”ことはで
きないであろう。この場合には、意図的に、それぞれの
コーティング形成物は、それぞれのパネルが例えば一対
の積み重ねられたノズルによって製造されるようにノズ
ル群によって塗布されるようにしている。そして、関連
したノズルは、それぞれのノズル群が同じパネル或いは
基材の区域に対してその形成物を堆積するようになって
いる。また、一つの群によって製造した区域は他の群に
よって製造されたものの間に挟み込まれる。それぞれの
群におけるノズルによって生ずる帯状の液糸は基材の縦
方向に伸びていてほぼ平行な軌道に挟まれて堆積され
る。その軌道はそのとき互いに一体化される。それぞれ
の群を形成しているノズルは基材の移動方向に離隔され
る。そのノズルはこのように制御されるのでそれらは、
基材の同じ区域に異なる時間に噴霧される。
【0101】例えば、図2で説明される実施例はこうし
て塗布装置が2つの群、即ち、同じ基材区域に対して一
色を塗るように装置24と26からなる一群と装置2
4、26によってコーティングされたこれらのものから
分離された共通の基材区域に対して異なる色を塗布する
ように制御される装置28、30からなる第2の群とが
配列されている。そのように修正されると、図2の実施
例は2色をコーティングできるが、付加される色はもっ
と多い対をなす塗布装置を含めることによって、ウエブ
の移動路に沿う適当な位置で装置24、26及び28、
30と同様に塗布できることが分かる。
【0102】特殊な色のそれぞれのパネルを形成する帯
状の液糸/小滴は挟まれた状態で帯状の液糸/小滴を堆
積して配列される例えば一対のノズルによって堆積され
ることが前述のことから理解できるであろう。そしてそ
れによって実質的に均一な厚さのコーティングを行う。
即ちそれぞれのノズルは他のノズルで製造された軌道間
のすきまにある帯状の液糸/小滴軌道を製造できる。
【0103】関連あるノズルは挟まれたやり方で帯状の
液糸/小滴を堆積されることが望ましい所では(我々の
先願のヨーロッパ第243031号に於いて開示したよ
うに)ぎざぎざのついた種類のノズルは、この型のノズ
ルがよく限定された位置へ帯状の液糸形成物を提供する
からには、それらのノズルを適当に互違いにすることに
よって使用される。その関連したノズル歯によって作ら
れた軌道は間に挟まれ、他のノズル或いは同じ群のノズ
ルによってそのすき間を填めるように配列される。
【0104】しかしながら、堆積された帯状の液糸或い
は小滴の流の間に挟むために、我々は特別な段階を採る
ことなく2層以上によってそれぞれの着色パネルを積み
重ねるのが普通である2個以上のノズルの可能性を除け
ない。例えば、ノズルのそれぞれの群によって堆積され
た帯状の液糸/小滴は液体が拡散し実質的に均一なコー
ティングを形成するように合流するに十分な液体のまだ
余裕のある少なくともある程度まで堆積することができ
る。
【0105】2個以上のノズルがウエブの同じ断面上の
同じ色に着色される所では、ノズルはウエブ供給の方向
において離隔されており、それぞれはそれと関連する補
助の標的装置を有することができる。このような対にな
ったノズルは関連する上流と下流のノズルによるコーテ
ィングを定着させる溶剤の殆どないか実質的に蒸発がな
いようなやり方で配置される。
【0106】いくつかの場合には、基材上に特別の印を
付けるのが望ましい。例えば、基材の十分な幅を必要と
しない着色したパネルで挟まれること要する両面刷り合
わせ印が望ましい。この例では、コーティングステーシ
ョンは配列されかつ制御回路によって制御されたノズル
を含まれることが分かり、その結果、基材ウエブに沿っ
て適当な位置で幅のせばまった印が作られる。
【0107】けれども、例示した実施例では、着色した
パネルは静電塗装によって行われる。他のコーティング
技術に関連して静電塗装を使用するのは本発明の範囲内
である。例えば、2以上のパネルは残りのパネルの色が
決まるとここで述べたように静電塗装を用いて行われ
る。同じ通路或いは分かれた通路は凹版ローラコーティ
ングのような異なる技術が使用されている。このよう
に、本発明は、その範囲内で凹版ローラコーティング装
置のような普通のコーティング装置を含む、その凹版ロ
ーラコーティング装置は、通常の装置によって達成でき
るよりはより柔らかなためにここで述べるように作用す
るような構造配列で逆方向に取り付けられた2本以上の
もので、例えば通常の装置を用いて実施し得る色の数を
増したものである。
【0108】別の変形においては、異なった色のパネル
がコーティングステーションを通じて基材の異なる通路
間に適用される。この例では、コーティングステーショ
ンは、そのコーティングステーションを通じてウエブの
通路に付き一色塗布するように配列された例えば、補助
電極と関連した1本のノズルから構成される。さらに多
くの色がコーティングステーションを通じてウエブの後
を通過する間にウエブに堆積されるとき光電装置等が表
裏の刷り合わせを保証している。
【0109】基材のコーティングは、基材の所定の部分
に噴霧をするべくノズル群を使用してなされる。それぞ
れのノズルは、例えば多重層のコーティングを行うの
に、異なるコーティング形成物を供給することができ
る。また、ノズルはその形成物が化学的に反応するよう
に基材の同じ部分に異なる液体の形成物を塗布するのに
使用できる。例えば、その形成物は交又リンク装置の分
離した構成要素から構成される異なったノズルによって
基材の共通部分に塗布される。それによって構成要素は
熟成した交又リンクのコーティングを作るように反応す
る。例えば、コーティングはスクラッチ抵抗特性を有す
る。
【0110】実施例1 図8及び9の装置に基づく原設計においては、ローラ1
08と110は同径(15mm)であり、外周間の垂直
間の間隔は4mmであった。ノズル32はローラ110
の外面の頂上及びそのローラ軸を含む面から10.5m
m離れた出っ張り58の突端で通常共有する面にある出
っ張りと整列されている。そのノズルは後者の平面に対
して60°の角度で伸びている軸に整列していてローラ
108の方向へ導かれている。ノズルの二つの部分38
と40は広くてくっついている終端部で終わっている
“タフノール(Tufnol)”凧ブランド(登録商
標)から構成されている。そしてガスケット41は19
0ミクロンの厚さのポリエステルのシート材料からなっ
ている。そのガスケットの脚は“死点”を避けるように
図3で説明されているように形成されている。そしてそ
れによって実質的に同じ液体の流れる割合の帯状の液糸
の生成を確実にする。
【0111】その脚は25mmのピッチで離隔してお
り、ノズル出口の7mmの短かさで終わっている、それ
ぞれの脚は、全長36.8mmで、16.8mmの長さ
で伸びているテーパーした部分で終わっており、内角1
1°の角度である。それの最大幅の部分で、それの脚は
4mmの幅を有している。本体部分は真ちゅうのボル
ト、ナットの固定具で固定されており、HT電圧電極は
銀化合物製の軌道より構成されている。
【0112】8m/mmのウエブ速度が使用され、電圧
はノズルにかけられ、ローラは図8から図11までを参
照して説明されている。ウエブは23ミクロンの厚さの
ポリエステルより構成されている、コーティング形成物
は1g/m−2のコーティング重さを有するように使用
され、ほぼ5%のポリマーの固体溶解物からなってい
て、THFとトルエンの混合物で染められている。ウエ
ブの満足のいく均一なコーティングの厚さは鋭いカット
オフで達成できる。
【0113】実施例2 所要のコーティング厚さの均一性を決めるために以下に
述べる方法を使用した。6ミクロンの基材フィルムのサ
ンプルは一側に下塗りがあり、反対側の後塗りは、ここ
に述べるような方法でかつ普通の凹版のプリントで同じ
形成物でもってコーティングされる。即ちそれぞれの場
合に同じ厚さで同じ組織の基材フィルムが使用され、そ
の基材フィルムはすべてのサンプルに対して正しく同じ
過程で下塗りされる。その下塗りと後塗りには、製品の
完成を確実にするために慣用的には、熱転写の染色紙が
使用される。
【0114】コーティング厚さの均一性は、パーセンよ
り定義されているマー パーソンペルソメータ MDL
S6D機を使用して測定されたとき、表面Ra′の平均
粗さによって評価される。その形成物はそれぞれの場合
において基材フィルムの下塗り側にコーティングされ
る。静電塗装は図3を示され、実施例1に述べるデザイ
ンの1本のノズルを使用して行われる。そのノズルは、
その基材フィルムが載置されている接地されたステンレ
ススチールのローラに関して半径方向に配置された軸と
ともに配設されており、そのノズル軸はそのローラの表
面から約4.5mm離隔したノズル出口とともに水平に
対して上方へ30°傾斜している。だから、帯状の液糸
は、フィルムとローラ面との間で十分接触している位置
で基材フィルムに接触している。
【0115】設計例1 成 分 全固体 5.1% (重量%で) THF 94.9%( 〃 ) トルエン 80:20 比 溶解抵抗性 Ca 8モーム(Mohm)m 溶解粘性 Ca 10.5 センチポイズ(centipoise) 溶解密度 0.892g/cc 固体成分は0.9% CI Solvent Yell
ow141(Dispersol Yellow B6
GのようなICIによって供給されるもの。)1.36
% CI Disperse Yellow 126
(Dispersol Yellow D7Gのような
ICIによって供給されるもの。)、2.27%ポリビ
ニールブチロール(PVB,ヘルクレスによって供給さ
れる等級BX1)及び0.57%エチール セルローズ
(EC,積水によって供給される等級T10) この形成物は12m/minのウエブ速度、16ccm
−2の溶解移送度(約7ミクロンの乾コート厚さに相
当)で静電的にコーティングされる。13.5kV〜1
5.8kVの次数のノズル電圧がcm当り12.7帯状
の液糸の帯状の液糸の密度のような帯状の液糸の堆積を
生ずる。その形成物は通常の凹版のプリント技術を使用
してウエブの個々の部分にもまたコーティングされる、
その出来上ったコーティングは、凹版でプリントコーテ
ィングされたサンプルの中ではっきりと識別できる凹版
ローラのセルパターンにおいてお互いから明確に区別で
きるであろう、パーソメータ測定装置を使用して、R
a′の平均値( それぞれの方法で製造された5つのサン
プルから抽出された) は、静電塗装法が比較し得る均一
なコーティング厚さを作ることができる、(もしよくで
きなければ、凹版プリント法で) ことを示しているよう
に凹版プリントコーティングに対する値0.354に比
較して静電的に製造されるコーティングに対する値0.
184であることが分かった。
【0116】設計例2 成 分 3.85% 全固体(重量%で) 96.15% THF( 〃 ) トルエン 80:20 比 溶解抵抗性 Ca 5.64モーム(Mohm)m 溶解粘性 Ca 10 センチポイズ(centipoise) 溶解密度 Ca 0.89g/cc 固体成分は以下の構造式Iの0.8%染料、0.8%C
I SolventBlue 63)オーガノゾール
ブライト ブルー インとしてICIによって供給され
る。)、1.13%エチールセルローズ(EC、積水に
よって供給される等級T10)
【0117】
【0118】この形成物は、12m/minのウエブ速
度、16ccm−2の溶解移送度を使用して静電気的に
コーティングされ、12.5kVのノズル電圧がcm当
り12.0帯状の液糸の帯状の液糸密度の帯状の液糸の
堆積を生ずる。その形成物はまた通常の凹版プリント技
術を使用してウエブの個々の部分にコーティングされ
る。再び出来上ったコーティングは凹版プリントコーテ
ィングサンプル内ではっきりと区別できる凹版ローラの
セルパターンにおいてお互いから明確に区別できる。パ
ーソーメーター測定装置を用いて計測したRaに対する
平均値(それぞれの方法によって作られた5つのサンプ
ルから採り出された)は静電塗法が凹版プリント法と比
較できる均一なコーティング厚さを作り出すことを示し
ているように凹版プリントコーティングに対する値0.
283に比較して静電塗装法に対する値が、0.304
であることが分かった。
【0119】設計例3 成 分 5.64% 全固体(重量%で) 94.36% THF(重量%で) トルエン 80:20 比 溶解抵抗性 Ca 13.4モーム(Mohm)m 溶解粘性 Ca 11 センチポイズ(centipoise) 溶解密度 Ca 0.897g/cc 固体成分は、2.15%CI Disperse Re
d 60(ディスパーゾール レッド B−2Bによっ
て供給される。)、以下の構造式IIを有する0.53%
染料、2.37%ポリビニールブチラール(PVB、ヘ
ルクレスによって供給される等記BX−1)及び0.5
9%エチール セルローズ(EC、積水によって供給さ
れる等級T10)
【0120】
【0121】この形成体は12m/minのウエブ速
度、16ccm−2 の溶解移送度を使用して静電的にコ
ーティングされ、16.4kVのノズル電圧がcm当た
り22の帯状の液糸の帯状液糸密度で帯状の液糸の堆積
を生じた。その形成物はまた通常の凹版プリント技術を
使用してウエブの個々の部分上にコーティングされる。
再び、出来上ったコーティングは、凹版プリントコーテ
ィングされたサンプルにおいてはっきりと区別できない
凹版ローラのセルパターンにおいてお互いから明確に識
別できた。パーソメータ測定装置を用いて計測したRa
に対する平均値(それぞれの方法によって製造された5
つのサンプルから抽出された)は静電塗装法が凹版プリ
ント法に比較される均一なコーティング厚さを作り出す
ことができること示しているように凹版プリントプリン
ティングに対する値の0.318に比較して静電的に作
り出されるコーティングに対する値が0.296である
ことが分かった。
【0122】上記結果から、作り出されるコーティング
が通常の凹版プリントによって作り出されるものに比較
できるものであることが分かるであろう。しかしながら
凹版プリントに対比して、本発明の静電的方法は色変化
とフォーマット変化が容易に作り出されることによって
より大きな柔軟性を与えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のコーティングの状態からパネル縁の特
徴を説明する拡大した断片を含む熱転写印刷に使用する
着色紙のレイアウトを示す図(a),(b)である。
【図2】図1の形成の着色紙を製造するために異なる着
色を施したパネルで連続したウエブをコーティングする
装置の第1実施例のダイヤグラム図である。
【図3】図2の装置で使用する代表的ノズルの形を示し
た部分的に切断した透視図である。
【図4】図2の装置に使用するように再生電極或いは補
助電極の断面図の模式図である。
【図5】図2の装置のノズルを制御する電気回路を構成
するブロック図である。
【図6】図2の装置の実施例のそれぞれのノズル及び再
生電極装置に印加される電圧変化の過程を示すタイミン
グ図である。
【図7】(a)〜(e)はそれぞれのコーティング塗布
装置の噴霧サイクルにおける異なる段階を示す図であ
る。
【図8】図1に示された形式の着色紙を製造するために
異なる着色をしたパネルで連続したウエブをコーティン
グする第2実施例のダイヤグラム図である。
【図9】図8における装置のノズルを制御する電気回路
を構成するブロック図である。
【図10】図8に実施例のそれぞれのノズル及び関連し
たノズルに印加する電圧変化の過程を説明したタイミン
グ図である。
【図11】(a)〜(e)はそれぞれのコーティング塗
布装置の噴霧サイクルにおける異なった段階を説明した
図である。
【符号の説明】
10 薄い可撓性基材 12 ウエブ 13 貯蔵ローラ 14 コーティングステーション 16 案内ローラ 18 駆動ローラ 20 熟成炉 22 巻上げローラ 24 塗布装置 26 塗布装置 28 塗布装置 30 塗布装置 32 ノズル 34 再生電極 36 コンピュータに基づく制御回路 38 ノズルの本体部分 40 ノズルの本体部分 41 ガスケット 42 連続した軌道 43 脚 44 終端 46 穴道 48 入口 50 直線のスロット 52 スロット50における傾斜点 54 スロット50における傾斜点 56 出っ張り 58 傾斜した縁 60 一列の溝 62 容器 64 入口区域 66 空気出口 68 液体出口 70 ノズルHTスイッチユニット 72 再生電極HTスイッチユニット 74 スイッチタイミング信号発生器 100 塗布装置 102 塗布装置 104 塗布装置 106 塗布装置 108 駆動ローラ 110 駆動ローラ 112 スクレーパ(ドクター羽根) 114 スイッチユニット 116 スイッチユニット 118 スイッチユニット 120 タイミング信号発生器 A 着色パネル B 着色パネル C 着色パネル D 着色パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 テイモテイ・ジエームス・ノークス イギリス国.クリウイド・シイエツチ7・ 5テイエフ.モールド.パンテイマイン. リニイ・パンデイ・レーン.ザ・ホリーズ (番地その他表示なし) (72)発明者 アイアン・デービツド・パヴエイ イギリス国.サセツクス.フアーンフアー スト.ビシヨツプ・レーン.4 (72)発明者 クリストフアー・ステイーブン・ジエフス イギリス国.リーデイング.アールジイ 4・7ジエイジイ.カヴイサム.アツプラ ンズ・ロード.3

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広がったノズルの縦に長く連続した液体
    のフィルムを形成するのに液体を広がったノズルに供給
    し、ノズルの広がった方向に平行でない他の一方向にお
    互に関して基材とノズルを移動し、高電位を印加するこ
    とによって、強力な静電力でノズルから同時に引き出さ
    れる複数のぼぼ平行な帯状の液糸をノズルから生成し、
    帯状の液体がほぼ平行な帯状の液糸として及び/または
    ほぼ平行な小滴の流れの形で(その帯状の液糸が潰れな
    いように)基材上に堆積するように基材に向かって帯状
    の液糸を導き、その後、基材の表面上にコーティングを
    一体的に形成することから成ることを特徴とする基材の
    コーティング方法。
  2. 【請求項2】 基材上における帯状の液糸及び/または
    小滴の堆積が相対的動きの方向において離隔している基
    材上の一列のコーティング部分を作製するために周期的
    に遮断されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 基材上における帯状の液糸の堆積がノズ
    ルに対する液体の供給を遮断することなく周期的に遮断
    されることを特徴とする請求項1或いは2に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 帯状の液糸の生成が、それぞれの帯状の
    液糸と関連する液体の流れの割合が実質的にすべての帯
    状の液糸に対するものと実質的に同じであることを特徴
    とする前記請求項1〜3の何れかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 広がったノズルの縦に長く連続した液体
    のフィルムを形成するのに広がったノズルに液体を供給
    し、ノズルの広がった方向に平行でない他の一方向にお
    互に関して基材とノズルを移動し、高電位を印加するこ
    とによって、強力な静電力でノズルから同時に引き出さ
    れる複数のほぼ平行な帯状の液体をノズルから生成し、
    その帯状の液糸が基材上にそのままで及び/または小滴
    の形で堆積するように基材に向かってその帯状の液糸を
    導き、そして基材からその帯状の液糸を離す方向に静電
    的に偏向することによって基材上の帯状の液糸及び/ま
    たは小滴の堆積を周期的に遮断することから成る基材の
    コーティング方法。
  6. 【請求項6】 帯状の液糸が別の区域におけるほぼ平行
    な帯状の液糸のままで及び/または小滴(帯状の液糸を
    潰れないように)の形で基材上に堆積し、その後、基材
    表面上にコーティングを一体的に形成し、基材上におけ
    る上記帯状の液糸/小滴の堆積が帯状の液糸を基材から
    離し、補助の標的装置に向かって、偏向することによっ
    て遮断されることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 基材が、それのノズルと以下に記載の導
    体装置を通過するそれぞれにおける多くの噴霧ステーシ
    ョンを横切る供給通路に沿って供給されることを特徴と
    する請求項1〜6の何れかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 基材上に生成される上記帯状の液糸或い
    は小滴の流れを堆積するべく、上記の複数のノズルが配
    列されていることを特徴とする前記請求項1〜7の何れ
    かに記載の方法。
  9. 【請求項9】 ノズルが基材の異なる部分に液体を堆積
    するように配設されていることを特徴とする請求項8に
    記載の方法。
  10. 【請求項10】 複数の異なる液体の形成物が提供され
    かつその形成物がそれぞれのノズルによって堆積される
    ことを特徴とする請求項8或いは9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 少なくともノズルのいくつかが基材の
    同じ部材に液体を堆積するように配設されていることを
    特徴とする請求項8に記載の方法。
  12. 【請求項12】 一方のノズルによって堆積された帯状
    の液糸/小滴が他方のノズルによって堆積されたそれら
    の帯状の液体に挟まれていることを特徴とする請求項1
    1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 広がったノズルと、ノズルに対して液
    体を供給し、使用に際して、連続に液体のフィルムが広
    がったノズルの縦に長く形成される装置、ノズルの広が
    った方向に平行でない他の一方向においてコーティング
    されるべくノズルと基材間の相対的動きを付与する装
    置、強力な静電力によって、上記連続した液体フィルム
    から複数のほぼ平行な帯状の液糸を同時に引き出す高電
    圧回路装置と、帯状の液糸がほぼ平行な帯状の液糸とし
    て、及び/またはほぼ平行な小滴の流れの形で(帯状の
    液糸が潰れないように)堆積し、その後、その基材の表
    面上にコーティングを一体的に形成するようなやり方で
    基材に関してノズルを位置させる装置とからなることを
    特徴とする基材のコーティング装置。
  14. 【請求項14】 相対的動きの方向において離隔される
    基材上の一列のコーティング部分を作り出すために基材
    上における上記帯状の液糸及び/または小滴の堆積を周
    期的に遮断する装置を備えることを特徴とする請求項3
    に記載の装置。
  15. 【請求項15】 基材上における帯状の液糸の液糸を周
    期的に遮断する装置とその装置において、ノズルに連続
    的に液体を供給する上記液体供給装置とを含む請求項1
    3に記載の装置。
  16. 【請求項16】 それぞれの帯状の液糸と関連する液体
    の流れの割合が実質的に帯状の液糸のすべてと同じであ
    るやり方で帯状の液糸の生成を確保する装置を含むこと
    を特徴とする請求項13〜15の何れかに記載の装置。
  17. 【請求項17】 広がったノズルと、ノズルに対して液
    体を供給し、使用に際して、連続した液体のフィルムが
    広がったノズルの縦に長く形成される装置、ノズルの広
    がった方向に平行でない他の一方向においてコーティン
    グされるべくノズルと基材間の相対的動きを付与する装
    置、強力な静電力によって、上記連続した液体フィルム
    から複数のほぼ平行な、帯状の液体を同時に引き出す高
    電圧回路、帯状の液糸がほぼ平行な帯状の液糸として、
    及び/またはほぼ平行な小滴の流れの形で基材上に堆積
    するやり方で基材に関してノズルを位置させる装置と、
    基材から離れる一方向において帯状の液糸及び/または
    小滴を静電気的に偏向することによって基材上の上記帯
    状の液糸及び/または小滴の堆積を周期的に遮断する装
    置とからなることを特徴とする基材のコーティング装
    置。
  18. 【請求項18】 帯状の液糸を基材から離して補助の標
    的装置に向かって偏向させ、それによって基材上への帯
    状の液糸/小滴の堆積を遮断するべく周期的に動作し得
    る装置と上記ノズルからの帯状の液糸の連続的な生成の
    間補助の標的装置上に蓄積している液体を移動する装置
    からなることを特徴とする請求項17に記載の装置。
  19. 【請求項19】 補助の標的装置からノズルに移動され
    た液体の少なくとも部分を再生する装置を含むことを特
    徴とする請求項18に記載の装置。
  20. 【請求項20】 複数の上記ノズルを備え、それぞれの
    ノズルが、基材の異なる部分上に生成される上記帯状の
    液糸或いは小滴の流れを堆積するべく配設されているこ
    とを特徴とする請求項17に記載の装置。
  21. 【請求項21】 複数の異なる液体の形成物を備え、そ
    れぞれの形成物がそれぞれのノズルによって堆積される
    ことを特徴とする請求項20に記載の装置。
  22. 【請求項22】 基材上の同じ部分に液体を堆積するべ
    く配設される少なくとも複数のノズルを含むことを特徴
    とする請求項17に記載の装置。
  23. 【請求項23】 一つのノズルで堆積される帯状の液糸
    /小滴が他のノズルによって堆積される帯状の液糸/小
    滴に挟まれるように基材の同じ部分上に液体を堆積する
    それらのノズルが配設されていることを特徴とする装
    置。
  24. 【請求項24】 請求項1〜12の何れかに記載の方法
    によってコーティングされた基材。
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