JPH05131027A - 腹膜潅流装置と腹膜潅流方法 - Google Patents

腹膜潅流装置と腹膜潅流方法

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JPH05131027A
JPH05131027A JP4119878A JP11987892A JPH05131027A JP H05131027 A JPH05131027 A JP H05131027A JP 4119878 A JP4119878 A JP 4119878A JP 11987892 A JP11987892 A JP 11987892A JP H05131027 A JPH05131027 A JP H05131027A
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conduits
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Joseph E Dadson
イー. ダツドソン ジヨーゼフ
Mahesh Agarwal
アガーウオール マヘシユ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 病院でも家庭でも、あるいは手動、CAP
D、IPD、CCPDのいずれにも使用可能な、簡単で
優れた自動的な腹膜潅流の装置とその方法を提供する。 【構成】 複数の新潅流液バッグ72を患者62より上
方位置に支持する支持手段と、新潅流液バッグ72を加
熱するヒーター74と、クランピング手段を有するマニ
ホルド68と、患者62より下方の廃液受け容器70
と、マニホルド68からカテーテル66に至る第1導管
76、廃液受け容器70に至る第2導管78、各新潅流
液バッグ72に至る複数の導管80〜86からなる導管
群と、注入/滞留の段階と排出の段階とを各新潅流液バ
ッグ72ごとに繰返してクランピング手段を制御する電
子的制御手段と、廃液受け容器70を計量して排液の量
が設定値未満のときは、電子的制御手段に通知して警報
を表示する安全手段とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、病院用と家庭用の両用
型の、腹膜潅流のための新しい自動の腹膜潅流装置と腹
膜潅流方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動腹膜潅流(Automatic Peritoneal D
ialysis 以下APDという)装置は、何年も前から存在
している。これらのAPD装置の導入は腹膜潅流の様式
を進歩させることに寄与した。APD装置には2つの主
なタイプがある。最も複雑な部類は「自動液体配合型」
のユニットである。それらの装置は、サイズが大きく、
また操作が複雑である故に、診療所用としては次第に用
いられなくなりつつある。
【0003】より複雑でないAPD装置はサイクラーで
ある。機能上、ほとんどのサイクラーは、5つの独立し
たレベル、つまり、流体の段階を有している。潅流液
(潅流用溶液)は、重力によって1つのレベルから他の
レベルへと順次に移される。
【0004】潅流液の段階は、新しい無菌のバルクの溶
液を保持している第1の、つまり最も高い段階から始ま
る。そこから潅流液はより下の次の第2の段階へと移さ
れて、そこで溶液は計量され、加熱される。そこより下
の次の段階(第3の段階)は患者である。患者は、計量
された溶液を第2の段階から受取る。第4の段階は、使
用済みの潅流液を患者から収集するために用いられるド
レーンバッグである。最後、すなわち最も低い段階は、
廃潅流液をドレーンバッグから受取る。
【0005】サイクラーの流体レベル配置の1つの変形
は、第1の段階が第2の段階の下方に位置していて、潅
流液がポンプによって第1の段階から第2の段階へと移
されるというものである。そうでない限り、すべてのサ
イクラーは、同じ一般的原理に従って働く。つまり、そ
れらサイクラーは、準備された無菌の潅流液の4〜12
個のバッグを含み、それらバルクの溶液のバッグから所
定容積の溶液を選択し、その潅流液を体温の近くまで加
熱し、その溶液を患者に投与する。予め設定された時間
(滞留時間)の後に、潅流液は、患者からドレーンバッ
グへと流出させられ、そこで計量される。その使用済み
潅流液はドレーンバッグから廃棄バッグとなる最終ドレ
ーンの中へと捨てられる。典型的な従来技術によるサイ
クラー機械は、Agarwal らの米国特許第4,096,8
59号、 Lasker らの米国特許第3,872,863
号、および Davis らの米国特許第4,585,436
号によって代表される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】腹膜潅流(PD)療法
の主な形態として、 1)手動腹膜潅流、 2)歩行可能(ambulatory)な連続腹膜潅流(以下CA
PDという)、 3)間欠的腹膜潅流(以下IPDという)、 4)連続サイクリック腹膜潅流(以下CCPDという) がある。療法1と2は機械を必要とせずに行われる。い
くつかの溶液バッグの内容物は、個々に手動で患者に投
与され、次に投与に応じて患者から排出される。療法3
と4はサイクラーの使用を必要とする。2つ以上の溶液
バッグの内容物が患者に投与される前に混ぜ合わされ
る。すべてのPD療法の中で最も普及しているのはCA
PDである。これは主として、それぞれの家庭において
自分で処置できるように訓練された患者によって用いら
れる。
【0007】元来CAPDは、単一のチュービングセッ
トを用いて行われたものであって、簡単であり、割合に
安価であった。しかし、CAPDは、感染率が高いため
にさほど好まれなくなった。CAPDのその他の欠点
は、いったん始めた以上は患者が1日に4回以上も液の
交換を毎日しなければならなくなることにある。1回の
液の交換は1時間程度もかかる。したがって無菌の潅流
技術の粗略化と高い感染率とを招き、患者の疲労が全く
日常的となっている。したがって、それに代わる様式と
してCCPDが導入された。CCPDは、実施上の種々
の制約(機械とチュービングが複雑であり、チュービン
グセットが高価であり、設備が可搬でない、など)の故
に、多くの患者にCCPDがCAPDの代わりのよりよ
いものであると思わせることは容易でなかった。
【0008】PDの様式をさらに進展させるためには、
潅流を行うための、新しい方法か、またはよりよい機械
が導入されねばならない。これら2つの道のうち、最も
簡単であるのは、現在ある4つの主なPD療法の主な利
点のすべてを合わせもつ新型の“自動腹膜潅流機械”の
導入である。それよりさらに良いのは、手動PD、CA
PD、IPD、およびCCPDのどれでも行い得るよう
な新しくて新奇なAPD機械であろう。
【0009】本発明の目的は、後者の解決策、すなわち
4つのPD様式のすべてを行うことができる優秀でしか
もより簡単で自動的な腹膜潅流装置と方法を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の腹膜潅流装置
は、腹腔に患者用カテーテルをつながれている患者に腹
膜潅流を行うための装置であって、(1)1つのマニホ
ルドと、(2)廃潅流液のための受け容器と、(3)複
数の新潅流液容器を支持するための支持手段と、(4)
支持手段上において潅流液容器を加熱するための加熱手
段と、(5)マニホルドと患者用カテーテルとを接続す
るための第1の導管と、(6)マニホルドと受け容器と
を接続するための第2の導管と、(7)マニホルドを複
数の新潅流液容器と個別に接続するための少なくとも2
本の第3の導管と、(8)少なくとも第2の導管と第3
の導管とを選択的に閉止するためのクランピング手段
と、(9)クランピング手段を制御するための電子的制
御手段、すなわち、1つの自動のモードにおいて、 a)第1の所定の時間の期間である注入/滞留の動作段
階、すなわち、第1の導管と、新潅流液の容器のうちの
1つに至る第3の導管の1つとの両者が開いて、その他
の導管が閉じており、したがって、潅流液の容器の垂直
方向のレベルが患者のそれよりも上にある限りは、潅流
液が重力によって患者の腹腔に入り、そこに留まること
ができる動作段階と、 b)第2の所定の時間の期間である排出の動作段階、す
なわち、第1と第2の導管が共に開いて、その他の導管
は閉じており、したがって、患者の垂直方向のレベルが
受け容器のそれよりも上にある限りは、廃潅流液が重力
によって患者の腹腔から受け容器へと流出することがで
きる動作段階との2つの動作段階が別の新潅流液容器ご
とに繰返され、それら容器のすべてが使われるまでそれ
が続くというサイクルを行わせる電子的制御手段と、
(10)排出動作段階の間に、患者の腹腔から十分な量
の潅流液が流出したか否かを判定し、その情報を前記の
電子的制御手段に送り、もし不十分な量の潅流液しか流
出しなかったならば、次の注入/滞留の動作段階に移行
することがないように情報を電子的制御手段に送る安全
手段と、(11)使用者が第1と第2の所定の時間を選
択できるようにするための手段とを有する。
【0011】さらに本発明の腹膜潅流方法は、腹腔を患
者用カテーテルにつながれている患者に腹膜潅流を行う
ための方法であって、 a)1つのマニホルドと、廃潅流液のための受け容器
と、複数の新潅流液容器を支持するための支持手段と、
支持手段上において潅流液容器を加熱するための加熱手
段と、マニホルドと患者用カテーテルとを接続するため
の第1の導管と、マニホルドと受け容器を接続するため
の第2の導管と、マニホルドを対応する数の新潅流液の
容器と個別に接続するための少なくとも2本の第3の導
管と、複数の導管を選択的に閉止するクランピング手段
とを含む装置を用いて、 b)クランピング手段を制御する電子的制御手段によ
り、自動のモードのとき、 1)第1の所定の時間の期間である注入/滞留の動作段
階、すなわち、第1の導管と、新潅流液の容器のうちの
1つに至る導管との両者が開いて、その他の導管は閉じ
ており、それにより、潅流液の容器の垂直方向のレベル
が患者のレベルよりも上にある限りは、潅流液が重力に
よって患者の腹腔に入り、そこに留まる動作段階と、 2)第2の所定の時間の期間である排出動作段階、すな
わち、第1と第2の導管が共に開いて、その他の導管は
閉じており、それにより、患者の垂直方向のレベルが前
記受け容器のそれよりも上にある限りは、廃潅流液が重
力によって患者の腹腔から前記受け容器へと流出する動
作段階との2つの期間を循環して行う第1のステップ
と、 c)排出の期間の間に、患者の腹腔から十分な量の潅流
液が流出したか否かを判定し、もし不十分な量の潅流液
しか流出しなかったならば、次の注入/滞留の動作段階
に移行しないように判定結果の情報を電子的制御手段に
送る第2のステップと、 d)前記の第1と第2のステップを、別の新潅流液容器
ごとに繰返し、それら容器のすべてが使われるまでそれ
を続ける第3のステップを含む。
【0012】本発明の望ましい1つの実施態様において
は、前述した安全手段は、受け容器を計量して受け容器
の重量が所定値を超えたときに信号を供給するための重
量計量手段と、その信号を電子的制御手段に送るための
手段とを含んでいる。
【0013】
【作用】自動モードの場合は、電子的制御手段の制御に
より、予め設定された第1と第2の時間の間に、それぞ
れクランピング手段を介して第1の時間帯には第3の導
管の1つと第1の導管とを開いてその他の導管を閉止
し、第2の時間帯には第1と第2の導管を開いてその他
の導管を閉止する動作が新潅流液容器ごとに繰返される
ので、第1の期間には新潅流液のバッグから患者の腹腔
への注入および滞留が行われ、第2の期間には患者の腹
腔から廃潅流液受け容器への排出が新潅流液容器ごとに
行われる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0015】図1は本発明のシステムの概略図、図2は
本発明の腹膜潅流装置の一実施例の斜視図、図3a、3
b、3cはそれぞれ図2の実施例の主たる制御のための
構成部分の正面図、側面図および背面図、図4は図3a
の制御ユニットの一部のクランピング機構の斜視図、図
5は本実施例のフローチャート、図6は本実施例の流出
液受け容器の重量検出方法を示す模式図、図7a、7b
はそれぞれカム式のクランピング機構と共に用いられる
位置センサの実施例の側面図と正面図、図8は従来の腹
膜潅流のシステムの概略図である。
【0016】始めに図8により、従来の技術について説
明する。図8において、1つまたは複数の新潅流液のバ
ッグ10が、ベッドまたは適当な支持体14の上に横た
わっている患者12のレベルよりも垂直方向上方の高さ
において、適当な手段(図示せず)により支持されてい
る。患者12は、腹腔16を有しており、患者12に永
久的に接続されたカテーテル18は、他方では、第1の
チャンバー22につながっている導管20と接続されて
いる。チャンバー22から導管24が延びていて、その
導管24は、計重はかり(図示せず)の上に吊るされて
いるドレーンバッグ28につながっている導管26と、
さらにあるチャンバー32と連通している導管30とに
分岐しており、チャンバー32からは、ドレーン導管3
4が廃液受け容器36へと延びている。
【0017】チャンバー22はさらに、上方へ延びて、
ヒーター44で加熱されるようになっている受け容器4
2につながっている導管40と、分岐して複数のバッグ
10と接続されている1つの分岐点48につながってい
るもう1本の導管46とに分岐している1本の導管38
を有している。図で見られるように、導管24,30,
38および46はクランピング・システム50を通って
おり、そのクランピング・システムは、適当に制御され
る複数のクランピング・フィンガーまたは同様のものを
含んでいる。
【0018】この従来技術のサイクラーは下記のように
作動する。患者12がシステムの中に取り込まれた後
に、その患者が前回の処置からの余分の潅流液を有する
ならばその潅流液は新しい今回の処置が始まる前に流出
させられねばならないので、“ドレーン”の期間が設け
られるのが普通である。したがって、導管20から導管
24と導管26を経てドレーンバッグ28に至る流路が
開かれ、導管30と38は閉止のままとされる。患者か
ら完全に液が排出されたならば、潅流液が新しいバッグ
10から導管46を経て流下してから導管40を上向き
に通って受け容器42に行くようにすることによって新
しい今回の処置が始まる。ヒーター44がスイッチイン
されて、受け容器42の中の潅流液はほぼ体温まで昇温
される。それから、受け容器42から導管40,38お
よび20を経る流路が開かれる(クランピング装置50
の中にある他のものはすべて閉止される)ので受け容器
42の中の液は、重力によって患者の腹腔16の中に進
入できる。ここで注意しておくべきことは、バッグ10
が最高のレベルにあり、受け容器42が次に高いレベ
ル、患者がその次という順序になっており、患者から下
向きには、次にドレーンバッグ28があり、廃物用受け
容器36が最低部という順序になっていることである。
【0019】受け容器42の中の溶液の適当な量だけが
患者12の腹腔16の中へと流下したときに、クランピ
ング装置50が導管24と38を閉止し、導管30と4
6を開く。そこで“滞留の期間”が始まり、この期間の
間、患者の血液から不純物を腹腔16の中の潅流液の中
に移行させる潅流が行われる。この期間の間に、ドレー
ンバッグ28の内容物は、導管26,30および34を
経て流下して廃物用受け容器36に入る。適当な長さの
時間が経過したときに、導管20を導管26に接続する
流路が開かれる(導管30と38は閉止されている)の
で、患者12の腹腔16の中にある廃潅流液がドレーン
バッグ28の中へと移行し得るようになる。はかりがバ
ッグ28の重量を計量し、それにより、潅流液の流れが
止まったときに既に十分な量の液がドレーンバッグ28
の中に蓄積したことが確かめられる。ドレーンバッグ2
8の計量で所定の重量に達しなかったならば、それは、
何らかの理由によって潅流液が患者12の腹腔16の中
で引き留められていることを意味することとなるので、
もしそのような状態になったならば、典型的には警報が
鳴らされることになる。
【0020】患者12の腹腔16からの廃潅流液がドレ
ーンバッグ28に移されたならば、ドレーンバッグ28
の中の液が流下して廃物用受け容器36に入り得るよう
にするために、流路26,30および34が開かれ、他
のすべての流路は閉じられる。
【0021】次に、本発明の装置の主要な構成部分を示
している図1を見ることとする。このシステムでの液の
配給の主な原理は重力である。機能上、本発明は、図8
によって説明した通常のサイクラー機械では液体の高さ
に5つの段階があったのに対し、たった3つの段階しか
有しない。図1に示されている液体の段階レベルには、
新潅流液容器が置かれるところの上方レベルと、患者が
置かれるところの中間のレベルと、はかりと廃物バッグ
の組合せがある最下方のレベルがある。図8において番
号42と44で示されていた普通ならある“ヒーターと
はかり”の段階が、このシステムにおいては完全に取り
去られていることを真に理解することが重要である。さ
らに、従来技術でのドレーンバッグ28と廃物用受け容
器36の組合せは、ここでは単一の容器になるように組
み合わされている。従来技術に対してのこれらの変更点
の故に、本発明のチュービングセット・システムは大い
に簡単化されている。結果として本発明は、(1)プラ
スチック材料を減らし(材料資源保存)、(2)チュー
ビングセットのコストを減らし、(3)チュービングセ
ットのネットワークを簡単化し、(4)機械の立ち上げ
時間を短縮する。
【0022】ここで、本発明のシステムの主な構成要素
を迅速に展望する意味で図8をもっと詳しく見ることに
する。
【0023】本質的に図1は、患者62に腹膜潅流を施
すための装置60を示していて、その患者の腹腔64は
患者用カテーテル66と連通している。この装置は、チ
ャンバーまたはキャビティの形をなしている1つのマニ
ホルド68と、廃潅流液を受入れるための受け容器70
と、複数の新潅流液容器72を支持するための支持手段
(図1では示さず)と、潅流液容器72を加熱するため
の加熱手段74と、マニホルド68を患者用カテーテル
66に接続するための第1の導管76と、マニホルド6
8を受け容器70と接続するための第2の導管78と、
マニホルド68を複数の新潅流液容器72に個々に接続
するための少なくとも2本の第3の導管(それら導管
は、この実施例では4本であって参照番号80,82,
84および86がつけられている)と、それら導管を選
択的に閉止するためのクランピング手段(図1では見え
ない)と、そのクランピング手段を制御するための電子
的制御手段(図1では示さず)を含んでいる。その電子
的制御手段は、自動のモードにおいては、装置60を制
御して、 a)注入/滞留の動作段階、すなわち、第1の所定の時
間の間、第1の導管76と、新潅流液容器72のうちの
1つに至る導管80,82,84または86の両者が開
いて、その他の導管は閉じており、したがって、潅流液
容器72の垂直方向のレベルが患者62のレベルよりも
上にある限りは、潅流液が重力によって患者62の腹腔
64に入り、そこで留まることができる動作段階と、 b)排出段階である第2の所定の時間の間、第1と第2
の導管76と78が共に開いて、その他の導管は閉じて
おり、したがって、患者62の垂直方向のレベルが受け
容器70のそれよりも上にある限りは、廃潅流液が重力
によって患者62の腹腔64から受け容器70へと流出
することができる動作段階の2つの段階を循環して行わ
せる。そして、a)とb)のステップが、別の新潅流液
容器72ごとに繰返され、潅流液容器のすべてが使われ
るまでそれが続く。
【0024】この装置60はさらに、排出段階の間に、
患者の腹腔64から十分な量の潅流液が流出したか否か
を判定し、その情報を電子的制御手段に送ること、すな
わち、もし不十分な量の潅流液しか流出しなかったなら
ば、次の注入/滞留の動作段階に移行することがないよ
うに情報を電子的制御手段に送るための安全手段を含ん
でいる。図1に示す本発明の実施例においては、その安
全手段は、受け容器70を計量して受け容器70の重量
が所定値を超えたときに信号を発出するための重量計量
手段を含んでいる。その信号はそれから電子的制御手段
に伝達される。もし電子的制御手段が、所定の長さの時
間内にその信号を受信しなかったならば、自動のモード
が終わりになるので、装置60は、次の注入/滞留段階
に進行しないことになる。
【0025】装置60はさらに、使用者が、重量計量手
段が信号を供給することになるときの受け容器70の中
の液の量を選択でき、また、前述した第1と第2の所定
の時間を選択できるようにするための手段を含んでい
る。
【0026】ここで再び強調しておきたいことは、液体
の3つのレベル(最上部に新潅流液容器、中段に患者、
そして最下部に受け容器70)のすべてが、単一のマニ
ホルド68に直接的、そして個別的につながっていると
いうことである。このことは、潅流液バッグ10のすべ
てが一緒になって単一の導管46に接続されているとい
う図8に示した従来技術とは全く様相を異にしている。
【0027】ここで、図1について以上に説明した実施
手順を遂行し得るような実際的装置を示している図2を
見ることとする。図2において、番号90はベース部分
を示していて、そのベース部分は、中央のプレート92
と、間隔が90°で各々の先端部にキャスタがついてい
る4つのアーム94を有している。第1の垂直のポスト
部分96が、ベース部分90のプレート92に固定され
てそこから垂直方向上方に延びており、その第1の垂直
のポスト部分96には、それの上端において、U字形の
中間部分100の1つのアーム98が、そのU字形のベ
ース102がポスト部分96から横方向に張り出すよう
にして固定されている。この装置ではさらに、第2の垂
直のポスト部分104があって、それはU字形の部分の
他方のアーム106に、その第2の垂直のポスト部分が
実質的に第1のポスト部分96と垂直方向に揃うように
して固定されている。第2の垂直のポスト部分104の
上端部には支持手段108が位置している。支持手段1
08は、4つの、上方が狭い台形の側方壁110を有し
ている。それら側方壁の各々は1対の保持用フランジ1
12を有しており、それらフランジ112は、新潅流液
容器の下方部分を把握できる。バッグハンガー114が
壁110の上方の中央位置に、新潅流液容器を固定でき
るように設けられている。台形の壁110によって限界
された空間の中には、図1において74で示された加熱
手段が位置している。したがって、新潅流液容器の中の
潅流液は、壁110を通しての伝導によって加熱され
る。
【0028】図1に関連して前述した電子的制御手段
は、図2において116で示されているハウジングの中
に設けられていて、そのハウジング116は、U字形の
部分100で限界されている空間の中にぴったりと収容
され、U字形の部分100の下側アーム98にあるボア
ー120を上向きに貫通してハウジング116の底にあ
るねじ穴(図2では示さず)の中へとねじ込まれるよう
になっているねじつきファスナー118によって、その
位置に固定されるようになっている。電力が台形の壁1
10の中にあるヒーターに、ハウジング116の背面に
差込まれるようになっている電力コード122を経て供
給される。ハウジング116の中の種々の部分には、適
当なコンセントに差込まれるようになっている別の電力
ケーブル126を経て電力が供給される。
【0029】ハウジング116は、クランピング機構を
含んでいて、その機構は図4において全体として130
で示されている。図4に示されているその機構は、ハウ
ジング116の中においては、図2と図4を比べるなら
ば知られるように、図の左前方の角におさまっている。
図4に示されている機構130は、底部プレート13
2、左側面プレート134、頂面プレート136および
右側面プレート138を含んでいる。側面プレート13
4と138の各々は、クランピング・ドア140を受入
れるための中央の凹部139を有しており、そのクラン
ピング・ドアはゴムのパッド142を含んでいる。その
ゴムのパッドは、電動モーター148によって減速装置
150を経て駆動されて1つの水平方向の軸線の回りで
同時に回転するようになっている個々のカム146によ
って個別に作動させられる5つのクランピング・フィン
ガー144と組合って働くようになっている。減速装置
150のハウジングを右側面プレート138から離して
位置させるために間隔用ピン152が設けられている。
モーター148にはリード線154によって電力が供給
される。図4でよく見られるように、この機構は、両方
の側面プレート134と138の前側の垂直方向のエッ
ジにある凹所139に当る位置にドアを保持するため
に、通常の方式での、受け金具158と組合って働くよ
うになっている掛けがね156を含んでいる。
【0030】頂面プレート136には、導管78,8
0,82,84および86を収容するための5つのスロ
ット160が設けられている。各々のクランピング・フ
ィンガー144は、導管がスロット160の中に収容さ
れている限りは、それぞれ対応する導管(典型的にはプ
ラスチック・チューブ)を確実に閉止する位置にある。
【0031】底部プレート132が、導管76を収容す
るためのさらなる一つのスロット162を有している。
導管76は、閉止される必要がなく、したがって、一た
ん接続されたならば、患者の腹腔はマニホルド68と連
続して連通していることになる。
【0032】望ましい1つの実施例においては、ここで
説明している装置は、使用者が3つの特別な値つまりパ
ラメータを選択することを必要としている。その3つの
値とは、 (a)注入/滞留の時間:これは0.0分から10時間
まで、1分刻みであればよい。
【0033】(b)排出の時間:これは0.0分から9
9分まで、1分刻みであればよい。
【0034】(c)溶液の容積:これは0.1 lから
3.0 lまで、0.1l刻みであればよい。
【0035】注入/滞留時間は、患者が実際の潅流のプ
ロセスのために新潅流液を受入れて保持するに要する時
間を設定するものである。排出の時間は、患者が使用済
みの潅流液と、同一患者から除去される余分の液とを合
わせて排出させるために許される時間である。溶液の容
積を設定することにより、用いられる新潅流液容器の大
きさが機械に知らされる。この情報によって機械は、排
出時に患者から排出されるであろう液量の最小値を算出
する。もし排出期間中または終点において、この容積ま
たはその容積の予めセットされた一部分に未達成の場合
は、排出警報が発出され、機械は、次の注入の状態に切
り換わらない。
【0036】ここで、ハウジング116を3つの相異な
る立面図で示している図3a,図3bおよび図3cを見
ることとする。
【0037】図3cに示されている背面図において、つ
い先程述べた3つの特定の量を使用者が選択できるよう
にするための選択ボックス180が設けられている。明
確に言うならば、使用者は、注入/滞留時間を時間と分
で、排出時間を分で、そして溶液の容積をリットルで選
択する。このボックス180の右方には、使用者が装置
を自動サイクリングか、または手動運転に入れることが
できるようにするためのスイッチ182がある。手動運
転については本明細書の中で後述する。
【0038】図3cの左方には、主電源スイッチ184
があり、スイッチ184の下方にはヒューズ186が示
されている。図3cでは、電力コード126と電力プラ
グ188が示されている。
【0039】正面図を示している図3aにおいては、下
方の右側において“スタート/アドバンス”スイッチ1
90が示されている。スイッチ190の上方にあるLE
D192と194は、装置が排出動作段階と注入/滞留
動作段階とのどちらにあるのかを示す。5個のLED
(そのうちの1つが196で示されている)が、4個の
潅流液容器72のうちのどれが使われているかを示す。
【0040】図3bの側面図で最もよく見られるよう
に、ハウジング116は、電子的重量計量機構を含んで
おり、その重量計量機構から中央の垂直方向アーム20
0が下方へと延びており、その垂直方向アーム200に
は水平の重量計量アーム202が結合されており、その
重量計量アーム202は、そこから受け容器70(図1
で見られる)が掛けられるようになっている。
【0041】重量計量アーム202や中央のアーム20
0に結合されている機構についてより詳しく説明するよ
り前に、従来技術の特別な欠点を明らかに理解すること
が重要である。
【0042】従来のサイクラー機械の設計においては、
重量計量バッグは、患者から排出された潅流液の最大約
5kgを検出することができる。したがって、サイクラ
ー機械は、各排出モードの間において、ドレーンバッグ
を計量し(患者からの使用済み潅流液を受取りなが
ら)、各排出モードの後で(すなわち、注入および/ま
たは滞留のモードの間に)ドレーンバッグを空にしなけ
ればならない。この制約の故に、サイクラーのチュービ
ング・セットを、“閉じた”システムに作ることができ
ない(すなわち、それが最終ドレーンに開放されている
ので、ドレーンバッグやチュービング・セットへのバク
テリアの侵入の可能性がある)。このことは、また、サ
イクラーのチュービング・セットを複雑にし、材料の使
用を過大にする。本発明では、使用済み潅流液の計量の
ための新奇な方法が用いられている。
【0043】前述したように、受け容器70は、垂直の
アーム200によって支持されている水平の計量アーム
202の上に掛っている。図6において、垂直のアーム
200はそれの上端部223において1つの水平支持材
213に結合されていて、その水平支持材はリングブッ
シング216の上に載っている。コイル形の圧縮ばね2
26が、それの上端においてはリングブッシング216
に当り、下端においてはハウジング116の底面壁23
0上に載っているプレート228に当っている。したが
って、ばね226は、常時リングブッシング216に上
向きに押し当っており、したがって、アーム202に掛
っている受け容器70の重量をバランスさせるために水
平の計量アーム202に働く上向きの力を発生してい
る。水平支持材213は、1つの光学的エンコーダのシ
ャフト232を、回転自由に支持していて、平歯車23
4がシャフト232に、それと共に回転するように結合
されている。平歯車234は、ハウジング116の内部
の適切な位置に固定されている垂直のラック236と係
合している。
【0044】排出モードの間に、受け容器70の中に集
まる使用済み潅流液の漸次に増大する重量が、垂直のア
ーム200を経てばね226に伝達され、その結果、ば
ね226は漸次に圧縮される。その圧縮量は掛っている
重量に比例するので、結局、水平支持材213が下方に
移動することになる。それにより、平歯車234は、垂
直のラック236に対して動くので、回転することにな
る。光学的エンコーダが、シャフト232が回転した結
果を電気的パルスに変換する。そしてそのパルスはマイ
クロプロセッサに伝達される。それにより、マイクロプ
ロセッサは、何時であっても、受け容器70に収容され
た流出した潅流液の重量を登録することができる。
【0045】計量用のばね226の能力により、計量機
構によってマイクロプロセッサが検出し得る最大の重量
は制限される(典型的最大の限界は15kgである)。
その故に、各排出モードの後で受け容器70を空にする
必要はない。したがって、閉じた受け容器70で液の流
路が終結する。
【0046】この独特な計量機構により、下記のとおり
の便益がえられる。
【0047】(a)電子的制御の簡単さ、(b)高価な
変換器の頻繁な現場較正をなくする、(c)電子的信号
のドリフトを減らす、(d)はかりの零点合わせをなく
する、(e)機械の取扱いを容易にする、(f)組立と
保守のコストを少なくする。
【0048】図2についてのさきの説明から明らかであ
るように、装置の主な構成部分のすべては、第1のポス
ト部分96と第2のポスト部分104の共通の垂直方向
軸線を中心としてその回りに配置されている。このこと
により、ベース90は可能な最小の寸法を有するように
され得て、それにより、装置の全体の大きさが減り、装
置の取扱い易さや便利さが向上される。
【0049】装置の作動を説明するより前に、図4に示
された機構にさらにある構成部分を説明しておくのが適
切である。カム146を支持しているシャフトに位置セ
ンサーディスクが取付けられている。そのディスクは、
図4においては見えないが、図7a,7bに立面図で示
されている。図示されているように、位置センサーディ
スク240は、その周囲に相互に間隔をおいて、半径方
向を向く複数の短いスロット242を有している。セン
サーディスク240におけるスロットの数は、離散して
あるカムの停止位置の数に対応している。図示の実施例
の場合、位置センサーディスク240には8個所のスロ
ットがある。モーター148がシャフトを駆動すると、
位置センサーディスク240が回転し、その周囲は電子
光学的スイッチ244を通って動く。スロット242の
うちの1つが光学的スイッチの光路と揃ったときには必
ず、1つの電気信号が発生されてマイクロプロセッサに
伝達され、そこでマイクロプロセッサはモーター148
を停止させる信号を送る。“アドバンス/スタート”ボ
タン190が押されたときには、マイクロプロセッサは
モーター148をスタートさせる。モーターは、位置セ
ンサーディスク240にある次のスロット242が光学
的スイッチ244と揃うようになるまで動き続け、そこ
でマイクロプロセッサがモーターを停止させる。スロッ
トとカムが正確に合わされているので、クランピングブ
ロックの中にあるチュービングセットは、シーケンシャ
ルに開閉される。
【0050】図4において、クランピングシステム13
0の第4のクランピング・フィンガー144の動きに組
み合わされたマイクロスイッチ(図示せず)がある。第
4のクランプが開かれたとき(すなわち第4の注入の状
態の際)には、プランジャ250がプランジャばね25
2によって前方へと押されてマイクロスイッチを開にす
る。マイクロスイッチは1つの電気信号をマイクロプロ
セッサに送る。マイクロプロセッサは、この信号をイン
デクサ(つまり基準)として用い、それにより、その他
のクランピング位置を判定する。これにより、マイクロ
プロセッサは、表示板上で対応する位置/状態の表示灯
をシーケンシャルに点灯させることができる。
【0051】次に、この装置の操作を簡単に説明する。
最初にヒーターコード122をハウジング116に差込
み、プラグ188を壁のコンセントに差込む。主電源ス
イッチ184によってハウジングがスイッチ・オンにな
ったときに、患者から残留潅流液を除去するための予備
的排出が行われる。この予備的排出の後またはそれと同
時に、新潅流液容器(図2の頂部に示されている支持手
段108に引掛けられているとする)が加熱される。そ
れら容器が所要の温度に達するまでは、装置は潅流を行
わない。
【0052】しかし、その温度に到達したならば、使用
者は、ハウジング116の背面にあるスイッチ182を
用いて、自動サイクリングか、または手動サイクリング
かを選択することができる。自動サイクリングが選択さ
れたとしよう。そうすると、使用者はハウジングの正面
においてスイッチ190によって手順を開始することが
できる。
【0053】前述したように、2つの独立した運転の状
態がある。すなわち注入/滞留の動作段階と排出動作段
階である。注入/滞留の段階の間には、新潅流液容器7
2につながっているチュービングセットのうちの1つ
が、適当なカム146の作動とそれに対応するクランピ
ング・フィンガー144の効果によって開けられる。そ
の他の受け容器70に接続されているセットを含むすべ
てのチュービングセットは、患者につながっている導管
76を除いて、固く閉じられている。そこで、開いてい
るチュービングセットに接続されている加熱された潅流
液が空になるまで完全に患者の体内に入る。その潅流液
は、予め設定された時間、つまり注入/滞留の時間設定
によって確定された時間の間、患者の内部に留まる。注
入/滞留の時間が終わると排出の段階が始まる。排出段
階の間には、新潅流液容器につながっているチュービン
グセットのすべてが閉止される。受け容器70につなが
っているチュービングセットだけが開いている(もちろ
ん、患者への導管76も開いているが)。この状態にお
いて、患者62の腹腔64から使用済み潅流液が受け容
器70へと排出される。排出段階(排出時間の設定によ
って確定されている)の終わりにおいて、もし患者が所
定の最小容量の使用済み潅流液を受け容器70に流出さ
せ得なかったならば、警報が発せられる。警報が発せら
れたならば、装置は、次の注入/滞留の期間に切り換わ
らない。しかし、排出の警報が出なかったならば、機械
は次の注入/滞留段階へと進行し、別の新潅流液容器の
内容物が空になるまで患者62の腹腔64の中に入るこ
とができる。次に、機械は自動的に排出段階に入る。上
記のサイクルが、すべての新潅流液容器の内容物が、個
々に、そして選択的に使い尽されるまで繰返される。望
ましいモードにおいては、最後の潅流液容器の内容物が
患者の中に入りきった後に自動の行動は停止される。そ
の注入/滞留段階の終わりに当っては、患者は、最後の
潅流液の容量を保持するか、またはそれを排出させるか
を選択できる。
【0054】さらに1つの望ましい実施例においては、
自動モードの作動中に、いずれかの排出の状態の中で警
報が出る何らかの状態が起ったならば、機械は、可聴で
可視の警報を出し、その警報状態が修正されない限り
は、次の注入/滞留段階に進行しない。
【0055】前述したように、この装置は自動モードと
手動モードのどちらででも運転できる。
【0056】手動モードにおいても、同じ最初のパラメ
ータ設定、すなわち、注入/滞留の時間、ドレーンの時
間、および溶液の容積(各々の新潅流液容器の容量)が
選択される。
【0057】最初にスイッチが入れられたとき、機械は
先ず、新しい潅流サイクルの開始の前に、腹腔の中に余
分の液があった場合にそれを流出させるために、排出の
状態に入る。最初の排出の終わりには、(その排出が
「排出時間」として設定された時間の一部であっても全
部であってもよい)、機械は「終り状態」を可聴の音で
知らせる。そこで使用者は、装置を第1の注入/滞留の
段階に入れるために“アドバンス”スイッチ190(図
3a)を押す。このとき新潅流液容器は所要の温度まで
加熱されていると仮定する。そこで、第1の潅流液容器
の内容物が患者に移行され、注入/滞留の時間の終わり
には、可聴の「終り状態」の警報が再び鳴る。再び“ア
ドバンス”スイッチを押すと、装置は次の排出の状態へ
と進行する。このことが、すべてのPD溶液容器が使い
尽されそれぞれ排出されてしまうまで、繰返される。
【0058】しかし、自動のモードにおけるのと全く同
様に、もしいずれかの排出期間中に排出警報が出される
何らかの状態が起ったならば、その警報状態が修正され
るまでは、機械は次の注入/滞留の段階に移行すること
ができない。
【0059】ここで指摘しておきたいことは、図8によ
って説明したような従来の腹膜潅流装置と比較しての本
発明の装置の1つの大きな利点が、複数の新潅流液バッ
グの内容物を混合しないことにある、ということであ
る。本発明の装置は、運転の間に潅流液容器を個別的に
選択する。このことにより、潅流液容器の個々のものを
相異なる薬物、場合によっては混合不可の薬物をもって
処方するということが可能になる。これらの新奇な特性
の故に、本発明の装置は、比較的に小型であり、運転が
容易であり、極めて融通性に富む。さらに、この装置
は、比較的に少ないチュービングセットの構成部分、お
よび最小限の警報装置しか必要としない。
【0060】自動のモードでは、本発明の装置は、IP
DおよびCCPDの処置のために用いられる。手動のモ
ードでならば、この装置は、手動PD、強化ケアPDお
よびCAPDの処置のために用いられる。 強化ケア この新しいPD装置は、各潅流液容器を別々に、混合不
可の薬物をもって処方することを可能にする。この装置
はまた、相異なる時期に患者に相異なる処方を投与する
ことが可能になる。このことは、感染媒体(腹膜炎)を
もった患者を処置するために理想的である。溶液の容器
が、抗生物質をもって選択的に処方されうるので、運転
のコストが相当に減る。 手動PD この新しい装置によって、溶液の容器が選択的に使用さ
れるので、強度が相異なるブドウ糖の潅流液容器を互い
違いにすることが容易である。この装置は、新しいカテ
ーテルをつけている患者のために使用可能である。この
装置は、腹膜炎をもっている患者のPD“洗浄”のため
に使用できる。装置を用いることにより感染率が減る。
この装置は、なお、日常的な手作業をなくすることによ
り、診療所員の貴重な時間を節約する。したがって、よ
り多くの有意義な時間を患者のケアに向けることができ
る。 CAPD この新しい装置は、個々の溶液の容器を選択する故に、
CAPDに理想的に向いている。手動モードにおいて、
注入/滞留の時間は、通例のCAPDの滞留時間として
要求されるように4ないし6時間の間に設定できる。独
特な迅速結合キャップ(1991年1月8日付、Josep
h.E.Dadson らに対する米国特許第4,983,161
号)を用いることにより、患者は、各注入/滞留段階の
注入の後に、チュービングセットを安全に外すことがで
きる。本発明を用いることにより、PDの腹膜炎罹患率
を減らすと言われている望ましい“注入前フラッシン
グ”の状態を達成することができる。
【0061】本発明の装置と、それに組み合う簡単なチ
ュービングセットを用いるならば、使い捨てセットの毎
日の全体コストは、現行のCAPDの使い捨て「Y型」
セットのそれよりもはるかに少ない。この装置は、潅流
液を理想的な体温まで加熱してその温度を保つ故に、C
APD潅流の効率(それは温度に依存する)が大いに改
善される。
【0062】CAPDのためには、この新しいPD装置
は1日に1回だけ、望ましくは朝のうちに準備される。
そうすれば、各々の液交換のための接続と切り離しが迅
速に行われる。したがって、このことは、 (1)現行における患者の疲れをなくする。
【0063】(2)最初の準備を助けてやれば、老年患
者にとって自らの処置を行うことが容易になる。
【0064】(3)現行では4回の診療所員による家庭
訪問看護をただの1回にまで減らし、それにより、家庭
訪問のコストを半分以下まで減らす。
【0065】(4)最初の準備を親が助けてやった後
は、若年の患者が自らの潅流液の交換を安全に行うこと
ができる。このことは、必要な自尊心と、ある程度まで
の独立心を若年者に与えることになる。
【0066】ここで特記しておくべきことは、本発明を
用いては、CAPDの患者がチュービングセットに接続
され直す度に、先ず「排出」が行われ、それにより、そ
の患者に再び潅流液が注入されるよりも前に、セットが
洗滌されて、バクテリアによる汚染の可能性が除去され
るということである。したがって、CAPDの手順にお
いて、腹膜炎発病率が大いに減ることになる。 IPDとCCPD CCPDとIPDの違いは、 (i)滞留時間の長さ (ii)1週間当りの潅流液交換の回数 (iii)処置の時刻(つまり、CCPDはほとんど夜間に
行われる) だけである。
【0067】したがって、この新しい装置は、PDの様
式のこれら2つのタイプに用いるのに適している。何故
ならばそれはAPD装置だからである。
【0068】この装置を用いることによって、有史以来
始めて、CAPDの患者がCAPDとCCPDを交互に
行うことが可能になる。何よりも先ず、昼間のCAPD
と夜間のCCPDの組合せを用いることによって、在宅
患者は、1日24時間の間に行われる処置の時間を延長
できる。その結果、患者は自分の潅流の処置を1日おき
に行うことができるようになる。したがって、CAPD
の患者は、潅流治療を行わない日に、他の家族と共に過
すためとか、特別なプロジェクトまたは任務を引受ける
ため、または職業に従事するためのより有意義な時間を
もつことができる。
【0069】したがって、この装置は、臨床医が処方し
たPDの処置(手動PD、CAPD、CCPDまたはI
PD)を患者に、より高い効率、より少ないコスト、そ
してなお簡単さをもって施すことを可能にする。
【0070】ここで、ハウジング116の中に収容され
ているマイクロプロセッサまたは同等のユニットに用い
られるロジック流れ図を示す図5を見ることとする。
【0071】図5の最も上において、第1のブロック
は、装置がスイッチ・インされたことを示している(ス
テップ300)。それに続いているのが、自動運転か手
動運転かの選択(ステップ301)、注入/滞留の時間
の選択(ステップ302)、排出時間の選択(ステップ
303)、および各々の新潅流液容器に収容された液量
の選択(ステップ304)である。“スタート”190
(図3a)を押すと、患者の腹腔の中に残留している液
があったときにそれを除去する目的での最初の排出が始
まる(ステップ305)。ドレーンの時間は、選択され
た時間、またはその一部分でもよい。
【0072】自動サイクリングになっていると仮定する
ならば、それから装置は、注入/滞留を行い(ステップ
306)、それからは、自動的に排出の段階に行く(ス
テップ308)。それとは対照的に、もし手動運転が選
択されていたのであれば、装置は、注入/滞留の段階の
後に停止し、「終り状態」を表示し、「アドバンス」の
ボタンが押されることを待つ(ステップ307)。その
ボタンが押されたならば、装置はドレーンの期間へと行
く(ステップ308)。
【0073】ドレーンの期間の終わりにおいて、ロジッ
クは、重量計量手段からの信号が受信されたか否かを尋
ねる(ステップ309)。もし答がノーであれば、それ
は、患者から不十分な量の液しか流出しなかったことを
意味するので、その結果は、プロセスを停止し、可聴お
よび/または可視の警報を表示させることとなる(ステ
ップ310)。
【0074】もし答がイエスであれば、そのとき手順の
進行が正常なのであるから、自動サイクリングの場合な
らば、装置は直ちに、別の新潅流液を用いての注入/滞
留の段階(ステップ306)へ戻る。ロジックは矢印2
03に沿って、最初の注入/滞留の段階(ステップ30
6)の実行に戻る。
【0075】しかし、手動運転の場合ならば、排出が実
行された後に装置は停止し、「終り状態」の信号を表示
し、“アドバンス”ボタンが押されるのを待つ(ステッ
プ311)。そのボタンが押されたならば、装置は、次
の新潅流液バッグを用いての注入/滞留の段階(ステッ
プ306)へと戻る。
【0076】矢印203に沿ってのループ戻りは、3回
だけ起ることが許されており、したがって、4つのバッ
グのすべてが使い尽される。当然のことであるが、もし
装置が4つより多いか、またはより少ない数のバッグを
組込むように設計されているならば、矢印203に沿っ
てのループ戻りの許容回数が違って来る。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、1つのマ
ニホルドと、廃潅流液の受け容器と、複数の新潅流液を
支持する支持手段と、支持手段上において潅流液容器を
加熱する加熱手段と、マニホルドとカテーテルとが接続
される第1の導管と、マニホルドと受け容器とが接続さ
れる第2の導管と、複数の新潅流液容器が個別にマニホ
ルドに対応して接続される少なくとも2本の第3の導管
と、少なくとも第2の導管と第3の導管とが選択的に閉
止されるクランピング手段と、自動モードのときにはク
ランピング手段を制御して、新潅流液容器ごとに、第1
の所定時間の注入/滞留の段階に第3の導管の1つと第
1の導管とを開いて他の導管を閉じ、第2の所定時間の
排出の段階に第1と第2の導管を開いてその他の導管を
閉じる動作を全潅流液容器について繰返す電子的制御手
段と、不十分な排出液量を検出したとき電子的制御手段
にその情報を送る安全手段と、所定の時間が選択される
手動選択手段とを設けて、患者より上に新潅流液容器
を、患者より下に廃液受け容器をそれぞれ配置すること
により、従来必要とされた新潅流液を加熱するための新
潅流液受け容器と、廃液受け容器とは別の排出液量検出
のためのドレーンバッグとが不要となって、主として重
力による新旧潅流液の流れに必要な装置の高さの制限が
緩和されるとともに、導管類のチュービングセットが簡
略化され、混合不可の薬物を含む複数の潅流液容器を同
時に装着してそれらを混合することなく個別に患者の腹
腔に潅流させることができるので、手動による腹膜潅
流、歩行可能(ambulatory)連続潅流(CAPD)、間
欠的腹膜潅流(IPD)、連続サイクリック腹膜潅流
(CCPD)のいずれにも使用可能で、しかも病院では
もちろん在宅の患者にも利用できる簡便な腹膜潅流装置
とその潅流方法が提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の腹膜潅流システムの概略図である。
【図2】本発明の一実施例の斜視図である。
【図3】図3a、3b、3cは図2の実施例の主たる制
御のための構成部分の、それぞれ、正面、側面および背
面の立面視図である。
【図4】図3aの制御ユニットの一部のクランピング機
構の斜視図である。
【図5】本発明の腹膜潅流方法の一実施例のフローチャ
ートである。
【図6】制御ハウジングの一部分の垂直方向の断面図に
おいて、流出液受け容器(バッグ)の重量を検出するた
めの方法を示している図である。
【図7】カム式のクランピング機構と共に用いられる位
置センサーの幾分概略的な、それぞれ側面と正面の立面
図である。
【図8】本発明の改善がなかった場合の従来技術のシス
テムの概略図である。
【符号の説明】
10 新潅流液バッグ 12 患者 14 ベッド 16 腹腔 18 カテーテル 20 導管 22 チャンバー 24,26 導管 28 ドレーンバッグ 30 導管 32 チャンバー 34 導管 36 廃液受け容器 38,40 導管 42 受け容器 44 ヒーター 46 導管 48 分岐点 50 クランピング装置 60 腹膜潅流装置 62 患者 64 腹腔 66 カテーテル 68 マニホルド 70 受け容器 72 新潅流液容器 74 ヒーター 76,78,80,82,84,86 導管 90 ベース部分 92 プレート 94 アーム 96 第1の垂直のポスト部分 98 アーム(100の) 100 U字形の中間部分 102 U字形のベース 104 第2の垂直のポスト部分 106 アーム(100の) 108 支持手段 110 台形の壁(108の) 112 フランジ(108の) 114 バッグハンガー 116 ハウジング 118 ねじ付きファスナー 120 ボアー 122 電力コード 126 電力ケーブル 130 クランピング機構(全体) 132 底部プレート 134 左側面プレート 136 頂面プレート 138 右側面プレート 139 凹所 140 クランピング・ドア 142 ゴムパッド 144 クランピング・フィンガー 146 カム 148 電動モーター 150 減速装置 152 間隔用ピン 154 リード線 156 掛け金 158 受け金具 160,162 スロット 180 選択ボックス 182 スイッチ(自動/手動) 184 電源スイッチ 186 ヒューズ 188 電力プラグ 190 “スタート/アドバンス”スイッチ 192,194,196 LED 200 垂直方向アーム 202 計量アーム 213 水平支持材 216 リングブッシング 223 200の上端部 226 ばね 228 プレート 230 ハウジングの底面壁 232 シャフト 234 平歯車 236 ラック 240 位置センサーディスク 242 スロット 244 光学的スイッチ 250 プランジャ 252 プランジャばね 300〜311 動作フローステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジヨーゼフ イー. ダツドソン カナダ国 エル4イー 2イー1 オンタ リオ州 リツチモンド ヒル ハロー ス ミス プレイス 7 (72)発明者 マヘシユ アガーウオール カナダ国 エル3エス 2ダブリユエス オンタリオ州 マークハム グランツ プ レイス 7

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腹腔を患者用カテーテルにつながれた患
    者に腹膜潅流を行うための装置であって、 1つのマニホルドと、 廃潅流液の受け容器と、 複数の新潅流液容器を支持する支持手段と、 前記支持手段上において潅流液容器を加熱する加熱手段
    と、 前記マニホルドと前記患者用カテーテルとが接続される
    第1の導管と、 前記マニホルドと前記の受け容器が接続される第2の導
    管と、 前記マニホルドと複数の新潅流液容器とが個別に対応し
    て接続される少なくとも2本の第3の導管と、 少なくとも前記の第2の導管と前記第3の導管とが選択
    的に閉止されるクランピング手段と、 前記装置の動作を制御する電子的制御手段、すなわち、
    1つの自動のモードのとき前記クランピング手段を制御
    して、第1の所定の時間の注入/滞留の動作段階、すな
    わち、第1の導管と、新潅流液容器のうちの1つに至る
    第3の導管の1つとの両者が開かれ、その他の導管が閉
    じられ、潅流液容器の垂直方向のレベルが患者のそれよ
    りも上にある限りは、潅流液が重力によって患者の腹腔
    に入り、そこに留まる動作段階と、第2の所定の時間の
    排出の動作段階、すなわち第1と第2の導管が共に開か
    れ、その他の導管が閉じられ、患者の垂直方向のレベル
    が前記受け容器のそれよりも上にある限りは、廃潅流液
    が重力によって患者の腹腔から前記受け容器へ流出する
    動作段階との2つの動作段階を新潅流液容器ごとにすべ
    ての潅流液容器が使われるまで繰返して行わせる電子的
    制御手段と、 排出の期間の間に、患者の腹腔から十分な量の潅流液が
    排出されたか否かを判定し、潅流液の流出量が不十分な
    ときは、次の注入/滞留の期間に移行しないように前記
    判定の情報を前記電子的制御手段に送る安全手段と、 前記第1と第2の所定の時間が選択される選択手段とを
    有する腹膜潅流装置。
  2. 【請求項2】 安全手段は、受け容器の重量を計量し、
    受け容器の重量が所定値を超えたときに信号を発生する
    重量計量手段と、その信号を電子的制御手段に送出する
    手段とを含み、 さらに使用者により容器中の新潅流液の液量が入力され
    る選択手段を含んでいて、前記の電子的制御手段が、前
    記入力から、排出の期間に患者から排出されるであろう
    廃潅流液の量を算出する廃液量算出手段を含む請求項1
    に記載の腹膜潅流装置。
  3. 【請求項3】 水平方向に移動可能なベース部分と、前
    記ベース部分に固定された第1の垂直ポスト部分と、前
    記ポスト部分の頂部に固定されしかも底部が前記ポスト
    部分から横方向に張り出したU字形の中間部分と、前記
    U字形の上部に固定されて実質的に前記第1の垂直ポス
    ト部分の垂直線上にあり、支持手段を典型的なベッドの
    高さよりも上の垂直方向高さで支持する第2の垂直ポス
    ト部分とを含む懸架装置と、 クランピング手段と電子的制御手段を含む制御ユニット
    部がU字形部分の中に配置され、 装置のすべての構成部分の重量が、概して2つの垂直ポ
    スト部分の共通の軸線に荷重される請求項1に記載の腹
    膜潅流装置。
  4. 【請求項4】 水平方向に移動可能なベース部分と、前
    記ベース部分に固定された第1の垂直のポスト部分と、
    前記ポスト部分の頂部に固定されかつ、底部が前記ポス
    ト部分から横方向に張り出したU字形の中間部分と、前
    記U字形の上部に固定されて実質的に前記第1の垂直ポ
    スト部分の垂直線上にあり支持手段を典型的なベッドの
    高さよりも上の垂直方向高さで支持する第2の垂直ポス
    ト部分とを含む懸架装置と、 クランピング手段と、重量の計量手段と、電子的制御手
    段とを収容し、前記U字形の部分の中に配置される制御
    ハウジングを含み、 装置のすべての構成部分の重量が、概して前記2つの垂
    直ポスト部分の共通の軸線に荷重されることによりベー
    ス部分の横方向への張出しが最小限になる請求項2に記
    載の腹膜潅流装置。
  5. 【請求項5】 電子的制御手段は、さらに手動モードを
    有し、そのモードでは電子的制御手段が、各動作段階の
    後に停止し、手動の進行の指令を受けるまでは新しい動
    作段階を始めない請求項1に記載の腹膜潅流装置。
  6. 【請求項6】 安全手段が、 受け容器が吊架されるハンガーと、 1つの支持手段と、 前記ハンガーと前記支持手段との間が、受け容器の重量
    が増すにつれて前記支持手段に対してハンガーが下降す
    るように作動的に連結されるバイアス手段と、前記ハン
    ガーと前記支持手段とが、ハンガーが下降するにつれて
    ピニオンが回転するように組み合わされたラック・ピニ
    オン手段と、 前記ピニオンの回転を検出して、そのピニオンの回転に
    基づく情報を電子的制御手段に伝達する電子的検出手段
    とを含む請求項1に記載の腹膜潅流装置。
  7. 【請求項7】 バイアス手段がコイル形の圧縮ばねを含
    む請求項6に記載の腹膜潅流装置。
  8. 【請求項8】 ハンガーが、1つの水平部材と、前記水
    平部材の中間の位置に結合されそこから上方に延びる垂
    直部材と、前記垂直部材の頂部付近に結合された水平支
    持材と、垂直の部材を包囲し前記水平支持材を支持手段
    に対して上方に動かす力を発生するコイル形の圧縮ばね
    とからなり、ピニオンが、前記水平支持材とともに垂直
    方向に移動可能で、しかも前記水平支持部材に対して回
    転可能であるように前記の水平支持材に取付けられ、ラ
    ック・ピニオン手段が、ピニオンの歯と係合する歯を有
    して支持手段に固定されたラックを含む請求項6に記載
    の腹膜潅流装置。
  9. 【請求項9】 腹腔を患者用カテーテルにつながれた患
    者に腹膜潅流を行う方法であって、1つのマニホルド
    と、廃潅流液の受け容器と、複数の新潅流液容器を支持
    する支持手段と、前記支持手段上において潅流液容器を
    加熱する加熱手段と、マニホルドと患者用カテーテルが
    接続される第1の導管と、前記マニホルドと前記の受け
    容器とが接続される第2の導管と、マニホルドと対応す
    る数の新潅流液容器とが個別に接続される少なくとも2
    本の第3の導管と、前記の各導管を選択的に閉止できる
    クランピング手段とを含む装置を用いて、 前記クランピング手段を制御する電子的制御手段によ
    り、自動のモードの場合は前記装置を制御して、 第1の所定の時間の間の注入/滞留の動作段階、すなわ
    ち、第1の導管と、新潅流液容器のうちの1つに至る第
    3の導管の1つとの両者が開かれ、その他の導管が閉じ
    られ、潅流液容器の垂直方向のレベルが患者のレベルよ
    りも上にある限りは、潅流液が重力によって患者の腹腔
    に入り、そこに留まる動作段階と、 第2の所定の時間の間の排出の動作段階、すなわち、第
    1と第2の導管が共に開かれ、その他の導管が閉じら
    れ、患者の垂直方向のレベルが前記受け容器のレベルよ
    りも上にある限りは、廃潅流液が重力によって患者の腹
    腔から前記受け容器へと排出する動作段階との2つの動
    作段階を循環して行わせる第1のステップと、 前記排出段階の間に、患者の腹腔から十分な量の潅流液
    が排出されたか否かを判定し、排出された潅流液の量が
    不十分なときは、前記判定結果の情報を電子的制御手段
    に送り次の注入/滞留の期間に移行しない第2のステッ
    プと、 前記の第1と第2のステップを別の新潅流液容器ごとに
    繰返し、それら容器のすべてが使われるまでそれを続け
    る第3のステップを含んでいる腹膜潅流方法。
  10. 【請求項10】 第2のステップは、受け容器とその内
    容物の重量のモニタリングを含む請求項9に記載の腹膜
    潅流方法。
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