JPH0512U - 移植機の苗選別搬送装置 - Google Patents

移植機の苗選別搬送装置

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JPH0512U
JPH0512U JP5517791U JP5517791U JPH0512U JP H0512 U JPH0512 U JP H0512U JP 5517791 U JP5517791 U JP 5517791U JP 5517791 U JP5517791 U JP 5517791U JP H0512 U JPH0512 U JP H0512U
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昌幸 梶
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株式会社サークル鉄工
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Abstract

(57)【要約】 【目的】苗供給コンベアから苗選別コンベアへの土付苗
の転送時点において、その後、良苗,不良苗の選別精
度、さらにはその他後続の搬送中の諸動作に悪影響を与
え、所期の移植を阻害する原因になるような土付苗の遊
び空処を無くし、正しい姿勢で土付苗を転送すること。 【構成】苗供給コンベア19が、その送出端部29より
先方の所要長さを、下端部が苗選別コンベア20の受入
端側の上方至近位置に達する下向きの縦走行部30とな
るように張架し、その縦走行部30に縦長コンベア33
が対向張架している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、紙筒苗等の土付苗を圃場に順次自動的に移植する移植機の苗選別 搬送装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、苗供給コンベアに受入した土付苗を苗選別コンベアで良苗と不良苗とに 選別し、良苗だけを苗植付器に搬送供給して所期の移植をするようにした各種の 移植機があり、特に、上記苗供給コンベアと苗選別コンベアとからなる苗選別搬 送装置としては、例えば特公平3−7322号に記載されているものが知られて いる。
【0003】 この苗選別搬送装置では、苗供給コンベア1と苗選別コンベア2とは、いずれ も土付苗Pを機体の進行方向に直交する方向に搬送するものであるが、たがいに その搬送方向を反対にするとともに上下に所要の間隔をおいて架設され、その苗 供給コンベア1の送出端3と苗選別コンベア2の受入端4との間に、長短一対の 転送コンベア5,6を縦方向に張架している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記の長い転送コンベア5は、上端部7を苗供給コンベア1の送出端3の前側 に対向させていて、苗供給コンベア1の送出端3と押え輪8との間から突出した 土付苗Pを、後続の土付苗Pから分離してその上端部7に受け止め、該苗供給コ ンベア1より速い速度で下方に搬送するものであって機械的にも機能的にも格別 問題は認められない。
【0005】 これに対し、上記の短い転送コンベ6は、その上端部9を苗供給コンベア1の 送出端3の下側に位置させた状態で長い転送コンベア5と対向していて、その長 い転送コンベア5とで土付苗Pを挟持し、その挟持状態で土付苗Pを苗選別コン ベアの受入端に向け下方に搬送するものであるが、その土付苗が、長短両転送コ ンベア5,6で挟持される前に、短い転送コンベア6の上端部9の円弧辺部分と 苗供給コンベア1の送出端3の円弧辺部分との間に形成されている空隙10に対 向したところで揺動し、土抜けを起こしたり、姿勢を乱したりする。
【0006】 この土付苗Pの上記空隙10における揺動による土抜けや姿勢の乱れは、苗選 別コンベア2への受渡し自体や良苗,不良苗の選別精度、さらにはその他の後続 の搬送中諸動作に悪影響を与え、結局は正しい移植を阻害する憂いがあった。 そこで、この考案は、苗供給コンベアと転送コンベアとの間に上記のごとき空 隙ができない構成とすることによって、かかる問題を解消しようとするものであ る。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案の移植機の苗選別搬送装置は、機体16の進行方向と直交する方向に 土付苗Pを搬送する苗供給コンベア19と、同じく移植機機体16の進行方向と 直交する方向ではあるが苗供給コンベア19とは反対の方向に土付苗P搬送する 苗選別コンベア20とを、上下に所要の間隔hをおいて重合架設してなる。 上記苗供給コンベア19は、その送出端部29より先方の所要長さを、下端部 が上記苗選別コンベア20の受入端側の上方至近位置に達する下向きの縦走行部 30となるように張架している。 また、縦走行部30とで土付苗Pを挟持搬送する縦長コンベア33が該縦走行 部30に対向張架している。
【0008】 上記縦走行部30とで土付苗Pを挟持搬送する縦長コンベア33は、その上端 部34を、後述の実施例におけるように、苗選別コンベア20の送出端部29の 前方に対向するように設置しておいて、送出端部29から突出する土付苗Pを後 続の土付苗Pから分離するように機能させる他に、当該位置に単独の分離輪を軸 架し、縦長コンベア33には縦走行部30とで専ら分離後の土付苗Pを挟持搬送 させるだけに機能する構成とすることもできる。
【0009】
【作用】
苗供給コンベアにより密接列状にして供給される土付苗は、該苗供給コンベア の送出端部とそれに続く縦走行部とに当接した状態において、それらと縦長コン ベアとで挟持されて下方へ搬送され、途中で揺動して土抜けを起こすとか姿勢を 崩すとかいうようなことがない。
【0010】
【実施例】
Aはこの考案の実施例である苗選別搬送装置aとそれに連続する苗振分け供給 装置bとからなる苗供給装置で、この苗供給装置Aは、コルター12,駆動輪1 3,左右一対の苗植付器14,14およびオプナー15,15等を装備した本移 植機の機体16の中央に搭載設置され、その前方の座席17に座った作業員が後 方の苗台18に載置してある土付苗Pを苗選別搬送装置aに補給することによっ て、その土付苗Pのうち選別された良苗だけが苗植付器14,14により圃場に 植え付けられるようになっている。
【0011】 苗選別搬送装置aは、機体16の進行方向と直交する矢印イ方向に土付苗Pを 搬送する横向きの苗供給コンベア19と、同じく機体16の進行方向と直交する 方向ではあるが苗供給コンベア19とは反対の矢印ロ方向に土付苗P搬送する横 向きの苗選別コンベア20とを、上下に所要の間隔hをおいて重合架設している ものである。
【0012】 苗選別コンベア20は、土付苗Pの根先部21を支持する根先部支持ベルト2 2、根幹部23を支持する根幹部支持ベルト241 と242 、葉部25を支持す る葉部支持ベルト26、この葉部支持ベルト26とで葉部25を上下方向におい て挟持する葉部挟持ベルト27等からなる。
【0013】 これら根先部支持ベルト22、根幹部支持ベルト241 と242 、葉部支持ベ ルト26および葉部挟持ベルト27等は互いに平行に架設され、かつ、根幹部支 持ベルト241 と242 との間には落とし口28を形成している。
【0014】 根先部支持ベルト22、根幹部支持ベルト241 および葉部支持ベルト26の 受入端側(図2〜4の右側)に受入された土付苗Pは矢印ロ方向に搬送され、そ れが所要の大きさに成長した葉部25を有する良苗であるときは、その葉部25 が葉部支持ベルト26と葉部挟持ベルト27に挟持された状態で落とし口28を 通過して根幹部支持ベルト242 に達し、さらに次段のコンベア(後記揃列搬送 コンベア49)へ引き続き搬送される。
【0015】 葉部25が無いか成長が不十分な不良苗であるとき、その土付苗Pは、葉部支 持ベルト26および葉部挟持ベルト27による支持もしくは挟持がないためバラ ンスを崩し、落とし口28から脱落し系外に排出される。 すなわち、苗選別コンベア20は、土付苗Pを一旦受入端側にするが結局は良 苗である土付苗Pだけを選別して次段の揃列搬送コンベア49へと搬送するもの である。
【0016】 苗供給コンベア19は、その送出端部29より先方の所要長さを、それが下向 きに走行する縦走行部30となるように上部案内ローラ31と、その下方であっ て上記苗選別コンベア20の受入端側の上方至近位置に軸架した下部案内ローラ 32との間に張架している。
【0017】 33は上記縦走行部30に対向張架した縦長コンベアで、上端部34を苗供給 コンベア19の上記送出端部29の前方に対向位置させるとともに下端部35を 苗選別コンベア20の受入端側の上方至近位置に位置させるように、上部および 下部案内ローラ36,37に巻回している。
【0018】 苗供給コンベア19により従来と同様密接列状にして供給される土付苗Pは、 送出端部29とその上方の押え輪38との間から突出したところで、縦長コンベ ア33に当接し、その縦長コンベア33と送出端部29および縦走行部30とで 引き続き挟持した状態のまま下方へ搬送され、苗選別コンベア20の受入端側に 送出される。
【0019】 39は縦長コンベア33の下端部35と苗選別コンベア20の受入端側との間 に設けた案内片、40は苗供給コンベア19の縦走行部30の内側に設けた受け 片、41は縦長コンベア33の内側に設けた受け片で、それぞれ土付苗Pの搬送 を円滑にするためのものである。
【0020】 bは上記構成の苗選別搬送装置aが選別搬送した良苗である土付苗Pを、左右 の苗植付器14,14に振り分けて供給する苗振分け供給装置で、それは、振分 け転送機構部42と、その振り分けられたものを分岐誘導する左右の分岐転送機 構部43,43と、さらにそれを苗植付器14,14に供給する供給転送機構部 44,44とからなる。
【0021】 これらの振分け転送機構部42、分岐転送機構部43,43および供給転送機 構部44,44は、3軸に巻回支承した上段左右のベルト45,45、下段左右 ベルト46,46と、その外方に2軸に巻回支承した外側左右ベルト47,47 とによって、ほぼ左右対称(図2において)に構成されている。
【0022】 48は振分け転送機構部42と分岐転送機構部43,43との境界部を形成す る空隙に軸架した振分けカムで、この振分けカム48は、苗選別搬送装置aによ って選別され、引き続いて揃列搬送コンベア49で揃列密接し、その後に押え輪 50との間から送出され、振分け転送機構部42に所定の間隔で転送されてくる 土付苗Pを、左右の分岐転送機構部43,43に交互に振分けるためのものであ る。
【0023】
【考案の効果】
以上述べたところから明らかなように、この考案の移植機の苗選別搬送装置に よれば次の効果を奏する。
【0024】 苗供給コンベアが、その送出端部より先方の所要長さを、下端部が苗選別コン ベアの受入端側の上方至近位置に達する下向きの縦走行部となるように張架して いるので、土付苗は、その苗供給コンベアの送出端部とそれに続く縦走行部とに 当接した状態で、それらと縦長コンベアとで挟持されて下方へ搬送される。 すなわち、途中で揺動して土抜けを起こすとか姿勢を崩すとかいうような不都 合を惹起しない。したがって、苗選別コンベアへの受渡し自体や良苗,不良苗の 選別精度等に悪影響を与えることなく、常に正しい移植を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の苗選別搬送装置の実施例を搭載した
移植機の概略側面図である。
【図2】この考案の苗選別搬送装置の実施例の全体正面
図である。
【図3】同上の平面図である。
【図4】同上の要部正面図である。
【図5】従来公知の苗選別搬送装置の全体正面図であ
る。
【符号の説明】
P 土付苗 h 間隔 16 機体 19 苗供給コンベア 20 苗選別コンベア 29 送出端部 30 縦走行部 33 縦長コンベア 34 上端部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体の進行方向と直交する方向に土付苗を
    搬送する苗供給コンベアと、同じく機体の進行方向と直
    交する方向ではあるが苗供給コンベアとは反対の方向に
    土付苗を搬送する苗選別コンベアとを、上下に所要の間
    隔をおいて重合架設してなる移植機の苗選別搬送装置に
    おいて、上記苗供給コンベアが、その送出端部より先方
    の所要長さを、下端部が上記苗選別コンベアの受入端側
    の上方至近位置に達する下向きの縦走行部となるように
    張架するとともに、その縦走行部とで土付苗を挟持搬送
    する縦長コンベアを該縦走行部に対向張架してなること
    を特徴とする移植機の苗選別搬送装置。
  2. 【請求項2】機体の進行方向と直交する方向に土付苗を
    搬送する苗供給コンベアと、同じく機体の進行方向と直
    交する方向ではあるが苗供給コンベアとは反対の方向に
    土付苗を搬送する苗選別コンベアとを、上下に所要の間
    隔をおいて重合架設してなる移植機の苗選別搬送装置に
    おいて、上記苗供給コンベアが、その送出端部より先方
    の所要長さを、下端部が上記苗選別コンベアの受入端側
    の上方至近位置に達する下向きの縦走行部となるように
    張架するとともに、上記送出端部の前方に分離輪を対向
    軸架し、かつ、上記縦走行部とで土付苗を挟持搬送する
    縦長コンベアを該縦走行部に対向張架してなることを特
    徴とする移植機の苗選別搬送装置。
JP1991055177U 1991-06-21 1991-06-21 移植機の苗選別搬送装置 Expired - Lifetime JP2529142Y2 (ja)

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