JPH05129954A - アナログ/デジタル変換回路 - Google Patents

アナログ/デジタル変換回路

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JPH05129954A
JPH05129954A JP3286588A JP28658891A JPH05129954A JP H05129954 A JPH05129954 A JP H05129954A JP 3286588 A JP3286588 A JP 3286588A JP 28658891 A JP28658891 A JP 28658891A JP H05129954 A JPH05129954 A JP H05129954A
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JP
Japan
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analog
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digital
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Application number
JP3286588A
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English (en)
Inventor
Shusaku Shimada
修作 島田
Hitoshi Fukuzawa
均 福澤
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デジタルのローパスフィルを用いた構成のA
/D変換回路で使用するA/D変換器以上分解能を持つ
特性を持ちながら周波数帯域を広げたものを実現するこ
と。 【構成】 アナログ/デジタル変換手段と、ここから出
力した信号の高周波成分を除去するローパスフィルタ
と、アナログ/デジタル変換手段からの信号とローパス
フィルタからの信号を減算する減算器と、その出力を絶
対値化し設定値とを比較し、その値の大きさの関係で出
力レベルを変化させるコンパレータと、前記アナログ/
デジタル変換手段からの信号とローパスフィルタからの
信号とを、前記コンパレータからの出力信号で切り換え
て出力するスイッチを設けたことを特徴とするアナログ
/デジタル変換回路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログ/デジタル変
換回路分解能の周波数特性の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】アナログ/デジタル変換器(以下A/D
変換器と呼ぶ)の性能を示すものとして、高速性と高分
解能性がある。たとえば高速化が図られればより高い周
波数の電気信号を解析することができ、また高分解能化
が図られればより細かく電気信号の変化分を捕らえるこ
とができ、たとえばデジタルオシオスコープ等でその信
号を表示する場合滑らかに表現される。A/D変換器で
は、高分解能性を実現するためには、ビット数を増やし
て分解能を上げていた。ところが、ビット数が増加する
と、素子数が増加する。とりわけ高速A/D変換器とし
て用いられているフラッシュ型A/D変換器では、1ビ
ット増やすとその素子数がほぼ倍になるため、集積度を
上げてもチップ面積が増えてゆく、もしくは消費電力が
非常に増加する等といった問題のために、ビット数を増
加するといった手段だけで分解能を上げることには限界
がある。従来からこのような不具合を解決するため、A
/D変換器によってA/D変換されたデジタル信号を、
デジタルのローパスフィルタに入力し、量子化ノイズを
取り除くことで、使用したA/D変換器のビット数以上
の分解能をもつA/D変換回路を構成して用いていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この構成の回路では、
ローパスのデジタルフィルタを通過するため周波数帯域
がさがり、矩形波等の立ち上がりの早い波形は、例えば
オシロスコープ等で観測した状態でいうと、いわゆる波
形がなまって(角になるべきところで丸みがついて)観
測される。本発明は上記の課題を解決しようとしたもの
であり、デジタルのローパスフィルを用いた構成のA/
D変換回路で周波数帯域を広げたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力されたア
ナログ信号をアナログ/デジタル変換するアナログ/デ
ジタル変換手段と、前記アナログ/デジタル変換手段か
らの信号を入力し、高周波成分を除去するローパスフィ
ルタと、前記アナログ/デジタル変換手段からの信号と
ローパスフィルタからの信号を減算する減算器と、前記
減算器からの信号を入力し絶対値化する絶対値化演算器
と、前記絶対値化演算器の出力値と設定値との大小比較
を行うコンパレータと、このコンパレータの出力に基づ
き前記絶対値化演算器の出力が設定値より大きい場合
は、前記アナログ/デジタル変換手段からの出力を選択
し、逆の場合は前記ローパスフィルタからの出力を選択
するスイッチを設けたことを特徴とするアナログ/デジ
タル変換回路である。
【0005】
【作用】入力信号の周波数を検出し、高周波領域では、
入力信号がデジタルフィルタを通過させないように切り
換えることで、周波数帯域を従来よりも広げることがで
きる。
【0006】
【実施例】図1は、本発明の基本構成図である。図にお
いて、1は入力端子でアナログ信号を入力する。2はA
/D変換手段で通常はA/D変換器(以下、ADCと呼
ぶ)を示し、入力端子1から入力された信号をA/D変
換する。3はデジタルローパスフィルタ(以下、LPF
と呼ぶ)で、具体的にはFIR型のLPFなどで実現
し、入力信号をデジタル化したときの量子化ノイズを遮
断し、高分解能化をはかる。4は減算器で、A/D変換
器2とLPF3から入力した信号の差を演算し出力す
る。5は絶対値化演算器で、減算器4から入力したデジ
タルデータを絶対値化する。6はコンパレータで、絶対
値化演算器5からの値とCPU等から設定されたデジタ
ル値oと比較し、その大小関係で出力レベルを切り換え
る。7はスイッチで、コンパレータ6からの出力レベル
で、出力端子8をA/D変換器2もしくはLPF3の出
力に接続させる。
【0007】このような、構成の動作を説明する。入力
端子1から入力したアナログの入力信号は、A/D変換
器2でA/D変換される。このデジタル信号は、LPF
3によって帯域制限される。減算器4ではA/D変換器
2出力であるもとのデータとLPF3の出力である帯域
制限されたデータとの減算が行われる。このことを図2
で説明する。図2の実線(a)はADC2のデジタル値
出力をアナログで図示したもので、破線(b)はLPF
3のデジタル値出力をアナログで図示したものである。
周波数が高くなると、LPF3の帯域はADC2の帯域
よりも低いので、出力ゲインに差がでる。この差は実線
(a)と破線(b)の離れ具合で示している。
【0008】この差はデジタル信号で示され、正弦波の
極大の部分では実線(a)の値から破線(b)の値を引
いたものは正の値であるが、極小の部分では実線(a)
の値から破線(b)の値を引いたものは負の値である。
このため減算器4の出力値は絶対値化演算器5で絶対値
に演算することが必要である。この絶対値化演算器5か
らの出力は、CPU等から設定されたデジタル値oとコ
ンパレータ6で比較される。デジタル値oは、具体的に
はA/D変換した値の3LSB分位の値と考えればよ
く、入力値から演算した値を用いるか、あるいは実際に
値を入力し設定した値を用いるか、といった設定方法が
考えられる。図3は、図1に示す各地点のデジタル値の
時間変動をアナログ的に図示するものである。実線
(a)、破線(b)は図1と同一のものであり、(c)
はコンパレータ6の出力、(d)は出力端8に表れる値
を示す。破線(b)の値が絶対値として、実線(a)よ
りも値oだけ小さくなっているときは、コンパレータ6
の出力(c)はHレベルになり、スイッチ7をADC2
の出力が(d)に表れるように切り換える。よって出力
(c)はHレベルの間は、実線(a)が出力(d)とな
り、出力(c)はLレベルの間は、破線(b)が出力
(d)となる。
【0009】図4は、入力信号が矩形波である場合の出
力を示すものである。このときは矩形の立ち上がり、立
ち下がりの部分は高周波成分が含まれているためスイッ
チ7は、ADC2の出力が(d)に表れるように切り換
わる。このため、A/D変換回路の出力における矩形波
のなまり等が改善される。
【0010】図2は、本発明の応用例の構成図である。
図において図1と同一のものは同符号を付ける。9は時
間幅変更手段で、コンパレータ6の出力である、パルス
の幅を設定により調節するものである。スイッチ7は時
間幅変更手段9の出力により切り換え動作を行う。10
はLPFで、入力信号をデジタル化したときの量子化ノ
イズを遮断するものである。このときの遮断周波数は、
LPF3よりも低い周波数を設定する。この場合、減算
器4はLPF10とADC2の出力を減算するものであ
る。この構成に於ける時間幅変更手段9とLPF10の
役割を説明する。時間幅変更手段9とは、図3で説明す
るコンパレータ6の出力(c)のパルス幅を拡大するも
のである。ここで時間幅が拡大するということは、差が
値oを越えた点の前後数点も値oを越えているのと等価
の結果をもたらすものである。したがって、正弦波を観
測している場合、極大、極小の点で差が値oを越える
と、実際の切替えは、差が小さいところで行われるた
め、波形表示器等の画面で観測する出力波形は滑らかに
なる。また、時間幅を充分に拡大すれば、正弦波の極
大、極小の点で差が値oを越える場合に、一周期全体が
値oを越えているのと等価にすることができ切り替わり
をなくすことができる。
【0011】LPF10は、入力信号の周波数の判断に
用いられるもので、この遮断周波数は、図6に示すよう
に、LPF3よりも低いから、LPF3の利得がまだ下
がらないうちにスイッチ7を切り換えることができる。
例えば図4に示すような矩形波が入力された場合、非常
に低周波すなわち直流に近い部分ですでにスイッチ7を
切り換えるから、平らな部分は平らに、変化のある部分
もそのまま出力するのでより忠実に入力されたアナログ
波形を解析できる。
【0012】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
り高分解能かつ高周波特性の良いA/D変換回路を実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成図である。
【図2】本発明の動作の説明図である。
【図3】本発明の動作の説明図である。
【図4】本発明の動作の説明図である。
【図5】本発明の応用例の構成図である。
【図6】本発明のLFPの特性を示す図である。
【符号の説明】
2 ADC 3 LPF 4 減算器 5 絶対値化演算器 6 コンパレータ 7 スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたアナログ信号をアナログ/デ
    ジタル変換するアナログ/デジタル変換手段と、 前記アナログ/デジタル変換手段からの信号を入力し、
    高周波成分を除去するローパスフィルタと、 前記アナログ/デジタル変換手段からの信号とローパス
    フィルタからの信号を減算する減算器と、 前記減算器からの信号を入力し絶対値化する絶対値化演
    算器と、 前記絶対値化演算器の出力値と設定値との大小比較を行
    うコンパレータと、 このコンパレータの出力に基づき前記絶対値化演算器の
    出力が設定値より大きい場合は、前記アナログ/デジタ
    ル変換手段からの出力を選択し、逆の場合は前記ローパ
    スフィルタからの出力を選択するスイッチを設けたこと
    を特徴とするアナログ/デジタル変換回路。
JP3286588A 1991-10-31 1991-10-31 アナログ/デジタル変換回路 Pending JPH05129954A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007116274A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Yokogawa Electric Corp フィルタ装置
JP2017534062A (ja) * 2014-11-14 2017-11-16 マイクロ モーション インコーポレイテッド 誤り率を減じるための方法及び装置

Cited By (3)

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